JP4834761B2 - 植物栽培装置 - Google Patents
植物栽培装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4834761B2 JP4834761B2 JP2009195921A JP2009195921A JP4834761B2 JP 4834761 B2 JP4834761 B2 JP 4834761B2 JP 2009195921 A JP2009195921 A JP 2009195921A JP 2009195921 A JP2009195921 A JP 2009195921A JP 4834761 B2 JP4834761 B2 JP 4834761B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- panel
- plant
- plant cultivation
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
植物栽培装置10は、室内11に設けられた植物栽培用のパネル12と、光源ユニット20を有する支持ユニット30と、室内11の温度調整を行う空調装置40と、空調装置40から支持ユニット30へ送風する送風機構50とを備える。植物栽培装置10の特徴とするところは、空調装置40から支持ユニット30へ送風された空気が光源ユニット20の周囲を通過してパネル12に到達するところにある。
室内11は、農作物などの植物を栽培するために、外部空間と壁や屋根などで仕切られた空間であり、土地に定着された建築物の内部空間である。室内11の大きさは特に限定されないが、複数のパネル12及び支持ユニット30が設置可能である。また、室内11は、必ずしも密閉された空間である必要はなく、窓や扉などが閉鎖されることによって、空調装置40において所望の室温に調整可能な程度に密閉可能である。
図1に示されるように、 パネル12は、水耕栽培される植物13を支持して育成することが可能な平板である。この平板12の表裏面のうちの一方の面側において植物13が育成される。本実施形態では、植物13が育成される側の平面が表面と称される。パネル12は、この表面がほぼ鉛直方向へ拡がるように配置されている。また、同様に表面が鉛直方向となるように配置された複数のパネル12が、上下方向へ列をなして配置されている。パネル12が上下方向へ列設されることによって、室内11の床面積あたりに設置可能なパネル12の数が増えて、植物13の収穫量が向上される。勿論、パネル12は、水平方向へも一列に配置されてもよい。植物の育成方法としては、例えば、植物13の根を、パネル12に沿って配置された水を保持可能な部材に植える方法や、そのような部材を用いずにパネル12に複数の孔を穿ち、その孔に植物13を挿入して固定する方法などがある。各パネル12に植えられた植物13は、後述される光源ユニット20へ向かってほぼ水平方向へ育成される。なお、本実施形態では、各パネル12の表裏面が鉛直方向へ拡がるように配置されているが、各パネル12の表裏面が水平方向へ拡がるように配置されて、複数のパネル12が上下方向へ多段に構成されてもよい。
図2に示されるように、支持ユニット30は、内部空間を有する直方体である。支持ユニット30において上下方向へ拡がる側壁が支持部材31である。支持部材31は、上下方向に並べられた複数のパネル12と同等の高さであり、パネル12の水平方向の長さと同等の幅である。つまり、支持部材31は、上下方向に並べられたパネル12の全体と対向し得る平板である。支持部材31には光源ユニット20が設けられている。光源ユニット20の構成は後述されるが、各光源ユニット20は、支持ユニット30の表面に沿って上下方向へ延設されており、支持部材31の幅とほぼ同等の長さを有する。このような各光源ユニット20が、水平方向に複数列に並べられている。各光源ユニット20の数は特に限定されないが、各パネル12それぞれに光を照射可能に配置されている。
図6及び図8に示されるように、光源ユニット20は、光源21、端子22、カバー23、オーリング24及びキャップ25を有する。光源21は、ガラス管28を有する冷陰極蛍光管である。このガラス管28の内壁に蛍光顔料が塗布されており、ガラス管28の内部に水銀のガスと希ガスとが封入されている。ガラス管28の長手方向の両端に設けられた両極に電圧が印加されると、ガラス管28の内部でプラズマ放電が起こり、ガラス管28の内壁に塗布された蛍光顔料が発光する。冷陰極蛍光管は、発光するときの表面温度が約38℃であり、比較的冷たい空気がスリット33から吹き出されて冷却されても、安定して発光するという利点がある。
図1に示されるように、空調装置40は、排気部41、ダクト42及び冷却装置43を備える。排気部41は室内11の天井に設けられている。排気部41によって、室内11の上側へ上る暖かい空気がダクト42へ送られる。ダクト42は、冷却装置43と接続されている。冷却装置43は、エア・コンディショナーであり、空気冷却又は加温する。冷却装置43はダクト51と接続されている。ダクト51は、室内11の床から支持ユニット30の内部空間へ通じている。
送風機構50は、支持ユニット30のスリット33から光源ユニット20へ向かって、空調装置40からの空気を送り出すものである。送風機構50は、ダクト51内に設けられた回転羽根であり、モータなどから駆動力が供給されて回転することによって、ダクト51内においてスリット33側へ向かう空気の流れを発生させる。なお、送風機構50は、空調装置40によって実現されてもよい。
図1に示されるように、パネル12は、植物が栽培される表面が外側を向くようにして、裏面側が背中合わせに対向するように室内11に配置されている。そして、光源ユニット20及び支持ユニット30が、各パネル12の表面側にそれぞれ配置されている。パネル12の裏面側に挟まれた空間には、植物13に水や液肥を与えるためのミスト噴霧器15が設けられている。
パネル12には、栽培すべき植物13が植えられる。植物13は、全てのパネル12に同時に植えられる必要はなく、収穫時期などを考慮して各パネル12に選択的に植えられてもよい。光源ユニット20には、所定の時期に電力が供給されて光源21が発光される。この光源21からの光を受けて植物13が栽培される。また、ミスト噴霧器15から水や液肥がミストとして噴霧される。
前述されたように、支持部材31のスリット33から送風された冷気が、光源ユニット20周りを通ってパネル12に到達するので、発光により発熱した光源21がスリット33から送風された冷気によって冷却される。これにより、光源ユニット20とパネル12との距離を狭めても植物13に悪影響を与えることがなく、室内11においてパネル12と支持ユニット30を近距離に設置して、床面積当たりの植物13の収穫率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、光源21が、その長手方向が上下方向へ延びるように配設され、光源21に対応するスリット33も上下方向へ延びるように形成されているが、光源21及びスリット33が延出される方向は限定されず、例えば、光源21が、その長手方向が水平方向へ延びるように配設され、スリット33も水平方向へ延びるように形成されてもよい。
11・・・室内
12・・・パネル
13・・・植物
15・・・ミスト噴霧器
20・・・光源ユニット
30・・・支持ユニット
40・・・空調装置
41・・・吸気装置
42・・・ダクト
43・・・冷却装置
50・・・送風機構
51・・・ダクト
54・・・矢印
Claims (5)
- 植物栽培用のパネルと、
上記パネルが設置された室内の温度を調整する空調機構と、
上記パネルに対向された支持部材と、
上記支持部材に支持されて上記パネルに対向された光源と、
上記支持部材において上記光源に沿って形成されたスリットを通じて、上記空調装置からの空気を上記パネルへ送風する送風機構と、を具備する植物栽培装置。 - 上記光源を水密に覆う透光性のカバーを更に具備する請求項1に記載の植物栽培装置。
- 上記光源が冷陰極蛍光管である請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
- 上記パネルが上下方向に列をなして配置された請求項1から3のいずれかに記載植物栽培装置。
