JP6890095B2 - 液材またはペースト材塗布器用払拭装置 - Google Patents

液材またはペースト材塗布器用払拭装置 Download PDF

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Description

本明細書は、液体またはペースト塗布器を拭き取るための払拭装置に関する。塗布器は、化粧品、例えばマスカラブラシに適合し得、またはブラシ等による表面への任意の液体またはペーストの塗布に適合し得る。
一例として、米国特許出願第2013/0101337号明細書は、化粧塗布器用払拭装置を開示しており、該払拭装置は、軸を有する管状体と、該管状体から延設され、且つ軸の周囲に配置された複数のブレードとを備える。各ブレードは、管状体に近い近位端と、遠位端と、中間部分とを備える。特に、各ブレードは軸に垂直に、且つ該軸に向かって放射状に延びるフィンを備え、種々のブレードのフィンが管状体から様々な距離で置かれている。
しかし、そのような払拭装置は不十分なところがある。特に、塗布器に流体を与えつつ該流体を一様に拭き取ることを保証することができない。従って、新たな種類の払拭装置が必要である。
この目的のため、本明細書は液体またはペースト塗布器用払拭装置に関し、該払拭装置は、軸を有する管状体と、該管状体から延設され、且つ前記軸の周囲に配置された複数のブレードとを備え、前記ブレードの各々が、前記管状体に近接する近位端と、遠位端と、中間部分と、を備えた払拭装置において、前記ブレードの各々の中間部分が該ブレードの近位端および遠位端よりも前記管状体の軸に近接することを特徴とする。
従って、ブレードは、特に塗布器が柄と塗布部材を備える場合に、塗布器全体の拭き取りに適合している。任意で、ブレードは可撓性である。特に断らない限り、あらゆる幾何学的特徴は、機械的に応力を受けず、静止状態で払拭装置に与えられる。簡潔のため、「高さ(“height”)」という用語は、管状体の軸に沿って測定される寸法に使用される。特に断らない限り、軸(“axial”)、径(“radial”)および接線(“tangential”)(円周(“circumferential”))方向は、管状体の軸を基準軸として通常の意味で定義される。特に断らない限り、「内側(“inside”)」、「内(“inner”)」、「外側(“outside”)」および「外(“outer”)」という用語は、径方向に沿って考察される。
ブレードの形状により、該ブレードは、管状体の軸と概ね一致または近接する塗布器の軸から該軸の周囲に向けて流体を均質にすることができる。さらに、各ブレードの中間部分が該ブレードの遠位端よりも管状体の軸に近接していることにより、塗布器上に存在する余分な流体を掻き落とすことができる。従って、提案する払拭装置は、流体を塗布器に放射状に与えると同時に流体量を調節することができる。
ブレードは互いに間隔を空けている。例えば、ブレードの周方向の間隔は、検討する高さに応じて、ブレードの周方向幅と少なくとも同一、実質的に同一、または多くとも同一であり得る。
提案する実施形態では、ブレードは凹形の内部体積を規定する。一例では、ブレードは概ね空中ごま(砂時計)の形状の内部体積を規定し得る。一例では、ブレードは概ね二重円錐台状の円錐形状の内部体積を規定し得、円錐台は円錐のどちら側も頂点がカットされている。「円錐」という用語は、面内で閉じたアウトラインに沿って引いた母線という直線により形成される曲面を示すことを想起すべきである。この母線は、円錐の頂点という定点を通り、頂点は上記アウトラインの面内にはない。「円錐」という用語は、上記曲面により規定される体積のことも示し得る。
幾つかの実施形態では、少なくともブレードの幾つかは、少なくとも一部が渦巻かれ(巻き付けられ)ており、互いに漸次補い合う連続した径方向断面を有する。管状体の軸方向において、各ブレードは径方向断面が積み重なったものとして見える。これらの実施形態において、径方向断面は互いに補い合う。これは、連続した径方向断面の重心(共通重心)により規定される、「ダイレクタ線」とも呼ばれる線が、軸に対して平行でないためである。従って、上記ブレードの各々のダイレクタ(director)線は、軸面(管状体の軸を含む面)に含まれない。換言すると、ブレードは払拭装置の周囲に沿って、軸の周囲に巻き付いている。この特徴により、ブレード間に間隙があっても、払拭装置は塗布器の周囲全体を扱うことができる。
