JP6891490B2 - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器及びその製造方法、特に、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器及びその製造方法に関する。
従来より、空気調和装置等に使用される熱交換器として、アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管と、扁平管が嵌め込まれる挿入部が形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金製のフィンと、を有するものがある。このような熱交換器として、特許文献1(特許第5727299号)に示すように、扁平管の外表面に接着性の樹脂を含む接着剤を塗布して塗膜を形成しておき、塗膜が形成された扁平管をフィンの挿入部に嵌め込み、塗膜を介してフィンと扁平管とを接着することによって接合されたものがある。
上記特許文献1の熱交換器及びその製造方法では、扁平管への接着剤の付着性が良好なものとはいえず、扁平管の外表面に接着剤を均一に塗布すること、ひいては、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成することが難しい。このため、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能にバラつきが発生しやすくなる。
本発明の課題は、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器及びその製造方法において、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成できるようにして、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきを抑えることにある。
第1の観点にかかる熱交換器の製造方法は、溶射膜を形成する工程と、塗膜を形成する工程と、フィンと扁平管とを接着する工程と、を有している。ここで、溶射膜を形成する工程は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管の外表面に、亜鉛を含む溶射材を溶射して最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜を形成する工程である。塗膜を形成する工程は、溶射膜が形成された扁平管の外表面に、アルミニウム又はアルミニウム合金製のフィンと扁平管とを接着する樹脂を含む接着剤を塗布して塗膜を形成する工程である。フィンと扁平管とを接着する工程は、フィンに形成された挿入部に、溶射膜及び塗膜が形成された扁平管を嵌め込み、塗膜を介してフィンと扁平管とを接着する工程である。ここで、最大粗さは、JIS B 6001:2001に準拠して測定される値である。
ここでは、上記のように、扁平管の外表面に塗膜を形成するのに先だって、扁平管の外表面に溶射膜を最大粗さが10〜25μmになるように形成している。すなわち、最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜が形成された扁平管の外表面に塗膜を形成している。このため、ここでは、溶射膜に含まれる亜鉛によって、扁平管を防食する効果を得ることができる。しかも、ここでは、溶射膜が形成された扁平管の外表面の最大粗さを10〜25μmの範囲内にすることによって、扁平管の外表面の表面粗さを塗膜の付着性が良好になる程度まで大きくすることができるため、扁平管の外表面に塗膜を形成する接着剤を均一に塗布できるようになり、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成する効果を得ることができる。
これにより、ここでは、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器の製造方法において、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきを抑えることができる。
第2の観点にかかる熱交換器の製造方法は、第1の観点にかかる熱交換器の製造方法において、溶射膜を形成する工程時に、溶射膜が、中心線平均粗さが0.6〜2.5μmになるように扁平管の外表面に形成される。ここで、中心線平均粗さは、JIS B 6001:2001に準拠して測定される値である。
