JP6894688B2 - 苗木保護カバー具 - Google Patents
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Description
また、上記の所定箇所の固着に代えて、合成樹脂製シートの両側部に係止部と被係止部とを配した苗木保護カバーも知られている(例えば、特許文献3等参照)。
一方、特許文献3に記載されるような苗木保護カバーは、シートの両側部が固着されないため、断面が円形となる筒状体であっても、運搬時は単なるシートを運搬するだけであるため嵩張ることはなく、また、製造時に折り目線を形成する工程や折り曲げる工程等を行うことは不要となり、また、単に合成樹脂製シートを打ち抜いただけで製造できるため大量生産に適し、更には、現地でシートを折り曲げることなく筒状体を形成できるため、作業が容易であるという点で優れている。
しかし、特許文献3に記載の苗木保護カバーにおける係止部と被係止部との係合は必ずしも十分なものとはいえず、そのため長期に亘って筒体の形状を維持することが困難であるという問題があった。
また、苗木保護カバーの多くは、筒状体を倒れ難くする支柱と一緒に苗木保護カバー具として提供されるものであるが、該支柱に筒状体を固定するために、別途、紐、結束バンド、固定リング等の固定具が必要となり、また、該固定具を用いて筒状体を固定する作業が必要となるため、作業が煩雑になり且つコスト高になるという問題がある。
被係止部とを配した樹脂シートと支柱とを備える苗木保護カバー具、即ち、係止部と被係止部との係合により長期に亘って筒体の形状を維持することができ且つ支柱に筒状体を固定するための固定具を必要としない苗木保護カバー具の提供を課題とする。
[1]
樹脂シートと、支柱とからなる苗木保護カバー具であって、
前記樹脂シートは、両側部に前記樹脂シートの湾曲又は折曲により形成される筒体の形状を保持可能な複数の係止構造を備えるものであり、
前記係止構造は、前記樹脂シートの一方の側部に設けられた係止部と、これに対向するもう一方の側部に設けられた該係止部と係合する被係止部からなるものであって、係合部分を前記支柱が通り抜け可能であることを特徴とする苗木保護カバー具、
[2]
前記係止部は、両側方の切り欠き部の形式により、該切り欠き部の縁より互いに近接するように延出された左右対の抑え部からなり、一方、前記被係止部は、略平行の2本の切れ込みにより形成された帯状部からなり、前記係止構造は、前記左右対の抑え部を該帯状部の下側に差し込むことにより係止される構造となっている、前記[1]記載の苗木保護カバー具、
[3]前記係止部は、前記被係止部に引っ掛かり得る係止抑え部が形成された、略平行の2本の切れ込みにより形成される帯状部であり、前記被係止部は、前記係止抑え部が引っ掛かり得る切り欠き部と、前記帯状部の下側に差し込み得る被係止抑え部とを有し、前記係止抑え部は前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かることで、前記筒体が周方向に拡径する動きを制止するように係止し、前記被係止抑え部は前記帯状部の下側に差し込まれ該帯状部を上方に押し上げて、前記筒体が周方向に縮径し次いで前記筒体が周方向に再度拡径する際に、前記係止抑え部が前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かるように係止する、前記[1]記載の苗木保護カバー具、
[4]前記樹脂シートには、更に支柱通し部が設けられ、該支柱通し部は、一方の側部に設けられた円形の切り欠き部と、これに対向するもう一方の側部の対応する箇所に設けられた、略平行の2つの切れ込みにより形成される帯状部からなり、複数の前記係止構造と一直線上に配され、該帯状部の下側の空間は前記支柱を挿通する通路となる、前記[1]乃至前記[3]の何れか1つに記載の苗木保護カバー具、
[5]前記樹脂シートは、下端縁にペグ挿入孔を有する据付け部を設けてなる前記[1]乃至前記[4]の何れか1つに記載の苗木保護カバー具、
[6]更なる支柱を備え、且つ、前記樹脂シートは、該更なる支柱を挿通するための更なる支柱通し部を有し、該更なる支柱通し部は、該樹脂シートの長さ方向中央部に設けられた複数の切込み又は切り欠き部からなる、前記[1]乃至前記[5]の何れか1つに記載の苗木保護カバー具、
に関する。
って筒体の形状を維持することができ且つ支柱に筒状体を固定するための固定具を必要としない苗木保護カバー具が提供される。
