JP6888378B2 - エンジンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンシステムに関し、特に、排気再循環装置を備えたエンジンシステムの制御に関する。
従来、エンジンから排出される排気の一部を吸気系に再循環させる排気再循環装置(以下、EGR装置)が広く実用化されている。この種のEGR装置を備えたエンジンシステムにおいて、吸気バルブ、スロットルバルブ、EGRバルブ等の各種バルブの開度を制御することで、EGR通路内を掃気する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2010−71193号公報
ところで、EGR装置を備えたエンジンシステムにおいては、EGRガスがEGRクーラに冷却されて露点温度(例えば、約55℃)以下となると、EGRガス中の水蒸気が水となり、EGR通路内に凝結水が発生する。発生した凝結水には硫酸(H2SO4)や硝酸(HNO)等の酸性物質が含まれているため、凝結水がEGR通路内やEGRクーラに付着・残存等することによりEGR通路内やEGRクーラが腐食等するおそれがある。
本開示の技術は、EGR装置を掃気して凝結水を効果的に除去することを目的とする。
本開示の技術は、エンジンの吸気バルブの開閉動作を任意の時期に休止可能な可変バルブタイミング機構と、前記エンジンの排気通路に設けられて排気により駆動するタービン及び、前記タービンに連結されると共に、前記エンジンの吸気通路に設けられて吸気を圧送するコンプレッサを含む過給機と、前記排気通路から分岐して前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路に合流する排気再循環通路に、排気再循環ガスを冷却する排気再循環クーラ及び、排気再循環量を調整可能な排気再循環バルブが設けられた排気再循環装置と、前記エンジンが無負荷で車両が走行している無負荷走行状態を検出する無負荷走行状態検出手段と、前記無負荷走行状態が検出された場合に、前記吸気バルブ及び前記排気再循環バルブを閉弁させることで、前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路内に吸気を蓄圧させる蓄圧制御を実施する第1制御手段と、前記蓄圧制御の実施から所定の閾値時間が経過すると、前記吸気バルブを閉弁維持しつつ、前記排気再循環バルブを開弁させることで、蓄圧された吸気を前記排気再循環通路に開放させる開放制御を実施する第2制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記エンジンは複数の気筒を有する多気筒エンジンであり、前記エンジンの過給圧を取得する過給圧取得手段と、前記蓄圧制御の実施により前記過給圧が所定の上限閾値に達すると、前記吸気バルブのうち少なくとも一部の気筒の吸気バルブを開弁させて過給圧を低下させる第3制御手段と、をさらに備えることが好ましい。
さらに、前記排気再循環クーラに供給される冷却水温度を取得する冷却水温度取得手段をさらに備え、前記第1制御手段は、前記冷却水温度が排気再循環ガスの露点温度以下の場合に前記蓄圧制御を実施することが好ましい。
本開示の技術によれば、EGR装置を掃気して凝結水を効果的に除去することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの吸排気系を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る電子制御ユニットの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るEGR掃気制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の他実施形態に係るEGR掃気制御処理を説明するフローチャートである。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るエンジンシステムについて説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[エンジン吸排気系]
