JP6894445B2 - アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法 - Google Patents

アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6894445B2
JP6894445B2 JP2018543143A JP2018543143A JP6894445B2 JP 6894445 B2 JP6894445 B2 JP 6894445B2 JP 2018543143 A JP2018543143 A JP 2018543143A JP 2018543143 A JP2018543143 A JP 2018543143A JP 6894445 B2 JP6894445 B2 JP 6894445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compound
formula
reacting
compound obtained
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018543143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019505543A (ja
Inventor
ルール、パトリス
カルネ−カルナヴァレ、ブノワ ドゥ
カルネ−カルナヴァレ、ブノワ ドゥ
Original Assignee
アドバンスト バイオデザイン
アドバンスト バイオデザイン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アドバンスト バイオデザイン, アドバンスト バイオデザイン filed Critical アドバンスト バイオデザイン
Publication of JP2019505543A publication Critical patent/JP2019505543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6894445B2 publication Critical patent/JP6894445B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/14Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of sulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C327/00Thiocarboxylic acids
    • C07C327/20Esters of monothiocarboxylic acids
    • C07C327/22Esters of monothiocarboxylic acids having carbon atoms of esterified thiocarboxyl groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/26Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C319/28Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C327/00Thiocarboxylic acids
    • C07C327/20Esters of monothiocarboxylic acids
    • C07C327/30Esters of monothiocarboxylic acids having sulfur atoms of esterified thiocarboxyl groups bound to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups

Description

本発明は、アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法に関する。
そのような化合物の製造方法は、特に、特許文献1に記載される。
しかし、上記方法の第1工程は、その供給が不確実な3−クロロ−3−メチルブト1−インを含む。さらに、市販品の純度は様々であり、特に収率の観点で、反応連鎖の残りの部分に影響を与える可能性がある。さらに、この第1工程の精製工程は大規模に転置することが困難であり、この第1工程の生成物は精製工程を一層困難にする傾向がある。
この方法の第2工程は、毒性生成物である硫化カルボニル(COS)を使用し、その供給量は国によって不確実に依存することになる。
したがって、従来技術の欠点を解決する方法を提供することが必要である。
米国特許出願公開第2003/0181443号明細書
本発明の目的は、特にCOSを使用しないことによって毒性生成物の実装を制限しながら、アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、供給の問題を示さない試薬を用いる方法、特に市販の3−クロロ−3−メチルブト−1−インを使用しない方法を提供することである。
本発明の他の目的は、生成物および試薬が、本方法の種々の工程の間に、特に精製の間に、容易に昇華しそうにない方法を提供することである。
他の目的は、以下の説明を読むことによって明らかになるであろう。
これらの目的は、式(I)の化合物
Figure 0006894445

(式中、XおよびXは、同一であっても異なっていてもよく、C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルの中から選択され、またはXおよびXは、それらを結合している窒素原子と共に、ヘテロ環、特に、ピペリジンまたはモルホリンを形成する)の製造方法であって、
a)式(II)の化合物を無機酸または有機酸と反応させる工程と、
Figure 0006894445

