JP6888547B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置に関し、詳しくは、折り畳んだエアバッグを収納するケースと、折り畳んだエアバッグを覆うとともに、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有してケースに連結されるエアバッグカバーと、を備えたエアバッグ装置に関する。
従来、例えば、膝保護用のエアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグを収納するケースが、金属製として、ベース壁部(底壁部)と、ベース壁部の外周縁からベース壁部の略直交方向に延びる略四角筒形状の筒状壁部と、を有して、筒状壁部により囲まれた開口を、膨張するエアバッグの突出用開口としていた。また、折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッグカバーが、合成樹脂製として、ケースの突出用開口を覆い、かつ、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有した扉配設壁部と、扉配設壁部の裏面側における扉部の周囲から延びてケースの筒状壁部に連結される略四角筒形状の連結壁部と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。このエアバッグ装置では、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部との連結構造が、ケースにおける筒状壁部の複数個所に設けられた係止フックを、エアバッグカバーの連結壁部に貫通するように設けられた連結孔に挿入させて、係止フックにより、連結壁部を係止する構造としていた。係止フックは、筒状壁部の外周側で、ベース壁部から離れた部位からベース壁部に接近するようなフック形状とするとともに、エアバッグの膨張時に、連結壁部における扉部から離れる側の連結孔の内周側部位を、係止する構成としていた。
そして、ケースとエアカバーとを連結する際には、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部とを重ねるようにしつつ、ケースのベース壁部とエアバッグカバーの扉配設壁部と接近させ、連結壁部の先端から連結孔の周縁までの内側面を、筒状壁部の係止フックに乗り上げさせ、そして、係止フックが連結孔の位置に配置されたならば、係止フックの先端側が連結孔に挿入されて、連結作業を完了させることができた。この連結完了位置では、係止フックが、直接、連結孔の内周側部位に当接するように係止されていなくとも、エアバッグの膨張時に、連結壁部における扉部から離れる側の連結孔の内周側部位に当接して、連結壁部を係止できる位置であればよい。
特開2015−067103号公報
しかし、従来のエアバッグ装置では、連結孔の開口を大きくすれば、係止フックの連結壁部への連結作業(組付作業)が容易に行えるものの、連結後のエアバッグカバーのガタツキを防止できず、逆に、ガタツキを抑えるように、連結孔の開口を小さくすれば、連結壁部や筒状壁部を回転させつつ、係止フックの先端を連結孔に挿入し、そして、連結壁部や筒状壁部の傾いた姿勢を復元する等して、係止フックを連結孔の連結完了位置に配置する必要が生じて、係止フックの連結壁部への連結作業が行い難くなってしまい、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグカバーの連結孔にケースの係止フックを挿入させて連結する構造としても、簡便に、ガタツキを抑えて連結できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグを収納できるように、ベース壁部と該ベース壁部の外周縁から延びる筒状壁部と、を有して、前記筒状壁部により囲まれた開口を、膨張するエアバッグの突出用開口とする金属製のケースと、
前記突出用開口を覆い、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有した扉配設壁部と、前記扉配設壁部の裏面側における前記扉部の周囲から延びて前記ケースの前記筒状壁部に連結される連結壁部と、を有する合成樹脂製のエアバッグカバーと、
を備えて、
前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との連結構造が、前記筒状壁部の複数個所に設けられた係止フックを、前記エアバッグカバーにおける前記連結壁部に貫通するように設けられた連結孔に挿入させて、前記係止フックにより、前記連結壁部を係止する構造とし、
前記係止フックが、前記筒状壁部の外周側で、前記ベース壁部から離れた部位から前記ベース壁部に接近するようなフック形状とするとともに、前記エアバッグの膨張時に、前記連結壁部における前記扉部から離れる側の前記連結孔の内周側部位を、係止する構成としているエアバッグ装置であって、
前記ケースに対する前記エアバッグカバーの連結完了位置が、前記係止フックを前記連結孔に挿入させた位置とし、かつ、前記エアバッグの膨張時に前記係止フックによって前記連結孔の内周側部位を係止できる位置、として設定され、
前記ケースと前記エアバッグカバーとが、連結完了位置において、前記ベース壁部に対する前記扉配設壁部の接近方向への移動を規制する接近規制部と、前記ベース壁部に対する前記扉配設壁部の離隔方向への移動を規制する離隔規制部と、を備え、
前記接近規制部が、前記エアバッグカバーの前記接近方向への移動時に、相互に対向して当接する前記ケースと前記エアバッグカバーとの部位にそれぞれ配設されて、前記ケースと前記エアバッグカバーとの一方側に設けられた当接部の先端面と、他方側に設けられて前記当接部の先端面を当接させる受止座の受止面と、から構成され、
前記離隔規制部が、前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との一方に設けられた係止孔と、他方に設けられ、前記係止孔に挿入されて、離隔方向への移動時に対向する前記係止孔の内周側部位を係止する係止突起と、から構成され
前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部とが、それぞれ、前記突出用開口の周囲において、直交方向の一方側の第1方向と直交方向の他方側の第2方向に沿って、相互に対向するように配設される2対の対向壁部を設けた略四角筒形状とし、
前記第1方向若しくは前記第2方向の一方に沿って、前記突出用開口を間にした両側の前記ケースと前記エアバッグカバーとの部位に、対応する前記接近規制部が、配設され、
