JP6889594B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP6889594B2
JP6889594B2 JP2017079902A JP2017079902A JP6889594B2 JP 6889594 B2 JP6889594 B2 JP 6889594B2 JP 2017079902 A JP2017079902 A JP 2017079902A JP 2017079902 A JP2017079902 A JP 2017079902A JP 6889594 B2 JP6889594 B2 JP 6889594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
fine bubble
flow path
bubble generator
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017079902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018175445A (ja
Inventor
具典 内山
具典 内山
昭博 根岸
昭博 根岸
智 長井
智 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2017079902A priority Critical patent/JP6889594B2/ja
Priority to KR1020180042796A priority patent/KR102102194B1/ko
Priority to CN202111061370.2A priority patent/CN113951792A/zh
Priority to CN202111064744.6A priority patent/CN113951793A/zh
Priority to CN201810331071.8A priority patent/CN108720775B/zh
Publication of JP2018175445A publication Critical patent/JP2018175445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6889594B2 publication Critical patent/JP6889594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/14Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber
    • A47L15/18Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber with movably-mounted spraying devices
    • A47L15/22Rotary spraying devices
    • A47L15/23Rotary spraying devices moved by means of the sprays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/02Washing or rinsing machines for crockery or tableware with circulation and agitation of the cleaning liquid in the cleaning chamber containing a stationary basket
    • A47L15/10Washing or rinsing machines for crockery or tableware with circulation and agitation of the cleaning liquid in the cleaning chamber containing a stationary basket by introducing compressed air or other gas into the liquid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4214Water supply, recirculation or discharge arrangements; Devices therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4214Water supply, recirculation or discharge arrangements; Devices therefor
    • A47L15/4217Fittings for water supply, e.g. valves or plumbing means to connect to cold or warm water lines, aquastops
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4278Nozzles
    • A47L15/428Rotary nozzles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2601/00Washing methods characterised by the use of a particular treatment
    • A47L2601/02Pressurised cleaning liquid delivered by a pump

Description

本発明の実施形態は、食器洗浄機に関する。
例えば従来、食器洗浄機においては、噴射ノズル噴射される水の中に微細気泡を発生させることにより洗浄能力を向上させる技術が公知である。しかしながら、従来構成では、微細気泡を発生させるための構成が複雑になり易かった。
特開2007−117315号公報
そこで、簡単な構成でかつ洗浄能力の向上を図ることができる食器洗浄機を提供する。
実施形態の食器洗浄機は、外郭を構成する筐体と、前記筐体内に設けられ食器が収容される洗浄槽と、前記洗浄槽の内部に設けられ水道の水栓から供給された水道水を前記洗浄槽内に供給する給水口部と、前記水栓から前記給水口部に至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備える。前記微細気泡発生器は、樹脂製であって、内部に液体が通過可能な流路を有する上流側流路部材と、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路部材の内周面から前記流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部によって構成された衝突部と、を有し、前記衝突部の下流側の端面は平坦に形成されている。
第1実施形態による食器洗浄機の構成の一例を概略的に示す図 第1実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第1実施形態による食器洗浄機について、洗浄ノズルの周辺の構成の一例を示す断面図 第1実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器で発生した微細気泡水に含まれる微細気泡の粒子径ごとの個数分布をグラフとして示す図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、下流側から見た微細気泡発生器を示す斜視図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、下流側から見た微細気泡発生器を示す分解斜視図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、上流側から見た微細気泡発生器を示す分解斜視図 第1実施形態について、微細気泡発生器の一例を示す断面図 第1実施形態について、図8のX9−X9線に沿って切断した微細気泡発生器を拡大して示す断面図 第1実施形態について、図9に対してギャップ領域、スリット領域、及びセグメント領域を区別して示す拡大図 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その1) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その2) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その3) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その4) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その5) 第2実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第3実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第4実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第5実施形態による食器洗浄機の構成の一例を概略的に示す図 第5実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第6実施形態による食器洗浄機の構成の一例を概略的に示す図 第6実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第7実施形態による食器洗浄機の構成の一例を概略的に示す図 第8実施形態による食器洗浄機の構成の一例を概略的に示す図 第8実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第9実施形態による食器洗浄機について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1〜図15を参照して説明する。
