JP6891741B2 - マスタスレーブロボットの動作終了方法 - Google Patents

マスタスレーブロボットの動作終了方法 Download PDF

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本発明は、マスタスレーブロボットの動作終了方法に関する。
マスタ側ロボットの動作に追従して、スレーブ側ロボットを動作させるマスタスレーブロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−199135号公報
上述のようなマスタスレーブロボットは、例えば、音声コマンドに応じて、動作終了処理を行う。しかしながら、音声コマンドによる動作終了処理においては、その音声コマンドの音声認識が失敗すると、動作終了処理が適切に行われない虞がある。また、意図しない音声を誤認識して、動作終了処理が実行される虞もある。このような誤認識を防止するために、複雑な処理を組み込むと、動作終了処理に時間がかかるという問題も生じる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、複雑な動作終了処理を行うことなく、短時間で動作終了処理を行うことができるマスタスレーブロボットの動作終了方法を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
マスタ側ロボットの動作に追従して、スレーブ側ロボットを動作させるマスタスレーブロボットの動作終了方法であって、
前記スレーブ側ロボットにより取得された画像上の規定位置に仮想の終了スイッチを表示し、
前記マスタ側ロボットを操作することで、前記スレーブ側ロボットが前記終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、前記マスタスレーブロボットの動作終了を行う、
マスタスレーブロボットの動作終了方法
である。
本発明によれば、複雑な動作終了処理を行うことなく、短時間で動作終了処理を行うことができるマスタスレーブロボットの動作終了方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るマスタスレーブロボットの概略的構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るマスタスレーブロボットの概略的なシステム構成を示すブロック図である。 スレーブ側ロボットにより取得された画像上の規定位置に表示された仮想の終了スイッチの一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係るマスタスレーブロボット1の動作終了方法のフローの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るマスタスレーブロボットの概略的構成を示す図である。図2は、本発明の実施形態1に係るマスタスレーブロボットの概略的なシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態1に係るマスタスレーブロボット1は、操作者が操作を行うマスタ側ロボット2と、マスタ側ロボット2と離れた位置に配置されたスレーブ側ロボット3と、マスタ側ロボット2の動作に追従してスレーブ側ロボット3を動作させるバイラテラル(双方向力覚帰還型)制御を行う制御部4と、を備えている。
スレーブ側ロボット3は、例えば、図1に示す如く、2足及び2腕型のヒューマノイドロボットとして構成されている。各足及び腕には、複数のリンク31と、各リンク31を回転可能に連結する関節部32と、で構成されている。各関節部32には、各関節部32を駆動させるアクチュエータ33が設けられている。アクチュエータ33は、例えば、モータ駆動、油圧駆動、空気圧駆動などである。各関節部32には、各関節部32の回転角(以下、関節角)を検出する角度センサ34が設けられている。各関節部32には、各関節部32のトルク(以下、関節トルク)を検出するトルクセンサ35が設けられている。なお、スレーブ側ロボット3は、複数の関節部を有する脚ロボットあるいは、ロボットアームであってもよい。
スレーブ側ロボット3には、視覚情報、聴覚情報、触覚情報などのスレーブ側ロボット3周囲の環境情報を取得する環境認識センサ36が設けられている。環境認識センサ36は、例えば、スレーブ側ロボット3の動作時における環境情報を取得する。環境認識センサ36は、例えば、ステレオカメラ、デプスカメラ、マイク、静電容量型触覚センサなどである。環境認識センサ36は、取得した環境情報を、制御部4を介してマスタ側ロボット2に出力する。
マスタ側ロボット2は、操作者がマスタ側ロボット2を介して、スレーブ側ロボット3に対する操作情報を入力する操作部として機能する。スレーブ側ロボット3は、マスタ側ロボット2に入力された操作情報に応じて動作する。マスタ側ロボット2は、スレーブ側ロボット3とは離れた位置に配置されている。マスタ側ロボット2は、例えば、スレーブ側ロボット3における力やモーメント、あるいは、各関節トルクなどの力情報を、マスタ側ロボット2を操作する操作者に対し、フィードバックする。
マスタ側ロボット2は、例えば、図1に示す如く、操作者の上肢に装着される上肢装着部20と、操作者の体を保持するシート部21と、操作者の下肢に装着される下肢装着部22と、スレーブ側ロボット3からの視覚情報を操作者に伝達する視覚伝達装置23と、スレーブ側ロボット3からの聴覚情報を操作者に伝達する聴覚伝達装置24と、を備えている。