前記第1方向若しくは前記第2方向の他方に沿い、かつ、前記突出用開口を間にした両側の前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との前記対向壁部に、それぞれ、前記離隔規制部の対応する前記係止孔と前記係止突起とが、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグ装置では、ケースとエアバッグカバーとの連結時、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部とを重ねつつ、ケースのベース壁部とエアバッグカバーの扉配設壁部とを接近させ、連結壁部の先端から連結孔の周縁までの内側面を、筒状壁部の係止フックに乗り上げさせ、そして、係止フックが連結孔の位置に配置されたならば、係止フックの先端側が連結孔に挿入されて、連結作業を完了させることができる。この連結完了位置では、接近規制部が、当接部の先端面を受止座の受止面に当接させることから、ケースに対するエアバッグカバーの接近方向への移動が規制される。また、離隔規制部が、係止突起を係止孔に挿入させて、離隔方向への移動時に対向する係止孔の内周側部位を係止突起が係止することから、ケースに対するエアバッグカバーの離隔方向への移動が規制される。すなわち、エアバッグカバーが連結完了位置に配置されれば、ケースに対するエアバッグカバーの接近方向の移動と離隔方向の移動とが規制されて、ガタツキ無く、ケースに対してエアバッグカバーが連結される。そして、このような連結作業は、係止フックを連結孔に挿入させるように、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部とを重ね、ケースに対してエアバッグカバーを移動させて、単に、エアバッグカバーを連結完了位置に配置させるだけで、簡便に行える。
したがって、本発明に係るエアバッグ装置では、エアバッグカバーの連結孔にケースの係止フックを挿入させて連結する構造としても、簡便に、ガタツキを抑えて連結することができる。そしてさらに、エアバッグカバーが、エアバッグ装置の搭載部位の周辺部材と連結支持されていなくとも、エアバッグカバーの扉配設壁部が、ケースのベース壁部に対して、接近したり離隔せずに配設されることから、ケースが車体側に連結固定されていれば、別途、車体側に固定されている周辺部材に対して、出っ張ったり凹むように、配設されず、エアバッグ装置の搭載部位付近の外観低下を防止できる。
さらに、本発明に係るエアバッグ装置では、ケースの突出用開口の周囲における相互に直交する第1方向と第2方向とに沿って、突出用開口の両側で、一対の接近規制部と一対の離隔規制部とが配設されることとなる。すなわち、突出用開口の周囲の四方における直交する方向の対向する部位に、一対ずつの接近規制部と離隔規制部とが配設されることから、連結完了位置に配置されたエアバッグカバーは、バランスよく、バラツキを抑制されて、ケースに対して連結されることとなる。
この場合、本発明に係るエアバッグ装置では、前記接近規制部の前記当接部が、前記エアバッグカバーの前記連結壁部における前記対向壁部の先端部から構成され、
前記接近規制部の前記受止座が、前記ケースに配設され、
前記連結壁部における先端部を前記当接部とした前記対向壁部が、連結完了位置への配置時、前記突出用開口の周囲で重なる前記ケースの前記筒状壁部における前記対向壁部の外側に、配設されることが望ましい。
このような構成では、エアバッグカバーを連結完了位置に配置させるように、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部とを重ねつつ、ケースのベース壁部に対してエアバッグカバーの扉配設壁部を接近させて、エアバッグカバーの連結壁部における対向壁部の先端部からなる当接部の先端面を、ケース側の受止座の受止面に当接させる際、当接部を有した対向壁部が、重なるケース側の対向壁部の外側に配置された状態で、当接部を受止座に当接させることとなって、当接状態を目視し易く、接近規制部の連結作業の完了(当接完了)の確認を、容易に行うことができる。
そしてまた、本発明に係るエアバッグ装置では、前記離隔規制部の前記係止突起が、前記ケースの前記筒状壁部における前記対向壁部から外側に突出するように配設され、
前記離隔規制部の前記係止孔が、前記エアバッグカバーの前記連結壁部における前記対向壁部に配設されるとともに、
前記係止孔を配設させた前記連結壁部の前記対向壁部が、連結完了位置への配置時、前記係止突起を突出させた前記筒状壁部の前記対向壁部の外側に、配設されることが望ましい。
このような構成では、エアバッグカバーを連結完了位置に配置させるように、ケースの筒状壁部とエアバッグカバーの連結壁部とを重ねつつ、ケースのベース壁部に対してエアバッグカバーの扉配設壁部を接近させて、係止突起を係止孔に係止させる際、係止孔を設けたエアバッグカバーの対向壁部を、係止突起を設けたケースの対向壁部の外側に配置させた状態で、係止突起が係止孔に挿入されて係止孔の内周側部位を係止すると、係止突起の先端が、係止孔を設けたエアバッグカバーの対向壁部から突出する状態となって、目視し易く、離隔規制部の連結作業の完了の確認を、容易に行うことができる。
この場合、本発明に係るエアバッグ装置では、前記エアバッグカバーの略四角筒形状の前記連結壁部が、横断面を略長方形の環状として、略長方形の長辺側の部位における相互に対向する前記対向壁部に、前記係止孔が、配設され、
対応する前記ケースの前記筒状壁部における一対の前記対向壁部に、前記係止突起が、配設されていることが望ましい。
このような構成では、係止突起を係止孔に係止させる際、係止孔を設けたエアバッグカバーの対向壁部を、係止突起を設けたケースの対向壁部の外側に、被せるように配置させた状態で、エアバッグカバーの扉配設壁部をケースのベース壁部に接近させるように移動させることから、エアバッグカバーの連結壁部が、内周面(内側面)を係止突起の先端に押されて、膨らむこととなる。しかし、係止孔を設けた一対の対向壁部は、その直交方向で対向する一対の対向壁部に比べて、幅寸法を長くして、撓み易いことから、容易に、係止孔から係止突起を突出させるように、移動させることができて、離隔規制部の連結作業を、容易に行うことができる。
さらにこの場合、本発明に係るエアバッグ装置では、前記係止孔を配設させた前記エアバッグカバー側の相互に対向する前記対向壁部に、複数の前記連結孔が並設され、
前記係止突起を配設させた前記ケース側の相互に対向する前記対向壁部に、前記連結孔に挿入される前記係止フックが並設され、
前記係止孔が、前記連結孔間に配設される構成とし、
前記係止突起が、前記ケース側の前記対向壁部から突設される突出量を、前記係止フックの突出量より、小さく設定されていることが望ましい。
このような構成では、係止フックを連結孔に挿入させる際、連結孔を設けたエアバッグカバーの対向壁部を、係止フックを設けたケースの対向壁部の外側に、被せるように配置させた状態で、エアバッグカバーの扉配設壁部をケースのベース壁部に接近させるように移動させる。その際、係止突起より係止フックの突出量が大きく、かつ、連結孔の間に係止孔が配設されていることから、係止フックに押されて、エアバッグカバーの連結壁部における係止孔と連結孔とを設けた長さ寸法の長い対向壁部が、容易に、膨らむように撓み、そして、連結完了位置に配置されれば、係止フックが連結孔に挿入される。この連結完了位置への配置時には、離隔規制部の連結作業も完了されて、ケースの係止突起が、エアバッグカバーの係止孔に挿入されて、係止孔の内周側部位を係止することとなる。すなわち、係止突起よりも係止フックの突出量が大きく、かつ、連結孔の間に係止孔が配置されていることから、係止フックを連結孔に係止させる連結完了位置に配置させる際、撓んだエアバッグカバーの係止孔を有した対向壁部は、係止突起との接触を抑制された状態として、移動し、そして、連結完了位置に配置されれば、撓みが解消されるように復元され、自動的に、係止突起が係止孔に挿入されて所定の内周側部位を係止できることとなる。そのため、係止孔の内周側部位を係止できる係止面を有していれば、係止突起は、連結作業途中の連結壁部との摺動を考慮せずに済み、ケースの筒状壁部からの突出形状の自由度が大きく、プレス加工等の製造工程の容易な形状を採用することができる。
