JP2021020028A - 顎関節治療器 - Google Patents

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Abstract

【課題】顎関節症を治療する顎関節治療器を実現する。【解決手段】上記の課題を解決するために本発明において以下のような手段を講じた。即ち本発明の治療器は、顎関節または顎関節近傍に配置された電極を使用して咬筋、又は三叉神経、或いは咬筋と三叉神経に電気信号を供給することで顎関節症の治療を行う顎関節治療器であって、前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の電気信号であることを特徴としている。【選択図】図5

Description

本発明は、物理療法による治療器、特に電気刺激を使用して顎関節症を治療できる電気式の顎関節治療器に関する。
物理療法に基づく電流刺激、特に電気式治療器が実用化されている。電流刺激による物理療法としては低周波の電流刺激が多く使用され、関節や筋肉のけがの治療や疲労の改善、或いはけがの予防に使用されている。薬物療法や理学療法が適用されることの多い顎関節の治療にも物理療法が適用できることが分かっており、例えば特許文献1のような顎関節治療装置が提案されている。
特開2003−61985号公報
例えば電気刺激を使用する物理療法では、関節や筋肉の治療の一環としてTENS波形と呼ばれる矩形パルスが使用される場合が多い。当該TENS波形は一般的に、例えば周波数は数十Hz、パルス幅100μsec程度がよく使用され、電流値はTENS波形を適用する部位や症状の程度によって適宜調整され、例えば10mAから30mA程度が使用されることが多い。最近では供給する電気信号の周波数を自動的に時間とともに変動させる周波数スウィープが使用されることがあり、その変動範囲は1Hzから100Hzの範囲がよく使用されている。これらの一般的なパラメータによるTENS波形をそのまま顎関節の治療に適用することで痛みの改善等にある程度の効果は得られるようである。しかし、最も顎関節の治療効果の高い電気信号を規定する、周波数その他のパラメータの検討は十分にされていないのが現状であり、より効率を上げて好適な顎関節治療を実現したくても、例えば周波数をいくらに設定すればいいのか定かでなかった。
さらに電流刺激を供給する位置、即ち電流刺激の供給に使用する電極パットの貼り付け位置や大きさについても、検討が十分にされておらず、満足な治療の効果がえられない事態を引き起こしていた。
上記した課題を解決するために本発明において以下のような手段を講じた。即ち本発明の治療器は、(1)顎関節または顎関節近傍に配置された電極を使用して咬筋、又は三叉神経、或いは咬筋と三叉神経に電気信号を供給することで顎関節症の治療を行う顎関節治療器であって、前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の電気信号であることを特徴としている。
さらに本発明の顎関節治療器は、(2)前記波形生成部は出力する前記電気信号の周波数を、第1の周波数から第2の周波数まで変更し、さらに前記第1の周波数に変更するように自動的に制御することを特徴としている。
さらに本発明の顎関節治療器は、(3)前記第1の周波数は100Hzであり、前記第2の周波数は200Hzであることを特徴としている。
本発明は、特に顎関節治療に効果的な電気刺激を供給可能な電気式治療器を提供でき、顎関節治療を効果的に効率よく実施できる顎関節治療器を提供できる。
本発明にかかる顎関節治療器の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器で使用する電極の位置の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器で使用する電極の位置の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器のコントローラのブロック図の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号の説明図である。 本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号のパラメータの説明図である。
第1の実施形態
