JP6889795B1 - 栽培装置及び栽培設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源周辺の温度上昇を抑えつつ、容器内の植物の成長を良好に促進することが可能な栽培装置を提供する。【解決手段】少なくとも一部が容器内に入った状態の植物を栽培するための栽培装置であって、光源と、容器内に収容された攪拌体によって容器内の液体を攪拌させるために回転する回転体30と、回転体及び光源を収容する筐体12と、を備える。筐体12は、筐体12の高さ方向において互いに反対側に位置する第一面14及び第二面16を有し、第一面14からは光源の光が出射され、第二面16上には容器が載置される。【選択図】図9

Description

本発明は、植物を栽培するために用いられる栽培装置及び栽培設備に係り、特に、少なくとも一部が容器内に入った状態の植物を栽培するための栽培装置及び栽培設備に関する。
植物工場等のように、植物栽培用の装置(以下、栽培装置)を複数配置した栽培設備では、それぞれの栽培装置において、養液等の液体が貯留された容器内に少なくとも植物の一部を入れた状態で植物を栽培することがある。
例えば、特許文献1に記載の栽培設備では、複数の栽培装置として、鉛直方向に配置された複数の栽培棚が用いられる。各栽培棚には、棚上に載せられた栽培ベッドと、栽培ベッド内に設けられた貯留槽と、栽培ベッドの上面に被せられる生育パネルとが配置されている。また、生育パネルに形成された複数の孔によって支持された植物に光を照射する照明灯が各栽培棚に設けられ、さらに、各栽培ベッドの貯留槽に培養液を供給する送液手段が設置されている。
特開2006−262750号公報
養液等の液体が貯留された容器内に植物を入れ、その植物に光を照射することによって当該植物を栽培する場合には、より良好に植物の成長を促すように栽培することが求められる。一方で、特許文献1のように照明から植物に光を照射すると、照明(光源)からの放熱によって周辺温度が上昇し、この温度上昇が植物の成長に影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、上記従来技術の問題点を解決すること、具体的には、光源周辺の温度上昇を抑えつつ、容器内の植物の成長を良好に促進することが可能な栽培装置及び栽培設備を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の栽培装置は、少なくとも一部が容器内に入った状態の植物を栽培するための栽培装置であって、光を発する光源と、容器内に収容された攪拌体によって容器内の液体を攪拌させるために回転する回転体と、回転体及び光源を収容する筐体と、を備える。筐体は、筐体の高さ方向において互いに反対側に位置する第一面及び第二面を有し、第一面からは光源の光が出射され、第二面上には容器が載置される。
本発明の栽培装置では、筐体の第一面から光源の光が照射され、その光を利用して植物を栽培することができる。また、筐体の第二面には、液体が貯留された容器が載置され、容器内の液体が攪拌体によって攪拌されることで、一部が容器に入った状態の植物の成長を良好に促進することができる。さらに、攪拌体によって容器内の液体を攪拌するために回転する回転体が、光源とともに筐体内に収容されているので、回転体の回転によって生じる気流によって光源周辺の温度の上昇を抑えることができる。
また、本発明の栽培装置は、筐体内に収容された送風機をさらに備えてもよく、送風機は、筐体の高さ方向において第一面が位置する側に設けられた第一の通気口を通じて送風し、あるいは吸気するとよい。
このような構成によれば、送風機が送る風(気流)を利用して植物周辺の空気を換気し、植物の成長をより一層促進することができる。
また、上記の構成において、筐体には、第一の通気口とは異なる位置に第二の通気口が設けられており、送風機は、第一の通気口及び第二の通気口のうちの一方を通じて吸気し、他方を通じて送風してもよい。かかる構成では、送風機の運転(すなわち、送風)によって筐体内で空気の流れが生じ、この結果、筐体内の光源周辺における温度上昇をより効果的に抑えることができる。
また、本発明の栽培装置において、光源は、点光源でもよい。また、本発明の栽培装置は、点光源からの光を拡散させるレンズをさらに備えてもよい。この場合、第一面には、レンズを露出させる孔が設けられており、第一の通気口は、第一面において孔とは異なる位置に設けられていると、好適である。かかる構成では、レンズを介した光の照射と干渉することなく、送風機が、第一の通気口を通じて送風又は吸気を行うことができる。
また、上記の構成において、第一の通気口は、第一面の中央領域に設けられているとよい。かかる構成であれば、筐体の第一面と対向する位置(例えば、第一面の真下の位置)に栽培対象の植物が存在する場合に、その植物周辺の空気を効果的に換気することができ、その植物をより良好に成長させることができる。