本発明に係る一実施形態の膝保護用のエアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略縦断面図である。 実施形態のエアバッグ装置の概略底面図である。 実施形態のエアバッグ装置のエアバッグカバーとケースとの概略斜視図である。 実施形態のエアバッグ装置の概略断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態のエアバッグ装置の概略断面図であり、図2のV−V部位に対応する。 実施形態のエアバッグ装置の概略断面図であり、図2のVI−VI部位に対応する。 実施形態のエアバッグ装置の概略断面図であり、図2のVII−VII部位に対応する。 実施形態のエアバッグ装置に使用されるエアバッグカバーの平面図である。 実施形態のエアバッグ装置に使用されるエアバッグカバーの正面図である。 実施形態のエアバッグ装置に使用されるケースの底面図である。 実施形態のエアバッグ装置に使用されるケースの正面図である。 実施形態のエアバッグカバーの連結孔に、ケースの係止フックを挿入させる状態を説明する図である。 実施形態のエアバッグカバーの係止孔に、ケースの係止突起を挿入させる状態を説明する図である。 実施形態のエアバッグカバーの幅狭部を有した連結孔に、係止フックを挿入させる状態を示す正面図である。 実施形態のエアバッグカバーの幅狭部を有した連結孔に、係止フックを挿入させる状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、実施形態のエアバッグ装置10は、膝保護用のものであり、助手席の前方のインストルメントパネル(適宜、インパネと略す)6の下部側、詳しくは、インパネ6の下部側に配設されたグラブボックス7の下方に、搭載されている。グラブボックス7は、ボックス本体7aと、ボックス本体7aの後方を塞ぐドア部7bと、を備え、ドア部7bは、上縁側を後方に回転させるように開き可能として配設されている。さらに、グラブボックス7の下方には、アンダーカバー8が配設されて、アンダーカバー8の開口8aに、エアバッグ装置10における後述するエアバッグカバー40の扉配設壁部41を配設させて、エアバッグ装置10が、助手席の前方の下方側に、搭載されている。
エアバッグ装置10は、図1〜7に示すように、助手席に着座した乗員の膝を保護するエアバッグ11と、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター27と、折り畳んだエアバッグ11を収納して保持するケース12と、折り畳んだエアバッグ11を覆ってケース12に保持されるエアバッグカバー40と、を備えて構成されている。
なお、本明細書での前後、上下、及び、左右の各方向は、車両搭載状態の方向に略対応するもので、図2〜11に示すように、ケース12の略長方形形状のベース壁部13における長尺方向を左右の方向とし、短尺方向を前後の方向として、ベース壁部13の直交方向を上下の方向として、説明する。
エアバッグ11は、図1の二点鎖線に示すように、膨張時、エアバッグカバー40の後述する扉部42(F,B)を押し開いてケース12から後上方向に突出し、乗員の左右の膝の前方で、アンダーカバー8やドア部7b、さらには、インパネ6におけるドア部7bの左右両側の部位に沿うような略長方形板状に膨張する。膨張完了時のエアバッグ11は、ケース12から下方に突出する下部11bと、下部11bから上方へ反転する反転部11cと、乗員の膝の前方側に配設される上部11aと、を備える。エアバッグ11は、内部に収納したインフレーター27のリテーナ33を利用して、ケース12に保持される。すなわち、膨張完了時の下部11b側が、収納したインフレーター27のリテーナ33を利用して、ケース12に取り付けられている。なお、エアバッグ11の内部には、車体側と乗員側とのエアバッグ用基布相互を連結する複数のテザー(図符号省略)が配設されて、エアバッグ11の膨張形状を、反転部11cを有した断面J字形とするように構成されている。
インフレーター27は、略円柱状の本体28とリテーナ33とを備えて構成され、本体28は、左端側に小径の円柱状のガス吐出部29を配設させている。インフレーター27の本体28には、右端側に、作動信号を入力させるためのワイヤハーネス31のコネクタ(接栓)31aを結合させるコネクタ(接栓座)28aを配設させている(図4参照)。
リテーナ33は、板金製として、インフレーター27の本体28の外周面を保持する略円環状(略円筒状)の環状部33aと、環状部33aから突出するボルト33cと、を備えて構成されている。ボルト33cは、車両の左右方向に沿って2本配設されており、それぞれ、エアバッグ11とケース12の後述するベース壁部13とを貫通して、ナット35を締結することにより、エアバッグ11とともに、インフレーター27の本体28をケース12のベース壁部13に取り付けている。環状部33aには、ケース12のベース壁部13の支持突起13bを挿通させる挿通孔33bが、開口されている。
ケース12は、図2〜4,10,11に示すように、板金製の略直方体形状として、長方形板状のベース壁部(底壁部)13と、ベース壁部13の外周縁からベース壁部13と略直交方向とした下方側に延びる略四角筒形状の筒状壁部14と、を備えて構成されている。筒状壁部14に囲まれた開口は、膨張するエアバッグ11の突出用開口12aとしている。
ベース壁部13は、リテーナ33の各ボルト33cを貫通させる取付孔13aが、左右方向の中央付近と右縁付近とに配設され、二つの取付孔13a間には、リテーナ33の挿通孔33bを経て、インフレーター27の本体28の外周面に当接される支持突起13bが配設されている。また、ベース壁部13の右縁付近には、インフレーター27の本体28に接続されるワイヤハーネス31のコネクタ31aを、大きく回転させずに(インフレーター27の本体28の中心軸を基準に90°程度の回転を許容して)収納できるスペース、を確保するために、台形形状の延設部13cが突設されている。
略四角筒形状の筒状壁部14は、相互に直交方向となる第1方向DV1としての前後方向と第2方向DV2としての左右方向とのそれぞれの方向において、それぞれ対向する対向壁部15(F,B)、16(L,R)を備えて構成されている。対向壁部15F,15Bは、第1方向DV1としての前後方向で対向する壁部であり、対向壁部16L,16Rは、第2方向DV2としての左右方向で対向する壁部である。