本発明の苗木保護カバー具は、支柱が、樹脂シートから形成される筒体を直接挿通して地面に固定されるため、軟らかいシートを用いた場合でも、該シートから形成された筒体は十分な保形性を有する。
また、本発明の苗木保護カバー具は、運搬時において単なるシートと支柱を運搬するだけであるため嵩張ることはなく、また、製造時に折り目線を形成する工程や折り曲げる工程等を行うことは不要となり、また、単に合成樹脂製シートを打ち抜いただけで製造できるため大量生産に適するため、作業効率及び製造コストの面において優れるものである。
更には、現地でシートを折り曲げることなく筒状体を形成できるため、作業が容易であるという点でも優れている。
本発明の苗木保護カバー具は、
樹脂シートと、支柱とからなる苗木保護カバー具であって、
前記樹脂シートは、両側部に前記樹脂シートの湾曲又は折曲により形成される筒体の形状を保持可能な複数の係止構造を備えるものであり、
前記係止構造は、前記樹脂シートの一方の側部に設けられた係止部と、これに対向するもう一方の側部に設けられた該係止部と係合する被係止部からなるものであって、係合部分を前記支柱が通り抜け可能であることを特徴とする。
生分解性樹脂であることが好ましい。
使用し得る生分解性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリ乳酸、ポリエチレンサクシネート、ポリプロピオラクトン、ポリブチロラクトン、ポリバレロラクトン、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバリレート、ポリヒドロキシブチレートバリレート、ブタンジオール・コハク酸・カプロラクトンの共重合体などの生分解性脂肪族ポリエステル、または、ポリブチレンアジペートテレフタレート、ポリテトラメチレンアジペートテレフタレートなどの生分解性脂肪族芳香族ポリエステル、あるいはこれらを2種以上組み合わせてなる生分解性樹脂を例として挙げることができる。
本発明の苗木保護カバー具に使用し得る樹脂シートの大きさ(寸法)は、保護する苗木の大きさにより変わり得るものであるが、樹脂シートの高さは、100乃至200cmの範囲が好ましく、125乃至175cmの範囲がより好ましく、樹脂シートの幅は、30乃至80cmの範囲が好ましく、40乃至60cmの範囲がより好ましい。
また、樹脂シートより形成される筒体の断面形状は、円形又は多角形であり得るが、円形であるのが好ましい。
1枚の樹脂シートに備えられ得る係止構造の数は、2ないし10、好ましくは2ないし6である。
各係止構造は、支柱を挿通することが可能であり、そして、上述のように1枚の樹脂シートには複数の係止構造が備えられているため、支柱は、1つの係止構造が設けられた部位から筒体の内部に挿通され、次の係止構造が設けられた部位から筒体の外部に挿通され、そして、次の係止構造が設けられた部位から再び筒体の内部に挿通されるといった具合に、支柱が筒体の内部と外部を連続的に挿通することにより、支柱挿通路が形成されることとなる。
そして、上記の様に支柱が、係止構造が設けられた部位から筒体の内部と外部を連続的に挿通することで、各係止構造は外れ難くなり、また、樹脂シートとして軟らかいシートを用いた場合でも、該シートから形成された筒体は十分な保形性を有し得ることとなる。
また、その長さは、筒体の高さより長いものであることが好ましく、また、その太さ(例えば、直径)は、0.5cm乃至2cm程度であり得る。
前記係止部は、両側方の切り欠き部の形式により、該切り欠き部の縁より互いに近接するように延出された左右対の抑え部からなり、一方、前記被係止部は、略平行の2本の切れ込みにより形成された帯状部からなり、前記係止構造は、前記左右対の抑え部を該帯状部の下側に差し込むことにより係止される構造となっている係止構造
前記係止部は、被係止部に引っ掛かり得る係止抑え部が形成された、略平行の2本の切れ込みにより形成される帯状部であり、前記被係止部は、前記係止抑え部が引っ掛かり得る切り欠き部と、前記帯状部の下側に差し込み得る被係止抑え部とを有し、前記係止抑え部は前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かることで、前記筒体が周方向に拡径する動きを制止するように係止し、前記被係止抑え部は前記帯状部の下側に差し込まれ該帯状部を上方に押し上げて、前記筒体が周方向に縮径し次いで前記筒体が周方向に再度拡径する際に、前記係止抑え部が前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かるように係止する係止構造