ここでは、上記のように、溶射膜が形成された扁平管の外表面の表面粗さを、最大粗さを10〜25μmの範囲内にするだけでなく、中心線平均粗さを0.6〜2.5μmの範囲内にすることによって、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきをさらに抑えることができる。
第3の観点にかかる熱交換器の製造方法は、第1又は第2の観点にかかる熱交換器の製造方法において、溶射膜を形成する工程が、扁平管の外表面に溶射材を溶射する溶射工程と、溶射工程後に扁平管の温度を上げる拡散工程と、を有している。
ここでは、上記のように、扁平管の外表面に溶射膜を形成するのにあたり、扁平管の外表面に溶射材を溶射するだけでなく、扁平管の温度を上げて溶射材を扁平管の外表面に拡散させることによって、溶射膜の扁平管の外表面への付着性を向上させるとともに、扁平管の外表面を所望の表面粗さの範囲内にするのに寄与できる。
第4の観点にかかる熱交換器の製造方法は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる熱交換器の製造方法において、接着剤が、樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性フィラーを含んでいる。
上記のように、扁平管の外表面に形成される塗膜が熱伝導性フィラーを含むようにすると、塗膜を介して接着されたフィンと扁平管との間の熱伝導性能を向上させることができるものの、扁平管の外表面に塗膜を形成する接着剤を均一に塗布しにくくなる傾向が現れるため、均一で付着性の良い塗膜を形成することが難しくなる傾向にある。
しかし、ここでは、上記のように、扁平管の外表面に塗膜を形成するのに先だって、扁平管の外表面に最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜を形成するようにしている。すなわち、最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜が形成された扁平管の外表面に塗膜を形成しているため、接着剤に熱伝導性フィラーを含むものを使用するにもかかわらず、扁平管の外表面に接着剤を均一に塗布することができ、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成する効果を得ることができる。
第5の観点にかかる熱交換器の製造方法は、第1〜第4の観点のいずれかにかかる熱交換器の製造方法において、フィンと扁平管とを接着する工程後に、扁平管の管軸方向の端部をアルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダに扁平管の管軸方向の端部をロウ付け又は溶接によって接合する工程、をさらに有している。
ここでは、上記のように、耐圧強度が要求される扁平管とヘッダとの接合については、フィンと扁平管との接着による接合とは異なり、ロウ付け又は溶接によって行うようにしている。このため、ここでは、フィンと扁平管とを接着によって接合しているにもかかわらず、フィンと扁平管との間の熱伝導性能が良好で、しかも、扁平管とヘッダとの接合部分における耐圧強度も良好な熱交換器を得ることができる。
第6の観点にかかる熱交換器の製造方法は、第5の観点にかかる熱交換器の製造方法において、塗膜を形成する工程時に、扁平管の管軸方向の端部に接着剤を塗布しないようにする、又は、扁平管の管軸方向の端部に塗布された接着剤を除去する。
扁平管の外表面に塗膜を形成する際に、扁平管の管軸方向の端部に接着剤を塗布したままにしておくと、扁平管とヘッダとをロウ付け又は溶接によって接合する際に、扁平管の管軸方向の端部に形成された塗膜を除去する作業等が必要となり、ロウ付け又は溶接作業を阻害するおそれがある。
そこで、ここでは、上記のように、扁平管の外表面に塗膜を形成するにあたり、扁平管の管軸方向の端部に接着剤を塗布しない又は扁平管の管軸方向の端部に塗布された接着剤を除去するようにしている。これにより、ここでは、扁平管とヘッダとをロウ付け又は溶接によって接合する作業をスムーズに行うことができ、熱交換器の生産性を向上させることができる。
第7の観点にかかる熱交換器は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管と、扁平管が嵌め込まれる挿入部が形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金製のフィンと、溶射膜と、塗膜と、を有している。溶射膜は、扁平管の外表面に最大粗さが10〜25μmになるように形成された亜鉛を含んでいる。塗膜は、溶射膜が形成された扁平管の外表面に形成されており、フィンと扁平管とを接着する樹脂を含んでいる。ここで、最大粗さは、JIS B 6001:2001に準拠して測定される値である。