実施形態では、前後方向で対向する対向壁部15F,15Bに、エアバッグカバー40を連結する複数の係止フック20が配設されている(図3,5参照)。係止フック20は、筒状壁部14の外周側で、すなわち、筒状壁部14の対向壁部15Fの前方側、あるいは、筒状壁部14の対向壁部15Bの後方側で、それぞれ、ベース壁部13から離れた先端15aの僅かにベース壁部13側にずれた部位15cからベース壁部13に接近するようなフック形状としている。係止フック20は、対向壁部15(F,B)にそれぞれ4個ずつ左右方向に沿って並設されている。そして、各係止フック20は、それぞれ、対向壁部15(F,B)から外側に突出する突出杆部20aと、突出杆部20aの先端からベース壁部13側に屈曲する爪部20bと、を備えて構成され、エアバッグ11の膨張時、突出杆部20aが、エアバッグカバー40の後述する連結孔49,52の内周側部位としての内周面49a,52aの係止面50,55に当接され、爪部20bが、連結孔49,52の係止面50,55の近傍の外表面側の周縁51,56に当接して、係止フック20の連結孔49,52からの抜け止めを図ることとなる。
なお、各係止フック20は、実施形態の場合、対向壁部15の板金素材から、プレス加工により打ち抜かれ、かつ、曲げ加工されて、形成されている。
また、ケース12にエアバッグカバー40を連結させるように、各係止フック20を連結孔49,52に挿入させて、係止フック20がエアバッグカバー40の連結壁部45(対向壁部46F,46B)を係止可能に配置させて、連結する際には、その連結完了位置CCPは、図5,15のcに示すように、エアバッグ11の膨張時におけるエアバッグ11に扉配設壁部41が押されて、連結壁部45が下方へ移動する際、係止フック20の突出杆部20aが、エアバッグカバー40の後述する連結孔49,52の内周側部位としての内周面49a,52aの係止面50,55に当接されて、係止面50,55を係止できる位置であって、突出杆部20aが、連結孔49,52を貫通し、かつ、爪部20bが、連結壁部45の外側面46b側に配置された状態で、突出杆部20aと係止面50,55との間に隙間hが生じている配置位置である。
さらにまた、対向壁部15F,15Bは、先端15aに、外側に向かって厚肉となるように、板金素材を外側に折り返されてなる張出部15bが、配設されている。これらの張出部15bは、ケース12とエアバッグカバー40との連結完了位置CCPへの配置時、エアバッグカバー40の連結壁部45(対向壁部46F,46B)の内側面46aに当接することとなる。
第2方向DV2としての左右方向に沿って対向する対向壁部16R,16Lの内の右方側の対向壁部16Rは、ベース壁部13の延設部13cの外周縁に対応して、ワイヤハーネス31のコネクタ31aを収納できるスペースを確保できるように、折曲された収納凹部17が、形成されている。また、収納凹部17における対向壁部15Bの近傍の縁には、ワイヤハーネス31を嵌め込んで係止できる係止凹部18が、形成されている(図3参照)。
また、ケース12には、ベース壁部13から延びて、エアバッグ装置10を車両のボディ(車体)1側に取り付けるため取付ブラケット22,24が配設されている(図2,3,5参照)。取付ブラケット22,24は、ボディ1側から延びるブラケット2,3に取付固定できるように、ナット4に締結されるボルト5を貫通させる取付孔22a,24aを備えている。また、取付ブラケット22,24は、第2方向DV2としての左右方向で対向する対向壁部16L,16Rから、第2方向DV2に沿って張り出すように、ベース壁部13から延設された平面状の平面部22b,24bを配設させている(図4,10参照)。
さらに、ワイヤハーネス31の近傍の取付ブラケット24には、ワイヤハーネス31を嵌め込んで係止できる係止凹部25が、形成されている(図11参照)。
エアバッグカバー40は、図2〜9に示すように、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製として、ケース12の突出用開口12aを覆う左右方向に長い略長方形板状の扉配設壁部41と、扉配設壁部41の裏面側(上面側)から延びてケース12に連結される略四角筒形状の連結壁部45と、を備えて構成されている。
扉配設壁部41は、ケース12に収納されたエアバッグ11の膨張時に、エアバッグ11に押されて前後に開く扉部42(F,B)を備えている。扉部42F,42Bは、それぞれ、相互に離れた前後の縁に、開き時の回転中心となるインテグラルヒンジからなる薄肉のヒンジ部42aを配設させている。扉部42F,42Bの周囲におけるヒンジ部42aの部位を除く部位には、膨張時のエアバッグ11に押されて破断する薄肉の破断予定部43が形成されている。破断予定部43は、扉配設壁部41の平面視において、H字形状に配設されている。
連結壁部45は、扉部42F,42Bの周囲を囲うように、略四角筒形状として、第1方向DV1としての前後方向と第2方向DV2としての左右方向とのそれぞれの方向において、それぞれ対向する対向壁部46(F,B)、47(L,R)を備えて構成されている。実施形態の連結壁部45は、対向壁部46の左右方向の長さ寸法(幅寸法)LLを、対向壁部47の前後方向の長さ寸法(幅寸法)LVより、長くした略長方形の筒状としている(図8参照)。
第1方向DV1としての前後方向で対向する対向壁部46F,46Bには、係止フック20を挿入させて、筒状壁部14(対向壁部15F,15B)に連結される連結孔49,52が、左右方向に並設されている。連結孔49は、対向壁部46F,46Bに、それぞれ、3個形成されて、連結孔52は、対向壁部46F,46Bの右縁側に、1個ずつ配設されている(図2,3,9参照)。
連結孔49は、略長方形状の開口として、左右方向の幅寸法HW1を、係止フック20の左右方向の幅寸法FW1より、大きくし、かつ、上下方向の幅寸法HL1を、係止フック20の上下方向の幅寸法FL1より、大きくしている(図2,5,9,10参照)。
連結孔52は、扉配設壁部41から離れた上部側の幅広部53と、扉配設壁部41に接近した下部側の幅狭部54と、を備えて、左右方向の幅寸法HW2,HW3を異ならせている。幅広部53の幅寸法HW2は、連結孔49の左右方向の幅寸法HW1と同等とし、幅狭部54の幅寸法HW3は、係止フック20の左右方向の幅寸法FW1と同等としている。連結孔52の上下方向の幅寸法HL2は、連結孔49の上下方向の幅寸法HL1と同等としている。
これらの連結孔49,52は、エアバッグ11の膨張時に、内周側部位としての内周面49a,52aにおける扉配設壁部41から離れた部位が、係止フック20の突出杆部20aに当接して係止される係止面50,55となり、係止フック20の爪部20bが、対向壁部46F,46Bの外側面46bにおける係止面50,55の近傍の周縁51,56に当たって、係止フック20の連結孔49,52からの外れが防止され、膨張するエアバッグ11に押される扉部42F,42Bが、周囲の破断予定部43を円滑に破断させて、押し開かれ、エアバッグ11がケース12の突出用開口12aから突出することとなる。
対向壁部46F,46Bの外側面46bの連結孔49,52の周縁には、エアバッグカバー40の連結完了位置CCPへの配置時、係止フック20の爪部20b付近が、乗員の指等と接触しないように、周囲から隆起したリブ60,61,62が突設されている。リブ60は、左縁側の連結孔49の上縁側と左右両縁側を囲うように配設され、リブ62は、右縁側の連結孔52の上縁側と左右両縁側を囲うように配設され、リブ61は、左右方向の中央側の2個の連結孔49におけるそれぞれの上縁側と左右両縁側を囲うように配設されている。