上肢装着部20は、例えば、複数のリンク25と、各リンク25を回転可能に連結する関節部26と、で構成されている。各関節部26には、各関節部26を駆動させるアクチュエータ27が設けられている。アクチュエータ27は、例えば、モータ駆動、油圧駆動、空気圧駆動などである。各関節部26には、各関節角を検出する角度センサ28が設けられている。各関節部26には、各関節トルクを検出するトルクセンサ29が設けられている。上肢装着部20の各関節部26の角度センサ28及びトルクセンサ29は、操作者の上肢の動作を検出する。
下肢装着部22は、例えば、複数のリンク25と、各リンク25を回転可能に連結する関節部26と、で構成されている。各関節部26には、各関節部26を駆動させるアクチュエータ27が設けられている。アクチュエータ27は、例えば、モータ駆動、油圧駆動、空気圧駆動などである。各関節部26には、各関節角を検出する角度センサ28が設けられている。各関節部26には、各関節トルクを検出するトルクセンサ29が設けられている。下肢装着部22の各関節部26の角度センサ28及びトルクセンサ29は、操作者の下肢の動作を検出する。
視覚伝達装置23は、例えば、スレーブ側ロボット3に配置されたカメラなどの環境認識センサ36により取得された画像を2次元あるいは3次元で表示するVR(Virtual Reality)ゴーグルとして構成されている。視覚伝達装置23は、操作者の目に装着される。操作者は、視覚伝達装置23の表示画像を見ることで、スレーブ側ロボット3の視点で、スレーブ側ロボット3周囲を見ることができる。
聴覚伝達装置24は、例えば、スレーブ側ロボット3に配置されたマイクなどの環境認識センサ36により取得された音を出力するヘッドフォンとして構成されている。聴覚伝達装置24は、操作者の耳に装着される。操作者は、聴覚伝達装置24の音を聞くことで、スレーブ側ロボット3周囲の音を聞くことができる。
制御部4は、例えば、マスタ側ロボット2の動作に追従してスレーブ側ロボット3を動作させるバイラテラル制御を実行する。制御部4は、バイラテラル制御において、操作者がマスタ側ロボット2を操作した際のマスタ側ロボット2の動作と同様に、スレーブ側ロボット3を動作させる制御を行う。このとき、制御部4は、スレーブ側ロボット3にかかる力情報を、マスタ側ロボット2を介して操作者にフィードバックする。すなわち、制御部4は、スレーブ側ロボット3にかかる力と同様の力がマスタ側ロボット2に発生するように、マスタ側ロボット2を制御する。
例えば、制御部4は、マスタ側ロボット2の角度センサ28により検出された各関節角に基づき、順運動学を用いて、目標とするスレーブ側ロボット3の位置姿勢を算出する。制御部4は、算出した位置姿勢に基づき、逆運動学を用いて、スレーブ側ロボット3の各関節部32の目標関節角を算出する。制御部4は、算出した目標関節角に応じた指令信号をスレーブ側ロボット3の各関節部32のアクチュエータ33に出力してPID制御などを行う。同時に、制御部4は、スレーブ側ロボット3の各関節部32のトルクセンサ35により検出された関節トルクに基づいて、スレーブ側ロボット3の各関節部32の関節トルクと同一の力が発生するように、マスタ側ロボット2の各関節部26のアクチュエータ27を制御してPID制御などを行う。
このようにして、制御部4は、バイラテラル制御において、操作者により操作されたマスタ側ロボット2の動作に、スレーブ側ロボット3の動作を追従させつつ、スレーブ側ロボット3にかかる力情報を、マスタ側ロボット2を介して操作者にフィードバックすることができる。
本実施形態において、操作者がシート部21に着座しているため、操作者の下肢に装着された下肢装着部22は移動しないが、制御部4は、例えば、下肢装着部22の足さばき動作に応じて、スレーブ側ロボット3を移動させる歩行制御を行う。なお、上記バイラテラル制御方法は一例であり、これに限定されない。
以上により、操作者は、例えば、環境認識センサ36により取得された環境情報(スレーブ側ロボット3周囲の画像情報など)を参照し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3をあたかも自らが直接操作しているかのような臨場感で、遠隔操作できる。同時に、操作者は、実際のスレーブ側ロボット3に生じている反力を自ら感知することができる。
なお、制御部4は、は、例えば、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)41、CPU41によって実行される演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)からなるメモリ42、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)43、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、それぞれ、ハードウェア構成されている。CPU41、メモリ42、及びインターフェイス部43は、データバスなどを介して相互に接続されている。
ところで、上述の如く、操作者は、両手及び両脚をマスタ側ロボットに拘束され、さらに、スレーブ側ロボットからの視覚及び聴覚情報を受けて、操作を行っている。このため、操作者は、あたかも、スレーブ側ロボットに自身が乗り移ったような感覚で、操作を行っている。