幾つかの実施形態では、少なくともブレードの幾つかは、円形でない横断面を有し、少なくとも一部がねじ合わされたブレードである。ブレードのねじ合わされている部分は、ブレードの軸の周囲でねじ合わされている部分である。ブレードの「横断面("cross-section")」という用語を使用することによりブレードのダイレクタ線に垂直なブレードの断面を示し、連続した横断面は互いに徐々に回転する。これにより、塗布部材内に流体を与えつつ該塗布部材を拭き取ることが可能となる。例えば、遠位端は近位端に対してねじ合わされていてもよい。上述のダイレクタ線は局所的に規定され、湾曲してもよい。
幾つかの実施形態では、少なくとも幾つかのブレードの遠位端は自由端である。従って、ブレードの遠位端は互いに直接連結されない。そのため、ブレードの遠位端は拭き取り動作時に互いに依存することがなく、該遠位端は塗布器の任意の形状に適合することができる。あるいは、ブレードのうち、幾つかまとまった遠位端群が自由端群である。しかし、ブレードは、全てのブレードが全体として連結されることないものの、一対に、または他の構造で連結され得る。
幾つかの実施形態では、ブレードは、液体またはペースト塗布器の柄よりも可撓性である。そのため、柄がブレードの間を通るに従って、ブレードは互いから離れるように動き、柄を綿密に拭き取る。逆に、ブレードは塗布部材よりも可撓性が低くてもよく、塗布部材上に流体を与えるように機能する。
幾つかの実施形態では、幾つかのブレードの端面は軸に対して垂直でない。ブレードの端面は、管状体から最も離れた面または面部分である。特に、端面はブレードの遠位端により規定され得る。このように、ブレードの各々は先端と先端のない角とを提供し得る。先端が先端のない角よりも管状体から軸方向に離れている場合、該先端が先ず塗布部材に入り込む。換言すると、ブレードの遠位端は、塗布部材内にブレードが係合できるように斜角を提供する。
これらの実施形態を組み合わせた際に、ブレードがさらにねじ合わされていると、先端と先端のない角が別々のアウトラインに内接される。従って、一配向例では、先端が塗布部材の内側に放射状に入り込み得、一方で先端のない角が塗布部材の外側に放射状に入り込み得る。これにより、塗布器に付ける流体を均質にするという効果が高まる。従って、ブレードのねじれ方向に応じて、端面の向きにより流体を掻き落とし、且つ/または流体量を調節し、あるいは、逆に流体を塗布部材の深部まで、すなわち、塗布部材部の内側に向かって放射状に入り込ませることができる。例えば、径方向面(軸と直交する面)に投影するとき、先端のない角が内接されるアウトラインの内側に先端が置かれ得る。
幾つかの実施形態では、少なくとも幾つかのブレードの径方向内面は、少なくとも上記ブレードの高さの一部分に亘って湾曲している。これにより、周方向への流体の分配を改善し、必要な場合、塗布器の形状により一致させることができる。
幾つかの実施形態では、中間部分と近位端との間に位置する近位部分は、本体から離れると軸に接近し、一方で中間部分と遠位端との間に位置する遠位部分は、本体から離れると軸からも離れる。
幾つかの実施形態では、ブレードの中間部分の径方向断面は、該ブレードの遠位部分または近位部分の径方向断面の領域よりも小さい領域を有する。これにより、ブレードの高さ全体に亘って略一定であり、且つ比例するブレード間の間隔を維持することができる。これらの実施形態では、払拭装置、特にブレード間における目詰まりや該ブレード間に流体が溜まるというリスクが著しく低下する。
幾つかの実施形態では、管状体の軸に直交する面上の投影において遠位部分および近位部分が占める角度範囲は、実質的に一回転分に及ぶ。近位部分および遠位部分の突出部は、重なり合ってもよいし、または単に隣接してもよい。従って、塗布部材の周囲全体が拭き取られる。
