JP6884493B1 - 底蓋を有するフカセカゴを用いた釣り具及び釣り方 - Google Patents
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掛棒オモリとは、オモリ掛合用緩衝材の溝状の切欠き部がある形状をしたオモリでこれに掛棒を埋設して設けたものである。埋設するときの向きと長さを調節しなければならない。投入時には掛棒の拘束から解放されたハリス糸は自然落下し、ねじりコイルバネの弾性力による底蓋の開く力によって重りは弾き飛ばされる。投入時の概念図(図10)に示す如く重りとハリス糸は下に落下していく、重りは弾き飛ばされて、ハリス糸の一端は重りに止着されているので、重りに引っ張られたハリス糸はピンと張る、着水時には重りと本発明の底蓋を有するフカセカゴは離れて落ちる、さらに、着水後も重りは比重が大きいのでハリス糸を引っ張り続ける。撒き餌を詰めたフカセカゴは集魚剤の重みにより沈んで行くがそのスピードは徐々である、この沈む速さの違いにより、ハリス糸が底蓋を有するフカセカゴに絡むのを防ぐことが出来る。本発明の底蓋を有するフカセカゴから撒き餌が撒かれて、無事に釣り糸がフカセカゴに絡まなかったら、本発明の底蓋を有するフカセカゴは海面に浮上してフカセカゴの天井部([請求項1]では空胴[請求項2]では浮力材の頭部)の赤色が海面上から見えるようになる。このことは釣り糸がフカセカゴに絡まなかったことを意味します。着水後の一連の動きは(図11・12)に示す如くである。上記に記載の如くにより、釣り糸が撒き餌カゴに絡まないという新たな課題であり、最大にして最後の課題を解決することが出来る。
他の効果は、釣り人が釣りするとき釣りし易いことです。特許3813977号に記載の様に網カゴA部とB部の2つにパカッと開いて横に広がったのでは、その状態からセットするとなると引っ掛け金具や爪が邪魔になりセットし難くなる。本発明の底蓋を有するフカセカゴは構造が簡単でセットし易い、釣りし易い事は大きな利点です。さらに、運び易くなる事です。釣り場まで結構な距離を歩くと思われますが、網カゴA部とB部の2つにパカッと開いて横に広がった状態では、運ぶバッグの中では他の釣り具に引っ掛り易くなるし、また、引っ掛け金具がバッグの外に出てしまい、途中で何かに引っ掛る可能性が大きくなります。構造が簡単なのでそうしたトラブルは無くなります。
[請求項1]或いは[請求項2]に記載の本発明の底蓋を有するフカセカゴを用いるかを使い分けることにより、そこに居る魚に合わせ臨機応変に釣り具を変えることにより、釣りの対象魚が大きく増えた、また、釣り場の状況、海の状況にも対応できるようになった、しかも、どちらのフカセカゴを使うにも短時間に釣り具を変えることができる、具体的には、[請求項1]のフカセカゴも[請求項2]のフカセカゴも挿通パイプに道糸を挿通して使用する釣り具なので、重りのすぐ上の道糸を切り、その道糸をどちらのタイプの挿通パイプに挿通するかである。上輪を大きくした事によりウキ(連玉ウキ・棒ウキ等)が入り易くなる。上輪の位置はカゴの横部で出来るだけ海面よりも下の方が入り易くなる。でも、あまりにも下過ぎると投入しようと思って道糸を引張ると、カゴがひっくり返るので投入できなくなるのです。下輪はオモリの直径より十分小さくする事により、釣りが終わりカゴを釣り上げるときに重りが下輪に引っ掛りカゴを回収する、という目的がある。 もう1つ小さな違いは、空洞の横に天井穴を設けた事です。天井穴を設けた理由は、シャクルしたとき海水がこの中を通ることによりカゴ内の撒き餌がバラけ易くなると考えたからです。また撒いた後、カゴが浮上するとき、穴が整流の働きをして安定して浮上すると考えたからです。
