JP6886850B2 - 半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法、特にデータの読み出し余裕を考慮した試験回路を備えた半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法に関する。
従来、試験方法を主眼とした半導体記憶装置を開示する文献として特許文献1が知られている。特許文献1に開示された半導体記憶装置は、1個のセンスアンプに第1および第2ビット線対を接続できるシェアドセンスアンプ方式DRAMにおいて、テストモード時に、第1および第2ビット線対の接続を次のように制御する。メモリセルからデータを読み出す過程において、ワード線WL0が選択される前に、新たに追加したテスト用制御信号ZWLFを「H」から「L」に変化させることにより、第2ビット線対の接続を制御する信号S1Uを「H」として、通常動作では使用されない第2ビット線対をもセンスアンプに接続する。これによりビット線容量を通常動作の2倍とした状態でワード線WL0を選択して所定セルからデータを読み出す。特許文献1では、以上の構成により、セル容量マージン不足の場合には正しくデータが読み出せないようになるとしている。
また、特許文献2も知られている。特許文献2に開示された強誘電体記憶装置は、強誘電体キャパシタと、この強誘電体キャパシタの一端が接続され、浮遊キャパシタを有する読み出し線と、浮遊キャパシタと並列に読み出し線に接続可能なテスト用キャパシタとを備え、テスト用キャパシタを読み出し線に接続した状態で、強誘電体キャパシタの他端に電圧を印加し、読み出し線に発生した電位を検知することにより、スクリーニングを行うことを特徴としている。
一方、一対のトランジスタによるメモリセルを備えた半導体記憶装置の試験方法として、特許文献3に開示された試験方法が知られている。特許文献3には、メモリセルを形成する一対の第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1トランジスタに流れる第1オン電流I1と第2トランジスタに流れる第2オン電流I2との高低関係に応じた論理レベルの出力信号を生成するセンスアンプSAと、第1オン電流I1にオフセットを与えるか否か、および、第2オン電流I2にオフセットを与えるか否かを個別に制御するテスト回路TESTと、を有する半導体不揮発記憶回路の試験方法が開示されている。
特開平10−308100号公報 特開平11−353898号公報 特開2012−014799号公報
ところで、特に2つのメモリセル(「読み出し対象セル」と「相補用セル」)に相補的にデータを格納し、両者を比較して1つのデータを判定する構造の半導体記憶装置(半導体メモリ)においては、2つのメモリセル自体に潜在的な故障がないか、読み出す場合において十分な余裕(マージン)を有しているかを事前に、かつ定量的にテストする手段が求められている。なお、以下では「読み出し対象セル」および「相補用セル」を総称して、「単位セル」という場合がある。
この点、特許文献1に開示された半導体記憶装置も、特許文献2に開示された強誘電体記憶装置も、2つの単位セルを用いて1つのデータを記憶する構成の半導体メモリにおいて読み出し動作マージンテストを行う場合の試験方法を開示している。特許文献1に係る試験方法では、読み出しマージンテスト時に、テスト用のメモリセルをビット線と対のビット線に付加して負荷容量を増加させ、読み出し電圧を小さくすることにより、より厳しい条件でテストを行っている。一方特許文献2に係る試験方法では、読み出しマージンテスト時に、読み出し対象に読み出し対象以外の非選択ビット線を付加して負荷容量を増加することにより、より厳しい条件でテストを行っている。
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2に開示された試験方法は、いずれにしろ、2つの単位セルで1つのデータを記憶する半導体メモリにおいて、ビット線と対になるビット線にテスト用メモリセルや、非選択メモリセルのビット線を付加して負荷容量を増やし、読み出し電圧小さくしてマージンテストする試験方法である。つまり、マージンテストとはいっても単に通常の読み出し時よりも容量負荷を重くしてテストすることで動作マージンをテストするものであり、読み出し動作におけるマージンを定量的にテストする試験方法ではない。
一方、特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路の試験方法は、一定の制約においてマージンを定量的に試験することが可能となっている。すなわち、特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路の試験方法では、オン電流の少ない側(データ「0」側)の単位セルにオフセット電流を与え、この合算電流とオン電流の多い側(データ「1」側)のオン電流とをセンスアンプで比較しているので、間接的にオン電流の多い側の単位セルの試験を一定程度定量的に行うことが可能である。しかしながら、オフセットを付加することしかできないので、オン電流の少ない側の単位セルについて厳密に定量的な試験を行うことはできない。