前記被係止部は、略半円形の切れ込みであり、前記係止部は前記略半円形と同じ大きさの略半円形の両側に抑え部が形成された形状の切れ込みにより形成される略半円形の両側に抑え部が形成された形状の片であり、該片を前記略半円形の切れ込みに挿入することで、前記合成樹脂シート体を係止する係止構造
前記被係止部は、直線状の切れ込みであり、前記係止部は略半円形の切れ込みにより形成される略半円形の片であり、該略半円形の片を前記直線状の切れ込みに挿入することで、前記合成樹脂シート体を係止する係止構造
図1に前記係止構造の態様(A1)における係止機構を示した。
樹脂シートの一方の側部には係止部1aが形成され、樹脂シートのもう一方の側部には被係止部2aが形成されており、ここで、被係止部2aは、略平行の2本の切れ込み3、4により形成される帯状部5であり、係止部1aは、両側方の切り欠き部6の形式により、該切り欠き部6の縁より互いに近接するように延出された2組の左右対の抑え部7からなる。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、2組の左右対の抑え部7(計4つの抑え部7)を帯状部5の下側に差し込むことにより、前記合成樹脂シート体が係止される。
ここで、帯状部5は、その下側に抑え部7が4つ差しまれることで、強固に固定されることとなる。
そして、図1の1Aで示されるように、支柱8が、帯状部5の下側及び切り欠き部6を通過して筒体内に挿通されることになる。
尚、係止構造の態様(A1)は、以下でも説明するが、支柱通し部(支柱通し部の態様(B3))としても機能し得る。
樹脂シートの一方の側部には係止部1bが形成され、樹脂シートのもう一方の側部には
被係止部2bが形成されており、ここで、係止部1bは、被係止部2bに引っ掛かり得る係止抑え部9が形成された、略平行の2本の切れ込み10、11により形成される帯状部12であり、被係止部2bは、係止抑え部9が引っ掛かり得る切り欠き部13と、帯状部12の下側に差し込み得る被係止抑え部14とを有している。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、係止抑え部9を被係止部の切り欠き部13に引っ掛けると、係止抑え部9は、筒体が周方向に拡径する動きを制止するように係止し、被係止抑え部14は帯状部12の下側に差し込まれ帯状部12を上方に押し上げて、筒体が周方向に縮径し次いで筒体が周方向に再度拡径する際に、係止抑え部9が被係止部の切り欠き部13に引っ掛かるように係止して係止部1bと被係止部2bとが外れることを抑制する。
そして、支柱8が、帯状部12の下側及び切り欠き部13を通過して筒体内に挿通されることになる。
樹脂シートの一方の側部には係止部1cが形成され、樹脂シートのもう一方の側部には被係止部2cが形成されており、ここで、被係止部2cは、略半円形の切れ込み18であり、係止部1cは前記略半円形と同じ大きさの略半円形の両側に抑え部15が形成された形状の切れ込み16により形成される略半円形の両側に抑え部が形成された形状の片17である。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、略半円形の両側に抑え部15が形成された形状の片17を略半円形の切れ込み18に挿入することにより、前記樹脂シートが係止される。
そして、支柱8が、略半円形の両側に抑え部が形成された形状の片17の下側を通過して筒体内に挿通されることになる。
尚、係止構造の態様(A3)においては、係止部1cが被係止部2cの上になるように樹脂シートを重ね合せた場合と、被係止部2cが係止部1cの上になるように樹脂シートを重ね合せた場合の二つの場合が存在し、図3に示されているのは、被係止部2cが係止部1cの上に来るように樹脂シートを重ね合せた場合を示すものであり、各場合において、支柱8の筒体内への挿通の方向が逆となる。
樹脂シートの一方の側部には係止部1dが形成され、樹脂シートのもう一方の側部には被係止部2dが形成されており、ここで、被係止部2dは、直線状の切れ込み19であり、係止部1dは略半円形の切れ込み20により形成される略半円形の片21である。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、略半円形の片21を直線状の切れ込み19に挿入することにより、前記合成樹脂シート体が係止される。