一体成型フカセカゴの場合はカゴ本体を合成樹脂で一体成型して作るので難しい。合成樹脂材で一体成型する前に、骨組みとなる円環線材を形成しなければならない。円環線材とは、カゴ底部の開口部を形成している円い線材(20)・挿通パイプの背骨の線材(21)・下輪(4)・上輪(3)・天井穴の淵を形成している円い線材(22)・空洞部の背骨の線材(23)・ねじりコイルバネ側の線材(24)とを順次4つの輪を連ねて円環を形成したものです(図6参照)。その最良の強固に固着の形態は、上記カゴ底部の開口部を形成している円いステンレスの線材(20)と挿通パイプ下輪との接点の固着と同じ様に、天井穴の淵を形成している円いステンレスの線材(22)と挿通パイプ上輪との接点の固着も、接点の両脇に補強線材2本(11)を設けて、2本の線材各々の両端にもハンダ付けやスポット溶接等で強固に固着する方法です。該2つの接点(上輪の接点と下輪の接点)とを挿通パイプの背骨の線材(21)の両端に各々固着することにより繋げる、そして、挿通パイプと180度反対側にねじりコイルバネがあるので、カゴ底部の開口部を形成している円いステンレス線材上のねじりコイルバネがある点と、天井穴の淵を形成している円いステンレスの線材上の挿通パイプ上輪と180度反対側の点とを、空洞部の背骨の線材(23)+ねじりコイルバネ側の線材(24)の線材の両端に各々固着することにより繋げる。この様にステンレス線材を固着して繋ぎ合わせ円形を形成する。これを円環線材と名付ける(図6)。
次に底蓋とは、底蓋は一体成型フカセカゴも網カゴのフカセカゴも同じ構造の底蓋であり、底蓋本体はステンレスの線材で形成されている。この底蓋の主たる目的はフカセカゴに撒き餌を詰めた後に撒き餌がフカセカゴから抜け落ちないように蓋をする事ですが、それだけでなく、ねじりコイルバネの弾性力によって底蓋が重りを弾き飛ばすという目的がある。底蓋の先の部分にはオモリ掛合用緩衝材(15)と掛棒オモリ(16)とを、オモリ掛合用緩衝材を外側に掛棒オモリを内側にして底蓋本体を両側から挟んで固着して設けていて(図3)、それぞれに役割と目的がある。オモリ掛合用緩衝材は、重りを掛合してねじりコイルバネの弾性力より勝る力で道糸を引張ることにより底蓋を閉める際、緩衝材と重りの間の摩擦によって、オモリ掛合用緩衝材の溝状の切欠き部に差し入れて道糸を引張るときに、重りが切欠き部からずれて外れるのを防止する役割がある。掛棒オモリ(鉛)の目的は挿通パイプと掛棒との間でハリス糸が挟まれることで、束ねたハリス糸が解けないようにする目的ですが《図9(か)参照》、その他にも目的があり、フカセカゴが投げられたときにクルックルッと回転しないようにするという目的である、その原理は、和凧の尾の効果を用いるのが良いのですが尾にハリス糸が絡むのでこの効果を用いることができない、それで、天井部の浮力(発泡スチロール)と底蓋の先端部の掛棒オモリ(鉛)の間隔を長くして上と下との重力の差を大きくして、重心を低くすることにより安定飛行するという原理を用いる。掛棒オモリにハリス糸を挟むのに最良の実施の形態がある。それは、《図9(か)》のときにハリス糸を強く引っ張る事により、挿通パイプの下輪の下で掛棒オモリの上の空間(36)までハリス糸を持っていく。