より詳細には、特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路の試験方法はオン電流の差分しか見られないので、例えばデータ0、1の組み合わせにおけるオン電流が各々0μAと5μAであっても、100μAと105μAであっても試験をパスしてしまう。すなわち、データ0、1の組み合わせにおいて同じ差分電流の組み合わせを区別できない。
さらに、特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路の試験方法では、メモリセルブロック内にオフセット電流を付与するための冗長的なメモリセルを備えているが、通常の読み出し動作においてこの冗長的なメモリセルが負荷容量として作用する。そのため特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路の試験方法では、読み出し動作時の負荷が重くなり、アクセスが遅くなるという問題がある。
一方、半導体記憶装置にマージン試験用に冗長的なメモリセルを付加した場合、この冗長的なメモリセルがバックアップセルとしても使用できれば至便である。バックアップセルとは、例えば半導体記憶装置の出荷検査等において不具合のあるメモリセルが検出された場合、この不良セルと置き換えるための良品のメモリセルである。この点特許文献3に開示された半導体不揮発記憶回路では、冗長的なメモリセルのワード線が本来のメモリセルのワード線とは異なる専用のワード線となっているため、バックアップセルとして用いることができない。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、一対のセルに相補的にデータを格納するメモリセルを有する半導体記憶装置において、各セルごとの異常の有無について余裕度を含めて試験することが可能であるとともに、メモリセルに対する負荷的な影響が抑制されかつメモリセルのバックアップとしても機能させることが可能な試験回路を備えた半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体記憶装置は、データを格納する第1のセル、および前記データの相補データを格納する第2のセルを備えたメモリセルと、前記相補データにマージンを付加したマージン付相補データを格納する第3のセル、および前記データにマージンを付加したマージン付データを格納する第4のセルを備えた冗長メモリセルと、前記データと前記マージン付相補データとが比較されて前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが比較されて前記第2のセルの試験が実行されるように制御する制御部と、を含むものである。
一方、本発明に係る半導体記憶装置の試験方法は、データを格納する第1のセル、および前記データの相補データを格納する第2のセルを備えたメモリセルと、前記相補データにマージンを付加したマージン付相補データを格納する第3のセル、および前記データにマージンを付加したマージン付データを格納する第4のセルを備えた冗長メモリセルと、を含む半導体記憶装置の試験方法であって、制御部により、前記データと前記マージン付相補データとが比較されて前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが比較されて前記第2のセルの試験が実行されるように制御するものである。
本発明によれば、一対のセルに相補的にデータを格納するメモリセルを有する半導体記憶装置において、各セルごとの異常の有無について余裕度を含めて試験することが可能であるとともに、メモリセルに対する負荷的な影響が抑制されかつメモリセルのバックアップとしても機能させることが可能な試験回路を備えた半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法を提供することが可能となる。
実施の形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す回路図である。 実施の形態に係る半導体装置のメモリセルの構成の一例を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法における動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1ないし図4を参照して、本実施の形態に係る半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法について説明する。本実施の形態に係る半導体記憶装置、および半導体記憶装置の試験方法は、2つの単位セルを比較しセンスアンプで期待値判定する半導体メモリにおいて、2つの単位セルがそれぞれ個別にマージンテストすることが可能なように構成され、かつ電圧(あるいは電流)の差分を精度よく定量的にテストすることが可能なように構成されている。つまり、2つの単位セルを備えたメモリセルを、2つの単位セルの各々に格納されたデータにマージンを持たせたデータが格納された2つの単位セルを備えた冗長セルと比較し判定することで、定量的にマージンテストを行うことが可能となっている。