- 上記光源が複数並んで配置されて、当該各光源に対応して上記スリットが複数設けられた請求項1から4のいずれかに記載の植物栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009195921A JP4834761B2 (ja) | 2009-08-26 | 2009-08-26 | 植物栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009195921A JP4834761B2 (ja) | 2009-08-26 | 2009-08-26 | 植物栽培装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011045282A JP2011045282A (ja) | 2011-03-10 |
JP4834761B2 true JP4834761B2 (ja) | 2011-12-14 |
Family
ID=43832257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009195921A Expired - Fee Related JP4834761B2 (ja) | 2009-08-26 | 2009-08-26 | 植物栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4834761B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6023993B1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-11-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 植物栽培装置 |
WO2016189773A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 植物栽培装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5830263B2 (ja) * | 2011-04-11 | 2015-12-09 | 鹿島建設株式会社 | 植物栽培設備 |
KR101268260B1 (ko) * | 2011-06-01 | 2013-05-31 | 백승현 | 콩나물 재배기 |
KR101499579B1 (ko) * | 2012-09-19 | 2015-03-09 | 경상대학교산학협력단 | 식물생장시스템 |
JP6455003B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2019-01-23 | 株式会社大林組 | 植物栽培室 |
JP5952476B2 (ja) * | 2015-08-21 | 2016-07-13 | 鹿島建設株式会社 | 植物栽培設備 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352838A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | 蛍光灯を用いた植物栽培装置 |
JP2002159220A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Harison Toshiba Lighting Corp | 植物栽培装置 |
JP3771152B2 (ja) * | 2001-08-13 | 2006-04-26 | 太洋興業株式会社 | 多段式育苗装置 |
JP4818222B2 (ja) * | 2007-08-07 | 2011-11-16 | 株式会社フェアリープラントテクノロジー | 植物生育設備 |
JP4314316B1 (ja) * | 2008-12-26 | 2009-08-12 | 日本グリーンファーム株式会社 | 家庭用の植物栽培装置 |
-
2009
- 2009-08-26 JP JP2009195921A patent/JP4834761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6023993B1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-11-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 植物栽培装置 |
WO2016189773A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 植物栽培装置 |
EP3120692A4 (en) * | 2015-05-25 | 2017-06-07 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Plant cultivation apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011045282A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4834761B2 (ja) | 植物栽培装置 | |
US6725598B2 (en) | Plant cultivator and control system therefor | |
RU2654813C2 (ru) | Устройство выделения воздуха для выращивания растений | |
JP5467438B2 (ja) | 植物栽培施設 | |
US9101096B1 (en) | Semi-automated crop production system | |
WO2014192331A1 (ja) | 多段棚式植物育成装置及び植物育成システム | |
WO2019147600A1 (en) | Gas-delivery light fixture and method for making and using | |
JP2013034402A (ja) | 水耕栽培装置 | |
WO2017047186A1 (ja) | 栽培装置および栽培方法 | |
KR101934482B1 (ko) | 기화열 냉각 방식을 가진 식물 재배기 냉각 시스템 | |
JP2001231376A (ja) | 育苗装置及び育苗方法 | |
KR101730069B1 (ko) | 접목묘 활착실 | |
WO2018163629A1 (ja) | 苗栽培装置及び苗栽培方法 | |
JP2002272270A (ja) | 植物栽培用グロースボックス | |
JP2012161244A (ja) | 植物育成光源ユニットおよび植物育成システム | |
US10667473B2 (en) | Grow light system | |
JP2006042706A (ja) | 植物育成用のfe光源および該fe光源を用いる植物工場 | |
KR20130035761A (ko) | 가이아 스톤을 이용한 버섯재배용 수질정화 물공급시스템 | |
WO2022071129A1 (ja) | 栽培環境制御装置 | |
JP3238654U (ja) | 照明、気象制御および空気浄化のための小型の閉鎖空間システム | |
CN102588781A (zh) | Led植物生长筒灯 | |
JP2019136029A (ja) | 植物栽培装置 | |
JP2017169458A (ja) | ユニット式植物工場 | |
KR20200024452A (ko) | 조명 장치 및 이를 포함하는 재배 장치 | |
CN111642172B (zh) | 一种种子培养箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110818 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20110818 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110913 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110926 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |