JP6886326B2 - 鉄道車両用ゴムブッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両において、例えば台車枠と輪軸を支持する軸箱との間へ防振用に介在される鉄道車両用ゴムブッシュに関する。
鉄道車両用ゴムブッシュは、例えば特許文献1に開示されるように、台車側のヨーダンパー又は車体側のアームの何れか一方に取り付けられる外筒と、他方に取り付けられる軸棒との間にゴムを介在させると共に、液体を封入した2以上の液室を形成し、液室間を制限通路で連絡した構造が知られている。この構造によれば、振動が一方の液室に加わると、当該液室の圧力変化が制限通路を介して他方の液室に作用し、制限通路における通過抵抗及び液体共振によって振動が吸収される。また、特許文献2には、輪軸を支持する軸箱側と台車枠側との何れか一方に内筒を、他方に外筒を設けて両者間に弾性体を配設し、弾性体内に区画される複数の液室を絞り通路で連通させると共に、絞り通路に電磁弁等のばね定数変更手段を設けて、絞り通路の目詰まりの防止とばね定数の低減とを図る発明が開示されている。
特開平6−135329号公報 特許第3397340号公報
鉄道車両用ゴムブッシュについては、走行区間(例えば高速区間と低速区間)等の使用条件によって要求される振動特性(動バネ定数)が異なる。しかし、特許文献1のゴムブッシュは、振動特性が1つで固定されているため、複数の振動特性に対応するためには制限通路の断面積や長さが異なる軸棒を別途用意する必要があり、コストアップに繋がる。特許文献2のゴムブッシュは、ばね定数変更手段である電磁弁の開閉によってばね定数を高低二段階に変化させることができるが、電磁弁の採用によってやはりコストアップに繋がる。また、電磁弁の開閉に依存することで二段階の設定にとどまり、振動特性の設計自由度が低くなってしまう。
そこで、本発明は、必要最小限の変更で複数の振動特性に対応可能として、部品の共通化と設計自由度の向上が期待できる鉄道車両用ゴムブッシュを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、軸心部材と、軸心部材の外側に同軸配置される外筒部材と、軸心部材と外筒部材とを弾性的に連結するゴム弾性体と、を含み、ゴム弾性体は、少なくとも軸心部材を中心とした点対称位置に、流体を封入した液室を有する鉄道車両用ゴムブッシュであって、
軸心部材は、液室同士を連通させる貫通孔を備えて軸心部材内に嵌合される芯部材を有し、芯部材の貫通孔内に、複数のプレート部材を積層してなる別体の流路部材が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、流路部材は、片面に凹設される溝部と、溝部と連通して両面に開口するように貫通形成される透孔とを備えたプレート部材としての第1プレート部材が、複数積層されて形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、第1プレート部材は、溝部の長さ及び/又は深さが異なるものを混在させて用いられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の構成において、流路部材は、複数の第1プレート部材と、両面に開口するように貫通形成される透孔を備えたプレート部材としての複数の第2プレート部材とを組み合わせて形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、第2プレート部材は、厚みが異なるものを混在させて用いられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5の何れかの構成において、積層されるプレート部材の位相を決定する位相決め手段が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、流路部材を貫通孔内で位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、軸心部材に、液室同士を連通させる貫通孔を備えて軸心部材内に嵌合される芯部材を設け、芯部材の貫通孔内に、複数のプレート部材を積層してなる別体の流路部材を設けたことで、流路の形態が異なる流路部材の交換によって振動特性を変更可能となる。