図1は本発明による顎関節治療器1の本体2を示している。顎関節治療器1は後述の電極と当該電極と本体2を接続するハーネスから構成されている。本体2は、表示部11と、主電源12、不測の事態に全出力を停止するために使用する全停止スイッチ13、LED14、チャネル1のオンオフ制御に使用するCH1操作部15、チャネル2のオンオフ制御に使用するCH2操作部16、チャネル1用のCH1コネクタ差込17とチャネル2用のCH2コネクタ差込18とを有する。本実施の形態における本体2は上記のような構成としているがこれに限定されず、本発明が実施できる限り、上記のような構成の少なくとも一部により構成されてよく、或いは上記以外を含んでいてもよい。さらに本実施の形態の本体2は出力として2チャネルを備えるがこれに限定されず、1チャネルのみであってもよいし3チャネル以上であってもよい。
表示部11は例えば液晶パネルやELパネルを使用した構成でもよい。本実施の形態では表示部11はタッチパネルとしても機能し、本体2に対する操作手段を兼ねている。これにより表示部11を使用して後述する治療電流の設定や治療電流を出力して治療を行う時間である治療時間の設定などが行える。全停止スイッチ13は表示部11による制御ができない場合などの不測の事態となった場合に本体2の全出力を強制的に停止する場合に使用するスイッチである。LED14は本体2が治療のための患部に付与する電気信号(治療電流或いは治療信号とも称する)の出力中や充電中にそれぞれ点灯して、本体2が治療電流を出力中であることや充電中であることを報知することができる。
図2は治療に際し電極が貼り付けられる顎関節近傍の貼付け位置を示している。図2(a)は咬筋に対する使用の場合を示している。図のように電極LA21が三叉神経の近傍に、電極LB22が咬筋のモーターポイント上に貼り付けられる。当該2つの電極はハーネスA23に接続されており、ハーネスA23の一端に配置されたコネクタA24は本体2のCH1コネクタ差込17又はCH2コネクタ差込18に接続されて、電極LA21と電極LB22の間に治療電流が供給される。図2(b)のように反対側にも、電極RA25と電極RB26を貼り付けて、同様にハーネスB27とコネクタB28によって本体2に接続し、電極RA25と電極RB26間に治療電流を供給することができる。このような電極の位置は咬筋または顎関節の痛みに対して有効である。
図3は、顎関節近傍の貼付け位置であって頸椎に電極を貼り付ける場合を示している。図3(a)では電極LA21は図2の位置のままであるが、電極LB22は図3(b)のように首の後ろの頸椎7番付近に配置される。反対側の電極RA25と電極RB26も同様に配置される。反対側に配置された電極RA25を示す図は図3(a)の逆になるだけであるので図を省略するが、電極RB26は図3(b)のように電極LB22と並べて配置される。図3(b)でも簡単のために図示は省略するがハーネスA23やハーネスB27によって電極LB22や電極RB26と本体2が接続されて、電極LA21と電極LB22の間に、そして電極RA25と電極RB26間に治療電流が流れる。このような電極の位置は三叉神経を介した痛みの抑制に有効である。また、図2や図3は咬筋を運動させる場合に適する。電極の配置として、上記のように電極LA21や電極RA25を三叉神経近傍ではなく咬筋のモーターポイントに配置し、電極LB22と電極RB26を図3(b)のように首の後ろに貼り付けてもよい。
図2と図3において電極は左右に配置されているが顎関節の治療においては右側もしくは左側の少なくとも一方に配置されもよく、患部の症状によって決定されてよい。このような電極配置によって治療電流を付与することにより、咬筋と三叉神経の少なくとも一方に電気信号を与えることができる。
上記の図2や図3で示した電極LA21他の電極は、φ30mmの円形電極であるがこれに限定されず、電極形状は六角形や八角形などの多角形であっても、半円形等の形状であってもよく、大きさも30mmより大きくても小さくてもよい。電極LA21他の電極として本実施の形態では、導電性の粘着パッドを使用している。使用する電極としてはこれに限定されず、粘着力を有さない電極を、顔に巻き付けるベルトあるいはフェイスマスク等を使用して、適切な位置に固定してもよい。本実施の形態では電極は電極A21や電極B22のように導電性の粘着パッドを使用するものとして説明する。