また、本発明の栽培装置において、筐体は、空洞部を取り囲む枠型形状をなしてもよい。また、本発明の栽培装置は、空洞部内に配置された送風機をさらに備えてもよく、送風機は、筐体の高さ方向において第一面が位置する側に向けて送風し、あるいは第一面が位置する側から吸気してもよい。かかる構成では、空洞部のスペースを有効活用して送風機を配置することができる。また、送風機が送る風(気流)を利用して植物周辺の空気を換気することにより、植物をより良好に成長させることができる。
また、上記の構成に関して言うと、筐体には、筐体の高さ方向において第二面が位置する側に位置し、且つ、空洞部と連通する通気路が設けられており、送風機は、通気路を通じて吸気し、あるいは送風するとよい。かかる構成では、筐体に設けられた通気路を通じて送風機の送風又は吸気が適切に実施される。
また、本発明の栽培装置において、筐体は、第一面を有する底壁と、第二面を有する天井壁と、高さ方向において底壁と天井壁との間に配置された側壁と、を有してもよい。この場合、底壁、天井壁及び側壁に囲まれた空間内に光源及び回転体が配置されていると、好適である。かかる構成では、回転体を光源と共に筐体内に収容することで光源周辺の温度上昇を抑える効果が、より顕著に発揮される。
また、本発明の栽培装置において、回転体は、筐体の高さ方向に延びる回転軸と一体的に回転する回転アームを備え、回転アームは、上記の高さ方向において第一面よりも第二面に近い位置に配置されているとよい。かかる構成では、回転アームが攪拌体により近い位置に配置されるので、攪拌体によって容器内の液体を攪拌させ易くなる。
また、本発明の栽培装置は、筐体内に収容され、回転体を駆動させるモータをさらに備えてもよい。このようにモータを筐体に収容することで、栽培装置をさらにコンパクト化(小型化)することができる。
また、前述した課題を解決するため、本発明の栽培設備は、上記の栽培装置を複数有し、複数の栽培装置が鉛直方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする。本発明の栽培設備によれば、複数の栽培装置の各々が本発明の栽培装置であるため、各栽培装置において、光源周辺の温度上昇を抑えつつ、容器内の植物の成長を良好に促進することができる。
本発明によれば、光源周辺の温度上昇を抑えつつ、容器内の植物の成長を良好に促進することが可能な栽培装置及び栽培設備が実現される。
栽培設備の外観を示す斜視図である。 栽培設備の模式正面図である。 容器及び栽培装置の断面図である。 筐体の平面図である。 筐体の側面図である。 筐体の正面図である。 筐体の斜視図であり、筐体を底面側から見たときの図である。 筐体内の各機器の配置位置を示す図である。 筐体内部を示す断面図である。 筐体内に生じる気流の流れを示す模式断面図である。 変形例に係る筐体を示す斜視図である。 図11のA−A断面を示す図である。 図11のB−B断面を示す図である。
本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について、添付の図面に示す好適な実施形態を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれる。
また、一部の図面では、図示の都合上、一部の部品を省略しており、例えば、図1では、栽培棚を支持する支柱等を省略している。また、図3では、後述のファン40を簡略化し、内部構造の図示を省略して単純な四角形で図示している。
また、以下の説明では、特に断る場合を除き、各部品の位置、方向、向き及び姿勢等を、使用状態(具体的には、植物栽培に用いられる状態)での位置、方向、向き及び姿勢等によって表すこととする。例えば、筐体12の高さ方向は、使用状態では鉛直方向に沿っており、筐体12の下面14が下方を向き、上面16が上方を向いている。
[栽培設備]
本実施形態に係る栽培設備(以下、栽培設備100)は、植物工場のような建物の屋内空間において複数の植物Pを栽培するために利用され、図1及び2に示すように複数の栽培ユニット102によって構成される。複数の栽培ユニット102は、それぞれ、鉛直方向に並ぶ複数の栽培棚104によって構成される。栽培設備100を構成する栽培ユニット102の台数は、特に限定されず、少なくとも1台以上であればよい。また、栽培ユニット102を構成する栽培棚104の数は、少なくとも2段であればよく、3段以上でもよい。
複数の栽培棚104は、不図示の支柱によって支持され、それぞれの栽培棚104は、図1及び2に示すように、水平方向に延びる一対の棚フレーム104aと、複数の栽培装置10とを備える。一対の棚フレーム104aは、それぞれ長尺の金属材であり、例えばリップ溝形鋼(C形鋼)のような形状を有し、それぞれのリップ部分が向かい合うように対向している。
一対の棚フレーム104aの間には、複数の栽培装置10が、棚フレーム104aの長手方向に沿って一定間隔毎に配置されている。栽培装置10は、平面視で略方形形状をなしており、数cm程度の厚み(本実施形態では約4cm程度)を有する。栽培装置10は、一対の棚フレーム104aに挟まれており、詳しくは、各棚フレーム104aのリップ部分に後述する筐体12の端部が挿し込まれることで各棚フレーム104aに組付けられている。
