JP2014179921A - 動画像符号化装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

動画像符号化装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測およびイントラ予測を行う動画像符号化装置において、画質劣化を防止する。
【解決手段】
動画像符号化装置であって、複数の色成分の各色成分について、インター予測及びイントラ予測のいずれの予測モードを用いるかを判定する判定手段と、判定手段が判定した各色成分の予測モードを比較して、予測モードを補正すべき色成分を決定する予測モード比較手段と、予測モード比較手段が決定した色成分の予測モードを補正する予測モード補正手段とを備え、予測モード比較手段は、複数の色成分のうちのいずれかの色成分の予測モードがインター予測である場合に、予測モードがイントラ予測である他の色成分の中から予測モードを補正すべき色成分を決定し、予測モード補正手段が、決定された色成分の予測モードをインター予測に補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画像符号化装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
被写体を撮影し、撮影により得られた動画像データを圧縮符号化して記録するカメラ一体型動画像記録装置として、デジタルビデオカメラがよく知られている。圧縮方式としては、フレーム間で動き予測を用いて高い圧縮率で圧縮可能なMPEG2方式が一般的に用いられている。近年では、画面内の空間的な冗長性を利用した画面内予測等の、より複雑な予測方式を用いるなどして、更に高い圧縮率で圧縮可能なH.264方式なども用いられるようになっている。
ところで、上記のような圧縮符号化方式では、主に4:2:0フォーマットと呼ばれる標準化された入力信号フォーマットが使われている。4:2:0とは、RGBなどのカラー動画像信号を輝度成分(Y)と2つの色差成分(Cb、Cr)に変換し、水平・垂直ともに色差成分のサンプル数を輝度成分の半分に削減したフォーマットである。色差成分は輝度成分に比べて視認性が落ちることから、符号化を行う前に色差成分のダウンサンプリングを行うことで符号化対象源の情報量削減を行っていた。
また、放送素材映像など業務向けには、色差成分を水平方向にのみ半分にダウンサンプリングする4:2:2フォーマットが用いられることもある。さらに近年、ディスプレイの高解像度化や高階調化に伴い、色差成分をダウンサンプリングすることなく、輝度成分と同じサンプル数のまま符号化する符号化方式の開発も進んでいる。なお、色差成分のサンプル数が輝度成分と同じフォーマットは、4:4:4フォーマットと呼ばれる。
4:2:0フォーマットの符号化においては、輝度成分に対してのみ動き補償予測のための情報が多重化され、色差成分については、輝度成分の情報を用いて動き補償を行うことになっている。4:2:0フォーマットでは、画像情報のほとんどが輝度成分に集約されていることと、輝度信号に比べて色差成分の方が歪みの視認性が低く、映像再現性に関する寄与が小さいという特徴のもとに成り立つものである。
一方、4:4:4フォーマットでは、3つの成分が同程度に画像情報をもつため、4:2:0フォーマットのように、画像情報が1成分に大きく依存していることを前提とした従来の符号化方式とは異なる符号化方式が望ましい。この4:4:4フォーマットに対応した符号化方式の提案として、特許文献1では、輝度信号について行った予測モードを、他の色差成分についても同様に適用して符号化するという手段が開示されている。
特開2010−45843号公報
しかしながら、特許文献1に開示の方法では、すべての色成分の予測モードを輝度成分の予測モードと共通にしているため、色成分によって画柄が異なるような入力映像の場合に画質劣化を必ずしも解決できない。特に、RGB表色系の場合には、人間の視覚特性上、劣化が目立ちやすい輝度成分がすべての色成分に含まれているため、再生画像としての劣化がさらに目立ちやすくなるおそれがある。
そこで、本発明では上述の点に鑑み、サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測およびイントラ予測を行う動画像符号化装置において、画質劣化を防止することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明は、サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測またはイントラ予測を行って符号化する動画像符号化装置であって、
前記複数の色成分の各色成分について、インター予測及びイントラ予測のいずれの予測モードを用いるかを判定する判定手段と、
前記判定手段が判定した前記各色成分の予測モードを比較して、予測モードを補正すべき色成分を決定する予測モード比較手段と、
前記予測モード比較手段が決定した色成分の予測モードを補正する予測モード補正手段と、
を備え、
前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分のうちのいずれかの色成分の予測モードが前記インター予測である場合に、予測モードが前記イントラ予測である他の色成分の中から前記予測モードを補正すべき色成分を決定し、
前記予測モード補正手段が、前記決定された色成分の予測モードを前記インター予測に補正することを特徴とする。