b)工程a)で得られた化合物を塩基と反応させる工程と、
c)工程b)で得られた化合物をCOと反応させる工程と、
d)工程c)で得られた化合物をアルキルクロロホルメート、すなわち、工程c)で得られた化合物と共に酸ハロゲン化物を形成する可能性のある試薬、または工程c)で得られた化合物と共に混合酸無水物(anhydride mixte)を形成する可能性のある試薬、と反応させる工程と、
e)工程d)で得られた化合物をSMe陰イオン前駆体化合物と反応させる工程と、
を含む、方法を提案する本発明によって達成される。
この方法の工程は、中間体生成物を精製および単離することなく、実施することができる。以下で説明するように、中間体精製を実施して、特に次の工程の収率を改善することができる。
本発明の文脈において、C〜Cアルキル基は、特に明記しない限り、1〜7個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の脂肪族炭化水素基を意味すると理解される。1〜3個の炭素原子を含むアルキル基は、好ましくは標的化される。「分枝状」とは、1つ以上のアルキル基、例えば、メチル、エチルまたはプロピルが直鎖アルキル鎖に結合していることを意味する。アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、2,2−ジメチルブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、特に、メチルが挙げられる。
特に、式(I)の化合物のXおよびXは、同一であっても異なっていてもよく、メチル、フェニルおよびベンジルから選択され、XまたはXの少なくとも1つがメチルであるか、またはXおよびXがそれらを結合している窒素原子と共にピペリジンまたはモルホリン環を形成する。
好ましくは、式(I)の化合物は、
・S−メチル4−メチル−4−(ピペリジン−1−イル)ペンタ−2−インチオエート、
・S−メチル4−[ベンジル(メチル)アミノ]−4−メチルペント−2−インチオエート、
・S−メチル4−メチル−4−[メチル(フェニル)アミノ]ペンタ−2−インチオエート、
・S−メチル4−メチル−4−(モルホリン−4−イル)ペンタ−2−インチオエート、
・S−メチル4−(ジメチルアミノ)−4−メチルペント−2−インチオエート、
・S−メチル4−(ジヘプチルアミノ)−4−メチル−ペンタ−2−インチオエート、および/または、
・S−メチル4−[ヘプチル(メチル)アミノ]−4−メチル−ペンタ−2−インチオエート、
から選択される。
好ましくは、式(I)の化合物は、S−メチル4−(ジメチルアミノ)−4−メチルペント−2−インチオエートである。
本発明による式(II)の化合物は、任意に塩化された形態で、当業者に公知の任意の方法によって得ることができる。特定の実施形態において、式(II)の化合物は、3−クロロ−3−メチルブト−1−インと式XNHの化合物との反応によって得ることができる。このような反応は、特にHennionら,JACS,1960,4908〜4912に記載され、本明細書中に参考として援用されている。この実施形態において好ましくは、式(II)の化合物は、3−クロロ−3−メチルブト−1−インとXNHとを水性媒体中で反応させる工程a1)によって得られる。好ましくは、この工程a1)は、3−クロロ−3−メチルブト−1−インのモル数に対して1〜3当量のXNHで行われる。好ましくは、工程a1)は、0〜50℃、好ましくは10〜40℃、好ましくは室温、すなわち20〜25℃の温度で実施される。工程a1)で得られた化合物は、工程a)におけるその実施前に精製することができる。特に、精製は、1回以上の濾過、例えば、1回または2回〜10回の連続した濾過、好ましくは2回〜5回の連続した濾過、例えば4回の濾過からなることができる。この実施形態において、3−クロロ−3−メチルブト−1−インは、市販されているものを用いるか、または銅触媒の存在下で、2−メチルブト−3−イン−2−オールを鉱酸、好ましくは塩酸と反応させる工程a0)によって得ることができる。好ましくは、工程a0)において、酸は、2−メチルブト−3−イン2−オールのモル数に対して3〜10当量、好ましくは5当量の量で使用される。好ましくは、工程a0)は、塩化カルシウム(例えば、CaCl)、塩化銅(例えば、CuClまたはCuCl、好ましくはCuCl)およびCuの存在下で実施できる。好ましくは工程a0)において、塩化カルシウムは、2−メチルブト−3−イン2−オールのモル数に対して0.1〜1、好ましくは0.2〜0.7当量の割合で使用されることができる。好ましくは工程a0)において、塩化銅は、2−メチルブト3−イン−2−オールのモル数に対して0.1〜1、好ましくは0.2〜0.7当量の割合で使用される。好ましくは、工程a0)において、Cuは触媒量で、特に2−メチルブト−3−イン−2−オールのモル数に対して0.005〜0.1、好ましくは0.007〜0.05当量の割合で使用される。好ましくは、工程a0)は−78℃〜10℃、好ましくは−50℃〜0℃の温度で実施される。
本発明の他の実施形態において、式(II)の化合物は、触媒の存在下、特に銅の存在下で、2−メチル−3−ブチン−2−オールのアセテートまたはホスフェートと式NHXの化合物との反応によって得られる。そのような反応は、特に、J.Org.Chem.1994,59,2282〜2284に記載されている。この実施形態において、出発化合物は、式H−C=C(Me)−ORの化合物であり、式中、RはOP(O)(OEt)またはOAcを表す。好ましくは、その反応は、塩化銅、特にCuClの存在下で行われる。
他の実施形態において、式(II)の化合物は、J.Org.Chem,1957,22,840〜843.に記載されているように、1,1−ジメチルプロパルギルアミン(市販)のジメチル化、特に水性パラホルムアルデヒドの存在下でのギ酸によるジメチル化によって得ることができる。
工程a)は、好ましくは、溶媒の存在下で実施され、溶媒は、無機酸または有機酸を可溶化するが、工程a)の間に形成された生成物を可溶化しない溶媒から選択される。例えば、溶媒は、特にメタノール、イソプロパノールのようなアルコール、ジオキサンおよびエーテルから選択することができる。好ましくは、溶媒はジオキサンである。
好ましくは、工程a)において、無機または有機酸を溶媒中の溶液に導入し、溶液は好ましくは1〜3モル当量の酸を含む。
好ましくは、工程a)において、無機酸は、塩酸、リン酸、硝酸、硫酸から選択され、好ましくは塩酸である。
好ましくは、工程a)において、有機酸は、カルボン酸、スルホン酸から選択される。
好ましくは、工程a)において、酸は無機酸であり、好ましくは塩酸である。
好ましくは、工程a)は0〜50℃、好ましくは0〜20℃の温度で実施される。
