JP6890993B2 - 画像符号化装置、画像復号化装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は画像符号化装置、画像復号化装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、ベイヤー配列の画像を符号化および復号化するための装置に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置では、撮像素子としてCCD又はCMOSイメージセンサーが用いられている。そして、撮像素子は、ベイヤー配列のカラーフィルタを介して光学像を受光して、緑、青、および赤の画素データ(以下RAWデータと呼ぶ)を得ている。ベイヤー配列においては、人間の視覚的な感度が色成分よりも輝度成分に敏感であるので、輝度成分を多く含む緑について赤および青に比べて2倍の面積を割り当てている。
さらに、ベイヤー配列のRAWデータでは、1画素について1つの色成分に関する情報を有しているのみであるので、1画素に対して緑、青、および赤の3つの色成分を生成する必要がある。この3つの色成分を生成する処理はデモザイク処理と呼ばれる。
一般に、画像データを記録する際には、デモザイク処理によって得られたRGB信号又はRGB信号をYUV信号に変換した画像データを符号化して記録する。ところが。デモザイク処理によって得られた画像データはRAWデータに対して3倍のデータ量となり、符号化処理に時間が掛かってしまう。
符号化処理に要する時間を短縮するため、デモザイク処理前のRAWデータを符号化して記録する手法が提案されている。例えば、ベイヤー配列のRAWデータを色成分毎に正方格子状に整列して、MPEG−4 AVC(ISO/IEC 14496−10)などを用いて符号化する手法がある(特許文献1参照)。
特開2011−166219号公報
特許文献1に記載の手法では、緑成分について、互いに異なる垂直位置の画素を同一ライン上に配列するか又は異なる水平位置の画素を同一列状に配列している。このため、空間的な相関関係が崩れ、空間的な相関性を用いて行う画面内予測符号化の符号化効率が悪化してしまう。
従って、本発明の目的は、ベイヤー配列のRAWデータをデモザイク処理することなく符号化する際、画面内予測符号化の符号化効率を向上させることのできる画像符号化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像符号化装置は、ベイヤー配列を有する画像データを符号化する画像符号化装置であって、前記画像データを用いて、前記ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンを生成し、前記ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンおよび青成分で構成される青画素プレーンと前記緑画素プレーンとを有する符号化対象画像データを生成する生成手段と、前記符号化対象画像データを符号化して符号化画像データを得る符号化手段と、を有し、前記生成手段は、前記第1の画素プレーンと前記第2の画素プレーンとを水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第1の画素配列の緑画素プレーンを生成するとともに、前記第1の画素プレーンの画素と前記第2の画素プレーンの画素とを画素単位で交互に水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第2の画素配列の緑画素プレーンを生成し、前記第1の画素配列を前記第2の画素配列に変換する変換手段をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、ベイヤー配列の画像データをデモザイク処理を行うことなく符号化する場合に、画面内予測符号化の符号化効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態による画像符号化装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像部で得られるベイヤー配列の画像データの一例を示す図である。 図1に示す符号化画像生成回路によって生成される符号化画像の配列を示す図である。 図1に示す符号化画像生成回路および配列変換回路における処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態による画像復号化装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す画像符号化装置に入力される画像データにおけるベイヤー配列の他の配列パターンを示す図である。 図6に示すベイヤー配列の画像データを用いた際に、図1に示す符号化画像生成回路によって生成される符号化画像の配列を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像符号化装置および画像復号化装置の一例について図面を参照して説明する。
[画像符号化装置]
