JP6889605B2 - バキューム装置及びバキューム装置用の集塵袋並びに集塵ユニット - Google Patents

バキューム装置及びバキューム装置用の集塵袋並びに集塵ユニット Download PDF

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Description

本発明は、落ち葉等の塵芥を吸い込んで集塵袋に溜めるバキューム装置と、バキューム装置用の集塵袋と、バキューム装置用の集塵ユニットに関する。
例えば下記特許文献1のような電動バキュームでは、ファンの回転によって空気流を発生させて落ち葉等の塵芥を吸引する。吸引した塵芥はバキューム本体の排気口から空気と共に排出され、排気口に接続された集塵袋に溜められる。このような集塵袋は、排気口から送られてくる空気を通過させつつ塵芥のみを濾し取るように溜めるために、従来では、通気性を有する素材である不織布から構成されていた。しかしながら、集塵袋の内部に溜まった塵芥を取り出す際に塵芥が集塵袋の内面に引っ掛かりやすく、塵芥を取り出しにくいという問題があった。また、集塵袋の内面に引っ掛かった塵芥を取り外すために集塵袋を叩く等して衝撃を加えると、細かい粉塵が舞い上がることになって作業環境が悪化する。
特開2001−198052号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、溜まった塵芥を集塵袋から取り出す作業の作業性に優れたバキューム装置及びバキューム装置用の集塵袋並びに集塵ユニットを提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係るバキューム装置は、吸い込んだ落ち葉等の塵芥を溜めるための集塵袋を備えたバキューム装置であって、集塵袋は、塵芥が送り込まれる入口である袋開口部に近い側の部分であって通気性を有する筒状の胴部と、袋開口部から遠い側の部分であって通気性を有していない有底状の袋本体部とに区分されて構成されていることを特徴とする。
該構成のバキューム装置においては、集塵袋に送り込まれる塵芥は、袋開口部から遠い側の部分である袋本体部に溜めることができる。袋本体部は通気性を有していないため、集塵袋から塵芥を取り出す際に、袋本体部の内面に塵芥が引っ掛かりにくい。また、集塵袋に送り込まれる空気は、袋本体部の底部に向かって流れた後に袋開口部側に反転して、袋開口部に近い側の部分である筒状の胴部から外部に排出される。
特に、袋本体部の表面積は胴部の表面積よりも大きいことが好ましく、集塵袋からの塵芥の取り出し作業性がより一層向上する。
また、袋本体部は、外部から内部を視認可能な合成樹脂シートから構成されていることが好ましい。該構成では、集塵袋に溜まった塵芥の貯留量を集塵袋の外部から目視確認できる。また、袋本体部が合成樹脂シートから構成されているので、袋本体部の内面の滑りが良く、塵芥をスムーズに取り出すことができると共に細かい粉塵も容易に取り出すことができる。
また本発明に係るバキューム装置用の集塵袋は、吸い込んだ落ち葉等の塵芥を溜めるためのバキューム装置用の集塵袋であって、塵芥が送り込まれる入口である袋開口部に近い側の部分であって通気性を有する筒状の胴部と、袋開口部から遠い側の部分であって通気性を有していない有底状の袋本体部とに区分されて構成されていることを特徴とする。
また本発明に係るバキューム装置用の集塵ユニットは、吸い込んだ落ち葉等の塵芥が排出されるバキューム本体の排気口に着脱自在に接続されるバキューム装置用の集塵ユニットであって、塵芥を溜めるための集塵袋と、該集塵袋をバキューム本体に着脱自在に取り付けるための取り付けホルダとを備え、集塵袋の袋開口部が取り付けホルダを介してバキューム本体の排気口に接続される構成であり、集塵袋は、袋開口部に近い側の部分であって通気性を有する筒状の胴部と、袋開口部から遠い側の部分であって通気性を有していない有底状の袋本体部とに区分されて構成されていることを特徴とする。
以上のように、集塵袋を通気性を有する胴部と通気性を有しない袋本体部とに区分して構成しているので、通気性を確保しつつ、溜まった塵芥を容易に取り出すことができ、塵芥の取り出し作業性に優れている。また細かい粉塵が舞い上がりにくくなり、作業環境も改善される。