そして、支柱8が、直線状の切れ込み19を通過して筒体内に挿通されることになる。
(A1)の構造であれば、2組の左右対の抑え部により、強固に係止されるため、支柱を挿入する前あるいは支柱を挿入する際に係止が外れてしまうようなことがなく、作業性を損ねることがない。
また、(A2)の構造であれば、筒体が周方向に拡径する動きあるいは筒体が周方向に縮径し次いで再度拡径する動きを抑制する働きがあるため、支柱を挿入する前あるいは支柱を挿入する際に係止が外れてしまうようなことがなく、作業性を損ねることがない。
し(B3)の態様を挙げることができる。
図5に前記支柱通し部の態様(B1)を示した。
樹脂シートの一方の側部には円形の切り欠き部22が形成され、樹脂シートのもう一方の側部には略平行の2つの切れ込み23、24により形成される帯状部25が形成されている。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、支柱8が、帯状部25の下側に通され、これにより、筒体形状の安定性を向上させることができる。
樹脂シートの一方の側部には円形の切り欠き部26が形成され、樹脂シートのもう一方の側部には円形の切り欠き部26に引っ掛かり得る抑え部29が形成された略平行の2つの切れ込み27、28により形成される帯状部30が形成されている。
そして、樹脂シートを湾曲させて筒体の形状とした際、支柱8が、帯状部30の下側に通され、これにより、筒体形状の安定性を向上させることができ、また、抑え部29を円形の切り欠き部26に引っ掛けると、抑え部29は、筒体が周方向に拡径する動きを制止するように係止することができる。
通風孔を設けることにより、筒体内の温度や湿度の上昇を抑えて、外気温との差を小さくすることができ、それにより、苗木の生長が妨げられるか又は枯れてしまうようなケースを減少させることができる。
通風孔は、例えば、樹脂シートに形成された複数の円形又は多角形の切り欠き部であり得る。
する据付け部を設けることができる。
樹脂シートの下端をペグで押さえることにより、筒体が風を受けても回転するようなことがないため、筒体の回転によって生じる苗木の枝葉の傷つきを防止することができる。
上記更なる支柱通し部は、樹脂シートの長さ方向中央部に設けられた、支柱を挿通し得る複数の切込み又は切り欠き部であり得る。
複数の支柱を用いると筒体が確実に地面に固定されるため、筒体が風を受けても回転するようなことがなく、筒体の回転によって生じる苗木の枝葉の傷つきを防止することができる。
また、樹脂シートより形成される筒体の断面形状が多角形となる場合は、上記で製造された所定の形状のシートに、折り目線を形成することで達成される。
実施例1
合成樹脂製シートを、図7の7Aに示される所定の形状、即ち、据付け部32(直径1cmのペグ挿入孔33が設けられた幅6cm、高さ3cmの片)が設けられた高さ150cm、幅50cmのシートであって、該シート一方の側部及びこれに対向するもう一方の側部に、係止構造の態様(A1)、係止構造の態様(A3)、支柱通し部の態様(B3:係止構造の態様(A1))、係止構造の態様(A3)及び係止構造の態様(A1)がこの順で設けられ、42個の直径1.5cmの通風孔31が3列(1列当り14個)で設けられた所定の形状のシートに打ち抜くことにより、実施例1の苗木保護カバー具における樹脂シートを製造した。
合成樹脂製シートを、図8の8Aに示される所定の形状、即ち、据付け部32(直径1cmのペグ挿入孔33が設けられた幅6cm、高さ3cmの片)が設けられた高さ150cm、幅50cmのシートであって、該シートの一方の側部及びこれに対向するもう一方の側部に、係止構造の態様(A2)、係止構造の態様(A3)、支柱通し部の態様(B2)、係止構造の態様(A3)及び係止構造の態様(A2)がこの順で設けられ、28個の直径1.5cmの通風孔31が2列(1列当り14個)で設けられた所定の形状のシートに打ち抜くことにより、実施例2の苗木保護カバー具における樹脂シートを製造した。