図1に示すように、食器洗浄機10は、筐体11、洗浄槽12、扉13、食器かご14を備えている。なお、以下の説明では、筐体11に対して扉13側つまり使用者側を食器洗浄機10の手前側又は前側とし、扉13とは反対側つまり使用者とは反対側を食器洗浄機10の奥側又は後側とする。また、食器洗浄機10は、いわゆるビルトイン型又は据え置き型のいずれでも良い。
筐体11は、食器洗浄機10の外殻を構成するものであり、例えばステンレスなどの金属板等によって全体として前方が開口した矩形の箱状に形成されている。洗浄槽12は、筐体11内に設けられており、例えばステンレスの金属板等によって全体として前方が開口した矩形の箱状に形成されている。扉13は、筐体11の前面に設けられており、例えば扉13の下端部を支点に回動することで、筐体11の前面の開口を開閉する。食器かご14は、洗浄対象である食器類1を収容するためのかごであり、扉13が開いた状態で、洗浄槽12の内部と外部とを出し入れ可能に構成されている。なお、上記構成に限られず、例えば洗浄槽12、扉13、及び食器かご14が一体的に、筐体11の内部と外部とを出し入れ可能な構成であっても良い。
食器洗浄機10は、外部給水管21、内部給水管22、給水弁23、及び給水口部24を備えている。外部給水管21は、食器洗浄機10の外部の水源である水道の水栓2から水道水を食器洗浄機10内に引き入れるためのものである。外部給水管21は、筐体11に設けられた外部給水管接続部111と、水栓2とを接続している。外部給水管21は、例えば可撓性を有さないつまり剛性を有する金属管や樹脂製の管であっても良いし、可撓性を有する管、例えば樹脂製のホースや蛇腹状に形成された金属管等であっても良い。
内部給水管22は、筐体11内に引き入れられた水道水を洗浄槽12内に供給するためのものである。内部給水管22は、給水口部24と外部給水管接続部111とを直接的又は間接的に接続している。内部給水管22は、例えば可撓性を有さないつまり剛性を有する金属管や樹脂製の管であっても良いし、可撓性を有する管、例えば樹脂製のホースや蛇腹状に形成された金属管等であっても良い。本実施形態の場合、内部給水管22は、可撓性を有さないつまり剛性を有する金属管で構成されている。そして、本実施形態の内部給水管22は、筐体11の内側壁面又は洗浄槽12の外側壁面に固定されている。
本実施形態では、水栓2から給水口部24に至るまでの経路を、給水経路A、Bと称する。また、給水経路A、Bのうち、水栓2から外部給水管接続部111つまり筐体11に至るまでの給水経路すなわち筐体11の外部に設けられた給水経路を、外部給水経路Aと称する。そして、給水経路A、Bのうち、外部給水管接続部111から給水口部24に至るまでの給水経路つまり筐体11の内部に設けられた給水経路を、内部給水経路Bと称する。
給水弁23は、液体用の電磁弁で構成されており、洗浄槽12内に対する給水の実行及び停止を制御するためのものである。給水弁23は、筐体11の内部でかつ洗浄槽12の外部にあって、内部給水経路Bの途中に設けられている。すなわち、給水弁23は、内部給水管22の上流側の端部又は下流側の端部、若しくは内部給水管22の途中に設けられている。本実施形態の場合、給水弁23は、内部給水管22の上流側の端部に設けられている。
給水口部24は、食器洗浄機10の外部の水源である水道の水栓2から供給された水を洗浄槽12内に供給するためのものである。給水口部24は、洗浄槽12の内部にあって、内部給水経路Bの終端部分に設けられている。つまり、給水口部24は、内部給水管22の終端部分に接続されている。本実施形態の場合、給水口部24は、洗浄槽12の壁面の上部に設けられている。そして、給水口部24は、図2にも示すように、内部に流路241を有しており、その流路241の先端部は、洗浄槽12の壁面に沿って下方へ向かって開放されている。
また、食器洗浄機10は、図1に示すように、支持軸31、洗浄ノズル32、ヒーター33、排水口部34、切替弁35、及びポンプ36を備えている。支持軸31は、例えば金属製又は樹脂製の円柱形の管であって、図3に示すように、内部に流路311及び軸受部312を有している。軸受部312は、支持軸31の先端部この場合上端部に設けられている。軸受部312の内径は、流路311の内径よりも大きい。支持軸31は、洗浄槽12の底部から上方へ向かって延びるように設けられている。なお、支持軸31は、洗浄槽12の底部に限られず、洗浄槽12の左右又は奥側の壁面、若しくは天井面に設けても良い。
洗浄ノズル32は、図3に示すように、支持軸31の先端部この場合上端部に着脱可能に設けられており、支持軸31に対して回転可能に構成されている。洗浄ノズル32は、流路321、複数のノズル先端部322、及び回転軸部323を有している。回転軸部323は、支持軸31の軸受部312内に回転可能に挿入されている。これにより、洗浄ノズル32の流路321の上流側は、支持軸31の流路311に接続されている。また、洗浄ノズル32の流路321の下流側は、複数に分岐し、その分岐の先がそれぞれノズル先端部322に接続されている。
この構成において、支持軸31から洗浄ノズル32に洗浄液が供給されると、その洗浄液が各ノズル先端部322から噴射される。その際、洗浄ノズル32は、各ノズル先端部322から噴射される洗浄液の勢いつまり水圧によって、回転軸部323を支点に回転する。
図1に示すように、ヒーター33は、洗浄槽12の底部近傍に設けられており、洗浄槽12内に貯留された洗浄液を加熱して温水にする。排水口部34は、洗浄槽12の底部に設けられており、洗浄槽12の内部と外部とを連通している。排水口部34は、洗浄槽12内に貯留した洗浄液を洗浄槽12外へ排水するためのものである。
切替弁35は、液体用の電磁弁、この場合、三方弁で構成されており、排水口部34の下流側にあって、排水口部34と切替弁35との間に設けられている。本実施形態では、排水口部34からポンプ36、切替弁35、支持軸31、洗浄ノズル32、及び洗浄槽12内を通って再び排水口部34に至る経路を、循環経路Cと称する。すなわち、循環経路Cは、洗浄槽12内に貯留された洗浄液を循環させる経路である。また、本実施形態では、排水口部34からポンプ36及び切替弁35を通って筐体11外へ至る経路を、排水経路Dと称する。すなわち、排水経路Dは、洗浄槽12内に貯留された洗浄液を食器洗浄機10の機外へ排水する経路である。
切替弁35は、循環経路Cと排水経路Dとを択一的に切替可能に構成されている。切替弁35によって排水経路Dが閉鎖されておりかつ循環経路Cが開通している状態で、ポンプ36が駆動されると、食器洗浄機10内に貯留された洗浄液は、ポンプ36の作用により、循環経路Cを通って洗浄ノズル32の各ノズル先端部322から噴射される。そして、各ノズル先端部322から噴射された洗浄液が、食器かご14に載置された食器類1に吹き付けられることにより、食器類1の洗浄が行われる。この場合、ポンプ36は、洗浄槽12内の洗浄液を、循環経路Cを通して循環させるための循環ポンプとして機能する。
一方、切替弁35によって循環経路Cが閉鎖されておりかつ排水経路Dが開通している状態で、ポンプ36が駆動されると、食器洗浄機10内に貯留されている洗浄液は、ポンプ36の作用により、排水経路Dを通って筐体11外つまり食器洗浄機10の機外へ排水される。この場合、ポンプ36は、洗浄槽12内の洗浄液を、排水経路Dを通して排水するための排水ポンプとして機能する。
また、食器洗浄機10は、図1及び図2に示すように、微細気泡発生器40を備えている。本実施形態の場合、微細気泡発生器40は、水栓2から給水口部24に至るまでの給水経路A、Bの途中に設けられている。
なお、本実施形態において、給水経路A、B上又は途中とは、給水経路Aの上流側の端部から給水経路Bの下流側の端部に至るまで区間を意味する。そのため、給水経路Aの上流側の端部及び給水経路Bの下流側の端部も、給水経路A、Bの途中との概念に含まれる。本実施形態において、微細気泡発生器40は、内部給水経路Bの下流側の端部近傍に設けられている。具体的には、微細気泡発生器40は、内部給水管22の下流側端部と給水口部24との間に設けられている。
本実施形態の場合、微細気泡発生器40は、図2に示すように、給水口部24に内蔵されている。すなわち、本実施形態の場合、給水口部24は、取付部25を有している。取付部25は、給水経路A、B上に微細気泡発生器40を取り付けるため部品である。そして、微細気泡発生器40は、給水口部24と一体に形成された取付部25に内蔵されている。
この場合、図2に示すように、洗浄槽12の壁面121には、取付穴122が形成されている。取付穴122の内径は、取付部25の外径よりもやや大きく設定されている。そして、取付部25は、洗浄槽12の内部側から外部側へ向かって、取付穴122に通されている。また、給水口部24は、鍔部242を有している。鍔部242の外径は、取付穴122の内径よりも大きい。この場合、取付部25が取付穴122に通された状態において、鍔部242は、取付穴122の周囲に係止されている。このため、取付部25が取付穴122に通された状態でも、給水口部24は、取付穴122を通り抜けて洗浄槽12の外側へ抜け落ちることがない。
鍔部242と壁面121との間には、例えばOリングなどのシール部材26が設けられている。これにより、給水口部24及び取付部25は、壁面121に対して水密に取り付けられている。給水口部24及び取付部25は、洗浄槽12の壁面121に対して、ねじ15等によって着脱可能に取り付けられている。この場合、給水口部24及び取付部25は、洗浄槽12の内部側からの操作により、着脱可能に構成されている。
取付部25は、図2に示すように、第1収納部251、第2収納部252、連通部253、及び受け部254を有している。受け部254、第1収納部251、第2収納部252、及び連通部253は、取付部25を、給水口部24の流路241側へ向かって、この場合、水平方向に向かって円形状に貫いて形成されており、給水口部24の流路241に連通している。
受け部254、第1収納部251、及び第2収納部252は、例えば円筒形状に形成されている。この場合、受け部254、第1収納部251、及び第2収納部252の順に、内径が小さくなっている。そして、連通部253は、第2収納部252の円筒形状の底部分を、第2収納部252の内径よりも小さい径の円形に貫いて形成されている。