ここで、本実施の形態に係る「マージン」とは、「1」または「0」の論理値について各々の相補値(「1」に対する「0」、「0」に対する「1」)と比較する場合に、各々の相補値に加える、または減ずる判定が不利になる方向の物理量をいう。例えば、期待値(試験対象のメモリセルで予測される論理値)が「0」の場合に流れる読み出し電流を0A、期待値「1」の場合に流れる読み出し電流を100μAとする。この場合、期待値「0」に対する比較対象を例えば80μAとすると、この場合マージンαは、α=20μAである。また、期待値「1」に対する比較対象を30μAとすると、この場合のマージンαは、α=30μAである。以下、比較対象としての「1」をマージンを含めて「1−α」と表記し、比較対象としての「0」をマージンを含めて「0+α」と表記する。
図1に示すように、本実施の形態に係る半導体記憶装置(半導体メモリ)10は、複数(図1ではN個の例を示している)のメモリセルブロックである、メモリセルブロック(0)12−1、メモリセルブロック(1)12−2、メモリセルブロック(2)12−3、メモリセルブロック(3)12−4、・・・、メモリセルブロック(N−1)12−N(以下、総称する場合は、「メモリセルブロック12」)、冗長メモリセルブロック14、マルチプレクサ(MUX)16、センスアンプ(S.A.)18、出力バッファ20、制御回路22、およびXデコーダ(XDEC」24を含んで構成されている。
メモリセルブロック12は、ユーザデータを記憶するためのメモリセル30(図2参照)が複数配置されたブロックである。本実施の形態に係るメモリセル30は、相補的にデータを格納する「読み出し対象セル」と「相補用セル」とを備えている。冗長メモリセルブロック14は、本実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法(以下、「本試験方法」)を実行する場合に用いる1以上の冗長メモリセル40(図2参照)が配置されたブロックである。本実施の形態に係る半導体記憶装置10では、冗長メモリセル40としてメモリセル30と同じ構成のセルを用いている。しかしながら、これに限られず、以下で説明する機能を充足する限りにおいて、メモリセル30と異なる形態の冗長メモリセルを用いてもよい。メモリセル30、冗長メモリセル40の詳細については後述する。
制御回路22は、通常のユーザデータの読み出しにおいて、入力アドレスに応じ、ワード線(WLx)用デコード信号、読み出し選択線(RLx)用デコード信号、マルチプレクサ(YAx)用デコード信号等を生成する。また、本試験方法において、テスト信号TEST_MAGNを介して入力アドレスに対して論理変換を加えたデコード信号を生成し(デコード信号をデコードして選択信号を生成し)、メモリセル30の「読み出し対象セル」が冗長メモリセル40の「相補用セル」と比較されるように、またはメモリセル30の「相補用セル」が冗長メモリセル40の「読み出し対象セル」と比較されるように制御する。換言すれば、メモリセル30の「相補用セル」を冗長メモリセルの「相補用セル」に置き換え、メモリセル30の「読み出し対象セル」を冗長メモリセルの「読み出し対象セル」に置き換る制御を行う。
Xデコーダ24は、デコード信号を受けて、ワード線(WLx)、読み出し選択線(RLx)の選択/非選択を制御する。本試験方法の実行の際は、冗長メモリセル40も同時に選択する。
マルチプレクサ16は、デコード信号を受けて、マルチプレクサ(YAx)の選択/非選択、ビット線(BLx)の選択/非選択を制御する。選択されたビット線(BLx)がセンスアンプ18に接続される。本試験方法の実行の際は、デコード信号により、冗長メモリセル40に接続されたビット線(BLx)を選択する。
センスアンプ18は、選択されたメモリセル30(読み出し対象セルと相補用セル)が入力されると期待値を判定する(入力信号の差分に基づいて、単位セルに格納されたデータが「0」であるか「1」であるか判定する)。一方、本試験方法の実行の際は、マルチプレクサ16により切り替えられたメモリセル30の2つの単位セルのうちの一方の単位セルに格納されたデータと、対応する冗長メモリセル40の一方の単位セルに格納されたデータとが比較されて期待値判定が行われる。
出力バッファ20は、センスアンプ18で期待値判定された情報を最終的に外部に出力する。
次に、制御回路22に入力される、または制御回路22から出力される各信号について説明する。図1に示すEN信号は、デバイス選択信号(イネーブル信号)である。READIN信号(リードイン信号)は、メモリセル30、冗長メモリセル40の読み出しのタイミングを示す信号である。PGMIN信号(プログラムイン信号)は、本試験方法のプログラム等の入力を制御する信号である。ERSIN信号(イレースイン信号)は、入力された本試験方法のプログラム等の消去を制御する信号である。