本発明によれば、サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測およびイントラ予測を行う動画像符号化装置において、色ズレ等による画質劣化を低減できる。
発明の実施形態に係る動画像符号化装置のブロック図。 発明の実施形態に係るフレームメモリのデータ構成の一例を示す図。 発明の第1の実施形態に係る予測モードの比較および補正処理のフローチャート。 発明の第1の実施形態に係る予測モード補正処理のフローチャート。 発明の第1の実施形態を適用した場合の予測モードの補正処理の説明図。 発明の第2の実施形態に係る予測方向の比較および補正処理のフローチャート。 発明の第2の実施形態に係る予測方向の補正処理のフローチャート。 発明の第2の実施形態を適用した場合の予測方向の補正処理の説明図。 発明の第3の実施形態に係る動き補償ブロックサイズの比較および補正処理のフローチャート。 発明の第3の実施形態に係る動き補償ブロックサイズの補正処理のフローチャート。 発明の第3の実施形態を適用した場合の補償ブロックサイズの補正処理の説明図。
(第1の実施形態)
<システム構成>
図1は、発明の実施形態に対応する動画像符号化装置のシステム構成を示す。当該符号化装置は、撮像部101、色成分分離部102、フレームメモリ103、予測モード比較部104、予測モード補正部105、第一の色成分の符号化器117、第二の色成分の符号化器118、第三の色成分の符号化器119、ストリーム多重化部120、から構成されている。
図1の動画像符号化装置において、撮像素子のような物理的デバイスを除き、各ブロックは専用ロジック回路やメモリを用いてハードウェア的に構成されてもよい。或いは、メモリに記憶されている処理プログラムをCPU等のコンピュータが実行することにより、ソフトウェア的に構成されてもよい。
各色成分の符号化器はその構成が同一となっている。具体的に、整数変換部106、量子化部107、エントロピー符号化部108、符号量制御部109、イントラ予測部110、イントラ・インター判定部111、動き予測部112、予測画像生成部113、ループ内フィルタ114、逆整数変換部115、逆量子化部116を含むことができる。
撮像部101は、レンズやCCD/CMOS等の撮像センサを備えるカメラ部、光学部を含み、レンズから取り込んだ光信号をセンサにて電気信号へ変換した後、符号化に使用するフォーマットに変換したデジタル画像データとして後段の回路へ伝送する。色成分分離部102は、撮像部101から読み出したデジタル画像データを、RGB三原色のそれぞれの色成分に分離して、フレームメモリ103に格納する。
フレームメモリ103は、複数枚の画像データを蓄積可能な大容量メモリであり、色成分分離部から転送された画像データや、後述する動き予測処理で用いる参照画像データを格納する。図2には、フレームメモリ103の領域分割の例を示した。フレームメモリ103は、入力画像の領域と、後述する参照画像の領域とが色成分毎に複数フレーム分だけ格納できるように分割され配置されるものとする。図2では、入力画像がNフレーム分、参照画像がMフレーム分だけ格納される場合を示している。
予測モード比較部104は、各色成分の符号化器117、118、119内のイントラ・インター判定部111から予測モードの判定結果と、イントラ予測時およびインター予測時の画面間差分値を取得し、それぞれ比較する。予測モード補正部105は、予測モード比較部104の比較結果に基づき、一つ以上の色成分の予測モードを、元とは異なるモード値に補正する制御信号を、再びイントラ・インター判定部111に通知する。整数変換部106は、隣接画素同士で類似性が高いという空間的相関を利用して、画像情報の冗長度を削減するために、ブロック単位で画素データの空間解像度変換を行って空間周波数領域に変換する。
量子化部107は、後段の符号量制御部109より設定された目標符号量に基づいて量子化係数を算出し、整数変換部106で空間周波数領域に変換された係数データに対して量子化処理を行う。量子化した係数データは、符号化ビットストリームを出力するエントロピー符号化部108と、参照画像や予測画像を算出するために逆量子化部116の両方へ出力される。エントロピー符号化部108は、量子化部107にて量子化された係数データや、インター予測の場合には動き予測で用いたベクトル値について情報圧縮を行う。当該情報圧縮処理には、CABAC(コンテキスト適応算術符号化)方式等のビットデータの出現確率の偏りを利用したエントロピー符号化を用いることができる。
符号量制御部109は、エントロピー符号化部108で発生した符号化データの符号量を取得し、ビットレートやVBV等のバッファモデルに基づいて1フレーム当たりの目標符号量を算出した後、量子化部107に設定するフィードバック制御を行う。イントラ予測部110は、フレームメモリ103の入力画像データから符号化対象ブロックの画像データを読み出し、符号化対象ブロック周辺の画素データから生成される複数のイントラ予測画像との相関を計算する。そして、最も相関の高いイントラ予測方式を選択してイントラ・インター判定部111へ通知する。
イントラ・インター判定部111は、イントラ予測部110、動き予測部112、予測モード補正部105からの出力の結果に基づき、符号化する予測方式を選択決定する。具体的には、符号化対象画像ブロックについてイントラ予測部110で計算した予測画像と、動き予測部112で求めた動きベクトルとを用いて参照画像から生成した予測画像について、符号化対象画像との画面間差分値とそれぞれ導出して比較する。または、イントラ予測部110や、動き予測部112で画面間差分値を求めておき、イントラ・インター判定部で評価値として取得して比較する方法でもよい。そして画面間差分値の比較の結果、差分値が小さい方の予測モードを符号化予測モードと判定して予測画像生成部113に出力する。また、選択した予測方式と、各予測モード使用時の画面間差分値を予測モード比較部104に送信する。ただし、前述の予測モード補正部105から予測モード設定が有効となっている場合は、上述イントラ・インター選択結果よりも優先して、当該設定モード値を出力する。
