JPH0368654B2 - - Google Patents

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JPH0368654B2
JPH0368654B2 JP59116040A JP11604084A JPH0368654B2 JP H0368654 B2 JPH0368654 B2 JP H0368654B2 JP 59116040 A JP59116040 A JP 59116040A JP 11604084 A JP11604084 A JP 11604084A JP H0368654 B2 JPH0368654 B2 JP H0368654B2
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JP
Japan
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main body
sweetfish
ayu
diving
fishing
Prior art date
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JP59116040A
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English (en)
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JPS60259138A (ja
Inventor
Yoshio Mizuno
Taira Yamashita
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YAMASHITA SEISAKUSHO JUGEN
Original Assignee
YAMASHITA SEISAKUSHO JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回転を防止して所望水深で安定して
潜泳可能な潜行器でなる友釣装置を用い、オトリ
鮎を適切に潜泳させてなす鮎の友釣方法に関す
る。
[従来技術] 一般に鮎の友釣とは、個々の野鮎が自分の餌場
として独占する領域、いわばなわばり内に予め捕
獲したオトリ鮎を侵入させ、侵された領域を防衛
するため追つて来る野鮎を、オトリ鮎後方に仕掛
けた引掛針で引掛けて釣る釣方法である。
従来は、前記オトリ鮎を前記野鮎のなわばりへ
侵入させるために、道糸に付けた錘が沈下するの
に引きずらせて無理矢理潜行侵入させていた。
また、釣漁具にはルアーの如き魚の形状に似せ
たものを用いこれを潜水させる魚法があるも、こ
れはただ潜水させて曳釣するのみで、回転を防止
したり、所定深度を保持することをとりわけ必要
としないので、これを鮎の友釣に適用することは
不可能である。
[発明が解決しようとする問題点] よつて現在では前記の如く錘を用いてなされて
いるが、この錘によつてオトリ鮎を無理矢理野鮎
のなわばり圏に侵入させる釣法には、次に列記す
るような問題点があつた。
(イ) オトリ鮎は、一方的に水底方向へ引きずりこ
まれるため衰弱が早いこと。
(ロ) オトリ鮎は、常に錘で水底方向に引つぱられ
ているため、泳ぎ方が不自然であること。
(ハ) 錘は、流水の深浅、遅速に係りなく、ある時
間後には必ず水底まで沈下するので、水底の石
や藻等に根掛りし易いこと。
(ニ) 根掛りすると、オトリ鮎は一層動きが制限さ
れて益々泳ぎ方が不自然となり、また衰弱も早
くなること。
(ホ) 根掛りして無理に道糸を引くと、糸切れがし
易く、糸切れすれば少なくとも錘から先の仕掛
全部を喪失すること。
等である。本発明は、上記したこれらの問題点を
一挙に解決すべく構成された装置である潜行器を
用いてなす鮎の友釣方法の提供を目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記目的を達成すべくなされたもの
である。
即ち、その第一の発明は、水中において潜泳可
能な材料で流線形状に本体部を形成し、該本体部
に斜前方へ取付角を備えて潜行板を設けると共に
鉛直方向に回転防止部材を設け、かつ、該本体部
の前端部と後端部により戻しを設けて製造した潜
行器の、前記本体部の前端部に設けたより戻しに
道糸を止着し、該後端部のより戻しに止着する糸
でオトリ鮎と引掛針とを順次連結してなるもの
を、野鮎の潜泳する川内へ潜泳させ、さらに、該