従来、この状態で、操作者自身が、マスタ側ロボット近傍に配置された、マスタスレーブロボットの動作終了処理を行うための終了スイッチを操作するのは困難である。これは、操作者の身体の機能をマスタ側ロボットの操作に捧げている状態となっているからである。
また、通常、終了スイッチは、操作者の上肢、下肢の動作範囲外に配置される。終了スイッチを動作範囲内に配置すると、マスタ側及びスレーブ側ロボットの可動範囲を狭めてしまうからである。このため、操作者自身が終了スイッチを操作するのは困難であった。仮に、マスタ側及びスレーブ側ロボットの可動範囲を犠牲にして動作範囲内に配置したとしても、操作者は、スレーブ側ロボットの視点でスレーブ側ロボットからの画像を見ているため、マスタ側ロボット近傍に配置された実際の終了スイッチの位置を自身で確認することが困難である。例えば、操作者は、終了スイッチの正確な位置を確認できないまま手探りで探しているうちに、終了スイッチそのものを壊してしまう虞もある。したがって、マスタスレーブロボットの終了スイッチの操作を、もう1名のオペレータに補助してもらう必要があった。
なお、操作者だけで、マスタスレーブロボットの動作終了処理を行う方法として、例えば、音声コマンドに応じて、動作終了処理を行う方法が考えられる。しかしながら、音声コマンドによる動作終了処理においては、その音声コマンドの音声認識が失敗すると、動作終了処理が適切に行われない虞がある。また、意図しない音声を誤認識して、動作終了処理が実行される虞もある。このような誤認識を防止するために、音声コマンドを長いワード数にするなどの複雑な処理を組み込むと、動作終了処理に時間がかかるという問題も生じる。
これに対し、本実施形態1に係るマスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像X上の規定位置に仮想の終了スイッチX1を表示し(図3)、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了を行う。
これにより、仮想の終了スイッチX1を表示し、この終了スイッチX1の操作に応じて動作終了処理を行うだけなので、複雑な終了処理を行うことなく、短時間で動作終了処理を行うことができる。
また、マスタスレーブロボット1は、例えば、所定のトリガーに応じて、スレーブ側ロボット3により取得された画像X上の規定位置に仮想の終了スイッチX1を表示し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了を行ってもよい。
これにより、所定のトリガー及び操作者の規定操作によって動作終了処理を行うことから、音声コマンドの音声認識の失敗や意図しない音声の誤認識などの誤った方式での動作終了処理を防止できる。
上記所定のトリガーは、例えば、音声コマンド、操作者の所定動作、などである。
例えば、制御部4は、音声コマンドを受けるためのマイク44を有している。音声コマンドは操作者によるマスタスレーブロボット1の動作終了を示す音声であり、例えば、「停止準備」、「操作終了」などの簡易な言語である。音声コマンドは、例えば、予めメモリになどに設定されており、任意に設定変更可能である。
制御部4は、マイク44により取得された操作者の音声に対して音声認識処理を行い、メモリ42に予め設定された所定の音声コマンドと、一致するか否かを判定する。制御部4は、一致すると判定した場合、その音声コマンドに応じて、視覚伝達装置23の表示画像X上の規定位置に仮想の終了スイッチX1を表示させる。これにより、操作者は、容易かつ安全に、視覚伝達装置23の表示画像を確認しつつ、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して操作を行うことができる。
上記規定位置は、例えば、スレーブ側ロボット3の体表面で、通常の作業時に邪魔にならない位置、より具体的には、人のへそに相当する位置(スレーブ側ロボット3の腰付近)などであるのが好ましい。
これは、スレーブ側ロボット3周囲の実空間上に何らかの障害物があり、仮想の終了スイッチX1がその近傍あるいは隠れる位置にある場合などが想定される。この場合、スレーブ側ロボット3がその仮想の終了スイッチX1を操作しようとして、実空間の障害物と接触し実空間の障害物を壊してしまう、あるいは、実空間の障害物が邪魔して仮想の終了スイッチX1を操作できない虞がある。しかし、上述のように、終了スイッチX1をスレーブ側ロボット3の体表面に配置することで、障害物が邪魔になることはなく、スレーブ側ロボット3は安全かつ確実に終了スイッチX1を操作することができる。上記規定位置は、一例でありこれに限定されず、例えば、視覚伝達装置23の表示画像上の任意の位置に設定できる。
仮想の終了スイッチX1が、音声コマンドに応じて視覚伝達装置23の表示画像X上の規定位置に、表示されると、操作者は、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して規定操作を行う。
制御部4は、スレーブ側ロボット3の各関節部32の関節角と、終了スイッチX1の規定位置と、に基づいて、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して規定操作を行ったかを判断する。規定操作は、例えば、終了スイッチの長押し(3秒程度)、あるいは、所定回数の押下、などである。