本発明の一実施形態における電動バキュームを示す正面図。 同電動バキュームの集塵ユニットを取り外した状態を示す正面図。 同電動バキュームの一部破断線を含む断面図。 同電動バキュームの集塵ユニットを取り外した状態を示す一部破断線を含む断面図。 同電動バキュームに用いられている取り付けホルダを示し、(a)は平面図、(b)は一部破断線を含む正面図。 同電動バキュームに用いられている集塵袋を示す正面図。 (a)は図6のA矢視図、(b)は図6のB−B断面図。 本発明の他の実施形態における集塵ユニットを示す正面図。
以下、本発明の一実施形態にかかるバキューム装置としての電動バキュームについて図1〜図8を参酌しつつ説明する。本実施形態の電動バキュームは、落ち葉等の塵芥を吸引、粉砕して集塵袋に集めるバキューム機能(吸い込み機能)の他に、落ち葉等の塵芥を一箇所に集めるためのブロワ機能(吹き寄せ機能)も有しており、電動ブロワバキュームとも称されるものである。電動バキュームは、塵芥を吸い込むための空気流や塵芥に向けて送風するための空気流を発生させるためのファン3を備えていると共に、その空気流が通る空気流路を備えている。
電動バキュームは、吸気口10と、集塵用の排気口11と、ブロワ用の排気口12とを有していて、空気流路は、吸気口10と二つの排気口11,12との間を結んでいる。空気流路の途中にファン3が配置されている。ファン3はモータ4によって駆動され、ファン3が回転することで空気流が発生する。尚、図1〜図4では、モータ4やファン3の回転中心軸が前後方向に水平に延びている状態を図示しており、この状態を基準状態として以下説明する。尚、本実施形態では電源コード6を有する構成であるが、バッテリパックを備えたコードレスの構成であってもよい。
空気流路の途中にファン3が配置されていることから、空気流路は、ファン3よりも上流側の区間とファン3よりも下流側の区間に区分される。空気流路の全長のうちファン3より上流側の区間を吸気側の空気流路13と称し、空気流路のうちファン3より下流側の区間を排気側の空気流路と称する。吸気口10からファン3までの区間が吸気側の空気流路13であり、ファン3から集塵用の排気口11までの区間、及び、ファン3からブロワ用の排気口12までの区間が排気側の空気流路である。
排気側の空気流路は途中で二つに分岐していて、その一方は集塵用の排気口11に向い、他方はブロワ用の排気口12に向かう。排気側の空気流路の分岐点には切替弁としての切替ドラム5が設けられている。切替ドラム5は左右方向の軸線回りに回転する構成であって、切替ドラム5を回転操作することでバキューム機能とブロワ機能を切り替えることができる。
切替ドラム5はファン3の下側に所定距離離間した位置に配置されており、排気側の空気流路は、ファン3から切替ドラム5までの間は一本の経路であって、切替ドラム5から下流側は二本に分岐している。切替ドラム5で二本に分岐した排気側の空気流路のうち、一方は集塵用の排気口11まで延びていて、他方はブロワ用の排気口12まで延びている。従って、排気側の空気流路は、ファン3から切替ドラム5までの共通区間14と、切替ドラム5から集塵用の排気口11までの集塵区間15と、切替ドラム5からブロワ用の排気口12までのブロワ区間16とから構成されている。図1〜図4は切替ドラム5を集塵側にセットした状態を示しており、ブロワ用の排気口12へ向かうブロワ区間16は切替ドラム5によって遮断されていて、共通区間14を通ってきた空気流は全て集塵区間15へと流れて集塵用の排気口11へ向う。
電動バキュームは、バキューム本体1と、該バキューム本体1の取付部20に着脱自在に取り付けられる集塵ユニット2とを備えている。図1及び図3はバキューム本体1に集塵ユニット2を取り付けた状態を示しており、図2及び図4はバキューム本体1から集塵ユニット2を取り外した状態を示している。