なお、栽培装置10の形状、特に平面視での形状は、特に限定されるものではなく、方形以外の形状でもよく、例えば、円形、楕円形、菱形又は台形等の方形以外の四角形、あるいは四角形以外の多角形でもよい。
栽培装置10には、図1〜3に示すように植物栽培用の容器1が載せられる。容器1は、上部が開放された容器であり、その内部には栽培対象の植物Pの一部、具体的には植物Pの根部及び茎の下部が入れられる。容器1は、大規模な水槽ではなく、比較的容積が小さい個別容器であり、一つの容器1においては例えば一株の植物Pが栽培される。なお、一つの容器1において栽培される植物Pの数(株数)は、二つ以上でもよい。
なお、容器1の形状は、特に限定されないが、図1〜3に示すような略直方体形状でもよく、瓶形状又は鉢形状であってもよい。また、一台の栽培装置10に載せられる容器1の個数は、特に限定されるものではない。
また、容器1内には、植物栽培に必要な水又は培養液等の液体が貯留されている。容器内に入った植物Pは、その一部分(すなわち、根部)が容器内の液体に浸かった状態で栽培される。つまり、本実施形態において、栽培装置10は、少なくとも一部が容器1内に入った状態の植物Pを栽培し、詳しくは水耕栽培するために用いられる(図3参照)。
さらに、容器1内には、図3に示すように、攪拌体としてのマグネチックスターラ(以下、スターラ2)が収容されている。ただし、容器1内に収容されて容器1内の液体を攪拌するものであればスターラ2以外のものであってもよく、磁性体からなるプロペラ又はスクリュー等を攪拌体として用いてもよい。
なお、栽培装置10によって栽培される植物Pは、特に限定されないが、水耕栽培に適した植物が好ましく、野菜等の可食用植物でもよく、花卉等の観賞用植物でもよい。また、栽培装置10によって栽培される植物Pは、図1〜3に示すように、栽培期間中、一部分(例えば、茎の上部及び葉部当)が容器1の外に出た状態で生長する。
また、栽培装置10は、図3に示すように、その下面から光を出射し、その出射光は、栽培装置10の下方に位置する植物Pに照射される。詳しく説明すると、各栽培ユニット102では、図2に示すように、複数の栽培棚104が鉛直方向に並んでいる。つまり、複数の栽培装置10は、鉛直方向に並び、換言すると、鉛直方向において互いに異なる位置に配置されている。そして、より上方に位置する栽培装置10の下面から出射される光は、より下方に位置する栽培装置10(例えば、直下の栽培装置10)に載せられた容器1に入っている植物Pに照射され、当該植物Pによる光合成に利用される。
さらに、栽培装置10は、送風機としてのファン40を内蔵しており、下面に設けられた通気口(具体的には、筐体12に設けられた第一の通気口18)を通じて送風する機能を有する。つまり、より上方に位置する栽培装置10は、より下方に位置する栽培装置10(例えば、直下の栽培装置10)に載せられた容器1に入っている植物Pに向けて送風することができる。
なお、本実施形態では、図1及び2に示すように、各栽培ユニット102において栽培装置10が配置される高さ、すなわち、鉛直方向における栽培棚104同士の間隔が栽培ユニット102間で異なっている。これは、栽培期間中、植物Pを栽培させる栽培ユニット102を、その植物Pの成度合い(例えば、容器1の外に出ている部分のサイズ等)に応じて変えるためである。
具体的に説明すると、図2に示すように、栽培設備100において、栽培初期の植物Pは、小サイズであるため、栽培棚104の間隔がより狭い栽培ユニット102の栽培装置10によって栽培される。これに対し、栽培後期の植物Pは、大サイズであるため、栽培棚104の間隔がより広い栽培ユニット102の栽培装置10によって栽培される。ただし、これに限定されるものではなく、鉛直方向における栽培棚104同士の間隔が栽培ユニット102間で同一でもよい(揃っていてもよい)。
[栽培装置]
栽培装置10は、図4〜7に示す筐体12を有する。筐体12は、栽培装置10の外形形状を規定しており、前述したように、平面視で略方形形状をなし、数cm程度の厚みを有する。また、筐体12内には、図8及び9に示すように、光源としてのLED(Light Emitting Diode)20と、回路基板26と、回転体30と、駆動モータ36と、ファン40とが収容されている。
なお、図8は、図5のX−X断面を示しており、図9は、図4のY−Y断面を示している。ちなみに、本来、図8に示す断面に回転体30は現れないが、位置関係を示す都合上、図8において回転体30を破線にて示している。また、図9中の一部の機器については簡略化して図示されており、例えば、ファン40は、内部構造の図示を省略し単純な四角形で図示されている。
(LED)
LED20は、点光源であり、図9に示すように、回路基板26の下面に実装されている。本実施形態では、点光源としてLED20を用いているが、LED以外の点光源、具体的にはエレクトロルミネッセンス素子、又は半導体レーザを用いてもよい。
LED20は、起動して光を発し、LED20が発した光は、筐体12の下面14(第一面に相当)から植物Pに向けて出射される。より詳しく説明すると、図8に示すように、LED20に対してレンズユニット22が設けられている。レンズユニット22は、LED20が発した光を拡散させるものであり、公知のLEDレンズによって構成され、円板状のレンズ22aと、円筒状のレンズ保持体22bと有する。