制御部4は、スレーブ側ロボット3が仮想の終了スイッチX1に対して規定操作を行ってときの仮想の力を、マスタ側ロボット2を介して操作者にフィードバックしてもよい。例えば、制御部4は、スレーブ側ロボット3が仮想の終了スイッチX1に対して長押し操作を行って場合にその仮想のスイッチ反力を、マスタ側ロボット2を介して操作者にフィードバックしてもよい。仮想のスイッチ反力は、通常のスイッチ操作で生じる反力を用いてもよい。これにより、操作者によるマスタ側ロボット2の誤操作を抑制できる。
制御部4は、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して規定操作を行ったと判断した場合、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を開始する。このように、音声コマンド及び仮想の終了スイッチX1の2段階の終了操作を行った場合にのみマスタスレーブロボット1の動作終了処理を実行することで、安全かつ確実な動作終了処理を行うことができる。
制御部4は、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して規定操作を行ったと判断した後、再度、確認の音声コマンドを受けた場合にのみ、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を開始してもよい。例えば、確認の音声コマンドは、「本当に終了してもよいか?」、「OK」などの、動作終了を再確認する言葉である。このように3段階の終了操作を行った場合にのみマスタスレーブロボット1の動作終了処理を実行することで、より安全かつ確実な動作終了処理を行うことができる。
例えば、制御部4は、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を開始すると、スレーブ側ロボット3の各関節部32のアクチュエータ33を制御して、スレーブ側ロボット3を、予め設定された収納場所に移動させる、あるいは、その場で安定姿勢を保持させるなどの、安全な停止状態に自律的に移行する。同時に、制御部4は、マスタ側ロボット2の各関節部26のアクチュエータ27を制御して、マスタ側ロボット2を、操作者が上肢装着部20及び下肢装着部22を着脱し易い標準位置及び姿勢にゆっくり制御する。
なお、制御部4は、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を開始すると、スレーブ側ロボット3を安全な停止状態に自律的に移行しているが、これに限定されない。操作者は、上肢装着部20及び下肢装着部22を取外した後に、キーボードやジョイスティックなどの操作装置を用いて、スレーブ側ロボット3を安全な停止状態に移行させてもよい。
図4は、本実施形態1に係るマスタスレーブロボット1の動作終了方法のフローの一例を示すフローチャートである。
制御部4は、マイクにより音声コマンドが入力されたか否かを判定する(ステップS101)。
制御部4は、音声コマンドが入力されたと判定すると(ステップS101のYES)、その音声コマンドに応じて、視覚伝達装置23の表示画像X上の規定位置に仮想の終了スイッチX1を表示させる(ステップS102)。
制御部4は、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して押下操作を行ったかを判定する(ステップS103)。制御部4は、スレーブ側ロボット3が終了スイッチX1に対して押下操作を行ったと判定したとき(ステップS103のYES)、その押下操作が3秒以上であるか否かを判定する(ステップS104)。
制御部4は、その押下操作が3秒以上であると判定したとき(ステップS104のYES)、スレーブ側ロボット3の各関節部32のアクチュエータ33を制御して、スレーブ側ロボット3を、予め設定された安全停止位置に移動させる(ステップS105)。
制御部4は、マスタ側ロボット2の各関節部26のアクチュエータ27を制御して、マスタ側ロボット2を、操作者が上肢装着部20及び下肢装着部22を着脱し易い標準位置及び姿勢に制御する。操作者は、マスタ側ロボット2の上肢装着部20及び下肢装着部22を取外す(ステップS106)。
操作者は、操作装置などを用いて、スレーブ側ロボット3に対して収納操作を行い(ステップ107)、本処理を終了する。
制御部4は、スレーブ側ロボット3が終了スイッチに対して押下操作を行っていない判定したとき(ステップS103のNO)、仮想の終了スイッチの表示後、10秒経過したか否かを判定する(ステップS108)。
制御部4は、仮想の終了スイッチの表示後、10秒経過したと判定したとき(ステップS108のYES)、上記(ステップS101)に戻る。一方、制御部4は、仮想の終了スイッチの表示後、10秒経過していないと判定したとき(ステップS108のNO)、(ステップS102)に戻る。
以上、本実施形態1に係るマスタスレーブロボット1は、音声コマンドに応じて、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置に仮想の終了スイッチを表示し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了を行う。このように、音声コマンドに応じて仮想の終了スイッチを表示し、この終了スイッチの操作に応じて動作終了処理を行うだけなので、複雑な終了処理を行うことなく、短時間で動作終了処理を行うことができる。