(図5中央参照)オモリ掛合用緩衝材と掛棒オモリとは底蓋の先の部分を両側から挟んで強力な接着剤で固着して設けるのであるが、それの最良の実施の形態は、底蓋の外輪(28)を形成しているステンレス線材の先の部分をM字の形に額縁の縁を形成(29)があり、さらに溝状の切欠き部の形に模らなければならない。額縁の縁を形成しているステンレスの線材には強い外力がかかる所なので底蓋の背骨であるステンレス線材(27)を先の部分のM字の2つの山の頂上(30)まで伸ばしてその交点と、M字を補強する為のステンレス線材(31)の両端の3か所をハンダやスポット溶接等で強固に固着する。オモリ掛合用緩衝材の溝状の切欠き部のある形と掛棒オモリの対面は同じ形であるのが最良の形の形態(図5右下参照)である。その両方を両側から挟むと隙間が生じる、その隙間が生じないように接着剤を溢れる位に充填する、隙間が無いように埋める(42)。(図5中央参照)掛棒オモリとはオモリに掛棒を埋設して設けたもであるが、強い外力が加わる所だから掛棒が抜ける可能性が大きくなる、それで、掛棒オモリの掛棒の最良の実施の形態は、2本の底蓋の背骨であるステンレス線材(27)を底蓋の先の部分にM字の2つの山の頂上まで伸ばし、 該ステンレス線材を各々M字の2つ山の頂上(30)の所で曲げてさらに伸ばして掛棒オモリの掛棒となす(32)方法である。その場合、オモリに小さな孔(33)を開けて、その孔に伸ばした掛棒のステンレスの線材を挿通して根元を接着剤で固着する方法である。掛棒オモリから出す掛棒の長さと方向は、掛棒オモリから出た掛棒を先の方をハの字に押し広げているので、ハリス糸が掛棒に掛かり難いように、始めから考慮して決定して設けなければならない。何故ならば、底蓋の先の部分に設けた掛棒オモリの掛棒が下を向くようにして、ハリス糸が引っ掛かるトラブルが無いようにする為。底蓋はねじりコイルバネの弾性力によってフカセカゴ底部の開口部が開いた状態に戻す力を有するのだが、その角度を、底蓋が横に張り出さないように、開いて止まる角度を約110度にするのが最良の実施の形態のようです(図5上参照)。
次にねじりコイルバネとは、ねじりコイルバネの両端の線材の、片方の線材を円環線材のねじりコイルバネ側のステンレス線材(24)《網カゴのフカセカゴの場合は外枠である網の目の線材(41)の内の挿通パイプ下輪と180度反対側の縦線材(43)です(図2参照)。図2においては、網カゴのフカセカゴの網の目の線材(41)の内の挿通パイプ下輪と180度反対側の網の目の線の縦線材(43)は浮力材により見えないのですが、見えるものとして図示しました。》と固着し、もう片方の線材(35)を底蓋の背骨のステンレス線材で底蓋の元の部分(34)と固着、この2か所を、ハンダ付けやスポット溶接等で強固に線材に固着して設けるようにしなければならない。ねじりコイルバネの中心軸となる線材(40)は底蓋を有するフカセカゴ本体の底部の開口部を形成している円いステンレスの線材(20)である。挿通パイプ下輪と接続具ねじりコイルバネとの位置関係は180度反対側にあり、底蓋を閉めた時に挿通パイプの下輪の真下に底蓋の先の部分が在るようにしなければならない。ねじりコイルバネの最良の実施の形態は、円環線材のねじりコイルバネ側のステンレス線材とカゴ底部の開口部を形成している円いステンレスの線材とが直角に交わるその交点(39)をハンダ付けやスポット溶接等で強固に固着して設けて、該交点を中心にして右側と左側の両方にねじりコイルバネを対称的に設け、該2つのねじりコイルバネ両端の各々片方を同じ円環線材のねじりコイルバネ側のステンレス線材(35)にハンダ付けやスポット溶接等で強固に固着して設け、もう片方の端を、各々片方の底蓋の背骨の線であるステンレス線材の元の部分(34)の2本の線材の内の1本に強固に固着して設けられている(図4参照)。