図1は、本発明の実施の形態による画像符号化装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の画像符号化装置は、動画像のRAWデータを予測符号化する動画像符号化装置である。動画像符号化装置100は、撮像部101、符号化画像生成回路120、フレームメモリ102、動きベクトルを探索するインター予測回路103、およびイントラ予測方法を選択するイントラ予測回路104を備えている。さらに、動画像符号化装置100は、インター予測およびイントラ予測のいずれかの予測方法を選択するイントラ・インター選択回路105、予測画像生成回路106、減算器107、整数変換回路108、および量子化回路109を備えている。また、動画像符号化装置100は、逆量子化回路110、逆整数変換回路111、加算器112、ループ内フィルタ113、エントロピー符号化回路115、量子化制御回路116、符号量制御回路117、および画素配列変換回路121を備えている。なお、フレームメモリ102には、符号化前の入力画像およびインター予測に用いる参照画像が記録される。
図2は、図1に示す撮像部で得られるベイヤー配列の画像データの一例を示す図である。
被写体を撮像部101で撮像して得られた画像データは、図2に示すベイヤー配列を有している。そして、当該画像データはフレームメモリ102に格納される。図2において、G1およびG2は緑成分、Rは赤成分、Bは青成分を示す。緑成分については、説明の便宜上、第1ライン(奇数ライン)上に位置する緑成分の画素(G1)と第2ライン(偶数ライン)上に位置する緑成分の画素(G2)とに分けている。
撮像部101の出力である画像データは、第1フレーム、第2フレーム、第3フレーム、・・・の順で、フレームメモリ102に順次格納される。そして、符号化の際には、フレームメモリ102から、例えば、第3フレーム、第1フレーム、第2フレーム、・・・のように符号化を行う順序で画像データが取り出される。
ここで、符号化方法には、フレーム内の画像データのみで符号化する画面内(イントラ)符号化と、フレーム間における予測も含めて符号化するインター符号化とがある。インター符号化を行うピクチャには、動き補償の単位(MCブロック)について1枚の参照フレームと予測を行うPピクチャと、MCブロックについて2枚までの参照フレームと予測を行うBピクチャとがある。
Bピクチャにおいて、2枚の参照フレームを参照する際には、2枚の参照フレームの画素値を画素毎に平均した画像を参照フレームとして符号化が行われる。一方、イントラ符号化を行うピクチャはIピクチャである。なお、符号化するフレームの順番が入力されたフレームの順番と異なるのは、過去のフレームのみではなく、時間的に未来のフレームとの予測(後方予測)を可能とするためである。
符号化画像生成回路120は、システムコントローラ(図示せず)から現在処理するフレームのピクチャタイプの指示を受けて、当該ピクチャタイプに応じて画像データの配列を変換して画像符号化部に出力する。
図3は、図1に示す符号化画像生成回路によって生成される符号化画像の配列を示す図である。そして、図3(a)は第1の配列を示す図であり、図3(b)は第2の配列を示す図である。なお、符号化画像生成回路120は、第1の配列(配列1)と第2の配列(配列2)の2つの配列のいずれかに画像データの配列を変換する。
図3(a)に示す配列1は、図2に示すベイヤー配列を3つのプレーンに分離した配列である。ここでは、G2のみを集めて画素を配列した画像とG1のみを集めて画素を配列した画像とを水平方向に隣接させて生成した画像を1つのプレーンとして構成する。RおよびBについては各々の画素のみを集めて配列した画像をそれぞれ1つのプレーンとして構成する。
ここで、元のベイヤー配列の画像における画素数を、水平W画素、垂直Hラインであるとする。この場合、G1およびG2で構成される画素プレーン(緑画素プレーン)の画素数は水平W画素、垂直H/2ラインである。また、Rで構成される画素プレーン(赤画素プレーン)およびBで構成される画素プレーン(青画素プレーン)の画素数はそれぞれ水平W/2画素、垂直H/2ラインとなる。
3つのプレーンの画素数は、解像度が水平W画素および垂直H/2ラインの所謂YUV4:2:2画像フォーマットとみなせることができるので、MPEG−4 AVCなどの符号化規格を用いて符号化を行うことができる。
図3(b)に示す配列2は、図3(a)に示す配列1と同様にベイヤー配列の画像を3つのプレーンに分離する。ここでは、G1およびG2で構成されるプレーンの配列が配列1と異なる。図示のように、G2およびG1を水平方向に画素単位で交互に配列して1つのプレーンを構成する。
図4は、図1に示す符号化画像生成回路および配列変換回路における処理を説明するためのフローチャートである。そして、図4(a)は符号化画像生成回路の処理を示すフローチャートであり、図4(b)は配列変換回路の処理を示すフローチャートである。
図4(a)を参照して、符号化画像生成処理を開始すると。符号化画像生成回路120はフレームメモリ102から読み込んだフレーム(ベイヤー配列画像)についてイントラ符号化を行うか否かを判定する(ステップS401)。イントラ符号化を行う場合(ステップS401において、YES)、符号化画像生成回路120は、ベイヤー配列画像を配列1に変換して符号化画像(符号化対象画像データ)とする(ステップS402)。そして、符号化画像生成回路120は符号化画像生成処理を終了する。