ここでは、上記のように、最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜が形成された扁平管の外表面に塗膜を形成している。このため、ここでは、溶射膜に含まれる亜鉛によって、扁平管を防食する効果を得ることができる。しかも、ここでは、溶射膜が形成された扁平管の外表面の最大粗さを10〜25μmの範囲内にすることによって、扁平管の外表面の表面粗さを塗膜の付着性が良好になる程度まで大きくすることができるため、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成する効果を得ることができる。
これにより、ここでは、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器において、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきを抑えることができる。
第8の観点にかかる熱交換器は、第7の観点にかかる熱交換器において、溶射膜が、中心線平均粗さが0.6〜2.5μmになるように扁平管の外表面に形成されている。ここで、中心線平均粗さは、JIS B 6001:2001に準拠して測定される値である。
ここでは、上記のように、溶射膜が形成された扁平管の外表面の表面粗さを、最大粗さを10〜25μmの範囲内にするだけでなく、中心線平均粗さを0.6〜2.5μmの範囲内にすることによって、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきをさらに抑えることができる。
第9の観点にかかる熱交換器は、第7又は第8の観点にかかる熱交換器において、塗膜が、樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性フィラーを含んでいる。
上記のように、扁平管の外表面に形成される塗膜が熱伝導性フィラーを含むようにすると、塗膜を介して接着されたフィンと扁平管との間の熱伝導性能を向上させることができるものの、扁平管の外表面に塗膜を形成する接着剤を均一に塗布しにくくなる傾向が現れるため、均一で付着性の良い塗膜を形成することが難しくなる傾向にある。
しかし、ここでは、上記のように、最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜が形成された扁平管の外表面に塗膜を形成しているため、接着剤に熱伝導性フィラーを含むものを使用するにもかかわらず、扁平管の外表面に接着剤を均一に塗布することができ、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成する効果を得ることができる。
第10の観点にかかる熱交換器は、第7〜第9の観点のいずれかにかかる熱交換器において、扁平管の管軸方向の端部がロウ付け又は溶接によって接合されたアルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダ、をさらに有している。
ここでは、上記のように、耐圧強度が要求される扁平管とヘッダとの接合については、フィンと扁平管との接着による接合とは異なり、ロウ付け又は溶接によって行うようにしている。このため、ここでは、フィンと扁平管との間の熱伝導性能が良好で、しかも、扁平管とヘッダとの接合部分における耐圧強度も良好な熱交換器を得ることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器及びその製造方法において、扁平管の外表面に均一で付着性の良い塗膜を形成できるようになり、扁平管とフィンとの間の接着強度や熱伝導性能のバラつきを抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかる熱交換器の外観斜視図である。 扁平管の管軸方向の中央部付近における熱交換器の部分拡大断面図(扁平管の管軸方向から見た図)である。 図2のI−I断面図である。 扁平管の管軸方向の端部付近における熱交換器の部分拡大図(扁平管の管幅方向に沿って見た図)である。 熱交換器の製造方法を示すフローチャートである。 外表面に溶射膜が形成された扁平管の部分断面図(扁平管の管軸方向から見た図)である。 溶射膜の有無による扁平管の外表面の最大粗さ及び中心線平均粗さの変化を示す図である。 外表面に溶射膜及び塗膜が形成された扁平管の部分断面図(扁平管の管軸方向から見た図)である。 外表面に溶射膜及び塗膜が形成された扁平管の管軸方向の端部を示す図(扁平管の管幅方向に沿って見た図)である。 外表面に溶射膜及び塗膜が形成された扁平管をフィンの挿入部に嵌め込んで接着する様子を示す部分拡大断面図(扁平管の管軸方向から見た図)である。 外表面に溶射膜及び塗膜が形成された扁平管の管軸方向の端部をヘッダの開口部に挿入して接合する様子を示す部分拡大図(扁平管の管幅方向に沿って見た図)である。