図2に示すように、内部給水管22の下流側の端部は、取付部25の受け部254に着脱可能に接続されている。この場合、内部給水管22の先端部は、シール部材27を介して、受け部254と第1収納部251との境界部分における受け部254の周囲、つまり受け部254の底部に係止される。シール部材27は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングである。すなわち、シール部材27は、内部給水管22の先端部の外周面部分に設けられている。これにより、内部給水管22と取付部25とは、シール部材27によって水密状態で相互に接続されている。
微細気泡発生器40は、水等の液体が微細気泡発生器40の内部を図2の実線矢印方向へ向かって通過する際に、その液体の圧力を急激に減圧することで、その液体中に溶存している気体例えば空気を析出させて微細気泡を発生させるものである。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40は、給水経路A、Bの途中に設けられており、この給水経路A、Bを局所的に縮小することにより、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得ることなく、給水経路A、Bを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。
この場合、微細気泡発生器40は、通常の水圧つまり水道の圧力以外には、微細気泡を発生させるための専用のポンプ等の駆動源を必要としない。なお、本実施形態において、微細気泡水とは、微細気泡発生器40を通過することによって、微細気泡発生器40を通過する以前に比べてナノオーダーの微細気泡を多く含んだ水をいう。すなわち、本実施形態において、微細気泡水とは、通常の水道水に比べてナノオーダーの微細気泡を多く含んだ水をいう。
本実施形態の微細気泡発生器40は、ナノオーダーの微細気泡、例えば粒子径つまり直径が500nm以下の気泡、より好ましくは直径が250nm以下の気泡、更に好ましくは直径が100nm以下の気泡を含む微細気泡を発生させることができる。なお、この場合、微細気泡発生器40によって発生される微細気泡の直径が全て100nm以下である必要はない。すなわち、この場合微細気泡発生器40の作用によって発生した微細気泡のうち直径500nm以下における微細気泡の直径ごとの個数の分布について見た場合に、その分布の複数のピークのうち少なくとも1つが100nm以下にあれば良い。そして、この場合、微細気泡の直径ごとの個数の分布において、最大ピークは、直径500nm以下、好ましくは250nm以下、更に好ましくは100nm以下にあると良い。
本願発明者は、微細気泡発生器40で生成された微細気泡水をサンプル採取し、そのサンプル採取した微細気泡水を、ナノ粒子解析装置(NANOSIGHT LM10、株式会社島津製作所製)を用いてナノ粒子トラッキング法(粒子軌跡トレース法とも称する)により解析し、これにより1mlあたりの微細気泡の数を計測した。その結果を図4に示している。
図4に示すように、本実施形態において、微細気泡発生器40によって発生される微細気泡は、その微細気泡の粒子径ごとの個数分布のピークP1〜P5が、全て粒子径500nm以下、具体的には250nm以下に表れている。この場合、最大ピークP1は、粒子径100nm以下、具体的には粒子径80nm付近に現れている。また、2番目のピークP2は、粒子径140nm付近に現れており、3番目のピークP3は粒子径110nm付近に現れている。そして、4番目のピークP4は粒子径50nm程度付近に現れており、5番目のピークP5は粒子径220nm付近に現れている。
図2において、内部給水管22を通った水道水は、微細気泡発生器40内を図2の右側から左側へ向かって流れる。この場合、図2に示された微細気泡発生器40について見ると、図2の紙面右側が微細気泡発生器40の上流側となり、図2の紙面左側が微細気泡発生器40の下流側となる。
微細気泡発生器40は、図5及び図6に示すように、全体としてフランジを有する円筒形状に形成されており、直径及び全長が数mm〜数十mm程度、具体的には直径が約15mmで長さが約10mmと小型である。微細気泡発生器40は、図2に示すように、第1収納部251及び第2収納部252の内側に収納されている。微細気泡発生器40は、例えば樹脂製であって、図2、及び図5〜図9に示すように、流路部材50、60と、衝突部70と、を備えている。流路部材50、60は、図8等に示すように、それぞれ液体が通過可能な流路41、42を有している。流路41、42は、相互に接続されて連続する1本の流路を構成する。
流路41、42を連続する1本の流路と見た場合、衝突部70は、連続する流路41、42内に設けられている。衝突部70は、流路41、42の断面積を局所的に縮小することで流路41、42を通過する液体中に微細気泡を発生させる。本実施形態の場合、微細気泡発生器40は、2つに分割されて別体に構成された流路部材50、60を組み合わせて構成されている。以下の説明では、流路部材50、60のうち、上流側の流路部材50を上流側流路部材50と称し、下流側の流路部材60を下流側流路部材60と称する。そして、2本の流路41、42のうち、上流側の流路41を上流側流路41と称し、下流側の流路42を下流側流路42と称する。
上流側流路部材50は、図6〜図8に示すように、フランジ部51、中間部52、及び挿入部53を有している。フランジ部51は、上流側流路部材50における上流側部分を構成している。図2に示すように、フランジ部51の外径寸法は、第1収納部251の内径寸法よりも僅かに小さく、かつ、第2収納部252の内径寸法よりも大きい。微細気泡発生器40が取付部25に組み込まれた場合に、フランジ部51は、シール部材28を介して、第1収納部251と第2収納部252との境界部分における第2収納部252の周囲つまり第1収納部251の底部に係止される。シール部材28は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、第1収納部251の底部とフランジ部51との間に設けられている。すなわち、シール部材28は、中間部52の外周面部分に設けられている。
図6〜図8に示すように、中間部52は、フランジ部51と挿入部53との間を接続する部分である。中間部52の外径寸法は、フランジ部51の外径寸法よりも小さく、かつ、図2に示すように第2収納部252の内径寸法よりも僅かに小さい。挿入部53は、上流側流路部材50における下流側部分を構成している。挿入部53の外径寸法は、中間部52の外径寸法よりも小さい。
上流側流路部材50は、図8に示すように、内部に上流側流路41を有している。上流側流路41は、絞り部411とストレート部412とを含んで構成されている。絞り部411は、上流側流路41の入口部分から下流側つまり衝突部70側へ向かって内径が縮小する形状に形成されている。すなわち、絞り部411は、上流側流路41の断面積つまり液体の通過可能な面積が上流側から下流側へ向かって連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。ストレート部412は、絞り部411の下流側に設けられている。ストレート部412は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。
衝突部70は、上流側流路部材50と一体に形成されている。この場合、衝突部70は、上流側流路部材50の下流側端部に設けられている。衝突部70は、図9及び図10に示すように、複数の突出部71、この場合、4本の突出部71によって構成されている。各突出部71は、流路41の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。なお、以下の説明において、流路41の断面とした場合には、流路41等の内部を流れる液体の流れ方向に対して直角方向に切断した場合の断面、すなわち、図8のX9−X9線に沿った断面を意味するものとする。また、流路41の周方向とした場合には、流路41等の断面の中心に対する円周方向を意味するものとする。
各突出部71は、上流側流路部材50の内周面から、流路41の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている。本実施形態では、各突出部71は、流路41の径方向の中心へ向かって先端部が尖った錐状で付け根部分が半円柱形の棒状に形成されている。各突出部71は、錐状の先端部を相互に所定間隔だけ離間した状態で突き合わせて配置されている。衝突部70は、図10に示すように、4つの突出部71によって、流路41内にセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とを形成している。すなわち、各突出部71は、上流側流路41におけるストレート部412内を、セグメント領域413と、ギャップ領域414と、スリット領域415とに区分している。
セグメント領域413及びスリット領域415は、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71によって形成されている。この場合、上流側流路41内には、4つのセグメント領域413が形成されている。セグメント領域413は微細気泡の発生にも寄与するが、ギャップ領域414やスリット領域415の抵抗により減少する水の流量を補う通水路としての役割が大きい。この場合、各セグメント領域413の面積は、それぞれ等しい。
ギャップ領域414は、各突出部71について、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71の先端部を結んだ線によって囲まれた領域である。ギャップ領域414は、上流側流路41の断面の中心を含んでいる。セグメント領域413及びスリット領域415の数は、突出部71の数に等しい。本実施形態では、衝突部70は、4つのセグメント領域413及び4つのスリット領域415を有している。
スリット領域415は、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71の間に形成された矩形状の領域である。本実施形態において、各スリット領域415の面積は、それぞれ等しい。各スリット領域415は、ギャップ領域414によって相互に連通されている。そして、この場合、全てのセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とは、相互に連通していており、全体として十字形状に形成されている。
