JP6894147B2 - 身体の運動機能障害を回復させる電流刺激装置 - Google Patents

身体の運動機能障害を回復させる電流刺激装置 Download PDF

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Description

本発明は、人間が感知できない微弱電流を発生させる電流刺激装置に関し、より詳しく述べると経皮を電流刺激することにより筋出力の向上または低下をさせ、身体の運動機能障害を回復させる電流刺激装置に関する。
電流刺激により身体機能を回復させる装置として、筋収縮をさせることで筋出力を向上させるEMSが知られている。
EMSとは、ElectricalMuscleSimulationのことであり、外部から電気的に運動神経を刺激することで、その神経に繋がる筋肉を断続的に収縮させて効率的な筋力トレーニングを行わせる装置である。筋組織に対し強度の負荷をかけ、筋繊維を破壊した後に修復することで筋肉を肥大化し、筋出力を向上させることで身体の運動機能障害を回復させる装置である。それゆえ、EMSは筋収縮を引き起こすような強い電流刺激を与える。しかしながら、筋肉に突然強度の電流刺激を与えると刺激が強すぎるので、設定電流へ徐々に電流を上げていく「電流のかけ方」に様々な工夫がされている。(例えば引用文献1)
特開2009−225810号公報
EMSは強い電流刺激により筋肉を断続的に収縮させて、効率的な筋力トレーニングを行わせ、筋肉を肥大化させるものである。その結果として筋出力が向上するものであり、筋が肥大化するまでは筋出力を向上させることはできない。
つまり、即時的に筋出力を向上させることはできないという課題があった。
一方、運動機能障害には様々な状態の障害があり、筋が過度に収縮することにより運動機能障害を引き起こしている障害もある。
この様な運動機能障害には過度な筋収縮を脱力させて弛緩させる必要があるが、従来の電流刺激装置では、この様な運動機能障害を回復させることは出来なかった。
この様な過度の筋収縮を緩和させる手段として、例えば脳性麻痺患者に対するボトックス注射がある。この治療は、ボツリヌス菌を筋に収縮している筋に注射し、筋収縮を弛緩させるものである。しかしながら、効果に永続性はなく、定期的に注射を繰り返す必要がある。また、定期的に投与すると、菌に対して免疫がついてしまい、効果が弱くなってしまうという課題や、呼吸障害や嚥下障害が起きるリスクがあるという課題があった。また、医療機関にて治療を受けるしかないという課題がある。
上記の課題を解決するために本発明にかかる電流刺激装置は、導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、前記電気信号は、筋力を向上させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記各所定時間はそれぞれ1秒より大きい電気信号であることを特徴とする。
前記電気信号によって、即時的に筋出力を向上させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。
上記の課題を解決するための別の手段として、前記構成において、前記電気信号は、所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記各所定時間はそれぞれ1秒より小さい電気信号であることを特徴とする。
前記電気信号によって、即時的に筋出力を低下させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。また、医療機関に罹ることなく簡易に過度な筋収縮を脱力させて弛緩させることができる。
上記の課題を解決するための別の手段として、前記構成において、前記電流刺激装置は前記電気信号として、第1のモードによる第1の電気信号か第2のモードによる第2の電気信号を供給可能であり、前記第1の電気信号は、筋力を向上させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、第1の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、第2の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記第2の電気信号は、筋力を低下させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、第3の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、第4の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されることを特徴とする。
前記第1のモードと前記第2のモードの少なくとも一方のモードを用いて経皮的な電流刺激を与えることにより、即時的に筋出力を向上又は低下させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。また、医療機関に罹ることなく簡易に過度な筋収縮を脱力させて弛緩させることができる。
さらに、好ましくは、前記構成において、前記第1の出力モードと前記第2の出力モードのいずれかを任意に選択するモード設定手段を備え、選択されたモードに従って前記第1の電気信号または前記第2の電気信号を出力することを特徴とする。
前記第1の出力モードと前記第2の出力モードのいずれかを任意に選択するモード設定に従って経皮的な電流刺激を与えることで運動機能障害の緩和、筋収縮の弛緩の効率が向上する。