合成樹脂製シートを、図9の9Aに示される所定の形状、即ち、据付け部32(直径1cmのペグ挿入孔33が設けられた幅6cm、高さ3cmの片)が設けられた高さ150cm、幅50cmのシートであって、該シートの一方の側部及びこれに対向するもう一方の側部に、係止構造の態様(A3)、係止構造の態様(A3)、支柱通し部の態様(B1)、係止構造の態様(A3)及び係止構造の態様(A3)がこの順で設けられ、28個の直径1.5cmの通風孔31が2列(1列当り14個)で設けられた所定の形状のシートに打ち抜くことにより、実施例3の苗木保護カバー具における樹脂シートを製造した。
合成樹脂製シートを、図10の10Aに示される所定の形状、即ち、高さ150cm、幅50cmのシートであって、該シートの一方の側部及びこれに対向するもう一方の側部に、係止構造の態様(A4)、係止構造の態様(A4)、係止構造の態様(A4)及び係止構造の態様(A4)がこの順で設けられ、28個の直径1.5cmの通風孔31が2列(1列当り14個)で設けられた所定の形状のシートに打ち抜くことにより、実施例4の苗木保護カバー具における樹脂シートを製造した。
:切れ込み、12:帯状部、13:切り欠き部、14:被係止抑え部、15:抑え部、16:切れ込み、17:略半円形の両側に抑え部が形成された形状の片、18:略半円形の切れ込み、19:直線状の切れ込み、20:略半円形の切れ込み、21:略半円形の片、22:円形の切り欠き部、23、24:切れ込み、25:帯状部、26:円形の切り欠き部、27、28:切れ込み、29:抑え部、30:帯状部、31:通風孔、32:据付け部、33:ペグ挿入孔
Claims (6)
- 樹脂シートと、支柱とからなる苗木保護カバー具であって、
前記樹脂シートは、両側部に前記樹脂シートの湾曲又は折曲により形成される筒体の形状を保持可能な複数の係止構造を備えるものであり、
前記係止構造は、前記樹脂シートの一方の側部に設けられた切り欠き部から形成される係止部と、これに対向するもう一方の側部に設けられた該係止部と係合する切れ込みから形成される被係止部からなるもの、又は前記樹脂シートの一方の側部に設けられた切れ込みから形成される係止部と、これに対向するもう一方の側部に設けられた該係止部と係合する切り欠き部若しくは切れ込みから形成される被係止部からなるものであって、係合部分を前記支柱が通り抜け可能であることを特徴とする苗木保護カバー具。 - 前記係止部は、両側方の切り欠き部の形式により、該切り欠き部の縁より互いに近接するように延出された左右対の抑え部からなり、一方、前記被係止部は、略平行の2本の切れ込みにより形成された帯状部からなり、前記係止構造は、前記左右対の抑え部を該帯状部の下側に差し込むことにより係止される構造となっている、請求項1記載の苗木保護カバー具。
- 前記係止部は、前記被係止部に引っ掛かり得る係止抑え部が形成された、略平行の2本の切れ込みにより形成される帯状部であり、前記被係止部は、前記係止抑え部が引っ掛かり得る切り欠き部と、前記帯状部の下側に差し込み得る被係止抑え部とを有し、前記係止抑え部は前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かることで、前記筒体が周方向に拡径する動きを制止するように係止し、前記被係止抑え部は前記帯状部の下側に差し込まれ該帯状部を上方に押し上げて、前記筒体が周方向に縮径し次いで前記筒体が周方向に再度拡径する際に、前記係止抑え部が前記被係止部の切り欠き部に引っ掛かるように係止する、請求項1記載の苗木保護カバー具。
- 前記樹脂シートには、更に支柱通し部が設けられ、該支柱通し部は、一方の側部に設けられた円形の切り欠き部と、これに対向するもう一方の側部の対応する箇所に設けられた
、略平行の2つの切れ込みにより形成される帯状部からなり、複数の前記係止構造と一直線上に配され、該帯状部の下側の空間は前記支柱を挿通する通路となる、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の苗木保護カバー具。 - 前記樹脂シートは、下端縁にペグ挿入孔を有する据付け部を設けてなる請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の苗木保護カバー具。
- 更なる支柱を備え、且つ、前記樹脂シートは、該更なる支柱を挿通するための更なる支柱通し部を有し、該更なる支柱通し部は、該樹脂シートの長さ方向中央部に設けられた複数の切込み又は切り欠き部からなる、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の苗木保護カバー具。
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