レンズ保持体22bは、LED20を取り囲むように回路基板26に装着され、図9に示すように、回路基板26から筐体12の下方に延びている。レンズ保持体22bの下端部にレンズ22aが嵌め込まれている。レンズ22aの材質は、光を拡散するものであれば特に限定されないが、一例としてはPMMA(Polymethyl Methacrylate)等が挙げられる。
また、筐体12の下面14には、レンズ保持体22bの外径と略同径の孔(以下、円孔15)が複数設けられており、図7に示すように、それぞれの円孔15にレンズ22aが臨んでいる。厳密には、各円孔15に、レンズ22aが配置されたレンズ保持体22bの下端部が嵌合している。これにより、筐体12の下面14においてレンズ22aが露出している。つまり、円孔15は、筐体12の下面14においてレンズ22aを露出させるために形成された孔である。
上記の構成により、LED20が発光すると、その光がレンズ22aにて拡散され、筐体12の下面14から下側へ出射されるようになる。出射された光は、前述のように、筐体12の下面14よりも下方位置に存する植物Pに照射される(図3参照)。
本実施形態では、図8に示すように、LED20及びレンズユニット22の組み合わせが複数設けられており、図7に示すように、上記の組み合わせと同数の円孔15が筐体12の下面14に設けられている。
複数のLED20と複数のレンズユニット22は、図8に示すように筐体12の中央位置(筐体12の高さ方向から見たときの中央位置)を基準にして対称に配置されている。具体的に説明すると、LED20及びレンズユニット22の組み合わせの一部(図8に示す構成では8組)が、筐体12の中央部に方形枠状に並んで配置されている。また、筐体12の外縁部分に、筐体12の下面14の四辺のそれぞれに沿って、LED20及びレンズユニット22の組み合わせが複数組(図8に示す構成では各辺につき2組)配置されている。なお、LED20及びレンズユニット22の配置位置については、図7及び8に示すような規則的な配置位置に限定されず、ランダムな配置位置でもよい。
また、回路基板26にはDMX(DMX:光源制御用の通信プロトコル)デコーダ28が取り付けられ、各LED20に対して調光を行うことができる。また、回路基板26は、図8に示すように、水平方向において筐体12の内部空間全体に広がっている。そのため、筐体12の内部空間は、図9に示すように、回路基板26によって上下2つの空間に仕切られている。
(回転体及び駆動モータ)
回転体30は、駆動モータ36の回転が伝達されることで回転する。各栽培装置10において、回転体30が回転すると、当該各栽培装置10の筐体12の上面16(第二面に相当)に載せられた容器1内のスターラ2が回転(自転)する。これにより、容器1内の液体が攪拌される。
容器1内の養液が攪拌されると、容器1内において植物Pの根周辺とそれ以外の場所との間で、液体中の成分濃度(例えば、培養液中の養分の濃度、又は、植物Pから排出される有機酸等の濃度)を均一化することができる。これにより、植物Pの根周辺における成分濃度の局所的変化を抑えることができ、結果として、植物Pの成長が良好に促進されることになる。
回転体30は、マグネチックスターラを回転させる公知の機器と同様の構造であり、図9に示すように、筐体12の高さ方向(すなわち、鉛直方向)に延びる回転軸32と、回転軸32と一体的に回転する回転アーム34とを有する。回転軸32は、駆動モータ36に直結され、駆動モータ36が起動することで回転する。回転アーム34は、回転軸32と直交する長尺体であり、その中央部に回転軸32が連結され、その両端には永久磁石(不図示)が取り付けられている。
そして、回転体30が回転し、すなわち回転アーム34が回転すると、その上方(詳しくは、直上位置)に存するスターラ2が回転(自転)する。また、本実施形態において、回転アーム34は、図9に示すように、筐体12の高さ方向において筐体12の下面14よりも上面16に近い位置に配置されている。これにより、上面16に載せられた容器1内のスターラ2を回転させ易くなり、換言すると、その容器1内の液体を攪拌し易くなる。
また、図10に示すように、回転アーム34が回転することで筐体12の内部に気流が生じ、この気流によって、筐体12の内部の温度上昇、特に光源20周辺の温度上昇を抑えることができる。このように本実施形態では、スターラ2を回転させる回転体30を、光源20周辺の冷却用機器として兼用することができる。この結果、本実施形態では、光源20周辺の冷却用機器を個別に設ける構成と比較して部品点数が少なくなり、冷却用機器の収容スペースも削減できるので、より小型且つ軽量な栽培装置10を実現することができる。