底蓋の内側の面にはゴムシート(天然ゴム・ニトリゴム・シリコーンゴム等)が接着剤によって貼られている。底蓋本体の先の部分にオモリ掛合用緩衝材を外側に掛棒オモリを内側にして本体を両側から挟んで固着して設ける。その部分は上記にも記載しているように、底蓋の縁を形成しているステンレスの線材には強い外力がかかる所なので強力なゴム系接着剤で底蓋本体の先の部分を両側から強力接着する方が最良の実施の形態です。重りは、重錘を浮力材でなおかつ衝撃・磨耗に強い材料で包むか、あるいは、プラスチックで一体成型することにより重りの横幅を大きくしたものである、プラスチックで一体成型とは具体的には、水中ウキである、この水中ウキはウキの働きではなく、マイナスのウキつまり重りとしての働きをする。一体成型フカセカゴの天井部の空洞の位置も網カゴのフカセカゴの天井部の浮力材の位置もねじりコイルバネの上の方にある。全部という意味ではなく、大部分がねじりコイルバネ側に偏っているという意味である(図1・図2)。何故か、掛棒オモリが重いので挿通パイプ側に比べてねじりコイルバネ側が重くなっている。それの相殺という意味であるが、一体成型フカセカゴの場合は真横に天井穴があるので位置は決まっている。網カゴのフカセカゴの場合は浮力材の位置は始めから考慮して決定して設けなければならない。重さを相殺してバランスをとらなければならない理由は、掛棒オモリの掛棒が下を向くようにする為である。横だとハリス糸が絡む原因となるからです。
2 網カゴのフカセカゴの浮力材:発砲スチール等の浮力の大きな材料。
3 上輪:硬い輪で、棒ウキが通過し易いように大きい輪がよい。
4 下輪:硬い輪で、重りの横幅よりも十分小さくしなければならない。
5 網カゴのフカセカゴの挿通パイプ:上輪と下輪との間にあるパイプ。
6 上輪の下の方にあるR(R面取り)。
7 下輪との接点の両脇にある補強線材2本。
8 網カゴのフカセカゴの上輪に一番近い線材。
9 網カゴのフカセカゴの上輪に3本の補強用ステンレス線材
10 天井穴:一体成型フカセカゴの天井部に空けた穴。
11 天井穴の淵を形成している円い線材と円い上輪との接点の両脇にある補強線材2本。
12 底蓋:底蓋を有するフカセカゴの底部に在る蓋。
13 重り:下輪の内径よりも十分大きくなるように横幅を大きくしたもの。
14 開口部:底蓋を有するフカセカゴの底部の開口部
15 オモリ掛合用緩衝材
16 掛棒オモリ
17 掛棒:挿通パイプとの間でハリス糸を挟んで、ハリス糸が解けないようにする。
18 ゴムシート:底蓋の内側の面に固着して、撒き餌が抜け落ちないように蓋をする。
19 ねじりコイルバネ:弾性力によって底蓋に開口部に対し110度開く力を与える。
20 底蓋を有するフカセカゴの底部の開口部を形成している円いステンレスの線材。
21 円環線材の挿通パイプの背骨の線材。
22 円環線材の天井穴の淵を形成している円い線材。
23 円環線材の空洞部の背骨の線材。
24 円環線材のねじりコイルバネ側の線材。
25 一体成型フカセカゴの天井部を赤色等の目立つ色に着色。
26 網カゴのフカセカゴの浮力材の頭部を赤色等の目立つ色に着色。
27 底蓋の背骨のステンレス線材。
28 底蓋の外輪の縁。
29 底蓋の先の部分のM字の額縁の縁。
30 M字の2つの山の頂上。
31 M字の補強用ステンレス線材。
32 底蓋の背骨のステンレス線材をさらに伸ばし掛棒オモリの掛棒となす。
33 掛棒オモリのオモリに小さな孔。