よって、必要最小限となる流路部材の変更で複数の振動特性に対応可能となり、部品の共通化と設計自由度の向上とが期待できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、プレート部材としての第1プレート部材の採用により、第1プレート部材の積み数の変更によって流路の形態が異なる流路部材を容易に得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、溝部の長さ及び/又は深さが異なる第1プレート部材を混在させて用いることで、流路部材に形成される流路の設計自由度を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3の効果に加えて、プレート部材としての第2プレート部材との組み合わせにより、流路部材に形成される流路の設計自由度をより高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、第2プレート部材も厚みが異なるものを複数混在させて使用することで、流路部材の流路のバリエーションを増やすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項2乃至5の何れかの効果に加えて、位相決め手段の採用により、流路部材に流路を精度よく形成することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れかの効果に加えて、位置決め手段の採用により、貫通孔内で流路部材を正確に固定することができる。
鉄道車両用ゴムブッシュの説明図で、(A)が横断面、(B)が縦断面をそれぞれ示す。 図1(A)のA−A線断面図である。 第1プレート部材の説明図で、(A)が表面、(B)がB−B線断面、(C)が裏面をそれぞれ示す。 第1プレート部材の変更例の説明図で、(A)が表面、(B)がC−C線断面、(C)が裏面をそれぞれ示す。 図4の第1プレート部材を用いた図2に相当する断面図である。 第1プレート部材の変更例の説明図で、(A)が表面、(B)がD−D線断面、(C)が裏面をそれぞれ示す。 第2プレート部材の説明図で、(A)が表面、(B)がE−E線断面、(C)が裏面をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、鉄道車両用ゴムブッシュ(以下単に「ゴムブッシュ」という。)の一例を示す説明図、図2は図1(A)のA−A線断面図である。このゴムブッシュ1は、軸心部材2と、軸心部材2の外側で同軸配置される外筒部材3と、軸心部材2と外筒部材3とを弾性的に連結するゴム弾性体4とを含んでなり、軸心部材2が例えば鉄道車両の台車枠に、外筒部材3が輪軸を支持する軸箱にそれぞれ連結される。その場合、図1(A)の下側が前方となる。
軸心部材2は、内筒5の内側に、円柱状の芯部材6を嵌合して一体化したもので、芯部材6には、台車枠側の板バネに取り付けるための一対の取付孔7,7が穿設されている。外筒部材3は、軸心部材2よりも軸方向に短い筒となっている。
ゴム弾性体4は、軸心部材2の内筒5の外周面と外筒部材3の内周面とに接着されている。8,8は左右に設けた中空部である。また、ゴム弾性体4の内部には、流体である不凍液(例えばエチレングリコール)を封入する横断面円形の液室9,9が、軸心部材2の軸心を中心とした点対称位置(ここでは前後位置)に形成されている。
そして、軸心部材2の内筒5には、各液室9の位置に対応して同径で開口する連通孔10,10が形成されると共に、芯部材6の前後方向の直径上には、連通孔10,10と同軸で連通する貫通孔11が、連通孔10と同径で形成されている。
そして、貫通孔11内には、複数の第1プレート部材13,13・・を積層してなる流路部材12が差込収容されている。
この第1プレート部材13は、図3に示すように、貫通孔11に嵌合する外径を有する金属製又は樹脂製の円盤状で、表面には、一カ所が分断されて全周で繋がらないC字状の溝部14が、周方向に沿って凹設されて、溝部14の一端には、表裏両面に開口する透孔15が貫通形成されている。
また、表面の中心には、溝部14の内側に位置する円形の凹部16が形成され、裏面の中心には、凹部16に嵌合可能な円形の凸部17が形成されている。
この第1プレート部材13を複数枚、表裏の向きを同じにして、隣接する第1プレート部材13,13同士の凹部16と凸部17とが嵌合するように、且つ位相を所定角度(例えば60度)ずつずらせて透孔15同士が同じ位相とならないように重ね合わせる。すると、各第1プレート部材13の溝部14が、表側で隣接する第1プレート部材13の裏面に閉塞されると共に、各溝部14が透孔15を介して互いに連通して、流路部材12内に、一端側に位置する最外の第1プレート部材13の透孔15から、他端側に位置する最外の第1プレート部材13の透孔15まで螺旋状に連続するオリフィス(流路)18が形成される。よって、液室9,9に封入される不凍液は、オリフィス18とその両端の連通孔10,10を介して軸心部材2内で互いに移動可能となる。