また、筐体12の内部空間は、前述したように回路基板26によって上下2つの空間に仕切られており、図9に示すように、回転アーム34は、上下2つの空間のうち、上側の空間内に配置されている。そのため、回転アーム34が回転すると、図10に示すように、筐体12の内部空間のうち、回路基板26よりも上側に位置する空間内で気流が生じる。そして、気流により、主として回路基板26の上面が冷却され、その結果、回路基板26の下面に固定された光源(LED20)及びその周辺の温度が上昇するのを抑えることができる。
なお、回転アーム34の代わりに、プロペラ等の回転翼であって、回転翼の各羽根の先端部分に永久磁石を取り付けたものを用いてもよい。また、回転アーム34及び回転翼に用いられる永久磁石は、回転体30の重量を軽量化する目的から、より磁力が強い磁石であることが好ましい。
駆動モータ36は、図9に示すように、回転アーム34の下方位置、厳密には、回転アーム34の中央部分の直下位置に配置されている。また、本実施形態では、栽培装置10の小型化(薄型化)のために、駆動モータ36は、図8に示すように水平方向においてLED20の間のスペース、詳しくはレンズユニット22の間のスペースに配置されている。
なお、LED20の間のスペースという比較的狭いスペースに駆動モータ36を配置する理由から、本実施形態では、ギアードモータが駆動モータ36として採用されている。ただし、駆動モータ36の種類については、特に限定されるものではない。
また、駆動モータ36は、その中心軸が筐体12の高さ方向に沿った姿勢、すなわち直立姿勢で筐体12内に収容されている。また、本実施形態では、図9に示すように、駆動モータ36が、栽培装置10の小型化(薄型化)のために筐体12の高さ方向において回路基板26を貫いた状態で配置されている。
また、筐体12の高さ方向から見たときに、駆動モータ36の外縁(換言すると、駆動モータ36が存在する範囲)が、回転体30の回転範囲、つまり、回転アーム34が回転する際のアーム先端の移動軌跡よりも十分に小さくなっている(図8参照)。分かり易く説明すると、平面視での駆動モータ36の形状を略円形又は略楕円形としたとき、その直径又は長径が回転体30の回転径(すなわち、回転アーム34の全長)の1/2以下である。これにより、回転アーム34の永久磁石と駆動モータ36内の永久磁石との干渉が低減されるため、回転体30の回転への影響(例えば、低速回転時に停止してしまう可能性)が軽減される。
スターラ2を回転させる一般的な機器(通常のスターラ本体)では、筐体12の高さ方向から見たときに、回転体30が筐体12の中央部分に配置される。これに対し、本実施形態では、図8に示すように、筐体12の中央部分からずれた位置、つまり、筐体12の外縁寄りの位置に回転体30が配置されている。これは、筐体12の中央部分で行われる動作として、ファン40の送風を回転体30の回転(換言すると、スターラ2の回転)よりも優先し、そのためにファン40を筐体12の中央部分に配置し、回転体30を中央部分からずれた位置に配置している。
(ファン)
ファン40は、その全体が筐体12内に収容されており、筐体12の外から筐体12内に導入された空気を吸気し、その空気を筐体12の外に排出する。ファン40から送られる風(空気)は、筐体12の下面14を通過し、筐体12の下方に位置する植物P、厳密には植物Pのうち、容器1の外に出ている部分(具体的には葉部及び茎部)に向かう。これにより、植物Pの葉周辺の空気を攪拌(換気)することができる。この結果、植物Pの葉周辺における二酸化炭素の濃度が、光合成を促進させる上で適切な濃度に維持され、葉周辺における高湿度の空気が除去されて葉からの蒸散が適切に行われるようになる。
なお、ファン40としては、公知のファン、好ましくはDCファンが利用可能であり、一例を挙げると、プロペラファン、シロッコファン、ターボファン、斜流ファン、及びラインフローファン(登録商標)等が利用可能である。
ファン40は、ファンフレーム内に収容された回転翼(不図示)を備え、回転翼の中心軸は、筐体12の高さ方向に沿っている。本実施形態では、図9に示すように、ファン40が、筐体12の高さ方向において、回路基板26と筐体12の底壁12Aとの間に配置されている。換言すると、ファン40は、筐体12の高さ方向においてLED20及びレンズユニット22が配置されている側に設けられている。このような配置により、ファン40を、ファン40からの送風が当てられる植物Pに近付けることができ、植物Pの葉周辺の空気をより効率よく換気することができる。
また、栽培装置10を小型化する目的から、ファン40は、図8に示すように、水平方向においてLED20の間のスペース、詳しくはレンズユニット22の間のスペースに配置されている。本実施形態では、図8に示すように、筐体12の中央部分(筐体12の高さ方向から見たときの中央部分)においてレンズユニット22に囲まれたスペースにファン40が配置されている。
回路基板26のうち、ファン40の直上に位置する部分には、通気用の貫通穴が形成されている。また、筐体12の底壁12Aのうち、ファン40の直下に位置する部分にも通気用の貫通穴が形成されており、筐体12の下面14のうち、上記の貫通穴が形成された領域には、第一の通気口18が設けられている。ここで、第一の通気口18は、筐体12の高さ方向において下面14が位置する側に設けられた通気口である。