また、実施形態のエアバッグ装置10では、ケース12に対するエアバッグカバー40の連結完了位置CCPへの配置時には、すなわち、係止フック20を連結孔49,52に挿入させた位置への配置位置とし、かつ、エアバッグ11の膨張時に係止フック20の連結孔49,52の内周面49a,52aを係止できる位置への配置時には、ケース12のベース壁部13に対するエアバッグカバー40の扉配設壁部41における接近方向CDへの移動と離隔方向RDへの移動とが、接近規制部70(L,R)と離隔規制部75(F,B)とにより、規制されている(図4,7参照)。
離隔規制部75(F,B)は、ケース12のベース壁部13に対するエアバッグカバー40の扉配設壁部41の離隔方向RDへの移動を規制するもので、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45との一方に設けられた係止孔76と、他方に設けられ、係止孔76に挿入されて、離隔方向RDへの移動時に対向する係止孔76の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止する係止突起78と、から構成されている(図3,7参照)。
実施形態の場合、係止孔76は、エアバッグカバー40側の連結壁部45に設けられ、係止突起78は、ケース12側の筒状壁部14に設けられている。詳しくは、係止孔76(F,B)は、連結壁部45における第1方向DV1の前後方向に沿う方向で対向する対向壁部46F,46Bに、それぞれ、設けられて、さらに、これらの係止孔76F,76Bは、前後方向で対向する対向壁部46F,46Bにおける左右方向の中央付近における連結孔49,49の間に、それぞれ、略長方形の開口として、配設されている。係止突起78(F,B)は、筒状壁部14における第1方向DV1の前後方向に沿う方向で対向する対向壁部15F,15Bに設けられて、対向壁部15F,15Bから直交方向の外側に突出する長方形板状としている。各係止突起78F,78Bは、それぞれ、対向壁部15F,15Bから突出した上面側を、係止孔76F,76Bの係止面77と当接する係止面79としている。
これらの係止突起78F,78Bは、ケース12側の対向壁部15F,15Bから突設される突出量PPを、係止フック20の突出量PFより、小さく設定されている。
接近規制部70(L,R)は、ケース12のベース壁部13に対するエアバッグカバー40の扉配設壁部41の接近方向CDへの移動を規制するもので、相互に対向して当接するケース12とエアバッグカバー40とにそれぞれ配設されて、ケース12とエアバッグカバー40との一方側に設けられた当接部71(L,R)の先端面71aと、他方側に設けられて当接部71(L,R)の先端面71aを当接させる受止座72(L,R)の受止面72aと、から構成されている。
実施形態の場合、当接部71(L,R)は、エアバッグカバー40側に設けられ、受止座72(L,R)は、ケース12側に設けられている。詳しくは、当接部71L,71Rは、エアバッグカバー40の連結壁部45における第2方向DV2の左右方向で対向する対向壁部47L,47Rの先端部47aから構成され、受止座72L,72Rは、ケース12における第2方向DV2の左右方向で対向する対向壁部16L,16R近傍に配設されている。実施形態の受止座72L,72Rは、対向壁部16L,16Rから左右方向の外側に配置された取付ブラケット22,24の平面部22b,24bから構成されている。
実施形態のエアバッグ装置10の組立作業を説明すると、まず、エアバッグ11の内部にリテーナ33を挿入させて、各ボルト33cをエアバッグ11外に突出させた状態で、エアバッグ11を折り畳み、折り崩れしないように、破断可能なラッピング材で包む。その後、エアバッグ11やラッピング材に設けた所定の開口から、エアバッグ11内のリテーナ33内に、ワイヤハーネス31を結合ささせたインフレーター27の本体28を挿入して、各ボルト33cを取付孔13aから突出させつつ、折り畳んだエアバッグ11をケース12の筒状壁部14内に収納する。ついで、ワイヤハーネス31をケース12や取付ブラケット24の係止凹部18,25に嵌めて、ケース12に対して、エアバッグカバー40を連結させる。
この連結作業は、第1方向DV1における前後方向に沿って対向する対向壁部15,46相互と、第2方向DV2としての左右方向に沿って対向する対向壁部16,47相互とを重ねるように、ケース12の筒状壁部14の外周側に、エアバッグカバー40の連結壁部45を重ねて、ベース壁部13に扉配設壁部41を接近させるように、エアバッグカバー40をケース12側に押し込んで行う。その際、図12,13,15に示すように、エアバッグカバー40の対向壁部46F,46Bが、先端部46cを、係止フック20の突出杆部20aと爪部20bとの曲面状の交差部20cに当接させて、拡開される状態となる。そして、係止フック20が、対向壁部46F,46Bの内側面46aを摺動しつつ、連結孔49,52の周縁に到達し、連結孔49,52に挿入されて、突出杆部20aが連結孔49,52を貫通し、爪部20bが外側面46bに突出すれば、ケース12に対してエアバッグカバー40を連結させることができる。
そして、エアバッグカバー40が、ケース12に対する連結完了位置CCPに配置されたならば、接近規制部70L,70Rの当接部71L,70Rの先端面71aが、受止座72L,72Rの受止面72aに当接されて、エアバッグカバー40の扉配設壁部41が、ケース12のベース壁部13に対して、それ以上、接近する接近方向CDの移動が規制される。と同時に、離隔規制部75F,75Bの係止孔76F,76Bに係止突起78F,78Bが挿入されて、エアバッグカバー40の扉配設壁部41が、ケース12のベース壁部13から離れようとしても、係止孔76F,76Bの内周面76aの係止面77が、係止突起78F,78Bの係止面79に当接して、エアバッグカバー40の扉配設壁部41が、ケース12のベース壁部13に対して、それ以上、離隔する離隔方向RDの移動が規制される。
このようにエアバッグカバー40をケース12に連結させたエアバッグ装置10は、取付ブラケット22,24をボディ1側のブラケット2,3に、ボルト5とナット4を使用して、取付固定し、ワイヤハーネス31を所定のエアバッグ作動回路に接続させれば、車両における助手席前方の所定位置に搭載することができる。
エアバッグ装置10の車両搭載後、インフレーター27が作動されて、エアバッグ11内に膨張用ガスが供給されれば、エアバッグ11は、膨張して、エアバッグカバー40の扉部42F,42Bを押し開いて、図1の二点鎖線に示すように、展開膨張を完了させる。なお、このエアバッグ11の膨張時、エアバッグカバー40がケース12のベース壁部13から離れる離隔方向RDに移動し、係止突起78F,78Bが係止孔76F,76Fから外れたり、係止突起78F,78Bを係止した係止孔76F,76Fが開口を広げたりするものの、係止フック20が、連結孔49,52から外れずに、連結壁部45を係止することから、エアバッグカバー40は、エアバッグ11に押された扉部42F,42Bの周囲における破断予定部43を円滑に破断させて、扉部42F,42Bを開かせた開口から、エアバッグ11を突出させることができる。