以下、本発明にかかる熱交換器及びその製造方法の実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる熱交換器及びその製造方法の具体例は、下記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)熱交換器の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる熱交換器1の外観斜視図である。図2は、扁平管10の管軸方向の中央部付近における熱交換器1の部分拡大断面図(扁平管10の管軸方向から見た図)である。図3は、図2のI−I断面図である。図4は、扁平管10の管軸方向の端部付近における熱交換器1の部分拡大図(扁平管10の管幅方向に沿って見た図)である。
熱交換器1は、主として、アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数の扁平管10と、アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数のフィン20と、アルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダ30、40と、を有している。熱交換器1は、扁平管10内に冷媒が流れ、かつ、フィン20間に空気が流れるようになっており、冷媒と空気との間で熱交換を行う。扁平管10内を冷媒が流れる際、ヘッダ30、40では、扁平管10との間で冷媒のやりとり(分岐や合流等)が行われる。
扁平管10は、外表面11に互いに対向する1対の扁平面12が形成された扁平形状をなしており、内部に冷媒が流れる穴からなる内部流路13が複数形成された扁平多穴管である。扁平管10は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属素材に押出加工等を施すことによって形成されている。
扁平管10の外表面11には、亜鉛51を含む溶射膜50が形成されている。溶射膜50は、亜鉛51だけを含むものであってもよいし、亜鉛51に加えてスズ等の他の金属(図示せず)が含むものであってもよい。溶射膜50の膜厚は、扁平管10の防食効果等を考慮して、10〜50μm程度としている。また、溶射膜50は、最大粗さRzが10〜25μmになるように扁平管10の外表面11に形成されている。また、溶射膜50は、中心線平均粗さRaが0.6〜2.5μmになるように扁平管10の外表面11に形成されている。ここで、最大粗さRz及び中心線平均粗さRaは、JIS B 6001:2001に準拠して測定される値である。
また、溶射膜50が形成された扁平管10の外表面11(すなわち、溶射膜50の外表面)には、フィン20と扁平管10とを接着する樹脂61を含む塗膜60が形成されている。塗膜60の膜厚は、フィン20と扁平管10との接触面積や塗膜60による熱抵抗の程度等を考慮して、20〜50μm程度としている。樹脂61としては、種々のものが使用可能であるが、例えば、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂が使用される。また、塗膜60には、樹脂61よりも熱伝導性の高い熱伝導性フィラー62をさらに含んでいてもよい(図3を参照)。熱伝導性フィラー62としては、金属粉末やセラミック粉末を使用することができる。ここで、熱伝導性フィラー62としては、扁平管10及びフィン20を構成するアルミニウム又はアルミニウム合金と化学反応を起こしにくいものが好ましい。このため、金属粉末としては、例えば、アルミニウム粉末やニッケル粉末等が使用され、また、セラミック粉末としては、例えば、酸化アルミニウム粉末や窒化アルミニウム粉末、窒化ケイ素粉末等が使用される。
扁平面12は、扁平管10の管軸方向(図1〜4の矢印Xの方向)及び扁平管10の管幅方向(図1、2の矢印Yの方向)に直交する管段方向(図1〜4の矢印Zの方向)を向いている。内部流路13は、管軸方向に延びており、扁平管10の管幅方向に並んで複数配置されている。ここで、管軸方向(矢印Xの方向)、管幅方向(矢印Yの方向)、及び、管段方向(矢印Zの方向)は、互いに直交している。扁平管10は、管段方向に沿って複数配置されている。扁平管10の管軸方向の一方の端部14は、ヘッダ30に接続され、扁平管10の管軸方向の他方の端部15は、ヘッダ40に接続されている。