TEST_MAGN信号(テストマージン信号)は、本試験方法を実行するタイミングを制御する信号である。Address信号(アドレス信号)は、メモリセル30のアドレスを指定する信号である。AM1信号は、本試験方法において、メモリセル30の単位セルと冗長メモリセル40の単位セルとを組み合わせて指定する信号である。本試験方法においては、メモリセル30の「読み出し対象セル」と冗長メモリセル40の「相補用セル」、またはメモリセル30の「相補用セル」と冗長メモリセル40の「読み出した対象セル」とが組み合わされる。DATAIN信号は半導体記憶装置10に格納すべきデータを示す信号である。READY信号は、半導体記憶装置10が信号入力待ちであることを外部に向けて示す信号である。
図2を参照して、本実施の形態に係る半導体記憶装置10の具体的な回路について説明する。図2には、半導体記憶装置10の構成のうち、メモリセルブロック(0)12−1、メモリセルブロック(1)12−2、冗長メモリセルブロック14、マルチプレクサ16、およびセンスアンプ18を示している。むろん、メモリセルブロック12は2つに限られず、半導体記憶装置10の記憶容量等に応じて適宜な数だけ設けられる。
図2では、メモリセルブロック(0)を構成する複数のメモリセルのうち、メモリセル30−1とメモリセル30−2(総称する場合は、「メモリセル30」)とを抜き出して示している。同様に、メモリセルブロック(1)を構成する複数のメモリセルのうち、メモリセル30−3とメモリセル30−4とを抜き出して示している
一方、図2では、冗長メモリセルブロック14を構成する冗長メモリセルのうち、冗長メモリセル40−1と冗長メモリセル40−2(総称する場合は、「冗長メモリセル40」)とを抜き出して示している。図2に示すように、本実施の形態では、冗長メモリセル40の回路としてメモリセル30と同じ回路を用いている。
図2に示すように、メモリセル30−1、30−3、および冗長メモリセル40−1は、共通のビット線BL0、BLC0によって接続されている。一方、メモリセル30−2、30−4、および冗長メモリセル40−2は、共通のビット線BL1、BLC1によって接続されている。すなわち、図2では2系等のメモリセルの列を示している。むろん、この列の数は2つに限られず、半導体記憶装置10の記憶容量等に応じて適宜な数だけ設けられる。以下、便宜的に、メモリセル30−1、30−3、および冗長メモリセル40−1の列を「0系メモリ」、メモリセル30−2、30−4、および冗長メモリセル40−2の列を「1系メモリ」という。
図3を参照して、本実施の形態に係るメモリセル30の構成について、より詳細に説明する。図3ではメモリセル30−1を例示しているが、他のメモリセル30および冗長メモリセル40の構成も同様である。図3に示すように、メモリセル30−1は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタT1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8を含んで構成される2ビットタイプのメモリセルである。トランジスタT1からT8はN型でもP型でもよいが、本実施の形態ではN型を用いている。なお、本実施の形態で2ビットのメモリセルを用いているのは、データの保持における信頼性をより向上させるためである。
トランジスタT1、T4、T5、T8はフローティングゲート型のトランジスタであり、該フローティングゲートに電子(ホットキャリア)を注入して論理値「0」(以下、「期待値0」)、電子の注入なしで論理値「1」(以下、「期待値1」)に対応させる。むろんこの対応関係は一例であり、逆の対応関係であってもよい。
本実施の形態では、トランジスタT1とT5とがペアとなって読み出し対象セルと相補用セルを構成し、トランジスタT4とT8とがペアとなって読み出し対象セルと相補用セルを構成している。トランジスタT2はトランジスタT1による電流をビット線BL0に流す際の選択トランジスタである。同様にトランジスタT3はトランジスタT4による電流をビット線BL0に流す際の選択トランジスタであり、トランジスタT6はトランジスタT5による電流をビット線BLC0に流す際の選択トランジスタであり、トランジスタT7はトランジスタT8による電流をビット線BLC0に流す際の選択トランジスタである。
トランジスタT1、T4、T5、T8のゲートは共通のワード線WL0_0に接続され、トランジスタT2とT6のゲートは共通の読み出し選択線RL0_Lに接続され、トランジスタT3とT7は共通の読み出し選択線RL0_Rに接続されている。トランジスタT1、T4、T5、T8の各々のドレインはグランドに接続されている。以上のような構成を有するメモリセル30−1において、例えばワード線WL0_0およびビット線BL0に正電位を与えることにより、トランジスタT1に電子が注入されて期待値0の状態となるとともに、トランジスタT5が期待値1の状態となる。読み出す際には、読み出し選択線RL0_Lに正電位を与えることにより、トランジスタT1の状態に応じた電流がビット線BL0に流れ、トランジスタT5の状態に応じた電流がビット線BLC0に流れる。
続けて図2では、マルチプレクサ16を構成する複数のトランスファーゲートのうち、トランスファーゲート50−1、50−2、50−3、50−4、50−5、50−6、50−7、50−8を示している。図2では、トランスファーゲート50−1と50−2とがペアとなって第1トランスファーゲート対を構成している。同様に、トランスファーゲート50−3と50−4とが第2トランスファーゲート対を構成し、トランスファーゲート50−5と50−6とが第3トランスファーゲート対を構成し、トランスファーゲート50−7と50−8とが第4トランスファーゲート対を構成している。