図1に示すように、車両に搭載されたエンジン10のシリンダヘッド11には、吸気ポート11A、排気ポート11B、吸気バルブ12、排気バルブ14、インジェクタ16等が設けられている。また、吸気ポート11Aには吸気マニホールド13が接続され、排気ポート11Bには排気マニホールド15が接続されている。シリンダヘッド11の下部には、シリンダブロックCBが設けられ、シリンダブロックCBのシリンダボア内にはピストンPが往復移動自在に収容されている。また、ピストンPには、コンロッドを介してクランクシャフトCSが連結されている。なお、図示の関係上、図1にはエンジン10の複数気筒のうち1気筒のみを示し、他の気筒については図示を省略している。
吸気マニホールド13には吸気を導入する吸気通路20が接続され、排気マニホールド15には排気を大気に放出する排気通路21が接続されている。吸気通路20には、吸気上流側から順に、エアクリーナ22、吸入空気流量センサ(以下、MAFセンサ)93、過給機30のコンプレッサ32、インタークーラ23、ブースト圧センサ94等が設けられている。排気通路21には、排気上流側から順に、過給機30のタービン31、排気後処理装置24等が設けられている。
過給機30は、排気により駆動するタービン31と、タービン31と回転軸で連結されて吸気を圧送するコンプレッサ32とを備える所謂コンベンショナルタイプの過給機である。
高圧EGR装置40は、タービン31よりも上流側の排気通路21とコンプレッサ32よりも下流側の吸気通路20とを接続する高圧EGR通路41と、高圧EGRガスを冷却する高圧EGRクーラ42と、高圧EGR量を調整可能な高圧EGRバルブ43とを備えている。高圧EGRバルブ43は、電子制御ユニット(以下、ECU)100から入力される指示信号に応じて制御される。
本実施形態のエンジン10は、吸気バルブ12の開閉動作を任意の時期に休止(閉弁状態に維持)可能な可変バルブタイミング機構50を備えている。可変バルブタイミング機構50としては、例えば、主カム(不図示)と零リフトカムである副カム(不図示)とを選択的に切り替え可能なカム切替式バルブ休止機構や、ピンの挿抜によりカムの回転力伝達をロッカーアーム(不図示)から選択的に切り離し可能なピン挿抜式バルブ休止機構等の機械式バルブタイミング機構、或は電磁ソレノイドの電磁力により吸気バルブ12を直接的に開閉動作させる電磁駆動式バルブタイミング機構を用いることができる。可変バルブタイミング機構50は、ECU100から入力される指示信号に応じて制御される。
エンジン回転数センサ90は、エンジン10のクランクシャフトCSからエンジン回転数Neを取得する。アクセル開度センサ91は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量からエンジン10の燃料噴射量Qを取得する。車速センサ92は、図示しないプロペラシャフト又は変速機の出力シャフトから車両の車速Vを取得する。MAFセンサ93は、エアクリーナ22から吸気通路20に導入される吸入空気流量qを取得する。ブースト圧センサ94は、コンプレッサ32により圧送される吸気の圧力(以下、ブースト圧P)を取得する。これら各種センサ類90〜94は、ECU100と電気的に接続されている。
[制御部]
次に、図2に基づいて、本実施形態のECU100の詳細について説明する。ECU100は、エンジン10等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。これら各種制御を行うため、ECU100には、各種センサ類90〜94のセンサ値が入力される。また、ECU100は、無負荷走行状態検出部110と、吸気蓄圧制御部120と、蓄圧吸気開放制御部130と、過給圧調整制御部140とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウェアであるECU100に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
無負荷走行状態検出部110は、エンジン回転数センサ90から入力されるエンジン回転数Ne、アクセル開度センサ91から入力される燃料噴射量Q、車速センサ92から入力される車速V等に基づいて、減速走行時や下り坂走行時・シフトアップ時等におけるエンジン10が無負荷(燃料供給停止)で車両が走行している運転状態(以下、「無負荷走行状態」)を検出する。「無負荷走行状態」にあるか否かは、例えば、エンジン回転数Ne及び燃料噴射量Qに基づく要求駆動力に応じて検出すればよい。減速走行時における「無負荷走行状態」については、要求駆動力が負の場合に検出され、下り坂走行時における「無負荷走行状態」については、要求駆動力が一定であり、かつ、車速Vが増加している場合に検出される。また、シフトアップ時における「無負荷走行状態」については、図示しないシフトポジションセンサのセンサ値、或は車両が自動変速機を搭載していれば該自動変速機の変速制御に用いられるシフトアップマップに基づいて検出される。