図4は本体2の内部に配置され、本体2の制御や治療電流の制御を行うコントローラ403のブロック図を示している。コントローラ403は制御部402、ユーザIF部401、波形生成部404、電源部406、バッテリ405、タイマ407等の少なくとも一部またはすべてを含んで構成される。波形生成部404はチャネル1とチャネル2の出力を持ち、チャネル1の出力は端子LA408と端子LB409に接続され、端子LA408と端子LB409はCH1コネクタ差込17に接続され、CH1コネクタ差込17に差し込まれたコネクタA24に接続され、ハーネスA23に接続された電極LA21と電極LB22に治療電流を供給できる。例えば端子LA408から出力された電流は、CH1コネクタ差込17に接続されたコネクタA24とコネクタA24に接続されたハーネスA23と、ハーネスA23に接続された電極LA21によって人体に供給され、さらに電極LB22から電極LB22に接続されたハーネスA23、ハーネスA23に接続されたコネクタA24、コネクタA24に接続されたCH1コネクタ差込17、CH1コネクタ差込17に接続された端子LB409を介して波形生成部404にもどる。同様にチャネル2の出力は端子RA410と端子RB411に接続され、端子RA410と端子RB411はCH2コネクタ差込18とコネクタB28に接続されて電極RA25と電極RB26の間にハーネスB27を介して治療電流を供給できる。
制御部402はCPUやメモリの他、各部と接続する為のインターフェース部を内蔵し本体2の制御を行う。当該メモリには、治療電流に関する周波数やパルス幅などの各種パラメータが記憶されている。本実施の形態では当該メモリは制御部402に配置されているものとして記載しているがこれに限定されず制御部402の外部に設けられていてもよい。さらに当該メモリは不揮発性の半導体メモリなどでもよく、或いはSDカードのように着脱可能であるとともに容易に書き換え可能な記憶媒体で構成し、治療波形の各種パラメータを自由に書き換えて使用するような構成でもよい。
ユーザIF部401は表示部11、LED14、CH1操作部15、CH2操作部16に接続されていて、使用者がこれらを操作したことを示す情報を取得して、制御部402に使用者が操作した内容を通知する。さらにユーザIF部401は制御部402の指示に従って、表示部11やLED14に必要な情報を使用者に通知するように指示する。
電源部406は接続されたバッテリ405からの出力を各部の電源入力仕様に合わせた、例えば5Vや12Vに変換して各部に電力を安定供給する。バッテリ405は乾電池であってもよいし、リチウムイオン電池のように充電により繰り返し使用できる二次電池であってもよい。尚、図4ではコントローラ403に電源部406とバッテリ405が搭載されているがこれに限定されずコントローラ403の外部に電源部406とバッテリ405、或いはこれらの少なくとも一方を配置してもよい。或いは図4のようにバッテリ405を使用するような構成に限らず、商用電源であるコンセントに接続して所定の電圧である5Vや12Vを出力する電源アダプタを使用する構成でもよい。この場合、電源アダプタは本体2内部に配置されていてもよく本体2外部に配置されていてもよい。
次に本発明を施した顎関節治療器1の操作を説明する。まず使用者は電極LA21、電極LB22、電極RA25、電極RB26等を図2または図3のように患部に貼り付ける。続けてハーネスA23やハーネスB27を使用して各電極を本体2に電気的に接続する。使用者は本体2の主電源12を使って本体2を起動する。使用者は表示部11を入力手段として操作して治療電流の選択や治療電流を規定する各種パラメータ、及び治療時間等を設定する。設定された情報はユーザIF部401によって制御部402に入力され、制御部402は当該設定された情報に基づいて必要な情報をタイマ407や波形生成部404に送信して設定する。ここで使用者とは、医師や理学療法士であってもよく、或いは患者自身であってもよいが、医師や理学療法士等の有資格者が望ましい。
CH1操作部15とCH2操作部16の少なくとも一方を使用者が操作するとその情報はユーザIF部401によって制御部402に送られ、制御部402は波形生成部404に操作されたチャネルに対する治療電流を出力するように指示を出す。この際にタイマ407に対して治療時間の計測を指示する。治療時間の計測が開始されるとその情報はユーザIF部401によって表示部11に送られ、残り時間が表示部11に表示される。治療電流が出力されているチャネルのCH1操作部15やCH2操作部16を再度押すと、その情報はユーザIF部401を介して制御部402に送られ、制御部402は波形生成部404に、操作されたチャネルに対する出力を停止する指示を、タイマ407には治療時間の計測を停止する指示をだす。このように治療電流の出力は、出力しているチャネルに対応するCH1操作部15やCH2操作部16が操作された時に停止するが、タイマ407が満了した場合もその情報は制御部402に送られ、制御部402は波形生成部404に出力を停止する旨の情報を送信することによって出力は停止する。