フィン20は、板厚の薄い平板形状をなすプレートフィンである。フィン20は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属板材にプレス加工等を施すことによって形成されている。ここでは、表面に親水性膜が形成された金属素材を使用してフィン20を形成しているため、フィン20の表面には、親水性膜(図示せず)が形成されている。
フィン20は、管軸方向に間隔を空けて複数配置されている。また、フィン20には、扁平管10が嵌め込まれる挿入部21が形成されている。ここでは、挿入部21は、フィン20の管幅方向側の一端から管幅方向の他端の手前まで延びる切り欠きである。これにより、扁平管10をフィン10の管幅方向の一端から管幅方向の他端側に向かって差し込むことで挿入部21に嵌め込むことができるようになっている。尚、挿入部21は、このような切り欠きからなるものに限定されず、フィン20を貫通する孔であってもよい(この場合には、扁平管10をフィン10の管軸方向から差し込むことになる)。そして、フィン20と扁平管10とは、塗膜60を介して接着によって接合されている。ここでは、挿入部21の周囲にフィン面から管軸方向に立ち上がったカラー部22が形成されており、フィン20のカラー部22と扁平管10とが塗膜60を介して接着によって接合されている。また、フィン20には、熱交換性能等を向上させるために、フィン面の切り起こしや膨出によって凹凸23が形成されている。
ヘッダ30、40は、管段方向に延びる筒形状をなしており、扁平管10の管軸方向の両端部14、15が挿入される開口部31、41が複数形成されたヘッダタンクである。扁平管10の管軸方向の両端部14、15は、ヘッダ30、40の開口部31、41に挿入された状態で、ロウ付け又は溶接によってヘッダ30、40に接合されている。このようにして、扁平管10の管軸方向の両端部14、15がヘッダ30、40に接続され、ヘッダ30、40の内部空間と扁平管10の内部流路13とが連通した状態になっている。
(2)熱交換器の製造方法
上記に説明した構成を有する熱交換器1の製造方法について、図1〜11を用いて説明する。ここで、図5は、熱交換器1の製造方法を示すフローチャートである。図6は、外表面11に溶射膜50が形成された扁平管10の部分断面図(扁平管10の管軸方向から見た図)である。図7は、溶射膜50の有無による扁平管10の外表面11の最大粗さRz及び中心線平均粗さRaの変化を示す図である。図8は、外表面11に溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10の部分断面図(扁平管10の管軸方向から見た図)である。図9は、外表面11に溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10の管軸方向の端部14、15を示す図(扁平管10の管幅方向に沿って見た図)である。図10は、外表面11に溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10をフィン20の挿入部21に嵌め込んで接着する様子を示す部分拡大断面図(扁平管10の管軸方向から見た図)である。図11は、外表面11に溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10の管軸方向の端部14、15をヘッダ30、40の開口部31、41に挿入して接合する様子を示す部分拡大図(扁平管10の管幅方向に沿って見た図)である。
熱交換器1の製造方法は、主として、溶射膜50を形成する工程(ST1)と、塗膜60を形成する工程(ST2)と、フィン20と扁平管10とを接着する工程(ST3)と、扁平管10とヘッダ30、40とを接合する工程(ST4)と、を有している。
まず、溶射膜50を形成する工程(ST1)では、図6に示すように、アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管10の外表面11に、亜鉛51(図6には図示せず)を含む溶射材を溶射して溶射膜50を形成する。
具体的には、押出加工等によって形成された扁平管10を準備する。そして、扁平管10の外表面11に亜鉛51を含む溶射膜50を形成するために、扁平管10の外表面11に溶射材を溶射する(溶射工程)。ここで、溶射材としては、亜鉛51だけを含むものや亜鉛51に加えてスズ等の他の金属(図示せず)を含むものが使用される。また、この溶射工程における溶射の手法としては、フレーム溶射法やアーク溶射法等のような種々の方法が採用可能である。その後、溶射膜50の扁平管10の外表面11への付着性を向上させるために、溶射工程後に扁平管10の温度を上げる(拡散工程)。この拡散工程は、例えば、数100℃程度で数時間程度の加熱を行うことが考えられ、外表面11に溶射材が溶射された状態の扁平管10を加熱炉に入れることによって行うことが可能である。このようにして、扁平管10の外表面11に溶射膜50が形成される。この溶射膜50に含まれる亜鉛51によって、扁平管10を防食する効果を得ることができる。