吸気蓄圧制御部120は、本発明の第1制御手段の一例であって、無負荷走行状態検出部110により「無負荷走行状態」が検出されると、全気筒の吸気バルブ12の開閉動作を休止させて閉弁状態に維持させると共に、高圧EGRバルブ43を全閉状態に維持させることで、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に吸気を蓄圧させる「吸気蓄圧制御」を実施する。車両の減速走行等にエンジン10が燃料噴射をカット(停止)する所謂モータリング状態になると、車両駆動系からクランクシャフトCSに動力が伝達されてピストンPを往復運動させ、さらに、排気バルブ14が開閉動作することで、過給機30の駆動は維持される。この状態で、全気筒の吸気バルブ12を閉弁状態、且つ、高圧EGRバルブ43を全閉状態にする「吸気蓄圧制御」を実施すると、コンプレッサ32により圧送される吸気がエンジン10の燃焼室及び高圧EGR通路41の何れにも流入することができずに、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間に蓄圧された状態で保持されるようになる。
以下、本実施形態の「吸気蓄圧制御」の詳細につき、電磁駆動式バルブタイミング機構を用いた場合、カム切替式バルブ休止機構を用いた場合及び、ピン挿抜式バルブ休止機構を用いた場合についてそれぞれ説明する。
電磁駆動式バルブタイミング機構の場合には、吸気蓄圧制御部120は、全気筒の吸気バルブ12を全閉動作させる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力するとともに、全閉指示信号を高圧EGRバルブ43に出力する。また、カム切替式バルブ休止機構の場合には、吸気蓄圧制御部120は、カムを主カムから零リフトカムである副カムに切り替えさせる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力するとともに、全閉指示信号を高圧EGRバルブ43に出力する。さらに、ピン挿抜式バルブ休止機構の場合には、吸気蓄圧制御部120は、ピンの抜去によりカムの回転力伝達をロッカーアームから切り離させる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力するとともに、全閉指示信号を高圧EGRバルブ43に出力する。
蓄圧吸気開放制御部130は、本発明の第2制御手段の一例であって、吸気蓄圧制御部120により「吸気蓄圧制御」が実施されると、全気筒の吸気バルブ12を閉弁状態に維持しつつ、高圧EGRバルブ43を開弁させることで、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に蓄圧された吸気(以下、蓄圧吸気)を開放する「蓄圧吸気開放制御」を実施する。より具体的には、「蓄圧吸気開放制御」は、ECU100内蔵のタイマにより、「吸気蓄圧制御」が実施されてからの時間を計時し、所定の閾値時間(例えば、数秒)が経過すると、高圧EGRバルブ43に開弁指示信号(好ましくは、全開指示)を出力することで行われる。このように、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に蓄圧吸気が保持された状態で高圧EGRバルブ43のみを開弁させると、蓄圧吸気が高圧EGR通路41に勢いよく流入する。蓄圧吸気が高圧EGR通路41(高圧EGRクーラ42を含む)を逆流すると、高圧EGR装置40が掃気され、高圧EGR通路41内及び高圧EGRクーラ42に発生した凝結水が排気通路21側に戻されるようになっている。なお、「吸気蓄圧制御」の実施により即時に吸気が蓄圧される場合には、所定の閾値時間の経過を経ずに、即時に「蓄圧吸気開放制御」を実施してもよい。