そして、実施形態のエアバッグ装置10では、ケース12とエアバッグカバー40との連結時、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45とを重ねつつ、ケース12のベース壁部13とエアバッグカバー40の扉配設壁部41と接近させ、連結壁部45の先端部46cから連結孔49,52の周縁までの内側面46aを、筒状壁部14の係止フック20に乗り上げさせ、そして、係止フック20が連結孔49,52の位置に配置されたならば、係止フック20の先端の爪部20b側が連結孔49,52に挿入されて、連結作業を完了させることができる。この連結完了位置CCPでは、接近規制部70(L,R)が、当接部71(L,R)の先端面71aを受止座72(L,R)の受止面72aに当接させることから、ケース12に対するエアバッグカバー40の接近方向CDへの移動が規制される。また、離隔規制部75(F,B)が、係止突起78(F,B)を係止孔76(F,B)に挿入させて、離隔方向RDへの移動時に対向する係止孔76(F,B)の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止突起78(F,B)が係止することから、ケース12に対するエアバッグカバー40の離隔方向RDへの移動が規制される。すなわち、エアバッグカバー40が連結完了位置CCPに配置されれば、ケース12に対するエアバッグカバー40の接近方向CDの移動と離隔方向RDの移動とが規制されて、ガタツキ無く、ケース12に対してエアバッグカバー40が連結される。そして、このような連結作業は、係止フック20を連結孔49,52に挿入させるように、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45とを重ね、ケース12に対してエアバッグカバー40を移動させて、単に、エアバッグカバー40を連結完了位置CCPに配置させるだけで、簡便に行える。
したがって、実施形態のエアバッグ装置10では、エアバッグカバー40の連結孔49,52にケース12の係止フック20を挿入させて連結する構造としても、簡便に、ガタツキを抑えて連結することができる。
さらに、実施形態のエアバッグ装置10では、エアバッグカバー40が、エアバッグ装置10の搭載部位の周辺部材であるアンダーカバー8等と連結支持されていなくとも、エアバッグカバー40の扉配設壁部41が、ケース12のベース壁部13に対して、接近したり離隔したりせずに、配設されることから、ケース12がボディ1側に連結固定されていれば、別途、ボディ1側に固定されている周辺部材であるアンダーカバー8の開口8aの周縁8bに対して、出っ張ったり凹むように、配設されず、エアバッグ装置10の搭載部位付近の外観低下を防止でき、勿論、ガタツキによる異音の発生も防止できる。
そして、実施形態のエアバッグ装置10では、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45とが、それぞれ、突出用開口12aの周囲において、直交方向の一方側の第1方向DV1と直交方向の他方側の第2方向DV2に沿って、相互に対向するように配設される2対の対向壁部15(F,B)、46(F,B)と対向壁部16(L,R)、47(L,R)を設けた略四角筒形状とし、第1方向DV1若しくは第2方向DV2の一方に沿って(実施形態では第2方向DV2の左右方向に沿って)、突出用開口12aを間にした両側のケース12とエアバッグカバー40との部位に、対応する接近規制部70(L.R)が、配設され、第1方向DV1若しくは第2方向DV2の他方に沿い(実施形態では第1方向DV1の前後方向に沿って)、かつ、突出用開口12aを間にした両側のケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45との対向壁部15(F,B)、46(F,B)に、それぞれ、離隔規制部75(F,B)の対応する係止孔76(F,B)と係止突起78(F,B)とが、配設されている。
そのため、実施形態では、ケース12の突出用開口12aの周囲における相互に直交する第1方向DV1と第2方向DV2とに沿って、突出用開口12aの両側で、一対の接近規制部70(L,R)と一対の離隔規制部75(F,B)とが配設されることとなる。すなわち、突出用開口12aの周囲における左右方向の両側と前後方向の両側との四方における直交する方向の対向する部位に、一対ずつの接近規制部70(L,R)と離隔規制部75(F,B)とが配設されることから、連結完了位置CCPに配置されたエアバッグカバー40は、バランスよく、バラツキを抑制されて、ケース12に対して連結されることとなる。
なお、実施形態では、第1方向DV1の前後方向に沿って、離隔規制部75(F,B)を設け、第2方向DV2の左右方向に沿って、接近規制部70(L,R)を設けた場合を示したが、第1方向DV1に沿った両側に、接近規制部を設け、第2方向DV2に沿った両側に、離隔規制部を設けてもよい。
そしてさらに、実施形態のエアバッグ装置10では、接近規制部70(L,R)の当接部71(L,R)が、エアバッグカバー40の連結壁部45における対向壁部47L,47Rの先端部47aから構成され、接近規制部70(L,R)の受止座72L,72Rが、ケース12(取付ブラケット22,24の平面部22b,24b)に配設され、連結壁部45における先端部47aを当接部71(L,R)とした対向壁部47(L,R)が、連結完了位置CCPへの配置時、突出用開口12aの周囲で重なるケース12の筒状壁部14における対向壁部16(L,R)の外側に、配設されている。
そのため、実施形態では、エアバッグカバー40を連結完了位置CCPに配置させるように、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45とを重ねつつ、ケース12のベース壁部13に対してエアバッグカバー40の扉配設壁部41を接近させて、エアバッグカバー40の連結壁部45における対向壁部47L,47Rの先端部47aからなる当接部71L,71Rの先端面71aを、ケース12側の受止座72L,72Rの受止面72aに当接させる際、当接部71(L,R)を有した対向壁部47L,47Rが、重なるケース12側の対向壁部16L,16Rの外側に配置された状態で、当接部71(L,R)を受止座72(L,R)に当接させることとなって、当接状態を目視し易く、接近規制部70(L,R)の連結作業の完了(当接完了)の確認を、容易に行うことができる。
なお、上記の点を考慮しなければ、接近規制部の当接部を、例えば、ケース12の筒状壁部14の対向壁部16(L,R)の先端部とし、エアバッグカバー40の扉配設壁部41に、接近規制部の受止座を設けてよい。
そしてまた、実施形態のエアバッグ装置10では、離隔規制部75(F,B)の係止突起78(F,B)が、ケース12の筒状壁部14における対向壁部15(F,B)から外側に突出するように配設され、離隔規制部75(F,B)の係止孔76(F,B)が、エアバッグカバー40の連結壁部45における対向壁部46(F,B)に配設されるとともに、係止孔76(F,B)を配設させた連結壁部45の対向壁部46(F,B)が、連結完了位置CCPへの配置時、係止突起78(F,B)を突出させた筒状壁部14の対向壁部15(F,B)の外側に、配設されている。