上流側流路41の下流側の端部は、衝突部70に形成されたセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とによって、上流側流路41の外部に連通されている。そして、衝突部70の下流側の端面つまり上流側流路部材50の下流側の端面54は、図6等に示すように全体として平坦に構成されている。
下流側流路部材60は、図6〜図8に示すように、全体として円筒形状に形成されており、図8等に示すように内部に下流側流路42を有している。この場合、図2に示す連通部253の内径寸法は、下流側流路42の内径寸法以上に設定されている。本実施形態の場合、連通部253の内径寸法と下流側流路42の内径寸法とは略等しい。また、図8に示すように、下流側流路部材60の外径寸法は、中間部52の外径寸法に略等しい。そして、下流側流路部材60は、図7及び図9に示すように、内部に被挿入部61及び変形部62を有している。
被挿入部61は、図8に示すように、下流側流路部材60内において下流側流路42の上流側に設けられている。被挿入部61は、円筒形状に形成されている。図8等に示すように、被挿入部61の内径寸法は、上流側流路部材50の挿入部53の外径寸法よりも僅かに大きい。そのため、上流側流路部材50の挿入部53は、下流側流路部材60の被挿入部61内に挿入可能となっている。
変形部62は、図7及び図9に示すように、被挿入部61の内側面から下流側流路部材60の径方向の中心へ向かって突出するように設けられている。この場合、変形部62は、下流側流路42の流れ方向つまり下流側流路部材60の長手方向に沿って伸びる細長い棒状、いわゆるリブ形状に構成されている。本実施形態の場合、下流側流路部材60は、4つの変形部62を有している。各変形部62は、図9に示すように、被挿入部61の内周面の周方向に沿って等間隔に配置されている。
図8に示すように、上流側流路部材50の挿入部53が、下流側流路部材60の被挿入部61内に挿入されると、変形部62は、被挿入部61の外周面に押し潰されて変形する。このため、挿入部53の周囲は、変形部62によって押圧される。これにより、上流側流路部材50と下流側流路部材60とは、挿入部53と被挿入部61とが相互に圧迫された状態で接続される。
本実施形態の場合、被挿入部61は、上流側から下流側へ向かって内径寸法が連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。すなわち、被挿入部61における上流端部の内径寸法は、被挿入部61における下流端部の内径寸法よりも大きく、かつ、挿入部53の外径寸法よりも大きい。そして、各変形部62は、テーパ管状の被挿入部61の内側面に沿って、上流側から下流側へ向かって各変形部62の距離が縮まるように傾斜させて配置されている。
この場合、被挿入部61の入口側つまり上流端部の内径寸法は、挿入部53の外径寸法よりも大きいことから、挿入部53を被挿入部61内に挿入し易い。そして、挿入部53を被挿入部61内に押し込むと、挿入部53の外側面が、傾斜した変形部62に沿って移動するため、挿入部53の中心と被挿入部61の中心とが一致し易くなる。すなわち、この場合、上流側流路41の径方向の中心と下流側流路42の径方向の中心とが一致し易くなる。これらの結果、挿入部53を被挿入部61に挿入する際の作業が容易になる。なお、変形部62に換えて、変形部62と同様の構成を挿入部53の外周部に設けても良い。これによっても、変形部62と同様の作用効果が得られる。
微細気泡発生器40は、図2及び図8に示すように、上流側流路部材50の挿入部53が下流側流路部材60の被挿入部61に挿入されて、上流側流路部材50と下流側流路部材60とが相互に接続されて組み立てられた状態で、取付部25内に組み込まれる。微細気泡発生器40のうち、下流側流路部材60は、第2収納部252内に収納されている。
図2に示すように、微細気泡発生器40は、内部給水管22の先端部分によって、第1収納部251及び第2収納部252の底部側へ押し付けられている。これにより、微細気泡発生器40と取付部25とは水密状態で相互に接続されている。この場合、下流側流路部材60の外径は、連通部253の内径よりも大きい。したがって、微細気泡発生器40は、第1収納部251及び第2収納部252側から連通部253を抜けて給水口部24の流路241側へ抜け落ちることがない。
この構成において給水弁23が動作して微細気泡発生器40の上流端部に水道圧が印加されると、上流側流路41から下流側流路42にかけて水道水が流れる。水道水は、気体として主に空気が溶け込んだ気体溶解液体である。微細気泡発生器40は、流路41、42内を通過する水の中に、直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下の微細気泡を多量に発生させる。微細気泡発生器40による微細気泡の発生原理は次のようなものであると考えられる。
微細気泡発生器40内を通過する水は、まず、上流側流路41の絞り部411を通過する際に絞られて徐々に流速が増加していく。そして、高速流となった水が衝突部70に衝突し通過すると、その水の圧力が急激に低下する。その急激な圧力低下によって生じるキャビテーション効果によって、水中に気泡が発生する。
本実施形態の場合、上流側流路41のストレート部412内を流れる水が衝突部70に衝突すると、その水は、突出部71の周囲に沿って流れることで、セグメント領域413、ギャップ領域414、及びスリット領域415に分かれて流れる。ギャップ領域414及びスリット領域415の断面積はセグメント領域413に比べて更に小さいため、ギャップ領域414及びスリット領域415を通る水の流速は更に高まる。
すると、ギャップ領域414及びスリット領域415を通る水にかかる環境圧力は真空に近い状態となり、その結果、水に溶存している空気が沸騰状態となって微細気泡として析出する。これにより、衝突部70を通過した水の中に発生する気泡の多くが直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下に微細化されると共に、その微細気泡の量が増大する。このように、微細気泡発生器40に水を通過させることで、外部から気体の供給を得ることなく微細気泡を多量に発生させることができる。
次に、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外し作業について、主に図2を参照して説明する。本実施形態において、作業者は、微細気泡発生器40を、洗浄槽12の外部側及び内部側のいずれからの操作によっても着脱することができる。まず、洗浄槽12の外部側からの操作によって微細気泡発生器40を取り付ける場合について説明する。ここでは、給水口部24及び取付部25は、洗浄槽12の壁面121に既に取り付けられているとともに壁面121から取り外されないことを前提とする。
この場合、作業者は、まず、洗浄槽12の外側からの操作により、取付穴122から洗浄槽12の外方へ突出した取付部25に対し、収納部251、252内に微細気泡発生器40を挿入する。次に、作業者は、取付部25の受け部254内に内部給水管22の先端部を挿入する。これにより、作業者は、洗浄槽12の外部側からの操作によって、微細気泡発生器40を内部給水経路B上に取り付けることができる。
この場合、シール部材27の外径を受け部254の内径よりも若干大きくすることにより、シール部材27の弾性力によって、取付部25の受け部254に内部給水管22の先端部が圧入されるように構成しても良い。また、取付部25の受け部254の内周面と内部給水管22の先端部の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、内部給水管22の先端部を取付部25の受け部254にねじ込んで固定するようにしても良い。
この場合、作業者は、取付穴122から突出した取付部25に対して、微細気泡発生器40及び内部給水管22の先端部を挿入することで、組み立てることができるため、作業し易い。そのため、洗浄槽12の外部側からの操作による取り付けは、洗浄槽12が筐体11内に収納されていない状態、つまり食器洗浄機10の製造時の組立て作業においてより有効である。
なお、作業者は、例えば次のようにして、洗浄槽12の外部側からの操作によって、微細気泡発生器40を取り外すことができる。すなわち、例えば作業者は、微細気泡発生器40を取付部25から取り外す際、まず、内部給水管22の先端部を、受け部254から取り外す。その後、例えば棒状の部材等を受け部254側から入れて衝突部70に引っ掛けて、微細気泡発生器0を受け部254側に引き抜く。
次に、洗浄槽12の内部側からの操作によって微細気泡発生器40を取り付ける場合について説明する。ここでは、内部給水管22は、筐体11と洗浄槽12との間の空間の所定位置に既に取り付けられているとともに、その所定位置から取り外さないことを前提とする。この場合、作業者は、給水口部24及び取付部25が洗浄槽12の壁面121から外された状態で、取付部25の収納部251、252内に微細気泡発生器40を挿入する。
次に、作業者は、取付部25内に微細気泡発生器40を収納した状態で、取付部25を、洗浄槽12の内部側から外部側へ向かって取付穴122に挿入し、取付部25の受け部254内に内部給水管22の先端部を挿入する。そして、作業者は、給水口部24及び取付部25を、壁面121に対してねじ15等によって固定する。これにより、作業者は、洗浄槽12の内部側からの操作によって、微細気泡発生器40を内部給水経路B上に取り付けることができる。そして、作業者は、上記とは逆の手順を行うことで、微細気泡発生器40を内部給水経路B上から取り外すことができる。
この場合、作業者は、筐体11内から洗浄槽12を取り出すことなく、微細気泡発生器40を着脱することができる。そのため、洗浄槽12の内部側からの操作による着脱は、洗浄槽12を筐体11から取り出すことが困難な状態、例えば食器洗浄機10のユーザ自身が微細気泡発生器40を交換する場合等においてより有効である。