図5は顎関節治療器1で使用する治療信号を示している。治療に使用するのは図5(a)のような疼痛の緩和によく用いられるパルス波形であり、本明細書においてはこのパルス波形をTENS波形と称し、TENS波形のパルス幅PWは50μsecとしている。周波数Fは100Hzから200Hzでスウィープさせている。すなわち電流刺激を発生させる電気信号の周波数は第1の周波数である100Hzから第2の周波数である200Hzまで変更され、さらに第1の周波数に変更されるように制御される。そしてこのような周波数の変更による制御が治療時間において繰り返される。特に本実施の形態では周波数は100Hzからスタートし、16秒間で200Hzまで周波数を徐々に大きくし、200Hzに達すると、16秒をかけて100Hzに戻る制御を繰り返す。このように周波数を変更させる制御を周波数スウィープと称し、その上限値(又は第2の周波数といい、例えば200Hz)と下限値(又は第1の周波数といい、例えば100Hz)を使用して、スウィープ周波数は100Hzから200Hz、というように表現する。治療時間は例えば20分が設定される。痛みの緩和を主目的とする治療においては、治療電流の出力は筋収縮が起きない程度とし、咬筋の運動を主目的とする場合は治療電流による痛みなどの不快感を生じない範囲で調整する。ただし、これらの電流値や治療時間は、症状の種類や程度、年齢、性別、電流刺激に対する感度や物理療法に対する経験やなれ、その他の個人差等を考慮して、適宜設定または調整する必要がある。
TENS波形等の電流刺激による痛みの抑制効果の一つは、電流刺激によってオピオイドなどの鎮痛物質が分泌されることによって得られる。鎮痛物質は患部に供給される電流刺激の周波数によって異なる種類が分泌されるが、患部の程度や種類その他の条件によって当該患部に対する有効な鎮痛物質は異なるため、各患者特有の、或いはそれぞれの患者ごとにどの鎮痛物質を分泌させるか、即ち供給する電流刺激の周波数を特定することは一般的に困難である。そこで周波数をスウィープさせて複数種の鎮痛物質を分泌させることによって分泌された鎮痛物質のうちのいずれか一つ以上によって安定した鎮痛効果を得ることができる。
スウィープは上記のように鎮痛物質を患部に効率的に作用させるために適している。さらに電流刺激を使用する顎関節の治療においてはさらに有効である。膝や腰の治療に比較して、顎関節やその近傍の皮膚表面には電流に対して痛みや不快を感じる感覚神経が多く、膝や腰に比較すると比較的小さな電流値でも痛みを感じる、または不快感を生じることが多く、膝や腰のように十分に大きな電流を供給できない。一方、電流刺激を使用する治療においては、治療が継続されるにつれて効果がだんだん得られなくなる、「順応」と呼ばれる反応が発生する。膝や腰のように十分に大きな電流を流せる部位であれば順応が起きれば十分な効果が得られるように電流値をだんだん大きくすることができるが、顎関節の治療においては、痛みを感じる又は不快感を生じやすく、必要な電流を供給できず、十分な効果が得られにくい。
そこで本発明のように治療電流をスウィープすることによって特定の治療波形が継続的に患部に供給され続けることがなく、順応が発生せず、必要以上に大きな電流値を付与することが不要で顎関節であっても効率的な治療が長期間にわたって良好に繰り返し実施できる。すなわち治療電流の周波数をスウィープする制御は、顎関節治療に際して極めて重要である。
膝や腰の治療など一般的な電流刺激、例えばTENS波形のスウィープを用いた治療において、スウィープ周波数は1Hzから100Hzとされることが多い。これに反して本発明では顎関節治療に際し使用される電気信号の周波数を80Hz以上とし、望ましくは100Hz程度とし、さらに望ましくは100Hzから200Hzにおいてスウィープしている。これは顎関節の治療に際し治療電流の周波数を100Hz前後に設定した場合に鎮痛効果がえられる事例が多く、さらに、50Hz程度の低い周波数より、100Hz以上の高い周波数において効果が得られやすいという結果に基づいている。以上から本発明のように顎関節治療を行う顎関節治療器1では、出力する電流刺激の周波数を80Hz以上、望ましくは100Hz、さらに100Hz以上でスウィープするような制御が望ましい。