一方、イントラ符号化を行わない場合には(ステップSS401において、NO)、符号化画像生成回路120は、ベイヤー配列画像を配列2に変換して符号化画像とする(ステップS403)。そして、符号化画像生成回路120は符号化画像生成処理を終了する。
前述の配列1では、隣接する画素の位置関係が元のベイヤー配列画像の位置関係に維持されているので、元のベイヤー配列画像の空間的相関性を利用することができる。その結果、イントラ予測の符号化効率を向上させることができる。なお、G1・G2プレーンと他のプレーンとにおいては、画像の位置関係がずれているが、イントラ予測はプレーン毎に独立で符号化するので、その影響はない。
一方、配列2では、G1・G2プレーンと他のプレーンとにおいて画像の位置関係が揃っている。このため、インター予測の際にG1・G2プレーンの動きベクトルをスケーリングすることによってRおよびBの動きベクトルとして適用が可能となる。よって、MPEG−4 AVCなどの符号化規格による符号化を行うことができる。
上述のようにして、符号化画像生成回路120で生成された符号化画像は、符号化ブロック単位で符号化部に入力される。なお、ここでは、符号化ブロック単位をG1・G2プレーンにおいて水平16画素、垂直16ラインとする。
イントラ符号化を行う場合には、符号化対象の符号化ブロック(以下単に符号化対象ブロックと呼ぶ)は、イントラ予測回路104に入力される。また、符号化対象ブロック周辺の画素データ(以下周辺画素データという)は、後述する加算器112を介してイントラ予測回路104に入力される。
イントラ予測回路104は、符号化対象ブロックと周辺画素のデータとに応じて生成した複数のイントラ予測画像データ相互の相関に基づいてイントラ予測方式(画面内予測符号化)を選択する。そして、イントラ予測回路104は、選択したイントラ予測方式をイントラ・インター選択回路105に出力する。
イントラ符号化を行う場合には、イントラ・インター選択回路105は常にイントラ予測を選択して、その選択結果を予測画像生成回路106に通知する。予測画像生成回路106は、イントラ・インター選択回路105によって選択された予測方法に基づいて、後述の加算器112の出力である再構成画像データに基づいてイントラ予測画像データを生成する。
減算器107には、イントラ予測画像データと符号化対象ブロックとが入力される。そして、減算器107は符号化対象ブロックとイントラ予測画像データとの画素値の差分を求めて、当該差分を差分画像データとして整数変換回路108に出力する。整数変換回路108は、差分画像データに対して整数変換を行って、整数変換後の差分画像データを量子化回路109に出力する。量子化回路109は、整数変換後の差分画像データについて量子化処理を行って、量子化変換係数を得る。
エントロピー符号化回路115は、量子化変換係数をエントロピー符号化して、予測方法および量子化係数などの情報とともにストリーム(符号化画像データ)を出力する。そして、当該ストリームは記録部122によって記録媒体に記録される。
なお、量子化回路109で用いられる量子化係数は、エントロピー符号化回路115において発生した符号量、そして、符号量制御回路117で設定される目標符号量などに基づいて量子化制御回路116によって算出される。
量子化回路109で得られた量子化変換係数は、逆量子化回路110にも入力される。逆量子化回路110は、量子化変換係数を逆量子化して、逆量子化変換係数を得る。逆整数変換回路111は、逆量子化変換係数に対して逆整数変換処理を行って逆整数変換データを得る。
加算器112には、逆整数変換データと予測画像生成回路106によって生成されたイントラ予測画像データとが入力される。そして、加算器112は逆整数変換データとイントラ予測画像データとを加算して、再構成画像データを出力する。この再構成画像データはイントラ予測回路104および予測画像生成回路106に送られて、イントラ予測画像データの生成に用いられる。
さらに、再構成画像データは、ループ内フィルタ113によって符号化歪の軽減処理が行われる。そして、ループ内フィルタ113の出力は配列変換回路121に送られる。配列変換回路121は符号化歪処理後の再構成画像データについて画素の配列変換を行い、配列変換後の再構成画像データを、後述するインター符号化の際に用いる参照画像データとしてフレームメモリ102に備えられた参照画像メモリに格納する。
ここで、図4(b)を参照して、配列変換回路121の動作について説明する。
配列変換処理を開始すると、配列変換回路121は入力されたデータ(つまり、フレーム)がイントラ符号化であるか否かを判定する(ステップS501)。当該フレームがイントラ符号化であると(ステップS502において、YES)、配列変換回路121は、当該フレームの画素配列を前述の配列2に変換して、参照画像データとしてフレームメモリ102に出力する。そして、配列変換回路121は配列変換処理を終了する。