工程a)で得られた塩は、特にHennionら、J.Am.Chem.Soc.1957,79,2142〜2145.で規定された状況の下で、特に濾過、次いで再結晶により、精製される。好ましくは、塩は再結晶により精製され、好ましくはエステルとアルコールの混合物から精製され、特に酢酸エチルとエタノールとの混合物中で精製される。
有利には、工程a)は、昇華しない塩の形態の生成物を得ることを可能にし、従って、先行技術の欠点を克服することを可能にする。
工程b)で使用される塩基は、真のアルキンを脱プロトン化するために当業者に公知の塩基から選択することができる。好ましくは、塩基は、25よりも大きいpKaを有する塩基から選択される。好ましくは、工程b)において使用される塩基は、リチウムまたはマグネシウム塩基から選択され、好ましくは、塩基はブチルリチウムまたはヘキシルリチウムから選択される。好ましくは、塩基はブチルリチウムであり、より詳細には、n−ブチルリチウムである。
好ましくは、使用される塩基の量は、工程a)で得られた塩のモル数に対して1.5〜4当量、好ましくは1.5〜2.5当量である。好ましくは、本発明による式(II)の化合物をそのまま使用する場合、使用される塩基の量は1.5当量であり、一方、本発明による式(II)の化合物を塩の形態で使用する場合、使用される塩基の量は2.5当量である。
塩基の添加は発熱反応である。したがって、塩基を0℃未満の温度、好ましくは−78〜0℃、好ましくは−78〜−50℃の温度で添加することが好ましく、一方、添加後、温度をもはや制御することができなくなり、反応媒体は好ましくは0℃まで上昇してもよい。
工程b)は、特にテトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル及びメチルtert−ブチルエーテルから選択されるエーテルから選択される溶媒の存在下で行うことができる。好ましくは、溶媒はテトラヒドロフラン(THF)である。
好ましくは、工程c)へのCOの添加は、反応媒体にCOをバブリングすることによって、またはドライアイスを反応媒体に添加することによってin situでCOガスを生成することによって行われ得る。COは、好ましくは、特に、ドライアイスがCOガスのin situ製造に使用される場合に、大過剰で使用され、添加されたドライアイスの量は、工程b)において得られるアミン化合物の重量の1〜50倍である。
工程c)におけるCOの添加(バブリングまたはドライアイスによる)は、温度の上昇を伴う。したがって、好ましくは、COは、0℃未満の温度、好ましくは−78〜0℃、好ましくは−78〜−50℃の温度で添加することが好ましく、一方、添加後、温度をもはや制御することができなくなり、反応媒体は好ましくは0℃まで上昇してもよい。
有利には、工程c)で得られた生成物は、当業者に公知の任意の方法によって精製することができる。精製工程は、塩基を捕捉するためにメタノールを添加すること、塩形態の生成物を単離するために無機酸、特にHClを添加すること、または塩基を捕捉するための水またはメタノール添加し、次いでそのようにして形成された生成物を沈殿させる溶媒を添加することを含み、溶媒は、特に、アセトニトリル、またはメタノールから選択され、好ましくはアセトニトリルであり、そのようにして得られた反応媒体の濾過が行われる。この精製工程では、工程c)の生成物は濾過の滞留物(retenta)中にある。他の精製方法は、メタノールの添加によって塩基をクエンチングした後に塩酸を形成することである。これらの方法は、当業者に周知である。
工程d)の目的は、工程c)で得られた化合物の酸機能を活性化することである。
好ましくは、工程d)において実施されるアルキルクロロホルメートは、少なくとも1つの二重結合を含み得る炭素数1〜6のアルキルを有する。好ましくは、メチルクロロホルメート、エチルクロロホルメート、イソプレニルクロロホルメート、tert−ブチルクロロホルメートまたはイソブチルクロロホルメート、好ましくはイソブチルクロロホルメートである。
当業者は、工程c)で得られた化合物と共に混合酸無水物または酸ハロゲン化物を形成することができる試薬を決定することができる。
好ましくは、工程c)で得られた化合物と共に混合酸無水物を形成することができる試薬は、酸塩化物、例えば塩化ピバロイルから選択される。
好ましくは、工程c)で得られた化合物と酸ハロゲン化物を形成することができる試薬は、工程c)で得られた化合物と酸塩化物または酸臭化物を形成することができる反応物から選択され、例えば、SOCl、COCl、PCl、PCl、PBrまたはPPhBrの中から選択される。
工程a)で得られ、工程d)で実施される化合物と共に混合酸無水物または酸ハロゲン化物を形成する可能性のある試薬であるアルキルクロロホルメートの量は、工程c)で得られた化合物のモル数に対して1〜3、好ましくは1〜2当量であり得る。
好ましくは、工程d)は、アルキルクロロホルメートを用いて行われる。
好ましくは、工程d)は−78℃〜50℃、好ましくは−0〜25℃の温度で実施される。
工程c)の生成物が精製されない場合、工程d)において追加の溶媒は添加されない。逆の場合、工程d)は、特に工程b)について記載されたものから選択された溶媒、特にTHFの存在下で実施することが好ましい。
好ましくは、本発明の文脈において、SMe陰イオン前駆体化合物は、特に反応媒体中または塩基の存在下でSMe陰イオンを生成することができる化合物である。これらの化合物は、特に、式XSMeの塩(式中、Xがアルカリ金属またはアルカリ土類金属、例えばNa)、メチルメルカプタン、または(SMe)から選択される。メチルメルカプタンまたは(SMe)が使用される場合、塩基、特にpKaが14より大きい塩基、例えばナトリウム、アルコラート(例えばナトリウムアルコキシド、例えばナトリウムエタノレート)、エチレート、メチレート、ナトリウムtert−ブトキシドなどを反応媒体に添加することが必要である。好ましくは、工程e)において、SMe陰イオン前駆体化合物は、Xがアルカリ金属またはアルカリ土類金属、好ましくはNaSMeを表す式XSMeの化合物から選択される。工程e)において、NaSMeは粉末または水中の溶液として使用することができる。SMe陰イオン前駆体化合物は、特に、工程d)で得られた化合物のモル数に対して1〜3当量、好ましくは1〜2当量のSMe陰イオンを得るために使用される。
好ましくは、工程e)は0〜50℃、好ましくは室温(20〜25℃)の温度で実施される。
好ましくは、本発明の方法は以下の工程、
a0)任意に、銅触媒の存在下で、2−メチルブト−3−イン−2−オールを無機酸、特に塩酸と反応させる工程、
a1)任意に、工程a0)が実施されている場合に、必要に応じて工程a0)において得られた3−クロロ−3−メチルブト−1−インをXNHと水性媒体中で反応させる工程、
a)必要に応じて工程a1)で得られた、または市販の式(II)の化合物を無機酸、好ましくはHClと反応させる工程、
Figure 0006894445