また、本実施形態において、第一の通気口18は、筐体12の下面14において、図7に示すように、光散乱用のレンズ22aを露出させるために形成された円孔15とは異なる位置に設けられている。これにより、レンズ22aとの干渉を避けて、ファン40による送風を行うことができる。
上記の構成の下でファン40が起動すると、筐体12内の空気、特に回路基板26よりも上側にある空気が回路基板26の貫通孔を通じてファン40に吸気される。そして、ファン40は、筐体12の下面14に設けられた第一の通気口18を通じて送風する。本実施形態では、図7に示すように、第一の通気口18が筐体12の下面14の中央領域に設けられているため、ファン40からの風が筐体12の下面14の中央領域から下方に向かって流れる。これにより、筐体12の下方で栽培される植物P、特に筐体12の直下に位置する植物Pに対して効果的に風を送ることができる。
なお、本実施形態では、ファン40が第一の通気口18を通じて送風する(つまり、排気する)こととしたが、これに限定されるものではなく、ファン40が第一の通気口18を通じて吸気するものであってもよい。ただし、ファン40から、その直下の植物Pに向けて風を送ることができる点では、ファン40が第一の通気口18を通じて送風する構成の方がより好ましい。
(筐体)
筐体12は、容器1を載せる台として機能するとともに、前述した各機器(すなわち、LED20、レンズユニット22、回転体30、駆動モータ36及びファン40)を内部に収容する。このように筐体12内に上記の機器がすべて収容されることにより、栽培装置10が十分に小型化(コンパクト化)されている。
筐体12は、筐体12の高さ方向において互いに反対側に位置する下面14及び上面16(すなわち、第一面及び第二面)を備える。本実施形態において、下面14及び上面16は、それぞれ平坦面であり、略方形状の面である。
また、本実施形態において、筐体12は、図9に示すように、下面14を有する底壁12Aと、上面16を有する天井壁12Bと、筐体12の高さ方向において底壁12Aと天井壁12Bとの間に配置された側壁12Cと、を有する。そして、底壁12A、天井壁12B、及び側壁12Cに囲まれた空間(すなわち、閉空間)内に、LED20、レンズユニット22、回転体30、駆動モータ36及びファン40が配置されている。
筐体12の構造についてさらに説明すると、側壁12Cは、平面視で略方形状である筐体12の四辺部分をなしており、四辺部分のうち、互いに対をなす二辺に相当する部分(以下、側面部)には、図5に示すように円形の貫通穴が複数(図5に示す構成では2つ)形成されている。側面部に形成された複数の貫通穴が第二の通気口19を構成しており、前述の第一の通気口18とは異なる位置に設けられている。第二の通気口19は、筐体12の高さ方向においては回路基板26の配置位置よりも上方(上面16が位置する側)に形成されている。
そして、筐体12内でファン40が起動すると、筐体12の側面部に設けられた第二の通気口19から筐体12内(より詳しくは、回路基板26によって上下2つの空間に仕切られた筐体12の内部空間のうち、上方の空間)に空気が導入される。筐体12内に導入された空気は、ファン40によって吸気された後に、筐体12の下面14に設けられた第一の通気口18を通じて排気される。つまり、本実施形態において、ファン40は、第二の通気口19を通じて吸気し、第一の通気口18を通じて送風する。ただし、その逆でもよく、ファン40が第一の通気口18を通じて吸気し、第二の通気口19を通じて送風してもよい。
筐体12の四辺部分をなす側壁12Cのうち、第二の通気口19が形成された側面部とは異なる二辺に相当する部分(以下、正面部及び背面部)の一方又は両方には、図6に示すように給電用コネクタ17が設けられている。給電用コネクタ17としては、筐体12に対して着脱可能なコネクタが好ましく、マグネット端子によるコネクタがより好ましい。
給電用コネクタ17が不図示の外部電源と電気的に接続されると、回路基板26中の電源供給回路(不図示)を通じてLED20、駆動モータ36及びファン40の各々に電力が供給される。なお、栽培装置10各部への電力供給は、不図示の外部電源と給電用コネクタ17との接続を通じてなされる場合に限定されず、栽培装置10に搭載された内部バッテリ(不図示)から電力が供給されてもよい。あるいは、筐体12の外壁面(特に、上面16)に太陽電池を配置し、太陽電池で発電された電力を栽培装置10各部に供給してもよい。あるいは、公知の非接触方式の給電機構によって、栽培装置10各部に電力を供給してもよい。
筐体12の内部には、図9に示すように、天井壁12Bから底壁12Aに向かって柱状の突出部13が延びている。突出部13は、筐体12が有する4つの角部の各々の周辺に配置されており、筐体12の高さ方向に沿って突出している。そして、計4つの突出部13に回路基板26が保持されており、これにより、筐体12内における回路基板26の配置位置が固定されている。
[変形例に係る栽培装置]