実施形態2
本発明の実施形態2において、マスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の2つの規定位置にそれぞれ仮想の終了スイッチを表示する。操作者がマスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が2つの終了スイッチに対して同時に規定操作を行った場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了を行う。これは、実質的に、スレーブ側ロボット3が特定のポーズをとったときに、マスタスレーブロボット1の動作終了を行うというものである。
例えば、規定位置がスレーブ側ロボット3の左右腰の位置であり、規定操作が3秒間の長押しであるとする。この場合、制御部4は、スレーブ側ロボット3が両手を腰に据えた状態で、3秒間停止した場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を行う。
また、規定位置がスレーブ側ロボット3の左右上腕の位置であり、規定操作が3秒間の長押しであるとする。この場合、制御部4は、スレーブ側ロボット3が両手を腕組みした状態で、3秒間停止した場合に、マスタスレーブロボット1の動作終了処理を行う。
例えば、操作者が、実際にマスタ側ロボット2の操作を行いながら、その操作説明のナレーションを行う場合などに、音声認識コマンドを使用しない方が好ましい。このような場合に、本実施形態2によるマスタスレーブロボット1の動作終了方法は有効である。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態において、制御部4は、マスタ側ロボット2の動作に追従させてスレーブ側ロボット3を動作させつつ、スレーブ側ロボット3に生じる力をマスタ側ロボット2にフィードバックするバイラテラル制御を行っているが、これに限定されない。制御部4は、マスタ側ロボット2の動作に追従してスレーブ側ロボット3を動作させ、スレーブ側ロボット3に生じる力をマスタ側ロボット2にフィードバックしないユニラテラル制御を行ってもよい。
上記実施形態において、マスタスレーブロボット1は、所定のトリガーに応じて、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置に仮想の終了スイッチを表示しているが、これに限定されない。
マスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置(画像の端などの操作の邪魔にならない位置など)に、仮想の終了スイッチを、常時表示させていてもよい。
マスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置に複数(例えば、2つあるいは3つ)の仮想の終了スイッチを夫々表示し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が全ての終了スイッチに対して規定操作をそれぞれ行った場合に、動作終了を行ってもよい。
より具体的には、マスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置に仮想の第1終了スイッチを表示し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が第1終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、その画像上の規定位置に仮想の第2終了スイッチを表示する。マスタスレーブロボット1は、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が第2終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、動作終了を行ってもよい。
マスタスレーブロボット1は、スレーブ側ロボット3により取得された画像上の規定位置に仮想の終了スイッチを表示し、マスタ側ロボット2を操作することで、スレーブ側ロボット3が終了スイッチに対して規定操作を行い、さらに、音声コマンドを受けた場合に、動作終了を行ってもよい。
上記実施形態の構成を任意に組み合わせてもよい。
1 マスタスレーブロボット、2 マスタ側ロボット、3 スレーブ側ロボット、4 制御部、20 上肢装着部、21 シート部、22 下肢装着部、23 視覚伝達装置、24 聴覚伝達装置、25 リンク、26 関節部、27 アクチュエータ、28 角度センサ、29 トルクセンサ、31 リンク、32 関節部、33 アクチュエータ、34 角度センサ、35 トルクセンサ、36 環境認識センサ

Claims (1)

  1. マスタ側ロボットの動作に追従して、スレーブ側ロボットを動作させるマスタスレーブロボットの動作終了方法であって、
    前記スレーブ側ロボットにより取得された画像上の規定位置に仮想の終了スイッチを表示し、
    前記マスタ側ロボットを操作することで、前記スレーブ側ロボットが前記終了スイッチに対して規定操作を行った場合に、前記マスタスレーブロボットの動作終了を行う、
    マスタスレーブロボットの動作終了方法。
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