次に、図1を参照して、食器洗浄機10の運転内容について説明する。本実施形態において、食器洗浄機10は、運転を開始すると、まず、切替弁35によって排水経路Dを閉鎖した状態で、給水弁23を開いて給水経路A、Bを開通させ、これにより洗浄槽12内に注水する。なお、このとき、循環経路Cは開通した状態となっているが、ポンプ36は動作していてもしていなくても良い。そして、給水弁23から内部給水経路Bに流入した水道水は、微細気泡発生器40を通過する際に、直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下の微細気泡を含んだ水つまり直径がナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水となって洗浄槽12内に注水される。
ここで、洗浄槽12内には、運転の開始以前に、ユーザによって洗剤が投入されている。そのため、洗浄槽12内に給水された微細気泡水が洗浄槽12内において洗剤と混ざり合うことで、洗剤と直径がナノオーダーの微細気泡とを含む洗浄液が生成される。
洗浄槽12内に貯留された微細気泡水つまり洗浄液が所定量に達すると、食器洗浄機10は、給水弁23を閉じて洗浄槽12内への給水を停止し、その後、ポンプ36を動作させて、洗浄槽12内に貯留された微細気泡水を循環させる。これにより、洗浄ノズル32のノズル先端部322から噴射された洗浄液が食器類1に繰り返し吹き付けられて、食器類1の洗浄が行われる。
ここで、一般に微細気泡は、その気泡の粒子径によって次のように分類されている。例えば、粒子径が数μmから50μm程度つまりマイクロオーダーの気泡は、マイクロバブル又はファインバブルと称されている。これに対し、粒子径が数百nm〜数十nm以下つまりナノオーダーの気泡は、ナノバブル又はウルトラファインバブルと称されている。
気泡の粒子径が数百nm〜数十nm以下になると、光の波長よりも小さくなるため視認することができなくなり、液体は透明になる。そして、ナノオーダーの微細気泡は、マイクロオーダー以上の気泡に比べて、総界面面積が大きいこと、浮上速度が遅いこと、内部圧力が大きいこと等の特性を有している。例えば、粒子径がマイクロオーダーの気泡は、その浮力によって液体中を急速に上昇し、液体表面で破裂して消滅するため、液体中の滞在時間が比較的短い。一方、粒子径がナノオーダーの微細気泡は、浮力が小さいため液体中での滞在時間が長い。
粒子径がナノオーダーの微細気泡を含む微細気泡水は、界面活性剤等を含む洗剤を用いずに洗浄を行った場合でも、水道水に比べてある程度の洗浄性能の向上が見込まれる。しかしながら、図11に示すように粒子径がナノオーダーの微細気泡91を、界面活性剤92が溶けた洗浄液中に混ぜることで、微細気泡を含まない通常の洗浄液で洗浄を行った場合に比べて更に効率良く洗浄性能を向上させることができる。
これは、次のような原理であると考えられる。すなわち、図11に示すように、通常、界面活性剤92は、ある濃度以上になると、界面活性剤92の疎水基同士が集まり、ミセル化して界面活性剤92の凝集体93を形成する。この凝集体93の粒子径は、数10nmとされている。一方、例えば粒子径500nm以下の微細気泡91は、その表面が負の電に帯電して疎水性となっているため、界面活性剤92の疎水基を引き付ける。
そのため、ミセル化した界面活性剤92の凝集体93を含む洗剤を、粒子径500nm以下の微細気泡91を含む微細気泡水に混ぜると、微細気泡91の表面の疎水性作用によって凝集体93のエネルギー的安定状態が崩れ、図12に示すように凝集体93が崩れて界面活性剤92の各分子が分散する。そして、分散した界面活性剤92の各分子は、界面活性剤92の疎水基と微細気泡91の疎水性を有する表面との相互作用により、微細気泡91の表面に吸着する。これにより、洗浄液に含まれる界面活性剤92は、微細気泡91に吸着されて複合体94を形成する。
そして、図13に示すように、界面活性剤92と微細気泡91との複合体94は、微細気泡91の浮力等によって洗浄液中の広範囲にわたって拡散される。このため、界面活性剤92の各分子が、例えば食器類1の表面に付着した油汚れ成分95等に接触する確率が大幅に向上する。そして、図1に示すように、界面活性剤92と微細気泡91との複合体94が汚れ成分95に近づくと、汚れ成分95の表面の疎水作用によって界面活性剤92と微細気泡91とのエネルギー的安定性が崩れて、微細気泡91の変形や破裂が生じる。すると、界面活性剤92の各分子が分離して汚れ成分95に吸着するとともに、微細気泡91の破裂による衝撃等によって汚れ成分95が食器類1の表面から浮き上がって剥がれ易くなる。
その際、微細気泡91の破裂の衝撃によって生じた汚れ成分95と食器類1の表面との隙間に、界面活性剤92が入り込み、汚れ成分95の乳化を促進させる。そして、界面活性剤92は、汚れ成分95を取り込んで乳化させることで汚れ成分95を食器類1の表面から引き剥がし、これにより洗浄能力を発揮する。このようにして、微細気泡91は、界面活性剤92の洗浄能力を引き出しているとされる。
なお、食器洗浄機10に用いる洗剤は、界面活性剤の他に重曹やクエン酸等を含むものであっても良い。また、洗剤に含まれる界面活性剤は、天然由来のもの、又は人工的に生成した合成界面活性剤もののいずれであっても良い。そして、洗剤は、固形や液体、紛体のいずれの形状であっても良い。
以上説明した実施形態によれば、食器洗浄機10は、微細気泡発生器40を備えている。微細気泡発生器40は、水栓2から給水口部24に至るまでの給水経路A、B上に設けられている。微細気泡発生器40は、給水経路A、Bを局所的に縮小することにより、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得ることなく給水経路A、Bを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。
これによれば、微細気泡発生器40を、内部給水経路Bの途中に設けることで、微細気泡を多量に含んだ微細気泡水を、洗浄槽12内に給水することができる。そして、食器洗浄機10は、微細気泡水と洗剤とを混合させて生成された洗浄液を用いて食器類1を洗浄することで、通常の水道水と洗剤とを混合させて生成された洗浄液に比べて、洗浄性能の向上が図られる。
しかも、微細気泡発生器40は、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得る必要がない。このため、食器洗浄機10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等を設ける必要がないため、微細気泡水を生成するための構造を簡単なものにすることができる。その結果、本実施形態の食器洗浄機10によれば、簡単な構成でかつ洗浄能力の向上を図ることができる。更に、微細気泡の発生に、水道水の圧力以外の動力を必要としないため、省エネである。
また、食器洗浄機10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等が設けられていないことから、これら吸入弁や駆動機構等の調整が不要であり、更には微細気泡発生器40の調整も必要としない。その結果、本実施形態の食器洗浄機10によれば、組立作業が容易になるとともに、組立後の調整やメンテナンスも容易にすることができる。
ここで、微細気泡発生器40のうち、上流側流路部材50に設けられた衝突部70には高い水圧がかかる。この場合、例えばさび等を多く含む水を用いた場合には、長期の使用によって衝突部70が磨耗や変形等する可能性がある。このため、微細気泡発生器40のうち、少なくとも衝突部70を有する上流側流路部材50は、使用環境によっては交換の可能性がある部品である。
これに対し、本実施形態によれば、微細気泡発生器40を構成する上流側流路部材50及び下流側流路部材60は、給水口部24や取付部25とは別部材で構成されている。そして、微細気泡発生器40を給水経路A、B上に取り付けるための取付部25は、給水経路A、B上から容易に取り外すことができるとともに、給水経路A、B上に容易に取り付けることもできる。したがって、本実施形態によれば、微細気泡発生器40を容易に交換することができ、その結果、微細気泡発生器40のメンテナンス性が向上する。
また、微細気泡発生器40は、給水口部24に内蔵されている。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40は、給水口部24と一体に形成された取付部25に内蔵されている。これによれば、作業者は、給水口部24の取り付け及び取り外しの一連の作業の中で、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外し作業を行うことができる。そのため、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外しの作業において、大きな手間をかけることなく、簡単に作業を行うことができる。その結果、微細気泡発生器40の取り付けや取り外しを伴う組立やメンテナンス作業の作業効率の向上が図られる。
また、微細気泡発生器40は、給水口部24に内蔵されているため、微細気泡発生器40を取り付けるための専用の広いスペースを必要としない。そのため、微細気泡発生器40を設けたことによる食器洗浄機10の大型化を抑制できる。
微細気泡発生器40は、洗浄槽12の外側からの操作により給水経路A、B上、この場合、内部給水経路B上に着脱可能に構成されている。これによれば、作業者は、洗浄槽12が筐体11内に収納されていない状態における組立作業、つまり食器洗浄機10の製造時の組立て作業が容易になる。その結果、食器洗浄機10の生産効率を向上させることができる。
微細気泡発生器40は、洗浄槽12の内側からの操作により給水経路A、B上、この場合、内部給水経路B上に着脱可能に構成されている。これによれば、洗浄槽12を筐体11から取り出すことが困難な状態での作業、例えば各家庭において微細気泡発生器40を交換するメンテナンス作業が容易になる。その結果、食器洗浄機10のメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、微細気泡発生器40は、主に洗浄槽12の外部側に設けられている。すなわち、本実施形態によれば、微細気泡発生器40の体積の少なくとも半分以上は、洗浄槽12の外部に設けられている。これによれば、洗浄槽12内の空間をより大きく確保することができる。したがって、微細気泡発生器40を設けたとしても、洗浄槽12内における食器類1の配置スペースを圧迫することを極力抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図16を参照して説明する。