幾つかの実施形態では、軸と直交する面上において、中間部分から成る中間区分の投影は一回転分に及ぶ。ブレードの「中間区分(“intermediate segment”)」という用語は、軸に対するブレードの距離が中間部分の軸に対する距離に対して(dmax−dmin)のX%以下で変化する限り、中間部分から成る区分と、該中間部分の両側に位置する上記ブレードの部分とを意味する。上記dmaxはブレードから軸までの最大距離(およびdminはその最小距離)を示し、上記Xは、有利には、20〜50%の範囲内であり、好ましくは30%である。これらの実施形態では、中間区分の投影は重なり合ってもよいし、または単に隣接してもよい。このような配置により、塗布器、例えば柄の最狭部分の周囲全体が拭き取られる。
本明細書は、ネックを有する容器と、塗布部材を備えた柄を有する塗布器と、上述の払拭装置とを備える液体またはペースト塗布ユニットにも関する。払拭装置は容器のネックに取付られたものである。
幾つかの実施形態では、ブレードの対向する内面間で規定される最小直径寸法は、柄の横断面の直径よりも小さい。柄の横断面は、該柄のダイレクタ線に垂直な断面である。この規定は、ダイレクタ線が直線でない場合、局所的であるとみなされ得る。ブレードの対向する内面は、互いに対で向かい合う内面である。直径寸法は、実質的に正反対に対向する2枚のブレード間の寸法である。2枚のブレードは厳密には正反対に対向するのではなく、例えば奇数枚のブレードがある場合、周方向に最も離れた2枚のブレード間の寸法である。換言すると、実質的に正反対に対向する1または複数のブレードは、所与のブレードから、該所与のブレードと正反対に対向した位置に周方向に最も近接した1または複数のブレードである。これらの実施形態において、柄はよく拭き取られる。
幾つかの実施形態では、塗布部材の最大直径寸法は、ブレードの対向する内面間で規定される最大直径寸法よりも小さい。従って、塗布部材全体がブレードによってよく拭き取られる。
本発明及びその利益は、限定されるものではない例として挙げる、以下の本発明の実施形態の詳細な説明を読むことで、より理解することができる。説明には添付の図面を参照する。
本発明の一実施形態の払拭装置を示す正面図である。 図1の払拭装置のII−IIにおける断面図である。 図1の払拭装置のIII−IIIにおける断面図である 。 図2と図3を重ねた図である。 図1の払拭装置のV-Vにおける断面図である。 図1の払拭装置のVI-VIにおける断面図である。 図5と図6を重ねた図である。 本発明の一実施形態の液体またはペースト塗布ユニットを示す図であり、払拭装置を図1のVIII−VIII面における断面で示す。
図1は、一実施形態の払拭装置10の正面図である。上述したように、払拭装置10は、軸Xを有する管状体12を備える。本実施形態では、管状体12は軸Xの周囲で軸対称である。管状体12は接合部14を備える。さらに、管状体12はビーズ部16を備える。以下のさらなる詳細と図8の参照から分かるように、接合部14とビーズ部16は、容器またはボトルへの払拭装置10の係合および締付け、並びに塗布ユニットへの封止に寄与する。
管状体12は、管状体12から延設され、且つ軸Xの周囲に配置された複数のブレード20をさらに備える。本実施形態では、払拭装置10は6枚のブレード20を備える。各ブレード20は、管状体12に近接する近位端22と、遠位端26と、中間部分24とを備える。従って、各ブレードは、近位端22と中間部分24の間に位置する近位部分22’と、遠位端26と中間部分24の間に位置する遠位部分26’とを有する。
本発明によると、各ブレード20の中間部分24は、該ブレードの遠位端26よりも管状体の軸Xに近接している。さらに、各ブレード20の中間部分24は、該ブレードの近位端22よりも管状体の軸Xに近接している。
払拭装置10は可撓性材料、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)またはエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)等の熱可塑性材料またはエラストマーから形成される。
図1から分かるように、ブレード20の遠位端26は自由端である。ブレード20は管状体12によってのみ互いに連結される。