b)工程a)で得られた化合物を塩基、好ましくはアルキルリチウム、好ましくはブチルリチウム、より特にn−ブチルリチウムと反応させる工程、
c)工程b)で得られた化合物をCOと反応させる工程、
d)工程c)で得られた化合物をアルキルクロロホルメート、好ましくはイソブチルクロロホルメートと反応させる工程、
e)工程d)で得られた化合物をSMeNaと反応させる工程、
を含む。
上述の様々な工程の具体的かつ好ましい特性、特に温度、試薬の量などもこの好ましい処理の説明に適用する。
本発明はまた、式(I)の化合物の塩の製造方法に関し、
方法は、
i)本発明の方法による式(I)の化合物を製造する工程、
ii)工程i)で得られた化合物を所望の塩に対応する酸と反応させる工程、
を含む。
好ましくは、工程ii)は、アルコールまたはアルコールとエーテルとの混合物の存在下で実施される。アルコールは、好ましくは、エタノール、メタノールおよびイソプロパノールから選択される。好ましくは、エーテルは、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジイソ−プロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテルおよび酢酸エチルから選択される。好ましくは、溶媒はテトラヒドロフラン(THF)である。好ましくは、エーテルは使用されるアルコールに対応する。好ましくは、アルコールはエタノールであり、エーテルはジエチルエーテルである。
得られた化合物は、好ましくは濾過され、例えばアルコール、特にイソプロパノール中での再結晶により精製され得る。
好ましくは、式(I)の化合物は、XおよびXがメチルを表す化合物であるDIMATEである。DimateまたはS−メチル4−(ジメチルアミノ)−4−メチルペント−2−イルチオエート(CAS番号350229−29−7、分子量:185.29g.mol−1、式:C15NOS)は、式(IA)の化合物であり、
Figure 0006894445