バキューム本体1は、図1〜図4のように後側から前側に向けて斜め下側に延びるノズル部21を備えている。ノズル部21の内部の上部にはノズル部21に沿って吸気側の空気流路13が直線状に形成されており、ノズル部21の前端部の上部に吸気口10が開口している。吸気側の空気流路13の下側にはブロワ区間16が吸気側の空気流路13と並列的に延びており、ノズル部21の前端部の下部にブロワ用の排気口12が開口している。従って、吸気口10とブロワ用の排気口12は上下に並んでいる。尚、バキューム本体1は、左右二つ割り構成のハウジングが互いに接合一体化されて形成されている。
バキューム本体1の上部には、後側に位置するメインハンドル部22と、その前側に位置するサブハンドル部23を備えている。サブハンドル部23はノズル部21の後端部の上側に位置し、メインハンドル部22はバキューム本体1の最後部に位置する。サブハンドル部23とメインハンドル部22の間の上面に、モータ4を作動、停止させるためのスイッチ27が設けられている。
メインハンドル部22の下側にモータ4が配置されている。モータ4は前後方向に延びる軸線回りに回転する。モータ4の前側にファン3が取り付けられていて、モータ4とファン3は同一線上にある。モータ4及びファン3の回転中心軸に対してノズル部21は斜め下側に傾斜しており、ノズル部21の後端部の後側にファン3が位置している。ファン3の回転方向は、前側から見たときにおいて反時計回りであって、ファン3が回転すると、吸気口10から空気が吸い込まれてファン3に向かう。ファン3は、前側から来た空気を径方向外側に排出すると共に、吸気口10から吸い込んだ落ち葉等の塵芥を粉砕して空気と共に下流に送る。
ファン3の周囲にはファン3の周囲を略一周分に亘って周回する空気流路が形成されている。該ファン3を周回する空気流路は、排気側の空気流路のうちの上流側の区間であって共通区間14となっている。共通区間14は、ファン3の下側位置において切替ドラム5に達する。切替ドラム5から下側に向けて集塵区間15が延びていて、集塵用の排気口11が下側に開口している。一方、切替ドラム5からブロワ区間16が前側に向けて延びている。ブロワ区間16は、切替ドラム5を前側に出た後にやや上側に向かい、その後、ノズル部21に沿って前側に向けて徐々に下降している。ブロワ区間16は、ノズル部21の内部のうちの下部を占めている。集塵ユニット2が取り付けられる取付部20は、バキューム本体1の下部にあって、集塵区間15の上部の周囲に設けられている。従って、バキューム本体1の取付部20は、集塵用の排気口11よりも上側に位置している。
<集塵ユニット2>
集塵ユニット2は、ファン3によって粉砕された落ち葉等の塵芥を濾過して集めるためにバキューム本体1に取り付けられる。集塵ユニット2は、塵芥を溜めるための集塵袋30と、該集塵袋30をバキューム本体1の取付部20に着脱自在に取り付けるための取り付けホルダ31とを備えている。集塵袋30の袋開口部40が取り付けホルダ31を介してバキューム本体1の集塵用の排気口11に接続され、バキューム本体1の排気側の空気流路と集塵袋30の内部とが連通した状態となり、バキューム本体1から空気と共に粉塵が集塵袋30へと送り込まれる。
<取り付けホルダ31>
取り付けホルダ31は、集塵袋30をバキューム本体1に取り付けるための部材である。集塵袋30が取り付けホルダ31を介してバキューム本体1に取り付けられることにより、集塵袋30の袋開口部40とバキューム本体1の集塵用の排気口11とが接続されて、集塵袋30の内部空間とバキューム本体1の空気流路とが連通する。バキューム本体1の取付部20には取り付けホルダ31が着脱自在に取り付けられる。取り付けホルダ31は、図5(a)のように上下方向に貫通した貫通孔55を有する筒状であって、バキューム本体1の取付部20に下側から取り付けられる。取り付けホルダ31は取付部20の外側を覆った状態となり、取り付けホルダ31の内面が取付部20の外面と対峙する。集塵ユニット2がバキューム本体1に取り付けられた状態において、バキューム本体1の集塵区間15は取り付けホルダ31の内側を挿通して取り付けホルダ31よりも下側に所定長さ突出した状態となり、集塵用の排気口11は取り付けホルダ31よりも下側に位置する。従って、集塵用の排気口11は集塵袋30の袋開口部40よりも内側に入り込んだ状態となる。