過給圧調整制御部140は、本発明の第3制御手段の一例であって、吸気蓄圧制御部120により「吸気蓄圧制御」が実施されると、ブースト圧センサ94から入力されるブースト圧Pに基づいて、可変バルブタイミング機構50の作動を制御して、休止されている全気筒の吸気バルブ12のうち、少なくとも一部の気筒の吸気バルブ12を開弁させることで、吸気通路20内の過給圧を調整する「過給圧調整制御」を実施する。一部の気筒の吸気バルブ12が開弁すると、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に保持された蓄圧吸気が、吸気側からエンジン10を通って排気側に流出するため、ブースト圧Pが上限閾値より低下し、過給圧の上昇が抑止されることとなる。なお、「過給圧調整制御」の実施により吸気バルブ12を開弁する気筒数や気筒番号(位置)については特に限定されず、任意の気筒数や気筒番号であってよい。
以下、本実施形態の「過給圧調整制御」の詳細につき、電磁駆動式バルブタイミング機構を用いた場合、カム切替式バルブ休止機構を用いた場合及び、ピン挿抜式バルブ休止機構を用いた場合についてそれぞれ説明する。
電磁駆動式バルブタイミング機構の場合には、過給圧調整制御部140は、ブースト圧Pが、過給機30がサージ領域に入るおそれのある所定の上限閾値以上となると、ブースト圧Pが上限閾値より低下させるように、一部の気筒の吸気バルブ12を開弁動作させる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力する。また、カム切替式バルブ休止機構の場合には、過給圧調整制御部140は、カムを零リフトカムである副カムから主カムに切り替えさせる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力する。ピン挿抜式バルブ休止機構の場合には、過給圧調整制御部140は、ピンの挿入によりカムの回転力をロッカーアームに伝達させる指示信号を可変バルブタイミング機構50に出力する。
次に、図3のフローチャートに基づいて、本実施形態に係るEGR掃気制御処理について説明する。
ステップS100では、エンジン回転数センサ90、アクセル開度センサ91、車速センサ92等のセンサ値に基づいて、「無負荷走行状態」が検出されたか否かが判定される。「無負荷走行状態」が検出されれば(肯定)、本制御はステップS110に進む。一方、否定の場合、すなわち、「無負荷走行状態」が検出されなければ、本制御はリターンされる。
ステップS110では、全気筒の吸気バルブ12の開閉動作を休止させて閉弁状態に維持させると共に、高圧EGRバルブ43を全閉状態に維持させることで、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に吸気を蓄圧させる「吸気蓄圧制御」が実施される。
ステップS120では、ブースト圧センサ94のセンサ値に基づいて、ブースト圧Pが上限閾値以上であるか否かが判定される。上限閾値以上であれば(肯定)、本制御はステップS130に進む。一方、否定の場合、すなわち、上限閾値より低ければ、本制御はステップS140に進む。
ステップS130では、休止されている全気筒の吸気バルブ12のうち、少なくとも一部の気筒の吸気バルブ12を開弁させることで、吸気通路20内の過給圧を調整する「過給圧調整制御」が実施される。
ステップS140では、所定の閾値時間が経過したか否かが判定される。所定の閾値時間が経過すれば(肯定)、本制御はステップS150に進む。一方、否定の場合、すなわち、所定の閾値時間が経過していなければ、本制御はステップS120に戻される。
ステップS150では、全気筒の吸気バルブ12を閉弁状態に維持しつつ、高圧EGRバルブ43を開弁させることで、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に蓄圧された蓄圧吸気を開放する「蓄圧吸気開放制御」が実施される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、吸気バルブ12の開閉動作を任意の時期に休止可能な可変バルブタイミング機構50と、タービン31及びコンプレッサ32を含む過給機30とを備えており、「無負荷走行荷状態」が検出されると、全気筒の吸気バルブ12の開閉動作を休止させて閉弁状態に維持させると共に、高圧EGRバルブ43を全閉状態に維持させ、所定の閾値時間経過後に、全気筒の吸気バルブ12を閉弁状態に維持しつつ、高圧EGRバルブ43を開弁させる。これにより、コンプレッサ32と吸気ポート11Aとの間の吸気系に保持された蓄圧吸気が吸気側から高圧EGR通路41に勢いよく流入して高圧EGR通路41(高圧EGRクーラ42を含む)を逆流することで、高圧EGR装置40が掃気される。したがって、高圧EGR通路41内及び高圧EGRクーラ42に発生した凝結水が高温の排気通路21側に戻されることとなり、高圧EGR通路41内及び高圧EGRクーラ42に発生した凝結水を効果的に除去することができる。