好ましくは、式(I)の化合物の塩はDIMATEのフマル酸塩であり、工程ii)で使用される酸はフマル酸である。
好ましくは、工程a0)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程a1)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程a)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程b)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程c)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程d)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程e)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
好ましくは、工程ii)は、以下の反応スキームに対応する。
Figure 0006894445
本発明を非限定的な実施例によって説明する。
実施例1:S−メチル4−(ジメチルアミノ)−4−メチルペント−2−インチオエート(Dimate)およびそのフマル酸塩の製造
1.工程a0)
226.4gのCaCl(2.040mol)、219.70gのCuCl(1.634mol)および2.440gのCu(0.0384mol)をフラスコに添加する。混合物を−20℃に置く。1770mlのHCl(57.8mol)を30分後に添加する。反応混合物を−20℃で1時間撹拌する。300gの2−メチル−3−ブチン−2−オール(4mol)を−20℃で45分間かけて添加する。−20℃で2時間30分経過後、室温(20〜25℃)に戻し、混合物を静置し、相を分離し、有機相を140mlの37%HClで6回、次に水で洗浄する。次いで、有機相を混合し、KCOで乾燥させ、次いで40〜45℃、350mbarで、KCOで蒸留する。268gの3−クロロ−3−メチルブト−1−インが得られる(収率60%)。
2.工程a1)
工程a0)で得られた268gの化合物(2.61mol)を、476mlのジメチルアミン(水溶液中40wt%)(9.41mol)を含むフラスコに添加する。室温で16時間反応させた後、反応媒体を濾過し、得られた濾液を混合し、次いで濾過し、この工程をさらに2回繰り返す。156.5gのアミンが得られた(収率53.8%)。
3.工程a)
工程a1)で得られた156.5gのアミンを7倍量のジオキサンおよび3倍量のジオキサンHCl 6.5Mに溶解する。反応の終わりに周囲温度で塩を濾過し、ジオキサンで洗浄し、次いでEtOH/AcOEt混合物(70/30 8容量)から再結晶する。146gのアミン塩が得られた(収率37.8%)。
4.工程b)、c)、d)およびe)
工程a)で得られた500mgの塩(0.003386mol)を、窒素雰囲気下、5mlのテトラヒドロフラン(0.06mol)を含むフラスコに添加する。反応混合物を−78℃に冷却する。ヘキサン中のn−BuLiの2.5M溶液3mlを添加する。反応混合物を0℃にする。1gのCO(0.03mol)を0℃で(バブリングによって)加える。反応混合物を室温(20〜25℃)に到達させる。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、0.486mlのイソブチルクロロホルメート(0.00372mol)を加える。反応混合物を室温(20〜25℃)に到達させる。0.285gのNaSMe(0.00406mol)を加える。室温(20〜25℃)で20分後、水および酢酸エチルを添加する。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、黄色油状物(600mg)を得る。得られた生成物を9/1〜7/3シクロヘキサン/AcOEt溶離液を用いてシリカゲルで精製し、DIMATEを無色油状物として得た(157mg)(収率25.02%)。
5.工程ii)
11.4gのフマル酸(0.09821mol)を450mlのエタノール(7.7mol)中に室温で溶解し、超音波処理により全て可溶化する。この溶液を、250mlのエーテル(2.4mol)中の19.2gのDIMATE(0.1036mol)の溶液に滴下する。30分後、得られた混合物を濾過し、エーテル(50ml)で洗浄し、真空下で乾燥させ、DIMATEのフマル酸塩を白色固体として得る(19.1g、収率64.5%)。
工程e)の最後で得られた化合物(DIMATE)
H NMR(300MHz,CDCl):δ=1.42(s,6H,(CH),2.31(s,6H,N(CH),2.39ppm(s,3H,CHS).
H NMR(300MHz,DMSO−d):δ=1.35(s,6H,(CH),2.20(s,6H,N(CH),2.39ppm(s,3H,CHS).
13C NMR(75MHz,CDCl):δ=12.1(CHS)−27.5((CH),40.0(N(CH),54.7(C),81.5(C),94.7(C),175.8(COS)ppm
工程ii)の最後で得られた化合物(DIMATEのフマル酸塩)
H NMR(300MHz,DMSO−d):δ=1.36(s,6H,(CH),2.21(s,6H,N(CH),2.39(s,3H,CHS),6.63(s,2H,=CH),13.12ppm(s,2H,COH).
H NMR(300MHz,DO):δ=1.79(s,6H,(CH),2.46(s,3H,CHS),2.98(s,6H,N(CH),6.68ppm(s,2H,=CH).
13C NMR(75MHz,DMSO−d):δ=12.3(CHS),27.2((CH),39.8(N(CH),54.7(C),81.2(C),95.4(C),134.1(=CH),166.1(COH),175.8(COS)ppm
実施例2:S−メチル−4−[ヘプチル(メチル)アミノ]−4−メチル−ペンタ−2−イネチオエート
以下のアミン(式IIの化合物):N−(1,1−ジメチルプロプ−2−インイル)−N−メチル−ヘプタン−1−アミンを用いて、工程a0)〜e)で詳述した手順を繰り返す。THF(50mL)に溶解したN−メチルヘプタン−1−アミン(3.84g、29.7mmol)に、室温(20〜25℃)で、ジイソプロピルアミン(4.3mL、24.7mmol)、Cu(0.150g、2.4mmol)、CuCl(0.150g、1.5mmol)および3−クロロ−3−メチルブト−1−イン(2.54g、24.8mmol)(実施例1で述べたようにして得た)を連続的に添加した。反応媒体を16時間撹拌する。25mLの水を添加し、デカンテーションした後、水相を酢酸エチル(3×30mL)で抽出する。混合した有機相を10%NHOH水溶液(25mL)およびNaClの飽和水溶液(25mL)で連続的に洗浄する。NaSOで乾燥し、ロータリーエバポレーターで濃縮した後、残留物をKugelrohr装置(18Torr、オーブン温度:100〜150℃)での減圧蒸留により精製する。2.10gのN−(1,1−ジメチルプロプ−2−イニル)−N−メチル−ヘプタン−1−アミンを、収率43%、無色油状物として得た。
・分子量=195.35
・化学式=C1325
H NMR(300MHz,DMSO)δ3.08(s,1H),2.37−2.28(m,2H),2.13(s,3H),1.39−1.18(m,10H),1.27(s,6H),0.91−0.80(m,3H).
13C NMR(75MHz,CDCl)δ86.29(C),70.72(CH),54.59(C),52.36(CH),36.27(CH),31.95(CH),29.36(CH),29.05(CH),28.49(CH),27.61(CH),22.69(CH),14.14(CH).
・ESI−LRMS 196.0[M+H]
最終生成物は、液体形態(遊離塩基)(0.176g)で25%の収率で、0.51g(2.6mmol)のN−(1,1−ジメチルプロプ−2−インイル)−N−メチル−ヘプタン−1−アミンから得られる。
工程e)の最後で得られた化合物(S−メチル4−[ヘプチル(メチル)アミノ]−4−メチル−ペンタ−2−インチオエート)
H NMR(300MHz,DMSO)δ2.38(s,3H),2.37(t,J=7.0Hz,2H),2.18(s,3H),1.35(s,6H),1.42−1.20(m,10H),0.86(t,J=6.7Hz,3H).
13C NMR(75MHz,CDCl)δ176.38(C),96.50(C),81.03(C),54.98(C),52.39(CH),36.39,31.85(CH),29.25(CH),28.79(CH),27.81(2CH),27.41(CH),22.62(CH),14.09(CH),12.41(CH).
・ESI−LRMS 270.2[M+H]
実施例3:S−メチル4−(ジヘプチルアミノ)−4−メチル−ペンタ−2−インチオエートの調整
以下のアミン(式IIの化合物):N−(1,1−ジメチルプロプ−2−インイル)−N−ヘプチル−ヘプタン−1−アミンを用いて、工程a0)〜e)に詳述した方法を繰り返す。
THF(41mL)に溶解したN−ヘプチルヘプタン−1−アミン(5.2g、24.4mmol)に、室温(20〜25℃)で、ジイソプロピルアミン(3.54mL、20.3mmol)、Cu(0.120g、1.9mmol)、CuCl(0.120g、1.2mmol)、3−クロロ−3−メチルブト−1−イン(2.08g、20.3mmol)(実施例1で述べたようにして得た)を連続的に添加した。反応媒体を16時間撹拌する。25mLの水を添加し、デカンテーションした後、水相を酢酸エチル(3×30mL)で抽出する。混合した有機相を10%NHOH水溶液(25mL)およびNaClの飽和水溶液(25mL)で連続的に洗浄する。NaSOで乾燥し、ロータリーエバポレーターで濃縮した後、残留物をKugelrohr装置(18Torr、オーブン温度:100〜150℃)で減圧蒸留により精製する。1.50gのN−(1,1−ジメチルプロプ−2−インイル)−N−ヘプチル−ヘプタン−1−アミンを、収率27%、無色油状物として得た。
最終生成物は、液体形態(遊離塩基)(0.187g)で29%の収率で、0.51g(1.82mmol)のN−(1,1−ジメチルプロプ−2−インイル)−N−ヘプチル−ヘプタン−1−アミンから得られる。
工程e)の最後で得られた化合物(S−メチル4−(ジヘプチルアミノ)−4−メチル−ペンタ−2−インチオエート)
13C NMR(75MHz,CDCl)δ176.50(C),98.81(C),80.18(C),54.80(C),51.21(CH),31.94(CH),30.05(CH),29.29(CH),28.61(CH),27.45(CH),22.67(CH),14.13(CH),12.41(CH).
・ESI−LRMS 354.1[M+H]
(付記)
(付記1)
式(I)の化合物
Figure 0006894445