第2実施形態では、微細気泡発生器40の具体的構成等が、上記第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40は、上記第1実施形態における下流側流路部材60を有していない。この場合、下流側流路部材60は、取付部25に一体的に内蔵された形態となっている。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40の一部は、取付部25と一体に形成されている。
具体的には、本実施形態の取付部25は、上記第1実施形態の連通部253に換えて、ストレート部421及び拡大部422を有している。ストレート部421及び拡大部422は、下流側流路42を構成する。ストレート部421及び拡大部422は、取付部25を、第2収納部252側から給水口部24の流路241側へ向かって貫いて形成されており、流路241に連通している。このストレート部421及び拡大部422によって、下流側流路42が構成されている。
ストレート部421は、第2収納部252の下流側に設けられている。ストレート部412は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。拡大部422は、上流側から下流側へ向かってつまり衝突部70から遠ざかるにつれて内径が拡大する形状に形成されている。すなわち、拡大部422は、下流側流路42の断面積つまり液体の通過可能な面積が上流側から下流側へ向かって連続的に徐々に拡大するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。
この構成において、衝突部70を通過した水道水は、拡大部422を通って拡散される。その際、下流側流路42の断面積が拡大することによって、第1実施形態の場合に比べて更に急激に圧力が低下する。これにより、第1実施形態の場合に比べて、微細気泡発生器40を通過する前後の圧力差が更に大きくなるため、発生する微細気泡がより微細化されるとともに、微細気泡の発生量も増大する。
また、本実施形態において、内部給水管22は、可撓性を有する例えば樹脂製のホースで構成されている。そして、食器洗浄機10は、接続部材29を有している。接続部材29は、内部給水管22と取付部25とを接続するための部品である。接続部材29は、内部に流路291を有するとともに、外部に鍔部292を有している。流路291は、上流側から下流側へ向かって、断面が徐々に縮小するようなテーパの円管状に形成されている。この場合、流路291の内径は、上流側流路部材50の絞り部411よりも緩やかに縮小している。
接続部材29の下流側の端部は、受け部254内に挿入されている。また、微細気泡発生器40の上流側流路部材50は、接続部材29の収納部251、252内に収納されている。接続部材29の上流側の端部は、内部給水管22の内側に挿入されている。そして、ねじ16を鍔部292に通して取付部25の端面にねじ込むことで、接続部材29は、取付部25に固定されている。これにより、微細気泡発生器40は、給水経路A、B上、この場合、内部給水経路B上に設けられている。なお、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外しは、上記第1実施形態と同様に、洗浄槽12の外側及び内側のいずれからでも行うことができる。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、この場合、内部給水管22として、可撓性を有するホースを使用することができるため、取り付け及び取り外し時における内部給水管22の取り回しが容易になる。その結果、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外し時における作業性を更に向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図17を参照して説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、上流側流路部材50に換えて、上流側流路部材501を有している。本実施形態の上流側流路部材501は、上記第2実施形態における上流側流路部材50と接続部材29とを一体に形成した形態である。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態において、上流側流路部材50は、上流側流路部材50と接続部材29とを一体形成した形態である。このため、上記第2実施形態にように上流側流路部材50と接続部材29とを別部品とした場合に比べて、個別の部品としての接続部材29や接続部材29に用いるシール部材27を削減でき、その結果、全体として部品点数を削減できる。更に、接続部材29に対して上流側流路部材50と接続部材29とそれぞれ取り付ける必要がなくなるため、微細気泡発生器40の取り付けに要する手間を省くことができ、その結果、生産効率を更に向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、図18を参照して第4実施形態について説明する。
この第4実施形態において、給水口部24は、鍔部242を有していない。また、取付部25の外径は、壁面121に形成された取付穴122の内径よりも大きく設定されている。すなわち、本実施形態において、取付部25は、取付穴122を通すことができないように構成されている。そして、内部給水管22は、第1実施形態と同様に剛性を有する金属管であって、鍔部221を有している。鍔部221の外径は、取付穴122の内径よりも大きく設定されている。この場合、内部給水管22の先端部は、洗浄槽12の外部側から壁面121の取付穴122に通されている。そして、ねじ17を鍔部221に通して洗浄槽12の壁面121にねじ込むことで、内部給水管22は、洗浄槽12の壁面121に固定されている。
次に、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外しの手順について説明する。ここでは、内部給水管22は、洗浄槽12の壁面121に既に取り付けられているとともに壁面121から取り外されないことを前提とする。作業者は、取付部25の収納部251、252に微細気泡発生器40を挿入した状態、この場合、上流側流路部材50を挿入した状態で、洗浄槽12の内部側からの操作により、受け部254内に内部給水管22の先端部を挿入する。
この場合、取付部25を、ねじ等によって壁面121に固定しても良い。また、シール部材27の外径を受け部254の内径よりも若干大きくすることにより、シール部材27の弾性力によって、取付部25の受け部254に内部給水管22の先端部が圧入されるように構成しても良い。また、取付部25の受け部254の内周面と内部給水管22の先端部の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、内部給水管22の先端部を取付部25の受け部254にねじ込んで固定するようにしても良い。
この構成によれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、内部給水管22の先端部は、取付穴122から洗浄槽12の内部へ突出しているため、取付部25の取り付け作業つまり微細気泡発生器40の取り付け及び取り外し作業がし易い。これにより、生産性の更なる向上が図られる。
更に、本実施形態によれば、微細気泡発生器40は、洗浄槽12内に設けられている。これによれば、筐体11と洗浄槽12との間に微細気泡発生器40を設けることにより、筐体11と洗浄槽12との間の空間が大きくなることを防ぐことができる。これにより、筐体11と洗浄槽12との間の空間を極力小さくでる。その結果、微細気泡発生器40を備えたものにおいても食器洗浄機10全体としてコンパクト化を図ることができる。
(第5実施形態)
次に、図19及び図20を参照して第5実施形態について説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、図19に示すように、内部給水管22の途中部分に設けられている。この場合、食器洗浄機10は、上記各実施形態における取付部25に換えて、取付部材80を備えている。取付部材80は、上記各実施形態における取付部25と同等の機能を備える。内部給水管22は、取付部材80を基準として上流側と下流側との2つに分割されている。
本実施形態では、2つに分割された内部給水管22のうち、上流側の内部給水管22を、上流側内部給水管222と称し、下流側の内部給水管22を、下流側内部給水管223と称する。図20に示すように、微細気泡発生器40を内蔵した取付部材80は、上流側内部給水管222の先端部と下流側内部給水管223の基端部との間に設けられている。
取付部材80は、図20に示すように、第1収納部81、第2収納部82、ストレート部83、拡大部84、上流側受け部85、及び下流側受け部86を有している。第1収納部81は、上記各実施形態における取付部25の第1収納部251と同様の機能を有している。第2収納部82は、上記各実施形態における取付部25の第2収納部252に相当する機能を有している。
ストレート部83は、上記第2〜第4実施形態における取付部25のストレート部421に相当する機能を有している。拡大部84は、上記第2〜第4実施形態における取付部25の拡大部422に相当する機能を有している。そして、受け部85、86は、上記各実施形態における取付部25の受け部254に相当する機能を有している。この場合、上流側受け部85は、取付部25において上流側に設けられており、下流側受け部86は、取付部25において下流側に設けられている。
そして、下流側受け部86に下流側内部給水管223の基端部が挿入されているとともに、微細気泡発生器40を構成する上流側流路部材50が取付部材80の収納部81、82に収納された状態で、上流側受け部85に上流側内部給水管222の先端部が挿入されている。