しかも、ここでは、表面粗さの小さい扁平管10の外表面11(図7の三角点を参照)に溶射膜50を形成することによって、扁平管10の外表面11の表面粗さを大きくしている。ここでは、上記の溶射工程及び拡散工程によって、扁平管10の外表面11に溶射膜50を最大粗さRzが10〜25μmになるように形成している(図7の丸点を参照)。また、ここでは、扁平管10の外表面11に溶射膜50を中心線平均粗さRaが0.6〜2.5μmになるように形成している(図7の丸点を参照)。このように、最大粗さRzや中心線平均粗さRaの範囲(図7の太線で囲まれた範囲)を規定しているのは、塗膜60の扁平管10の外表面11への付着性を良好できる程度まで表面粗さを大きくするためである。尚、ここでは、扁平管10の外表面11に溶射膜50を形成するのにあたり、溶射工程後に拡散工程を行うようにしているが、溶射工程のみであっても溶射工程及び拡散工程を行う場合と同様に、所望の表面粗さの範囲(最大粗さRzの範囲や中心線平均粗さRaの範囲)を得ることができる場合には、拡散工程を省略してもよい(図7の四角点を参照)。また、溶射工程後に拡散工程を行うと、溶射工程のみを行う場合に比べて最大粗さRzや中心線平均粗さRaを小さくする方向にシフトする傾向にあるため(図7の丸点及び四角点を参照)、この傾向を利用すれば、扁平管10の外表面11を所望の表面粗さの範囲(最大粗さRzの範囲や中心線平均粗さRaの範囲)の範囲内にするのに寄与できる。
次に、塗膜60を形成する工程(ST2)では、図8、9に示すように、溶射膜50が形成された扁平管10の外表面11に、アルミニウム又はアルミニウム合金製のフィン20と扁平管10とを接着する樹脂61(図8、9には図示せず)を含む接着剤を塗布して塗膜60を形成する。
具体的には、溶射膜50が形成された扁平管10を製造予定の熱交換器1のサイズに応じて所定の長さになるように切断する。そして、切断された扁平管10の外表面11に接着剤を塗布する。すなわち、溶射膜50の表面に接着剤を塗布する。ここでは、溶射膜50の表面のうち扁平管10の扁平面12に対応する部分に接着剤を塗布する。但し、扁平管10の管軸方向の端部14、15については、後述の扁平管10とヘッダ3、40とを接合の妨げにならないように、接着剤を塗布しないようにする、又は、接着剤を塗布した後に除去するようにしている。尚、上記とは異なり、扁平管10を切断する前に接着剤の塗布を行うようにしてもよい。この場合には、接着剤が塗布された扁平管10を所定の長さになるように切断した後に、扁平管10の管軸方向の端部14、15に塗布された接着剤を除去すればよい。また、ここでは、接着剤として、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂を樹脂61として含むが使用されている。しかも、ここでは、塗膜60を介して接着されるフィン20と扁平管10との間の熱伝導性能を向上させるために、樹脂61だけでなく、接着剤に熱伝導性フィラー62(図8、9には図示せず)を含むようにしている。
ここでは、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成するのに先だって、上記のように、扁平管10の外表面11に溶射膜50を最大粗さRzが10〜25μmになるように形成している(図7の丸点及び四角点を参照)。すなわち、最大粗さRzが10〜25μmになるように溶射膜50が形成された扁平管10の外表面11に塗膜60を形成している。このため、扁平管10の外表面11の表面粗さが塗膜60の付着性が良好になる程度まで大きくなっている。これにより、ここでは、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成する接着剤を均一に塗布できるようになり、扁平管10の外表面11に均一で付着性の良い塗膜60を形成する効果を得ることができる。また、溶射膜50が形成された扁平管10の外表面11の表面粗さを、最大粗さRzを10〜25μmの範囲内にするだけでなく、中心線平均粗さRaを0.6〜2.5μmの範囲内にしているため、塗膜60の付着性をさらに向上させている。これに対して、扁平管10の外表面11に溶射膜50を形成しない場合(図7の三角点を参照)には、最大粗さRzが10μm未満という表面粗さが小さい状態であるため、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成する接着剤を均一に塗布できず、扁平管10の外表面11に均一で付着性の良い塗膜60を形成する効果を得ることができない。