そのため、実施形態では、エアバッグカバー40を連結完了位置CCPに配置させるように、ケース12の筒状壁部14とエアバッグカバー40の連結壁部45とを重ねつつ、ケース12のベース壁部13に対してエアバッグカバー40の扉配設壁部41を接近させて、係止突起78(F,B)を係止孔76(F,B)に係止させる際、係止孔76(F,B)を設けたエアバッグカバー40の対向壁部46(F,B)を、係止突起78(F,B)を設けたケース12の対向壁部15(F,B)の外側に配置させた状態で、係止突起78(F,B)が係止孔76(F,B)に挿入されて係止孔76(F,B)の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止すると、係止突起78(F,B)の先端が、係止孔76(F,B)を設けたエアバッグカバー40の対向壁部46(F,B)から突出する状態となって、目視し易く、離隔規制部75(F,B)の連結作業の完了の確認を、容易に行うことができる。
なお、この点を考慮しなければ、離隔規制部の係止突起をエアバッグカバー40の連結壁部45側に設け、離隔規制部の係止孔をケース12の筒状壁部14側に設けてよい。
そしてさらに、実施形態のエアバッグ装置10では、エアバッグカバー40の略四角筒形状の連結壁部45が、横断面を略長方形の環状として、略長方形の長辺側の部位における相互に対向する対向壁部46F,46Bに、係止孔76(F,B)が、配設され、対応するケース12の筒状壁部14における一対の対向壁部15F,15Bに、係止突起78(F,B)が、配設されている。
そのため、実施形態では、係止突起78(F,B)を係止孔76(F,B)に係止させる際、係止孔76F,76Bを設けたエアバッグカバー40の対向壁部46F,46Bを、係止突起78F,78Bを設けたケース12の対向壁部15F,15Bの外側に、被せるように配置させた状態で、エアバッグカバー40の扉配設壁部41をケース12のベース壁部13に接近させるように移動させることから、エアバッグカバー40の連結壁部45が、内周面(内側面)46aを係止突起78(F,B)の先端(実施形態では、突出量PFの大きな係止フック20の先端)に押されて、膨らむこととなる。しかし、係止孔76(F,B)を設けた一対の対向壁部46(F,B)は、その直交方向で対向する一対の対向壁部47(L,R)の幅寸法(長さ寸法)LVに比べて、幅寸法(長さ寸法)LLを長くして、撓み易いことから、容易に、係止孔76(F,B)から係止突起78(F,B)を突出させるように、移動させることができて、離隔規制部75(F,B)の連結作業を、容易に行うことができる。
勿論、上記の点を考慮しなければ、対向壁部16(L,R)、47(L,R)に離隔規制部を配設してもよい。
さらに、実施形態のエアバッグ装置10では、係止孔76(F,B)を配設させたエアバッグカバー40側の相互に対向する対向壁部46(F,B)に、複数の連結孔49,52が並設され、係止突起78(F,B)を配設させたケース12側の相互に対向する対向壁部15(F,B)に、連結孔49,52に挿入される係止フック20が並設され、係止孔76(F,B)が、連結孔49,49間に1つ配設される構成とし、係止突起78(F,B)が、ケース12側の対向壁部15(F,B)から突設される突出量PPを、係止フック20の突出量PFより、小さく設定されている。
そのため、実施形態では、図12,13,15に示すように、係止フック20を連結孔49,52に挿入させる際、連結孔49,52を設けたエアバッグカバー40の対向壁部46(F,B)を、係止フック20を設けたケース12の対向壁部15(F,B)の外側に、被せるように配置させた状態で、エアバッグカバー40の扉配設壁部41をケース12のベース壁部13に接近させるように移動させる。その際、係止突起78(F,B)の突出量PPより係止フック20の突出量PFが大きく、かつ、連結孔49,49の間に係止孔76(F,B)が配設されていることから、内側面46aを係止フック20に押されて、エアバッグカバー40の連結壁部45における係止孔76(F,B)と連結孔49,52とを設けた長さ寸法LLの長い対向壁部46F,46Bが、容易に、膨らむように撓み、そして、連結完了位置CCPに配置されれば、係止フック20が連結孔49,52に挿入される。この連結完了位置CCPへの配置時には、離隔規制部75(F,B)の連結作業も完了されて、ケース12の係止突起78(F,B)が、エアバッグカバー40の係止孔76(F,B)に挿入されて、係止孔76(F,B)の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止することとなる。すなわち、係止突起78(F,B)の突出量PPよりも係止フック20の突出量PFが大きく、かつ、連結孔49,49の間に係止孔76(F,B)が配置されていることから、係止フック20を連結孔49,52に係止させる連結完了位置CCPに配置させる際、撓んだエアバッグカバー40の係止孔76(F,B)を有した対向壁部46F,46Bは、係止突起78(F,B)との接触を抑制された状態として、移動し、そして、連結完了位置CCPに配置されれば、撓みが解消されるように復元され、自動的に、係止突起78(F,B)が係止孔76(F,B)に挿入されて所定の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止できることとなる。そのため、係止孔76(F,B)の内周側部位としての内周面76aの係止面77を係止できる係止面79を有していれば、係止突起78(F,B)は、連結作業途中の連結壁部45との摺動を考慮せずに済み、ケース12の筒状壁部14からの突出形状の自由度が大きく、プレス加工等の製造工程の容易な形状を採用することができる。ちなみに、実施形態の場合は、係止突起78(F,B)は、略長方形板状として、ケース12の筒状壁部14から、単に、切り起こして、直交するように突設させており、ケース12の板金素材から、容易に形成することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置10では、係止フック20を挿入させる連結孔52が、係止フック20の左右方向の幅寸法FW1より、広い幅寸法HW2の幅広部53と、係止フック20の左右方向の幅寸法FW1と同等の幅寸法HW3の幅狭部54と、を備えて、図14,15に示すように、エアバッグカバー40が連結完了位置CCPに配置された際、幅狭部54に、係止フック20が嵌って、係止フック20の突出杆部20aが、幅狭部54の左右の内周面部54a,54b間に挟持される状態となって、エアバッグカバー40が、ケース12に対して、第2方向DV2としての左右方向に沿うガタツキを防止される。
さらに、エアバッグカバー40が連結完了位置CCPに配置された際には、ケース12の筒状壁部14における前後方向に沿って対向する対向壁部15(F,B)の先端15aの外側へ突出した張出部15bが、エアバッグカバー40の連結壁部45における前後方向に沿って対向する対向壁部46(F,B)の内側面46aに、当接されて、エアバッグカバー40が、ケース12に対して、第1方向DV1としての前後方向に沿うガタツキを防止される(図5参照)。
すなわち、連結孔52における係止フック20の嵌合と、張出部15bにおける連結壁部45の内側面46aへの当接とにより、エアバッグカバー40が、ケース12に対して、前後方向と左右方向とのガタツキ、換言すれば、前後左右のズレ、を生じさせずに連結される。そのため、エアバッグカバー40の扉配設壁部41の扉部42(F,B)が、ケース12の突出用開口12aに対して、前後左右の位置ずれを発生させることなく、配置されることから、すなわち、破断予定部43が、突出用開口12aに対して、位置ズレ無く配置されて、エアバッグ11の膨張時に、安定して破断し、円滑に、ヒンジ部42aを回転中心として、扉部42(F,B)が開き、安定したエアバッグ11の展開膨張を挙動を確保できることとなる。