さらに、好ましくは前記第1の時間と前記第2の時間は1.1秒以上4秒以下であることを特徴とする。
前記第1の時間と前記第2の時間設定によって、筋出力促通について大きな効果が得られる。
さらに、好ましくは第3の時間と前記第4の時間は0.1秒以上0.9秒以下であることを特徴とする。
前記第3の時間と前記第4の時間設定によって、筋出力抑制について大きな効果が得られる。
上記の課題を解決するために本発明にかかる別の電流刺激装置は、導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、前記電気信号は、筋力を向上させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の電気信号と、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記各所定時間はそれぞれ1秒より大きい電気信号であることを特徴とする。
前記電気信号出力によって、即時的に筋出力を向上させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。
上記の課題を解決するための別の手段として、前記構成において、前記電気信号は、筋力を低下させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電流であって、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の電気信号と、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記各所定時間はそれぞれ1秒より小さい電気信号であることを特徴とする。
前記電気信号によって、即時的に筋出力を低下させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。また、医療機関に罹ることなく簡易に過度な筋収縮を脱力させて弛緩させることができる。
上記の課題を解決するための別の手段として、前記構成において、前記電流刺激装置は前記電気信号として第1の電気信号か第2の電気信号を供給可能であり、前記第1の電気信号は、筋力を向上させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の電気信号と、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記第2の電気信号は、筋力を低下させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の電気信号と、所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されることを特徴とする。
前記第1の電気信号と前記第2の電気信号の少なくとも一方の電気信号を用いて経皮的な電流刺激を与えることにより、即時的に筋出力を向上又は低下させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。また、医療機関に罹ることなく簡易に過度な筋収縮を脱力させて弛緩させることができる。
本発明は、機能回復させたい筋の経皮上から筋収縮を起こさせない微弱な電流刺激を与えることにより、即時的に筋出力の向上又は低下をさせることができる。
特に、筋の収縮が強すぎることで生じている運動機能障害に対し、その筋出力を低下させることで運動機能障害を回復することができる。
本発明にかかる電流刺激装置100の正面図である。 本発明にかかる電流刺激装置のブロック図である。 本発明に係る第1の出力モードを示す波形である。 本発明に係る第2の出力モードを示す波形である。
通常、筋が収縮するためには、脳から神経を通じて動かしたい筋に命令(電気信号)を出し、その命令を受けて筋は収縮する。
その際、筋の発揮できる力(筋力)は基本的には筋肉の断面積に比例する。しかし、実際に出力する筋力は、単純に筋肉の断面積だけでは決まらず、その筋肉の総量の内、何パーセントを使いこなしているか否かが筋力発揮の大きな要因となる。
つまり、脳が神経を通じて、筋に命令を伝えるときの命令量が多いほど、筋はたくさんの筋線維を収縮させる事ができ、大きな力(筋力)を発揮できる。
そして、一般的には、最大筋力を発揮しているつもり(最大努力)であっても、実際は筋に最大の命令が伝わっているわけではなく、全体の何割かの筋に命令がいっているだけの事が多い。
その割合には個人差があり、同じ量の筋肉を持っていても筋力差が生じる原因となっている。また、通常は、最大の命令でも筋の約60%〜70%の筋にしか命令が届いていないと考えられている。何故なら、筋の持つ筋力を100%発揮すると、腱や骨、関節、さらには筋自身に負担がかかりすぎるため、一種の防衛措置として100%の命令がされない様に制御されている。
本発明は、この筋に伝わる約60%〜70%の命令量を増やす事で筋出力を向上させ、命令量を減らす事で筋出力を低下させると考えられる。
本発明について、この筋に伝わる約60%〜70%の命令量を増やす事を促通と定義し、命令量を減らす事を抑制と定義する。
つまり、「促通」を選択すると筋出力が向上し、「抑制」を選択すると、筋出力を低下させる。
本発明は、筋出力を向上させる第1の出力モードと、筋出力を低下させる第2の出力モードとのいずれか一方、又は両方のモードを出力することができ、身体に運動機能障害を抱えている患者の機能回復を図ることができる。
例えば、関節等に障害を抱え、痛みを抱えている患者等は、本来使うべき筋肉がうまく使えていない運動機能障害をもっている。また、このうまく使えてない筋肉を補うために、その周囲の特定の筋肉を使用している。