取り付けホルダ31は、上下方向を軸線とする筒状であるが、その軸線方向から見た形状は図5(a)のように左右方向よりも前後方向が長い形状であり、例えば前後方向を長軸とした楕円形状、前後方向に長い長円形状やトラック形状や長方形状等である。尚、バキューム本体1の取付部20も取り付けホルダ31に対応して前後方向に長い形状となっている。取り付けホルダ31は前後一対のホルダ係止部50,51を備えていて、バキューム本体1の取付部20は、取り付けホルダ31のホルダ係止部50,51を係止するための前後一対の本体係止部24,25を備えている。前側のホルダ係止部50は、バキューム本体1の前側の本体係止部24に係止されて、取り付け、取り外しの際に回動支点となる。後側のホルダ係止部51は後側の本体係止部25に係止され、取り付けホルダ31のフック52を下側に向けて押すことによって係止状態を解除できる構成となっている。取り付けホルダ31をバキューム本体1に着脱する際には、前側のホルダ係止部50を前側の本体係止部24に係止して、前側のホルダ係止部50と前側の本体係止部24を回動支点として取り付けホルダ31を左右方向の軸線まわりに上下に回動させる。取り付けホルダ31は、後側に向けて延びるホルダハンドル53を備えており、バキューム本体1に着脱する際にそのホルダハンドル53を把持できる。
集塵袋30は取り付けホルダ31の外面の下部に被せられるようにして取り付けられる。そのため、図5(b)のように取り付けホルダ31の外面の下部には取り付け溝54が周設されており、該取り付け溝54に集塵袋30の袋開口部40の開口縁部が外側から被せられる。
<集塵袋30>
集塵袋30は、上端部に袋開口部40を有し、下端部に底部41を有する袋形状である。集塵袋30の単体の状態を図6に示している。集塵袋30は、柔軟性を有する素材から袋状に形成されており、内部に溜められる塵芥の量に応じて膨出できる。集塵袋30は、取り付けホルダ31に取り付けられていない単体の状態であって内部に塵芥が溜まっていない空の状態においては、薄い扁平状態となっている。従って、集塵袋30は主として表面と裏面とから構成される。そして、集塵袋30が取り付けホルダ31の外面に取り付けられることにより、集塵袋30の袋開口部40が取り付けホルダ31によって内側から押し広げられて拡開し、その拡開状態が維持される。また、集塵袋30の形状は、前後方向においては、袋開口部40から一旦主として前側に大きく拡大した後、底部41に向けて徐々に小さくなっていく。
袋開口部40の開口縁部には、図6及び図7(b)のように開口縁部を周回するように筒状のバンド挿通路42が形成されている。図7(a)のようにバンド挿通路42の全周のうちの一箇所は途切れていて差し込み口42aとして開口して外部と連通しており、その差し込み口42aからバンド挿通路42の内側に図示しない締め付けバンドを挿入することができる。締め付けバンドをバンド挿通路42に挿入し、締め付けバンドを締め付けることにより袋開口部40を縮径できる。集塵袋30を取り付けホルダ31に取り付けた際に、集塵袋30のバンド挿通路42が取り付けホルダ31の取り付け溝54に位置する。その状態で締め付けバンドを締め付けて袋開口部40を縮径させることにより、集塵袋30のバンド挿通路42が取り付けホルダ31の取り付け溝54に食い込んだ状態となって、集塵袋30を取り付けホルダ31に固定できる。この締め付けバンドとしては結束バンドを使用することができる。
集塵袋30の周縁部にはファスナー43によって開閉可能な廃棄口44が設けられている。集塵袋30に溜まった塵芥を廃棄口44から取り出して他のゴミ袋に入れ替えて廃棄処分することができる。ファスナー43は集塵袋30の周縁部のうち後側の部分に設けられていて上下方向に沿って開閉する。尚、集塵袋30において上下方向とは袋開口部40の中心線の方向であって袋開口部40を上側とし底部41を下側とした方向である。集塵袋30の周縁部の後部は後側に向かって湾曲した膨出形状となっており、その膨出形状に沿ってファスナー43が上下に開閉する。ファスナー43は、一つのスライダを一方にスライドさせると開き、同スライダを他方にスライドさせると閉じる、シングルスライダの構成であって、本実施形態では、スライダを下側にスライドさせることで開き、スライダを上側にスライドさせることで閉じる構成である。従って、ファスナー43の上端部が閉じ側の端部となり、ファスナー43の下端部が開き側の端部となっている。ファスナー43の上端部は袋開口部40の近傍に位置し、ファスナー43の下端部は底部41に位置する。特にファスナー43の下端部は底部41の最下部に位置していて集塵袋30の最下部(下端部)に位置している。