この場合、シール部材28の外径を各受け部85、86の内径よりも大きくすることにより、シール部材28の弾性力によって、受け部85、86に内部給水管222、223の端部が圧入されるように構成しても良い。また、受け部85、86の内周面と内部給水管222、223の端部の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、内部給水管222、223の端部を各受け部85、86にねじ込んで固定するようにしても良い。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第6実施形態)
次に、図21及び図22を参照して第6実施形態について説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、内部給水管22の基端部つまり給水弁23の吐出側部分に設けられている。この場合、食器洗浄機10は、上記第5実施形態と同様に、取付部材80を備えている。また、この場合、内部給水管22は、上記第6実施形態とは異なり、2つに分割されていない。そして、本実施形態において、取付部材80の上流側受け部85には、給水弁23の吐出部231が挿入されている。
この場合、上流側受け部85内に設けられたシール部材28の外径を上流側受け部85の内径よりも若干大きくすることにより、シール部材28の弾性力によって、上流側受け部85に給水弁23の吐出部231が圧入されるように構成しても良い。また、上流側受け部85の内周面と吐出部231の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、吐出部231を上流側受け部85にねじ込んで固定するようにしても良い。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第5実施形態のように内部給水管22を2つに分割する必要がない。したがって、第5実施形態構成に比べて、部品点数を低減することができ、その結果、組立作業に要する手間を極力簡単なものにすることができる。
(第7実施形態)
次に、図23を参照して第7実施形態について説明する。
本実施形態において、微細気泡発生部40は、外部給水経路Aの途中に設けられている。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生部40を内蔵する取付部材80は、外部給水管21の途中部分に設けられている。この場合、外部給水管21は、取付部材80を基準として上流側と下流側との2つに分割されている。
本実施形態では、2つに分割された外部給水管21のうち、上流側の外部給水管21を、上流側外部給水管211と称し、下流側の外部給水管21を、下流側外部給水管212と称する。そして、微細気泡発生器40を内蔵した取付部材80は、図20に示す第5実施形態と同様に、上流側外部給水管211の先端部と下流側外部給水管212の基端部との間に設けられている。
この構成によっても、上記各実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、微細気泡発生部40を内蔵する取付部材80は、筐体11の外部に設けられている。そのため、作業者は、微細気泡発生器40の取り付け及び取り外し作業を行う際に、洗浄槽12の内部を覗き込みながら作業したり、筐体11や洗浄槽12を分解したりする必要がない。したがって、本実施形態によれば、微細気泡発生部40の取り付け及び取り外し作業を容易に行うことができ、その結果、例えば微細気泡発生器40の交換作業等を容易に行うことができる。
(第8実施形態)
次に、図24及び図25を参照して第8実施形態について説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、循環経路C上に設けられている。この場合、微細気泡発生器40を構成する上流側流路部材50は、支持軸31内に設けられている。
具体的には、本実施形態の洗浄ノズル32は、流路321、ノズル先端部322、及び回転軸部323に加えて、収納部324、ストレート部325、及び拡大部326を有している。収納部324は、上記各実施形態における取付部25の第2収納部252又は取付部材80の第2収納部82に相当する機能を有している。ストレート部325は、第1実施形態を除く上記各実施形態における取付部25のストレート部421又は取付部材80のストレート部83に相当する機能を有している。そして、拡大部326は、第1実施形態を除く上記各実施形態における取付部25の拡大部422又は取付部材80の拡大部84に相当する機能を有している。
この構成によれば、運転時にポンプ36の作用によって洗浄槽12内の洗浄液を循環させると、その洗浄液が循環経路C上に設けられた微細気泡発生器40を通過する。すると、循環経路Cを循環する洗浄液中に多量の微細気泡が発生する。これによっても、食器洗浄機10は、多量の微細気泡を含む洗浄液によって食器類1を洗浄することができるため、微細気泡を含まない通常の洗浄液で洗浄を行った場合に比べて効率良く洗浄性能を向上させることができる。
また、洗浄槽12内の洗浄液は、循環経路Cを繰り返し循環するため、微細気泡発生器40を何度も通過する。この場合、微細気泡発生器40の通過によって発生した微細気泡の存続期間つまり消滅するまでの時間は、洗浄液の循環期間よりも十分に長い。そのため、洗浄液が微細気泡発生器40を何度も通過することによって、洗浄液中に微細気泡が蓄積される。すなわち、洗浄液が微細気泡発生器40を何度も通過することにより、洗浄液が微細気泡発生器40を一度のみ通過した場合に比べて、洗浄液中に含まれる微細気泡の濃度が高まる。これにより、食器洗浄機10は、更に多量の微細気泡を含む洗浄液によって食器類1を洗浄することができるため、更に効率良く洗浄性能を向上させることができる。
(第9実施形態)
次に、図26を参照して第9実施形態について説明する。
本実施形態において、洗浄ノズル32は、微細気泡発生器40を各ノズル先端部322に内蔵している。すなわち、本実施形態において、洗浄ノズル32は、複数の微細気泡発生器40を有している。そして、各微細気泡発生器40は、各ノズル先端部322に一体に形成されている。
これによっても、上記第8実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態において、洗浄ノズル32は、微細気泡発生器40を複数有している。つまり、循環経路C上には、複数の微細気泡発生器40が並列に設けられている。これによれば、洗浄液中に含まれる微細気泡の濃度をより高いものにすることができ、その結果、更に効率良く洗浄性能を向上させることができる。
なお、上記各実施形態で示した微細気泡発生器40は、微細気泡水を生成するための装置の一例であって、その具体的構成は上記したものに限られず適宜変更することができる。
例えば上記第1実施形態を除く各実施形態において、微細気泡発生器40は、2つに分割された上流側流路部材50と下流側流路部材60とを含む構成としても良い。
また、上記各実施形態において、微細気泡発生器40は、上流側流路部材50と下流側流路部材60とが一体形成されたものでも良い。
また、上記各実施形態において、衝突部70は、上流側流路部材50又は下流側流路部材60と一体形成されたものに限られない。例えば上流側流路部材50又は下流側流路部材60の外側から内側へ向かって複数のねじなどをねじ込み、そのねじの先端を流路41、42内に突出させることで、衝突部70の突出部71と同等の機能を発揮させても良い。
また、上記各実施形態において、「第1」、「第2」との語句は、同様の機能作用を有する構成を区別して表現するために便宜的に付けたものであって、何らかの優先順位を表す表現ではない。
そして、上記各実施形態は、必要に応じて適宜組み合わせて構成することができる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は食器洗浄機、11は筐体、12は洗浄槽、22は内部給水管、222は上流側内部給水管(内部給水管)、223は下流側内部給水管(内部給水管)、23は給水弁、24は給水口部、32は洗浄ノズル、34は排水口部、40は微細気泡発生器、Aは外部給水経路(給水経路)、Bは内部給水経路(給水経路)、Cは循環経路、を示す。

Claims (8)

  1. 外郭を構成する筐体と、
    前記筐体内に設けられ食器が収容される洗浄槽と、
    前記洗浄槽の内部に設けられ水道の水栓から供給された水道水を前記洗浄槽内に供給する給水口部と、
    前記水栓から前記給水口部に至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、
    を備え
    前記微細気泡発生器は、樹脂製であって、
    内部に液体が通過可能な流路を有する上流側流路部材と、
    前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路部材の内周面から前記流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部によって構成された衝突部と、を有し、
    前記衝突部の下流側の端面は平坦に形成されている、
    食器洗浄機。
  2. 前記微細気泡発生器は、前記給水口部に内蔵されている、
    請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記微細気泡発生器は、前記洗浄槽の外側からの操作により前記給水経路上に着脱可能に構成されている、
    請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記微細気泡発生器は、前記洗浄槽の内側からの操作により前記給水経路上に着脱可能に構成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
  5. 前記筐体と前記洗浄槽との間の空間に設けられて前記給水経路を開閉する給水弁と、
    前記筐体と前記洗浄槽との間の空間に設けられて前記給水弁と前記給水口部とを接続する内部給水管と、を更に備え、
    前記微細気泡発生器は、前記内部給水管の途中に設けられている、
    請求項1に記載の食器洗浄機。
  6. 外郭を構成する筐体と、
    前記筐体内に設けられ食器が収容される洗浄槽と、
    前記洗浄槽の底部に設けられ前記洗浄槽内に貯留した洗浄液を前記洗浄槽外へ排水する排水口部と、
    前記排水口部から前記洗浄槽外へ排出された洗浄液を前記洗浄槽内において噴射する洗浄ノズルと、