また、ここでは、上記のように、扁平管10の外表面11に形成される塗膜60に熱伝導性フィラー62が含まれている。すなわち、塗膜60を形成する接着剤に熱伝導性フィラー62が含まれている。このため、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成する接着剤を均一に塗布しにくくなる傾向が現れるため、均一で付着性の良い塗膜60を形成することが難しくなる傾向にある。しかし、ここでは、上記のように、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成するのに先だって、扁平管10の外表面11に最大粗さRzが10〜25μmになるように溶射膜50を形成するようにしている。すなわち、最大粗さRzが10〜25μmになるように溶射膜50が形成された扁平管10の外表面11に塗膜60を形成しているため、接着剤に熱伝導性フィラー62を含むものを使用するにもかかわらず、扁平管10の外表面11に接着剤を均一に塗布することができ、扁平管10の外表面11に均一で付着性の良い塗膜60を形成する効果を得ることができる。
次に、フィン20と扁平管10とを接着する工程(ST3)では、図2、3、10に示すように、フィン20に形成された挿入部21に、溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10を嵌め込み、塗膜60を介してフィン20と扁平管10とを接着する。
具体的には、プレス加工等によって形成されたフィン20を準備する。そして、フィン20に形成された挿入部21に、溶射膜50及び塗膜60が形成された扁平管10を嵌め込む。その後、フィン20に扁平管10を嵌め込んだ組立体を、塗膜60に含まれる樹脂61が硬化する温度(例えば、100〜300℃程度)まで加熱して塗膜60を硬化させて、塗膜60を介してフィン20と扁平管10とを接着する。ここでは、フィン20のカラー部21と扁平管10の扁平面12とが塗膜60を介して接着される。尚、この程度の加熱温度であれば、フィン20の表面に形成された親水性膜を劣化させることなく、フィン20と扁平管10とを接合することができる。
ここでは、上記のように、溶射膜50を介して扁平管10の外表面11に均一で付着性の良い塗膜60が形成されているため、扁平管10とフィン20との間の接着強度や熱伝導性能のバラつきが抑えられた状態で、フィン20と扁平管10とを接着することができる。
次に、扁平管10とヘッダ30、40とを接合する工程(ST4)では、図4、11に示すように、扁平管10の管軸方向の端部14、15をアルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダ30、40に扁平管10の管軸方向の端部14、15をロウ付け又は溶接によって接合する。
具体的には、ヘッダ30、40を準備する。そして、フィン20と扁平管10とが接着によって接合された組立体の扁平管10の管軸方向の端部14、15をヘッダ30、40の開口部31、41に挿入する。その後、扁平管10の管軸方向の端部14、15をヘッダ30、40にロウ付け又は溶接によって接合する。ここで、ロウ付け又は溶接を行う際には、扁平管10の管軸方向の端部14、15及びヘッダ30、40の開口部31、41付近のみを加熱し、また、フィン20と扁平管10とが塗膜60によって接着された部分の冷却を行うことによって、フィン20と扁平管10とが塗膜60によって接着された部分の温度上昇を極力小さくするようにしている。このようにして、扁平管10とフィン20とが接着によって接合されてなる熱交換器1が製造される。
ここでは、耐圧強度が要求される扁平管10とヘッダ30、40との接合については、フィン20と扁平管10との接着による接合とは異なり、上記のように、ロウ付け又は溶接によって行うようにしている。このため、ここでは、フィン20と扁平管10とを接着によって接合しているにもかかわらず、フィン20と扁平管10との間の熱伝導性能が良好で、しかも、扁平管10とヘッダ30、40との接合部分における耐圧強度も良好な熱交換器1を得ることができる。
また、ここでは、上記のように、扁平管10の外表面11に塗膜60を形成するにあたり、扁平管10の管軸方向の端部14、15に接着剤を塗布しない又は扁平管10の管軸方向の端部14、15に塗布された接着剤を除去するようにしているため、これにより、ここでは、扁平管10とヘッダ30、40とをロウ付け又は溶接によって接合する作業をスムーズに行うことができ、熱交換器1の生産性を向上させることができる。