参照画像データはインター符号化の際に用いられる画像データである。インター符号化の場合には、入力画像の画素配列は配列2であるので、参照画像データの画素配列も配列2である必要がある。
一方、入力フレームがイントラ符号化ではないと(ステップS501において、NO)、配列変換回路121は配列変換を行わずに当該フレームをフレームメモリ102に出力する。そして、配列変換回路121は配列変換処理を終了する。入力フレームがイントラ符号化でない場合には、符号化対象ブロックは配列2であるので、配列変換処理は行われず、配列2の参照画像データとしてフレームメモリ102に格納される。
インター符号化(画面間予測符号化)を行う場合には、符号化単位となる符号化対象ブロックが符号化画像生成回路120からインター予測回路103に入力される。インター予測回路103は、フレームメモリ102から参照画像データを読み出して、符号化対象ブロックと参照画像データとの基づいて動きベクトルを検出する。そして、インター予測回路103は、検出した動きベクトル(検出結果)をイントラ・インター選択回路105に通知する。
なお、符号化対象ブロック毎にインター予測又はイントラ予測が選択される。前述のように、イントラ予測回路104はイントラ予測結果をイントラ・インター選択回路105に通知する。イントラ・インター選択回路105は、インター予測回路103の検出結果とイントラ予測回路104の予測結果とを受けて、例えば、その差分値が小さい予測方法を選択して、選択した予測方法を予測画像生成回路106に通知する。
減算器107は、符号化対象ブロックと予測画像生成回路106の出力との差分を求めて差分画像データを生成する。そして、当該差分画像データは整数変換回路108に送られて、前述のイントラ符号化と同様にして符号化処理が行われる。
このように、本発明の実施の形態による画像符号化装置では、ベイヤー配列の画像データをデモザイク処理することなく符号化する際に、インター予測又はイントラ予測に応じて画像データの画素配列を変換して符号化を行う。これによって、画面内予測符号化の符号化効率を向上させることができる。
[画像復号装置]
図5は、本発明の実施の形態による画像復号化装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の画像復号化装置は、符号化された動画像を復号する動画像復号化装置である。動画像復号化装置600は、記録媒体(図示せず)からストリームを再生する再生部622、エントロピー復号回路615、逆量子化回路610、逆整数変換回路611、および加算器612を備えている。さらに、動画像復号化装置600はイントラ予測およびインター予測に対応する予測画像生成回路606およびループ内フィルタ回路613を備えている。また、動画像復号化装置600は、画素配列を変換する配列変換回路621、復号画像データを格納するフレームメモリ602、および復号画像データに応じた画像を表示する表示部601を有している。
エントロピー復号回路615は、再生部622によって再生されたストリーム(復号化対象画像データ)を復号して量子化された係数値(量子化係数値)を出力する。この際、エントロピー復号回路615は、予測モードおよび量子化係数などの符号化パラメータも復号する。逆量子化回路610は量子化係数に応じて、量子化係数値を逆量子化して、整数変換係数として出力する。
予測画像生成回路606は、予測モードなどの符号化パラメータに応じて、後述するように予測画像データを生成する。予測モードがイントラ予測の場合には、予測画像生成回路606は、既に復号済みの周辺画素値を加算器612から得て予測画像データを生成する。一方、予測モードがインター予測の場合には、予測画像生成回路606は、復号画像データをフレームメモリ602から読み出して予測画像データを生成する。
逆整数変換回路611は、整数変換係数を逆整数変換して、逆変換された整数変換係数と予測画像データとの差分を差分画像データとして出力する。加算器612は、予測画像データと差分画像データとを加算して復号画像データとする。ループ内フィルタ613は復号画像データに対して符号化歪の軽減処理を行う。そして、配列変換回路621は歪軽減後の復号画像データについて画素の配列変換を行って所定の配置とし、フレームメモリ602に格納する。
配列変換回路621は、前述の配列変換回路121と同様に動作し、復号画像データがイントラ符号化の画像データを復号したものである場合には、復号画像データの画素配列を配列2に変換してフレームメモリ602に出力する。一方、復号画像データがイントラ符号化の画像データを復号したものでない場合には、配列変換回路621は画素配列の変換を行わずにフレームメモリ602に出力する。
フレームメモリ602に格納された復号画像データ(つまり、ベイヤー配列の画像データ)は現像処理などが施されて表示部601に画像として順次表示される。
このように、本発明の実施の形態による画像復号化装置を用いれば、前述の画像符号化装置によって符号化されたストリームを適切に復号することができる。
なお、上述の実施形態では、ベイヤー配列における配列パターンの一例として、図2に示す配列パターンを用いたが、別の配列パターンを用いるようにしてもよい。