動き予測部112は、フレームメモリ103に格納した符号化対象となる原画像と、すでに符号化済みの画像データから、ブロック単位で画素データ同士のパターンマッチングを行って動きベクトルを算出する。予測画像生成部113は、イントラ・インター判定部111で選択された予測モードに応じて予測画像を生成する。生成された予測画像は整数変換部106前段の減算器で、入力画像との差分画像算出や、ローカルデコード画像生成のために逆整数変換部115後段の加算器に出力される。ループ内フィルタ114は、逆整数変換部115から出力された画像データと予測画像とを加算した画像データに対して、符号化歪みを軽減するフィルタ処理を施す。
逆整数変換部115は、逆量子化部116から出力された係数データを画素データに逆整数変換する。逆量子化部116は、量子化部107にて量子化した係数データを、再度量子化係数を乗じて係数データを計算する。ストリーム多重化部120は、上述の第一から第三までの符号化器(117、118、119)が出力した符号化データを、一本のビットストリームデータに多重化する。
本発明の実施形態においては説明のために、RGB三原色の画像入力を前提として、色差成分のサンプル比が同一の4:4:4フォーマットにおいて第一の色成分をR成分、第二の色成分をG成分、そして第三の色成分をB成分としている。しかし、特に本発明において、この例に限定されるものではない。尚、本発明では特に理の無い限り、16行16列の画素データの集まりマクロブロックと呼称し、当該マクロブロック単位で動き予測等の符号化処理を行うものとする。
以上が本発明の第1の実施形態におけるシステム構成である。続いて、当該システム構成を用いた予測モードの比較判断および補正処理について説明する。
<予測モード比較補正フロー>
以下、図3および図4のフローチャートを参照して、本実施形態における予測モード比較補正処理を説明する。当該処理は、システム構成の予測モード比較部104および予測モード補正部105にて実行する。該フローチャートに対応する処理は、例えば、予測モード比較部104および予測モード補正部105として機能するCPUが対応するプログラム(ROM等に格納)を実行することにより実現できる。
まず、S301では、予測モード比較部104が第一の色成分(R成分)の符号化器117におけるイントラ・インター判定部111から、予測モードPredTypRを取得する。同様にS302およびS303にて、予測モード比較部104が第二の色成分(G成分)の符号化器118と、第三の色成分(B成分)の符号化器119で求めた予測モードPredTypG,PredTypBをそれぞれ取得する。
続くS304で、予測モード比較部104は上記ステップにて取得した予測モード全てがイントラ予測モードであるか否かを比較判断する。すべての色成分においてイントラ予測モード判定であった場合(S304の「YES」)、予測モード補正処理はスキップし、そのまま符号化出力を行うものとして、本フローを終了する。一方、一つ以上の色成分についてインター予測モード判定結果となった場合(S304の「NO」)、順次イントラ予測モード判定した色成分の符号化対象ブロックについて予測モード補正を行う。
まずR成分がイントラ予測モードだった場合(S305で「YES」)、S308で、当該符号化対象ブロックについて、図4を用いて後述する予測モード補正処理に基づき予測モード補正部105が符号化出力する予測モードを補正する。R成分がインター予測モードであった場合(S305で「NO」)、次の処理ステップS306に進む。G成分がイントラ予測モードだった場合(S306で「YES」)、S309で当該符号化対象ブロックについて、図4を用いて後述する予測モード補正処理に基づき予測モード補正部105が符号化出力する予測モードを補正する。G成分がインター予測モードであった場合(S306で「NO」)、次の処理ステップS307に進む。B成分がイントラ予測モードだった場合(S307で「YES」)、S310で当該符号化対象ブロックについて、図4を用いて後述する予測モード補正処理に基づき予測モード補正部105が符号化出力する予測モードを補正する。B成分がインター予測モードであった場合(S307のFALSE)、本動作フローを終了する。
次に図4を参照して、予測モードの補正が必要と判断された場合に図3のS308、S309およびS310において実行される予測モード補正処理を説明する。
まずS401において予測モード比較部104は、予測モードを補正前、つまりイントラ予測モード使用時における、符号化画像ブロック領域での原画像と予測画像との画素値差分の絶対値和SAD(Sum Of Absolute Difference)を取得する。次にS402において、予測モード比較部104は予測モード補正後、つまりインター予測モード使用時におけるSADを取得する。上記SAD値は、前述のイントラ・インター判定部111において使用しているパラメタ値を流用する。