図2に示すように、トランスファーゲート50−1にはビット線BL1が接続され、トランスファーゲート50−2にはビット線BL0が接続されており、第1トランスファーゲート対によってビット線BL1とBL0のいずれかが排他的に選択されてメインビット線BLY0に選択された側の信号が出力される。同様に、第2トランスファーゲート対によってビット線BLC0とBLC1のいずれかが排他的に選択されてメインビット線BLYC0に選択された側の信号が出力され、第3トランスファーゲート対によってビット線BL0とBL1のいずれかが排他的に選択されてメインビット線BLY1に選択された側の信号が出力され、第4トランスファーゲート対によってビット線BLC1とBLC0のいずれかが排他的に選択されてメインビット線BLYC1に選択された側の信号が出力される。
ここで、以下ではラインXに発生する信号を信号<X>と表記する場合がある。例えば、ビット線BL0に発生する信号を信号<BL0>と表記する。
図2に示すように、センスアンプ18は、0系メモリを分担するセンスアンプ18−1(S.A0)と、1系メモリを分担するセンスアンプ18−2(S.A1)を含んで構成されている。センスアンプ18−1は、信号<BLY0>と<BLYC0>との差分を演算し、出力線RD_OUT0に結果を出力する。また、センスアンプ18−2は、信号<BLY1>と<BLYC1>との差分を演算し、出力線RD_OUT1に結果を出力する。出力信号<RD_OUT0>と<RD_OUT1>の一方が、出力端子DOUTから出力信号<DOUT>として出力される。
以上の構成を有する本実施の形態に係る半導体記憶装置10は、以下の特徴を有する。
(1)ユーザデータを格納するためのメモリセル30の領域以外に、本試験方法による動作マージンテストでメモリセル30との比較を行うためのデータを格納する冗長メモリセル40を設けた。メモリセル30の単位セルである読み出し対象セルおよび相補用セルに対して、各々冗長メモリセル40の相補用セルおよび読み出し対象セルを対応させ、比較することによりメモリセル30の動作マージンをテストする。本試験方法におけるマージン量の設定は、メモリセル30の単位セルへのデータの格納とともに、試験前に冗長セルの単位セルに電子を注入することによって行われる。
(2)通常のユーザデータ読み出しでは、マルチプレクサ16で所望のビット線BLxをセンスアンプ18に接続するが、本試験では、テスト信号によってマルチプレクサ16に対し通常動作と異なる制御を行う。
上記のような制御を行うことで、読み出す2つの単位セル(読み出し対象セル/相補用セル)の内、一方の単位セルをメモリセル30と共通のビット線を経由した冗長メモリセル40の一方の単位セルと比較することが可能となる。すなわちメモリセル30と共通のビット線BLx経由とすることで、ビット線BLxの本数を増やす必要がなく、その結果レイアウト面積の増加を抑制することも可能となっている。
次に、図2と図4を参照し、本実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法についてより詳細に説明する。図4は、本試験方法による動作マージンテストにおいて実行される通常の読み出し動作である通常リード(図4中のT1で示された時間に実行される)、読み出し対象セル側の読み出し動作であるマージンリード@AM1=L(図4中のT2で示された時間に実行される)、相補用セル側の読み出し動作であるマージンリード@AM1=H(図4中のT3で示された時間に実行される)を各々示している。また、図4には、上記各読み出し動作に伴う、各外部信号(図1に示す各外部信号と同じ)、および各内部信号の変化を示している。内部信号は図2に示す各ライン(線)に生成される信号であり、以下のラインに発生する信号を含む。すなわち、ワード線(WL0_0、WLR_0)、読み出し選択線(RL0_L、RL0_R、RLR_L、RLR_R)、ビット線(BL0、BLC0、BL1、BLC1)、マルチプレクサ(YA0、YAC0、RYA0、RYAC0)、メインビット線(BLY0、BLYC0)、出力線(DOUT)である。
図2において、主な外部信号は以下のように動作している。すなわち、信号<EN>は時間T1、T2、T3を含む区間においてデバイス選択が有効となるようにハイレベル(以下、「H」)とされている。信号<READIN>は、時間T1、T2、T3の各々において読み出し動作を実行すべく、Hとされている。信号<TST_MRGN>は時間T2、T3で本試験が実行されるようにHとされている。信号<AM1>は、時間T2で読み出し対象セルのテストを行うようにロウレベル(以下、「L」)とされ、時間T3で相補用セルのテストを行うようにHとされている。