これらのうまく使えていない筋肉は筋力が弱っているため、筋出力を向上させて筋の機能を回復し、逆に、周囲の特定の筋肉は筋出力が強すぎるため、筋出力を低下させることで運動機能障害から回復させる。
このような筋収縮の異常による運動機能障害から回復させることを目的とする装置とその装置を用いた方法について提供する。
ここで、本発明の特徴について述べる。
本発明の特徴は、即時的に筋出力の向上と低下ができることである。
この効果を得るには、ランプアップタイムとランプダウンタイムにかける時間が重要となる。
ランプアップタイムとは、ライズタイムコントロールとも呼ばれるもので、開始後すぐに設定した電流をかけるのではなく、徐々に設定された電流まで上昇させる時間をいい、ランプダウンタイムはその逆で、徐々に電流を低下させる時間をいう。筋に対する刺激を緩和するために設けられている。
本発明者は、筋出力を向上させるには、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より大きくすることであり、筋出力を低下させるには、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より小さくすることが条件であることを見出した。
このランプアップタイムとライプダウンタイムは図2に示すように、CPU19にて制御され、出力回路20を経て導子14から出力される。
第1の出力モードは、図3aに示すように、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より大きくした出力モードであり、筋出力を向上させるモードである。(以下、促通モードといいう。)つまり、低下した筋出力の回復を図るモードである。
例えば、介護現場での寝たきり患者や、心疾患、呼吸器疾患、糖尿病患者などの廃用性筋委縮により低下した筋出力を回復させたり、整形疾患の術後の廃用性筋委縮予防等、リハビリテーションに用いる事ができる。
特に、このリハビリテーションの患者には高齢者が多く、強度の電気ショックに苦痛を感じることが多いため、筋収縮を起こさせない強さの微弱電流(知覚しない)により運動機能障害を回復させるのは有用である。
また、小児リハビリテーションについても、電気刺激に対する恐怖心を抱かせないので有効である。
整形外科や接骨院においても、肩関節や膝関節の疼痛で筋力低下や筋バランスを主な原因とする疾患の治療・可動域制限改善に有用である。
第2の出力モードは、図3bに示すようにランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より小さくした出力モードであり、筋出力を低下させるモードである。つまり、必要以上に筋収縮を起こしている状態の筋肉の収縮を弛緩し、抑制するモードである。(以下、抑制モードという。)例えば、腰痛や肩こりなどの患部に過度の筋緊張のある患者に対して、有効である。
[実施例1]
以下、本発明について、図面を参照しながら述べる。
本実施例では、筋収縮を起こさせない微弱電流(マイクロカレント)を印加し、経皮的に刺激を与えることで、その神経に付随する筋肉の筋出力を向上又は低下させ、低下した身体機能の障害を回復させる電流刺激装置100であり、図1に示すように、微弱電流を発生させる本体10と、その電流を印加する導子14から構成される。
電流刺激装置100の正面には、各種SW(操作スイッチ)が設けられている。11は電源SWである。12はスタート/ストップSWである。また、装置100の下面には導子14を接続する出力口が設けられている。
出力モードとしては、筋出力を向上させる第1の出力モードと、筋出力を低下させる第2の出力モードがある。この出力モードは装置ごとに固定したモードとしてもよいし、別途、モード選択SWを設け、いずれかのモードをユーザが選択するものとしてもよい。
図2は電流刺激装置100の主要な構成を示すブロック図である。
図2において、電源部15から出力される電源電圧Vccは、制御電圧回路17で必要な電圧に制御され、CPU19、メモリ21、昇圧回路16、その他必要な回路に供給される。また、CPU19で制御される出力回路20へも供給される。
まず、微弱電流発生部について述べる。
微弱電流発生部は、出力回路20と、昇圧回路16から供給された電圧Vccと、CPU19から構成される。
出力回路20は、昇圧回路16から供給された電圧Vccと、CPU19からの信号を受けて、微弱電流を生成する。この微弱電流は、筋収縮を起こさせないレベルの電流のことをいい、具体的には20mA以下の電流をいう。この20mAという数値は、EBM物理療法原著第2版(医歯薬出版株式会社)のP242、図8−20に記載されている。この図から読み取れるように、筋収縮を起こさせるには20mA以上の出力が必要である。
本実施例は出力1000μA未満の電流(マイクロカレント)を用いるため、筋収縮を起こすことが無いのが特徴である。
次に制御部について述べる。
制御部は、CPU19と、制御電圧回路17、電源電圧監視回路18、メモリ21から構成される。CPU19はEEPROMからなるメモリ21や、上述した各SW、更にクロックを発生する源発振機が接続されている。また、CPU19は、電源電圧監視回路18により電源電圧Vccを監視している。また、CPU19は、ランプアップタイムやホールドタイム、ランプダウンタイムやオフタイムについての時間制御もおこなっている。
尚、制御プログラム用ROMや作業用RAM等のメモリ21はCPU19とワンチップに構成されている。
制御電圧回路17は、電源部15から供給された電源をCPU19等の制御に必要な電圧に変換し、供給する。
次に出力部について述べる。
出力部は、出力回路20と極性切替回路22とで構成される。