なお、積層される第1プレート部材13を位相決めする位相決め手段としては、第1プレート部材13の外側面に所定の角度毎に異なる目印(線や凹部等)を設けておき、この目印を所定の間隔でずらしながら重ね合わせることで、位相を合わせることができる。この場合、隣接する第1プレート部材13,13同士の凹部16と凸部17との圧入によるものとしたり、スポット溶接や溶着等の接合によるものとしたりすることで、第1プレート部材13,13同士を相互に位相決めすることができる。また、各第1プレート部材13の中心に透孔を設けて、位置決め用の棒体に挿入させることによって各第1プレート部材13を位相決めすることも可能である。この場合、棒体の外面に凸部又は凹部を設ける一方、第1プレート部材の透孔には所定の角度毎に棒体の凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部を設けておき、所定の間隔で第1プレート部材の凹部又は凸部の位置をずらしながら挿入させることによって位相を合わせることができる。なお、棒体は第1プレート部材に接合して透孔内に残してもよく、また、棒体を抜き取った後、透孔の両端部を蓋部材で密閉するように接合してもよい。
このように位相決め手段を設けることで、流路部材12にオリフィス18を精度よく形成することができる。
さらに、貫通孔11内で流路部材12を位置決めする位置決め手段としては、第1プレート部材13,13同士の凹部16と凸部17との圧入によるものとしたり、スポット溶接や溶着等の接合によるものとしたりする他、貫通孔11内で流路部材12の軸方向の両端をスポット溶接や溶着等で接合したり、貫通孔11の内面に、流路部材12の一端が係合する段部を形成し、他端側を接合手段等で接合したりすることが考えられる。
このように位置決め手段を設けることで、貫通孔11内で流路部材12を正確に固定することができる。
以上の如く構成されたゴムブッシュ1においては、前述のように軸心部材2が台車枠に、外筒部材3が軸箱にそれぞれ連結されて使用され、台車枠と軸箱とに発生する振動をゴム弾性体4によって減衰させる。特に、ゴム弾性体4では、オリフィス18によって決定される共振周波数で動バネ定数を変えることができるので、鉄道車両の走行区間等の使用条件によって要求される異なる周波数特性の境界となる共振周波数を設定すれば、異なる使用条件それぞれにおいて、所望の動バネ定数による防振効果を発揮することができる。
そして、走行区間の相違等によって要求される周波数が異なる場合は、当該周波数に合わせて第1プレート部材13の積み数を変えてオリフィス18の全長を変更して、振動特性が異なる流路部材12に交換すればよい。この場合、流路部材12以外の芯部材6や内筒5、外筒部材3、ゴム弾性体4はそのまま共用できる。
このように、上記形態のゴムブッシュ1によれば、軸心部材2に、液室9,9同士を連通させる貫通孔11を備えて軸心部材2内に嵌合される芯部材6を設け、芯部材6の貫通孔11内に、オリフィス18を有する別体の流路部材12を設けたことで、第1プレート部材13の積み数によりオリフィス18の形態が異なる流路部材12の交換によって振動特性を変更可能となる。よって、必要最小限となる流路部材12の変更で複数の振動特性に対応可能となり、部品の共通化と設計自由度の向上とが期待できる。
特にここでは、流路部材12を、片面に凹設される溝部14と、溝部14と連通して両面に開口するように貫通形成される透孔15とを備えた第1プレート部材13を、複数積層して形成しているので、第1プレート部材13の積み数の変更によってオリフィス18の形態が異なる流路部材12を容易に得ることができる。また、第1プレート部材13の一枚の増減によっても振動特性は変更可能であるため、必要最小限の変更で流路部材12を共通化できる。
なお、第1プレート部材の位相決め手段は、上記形態に限らず、例えば図4に示すように、第1プレート部材13Aの外周面に、放射方向へ突出する嵌合突起19を設ける一方、貫通孔11内に、図5に示すように、嵌合突起19が嵌合可能な軸方向の嵌合溝20,20・・を、例えば60°間隔で複数形成してなるものとしてもよい。
これにより、第1プレート部材13Aを貫通孔11に挿入する際に、嵌合突起19を嵌合させる嵌合溝20を一枚ずつ順番に周方向へずらすことで、第1プレート部材13Aごとの位相を60°ずつ異ならせることができる。全ての第1プレート部材13Aの収容後は嵌合溝20,20・・の両端は閉塞すればよい。
また、図6に示す第1プレート部材13Bのように、第1プレート部材13Bの裏面で溝部14の裏側位置に係合突起21を設け、表面で溝部14の透孔15のない端部に、隣接する第1プレート部材13Bの係合突起21が係合する係合凹部22を設けて、第1プレート部材13B,13B同士を重ねる際、上側の第1プレート部材13Bの係合突起21を、下側の第1プレート部材13Bの係合凹部22に係合する位相まで回転させるようにすれば、第1プレート部材13Bの位相が上側へ行くにつれて徐々にずれた格好で積層されることになる。なお、係合突起21の形成位置は、図6に示した第1プレート部材13Bの裏面で溝部14の裏側位置に限らず、溝部14の透孔15のない位置であればよく、任意の位置に設定することで、流路長さを調整することができる。