(式中、XおよびXは、同一であっても異なっていてもよく、C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルの中から選択され、またはXおよびXは、それらを結合している窒素原子と共に、ヘテロ環、特に、ピペリジンまたはモルホリンを形成する)の製造方法であって、
a)式(II)の化合物を無機酸または有機酸と反応させる工程と、
Figure 0006894445

b)工程a)で得られた化合物を塩基と反応させる工程と、
c)工程b)で得られた化合物をCOと反応させる工程と、
d)工程c)で得られた化合物を、アルキルクロロホルメート、工程c)で得られた化合物と共に酸ハロゲン化物を形成することができる試薬、または工程c)で得られた化合物と共に混合酸無水物(anhydride mixte)を形成することができる試薬と反応させる工程と、
e)工程d)で得られた化合物をSMe陰イオン前駆体化合物と反応させる工程と、
を含む、方法。
(付記2)
式(II)の化合物が、3−クロロ−3−メチルブト−1−インをXNHと水性媒体中で反応させる工程a1)によって得られる、付記1に記載の方法。
(付記3)
工程a1)で得られた化合物を、1回以上の濾過、例えば、1回または2〜10回の連続した濾過、好ましくは2〜5回の連続した濾過、例えば4回の濾過により精製する、付記2に記載の方法。
(付記4)
3−クロロ−3−メチルブト−1−インが、銅触媒の存在下で、2−メチルブト−3−イン−2−オールを塩酸と反応させる工程a0)によって得られる、付記2または3に記載の方法。
(付記5)
前記酸が、塩酸、リン酸、硝酸、硫酸から選択される無機酸であり、好ましくは塩酸である、付記1〜4のいずれか1つに記載の方法。
(付記6)
工程b)の前記塩基が25よりも大きいpKaを有し、好ましくは工程b)において実施される前記塩基がリチウムまたはマグネシウムに基づく塩基から選択され、好ましくは塩基がブチルリチウムまたはヘキシルリチウムから選択される、付記1〜5のいずれか1つに記載の方法。
(付記7)
工程d)は、
−少なくとも1つの二重結合を含み得る炭素数1〜6のアルキルを有するアルキルクロロホルメート、好ましくはメチルクロロホルメート、エチルクロロホルメート、イソプレニルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメートまたはイソブチルクロロホルメート、好ましくはイソブチルクロロホルメート、または、
−工程c)で得られた化合物と共に酸塩化物から選択される混合酸無水物、例えば塩化ピバロイルを形成することができる試薬、または、
−工程c)で得られた化合物と共にSOCl、COCl、PCl、PCl、PBrまたはPPhBrから選択される酸ハロゲン化物を形成することができる試薬、
を用いて実施される、付記1〜6のいずれか1つに記載の方法。
(付記8)
前記SMe陰イオン前駆体化合物が、式XSMeの塩(式中、Xはアルカリ金属またはアルカリ土類金属、例えばNa)、メチルメルカプタン、または(SMe)から選択され、好ましくはNaSMeである、付記1〜7のいずれか1つに記載の方法。
(付記9)
付記1に記載の式(I)の化合物の塩の製造方法であって、
i)付記1〜8のいずれか1つに記載の式(I)の化合物を製造する工程と、
ii)工程i)で得られた化合物を所望の前記塩に対応する前記酸と反応させる工程と、
を含む、方法。
(付記10)
またはXが同一であり、メチルを表す、付記1〜8のいずれか1つに記載の方法。
(付記11)
前記塩がフマル酸塩であり、式(I)の化合物のXおよびXが同一であり、メチルを表し、工程ii)で使用される前記酸がフマル酸である、付記9に記載の方法。