また、集塵袋30は、バキューム本体1のノズル部21の下面に設けられたフック26に引っ掛けることができるリング45を前部に備えている。リング45は取り付けベルト46によって集塵袋30の外面に取り付けられている。リング45は種々の形状であってよく、例えばバックルを使用することができる。
集塵袋30は、互いに異なる上下二つの領域を有していて、袋開口部40に近い側の部分である筒状の胴部60と、袋開口部40から遠い側の部分である有底状の袋本体部61とに区分されて構成されている。従って、胴部60が袋開口部40を有していて、袋本体部61が集塵袋30の底部41を有している。胴部60と袋本体部61は同一素材から構成されていてもよいが、本実施形態では互いに異なる素材から構成されていて、胴部60と袋本体部61とは互いに接合されて一体化されている。即ち、胴部60は上側に位置し、袋本体部61は胴部60の下側に位置していて、胴部60の下端部と袋本体部61の上端部とが互いに縫合されて上下に連続した一つの袋状となっている。胴部60と袋本体部61との接合部62(縫合部)は、胴部60と袋本体部61との境界部でもあるが、その接合部62は水平方向に沿って一直線状に形成されている。但し、接合部62が傾斜していたり湾曲したりしてもよい。尚、接合部62は、例えば集塵袋30の上下方向の中央部あるいは上下方向の中央部よりも上側に位置する。
胴部60は通気性を有する素材から構成されている。具体的には、胴部60は不織布から構成されている。また、袋本体部61は通気性を有しない素材から構成されている。具体的には、袋本体部61は、透明な合成樹脂シートから構成されている。合成樹脂シートとしては例えばPVCシートが使用できる。尚、合成樹脂シートは半透明のものであってもよく、少なくとも内部の状態を視認可能なものが好ましい。胴部60の表面積と袋本体部61の表面積の比は任意であるが、袋本体部61の表面積が胴部60の表面積よりも大きいことが好ましい。特に、胴部60の表面積と袋本体部61の表面積の比が4:6〜2:8であることが好ましい。
上述の廃棄口44は、胴部60と袋本体部61との接合部62を上下に跨いでいる。従って、廃棄口44の上端部は胴部60側に位置し、廃棄口44の下端部は袋本体部61側に位置している。但し、図8のように廃棄口44の上端部が接合部62に位置している構成であってもよい。また、廃棄口44の上端部が袋本体部61に位置していてもよく、即ち、廃棄口44の全体が袋本体部61に形成されていてもよい。
以上のように構成された電動バキュームにあっては、バキューム本体1の集塵用の排気口11を介して塵芥が空気と共に集塵袋30に送り込まれる。送り込まれた塵芥は袋本体部61に溜めることができる。また、送り込まれた空気は、袋本体部61の底部41に向かって下側に流れていった後、袋本体部61の底部41において上側に反転して胴部60へと向い、胴部60から外部に排出される。
袋本体部61が透明な合成樹脂シートから構成されているので、外部から塵芥の溜まり具合を容易に視認できる。そして、塵芥が溜まると、ファスナー43を下側にスライドさせて廃棄口44を開口させ、廃棄口44から塵芥を取り出すことができる。従って、バキューム本体1から集塵ユニット2を取り外さなくても、溜まった塵芥を集塵袋30から取り出すことができる。但し、バキューム本体1から集塵ユニット2を取り外したうえで、集塵袋30から塵芥を取り出してもよい。