次にS403において予測モード比較部104は、上記インター予測とイントラ予測を行った時のSADの差分値を計算し、差分値が予め定めた閾値未満であるかを判断する。SAD差分が所定値以上の場合(S403で「NO」)、予測モードの補正はせず本補正フローを終了する。この場合、予測モードを変更すると、原画像との差分が大きくなりすぎてしまい、画質劣化が逆に目立ってしまうおそれがあるためである。
一方、SAD差分が所定値未満の場合(S403で「YES」)、予測モード比較部104は予測モードの補正を行う決定をし、S404で予測モード補正部105は当該色成分の予測モードをイントラ予測からインター予測に補正する。その後、インター予測により動きベクトルと参照画像との予測残差が符号化して出力される。
以上が、本発明により予測モードの比較と補正処理の全体的な流れである。当該補正処理のように、色成分毎に独立して動き予測を行った場合において、全色成分の同一マクロブロック位置の予測モードをインター予測モードへと優先的に採用することで、再生画像としての画質劣化を目立ちにくくする効果が期待できる。
<予測モード補正適用例>
続いて、本発明による上記動作フローを適用した適用例について、図5を用いて説明する。同図中(a)の予測モード補正前の例では、飛行機付近に位置する符号化対象ブロックAについては、G成分とB成分が、フレーム間動き予測を行ったインター予測モードで、R成分だけが画面内符号化をしたイントラ予測モードになった場合を示してある。同様に車のタイヤ付近に位置する符号化対象ブロックBについては、G成分とR成分はインター予測モード、B成分はイントラ予測モードと判断した場合を例としている。
上述の処理を適用することで、同一のマクロブロック位置で共通なインター予測モードとなるように補正した結果、同図(b)のような予測モードへ変更される。すなわち、符号化対象マクロブロックAのR成分と、符号化対象マクロブロックBのB成分については、実際に符号化出力する予測モードをイントラからインター予測へと補正する。よって、例えば画面内の動きが大きく、周辺画素がインター予測で符号化され、符号化対象の一か所だけイントラ予測マクロブロックが局在する場合でも、予測モードを補正することで隣接画素との空間的相関が少ないことに起因する画質劣化を防止することができる。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、色成分毎の予測モードを比較し、3つの色成分の内1つ以上インター予測モードとなる色成分があった場合、イントラ予測モード判定された色成分の符号化ブロックを、インター予測モードに補正して符号化する方法を説明した。
これに対して第2の実施形態では、すべての色成分がイントラ予測モード判定された場合(図3のS304で「YES」)に、さらにイントラ予測の予測方向である予測モードを比較して、共通の予測方向へ補正することを特徴とする。これにより、同一の予測モードであっても予測方向が色成分によって異なる場合を検出し、同じ予測方向へ揃えることができるので、イントラ予測を行った符号化ブロックについても画質劣化を抑制できる。
以下、本発明の第2の実施形態について、図6および図7のフローチャートを用いて説明する。なお、第2の実施形態の説明において、上述した第1の実施形態と共通する部分について、適宜説明を省略する。該フローチャートに対応する処理は、例えば、予測モード比較部104および予測モード補正部105として機能するCPUが対応するプログラム(ROM等に格納)を実行することにより実現できる。
第2の実施形態を実現するシステム構成は、図1に示したものと基本的に同一である。但し、イントラ・インター判定部111は、イントラ予測・インター予測の判定結果に加え、イントラ予測を行った予測モード情報を予測モード比較部104へ通知する機能を備えることを特徴とする。また、予測モード比較部104では、すべての全色成分がイントラ予測を採用している場合(図1のS304で「YES」の場合に相当)に、以下で説明するイントラ予測モード比較を行う。その他のブロック機能については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
<予測方向比較補正フロー>
以下、本発明の第2の実施形態において特徴となる予測方向比較処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートは、図3のフローチャートに本実施形態に対応する処理工程S601からS607を追加したものである。S301からS310までの動作は基本的に第1の実施形態と同様である。
予測方向比較補正フローは、実施形態1と同様にS301のR成分の予測モードを取得するステップから開始する。予測モード比較部104がS301からS303を順次実行し、各色成分の予測モードを取得した後、S304で全色成分において予測モードがイントラ予測モードであったかを判断する。S304の判定で一つ以上の色成分において、インター予測となった場合(S304で「NO」)、第1の実施形態に記載のS305からS310の補正フローに基づいて、順次イントラ予測モード判定した色成分の符号化対象ブロックについて予測モード補正を行う。
一方、全色成分でイントラ予測モードを採用している場合(S304で「YES」)、予測モード比較部104はS601でR成分のイントラ予測モードIntraModRを取得する。続いて、S602でG成分のイントラ予測モードIntraModGを、S603でB成分のイントラ予測モードIntraModBをそれぞれ取得する。H.264規格の場合、イントラ予測モードは、符号化対象ブロックの上または左に位置する既に符号化済みのマクロブロックの画素から、符号化対象ブロック内の画素を予測する方向として、9つの予測方向(イントラ予測モード)を選択できる。そこで、予測モード比較部104は、S604でイントラ予測モードを各成分について比較し、予測方向がすべて同じか否かを判断する。
もし予測方向がすべて同じ場合(S604で「YES」)、当該予測モード補正は不要と判断して当該フローを終了する。一方、いずれかの予測方向が異なる場合(S604で「NO」)は、S605に進み予測モード比較部104は3つともすべて異なる予測方向かを判断する。もし3つの色成分の予測モードのうち、いずれか一つだけ予測方向が異なる場合(S605で「NO」)、S606に移行する。
S606で予測モード補正部105は、異なる予測方向を、他2つの色成分の予測方向に補正する後述の予測モード補正処理を行う。一方、全色成分の色成分の予測モードが異なる場合(S605で「YES」)は、S607に移行する。S607で予測モード補正部105は、予め定めた色成分の予測モードに揃えるように、他の色成分の予測モードを補正する後述の予測モード補正処理を行う。S607での補正は、例えば、人間の視覚特性上劣化や変化が目立ちやすいG成分について重みづけして、RやB成分の予測モードをG成分の予測モードに揃える等が有効であるが、特にこの手法に限定されるものではない。
次に図7を参照して、S606およびS607における予測モード補正処理を説明する。まず予測モード比較部104は、S701において予測モード補正前の、符号化画像ブロック領域での原画像と予測画像との画素値差分の絶対値和SADを取得する。同様にして、S702では予測モード比較部104は予測モード補正後のSADを取得する。上記SAD値は、前述のイントラ・インター判定部111において、使用しているパラメタ値を流用する。
続いて、S703で予測モード比較部104はイントラ予測モード補正前後のSADの差分値を計算し、予め定めた閾値未満であるかを判断する。SAD差分が所定値以上の場合(S703で「NO」)、予測モードを変更すると原画像との差分が大きくなりすぎてしまい、画質劣化が逆に目立ってしまう虞がある。よって、この場合はイントラ予測モードの補正はせず本補正フローを終了する。一方、SAD差分が所定値未満の場合(S703で「YES」)は、予測モード比較部104はイントラ予測モードの補正を行う決定をする。そして、S704で予測モード補正部105が当該色成分のイントラ予測モードを補正し、補正後のイントラ予測モードにより符号化が行われる。
以上が、本実施形態におけるイントラ予測方向の比較及び補正処理の全体的な流れである。
<予測方向補正処理の適用例>
続いて、本発明による上記動作フローを適用した例について、図8を用いて説明する。同図中(a)の予測方向補正前の例では、イントラ・インター判定の結果、全色成分のマクロブロックとしてすべてイントラ予測が採用されたことを前提としている。その上で、G成分とB成分が左の画素から予測を行う予測モード1、R成分だけが左上の画素から予測を行う予測モード4を選択した場合を示してある。
この状況で上述したイントラ予測方向比較補正フローを適用して、共通のイントラ予測モード、予測方向となるように補正した結果、同図(b)のような予測モードへ変更される。すなわち、R成分のイントラ予測モードが、全色成分が同じになるように予測モード4から予測モード1へと補正される。
本実施形態によれば、色成分毎に画面内予測を行った場合に、全色成分でイントラ予測をしたマクロブロックについても、予測方向へ揃えることで画質劣化の防止が実現できるようになる。
(第3の実施形態)
上述の第2の実施形態では、全ての色成分についてイントラ予測判定した時、さらにブロック内の予測方向を比較し、共通の予測方向になるように予測方向モード値を補正する方法を説明した。これに対して第3の実施形態では、全ての色成分の予測モードがインター予測の場合、符号化マクロブロックを構成する動き補償を行うブロックサイズを比較し、共通の動き補償ブロックサイズとなるようにブロックサイズを補正することを特徴とする。
これにより、第1の実施形態に記載のイントラ・インター判定の結果、全色成分がインター予測だった場合において、動き予測ブロックサイズ補正できるようになるので、画質劣化を抑制できる効果が期待できる。
以下、本発明の第3の実施形態について、図を用いて説明する。なお、第3の実施形態の説明において、上述した第1および第2の実施形態と共通する部分について、適宜説明を省略する。
第3の実施形態を実現するシステム構成は、図1に示したものと基本的に同一である。但し、イントラ・インター判定部111は、イントラ予測・インター予測の判定結果に加え、インター予測を行ったマクロブロックの動き予測ブロックのブロックサイズ情報を予測モード比較部104へ通知する機能を備えることを特徴とする。また、予測モード比較部104では、すべての色成分がインター予測を採用している時、以下に説明する動きブロックサイズ比較を更に行うことを特徴とする。その他のブロック機能については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
<動き補償ブロックサイズ比較補正フロー>
以下、本発明の第3の実施形態において特徴となる動き補償ブロックサイズ比較処理について、図9および図10のフローチャートを用いて説明する。該フローチャートに対応する処理は、例えば、予測モード比較部104および予測モード補正部105として機能するCPUが対応するプログラム(ROM等に格納)を実行することにより実現できる。なお、本実施形態に対応する予測方向の比較及び補正処理は、上述の実施形態に記載の補正処理を実施後、さらに実行される処理として定義されてもよい。本実施形態に対応する処理は、第1及び第2の実施形態と同様に、予測モード比較部104がS301のR成分の予測モードを取得するステップから開始する。
予測モード比較部104はS301からS303を順次実行して各色成分の予測モードを取得した後、S901で全色成分において予測モードが2つ以上インター予測モードであったかを判断する。ただし当該ステップで取得する予測モード値は、イントラ・インター判定部111から通知された予測モード値ではなく、第1及び第2の実施形態で記載した補正後の予測モード値を使用することとする。従って、全色成分においてイントラ予測となった場合や、インター予測が1成分のみ選択された場合(S901で「NO」)は、当該補正処理フローを終了する。
一方、2つ以上の色成分でインター予測を選択した場合(S901の「YES」)は、予測モード比較部104はS902からS904を順次実行し、各色成分についてマクロブロック中の動きブロックのブロックサイズを示すパーティションタイプを取得する。なお、H.264規格の場合、パーティションタイプは、16x16画素から4x4画素の7種類が選択できる。また、マクロブロックサイズが8x8の場合は、8x8,8x4,4x8,4x4のサブマクロブロックにさらに分割して動き予測を行うことができる。
本実施形態では、S905で予測モード比較部104が上記パーティションタイプを各成分について比較し、動き予測ブロックサイズがすべて同じか否かを判断する。なお、図中には記載していないが、イントラ予測の色成分については、当該パーティションタイプの取得および比較ステップの対象とはしない。すべてのパーティションタイプが同じ場合(S905で「YES」)、補正の必要がないのでそのまま処理を終了する。
一方、パーティションタイプが色成分間で異なる場合(S905で「NO」)、さらにS906に移行して予測モード比較部104は色成分間パーティションタイプがすべて異なるかを判断する。上記判断ステップの結果、すべてのインター予測を行った色成分のパーティションタイプのうち、いずれか一つの色成分だけが他の2つと異なる場合(S906で「NO」)は、S907で予測モード補正部105は当該色成分のパーティションタイプを、後述する方法で他の色成分のパーティションタイプと一致するように補正する。一方、すべてのパーティションタイプが異なる場合(S906で「YES」)は、S908で予測モード補正部105は予め定めた色成分のパーティションタイプに、他の色成分のパーティションタイプを揃える補正をする。例えば、視覚特性上劣化が目立ちやすいG成分を優先して、当該G色成分以外の色成分のパーティションタイプをG成分のパーティションタイプに揃える方法がある。また、パーティションサイズが最も大きい色成分に揃える方法もある。さらには、各成分の動き補償に用いる動きベクトルを比較し、他の動きベクトルと類似度が最も高い(例えば、ベクトル方向が最も類似している)動きベクトルを有する色成分に揃える方法等がある。これらはいずれも有効な方法であるが、本発明では特にこれらに限定されるわけではない。
上記においてS907の処理は、RGBの各色についてインター予測が選択され、かつ、そのうちの1つのパーティションタイプが他と異なる場合にのみ実行される処理である。一方、S908の処理は、RGBの各色についてインター予測が選択され、かつ、パーティションタイプが互いに異なる場合、及び、RGBのいずれか2色についてインター予測が選択され、かつ、パーティションタイプが互いに異なる場合に実行される処理である。
次に図10を参照して、S907及びS908における補正処理を説明する。まず、予測モード比較部104は、S1001においてパーティションサイズ補正前の、符号化画像ブロック領域での原画像と予測画像との画素値差分の絶対値和SADを取得する。同様に、S1002で予測モード比較部104はパーティションサイズ補正後のSADを取得する。上記SAD値は、前述のイントラ・インター判定部111において、使用しているパラメタ値を流用する。
続いて、S1003において予測モード比較部104はパーティションサイズ補正前後のSADの差分値を計算し、予め定めた閾値未満であるかを判断する。SAD差分が所定値以上の場合(S1003で「NO」)、パーティションサイズを変更すると、原画像との差分が大きくなりすぎてしまい、画質劣化が逆に目立ってしまう虞がある。この場合はパーティションサイズ補正はせず本補正フローを終了する。一方、SAD差分が所定値未満の場合(S1003で「YES」)は、予測モード比較部104は、パーティションサイズの変更を決定し、S1004で予測モード補正部105が当該色成分のパーティションサイズを補正し、補正後のパーティションサイズによりインター符号化を行う。
なお、パーティションタイプ補正後は、再度動き予測によるベクトル探索を行っても良いし、ベクトル再探索は行わず他の色成分で導出したベクトル値をそのまま当該色成分のベクトル値として流用し符号化しても良いものとする。
以上が、本実施形態におけるパーティションタイプ補正処理の全体的な流れである。
<パーティションタイプ補正処理の適用例>
続いて、本発明による上記動作フローを適用した例について、画面間差分と動き予測モードについて図11を用いて説明する。同図中(a)の動き補償ブロックサイズ補正前の例では、全色成分のマクロブロックとしてすべてインター予測が採用されたことを前提として、G成分とB成分が16x16のマクロブロックが、16x8のパーティション2つに分割され、R成分だけが8x8と4x4画素の小さなパーティションに分割されて動き動きベクトルを探索した場合を示してある。上述した動き補償ブロックサイズ比較補正フローを適用することによって、全成分共通の動き補償ブロックサイズへ補正した結果、同図(b)のような動き補償ブロックサイズへ変更され符号化される。すなわち、R成分の動き補償ブロックサイズが、全色成分が同じになるように16x8画素のパーティション2つから構成されるマクロブロックへと補正される。