次に、変形例に係る栽培装置10Xについて、図11〜13を参照しながら説明する。以下では、変形例に係る栽培装置10Xの構成に関して、上述した栽培装置10と異なる点について、主として説明する。また、図11〜13に示す変形例に係る栽培装置10Xの構成機器のうち、上述した栽培装置10の構成機器と共通する機器に対しては、上述した栽培装置10と同じ符号が付されている。
なお、図12は、図11のA−A断面を示しており、図13は、図11のB−B断面を示している。ちなみに、図12及び13中の一部の機器については簡略化して図示されており、例えば、ファン40は、内部構造の図示を省略して図示されている。
変形例に係る栽培装置10Xでは、図11〜13に示すように、ファン40が筐体12X内には配置されておらず、筐体12Xによって囲まれる凹部空間(以下、空洞部H)内にファン40が配置されている。
変形例に係る栽培装置10Xが備える筐体12X(以下、変形例の筐体12X)は、図11に示すように、平面視で空洞部Hを取り囲む枠型形状、詳しくは、矩形枠形状をなしている。空洞部Hは、平面視で矩形形状をなしており、その内周面は、ファン40の外縁(厳密には、ファンフレームの外周面)とフィットする形状をなしている。
そして、ファン40は、空洞部H内に嵌め込まれており、これにより筐体12Xに組み付けられて固定されている。かかる状態では、ファン40の上端及び下端(つまり、通気方向における両端面)が筐体12Xの外側に位置するようになり、具体的には、ファン40の上端が筐体12Xの上面16から露出し、ファン40の下端が筐体12Xの下面14から露出する。
また、変形例の筐体12Xにおいて、筐体12Xの高さ方向において上面16(第二面)が位置する側には、通気路42が形成されている。通気路42は、図11及び12に示すように、筐体12Xの上面16の一部を窪ませて構成された断面矩形状の溝であり、筐体12Xの外側に設けられており、空洞部Hと連通している。
通気路42についてより詳しく説明すると、図11に示すように、平面視で方形状である上面16には、十字状に交差する一対の通気路42が設けられている。一対の通気路42のうちの一方は、上面16の四辺のうち、互いに向かい合う二辺の中央部分同士を繋ぐように設けられ、もう一方の通気路42は、残りの二辺の中央部分同士を繋ぐように設けられている。また、それぞれの通気路42は、図12に示すように、筐体12Xの高さ方向において回路基板26より上側(つまり、LED20が実装されている側の反対側)に設けられている。
そして、平面視で一対の通気路42が交差する位置には空洞部Hが設けられており、前述したように空洞部Hにはファン40が配置されている。これにより、ファン40が起動すると、図13に示すように、筐体12Xの外の空気が通気路42を通じてファン40に向かって流れてファン40の上端から吸気され、吸気された空気は、ファン40の下端から排気される。つまり、変形例に係る栽培装置10Xにおいて、ファン40は、通気路42を通じて吸気し、筐体12Xの下面14が位置する側に向けて送風する。ただし、その逆でもよく、ファン40は、下面14が位置する側(すなわち、ファン40の下端側)から吸気し、通気路42を通じて送風してもよい。
変形例の筐体12Xには通気路42が設けられているため、図11に示すように、上面16には凹凸が形成されていることになる。上面16の凹部は、通気路42であり、凸部は、周囲よりも上方に隆起している部分、すなわち通気路42以外の部分である。そして、凸部の上に容器1が載せられる。また、変形例では、図11に示すように、筐体12Xの内部空間のうち、凸部に相当する領域に回転体30及び駆動モータ36が配置されている。これにより、ファン40による送風に干渉せずに回転体30を回転させることができる。
なお、図12に示すように、上面16における凹部と凸部との高低差は、回転体30の厚み、厳密には回転アーム34の厚みよりも大きく設定されると好適である。この場合には、筐体12Xの内部空間のうち、凸部に相当する領域に回転アーム34を適切に配置することができる。特に、栽培装置10Xを小型化(薄型化)する理由から、図12に示すように、筐体12Xの高さ方向において通気路42(凹部)が存する範囲内に回転アーム34を配置するのが好ましい。
以上のように、変形例に係る栽培装置10Xは、筐体12Xの外にファン40及び通気路42が設けられている点で上述した栽培装置10と異なるが、それ以外の点では両方の栽培装置10,10Xは共通する。すなわち、変形例に係る栽培装置10Xも、本発明の栽培装置として、前述の効果を奏するものである。
[その他の実施形態]
以上までに本発明の栽培装置及び栽培設備について、具体例を挙げて説明したが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
上述した実施形態では、LED20、回転体30及びファン40のすべてが筐体12,12X内に収容されていることとしたが、少なくともLED20及び回転体30が筐体12,12X内に収容されていればよく、ファン40は、筐体12,12Xから離れた位置、例えば、筐体12,12Xの直下位置に配置されてもよい。