そして、集塵袋30の廃棄口44から塵芥を取り出す際、袋本体部61は通気性を有していないため、袋本体部61の内面に塵芥が引っ掛かりにくく、スムーズに取り出すことができる。特に、袋本体部61が合成樹脂シートから構成されているので袋本体部61の内面は滑面であり、塵芥が引っ掛かることがなく、細かい粉塵も容易に取り出すことができる。また、塵芥をスムーズに取り出すことができるので、従来のように集塵袋30を叩く等して衝撃を加える必要がなく、塵芥の取り出し時に細かい粉塵が舞いにくく、良好な作業環境となる。また、袋本体部61が合成樹脂シートから構成されているので、袋本体部61が塵芥によって汚れにくい。しかも、袋本体部61は汚れが外面に浮き出てこないので、使用者の服が袋本体部61に接触しても服が汚れにくいという利点もある。また、袋本体部61の外面も滑りやすいので、外部の枝葉にも引っ掛かりにくく、従って破れにくい。特に、合成樹脂シートとしてPVCシートを用いれば、耐久性に優れていて、地面等との擦れにも強く破れにくい。また、袋本体部61が合成樹脂シートから構成されているので、遮音性に優れており、集塵用の排気口11から放出される騒音を抑制できる。特に、集塵用の排気口11から出た空気が一旦袋本体部61の底部41に当たった後に上側に反転する構成であるので、袋本体部61による遮音効果が大きい。
尚、本実施形態では胴部60を不織布から構成したが、不織布以外の素材であってもよく、例えばメッシュ等であってもよく、通気性を有していればよい。また、胴部60と袋本体部61を接合した構成としたが、上下に連続した素材から胴部60と袋本体部61の双方を構成してもよい。例えば、通気性を有する素材のうち下部の外面や内面にコーティングを施して通気性をなくして袋本体部61とし、上部についてはコーティングを施さずに通気性を維持して胴部60としてもよい。
更に、上記実施形態ではブロワ機能を有する装置について説明したが、ブロワ機能を有さず、従って、ブロワ用の排気口12や切替ドラム5を有していない構成であってもよい。
1 バキューム本体
2 集塵ユニット
3 ファン
4 モータ
5 切替ドラム
6 電源コード
10 吸気口
11 集塵用の排気口
12 ブロワ用の排気口
13 吸気側の空気流路
14 共通区間(排気側の空気流路)
15 集塵区間(排気側の空気流路)
16 ブロワ区間(排気側の空気流路)
20 取付部
21 ノズル部
22 メインハンドル部
23 サブハンドル部
24 前側の本体係止部
25 後側の本体係止部
26 フック
27 スイッチ
30 集塵袋
31 取り付けホルダ
40 袋開口部
41 底部
42 バンド挿通路
42a 差し込み口
43 ファスナー
44 廃棄口
45 リング
46 取り付けベルト
50 前側のホルダ係止部
51 後側のホルダ係止部
52 フック
53 ホルダハンドル
54 取り付け溝
55 貫通孔
60 胴部
61 袋本体部
62 接合部

Claims (5)

  1. 落ち葉等の塵芥を吸い込むためのファンと、ファンよりも下流側に配置され、塵芥が送り込まれる袋開口部を有する集塵袋と、を備えたバキューム装置であって、
    集塵袋は、
    開口部に近い側に設けられ、通気性を有する筒状の胴部と、
    胴部とは区分されて袋開口部から遠い側に設けられ、通気性を有していない有底状の袋本体部と
    を有する、バキューム装置。
  2. 袋本体部の表面積は胴部の表面積よりも大きい請求項1記載のバキューム装置。
  3. 袋本体部は、外部から内部を視認可能な合成樹脂シートから構成されている請求項1又は2記載のバキューム装置。
  4. ファンよりも下流側に配置され、ファンによって吸い込まれた落ち葉等の塵芥が送り込まれる袋開口部を有する、バキューム装置用の集塵袋であって、
    開口部に近い側に設けられ、通気性を有する筒状の胴部と、
    胴部とは区分されて袋開口部から遠い側に設けられ、通気性を有していない有底状の袋本体部と
    を有する、バキューム装置用の集塵袋。
  5. ファンを備えたバキューム装置の排気口に着脱自在に接続され、ファンによって吸い込まれた落ち葉等の塵芥を集塵する、バキューム装置用の集塵ユニットであって、
    袋開口部を有し、塵芥を溜めるための集塵袋と、集塵袋の袋開口部をバキューム装置の排気口に着脱自在に取り付けるための取り付けホルダとを備え
    集塵袋は、
    開口部に近い側に設けられ、通気性を有する筒状の胴部と、
    胴部とは区分されて袋開口部から遠い側に設けられ、通気性を有していない有底状の袋本体部と
    を有する、バキューム装置用の集塵ユニット。
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