本実施形態によれば、色成分毎にそれぞれ動き予測を行った場合に、全色成分でインター予測をしたマクロブロックについても動き補償ブロックサイズを揃えることで画質劣化の防止が実現できるようになる。

Claims (14)

  1. サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測またはイントラ予測を行って符号化する動画像符号化装置であって、
    前記複数の色成分の各色成分について、インター予測及びイントラ予測のいずれの予測モードを用いるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した前記各色成分の予測モードを比較して、予測モードを補正すべき色成分を決定する予測モード比較手段と、
    前記予測モード比較手段が決定した色成分の予測モードを補正する予測モード補正手段と、
    を備え、
    前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分のうちのいずれかの色成分の予測モードが前記インター予測である場合に、予測モードが前記イントラ予測である他の色成分の中から前記予測モードを補正すべき色成分を決定し、
    前記予測モード補正手段が、前記決定された色成分の予測モードを前記インター予測に補正することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 前記予測モード比較手段は、予測モードが前記イントラ予測である前記他の色成分のそれぞれについて、前記イントラ予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値、及び、前記インター予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値に基づいて、
    前記イントラ予測における画面間差分値と前記インター予測における画面間差分値との差が、所定値未満の場合に、該色成分を前記補正すべき色成分に決定し、
    前記画面間差分値の差が、前記所定値以上の場合は、該色成分を前記補正すべき色成分に決定しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
  3. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の予測モードが全て前記イントラ予測であった場合に、前記複数の色成分のそれぞれについて、イントラ予測のための予測方向を更に比較して、前記予測方向を補正すべき色成分を更に決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記予測モード比較手段が決定した色成分の前記イントラ予測における前記予測方向を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の動画像符号化装置。
  4. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の予測方向のうち、1つのみが他と異なる場合に、該予測方向が異なる1つの色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記予測方向を、他の色成分の予測方向と一致させるように補正することを特徴とする請求項3に記載の動画像符号化装置。
  5. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の予測方向が互いに異なる場合に、所定の色成分以外の他の色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記予測方向を、前記所定の色成分の予測方向と一致させるように補正することを特徴とする請求項3又は4に記載の動画像符号化装置。
  6. 前記予測モード比較手段は、補正すべきと決定しようとする色成分について、補正前の予測方向を用いたイントラ予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値、及び、補正後の予測方向を用いたイントラ予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値に基づいて、
    補正前後の画面間差分値の差が、所定値未満の場合に、該色成分を前記補正すべき色成分に決定し、
    前記画面間差分値の差が、前記所定値以上の場合は、該色成分を前記補正すべき色成分に決定しない