尚、200Hz以上では一般的に鎮痛効果は得られにくくなることと、電気刺激が与えられる場所が、膝や腰と比較すると電気刺激による不快感が生じやすい顎関節周辺であるために、膝や腰のように十分に大きな電流を付与できないことを考慮して、効果の得られにくい200Hz以上での電流刺激を付与する代わりに200Hz以下の有効な周波数に限定してこれらの有効な周波数の電気信号をできるだけ数多く付与するためにスウィープの上限値を200Hzまでとしている。
上記では周波数を制御する周波数スウィープについて説明しているが、順応を回避または軽減するための方法として、周波数をスウィープする代わりに、パルス幅を変更する制御も一定の効果が得られる。例えば周波数を100Hzから200Hzの間で変更するスウィープと同様に、パルス幅を例えば20μsecから例えば16秒間で次第に大きく変更して70μsecにした後にさらに16秒をかけて順次バルス幅を小さくして20μsecに戻す制御を繰り返す。このようなパルス幅を第1のパルス幅から第2のパルス幅の間で変更する制御をパルス幅スウィープと称する。同様に振幅についても振幅を第1の振幅から第2の振幅の間で変更する制御を振幅スウィープと称すると振幅スウィープも順応の回避または軽減に対して効果を呈する。
周波数スウィープ、パルス幅スウィープ、振幅スウィープ等はいずれか一つのみに限定して使用されるべきものではなく、これらの少なくとも2つを併用する、例えば周波数スウィープとパルス幅スウィープを両方使用する方法でもよい。この場合はまず周波数スウィープを行い(周波数スウィープ中においてパルス幅は変更されない)、次にパルス幅スウィープを実施する(パルス幅スウィープ中において周波数は変更されない)制御でもよい。または周波数スウィープを行うとともに、パルス幅スウィープも適用することでもよい。この場合に使用されるのがTENS波形であればTENS波形の周波数もパルス幅も変更される。
上記の治療波形では両極性パルスを使用したTENS波形を例に挙げて説明しているがこれに限定されず、図5(b)のような単極性のバルスを使用したものや両極性パルスであってもTENS波形とは異なる図5(c)のようなパルスであってもよい。
さらに顎関節の治療としては、上記のように鎮痛物質を分泌させることによる痛みの抑制や解消或いは軽減に限らず、咬筋を鍛える、またはマッサージすることによって咬筋を弛緩させて結果的に痛みを改善する治療も必要である。
図6はこれらに使用する治療信号を示している。図6(a)は図5(a)のTENS波形を使用したバースト波形を示している。バースト波形では、ON時間はTENS波形が一定出力で繰り返し出力され、OFF時間ではTENS波形の出力を行われない。
治療中はこれらのON時間とOFF時間が交互に繰り返される。図6(a)ではON時間中に6個のTENS波形が記載されているが、実際はもっと多くのTENS波形が出力されていてもよく例えば7個或いは8個以上でもよい。
ここで治療信号または電流刺激を与えるために出力される電気信号を構成する信号を基準波形(第1の信号)と称する。図5(a)から(c)のそれぞれにおいて1/Fで示されている部分がそれぞれの基準波形となる。従って図5(a)における基準波形は上述のようにTENS波形と称し、図5(b)における基準波形を単極性矩形波、図5(c)における基準波形をMCR波形と称する。以後、図が煩雑になるので簡単のために、縦長の長方形によって基準波形を表して図6(b)のように記載する。ただし当該長方形の一つが一つの基準波形のみを示すものではなく、一つ以上の基準波形を代表している。よって図6(c)はON時間に少なくとも6個のTENS波形が出力されていることを示している。
図6の(a)では、振幅、例えば電流値の振幅の制御は行われず常に一定値で出力されている。一方、図6(c)は振幅が変更される制御による治療信号を示している。図6(b)と同様に縦長の長方形が一つ以上の基準波形を示している。長方形の縦方向の長さは基準波形の振幅を示しており、振幅が一定時間経過後に大きくなっているランプアップ時間(T1)と振幅が一定の定常時間(T2)と、振幅が一定時間経過後に小さくなっているランプダウン時間(T3)とOFF時間(T4)で構成される。すなわち、ON時間はランプアップ時間と定常時間とランプダウン時間で構成されている。
図6(c)のランプアップ時間における個々の長方形も上記のように一つ以上の基準波形を示しているが、個々の長方形が示している個々の基準波形の振幅は一定でも、徐々に振幅が大きくなる、或いは段階的に振幅が大きくなるなどによって振幅が変更されてもよくランプアップ時間終了時に所定の値まで振幅が大きくなっていればよい。同様にランプダウン時間における基準波形の振幅は徐々に小さくなる、或いは段階的に振幅が小さくなるなどによって振幅が変更されてもよくランプダウン時間終了時に所定の値まで振幅が小さくなっていればよい。