上述した実施形態では、筐体12,12X内において回路基板26よりも上側(つまり、LED20が実装されている側とは反対側)で回転体30の回転アーム34が回転することとした。ただし、これに限定されず、LED20が実装されている側と同じ側で回転アーム34が回転してもよい。
また、回転体30が回転すると、筐体12,12Xの内部空間のうち、回路基板26よりも上側に位置する空間内で気流が生じ、主として回路基板26の上面が冷却される。ここで、回路基板26の所定位置、特に回転体30周辺の位置に貫通穴が形成されてもよい。この場合には、回転体30の回転によって生じる気流が貫通穴を通じて回路基板26の下側(すなわち、LED20が実装されている側)に回り込むようになり、その気流によってLED20周辺を冷却することができる。
上述した実施形態では、筐体12,12Xの内部空間が底壁12A、天井壁12B及び側壁12Cに囲まれた閉鎖空間であることとしたが、これに限定されず、例えば、底壁12Aが設けられず下端が開放された筐体でもよい。
1 容器
2 スターラ
10,10X 栽培装置
12,12X 筐体
12A 底壁
12B 天井壁
12C 側壁
13 突出部
14 下面(第一面)
15 円孔(孔)
16 上面(第二面)
17 給電用コネクタ
18 第一の通気口
19 第二の通気口
20 LED(光源,点光源)
22 レンズユニット
22a レンズ
22b レンズ保持体
26 回路基板
28 DMXデコーダ
30 回転体
32 回転軸
34 回転アーム
36 駆動モータ(モータ)
40 ファン(送風機)
42 通気路
100 栽培設備
H 空洞部
P 植物

Claims (11)

  1. 少なくとも一部が容器内に入った状態の植物を栽培するための栽培装置であって、
    光を発する光源と、
    前記容器内に収容された攪拌体によって前記容器内の液体を攪拌させるために回転する回転体と、
    前記回転体及び前記光源を収容する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記筐体の高さ方向において互いに反対側に位置する第一面及び第二面を有し、前記第一面からは前記光源の光が出射され、前記第二面上には前記容器が載置される、栽培装置。
  2. 前記筐体内に収容された送風機をさらに備え、
    前記送風機は、前記高さ方向において前記第一面が位置する側に設けられた第一の通気口を通じて送風し、あるいは吸気する、請求項1に記載の栽培装置。
  3. 前記筐体には、前記第一の通気口とは異なる位置に第二の通気口が設けられており、
    前記送風機は、前記第一の通気口及び前記第二の通気口のうちの一方を通じて吸気し、他方を通じて送風する、請求項2に記載の栽培装置。
  4. 前記光源が点光源であり、
    前記点光源からの光を拡散させるレンズをさらに備え、
    前記第一面には、前記レンズを露出させる孔が設けられており、
    前記第一の通気口は、前記第一面において前記孔とは異なる位置に設けられている、請求項2又は3に記載の栽培装置。
  5. 前記第一の通気口は、前記第一面の中央領域に設けられている、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の栽培装置。
  6. 前記筐体は、空洞部を取り囲む枠型形状をなしており、
    前記空洞部内に配置された送風機をさらに備え、
    前記送風機は、前記高さ方向において前記第一面が位置する側に向けて送風し、あるいは前記第一面が位置する側から吸気する、請求項1に記載の栽培装置。
  7. 前記筐体には、前記高さ方向において前記第二面が位置する側に位置し、且つ、前記空洞部と連通する通気路が設けられており、
    前記送風機は、前記通気路を通じて吸気し、あるいは送風する、請求項6に記載の栽培装置。
  8. 前記筐体は、前記第一面を有する底壁と、前記第二面を有する天井壁と、前記高さ方向において前記底壁と前記天井壁との間に配置された側壁と、を有し、
    前記底壁、前記天井壁及び前記側壁に囲まれた空間内に前記光源及び前記回転体が配置されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の栽培装置。
  9. 前記回転体は、前記高さ方向に延びる回転軸と一体的に回転する回転アームを備え、
    前記回転アームは、前記高さ方向において前記第一面よりも前記第二面に近い位置に配置されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の栽培装置。
  10. 前記筐体内に収容され、前記回転体を駆動させるモータをさらに備える、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の栽培装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載された栽培装置を複数有し、複数の前記栽培装置が鉛直方向において互いに異なる位置に配置されている、栽培設備。
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