図6は、図1に示す画像符号化装置に入力される画像データにおけるベイヤー配列の他の配列パターンを示す図である。
図示の配列パターンでは、第1(奇数)ライン上に緑成分の画素(G1)と青成分の画素(B)が配列され、第2(偶数)ライン上に緑成分の画素(G2)と赤成分の画素(R)が配列されている。
図7は、図6に示すベイヤー配列の画像データを用いた際に、図1に示す符号化画像生成回路によって生成される符号化画像の配列を示す図である。そして、図7(a)は第1の配列を示す図であり、図7(b)は第2の配列を示す図である。
図7(a)に示す配列1は、図6に示すベイヤー配列を3つのプレーンに分離した配列である。ここでは、G1のみを集めて画素を配列した画像とG2のみを集めて画素を配列した画像とを水平方向に隣接させて生成した画像を1つのプレーンとして構成する。RおよびBについては各々の画素のみを集めて配列した画像をそれぞれ1つのプレーンとして構成する。
図7(b)に示す配列2は、図7(a)に示す配列1と同様にベイヤー配列の画像を3つのプレーンに分離する。ここでは、G1およびG2で構成されるプレーンの配列が配列1と異なる。図示のように、G1およびG2を水平方向に画素単位で交互に配列して1つのプレーンを構成する。
また、上述の実施形態では、配列1において、G1プレーンとG2プレーンとを水平方向に並べたが、垂直方向に並べて緑画素プレーンを生成をもよい。また、配列2においても、G1およびG2を垂直方向に画素単位で交互に配列して垂直方向のサイズがHとなるように緑画素プレーンを生成してもよい。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像符号化装置又は画像復号化装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像符号化装置又は画像復号化装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 撮像部
102 フレームメモリ
103 インター予測回路
104 イントラ予測回路
105 イントラ・インター選択回路
106 予測画像生成回路
108 整数変換回路
109 量子化回路
120 符号化画像生成回路
121 配列変換回路

Claims (11)

  1. ベイヤー配列を有する画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    前記画像データを用いて、前記ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンを生成し、前記ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンおよび青成分で構成される青画素プレーンと前記緑画素プレーンとを有する符号化対象画像データを生成する生成手段と、
    前記符号化対象画像データを符号化して符号化画像データを得る符号化手段と、
    を有し、
    前記生成手段は、前記第1の画素プレーンと前記第2の画素プレーンとを水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第1の画素配列の緑画素プレーンを生成するとともに、前記第1の画素プレーンの画素と前記第2の画素プレーンの画素とを画素単位で交互に水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第2の画素配列の緑画素プレーンを生成し、
    前記第1の画素配列を前記第2の画素配列に変換する変換手段をさらに有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記画像データを画面内予測符号化する際、前記符号化手段は前記第1の画素配列の符号化対象画像データを符号化することを特徴とする請求項に記載の画像符号化装置。
  3. 前記画像データを画面内予測符号化する際、前記生成手段は前記第1の画素配列の符号化対象画像データを生成し、
    前記変換手段は前記第1の画素配列を第2の画素配列に変換することを特徴とする請求項に記載の画像符号化装置。
  4. 前記画像データを画面間予測符号化する際、前記生成手段は前記第2の画素配列の符号化対象画像データを生成することを特徴とする請求項に記載の画像符号化装置。
  5. 請求項1に記載の画像符号化装置によって得られた符号化画像データを復号する画像復号化装置であって、
    前記符号化画像データを復号することにより、ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンと、ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンと、青成分で構成される青画素プレーンとを得る復号手段と、
    前記復号手段により得られた前記緑画素プレーンを、前記第1の緑成分の画素と前記第2の緑成分とが所定の配置となるように変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像復号化装置。