出力回路20で生成された微弱電流と電圧は、極性切替回路22で極性が切替られてパルス信号となり、出力端子から導子14へ出力される。
操作部は、SW(スイッチ)11、SW12から構成され、電源を投入し(SW11)、スタート/ストップSW12を押すことで、施術が開始される。
次に、動作について説明する。
導子14を患部に貼り付けた後、電源SW11により電源を投入し装置本体を起動させる。スタート/ストップSW12を押して施術を始める。
施術が完了したら、再度スタート/ストップSW12を押して終了する。
尚、モード選択SWを設けて出力部ごとにモードを選択することができるような構成にしてもよい。
まず、第1の出力モードについて説明する。
第1の出力モードは、筋出力を向上させるモードであり、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より大きくした出力モードである。
つまり、設定した電流まで1秒より長い時間をかけて徐々上げていき、その設定した電流にて数秒間出力した後、1秒より長い時間をかけて徐々に電圧を下げていく制御である。
このような制御はCPU19と出力回路20にて行う。
第2の出力モードは、筋出力を抑制するモードであり、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より小さくした出力モードである。
つまり、設定した電流まで1秒より短い時間で上げていき、その電流にて数秒間出力した後、1秒より短い時間で電流を下げていく制御である。このような制御はCPU19と出力回路20にて行う。
ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒に設定すると、筋出力の促通、抑制のどちらも起こらない。
しかし、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より大きく設定すると、筋出力の向上効果が認められる。好ましくは1.1秒から4.0秒の範囲で促通の効果があり、特に促通の効果があるのは1.1秒から3.0秒の範囲である。
一方、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1秒より小さく設定すると、筋出力の抑制効果が認められる。好ましくは0.1から0.9秒の範囲で抑制の効果がある。
この様な数値範囲を導き出した実験については後ほど試験例2として詳述する。
導子14は公知技術の導子14で構わない。また、導子14の設置場所は、機能回復させたい筋肉の上であればどこでもいい。
以下、試験例について述べる。
[試験例1]
この試験は、電流刺激装置100により、筋出力の向上や低下をさせることができたことを証明する試験である。また、即時的に筋出力を変化させることから、筋出力の向上が筋肥大によるものではないことを証明する試験である。
20代から40代の各年代の男性を被験者として、電流刺激装置100に接続した導子14を右脚の中臀筋に貼付け、第1の出力モードである筋出力促通モードと、第2の出力モードである抑制モードを施術し、施術前後の右脚外転の力を計測した。
計測には株式会社アニマ社製の筋力計 μTas F−1を用いた。これを右脚の外踝の上に設置した。
また、トリックモーション(代替えの筋肉による運動)を起こりにくくするために、左側の足は壁へ密着させた。
A群として、施術前の被験者各々の力を計測し、その後、促通モードを施術して計測、次に抑制モードを施術し計測、その後に再び促通モードを施術して計測を行った。
尚、次の施術までのインターバル間隔は20分とした。
B群として、施術前の被験者各々の力を計測し、その後、抑制モードを施術して計測、次に促通モードを施術し計測、その後に再び抑制モードを施術して計測を行った。
尚、次の施術までのインターバル間隔は20分とした。
促通モードのパラメータは以下の通りである。
周波数50Hz、パルス幅200μs、出力450μA、出力時間5分、ランプアップタイム1.5秒、ホールド2.0秒、ランプダウンタイム1.5秒、オフタイム3.0秒
抑制モードのパラメータは以下の通りである。
周波数50Hz、パルス幅200μs、出力450μA、出力時間5分、ランプアップタイム0.5秒、ホールド4.0秒、ランプダウンタイム0.5秒、オフタイム3.0秒
Figure 0006894147
A群の結果を以下の表1として表す。尚、単位Nはニュートンである。




Figure 0006894147
B群の結果を以下の表2として表す。尚、単位Nはニュートンである。




結果から解るように、A群・B群ともに促通では筋出力の向上が、抑制では筋出力の低下を起こすことが証明された。
また、即時的に筋出力の向上(促通)と低下(抑制)を起こすことができることが証明された。
以上の試験結果から、電流刺激装置100を用いることで、即時的に筋出力の向上と低下をさせることができる。
また、施術後すぐに効果が表れていることから、筋収縮により筋を肥大させ、その結果として筋出力を増強したものではないことが証明された。
一方、抑制モードで刺激を与えると、筋出力の低下がみられる。このような効果は従来のEMSにはできないものである。更に、筋出力の向上、低下効果には持続性も見られた。
[試験例2]
次に、ランプアップタイムとランプダウンタイムの範囲について試験した。
試験はランプアップタイムとランプダウンタイムの秒数を変化させ、その他の条件は試験例1と同様の条件で行った。各秒数での試験後に都度、抑制を行い施術前の筋出力に戻ったことを確認した上で、次秒数の試験を行った。
促通モードについてのランプアップタイムとランプダウンタイムを以下の表3のように設定した。尚、単位は(N:ニュートン)である。