Claims (11)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 0006894445

    (式中、XおよびXは、同一であっても異なっていてもよく、C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルの中から選択され、またはXおよびXは、それらを結合している窒素原子と共に、ヘテロ環、特に、ピペリジンまたはモルホリンを形成する)の製造方法であって、
    a)式(II)の化合物を無機酸または有機酸と反応させる工程と、
    Figure 0006894445

    b)工程a)で得られた化合物を塩基と反応させる工程と、
    c)工程b)で得られた化合物をCOと反応させる工程と、
    d)工程c)で得られた化合物を、アルキルクロロホルメート、工程c)で得られた化合物と共に酸ハロゲン化物を形成することができる試薬、または工程c)で得られた化合物と共に混合酸無水物(anhydride mixte)を形成することができる試薬と反応させる工程と、
    e)工程d)で得られた化合物をSMe陰イオン前駆体化合物と反応させる工程と、
    を含む、方法。
  2. 式(II)の化合物が、3−クロロ−3−メチルブト−1−インをXNH(X およびX は請求項1に記載されたとおりである)と水性媒体中で反応させる工程a1)によって得られる、請求項1に記載の方法。
  3. 工程a1)で得られた化合物を、1回以上の濾過により精製する、請求項2に記載の方法。
  4. 3−クロロ−3−メチルブト−1−インが、銅触媒の存在下で、2−メチルブト−3−イン−2−オールを塩酸と反応させる工程a0)によって得られる、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記酸が、塩酸、リン酸、硝酸、硫酸から選択される無機酸である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程b)の前記塩基が25よりも大きいpKaを有る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 工程d)は、
    −少なくとも1つの二重結合を含み得る炭素数1〜6のアルキルを有するアルキルクロロホルメート、または、
    −工程c)で得られた化合物と共に酸塩化物から選択される混合酸無水物を形成することができる試薬、または、
    −工程c)で得られた化合物と共にSOCl、COCl、PCl、PCl、PBrまたはPPhBrから選択される酸ハロゲン化物を形成することができる試薬、
    を用いて実施される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記SMe陰イオン前駆体化合物が、式XSMeの塩(式中、Xはアルカリ金属またはアルカリ土類金属)、メチルメルカプタン、または(SMe)から選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 請求項1に記載の式(I)の化合物の塩の製造方法であって、
    i)請求項1〜8のいずれか1項に記載の式(I)の化合物を製造する工程と、
    ii)工程i)で得られた化合物を所望の前記塩に対応する前記酸と反応させる工程と、
    を含む、方法。
  10. またはXが同一であり、メチルを表す、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記塩がフマル酸塩であり、式(I)の化合物のXおよびXが同一であり、メチルを表し、工程ii)で使用される前記酸がフマル酸である、請求項9に記載の方法。
JP2018543143A 2016-02-17 2017-02-16 アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法 Active JP6894445B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1651283 2016-02-17
FR1651283A FR3047734B1 (fr) 2016-02-17 2016-02-17 Procede de preparation de composes aminothiolester et leurs sels
PCT/EP2017/053457 WO2017140754A1 (fr) 2016-02-17 2017-02-16 Procédé de préparation de composés aminothiolester et leurs sels