図2では、データが書き込まれたメモリセル30−1について動作マージンテストする場合を例示して説明する。本実施の形態においてメモリセル30−1に対応する冗長メモリセルは冗長メモリセル40−2である。一方、メモリセル30−2の動作マージンテストを行う際の冗長メモリセルは冗長メモリセル40−1とされる。すなわち、0系メモリのメモリセル30には1系メモリの冗長メモリセル40を対応させ、1系メモリのメモリセル30には0系メモリの冗長メモリセル40を対応させる。これは、本実施の形態では、例えば0系メモリのメモリセル30の一部に不良が発生し、冗長メモリセル40−1で置き換えた場合を想定しているからである。この場合は、必然的に、0系メモリのビット線BL0およびBLC0と、1系メモリのビット線BL1およびBLC1と、を共通に使用することが必要となる。本実施の形態では、その切り替えのためにマルチプレクサ16を用いている
図2に示すように、本例ではメモリセル30−1のセルMC0(読み出し対象セル、トランジスタT1に対応)が期待値1の状態、セルMCC0(相補用セル、トランジスタT5に対応)が期待値0の状態とされている。本実施の形態では、期待値0に対応してビット線BLxに流れる電流として0.1μA程度、期待値1に対応してビット線BLxに流れる電流として10μA程度とされている。なお、期待値0、1の各々に対応して流れる電流値はこれらの値に限られず、例えば、期待値0で数μA程度、期待値1で数10μA程度としてもよい。
図4を参照して、まず、通常リードについて説明する。図4に示すように、<EN>=H、<READIN>=H、<TST_MRGN>=Lとして通常リードに設定する。入力したアドレス(0番地)に応じてワード線の信号が<WL0_0>=H、読み出し選択線の信号が<RL0_L>=Hになる。すると、ビット線BL0にセルMC0による期待値1に対応する信号が、ビット線BLC0にセルMCC0による期待値0に対応する信号が伝達される。さらに、マルチプレクサ16で信号線YA0、YAC0が選択され、メインビット線BLY0に期待値1に対応する信号が、メインビット線BLYC0に期待値0に対応する信号が伝達される。センスアンプ18−1で期待値0に対応する信号(電流信号)と期待値1に対応する信号(電流信号)とが比較されて期待値判定が行われ、判定結果が出力信号<DOUT>として出力される。図4では、出力端子DOUTに期待値1が出力された状態(すなわち、正常な状態)を示している。
次に、マージンリード@AM1=Lについて説明する。本実施の形態では、図2に示すように、冗長メモリセル40−2のセルRMC0(トランジスタT1に相当)が期待値(1-α)に、セルRMCC0(トランジスタT5に相当)が期待値(0+α)に設定されている。ここで、先述したようにαはマージン量であり、期待値(1−α)は期待値0と比較するためのマージンを見込んだ期待値1を示している。つまり、例えば期待値1の電流値が標準値10μAに対して(10−α)μAとされた値を示している。また、期待値(0+α)は期待値1と比較するためのマージンを見込んだ期待値0を示している。つまり、例えば期待値0の電流値が標準値0.1μAに対して(0.1+α)μAとされた値を示している。αの値としては、例えば3μAとする。ただし、期待値(1−α)、期待値(0+α)のように期待値1と0とでマージン量を同じ値にする必要はなく、期待値(1−α)、期待値(0+β)のように異なる値としてもよい。
図4に示すように、マージンリード@AM1=Lでは、<EN>=H、<READIN>=H、<TST_MRGN>=H、<AM1>=Lとしてマージンリード@AM1=Lに設定する。ここで信号<AM1>による設定は以下のように行われる。
<AM1>=Lの場合・・・メモリセル30−1の読み出し対象セル(MC0)と冗長メモリセル40−2の相補用セル(RMCC0)の比較を実行するように選択される。
<AM1>=Hの場合・・・メモリセル30−1の相補用セル(MCC0)と冗長メモリセル40−2の読み出し対象セル(RMC0)の比較を実行するように選択される。
すなわち、<AM1>=Lに場合はメモリセル30−1の読み出し対象セル(MC0)の動作マージンテストが実行され、<AM1>=Hに場合はメモリセル30−1の相補用セル(MCC0)の動作マージンテストが実行される。
図4に示すように、入力したアドレス(0番地)に応じてワード線の信号が<WL0_0>=H、<WLR_0>=H、読み出し選択線の信号が<RL0_L>=H、<RLR_L>=Hになる。すると、ビット線BL0にセルMC0による期待値1に対応する信号が、ビット線BLC1にセルRMCC0による期待値(0+α)に対応する信号が伝達される。さらに、マルチプレクサ16で信号線YA0、RYAC0が選択され、メインビット線BLY0に期待値1に対応する信号が、メインビット線BLYC0に期待値(0+α)に対応する信号が伝達される。センスアンプ18−1で期待値1に対応する信号(電流信号)と期待値(0+α)に対応する信号(電流信号)とが比較されて期待値判定が行われ、判定結果が出力信号<DOUT>として出力される。図4では、出力端子DOUTに期待値1が出力された状態(すなわち、正常な状態)を示している。
次に、マージンリード@AM1=Hについて説明する。図4に示すように、マージンリード@AM1=Hでは、<EN>=H、<READIN>=H、<TST_MRGN>=H、<AM1>=Hとしてマージンリード@AM1=Hに設定する。マージンリード@AM1=Hでは、上述したように、メモリセル30−1のセルMCC0の期待値0と、冗長メモリセル40−2のセルRMC0の期待値(1−α)とが比較される。すなわち、メモリセル30−1の相補用セルの動作マージンテストが実行される。