Figure 0006894147



結果として、1.1秒〜3.5秒の範囲で筋出力の向上が見られた。中でも3.0秒は最も出力が向上した。尚、施術前よりは向上しているものの4.0秒では多少の低下が見られた。
抑制モードも同様に、ランプアップタイムとランプダウンタイムを以下の表4のように設定した。各秒数での試験後に都度、促通を行い施術前の筋出力に戻ったことを確認した上で、次秒数の試験を行った。
Figure 0006894147
尚、単位は(N:ニュートン)である。




結果として0.9から0.1の範囲で筋出力の低下が見られた。なかでも、0.5秒は最も出力が低下した。
以上の試験より、ランプアップタイムとランプダウンタイムを1.1秒から4.0秒、好ましくは1.1秒から3.0秒に設定することで筋出力の向上をさせることができる。
一方、ランプアップタイムとランプダウンタイムを0.9秒から0.1秒に設定することで筋出力を低下させることができる。
以上の試験結果から、ランプアップタイムとランプダウンタイムの設定時間によって筋出力の向上と低下をさせることが実証された。
筋出力を向上させるには、ランプアップタイムとランプダウンタイムが1秒より大きいこと、反対に筋出力を低下させるにはランプアップタイムとランプダウンタイムが1秒より小さいことであることが必要となる。
また、施術後すぐに効果が表れていることから、筋収縮により筋を肥大させ、その結果として筋出力を増強していないことも証明された。
また、即時的に筋出力の低下もみられる。このような結果は従来のEMSにおいてはできないものである。更に、筋出力の向上、低下効果には持続性も見られた。
また、電流値を1μAから999μAの範囲内に設定し、同様の試験を行った所、同様の結果が得られた。
その他、装置本体には現在の施術モードやパラメータ、経過時間等を表示する表示部を設けても構わない。また、導子14への出力チャンネルは1つと例示したが、これに限定されるものではなく、複数チャンネルとしてもよい。チャンネル数は問わない。
また、促通モード、抑制モードの出力はユーザが任意に変更できるようにしてもよい。例えば、5段階の出力レベル調整SWを設けて、ユーザの好みの出力としてもよい。
尚、記載したパラメータは一例であって、このパラメータに限定するわけではなく、均等の範囲に及ぶことを注意的に記載しておく。
上記の他に本発明にかかる電流刺激装置は、次のようにすることもできる。本発明に係る他の電流刺激装置は、患部に対し筋収縮を起こさせない微弱な電流刺激を発生させる微弱電流発生部と、前記微弱電流発生部に発生させた電流を制御する制御部と、前記制御部で制御した電流を出力する出力部と、前記出力部で出力された電流を患部の皮膚表面へ印加する導子とを備え、前記制御部は、筋の出力を向上又は抑制させるために、設定電流まで電流を徐々に上昇させるランプアップタイムと前記設定電流から徐々に電流を下降させるランプダウンタイムとを制御し、前記出力部は前記制御部で制御された前記ランプアップタイムと前記ランプダウンタイムを1秒より大きくすることで筋出力を向上させる第1の出力モードと、前記ランプアップタイムと前記ランプダウンタイムを1秒より小さくすることで筋出力を低下させる第2の出力モードの少なくとも一方のモードを出力することを特徴とする。このように第1の出力モードと第2の出力モードの少なくとも一方のモードを用いて患部に施術することにより、即時的に筋出力を向上又は低下させることができるので運動機能障害を即時的に緩和することができる。また、医療機関に罹ることなく簡易に過度な筋収縮を脱力させて弛緩させることができる。
本発明に係る他の電流刺激装置は、電気信号を患者の患部に配置した導子を使用して患部に供給する電流刺激装置であって、前記電気信号は、筋力を向上させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、電流の振幅がランプアップタイムにおいて徐々に大きくなる信号である電気信号と、20mA以下の電気信号と、電流の振幅がランプダウンタイムにおいて徐々に小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記ランプアップタイム及び前記ランプダウンタイムがそれぞれ1秒より大きい電気信号であることを特徴とする。また、本発明にかかる電流刺激装置は、電気信号を患部に配置した導子を使用して患部に供給する電流刺激装置であって、前記電気信号は、筋力を低下させるために使用される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電流であって、電流の振幅がランプアップタイムにおいて徐々に大きくなる信号である電気信号と、20mA以下の電気信号と、電流の振幅がランプダウンタイムにおいて徐々に小さくなる電気信号から構成されるものであり、前記ランプアップタイムおよび前記ランプダウンタイムがそれぞれ1秒より小さい電流であることを特徴とする。
10 本体
11 電源スイッチSW11
12 スタート/ストップSW12
14 導子
15 電源部
16 昇圧回路
17 制御電圧回路
18 電源電圧監視回路
19 CPU
20 出力回路
21 メモリ
22 極性切替回路
100 電流刺激装置

Claims (9)

  1. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電気信号は、
    命令量を増やすことで即時的に筋出力の向上を行う促通に使用されるために設けられた促通モードによる電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記各所定時間はそれぞれ1秒より大きい電気信号であることを特徴とする電流刺激装置。