さらに、遠位端26側では、各ブレード20は端面28を備える。図1に示すように、幾つかのブレード20の端面28は、軸Xに対して垂直でない。具体的には、どの端面28も軸Xに対して垂直でない。より正確には、各ブレード20は先端28aおよび先端のない角28bを有する。先端28aおよび先端のない角28bは、端面28のどちらか側に位置する。先端28aは、先端のない角28bよりも管状体12から軸方向に離れており、これにより、塗布部材を拭き取るために、ブレード20が塗布部材に係合し易くなる。
図1は、ブレード20がまず渦巻かれ、すなわち、本実施形態では、ブレード20は払拭装置10の周囲に沿って傾斜し、次にブレード20がねじ合わされ、本実施形態では、ブレード20が該ブレードの軸の周囲で長手軸方向にねじ合わされていることも示している。特に、本実施形態では、各ブレード20は、軸Xの周囲で30°、より好ましくは50°、または90°を超える弓形に広がるように渦巻かれている。これらの特徴は、添付の図面を参照して、以下で詳細に説明する。
図2は、払拭装置10を図1のII−II面の径方向断面において示す。より正確には、図2は、ブレード20を該ブレードの近位端22の断面において示す。
上述したように、少なくとも幾つかのブレード20は円形でない径方向断面を有する。
さらに、少なくとも幾つかのブレード20の径方向内面22aは湾曲しており、本実施形態では全てのブレード20が湾曲している。
図2に記すように、ブレード20の対向する内面22a間で規定される最大直径寸法は、B1と書いている(図8も参照)。説明する実施形態では、最大直径寸法はブレード20の近位端22になるが、ブレード20に沿った他の高さ、例えば遠位端26にすることもできる。
図3は、払拭装置10を図1のIII−III面の径方向断面において示す。より正確には、図3は、ブレード20を該ブレードの近位端26の断面において示す。近位端22と同様の方法で示すように、また遠位端26の態様は遠位部分26’の態様と独立しているが、ブレード20は円形でない径方向断面を有し、さらに、少なくとも幾つかのブレード20の径方向内面26aは湾曲しており、本実施形態では全てのブレード20の径方向内面26aが湾曲している。
図4は、図2と図3を重ねた図である。ブレード20の渦巻き状の特徴は、遠位部分26’が、少なくとも一部において、近位部分22’が占める軸Xに対する角度範囲とは異なる角度範囲を占めるという事実をもたらす。具体的には、ブレード20の径方向断面は、ブレード20に沿って互いに漸次補い合う。
具体的には、近位端22、またはより広くは、近位部分22’は領域S2を拭き取る。遠位端26、またはより広くは、遠位部分26’は領域S6を拭き取る。近位部分22’により拭き取る領域S2と遠位部分26’により拭き取る領域S6に重なる部分があることにより、ブレード部20に覆われない角度範囲はない。これにより、管状体12の軸Xに直交する面上の投影において遠位部分26’と近位部分22’とにより占められる角度範囲S2,S6は、実質的に一回転分に及ぶ。
さらに、図4では、ブレード20は少なくとも一部がねじ合わされていることが分かる。特に、本実施形態では、遠位端26は近位端22に対してねじ合わされている。特定の高さで特定の方向に配置されたブレード20の面は、他の高さでは別の方向に配置されるという事実をもたらす。具体的且つ例として、近位端22の内面22aは円周方向に配置されるが、同ブレード20の遠位端26の内面26aは円周方向ではない方向に配置される。
ブレード20がねじ合わされていることにより、先端28aと先端のない角28bとは異なるアウトラインで配置される。例えば、アウトラインは、各先端28a(または状況に応じて各先端のない角28b)を該先端に最も近い2つの先端(または状況に応じて2つの先端のない角)に連結する仮想線として解釈されてよい。本実施形態では、先端28aはアウトライン29aに配置され、先端のない角28bはアウトライン29bに配置される。各アウトラインは払拭装置と同程度の対称性を持つべきである。具体的には、図3に示すように、アウトライン29aとアウトライン29bは双方とも、互いに独立した六角形である。