加えて、上記形態では第1プレート部材13(13A,13B)をそれぞれ同一形状としているが、溝部14の長さ及び/又は深さが異なる複数種の第1プレート部材13(13A,13B)を用意してこれらを組み合わせることでオリフィス18を形成することも可能である。
このように溝部14の長さ及び/又は深さが異なる第1プレート部材13(13A,13B)を混在させて用いれば、オリフィス18の設計自由度を高めることができる。
また、第1プレート部材13(13A,13B)は、一部品からなるものに限らず、例えば軸方向に二分割して、透孔の半分と溝部となる円弧状孔とを貫通形成した部分と、透孔の半分のみを貫通形成した部分とを重ね合わせて形成することも可能である。
一方、図7に示すように、表面に溝部がなく、偏心位置に両面に貫通する透孔24のみを有する第2プレート部材23を用いることもできる。この第2プレート部材23を、第1プレート部材13(13A,13B)と交互に一枚ずつ又は複数枚ずつ重ねて積層することで、オリフィス18の形態を変えることができる。第2プレート部材23も厚みが異なる複数種を用意して使用してもよいし、第1プレート部材13(13A,13B)のような凹凸部や突起を用いた位相決め手段を採用してもよい。
このように流路部材12を、複数の第1プレート部材13(13A,13B)と、両面に開口するように貫通形成される透孔24を備えた複数の第2プレート部材23とを組み合わせて形成すれば、オリフィス18の設計自由度をより高めることができる。また、第2プレート部材23も厚みが異なるものを混在させて使用すれば、オリフィス18のバリエーションを増やすことができる。
そして、第1、第2プレート部材は円盤状に限らない。例えば両プレート部材の外形を、三角形や四角形、さらには六角形等の多角形とし、芯部材側の貫通孔の横断面もこれと嵌合する同形状とすることもできる。このようにすれば、例えば六角形であれば、貫通孔に嵌合させるプレート部材の位相を60°ごとに容易に変更することが可能となる。
その他、液室は前後2つに限らず、3つ以上あってもよい。この場合、流路部材の流路の構成は、各液室に対して連通するように適宜設計変更される。例えば、貫通孔を液室ごとに分岐させ、各分岐孔に軸体の流路部材を差込収容することが考えられる。
また、流路部材以外のゴムブッシュの形態も適宜変更可能である。
1・・鉄道車両用ゴムブッシュ、2・・軸心部材、3・・外筒部材、4・・ゴム弾性体、5・・内筒、6・・芯部材、9・・液室、10・・連通孔、11・・貫通孔、12・・流路部材、13,13A,13B・・第1プレート部材、14・・溝部,15,24・・透孔、16・・凹部、17・・凸部,18・・オリフィス、19・・嵌合突起、20・・嵌合溝、21・・係合突起、22・・係合凹部、23・・第2プレート部材。

Claims (7)

  1. 軸心部材と、前記軸心部材の外側に同軸配置される外筒部材と、前記軸心部材と前記外筒部材とを弾性的に連結するゴム弾性体と、を含み、前記ゴム弾性体は、少なくとも前記軸心部材を中心とした点対称位置に、流体を封入した液室を有する鉄道車両用ゴムブッシュであって、
    前記軸心部材は、前記液室同士を連通させる貫通孔を備えて前記軸心部材内に嵌合される芯部材を有し、
    前記芯部材の前記貫通孔内に、複数のプレート部材を積層してなる別体の流路部材が設けられていることを特徴とする鉄道車両用ゴムブッシュ。
  2. 前記流路部材は、片面に凹設される溝部と、前記溝部と連通して両面に開口するように貫通形成される透孔とを備えた前記プレート部材としての第1プレート部材が、複数積層されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
  3. 前記第1プレート部材は、前記溝部の長さ及び/又は深さが異なるものを混在させて用いられていることを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
  4. 前記流路部材は、複数の前記第1プレート部材と、両面に開口するように貫通形成される透孔を備えた前記プレート部材としての複数の第2プレート部材とを組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
  5. 前記第2プレート部材は、厚みが異なるものを混在させて用いられていることを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
  6. 積層される前記プレート部材の位相を決定する位相決め手段が設けられていることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
  7. 前記流路部材を前記貫通孔内で位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の鉄道車両用ゴムブッシュ。
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