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  7. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の予測モードの2つ以上が前記インター予測の場合に、前記インター予測における動き補償のためのブロックサイズを比較して、前記ブロックサイズを補正すべき色成分を決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記予測モード比較手段が決定した色成分の前記ブロックサイズを補正することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  8. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の予測モードの全てが前記インター予測の場合であって、かつ、前記複数の色成分の前記ブロックサイズのうち1つのみが他と異なる場合に、該ブロックサイズが異なる1つの色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記ブロックサイズを、他の色成分のブロックサイズと一致させるように補正することを特徴とする請求項7に記載の動画像符号化装置。
  9. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の前記ブロックサイズが互いに異なる場合に、所定の色成分以外の他の色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記ブロックサイズを、前記所定の色成分のブロックサイズと一致させるように補正することを特徴とする請求項7に記載の動画像符号化装置。
  10. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の前記ブロックサイズが互いに異なる場合に、ブロックサイズが最も大きい色成分以外の他の色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記ブロックサイズを、前記ブロックサイズが最も大きい色成分のブロックサイズと一致させるように補正することを特徴とする請求項7に記載の動画像符号化装置。
  11. 前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分の前記ブロックサイズが互いに異なる場合に、各色成分のインター予測の動き補償に用いられる動きベクトルを比較し、他の動きベクトルと類似度が最も高くなる動きベクトルを有する色成分以外の他の色成分を、前記補正すべき色成分と決定し、
    前記予測モード補正手段は、前記決定された色成分の前記ブロックサイズを、前記類似度が最も高くなる動きベクトルを有する色成分のブロックサイズと一致させるように補正することを特徴とする請求項7に記載の動画像符号化装置。
  12. 前記予測モード比較手段は、補正すべきと決定しようとする色成分について、補正前のブロックサイズを用いたインター予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値、及び、補正後のブロックサイズを用いたインター予測による予測画像と符号化対象画像との画面間差分値に基づいて、
    補正前後の画面間差分値の差が、所定値未満の場合に、該色成分を前記補正すべき色成分に決定し、
    前記画面間差分値の差が、前記所定値以上の場合は、該色成分を前記補正すべき色成分に決定しない
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  13. サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測またはイントラ予測を行って符号化する動画像符号化装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記複数の色成分の各色成分について、インター予測及びイントラ予測のいずれの予測モードを用いるかを判定する判定工程と、
    予測モード比較手段が、前記判定工程において判定された前記各色成分の予測モードを比較して、予測モードを補正すべき色成分を決定する予測モード比較工程と、
    予測モード補正手段が、前記予測モード比較工程で決定された色成分の予測モードを補正する予測モード補正工程と、
    を備え、
    前記予測モード比較工程では、前記複数の色成分のうちのいずれかの色成分の予測モードが前記インター予測である場合に、予測モードが前記イントラ予測である他の色成分の中から前記予測モードを補正すべき色成分が決定され、
    前記予測モード補正工程では、前記決定された色成分の予測モードが前記インター予測に補正されることを特徴とする動画像符号化装置の制御方法。
  14. コンピュータを、サンプル比が同一の複数の色成分の画像で構成される動画像を、成分ごとに独立してインター予測またはイントラ予測を行って符号化する動画像符号化装置として動作させるためのプログラムであって、該動画像符号化装置は、
    前記複数の色成分の各色成分について、インター予測及びイントラ予測のいずれの予測モードを用いるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した前記各色成分の予測モードを比較して、予測モードを補正すべき色成分を決定する予測モード比較手段と、
    前記予測モード比較手段が決定した色成分の予測モードを補正する予測モード補正手段と、
    を備え、
    前記予測モード比較手段は、前記複数の色成分のうちのいずれかの色成分の予測モードが前記インター予測である場合に、予測モードが前記イントラ予測である他の色成分の中から前記予測モードを補正すべき色成分を決定し、
    前記予測モード補正手段が、前記決定された色成分の予測モードを前記インター予測に補正することを特徴とする、プログラム。
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