アウトライン29a,29bは別個のものである。本実施形態では、先端28が内接するアウトライン29aは、先端のない角28bが内接するアウトライン29bの内側にある。
図5乃至図7はそれぞれ、図2乃至図4の図に類似する図を示す図であり、中間部分24に関する。より正確には、図5は払拭装置10を図1のV−V面の径方向断面に示し、図6は払拭装置10を図1のVI−VI面の径方向断面に示す。図7は図5と図6の断面を重ね合わせた図である。
図5および図6に示すように、中間部分24におけるブレード20の径方向断面は円形でない。
さらに、少なくとも幾つかのブレード20の径方向内面24aは湾曲しており、本実施形態では全てのブレード20の径方向内面24aが湾曲している。
図5に記すように、ブレード20の対向する内面24a間で規定される最小直径寸法はB2と書いている(図8も参照)。説明する実施形態では、最小直径寸法はブレード20の中間部分24になる。
図7から分かるように、中間部分24の軸Xに対する距離は、該中間部分24の高さに亘って一定である。
中間部分24は渦巻かれており、且つ独立してねじ合わされている。具体的には、本実施形態では、中間部分24は径方向内面24aが直径B2の切れ目のない円を形成するように、渦巻かれ、且つねじ合わされている。切れ目のない円により、特に流体塗布器の柄を完全に拭き取ることができる。従って、より広くは、中間部分24から成る中間区分の軸に直交する面上への投影は一回転分に及ぶ。任意で、中間部分24から成る中間区分の軸に直交する面上への投影は重なり合ってよい。
図8は、容器40と、塗布器30と、上述した払拭装置10とを備える液体またはペースト塗布ユニット100を示す。払拭装置10は、容器40のネック42に取付られる。払拭装置10の接合部14はネックの肩部44と協働し、払拭装置10がネック42内に入り込み過ぎないようにしている。さらに、ビーズ部16は、容器40の外側に向けて払拭装置10に力が印加される際、特に塗布器30を拭き取る間に、払拭装置10とネック42間の摩擦を強めるように、且つ払拭装置10がネックから抜けないように、ネックの内面46により圧縮される。
塗布器30は、柄32と塗布部材34と備える。本実施形態では、塗布部材34はブラシであるが、適当な任意の種類の塗布部材が使用されてよい。同様に、任意の種類の柄、例えば、同出願人名の未公開フランス特許出願第13 61488に従った柄が使用されてよい。本実施形態では、塗布器30は実質的に回転式の本体である。
塗布部材34は、柄32を越えて軸方向に延びている。具体的には、塗布部材34は、撚りワイヤを備える。本実施形態では、撚りワイヤは、柄32と一直線上に該柄32を越えて軸方向に延びている。塗布部材34は、撚りワイヤから実質的に径方向に、すなわち、−45°〜45°の範囲の角度を成す径方向面と協働する方向に沿って延びたブラシ毛も備える。さらに、径方向では、塗布部材34は柄32を越えて延びている。本実施形態では、ブラシ毛は柄32を越えて放射状に延びている。
本実施形態では、ブレード20の対向する内面24a間で規定される最小直径寸法B2は、柄32の横断面の直径A2よりも小さい。従って、柄32が可撓性のブレード20の中間部分24を通る際に、柄32の直径A2と適合するように、中間部分24は互いから離れるように動く。ブレード20の可撓性が、柄32に中間部分24を押圧する復帰力となる。従って、柄32上に存在し得る流体は、中間部分24により、特によく掻き落とされる。
さらに、塗布部材34の最大直径寸法A1は、ブレード20の対向する内面22a間で規定される最大寸法B1よりも小さい。従って、塗布部材34は、その最外側の放射状部分も含め、よく拭き取られる。
さらに、塗布部材34の最大直径寸法A1は、ブレード20の対向する内面24a間で規定される最小直径寸法B2よりも当然大きい。具体的には、これにより、塗布部材34が拭き取られることなく払拭装置10を通り抜けられないようにすることができる。この装置の特徴により、柄32上に存在する流体を必ずしも掻き落とすことなく、塗布部材34上の流体を掻き落とすことができる。