図6(c)ではランプアップ時間よりランプダウン時間が短く設定されているが、両者は等しくてもよい。ただし顎関節治療においては、図6(c)のようにランプアップ時間よりランプダウン時間を小さくする制御がより望ましい。
前述のように顎関節治療における電気治療では与える電流値を他の部位、例えば膝や腰のように大きくできない。従ってより電気治療の効果を上げるためにはより多くの基準波形を与える必要がある。一方でOFF時間が短すぎると治療効果が低下して治療効率があげられないことが分かっており、患部に与える基準バルスの数を増やすためにOFF時間を短くすることは望ましくない。さらにランプダウン時間をゼロにすることは患部にダメージを与えかねずゼロにはできない場合があり望ましくない。またランプアップ時間は治療電流による痛みや不快感の抑制に極めて重要である。そこで本発明においてはランプダウン時間をランプアップ時間より短くすることによって、ON時間とOFF時間の和である1周期を、OFF時間を短縮することなく短縮し、治療時間内のON時間が生じる回数を増やし、患部に供給される基準波形の数を増やしている。これによって本発明を施した顎関節治療器1では治療時間を変えずによりよい治療効果を得る、即ち治療効率の向上を実現することが可能となっている。
図6において、ON時間とOFF時間の合計を1周期としてとらえて当該周期を制御して治療信号の周波数のスウィープを行ってもよい。この場合は、ON時間とOFF時間の少なくとも一方を変えることによって周期を変更して周波数をスウィープする制御でもよいし、基準波形の周波数を変更し、ON時間やOFF時間を変えずに周波数のスウィープをしてもよく、或いはON時間とOFF時間の少なくとも一方によって治療信号全体の周波数をスウィープさせるとともに基準波形の周波数のスウィープを行ってよい。この場合においても、周波数スウィープと共に、或いは周波数スウィープに代えて振幅スウィープやパルス幅スウィープを使用することもできる。
図6(a)または(b)のようにON時間とOFF時間を設け、ON時間において一定振幅の基準波形で構成される電気信号をバーストと称する。図6(c)のようにON時間とOFF時間を設け、ON時間において異なる振幅の基準波形で構成される電気信号をサージと称する。
上記の各記載において特に図5や図6においてはいずれも矩形波を例に挙げて説明しているがこれに限定されるものではなく、上記の説明において、あるいは以降の説明において、矩形波の代わりに正弦波や三角波その他の形状の波形で基準波形を構成してもよく、当該基準波形を使用して各種スウィープやバーストあるいはサージを構成してもよい。
図7は本顎関節治療器1において出力可能な顎関節治療に使用される治療信号のパラメータの例を示している。REHA1からREHA5は本顎関節治療器1固有の治療波形のパラメータであって、人間が感じることができる電気信号(有感の電気信号と称する)を使用した治療(REHAと称する)に使用する5組のパラメータのセットを示している。MCR1からMCR4は人間が感じることが難しい電気信号(無感の電気信号と称する)を使用した治療(MCRと称する)に使用する4組のパラメータのセットであって本顎関節治療器1固有のパラメータセットを示している。REM1は有感の電気信号を使用して顎関節の動きを整える治療(REMと称する)に使用するパラメータのセットであって本顎関節治療器1固有のパラメータセットを示している。CARE1は有感の電気信号を使用した顎関節症の治療であって従来の治療(CAREと称する)に使用するパラメータのセットを示している。SEQ1からSEQ3は有感及び無感の電気信号を使用した顎関節の治療(SEQと称する)に使用するパラメータのセットであって本顎関節治療器1固有のパラメータセットを示している。
MCR4、REM1、SEQ1、SEQ2、SEQ3はそれぞれPhase 1とPhase 2のパラメータのセットで構成されている。これは、Phase 1のパラメータセットに従った電気信号を出力した後にPhase 2のパラメータセットに従った電気信号が出力されることを、即ち2種類の電気信号が順番に使用されることを示している。本顎関節治療器1ではPhase 1からPhase 2への移行は、即ちPhase 1のパラメータセットによる電気信号の出力からPhase 2のパラメータセットによる電気信号への切り替えは自動的に行われる。すなわち、MCR4ではMCR1の後にMCR3のパラメータセットが使用されているので、MCR1が20分間出力され、その後MCR1の代わりにMCR3が自動的に選択されてMCR3の電気信号が出力されてもよい。