なお、実施形態では、助手席の乗員の膝を保護するための膝保護用のエアバッグ装置10について説明したが、ケースの筒状壁部に設けた係止フックを、エアバッグカバーの連結壁部の連結孔に挿入させて、係止フックにより、エアバッグカバーをケースに連結されるエアバッグ装置であれば、膝保護用エアバッグ装置に限定されること無く、助手席の乗員の上半身を保護する助手席用エアバッグ装置等に、本発明を適用してもよい。
10…(膝保護用)エアバッグ装置、11…エアバッグ、12…ケース、12a…突出用開口、13…ベース壁部、14…筒状壁部、15(F,B),16(L,R)…(ケース側の)対向壁部、20…係止フック、40…エアバッグカバー、41…扉配設壁部、42(F,B)…扉部、45…連結壁部、46(F,B),47(L,R)…(カバー側の)対向壁部、47a…先端部、49,52…連結孔、70(L,R)…接近規制部、71(L,R)…当接部、71a…先端面、72(L,R)…受止座、72a…受止面、75(F,B)…離隔規制部、76(F,B)…係止孔、76a…(内周側部位)内周面、77…係止面、78(F,B)…係止突起、79…係止面、
CCP…連結完了位置、DV1…第1方向、DV2…第2方向、CD…接近方向、RD…離隔方向、
PF…(係止フック)突出量、PP…(係止突起)突出量、LL,LV…(対向壁部)幅寸法・長さ寸法。

Claims (5)

  1. 折り畳まれたエアバッグを収納できるように、ベース壁部と該ベース壁部の外周縁から延びる筒状壁部と、を有して、前記筒状壁部により囲まれた開口を、膨張するエアバッグの突出用開口とする金属製のケースと、
    前記突出用開口を覆い、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有した扉配設壁部と、前記扉配設壁部の裏面側における前記扉部の周囲から延びて前記ケースの前記筒状壁部に連結される連結壁部と、を有する合成樹脂製のエアバッグカバーと、
    を備えて、
    前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との連結構造が、前記筒状壁部の複数個所に設けられた係止フックを、前記エアバッグカバーにおける前記連結壁部に貫通するように設けられた連結孔に挿入させて、前記係止フックにより、前記連結壁部を係止する構造とし、
    前記係止フックが、前記筒状壁部の外周側で、前記ベース壁部から離れた部位から前記ベース壁部に接近するようなフック形状とするとともに、前記エアバッグの膨張時に、前記連結壁部における前記扉部から離れる側の前記連結孔の内周側部位を、係止する構成としているエアバッグ装置であって、
    前記ケースに対する前記エアバッグカバーの連結完了位置が、前記係止フックを前記連結孔に挿入させた位置とし、かつ、前記エアバッグの膨張時に前記係止フックによって前記連結孔の内周側部位を係止できる位置、として設定され、
    前記ケースと前記エアバッグカバーとが、連結完了位置において、前記ベース壁部に対する前記扉配設壁部の接近方向への移動を規制する接近規制部と、前記ベース壁部に対する前記扉配設壁部の離隔方向への移動を規制する離隔規制部と、を備え、
    前記接近規制部が、前記エアバッグカバーの前記接近方向への移動時に、相互に対向して当接する前記ケースと前記エアバッグカバーとの部位にそれぞれ配設されて、前記ケースと前記エアバッグカバーとの一方側に設けられた当接部の先端面と、他方側に設けられて前記当接部の先端面を当接させる受止座の受止面と、から構成され、
    前記離隔規制部が、前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との一方に設けられた係止孔と、他方に設けられ、前記係止孔に挿入されて、離隔方向への移動時に対向する前記係止孔の内周側部位を係止する係止突起と、から構成され
    前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部とが、それぞれ、前記突出用開口の周囲において、直交方向の一方側の第1方向と直交方向の他方側の第2方向に沿って、相互に対向するように配設される2対の対向壁部を設けた略四角筒形状とし、
    前記第1方向若しくは前記第2方向の一方に沿って、前記突出用開口を間にした両側の前記ケースと前記エアバッグカバーとの部位に、対応する前記接近規制部が、配設され、
    前記第1方向若しくは前記第2方向の他方に沿い、かつ、前記突出用開口を間にした両側の前記ケースの前記筒状壁部と前記エアバッグカバーの前記連結壁部との前記対向壁部に、それぞれ、前記離隔規制部の対応する前記係止孔と前記係止突起とが、配設されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記接近規制部の前記当接部が、前記エアバッグカバーの前記連結壁部における前記対向壁部の先端部から構成され、
    前記接近規制部の前記受止座が、前記ケースに配設され、
    前記連結壁部における先端部を前記当接部とした前記対向壁部が、連結完了位置への配置時、前記突出用開口の周囲で重なる前記ケースの前記筒状壁部における前記対向壁部の外側に、配設されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記離隔規制部の前記係止突起が、前記ケースの前記筒状壁部における前記対向壁部から外側に突出するように配設され、
    前記離隔規制部の前記係止孔が、前記エアバッグカバーの前記連結壁部における前記対向壁部に配設されるとともに、
    前記係止孔を配設させた前記連結壁部の前記対向壁部が、連結完了位置への配置時、前記係止突起を突出させた前記筒状壁部の前記対向壁部の外側に、配設されることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグカバーの略四角筒形状の前記連結壁部が、横断面を略長方形の環状として、略長方形の長辺側の部位における相互に対向する前記対向壁部に、前記係止孔が、配設され、
    対応する前記ケースの前記筒状壁部における一対の前記対向壁部に、前記係止突起が、配設されていることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記係止孔を配設させた前記エアバッグカバー側の相互に対向する前記対向壁部に、複数の前記連結孔が並設され、
    前記係止突起を配設させた前記ケース側の相互に対向する前記対向壁部に、前記連結孔に挿入される前記係止フックが並設され、
    前記係止孔が、前記連結孔間に配設される構成とし、
    前記係止突起が、前記ケース側の前記対向壁部から突設される突出量を、前記係止フックの突出量より、小さく設定されていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ装置。
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