また、ブースト圧Pが上限閾値以上となる場合に、休止されている全気筒の吸気バルブ12のうち、少なくとも一部の気筒の吸気バルブ12を開弁させる。これにより、ブースト圧Pが上限閾値以上となる場合に過給圧の上昇が抑止されるため、過給機30がサージ領域に入りサージ状態となるのを未然に防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図4に示すように、図3のステップS100の処理の前にエンジン冷却水の温度を判定するステップS90の処理を実施してもよい。この場合は、エンジン冷却水回路から高圧EGRクーラ42に供給されるエンジン冷却水の冷却水温度を取得する冷却水温度センサのセンサ値に基づき、該センサ値が露点温度(例えば、約55℃)以下の場合のみステップS100〜S150の処理を実施するようにすればよい。これにより、凝結水が発生する温度領域においてのみ「吸気蓄圧制御」及び「蓄圧吸気開放制御」が実施されるため、制御処理の簡素化を図ることができる。
また、「蓄圧吸気開放制御」は、「吸気蓄圧制御」が実施されてから所定の閾値時間が経過した場合に実施されるものに限定されず、「吸気蓄圧制御」が実施された後にブースト圧Pが所定の閾値以上となった場合に実施されてもよい。
さらに、過給機は、コンベンショナルタイプの過給機に限定されず、可変翼を有する可変容量型過給機であってもよい。
10 エンジン
12 吸気バルブ
20 吸気通路
21 排気通路
30 過給機
31 タービン
32 コンプレッサ
40 高圧EGR装置
41 高圧EGR通路
42 高圧EGRクーラ
43 高圧EGRバルブ
50 可変バルブタイミング機構
94 ブースト圧センサ(過給圧取得手段)
100 ECU
110 無負荷走行状態検出部
120 吸気蓄圧制御部(第1制御手段)
130 蓄圧吸気開放制御部(第2制御手段)
140 過給圧調整制御部(第3制御手段)

Claims (2)

  1. エンジンの吸気バルブの開閉動作を任意の時期に休止可能な可変バルブタイミング機構と、
    前記エンジンの排気通路に設けられて排気により駆動するタービン及び、前記タービンに連結されると共に、前記エンジンの吸気通路に設けられて吸気を圧送するコンプレッサを含む過給機と、
    前記排気通路から分岐して前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路に合流する排気再循環通路に、排気再循環ガスを冷却する排気再循環クーラ及び、排気再循環量を調整可能な排気再循環バルブが設けられた排気再循環装置と、
    前記エンジンが無負荷で車両が走行している無負荷走行状態を検出する無負荷走行状態検出手段と、
    前記無負荷走行状態が検出された場合に、前記吸気バルブ及び前記排気再循環バルブを閉弁させることで、前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路内に吸気を蓄圧させる蓄圧制御を実施する第1制御手段と、
    前記蓄圧制御の実施から所定の閾値時間が経過すると、前記吸気バルブを閉弁維持しつつ、前記排気再循環バルブを開弁させることで、蓄圧された吸気を前記排気再循環通路に開放させる開放制御を実施する第2制御手段と、を備え
    前記エンジンは複数の気筒を有する多気筒エンジンであり、
    前記エンジンの過給圧を取得する過給圧取得手段と、
    前記蓄圧制御の実施により前記過給圧が所定の上限閾値に達すると、前記吸気バルブのうち少なくとも一部の気筒の吸気バルブを開弁させて過給圧を低下させる第3制御手段と、をさらに備える
    ことを特徴とするエンジンシステム。
  2. 前記排気再循環クーラに供給される冷却水温度を取得する冷却水温度取得手段をさらに備え、
    前記第1制御手段は、前記冷却水温度が排気再循環ガスの露点温度以下の場合に前記蓄圧制御を実施する
    請求項1に記載のエンジンシステム。
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