各パラメータセットについて説明する。REHA1は上記の説明、例えば図5を使用して説明した通りTENS波形を使用して周波数をスウィープするので顎関節症の痛みの除去に効果が高く有効である。
REHA2は筋肉、特に咬筋の筋出力を即時的に向上させたい場合に使用され、咬筋に筋出力の向上とともに適度な緊張も得られる。このように筋出力を即時的に上げたり、適度な緊張感を与えたりすることを促通と称する。促通はサージにおけるT1やT3を1秒以上に設定することによって得られる。通常の筋出力の向上は強い負荷を筋肉に与えて繰り返して筋肉を鍛えることによって数日以上の比較的長い時間をかけて得られるものであり、即時的に得られるものではない。一方、促通は即時的に筋出力を向上させることができるので、筋出力の向上を必要とする治療に適している。
サージにおけるT1やT3を1秒以下に設定することによって筋出力の即時的な低下、または筋肉の弛緩が得られる。このように筋出力を一時的に下げたり、即時的に弛緩させたりすることを抑制と称する。通常筋肉の弛緩は筋肉のマッサージなどによって間接的に得られるものである。一方、抑制は直接筋出力を低下させるまたは筋肉を弛緩させて過度な緊張を緩和することができる。顎関節や咬筋が必要以上に緊張している場合に当該緊張を取り除くために有効でありREHA3がこのために使用される。REHA4は咬筋に対するトレーニングによって咬筋の筋力を向上させる為に使用される。尚、TENS波形を使用した低い周波数は自律神経のバランスを整える作用も期待されており、REHA4はリラックス効果も期待できる可能性がある。REHA5はREHA4の周波数をよりリラックス効果の期待できる1Hz程度の低い周波数と大きなパルス幅を使用しており、リラックス効果が期待できる可能性がより高い。
REHAが有感の電気刺激や筋収縮を伴う電気信号を使用する治療であるのに対してMCRは無感の電気刺激であり、筋収縮を伴わない電気信号による治療である。咬筋のトレーニングが不要な場合や、電気信号特有のチクチクした不快感を避けたい場合に有効である。例えば電気刺激に敏感な人や子供に有効な場合が多い。MCR1は無感の電気信号を使用して疼痛の緩和に使用される電気信号のパラメータセットであって痛みの除去に有効である。有感の電気刺激に比較すると無感の電気刺激では400Hz程度の高い周波数での疼痛の抑制効果が高い。また、無感の電気刺激では順応を考慮する必要性は小さい。MCR2は患部に過度な緊張がある場合に有効で、患部を弛緩させて過度な緊張をほぐすために使用される。MCR3は組織を活性化させる場合に有効とされ、患部を活性化して治癒を早めるために有効であると考えられている。MCR4はMCR1による疼痛緩和の後に自動的に患部にMCR3による組織の活性化を与えるために使用される。
REM1はPhase 1としてREHA3が、Phase 2としてREHA2が使用されている。すなわち、患部、特に咬筋に対して筋出力を低下させる或いは筋肉の緊張の緩和の少なくとも一方を直接的に与える電気信号を付与して筋力を一旦低下させた或いは筋肉を弛緩させた後に筋力の向上または適度な緊張を即時的に与える電気信号を付与している。これは患部にある各筋肉が適切な筋出力を出せず、それぞれの筋力が強すぎる又は弱すぎることを原因の一つとする症状に効果的である。この場合は患部又はその近傍の関連する筋肉の出力を一旦低下させて筋出力をリセットした後に、各筋肉の筋出力を上げる或いは適度な緊張を与えるので、各筋肉の筋出力は強すぎるたり弱すぎるたりすることが緩和或いは解消され、顎関節症の治療に効果的できる。すなわちT1とT2を1秒以下とする、筋出力を直接的に低下させる電気信号を付与した後に、T1とT3を1秒以上とする筋出力を即時的に向上させる電気信号を付与することが望ましい。このREM1にように筋出力を直接的に低下させる電気信号を付与した後に、筋出力を即時的に向上させる電気信号を付与する電気信号の付与方法は顎関節症の治療に非常に有効である。さらにこの電気信号の付与方法は顎関節症に限らず咬筋以外の、筋出力のリセットが必要な部位の治療にも有効であって当該治療に使用される治療機器により当該電気信号の付与方法を実施できてもよい。あるいはこの電気信号の付与方法は筋出力の低下や筋弛緩の直後に筋肉を即時的に適度に緊張させることが有効な治療に限らず、例えば美容施術等における電気信号の付与方法としても効果的であって、電気信号を出力して美容施術を行う際に使用される美容機器がこの電気信号の付与方法を実施できることは望ましく、美容施術の効果を高めて美容効果を長期間にわたって維持できる。