  6. 前記復号手段は、前記第1の画素プレーンと前記第2の画素プレーンが水平又は垂直方向に並べられた第1の画素配列の緑画素プレーンを得ることを特徴とする請求項に記載の画像復号化装置。
  7. 前記変換手段は、前記第1の画素プレーンの画素と前記第2の画素プレーンの画素とを画素単位で交互に水平又は垂直方向に配置されるように変換し、第2の画素配列の緑画素プレーンを生成することを特徴とする請求項に記載の画像復号化装置。
  8. ベイヤー配列を有する画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
    前記画像データを用いて、前記ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンを生成し、前記ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンおよび青成分で構成される青画素プレーンと前記緑画素プレーンとを有する符号化対象画像データを生成する生成ステップと、
    前記符号化対象画像データを符号化して符号化画像データを得る符号化ステップと、
    を有し、
    前記生成ステップでは、前記第1の画素プレーンと前記第2の画素プレーンとを水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第1の画素配列の緑画素プレーンを生成するとともに、前記第1の画素プレーンの画素と前記第2の画素プレーンの画素とを画素単位で交互に水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第2の画素配列の緑画素プレーンを生成し、
    前記第1の画素配列を前記第2の画素配列に変換する変換ステップをさらに有することを特徴とする制御方法。
  9. ベイヤー配列を有する画像データを符号化する画像符号化装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像符号化装置が備えるコンピュータに、
    前記画像データを用いて、前記ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンを生成し、前記ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンおよび青成分で構成される青画素プレーンと前記緑画素プレーンとを有する符号化対象画像データを生成する生成ステップと、
    前記符号化対象画像データを符号化して符号化画像データを得る符号化ステップと、
    を実行させ
    前記生成ステップでは、前記第1の画素プレーンと前記第2の画素プレーンとを水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第1の画素配列の緑画素プレーンを生成するとともに、前記第1の画素プレーンの画素と前記第2の画素プレーンの画素とを画素単位で交互に水平又は垂直方向に並べて前記緑画素プレーンとして第2の画素配列の緑画素プレーンを生成し、
    前記コンピュータに、前記第1の画素配列を前記第2の画素配列に変換する変換ステップをさらに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  10. 請求項1に記載の画像符号化装置によって得られた符号化画像データを復号する画像復号化装置の制御方法であって、
    前記符号化画像データを復号することにより、ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンと、ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンと、青成分で構成される青画素プレーンとを得る復号ステップと、
    前記復号ステップで得た前記緑画素プレーンを、前記第1の緑成分の画素と前記第2の緑成分とが所定の配置となるように変換する変換ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 請求項1に記載の画像符号化装置によって得られた符号化画像データを復号する画像復号化装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像復号化装置が備えるコンピュータに、
    前記符号化画像データを復号することにより、ベイヤー配列において奇数ラインに含まれる第1の緑成分で構成される第1の画素プレーンと偶数ラインに含まれる第2の緑成分で構成される第2の画素プレーンとによって緑画素プレーンと、ベイヤー配列における赤成分で構成される赤画素プレーンと、青成分で構成される青画素プレーンとを得る復号ステップと、
    前記復号ステップで得た前記緑画素プレーンを、前記第1の緑成分の画素と前記第2の緑成分とが所定の配置となるように変換する変換ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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