本発明は、扁平管とフィンとが接着によって接合されてなる熱交換器及びその製造方法に対して、広く適用可能である。
1 熱交換器
10 扁平管
11 外表面
14、15 端部
20 フィン
21 挿入部
30、40 ヘッダ
50 溶射膜
51 亜鉛
61 樹脂
60 塗膜
62 熱伝導性フィラー
特許第5727299号

Claims (10)

  1. アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管(10)の外表面(11)に、亜鉛(51)を含む溶射材を溶射して最大粗さが10〜25μmになるように溶射膜(50)を形成する工程と、
    前記溶射膜が形成された前記扁平管の外表面に、アルミニウム又はアルミニウム合金製のフィン(20)と前記扁平管とを接着する樹脂(61)を含む接着剤を塗布して塗膜(60)を形成する工程と、
    前記フィンに形成された挿入部(21)に、前記溶射膜及び前記塗膜が形成された前記扁平管を嵌め込み、前記塗膜を介して前記フィンと前記扁平管とを接着する工程と、
    を備え、
    前記溶射膜を形成する工程時に、前記溶射膜は、中心線平均粗さが0.6〜2.5μmになるように前記扁平管の外表面に形成され
    前記扁平管は、内部に冷媒が流れる穴からなる内部流路が複数形成される
    熱交換器の製造方法。
  2. 前記溶射膜を形成する工程は、前記扁平管の外表面に前記溶射材を溶射する溶射工程と、前記溶射工程後に前記扁平管の温度を上げる拡散工程と、を有している、
    請求項1に記載の熱交換器の製造方法。
  3. 前記接着剤は、前記樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性フィラー(62)を含んでいる、
    請求項1または2に記載の熱交換器の製造方法。
  4. 前記フィンと前記扁平管とを接着する工程後に、アルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダ(30、40)に前記扁平管の管軸方向の端部(14、15)をロウ付け又は溶接によって接合する工程、
    をさらに備えた、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法。
  5. 前記塗膜を形成する工程時に、前記扁平管の管軸方向の端部に前記接着剤を塗布しないようにする、又は、前記扁平管の管軸方向の端部に塗布された前記接着剤を除去する、
    請求項4に記載の熱交換器の製造方法。
  6. 前記溶射膜を形成する工程時に、前記溶射膜は、中心線平均粗さが0.6μmを超えて2.5μm以下になるように前記扁平管の外表面に形成される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法。
  7. アルミニウム又はアルミニウム合金製の扁平管(10)と、
    前記扁平管が嵌め込まれる挿入部(21)が形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金製のフィン(20)と、
    前記扁平管の外表面に最大粗さが10〜25μmになるように形成された亜鉛(51)を含む溶射膜(50)と、
    前記溶射膜が形成された前記扁平管の外表面に形成されており、前記フィンと前記扁平管とを接着する樹脂(61)を含む塗膜(60)と、
    を備え、
    前記溶射膜は、中心線平均粗さが0.6〜2.5μmになるように前記扁平管の外表面に形成され
    前記扁平管は、内部に冷媒が流れる穴からなる内部流路が複数形成される
    熱交換器(1)。
  8. 前記塗膜は、前記樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性フィラー(62)を含んでいる、
    請求項に記載の熱交換器。
  9. 前記扁平管の管軸方向の端部(14、15)がロウ付け又は溶接によって接合されたアルミニウム又はアルミニウム合金製のヘッダ(30、40)、
    をさらに備えた、
    請求項またはに記載の熱交換器。
  10. 前記溶射膜は、中心線平均粗さが0.6μmを超えて2.5μm以下になるように前記扁平管の外表面に形成される、
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の熱交換器。
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