図4に示すように、入力したアドレス(0番地)に応じてワード線の信号が<WL0_0>=H、<WLR_0>=H、読み出し選択線の信号が<RL0_L>=H、<RLR_L>=Hになる。すると、ビット線BLC0にセルMCC0による期待値0に対応する信号が、ビット線BL1にセルRMC0による期待値(1−α)に対応する信号が伝達される。さらに、マルチプレクサ16で信号線YAC0、RYA0が選択され、メインビット線BLY0にセルRMC0による期待値(1−α)に対応する信号が、メインビット線BLYC0にセルMCC0による期待値0に対応する信号が伝達される。センスアンプ18−1で期待値(1−α)に対応する信号(電流信号)と期待値0に対応する信号(電流信号)とが比較されて期待値判定が行われ、判定結果が出力信号<DOUT>として出力される。図4では、出力端子DOUTに期待値1が出力された状態(すなわち、正常な状態)を示している。
以下、上記の本試験による動作マージンテストの内容についてまとめる。
(1)構成
2つの単位セルで1つのデータを記憶させる半導体メモリにおいて、読み出し動作マージンをテストするために以下の構成を採用した。
[a]ユーザデータを格納するメモリセルに加えて、試験用の冗長メモリセルを設けた。
[b]比較対象である冗長メモリセルのデータは、メモリセルと共通のビット線を経由して期待値判定させる。そのため、テスト信号TEST_MAGN、選択信号AM1で論理変換を加えたデコード信号を生成する構成とした。
(2)設定
メモリセル30のアドレスと、テスト信号TEST_MAGN、選択信号AM1により、動作マージンテストの際は以下のように設定される。
[a]メモリセル30の読み出し対象セル、相補用セルに加えて、冗長メモリセル40の相補用セル、読み出し対象セルが選択される。
[b]冗長メモリセル40を読み出す際は、メモリセル30と共通のビット線(BLx)を経由して読み出すことが可能なように、マルチプレクサ16をテスト信号、選択信号に応じて切り替える。
(3)効果
以上の構成を備えた本実施の形態に係る半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法の効果として、メモリセルブロックのレイアウト面積の増加を最小限に抑えつつ、マージン量を自由に変えて定量的にかつ精度を上げて、半導体記憶装置の読み出し動作マージンテストを行うことが可能となった。その結果、本実施の形態に係る半導体記憶装置のウエハ段階での選別、あるいは組み立て後の選別の精度が向上し、さらに市場故障率の大幅な低減も期待される。
[第2の実施の形態]
図5を参照して、本実施の形態に係る半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法ついて説明する。本実施の形態は、上記実施の形態に係る動作マージンテスト用の2ビット構成の冗長メモリセル40(本実施の形態では、上記実施の形態同様冗長メモリセル40−2を用いている)の他のビットの単位セルも動作マージンテストに用いた形態である。すなわち、上記実施の形態では、冗長メモリセル40−2のセルRMC0とセルRMCC0とによる0系メモリを用いて動作マージンテストを行う形態を例示したが、本実施の形態ではこれに加え、図5に示すようにセルRMC1とRMCC1とによる1系メモリも動作マージンテストに用いた形態である。
図5に示すように、本実施の形態では、セルRMC1は期待値(1−2α)に相当する電流が流れるように、セルRMCC1は期待値(0+2α)に相当する電流が流れるように設定する。セルRMC0は期待値(1−α)に相当する電流が流れるように、セルRMCC0は期待値(0+α)に相当する電流が流れるように設定する点は上記実施の形態と同様である。つまり、本実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法では、読み出し動作マージンテストの際に比較すべき冗長メモリセル40の状態の選択肢が上記実施の形態よりも増え、マージン量を2倍にした動作マージンテストも可能なように構成されている。
本実施の形態では、デコード先を切り替えることで、マージンαの単位セルとマージン2αの単位セルと切り替えて自由に設定することが可能である。すなわち、本実施の形態では、メモリセル30の読み出し動作マージンテストを行う際に、冗長メモリセル40内の複数の単位セルに複数のマージン量を設定し、制御回路22によるデコードによりマージン量を選択する。複数の単位セルにマージンα、2α、3α・・・などを設定しておくことで、さまざまな規格でマージンテストを行うことが可能となる。したがって、本実施の形態に係る半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法によれば、例えば本実施の形態に係る半導体記憶装置の用途等に応じてマージン量の規格が異なる場合でも、用途に応じたテスト規格を自由に設定することが可能となる。