34 底蓋の背骨のステンレス線材(2本ある)で底蓋の元の部分。
35 ねじりコイルバネの底蓋の元の部分と固着するステンレス線材(2本ある)。
36 挿通パイプの下輪の下で掛棒オモリの上の空間。
37 カラマン棒の代用品として用いるウキ止め糸。
38 網カゴのフカセカゴの外枠である網の目の線材。
39 円環線材のねじりコイルバネ側とカゴ開口部のステンレスの線材とが交わる交点。
40 ねじりコイルバネの中心軸となる線材。
41 網カゴのフカセカゴの外枠である網の目の線材
42 掛棒オモリとオモリ掛合用緩衝材の間に隙間が生じないように接着剤で埋める。
43 網カゴのフカセカゴで下輪と180度反対側の外枠である網の目の縦線材
Claims (4)
- 釣り竿の先端から道糸を伸ばし、その道糸には浮き止め、遊動の棒浮き、道糸の回りで上下動の底蓋を有するフカセカゴ、重り及び釣り針を止着したハリス糸を設けた釣り具において、上記底蓋を有するフカセカゴのカゴ本体は合成樹脂で一体成型して出来ており、天井部には浮力材の役割をする空洞と天井穴を設けている、該カゴ全体は浮力を有し、かつ該カゴの横部には棒浮きを抵抗なく挿通できる大きさの孔を有す挿通パイプを設け、かつ該カゴの底部には底蓋を接続具であるねじりコイルバネによって開閉可能に接続される、
該ねじりコイルバネは弾性力によって底蓋を開いた状態に戻す力を有す、底蓋の先の部分にはオモリ掛合用緩衝材と掛棒オモリを、オモリ掛合用緩衝材を外側に掛棒オモリを内側にして底蓋本体を両側から挟んで固着して設けた、釣り具であって、カゴ本体の形は天井部の似半楕円体の空洞部と天井穴の円い穴と挿通パイプの上輪と下輪、カゴ底部の開口部の円形と連なっている形をしていて、本体と底蓋との接続具であるねじりコイルバネは、カゴ底部の開口部の円形の線を中心軸にして、且つ挿通パイプの下輪の反対位置にある、底蓋は円形あるいは楕円形で先の部分はM字の形に突出した形である、オモリ掛合用緩衝材はM字の形をした溝状の切欠き部を有し,同じM字の形をした掛棒オモリと背中合わせに接着手段で固着して設ける、底蓋を閉めると先の部分は挿通パイプの下輪の下の位置で、掛棒オモリに固着して設ける掛棒は、底蓋を閉めると掛棒の根元は挿通パイプの下輪の外周の位置にあり、掛棒の先はフカセカゴ外側上を向く、重りは横幅を大きくしたもので、ねじりコイルバネの弾性力によって、海に投入時に底蓋は口を開けると同時に重りを弾き飛ばし、釣りが終わって糸を巻き上げるときに重りは挿通パイプの下輪に引っ掛かりカゴ全体を回収する、このような構造を有している釣り具。
- 釣り竿の先端から道糸を伸ばし、その道糸には浮き止め、遊動の棒浮き、道糸の回りで上下動の底蓋を有するフカセカゴ、重り及び釣り針を止着したハリス糸を設けた釣り具において、上記底蓋を有するフカセカゴは天井部の外枠である網の目の線材に浮力材を固着して設けている、該カゴ全体は浮力を有し、かつ該カゴの横部には棒浮きを抵抗なく挿通できる大きさの孔を有す挿通パイプを設け、かつ該カゴの底部には底蓋が接続具であるねじりコイルバネによって開閉可能に接続され、該ねじりコイルバネは弾性力によって底蓋を開いた状態に戻す力を有す、底蓋の先の部分にはオモリ掛合用緩衝材と掛棒オモリを、オモリ掛合用緩衝材を外側に掛棒オモリを内側にして底蓋本体を両側から挟んで固着して設けた、釣り具であって、カゴ本体は縦線と横線が交わる線材で出来ており、カゴ本体の形は弾頭の形をしている、本体と底蓋との接続具であるねじりコイルバネは、カゴ底部の開口部の円形の線を中心軸にして、