さらに、塗布器の柄32は、くびれ36、すなわち狭窄な横断面を持つ柄32を備える。具体的には、くびれ36は、ブレード20の対向する内面24a間で規定される最小直径寸法B2よりも小さい直径A3を有する。さらに、くびれ36は、塗布器30が容器40内に収納され、静止状態の際は、くびれ36が軸Xに最も近い対向する内面24aと向かい合うように、柄32の軸方向に配置される。従って、塗布器30が容器40に収納される際に、中間部分24は柄32に耐えることなくくびれ36と向かい合うので、静止状態では負荷をかけることなくブレードを保持することができる。これにより、払拭装置10の耐久力を上げつつ耐久年数を延ばすことができる。
本発明を特定の実施形態を参照して説明したが、特許請求の範囲に定義される本発明の包括的な範囲を超えることなく変更がなされてよい。特に、示し述べた種々の実施形態の個々の特徴は、付加的な実施形態と組合わされてよい。従って、明細書および図面は限定するものではなく例示的な意味において考察されるべきである。

Claims (10)

  1. 液体またはペースト塗布器(30)用払拭装置(10)であって、
    該払拭装置(10)は、
    軸(X)を有する管状体(12)と、
    前記管状体(12)から延設され、且つ前記軸(X)の周囲に配置された複数のブレード(20)と、を備え、
    前記ブレード(20)の各々が、前記管状体に近接する近位端(22)と、遠位端(26)と、中間部分(24)と、を備え、
    機械的に応力を受けない静止状態において、前記ブレードの各々の前記中間部分(24)が、該ブレード(20)の前記近位端および前記遠位端(22,26)よりも前記管状体(12)の前記軸(X)に近接しており、前記ブレード(20)の少なくとも幾つかは、少なくとも一部が渦巻かれ、円周方向において互いに漸次補い合う連続した径方向断面を有し、前記ブレード(20)の少なくとも幾つかは円形でない径方向断面を有し、少なくとも一部がねじ合わされたブレードである、払拭装置(10)。
  2. 前記中間部分(24)と前記近位端(22)との間に位置する近位部分(22’)が前記管状体(12)から離れると前記軸(X)に接近し、前記中間部分(24)と前記遠位端(26)との間に位置する遠位部分(26’)が前記管状体(12)から離れると前記軸(X)から離れる、請求項1に記載の払拭装置(10)。
  3. 前記ブレード(20)の前記遠位端(26)は自由端である、請求項1または2に記載の払拭装置(10)。
  4. 幾つかの前記ブレード(20)の端面(28)は前記軸(X)に垂直でない、請求項1乃至のいずれか1項に記載の払拭装置(10)。
  5. 少なくとも幾つかの前記ブレード(20)の径方向内面(22a)は湾曲している、請求項1乃至のいずれか1項に記載の払拭装置(10)。
  6. 前記管状体(12)の前記軸(X)に直交する面上の投影において、前記ブレードの遠位部分(26’)および前記ブレードの近位部分(22’)が占める角度範囲は、実質的に一回転分に及ぶ、請求項に記載の払拭装置(10)。
  7. 前記中間部分(24)から成る中間区分の前記軸(X)に直交する面上への投影は一回転分に及ぶ、請求項1乃至のいずれか1項に記載の払拭装置(10)。
  8. 液体またはペースト塗布ユニット(100)であって、
    ネックを有する容器(40)と、
    塗布部材(34)を備えた柄(32)を有する塗布器(30)と、
    前記容器(40)の前記ネックに取付られた、請求項1乃至のいずれか1項に記載の払拭装置(10)と、を備え、
    前記ブレード(20)の対向する内面間で規定される最小直径寸法(B2)が、前記柄(32)の横断面の直径(A2)よりも小さい、塗布ユニット(100)。
  9. 前記塗布部材(34)の最大直径寸法(A1)は、前記ブレード(20)の対向する内面間で規定される最大直径寸法(B1)よりも小さい、請求項に記載の塗布ユニット。
  10. 前記ブレード(20)は、前記塗布器(30)の前記柄(32)よりも可撓性である、
    請求項またはに記載の塗布ユニット。
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