なお、上記各実施の形態では、0系のメモリセル30の試験を行う際、1系の冗長メモリセル40に比較対象を設定する形態を例示して説明したが、これに限られず、0系のメモリセル30の試験を行う際に、0系の冗長メモリセル40に比較対象を設定する形態としてもよい。この場合、例えばメモリセル30−1の試験を行う際には、冗長メモリセル40−1に比較対象を設定する。この場合ビット線(BL0、BLC0)が共通となるので切り替える必要がなく、従ってマルチプレクサ16を省略することができる。
10 半導体記憶装置
12 メモリセルブロック
12−1、・・・、12−N メモリセルブロック(0)、・・・、12−(N−1)
14 冗長メモリセルブロック
16 マルチプレクサ
18、18−1、18−2 センスアンプ
20 出力バッファ
22 制御回路
24 Xデコーダ
30、30−1、30−2、30−3、30−4 メモリセル
40、40−1、40−2 冗長メモリセル
50−1〜50−8 トランスファーゲート
T1〜T8 トランジスタ

Claims (5)

  1. データを格納する第1のセル、および前記データの相補データを格納する第2のセルを備えたメモリセルと、
    前記相補データにマージンを付加したマージン付相補データを格納する第3のセル、および前記データにマージンを付加したマージン付データを格納する第4のセルを備えた冗長メモリセルと、
    前記データと前記マージン付相補データとが比較されて前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが比較されて前記第2のセルの試験が実行されるように制御する制御部と、
    を含む半導体記憶装置。
  2. 前記第1のセルに格納されたデータを第1の出力線に出力させかつ前記第2のセルに格納された相補データを第2の出力線に出力させる第1の選択部と、
    前記第3のセルに格納されたマージン付相補データを前記第の出力線に出力させかつ前記第4のセルに格納された前記マージン付データを前記第の出力線に出力させる第2の選択部と、
    前記第1の出力線に出力された信号と前記第2の出力線に出力された信号とを比較する比較部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記データと前記マージン付相補データとが前記比較部に入力されるように前記第1の選択部および前記第2の選択部を制御して前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが前記比較部に入力されるように前記第1の選択部および前記第2の選択部を制御して前記第2のセルの試験が実行されるように制御する
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1のセルに格納されたデータを第1の出力線に出力させかつ前記第2のセルに格納された相補データを第2の出力線に出力させる第1の選択部と、
    前記第3のセルに格納されたマージン付相補データを第3の出力線に出力させかつ前記第4のセルに格納された前記マージン付データを第4の出力線に出力させる第2の選択部と、
    前記第1の出力線および前記第の出力線のいずれか一方を選択するとともに前記第2の出力線と第の出力線のいずれか一方を選択する第3の選択部と、
    前記第3の選択部で選択された2つの出力線に出力された信号を比較する比較部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記データと前記マージン付相補データとが前記比較部に入力されるように前記第1の選択部、前記第2の選択部および前記第3の選択部を制御して前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが前記比較部に入力されるように前記第1の選択部、前記第2の選択部および前記第3の選択部を制御して前記第2のセルの試験が実行されるように制御する
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 複数の前記メモリセルと、複数の前記メモリセルの各々に対応する複数の前記冗長メモリセルとを備え、
    前記マージン付相補データのマージン量および前記マージン付データのマージン量が、複数の前記冗長メモリセルによって異なる
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. データを格納する第1のセル、および前記データの相補データを格納する第2のセルを備えたメモリセルと、前記相補データにマージンを付加したマージン付相補データを格納する第3のセル、および前記データにマージンを付加したマージン付データを格納する第4のセルを備えた冗長メモリセルと、を含む半導体記憶装置の試験方法であって、
    制御部により、前記データと前記マージン付相補データとが比較されて前記第1のセルの試験が実行され、かつ前記相補データと前記マージン付データとが比較されて前記第2のセルの試験が実行されるように制御する
    半導体記憶装置の試験方法。
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