且つ挿通パイプの下輪の反対位置にある、底蓋は円形あるいは楕円形で先の部分はM字の形に突出した形である、オモリ掛合用緩衝材はM字の形をした溝状の切欠き部を有し,同じM字の形をした掛棒オモリと背中合わせに接着手段で固着して設ける、底蓋を閉めると先の部分は挿通パイプの下輪の下の位置で、掛棒オモリに固着して設ける掛棒は、底蓋を閉めると掛棒の根元は挿通パイプの下輪の外周の位置にあり、掛棒の先はフカセカゴ外側上を向く、重りは横幅を大きくしたもので、ねじりコイルバネの弾性力によって、海に投入時に底蓋は口を開けると同時に重りを弾き飛ばし、釣りが終わって糸を巻き上げるときに重りは挿通パイプの下輪に引っ掛かりカゴ全体を回収する、このような構造を有している釣り具。
- [請求項1]記載の底蓋を有するフカセカゴを用いた釣り方で、釣り竿の先端から道糸を伸ばし、その道糸には浮き止め、遊動の棒浮き、挿通パイプに挿通した道糸の回りで上下動の底蓋を有するフカセカゴ、重り及び釣り針を止着したハリス糸を重りに設けた釣り具において、底蓋を有するフカセカゴを用いる釣り方である、底蓋を有するフカセカゴをひっくり返して底部を上に向ける、そして、開口部より撒き餌をフカセカゴ内に詰める、そして、つけ餌を刺した釣り針を該撒き餌の中に埋設する、そして、重りを底蓋の先の部分に設けたオモリ掛合用緩衝材のⅯ字の形をした溝状の切欠き部の奥に差し入れ、当接して引っ張ると緩衝材の特性で滑り外れるのを防止し、当接したまま道糸を上に引っ張ることにより、底蓋は閉止すると、一体成型フカセカゴは道糸にぶら下がった状態になる、該道糸を片手で待ったままもう片方の手で2本垂れているハリス糸の真ん中を指で摘まんで底蓋の先の部分に設けた掛棒オモリの掛棒に掛けて引っ張る、このことで、挿通パイプと掛棒の間にハリス糸は挟まれ拘束される、該一体成型フカセカゴは、リールを巻き上げることにより竿先近くに持ち上げられる、そして、このような状態でフカセカゴを海へ投入する、すると、ねじりコイルバネの弾性力により底蓋は口を開けると同時に重りを弾き飛ばし、それと同時に掛棒の拘束から解放されたハリス糸は自然落下する、ハリス糸の一端は重りに止着されているので、重りに引っ張られてハリス糸はピンと張る、着水時には重りとフカセカゴは離れた所に落ちる、着水後も重りは比重が大きいのでハリス糸を引っ張り続ける、一方、撒き餌を詰めたフカセカゴは集魚剤の重みにより徐々に沈んで行く、この沈む速さの違いにより、ハリス糸がフカセカゴに絡むのを防止する、所望の水深で係止している、撒き餌を詰めたフカセカゴは徐々に沈んで行って、重りは先に所望の水深で係止している、該重りに追いつき、重りを海底へ引き込もうとする、その時は棒浮きが沈むので分かる、そのとき竿をシャクルことにより重りが下輪に当接して引っ張られ、一体成型フカセカゴが合成樹脂材で出来ているので、合成樹脂材と撒き餌の間の摩擦抵抗が小さい、このことと、天井部に設けた天井穴より海水が一気に入り込むことによりフカセカゴ内の撒き餌はスポッと抜けて一度に海中に撒かれる、カゴ全体は浮力を有しているので、海面にある棒ウキまで道糸に沿って円滑に浮上すると、一体成型フカセカゴの天井部が海面上から見える、釣り針からの魚の小さなアタリを、一体成型フカセカゴに妨げられることなく棒浮きに直接伝えられるように成ったことを意味する、このことは、魚の小さなアタリを棒浮きで感知して釣りをするフカセ釣りと同じである、釣りの対象魚を警戒心が強く、つけ餌を弱く引く習性のある魚とすることが出来る、このことを特徴とする本発明の一体成型フカセカゴを用いた魚を釣る方法。