    前記排水口部から前記洗浄ノズルを介して前記洗浄槽内に至る循環経路上に設けられ前記循環経路を局所的に縮小することにより前記循環経路の外部から気体の供給を得ることなく前記循環経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、
    を備え
    前記微細気泡発生器は、樹脂製であって、
    内部に液体が通過可能な流路を有する上流側流路部材と、
    前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路部材の内周面から前記流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部によって構成された衝突部と、を有し、
    前記衝突部の下流側の端面は平坦に形成されている、
    食器洗浄機。
  7. 前記微細気泡発生器は、前記洗浄ノズルに内蔵されている、
    請求項6に記載の食器洗浄機。
  8. 前記微細気泡発生器は、粒子径が100nm以下の微細気泡を含む微細気泡水を生成することができる、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
JP2017079902A 2017-04-13 2017-04-13 食器洗浄機 Active JP6889594B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079902A JP6889594B2 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 食器洗浄機
KR1020180042796A KR102102194B1 (ko) 2017-04-13 2018-04-12 식기 세정기
CN202111061370.2A CN113951792A (zh) 2017-04-13 2018-04-13 餐具清洗机
CN202111064744.6A CN113951793A (zh) 2017-04-13 2018-04-13 餐具清洗机
CN201810331071.8A CN108720775B (zh) 2017-04-13 2018-04-13 餐具清洗机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079902A JP6889594B2 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 食器洗浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018175445A JP2018175445A (ja) 2018-11-15
JP6889594B2 true JP6889594B2 (ja) 2021-06-18

Family

ID=63938872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017079902A Active JP6889594B2 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 食器洗浄機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6889594B2 (ja)
KR (1) KR102102194B1 (ja)
CN (3) CN113951793A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210003482A (ko) 2019-07-02 2021-01-12 엘지전자 주식회사 식기세척기
WO2023145161A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 リンナイ株式会社 微細気泡発生装置、給湯器、及び、食器洗浄機
KR20230132309A (ko) * 2022-03-08 2023-09-15 엘지전자 주식회사 식기세척기

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2098895U (zh) * 1991-08-30 1992-03-18 刘滨夷 超声波餐具清洗机
JPH09108158A (ja) * 1995-10-16 1997-04-28 Toshiba Corp キッチン用洗浄機
JP2003334154A (ja) * 2002-03-14 2003-11-25 Toto Ltd 食器洗浄機
JP4331127B2 (ja) * 2005-03-09 2009-09-16 リンナイ株式会社 食器洗浄機
JP4577186B2 (ja) * 2005-10-26 2010-11-10 パナソニック電工株式会社 食器洗浄機
JP4830863B2 (ja) * 2007-01-15 2011-12-07 パナソニック株式会社 食器洗い機
JP5144652B2 (ja) * 2007-05-22 2013-02-13 株式会社東芝 微小気泡発生装置および方法
JP2009213811A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Panasonic Corp 食器洗い機
JP2012040448A (ja) * 2008-11-14 2012-03-01 Yasutaka Sakamoto マイクロバブル発生装置
JP4999996B2 (ja) * 2010-12-01 2012-08-15 株式会社田中金属製作所 バブル発生器
WO2013012069A1 (ja) * 2011-07-21 2013-01-24 株式会社シバタ 気泡発生機構及び気泡発生機構付シャワーヘッド
US10206552B2 (en) * 2011-12-20 2019-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Dishwasher and method for controlling the same
JP5801210B2 (ja) * 2012-01-19 2015-10-28 ニッタ株式会社 微細気泡発生装置
JP6118544B2 (ja) * 2012-11-29 2017-04-19 Idec株式会社 微細気泡生成ノズルおよび微細気泡生成装置
JP2014147901A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Micro-Bub Kk マイクロバブル生成器及びマイクロバブル生成管路構造
CN103191880B (zh) * 2013-03-19 2015-05-06 北京银河之舟环保科技有限公司 用于洗涤、消毒和灭菌的可控泡沫清洗方法及设备
JP6388380B2 (ja) * 2014-06-24 2018-09-12 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
EP3222936B1 (en) * 2015-01-16 2020-03-11 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Cooling system
KR20160116878A (ko) * 2015-03-31 2016-10-10 김용주 마이크로 버블 발생장치
CN205032089U (zh) * 2015-07-15 2016-02-17 北京宏强富瑞技术有限公司 超细微小气泡发生装置
JP6670564B2 (ja) * 2015-07-29 2020-03-25 東芝ライフスタイル株式会社 液体用電磁弁、液体用電磁弁の製造方法、及び洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
CN108720775A (zh) 2018-11-02
CN113951793A (zh) 2022-01-21
CN108720775B (zh) 2021-10-01
CN113951792A (zh) 2022-01-21
KR20180115636A (ko) 2018-10-23
JP2018175445A (ja) 2018-11-15
KR102102194B1 (ko) 2020-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101929866B1 (ko) 수조식 세척기
JP6889594B2 (ja) 食器洗浄機
JP6918573B2 (ja) 洗濯機
CN110344212B (zh) 洗衣机
KR20240011225A (ko) 식기세척기
KR20180076103A (ko) 식기세척기
JP2017196270A (ja) 洗濯機
CN109394109B (zh) 一种清洗机
JP7344688B2 (ja) 洗濯機
JP2018175443A (ja) 洗浄方法、洗濯機、食器洗浄機、及び便器
JP2018178538A (ja) 水洗便器装置、洗浄水タンク装置、及び局部洗浄装置
JP2018167225A (ja) 微細気泡発生装置の取付構造
JP2005102852A (ja) 洗濯装置及び同装置に使用する気泡発生用ノズル
JP6955432B2 (ja) 注水装置、及び洗濯機
JP7420594B2 (ja) 洗濯機
JP2019187686A (ja) 洗濯機の注水ケース、及び洗濯機
JP2019024558A (ja) 食器洗浄装置
CN210871406U (zh) 洗涤设备
JP7352592B2 (ja) 洗濯機
CN211511705U (zh) 清洗机
JP2020022925A (ja) 微細気泡発生器、及び家電機器
KR100232275B1 (ko) 펌프 장치
JP7309826B2 (ja) 洗浄方法、洗濯機、食器洗浄機、及び便器
JP2023037273A (ja) 洗濯機
CN113106699A (zh) 微气泡喷头及具有该微气泡喷头的洗涤设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6889594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150