また、この電気信号の付与方法は次のように表現できる。少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号を使用する電気信号の付与方法は、第1の電気信号によって第1の治療を行い、続けて第2の電気信号による第2の治療を行う治療であって、当該第2の電気信号は筋出力の向上と筋肉の緊張の少なくとも一方を即時的に与える電気信号であることが好適である。この電気信号の付与方法は顎関節症に限らず咬筋以外の筋肉やその他の関節の治療にも有効であって当該治療に使用される治療機器は当該電気信号の付与方法を実施できることが望ましい。あるいはこの電気信号の付与方法は治療に限らず、例えば美容施術等における電気信号の付与方法としても効果的であって、電気信号を出力して美容施術を行う際に使用される美容機器がこの電気信号の付与方法を実施できてもよく、美容施術の効果を高めて美容効果を長期間にわたって維持できる。
SEQではPhase 1として有感の電気刺激を付与した後にPhase 2としてMCRによる無感の電気刺激を患部に付与している。SEQ1でREHA1の後にMCR3が、SEQ2ではREHA4の後にMCR3が、SEQ3ではCARE1の後にMCR3が出力されている。このようにPhase 1で治療の目的に応じた電気信号を出力し、Phase 2ではMCR3によって患部を活性化させて治療効果を上げる又は早期の治癒を実現せることができる。このような電気信号の使用方法は顎関節症の治療に極めて有効である。さらに顎関節の治療に限らず咬筋以外の筋肉または顎関節以外の関節等の患部に対しても有効であって当該治療に使用される治療機器においてもこの電気信号を実施できてもよい。あるいはこの電気信号の付与方法は電気信号を使用した治療に限らず、例えば美容施術等における電気信号の付与方法としても効果的であって、電気信号を出力して美容施術を行う際に使用される美容機器がこの電気信号の付与方法を実施できることは望ましく、美容施術の効果を高めて美容効果を長期間にわたって維持できる。
さらに上記では2つの電気信号の使用について記載しているが電気信号は2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。さらに最終的、あるいは治療終了時に使用される電気信号が、筋出力の向上か筋肉の緊張の少なくとも一方を即時的に与える電気信号であることが好適であって、これを実現できる治療器や美容機器が望ましい。
上記のような構成では、物理療法を顎関節の治療に適用する場合であって顎関節特有の治療パラメータによって効率よく顎関節症の治療を実施できる顎関節治療器を提供できる。
1 顎関節治療器
2 本体
11 表示部
12 主電源
13 全停止スイッチ
14 LED
15 CH1操作部
16 CH2操作部
17 CH1コネクタ差込
18 CH2コネクタ差込
21 電極LA
22 電極LB
23 ハーネスA
24 コネクタA
25 電極RA
26 電極RB
27 ハーネスB
28 コネクタB
401 ユーザIF部
402 制御部
403 コントローラ
404 波形生成部
405 バッテリ
406 電源部
407 タイマ
408 端子LA
409 端子LB
410 端子RA
411 端子RB

Claims (3)

  1. 顎関節または顎関節近傍に配置された電極を使用して咬筋、又は三叉神経、或いは咬筋と三叉神経に電気信号を供給することで顎関節症の治療を行う顎関節治療器であって、
    前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の電気信号であることを特徴とする顎関節治療器。
  2. 前記波形生成部は出力する前記電気信号の周波数を、第1の周波数から第2の周波数まで変更し、さらに前記第1の周波数に変更するように制御することを特徴とする請求項1に記載の顎関節治療器。
  3. 前記第1の周波数は100Hzであり、前記第2の周波数は200Hzであることを特徴とする請求項2に記載の顎関節治療器。
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