- [請求項2]記載の底蓋を有するフカセカゴを用いた釣り方で、釣り竿の先端から道糸を伸ばし、その道糸には浮き止め、遊動の棒浮き、挿通パイプに挿通した道糸の回りで上下動の底蓋を有するフカセカゴ、重り及び釣り針を止着したハリス糸を重りに設けた釣り具において、網カゴのフカセカゴを用いる釣り方である、網カゴのフカセカゴをひっくり返して底部を上に向ける、そして、開口部より撒き餌をフカセカゴ内に詰める、そして、つけ餌を刺した釣り針を該撒き餌の中に埋設する、そして、重りを底蓋の先の部分に設けたオモリ掛合用緩衝材のⅯ字の形をした溝状の切欠き部の奥に差し入れ、当接して引っ張ると緩衝材の特性で滑り外れるのを防止し、当接したまま道糸を上に引っ張ることにより、底蓋は閉止すると、網カゴのフカセカゴは道糸にぶら下がった状態になる、該道糸を片手で待ったままもう片方の手で2本垂れているハリス糸の真ん中を指で摘まんで底蓋の先の部分に設けた掛棒オモリの掛棒に掛けて引っ張る、このことで、挿通パイプと掛棒の間にハリス糸は挟まれ拘束される、該網カゴのフカセカゴは、リールを巻き上げることにより竿先近くに持ち上げられる、そして、このような状態でフカセカゴを海へ投入する、すると、ねじりコイルバネの弾性力により底蓋は口を開けると同時に重りを弾き飛ばし、それと同時に掛棒の拘束から解放されたハリス糸は自然落下する、ハリス糸の一端は重りに止着されているので、重りに引っ張られてハリス糸はピンと張る、着水時には重りとフカセカゴは離れた所に落ちる、ここまでは、フカセカゴ本体のステンレス線材が荒目の外枠で作られている場合も線材が細目の外枠の場合も同じだが、これから後は違う、フカセカゴ本体のステンレス線材の線間が荒目の外枠で作られている場合、シャクルことをしないで自然と散ばってカゴ内の撒き餌が無くなり海面へと浮上する、フカセカゴ本体のステンレス線材の線間が細目の外枠で作られている場合、詰めた撒き餌と網カゴとの間の摩擦抵抗が大きいので一度に海中に撒かれることはなく、一体成型フカセカゴと同じような動きをする、つまり、カゴが着水後も重りは比重が大きいのでハリス糸を引っ張り続ける、一方、撒き餌を詰めたフカセカゴは集魚剤の重みにより徐々に沈んで行く、この沈む速さの違いにより、ハリス糸がフカセカゴに絡むのを防止する、重りは所望の水深で先に係止している、撒き餌を詰めたフカセカゴは徐々に沈んで行って、所望の水深で係止している重りに追いつき、重りを海底へ引き込もうとする、その時は棒浮きが沈むので分かる、そのとき竿をシャクルことにより重りが下輪に当接して引っ張られ、線材が細目の外枠の場合、撒き餌が撒かれながら海底へと行き一度だけシャクルことにより撒き餌を撒く、撒き餌は一体成型フカセカゴの様にスポッと抜けることは無く、段々と撒き餌が海中に撒かれ軽くなることでフカセカゴは海面へ浮上する、海面へと浮上する、カゴ全体は浮力を有しているので、海面にあるウキまで道糸に沿って円滑に浮上すると、網カゴのフカセカゴの天井部が海面上から見えるようになる、釣り針からの魚の小さなアタリを、何ら網カゴのフカセカゴに妨げられることなく棒浮きに直接伝えることができるようにことを意味する、このことを特徴とする本発明の網カゴのフカセカゴを用いた魚を釣る方法。
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JP (1) | JP6884493B1 (ja) |
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