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019505543A JP2019505543A (ja) 2019-02-28
JP6894445B2 true JP6894445B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=55808668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018543143A Active JP6894445B2 (ja) 2016-02-17 2017-02-16 アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US10570089B2 (ja)
EP (1) EP3416944B1 (ja)
JP (1) JP6894445B2 (ja)
CN (1) CN108698988B (ja)
BR (1) BR112018016656B1 (ja)
CA (1) CA3015021A1 (ja)
DK (1) DK3416944T3 (ja)
ES (1) ES2764720T3 (ja)
FR (1) FR3047734B1 (ja)
HU (1) HUE047748T2 (ja)
IL (1) IL261135B (ja)
LT (1) LT3416944T (ja)
MX (1) MX2018009831A (ja)
PL (1) PL3416944T3 (ja)
SI (1) SI3416944T1 (ja)
WO (1) WO2017140754A1 (ja)
ZA (1) ZA201805138B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107540566A (zh) * 2017-08-28 2018-01-05 江苏绿叶农化有限公司 一种炔苯酰草胺的制备方法
JP2022537518A (ja) * 2019-06-13 2022-08-26 シャンハイ ケチョウ ファーマ,インコーポレイテッド 脳神経または心臓保護剤としてのアミノチオール系化合物の使用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2761606B1 (fr) * 1997-04-08 1999-05-14 Cird Galderma Utilisation de derives aminothiolesters dans le domaine pharmaceutique
FR2809727B1 (fr) * 2000-05-31 2002-07-26 Galderma Res & Dev Nouveaux composes aminothiolesters, compositions pharmaceutiques et cosmetiques les contenant et utilisations
US7078402B2 (en) * 2000-05-31 2006-07-18 Centre National De La Recherche Scientifique (Cnrs) Aminothiol ester compounds, pharmaceutical and cosmetics compositions containing same and uses thereof
FR2983492B1 (fr) * 2011-12-06 2015-10-30 Advanced Biodesign Procede ex vivo de purge tumorale d'un echantillon biologique

Also Published As

Publication number Publication date
CN108698988A (zh) 2018-10-23
SI3416944T1 (sl) 2020-02-28
FR3047734A1 (fr) 2017-08-18
BR112018016656B1 (pt) 2021-11-09
CN108698988B (zh) 2020-04-21
FR3047734B1 (fr) 2019-09-06
DK3416944T3 (da) 2020-01-20
HUE047748T2 (hu) 2020-05-28
CA3015021A1 (fr) 2017-08-24
ZA201805138B (en) 2019-11-27
JP2019505543A (ja) 2019-02-28
IL261135B (en) 2021-03-25
WO2017140754A1 (fr) 2017-08-24
ES2764720T3 (es) 2020-06-04
LT3416944T (lt) 2020-02-10
PL3416944T3 (pl) 2020-06-01
US10570089B2 (en) 2020-02-25
EP3416944B1 (fr) 2019-12-04
MX2018009831A (es) 2018-09-11
EP3416944A1 (fr) 2018-12-26
IL261135A (en) 2018-10-31
BR112018016656A2 (pt) 2018-12-26
US20190047948A1 (en) 2019-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5202635B2 (ja) インテグラーゼ阻害剤の調製のためのプロセスおよび中間体
JP2016512822A5 (ja)
JP5021470B2 (ja) 4,4−ジフルオロ−3−オキソブタン酸エステルの調製方法
JP2019048838A (ja) α,ω−ジカルボン酸末端ジアルカンエーテルを調製するためのプロセスおよび中間体
JP6894445B2 (ja) アミノチオールエステル化合物およびその塩の製造方法
JP6023322B2 (ja) 2−シアノフェニルボロン酸およびそのエステルの製造プロセス
JP2006282667A (ja) アダパレンを調製するための方法
EP1619179A1 (en) Production method of O-substituted tyrosine compound
ES2546487T3 (es) Procedimiento para la preparación de derivados de ácido aril- y heteroarilacético
JP2009518380A (ja) 2−クロロエトキシ−酢酸−n,n−ジメチルアミドの製法
ES2619711T3 (es) Procedimiento para la preparación de ácidos y ésteres aminoaril- y aminoheteroarilborónicos
JP2001354597A (ja) シクロプロペン類の製造方法
JP2006519242A (ja) チオ酢酸およびその塩の製造方法
JP3950422B2 (ja) アザディールス・アルダー反応方法
JP4869739B2 (ja) 含フッ素ジヒドロキノリン化合物及び含フッ素キノリン化合物の製造方法
JP2012530075A (ja) 二置換アミノジフルオロスルフィニウム塩、その調製プロセスおよびデオキソフッ素化試薬としての使用方法
JP2019501913A (ja) エフィナコナゾールの合成方法
JP4165110B2 (ja) 4−オキシピリミジン誘導体の製法
JP3526606B2 (ja) N−置換ピラジンカルボキシアミドの製造方法
JPH0859576A (ja) 光学活性アミノケトン及びアミノアルコールの製造方法
JP3972715B2 (ja) スルフィド誘導体の製法
JP3918468B2 (ja) 3,3−ビス(アルコキシカルボニル−メチルチオ)プロピオニトリル及びその製造方法
JP2005075728A (ja) アリルアミン類の製造方法
JP2008081485A (ja) ベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法
JP2006052164A (ja) (4e)−5−クロロ−2−(1−メチルエチル)−4−ペンテン酸エステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6894445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150