  2. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電気信号は、
    命令量を減らすことで即時的に筋出力の低下を行う抑制に使用されるために設けられた抑制モードによる電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記各所定時間はそれぞれ1秒より小さい電気信号であることを特徴とする電流刺激装置。
  3. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電流刺激装置は前記電気信号として、第1のモードによる第1の電気信号か第2のモードによる第2の電気信号を供給可能であり、
    前記第1の電気信号は、
    命令量を増やすことで即時的に筋出力の向上を行う促通に使用されるために設けられた促通モードである前記第1のモードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    第1の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、
    1000μA以下の振幅の電気信号と、
    第2の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記第2の電気信号は、
    命令量を減らすことで即時的に筋出力の低下を行う抑制に使用されるために設けられた抑制モードである前記第2のモードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    第3の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、1000μA以下の振幅の電気信号と、
    第4の時間内に電気信号の電流の振幅が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されることを特徴とする電流刺激装置。
  4. 前記第1のモードと前記第2のモードのいずれかを任意に選択するモード設定手段を備え、選択されたモードに従って前記第1の電気信号または前記第2の電気信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の電流刺激装置。
  5. 前記第1の時間と前記第2の時間は1.1秒以上4秒以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電流刺激装置。
  6. 前記第3の時間と前記第4の時間は0.1秒以上0.9秒以下であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電流刺激装置。
  7. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電気信号は、
    命令量を増やすことで即時的に筋出力の向上を行う促通に使用されるために設けられた促通モードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、
    1000μA以下の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記各所定時間はそれぞれ1秒より大きい電気信号であることを特徴とする電流刺激装置。
  8. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電気信号は、
    命令量を減らすことで即時的に筋出力の低下を行う抑制に使用されるために設けられた抑制モードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電流であって、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、
    1000μA以下の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記各所定時間はそれぞれ1秒より小さい電気信号であることを特徴とする電流刺激装置。
  9. 導子を使用して電気信号を供給することによって経皮的な電流刺激を与える電流刺激装置であって、
    前記電流刺激装置は前記電気信号として第1の電気信号か第2の電気信号を供給可能であり、
    前記第1の電気信号は、
    命令量を増やすことで即時的に筋出力の向上を行う促通に使用されるために設けられた促通モードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、
    1000μA以下の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成されるものであり、
    前記第2の電気信号は、
    命令量を減らすことで即時的に筋出力の低下を行う抑制に使用されるために設けられた抑制モードによって出力される電気信号であるとともに筋肉が収縮を起こさない微弱な電気信号であって、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値まで大きくなる電気信号と、
    1000μA以下の電気信号と、
    所定時間内に電気信号の出力が所定の設定値から小さくなる電気信号から構成される
    ことを特徴とする電流刺激装置。
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