川内の水流に釣合う深さで回転を防止して潜泳さ
せつつオトリ鮎を遊泳させ、前記引掛針で野鮎を
引掛けて釣上げるべくなした鮎の友釣方法であ
る。
次いで、その第二発明は、水中において潜泳可
能な材料で流線形状に形成した本体部と、該本体
部の前端部及び後端部に設けて糸を止着可能とし
たより戻しと、該本体部に斜前方へ取付角を備え
て突成した潜行板と、該本体部の鉛直方向へ突成
せしめた回転防止部材とよりなる鮎の友釣方法に
用いる潜行器である。
[作 用] 前記したように、本発明は流線形状の本体部に
斜前方へ取付角を備えて潜行板を突成し、回転防
止部材を腹びれや背びれ等のように鉛直方向へ突
成し、全体として水に浮遊しうべく形成された本
発明方法に用いる潜行器の、前端部に釣竿等から
延伸される道糸を止着し、後端部に止着する糸で
オトリ鮎と引掛針を連結しているから、一般に流
速の大なる表層流域では、潜行板に衝突する流水
の動圧で発生する沈潜力が、浮力に勝つて潜行器
を沈潜させようとし、流速が、次第に小となつて
鮎が好んで食する珪藻が付着し易い深さ付近で沈
潜力と浮力が釣合つて、ほぼその深さを保ち、さ
らに回転力防止部材によつて潜行器は安定して潜
泳を続けるようになる。従つて潜行器が回転する
ことなく安定して潜泳するのでオトリ鮎も該深さ
付近で活発に餌を求めて遊泳可能なため、該餌場
をなわばりとする野鮎は、勢い真剣になつて追払
おうとして引掛針に引掛るのである。また、オト
リ鮎も好みの深さで安定して遊泳できるため衰弱
を遅らせるとともに、一般に流速が最低となる水
底まで沈下することは前記した理由で殆どないの
で、石や藻等水底の障害物に根掛りするおそれは
格段に少なくなり、万一オトリ鮎または引掛針が
根掛りしても、潜行器まで衰失することはない。
[実施例] 以下引き続き本発明の一実施例について説明す
る。
先ず第1図ないし第4図で、本発明の第一実施
例ついて説明する。
本発明方法を実施するのに用いる潜行器1は、
第1図および第2図で示すように木材または合成
樹脂等の水中で浮遊可能な材料で、水の抵抗が少
なく方向安定性の良い円形断面の流線形状に形成
された本体部11と、前記本体部11の前部に斜
前方への取付角を備えた舌状の潜行板12aが突
設され、かつ、前記本体部11の上面に背びれ状
の回転防止部材である安定板14aを突設し、さ
らに前端部11aおよび後端部11bには糸を止
着すべく、かつ軸周りに回動自在としてあるより
戻し13aおよびより戻し13bが付設されてい
て、全体として水に浮遊しうべく形成されてい
る。
以上のようにして形成された潜行器1は第3図
で示すように、前端のより戻し13aには釣竿等
から延伸される道糸21が止着され、後端のより
戻し13bには適当な長さで、かつ道糸21より
細く弱い糸22を止着し、その適宜位置にオトリ
鮎Sをつなぎ、さらに、その先端に引掛針Fが付
着してある。
以上のようにしてなる鮎友釣おとり潜行器を、
野鮎の生息する河川Rに投入した状態を、第4図
に示す。一般に表層流Raは流速が大であるため、
潜行器1の潜行板12aは本体部11の前部に設
けてあるので、前方から衝突する水流が及ぼす動
圧で生ずる下向きの分力が、潜行器1の浮力より
も大きく、全体として沈潜する。流速は、一般に
深さを増すほど漸減するから、前記下向きの分力
も漸減し、ついには浮力と釣あう深さまで沈潜す
るとそれ以上は沈潜せず、ほぼ同深度でただよう
ようになるから、潜行器1の投入前に野鮎生息環
境に合つた深度を保つように潜行板12aの取付
角等を調整しておけば、オトリ鮎も自然な姿勢で
泳ぎ回るので、侵入者を追う野鮎も真剣となり、
引掛針にかかる確率も高くなる。
さらに石や藻等障害物の多い水底付近は、必然
的に流速Rbが小で、潜行器1は前記した如く、
その深度まで沈潜するまでに浮力と釣合つてしま
うので、根掛りするおそれは格段に少なくなる。
そして万一オトリ鮎Sまたは引掛針Fが障害物に
根掛りしても糸22の方が道糸21よりも細く弱
いので、必ず潜行器1の後方で断糸するから、仕
掛全部を喪失することはない。
また、安定板14aによると、横方向の安定が
よくなり潜行板12aが発生する下向き分力を垂
直方向に保ち易く、かつ、水中での回転を防止し
えて、さらに、方向安定板14aの左右の水圧差
により一般に流速が大となり、よつて動力が低く
なる河川の中央部へ潜行器を寄せようとする効果
を有し、障害物が多い岸辺に寄つてからまつたり
することが少なくなる。
次は、第5図を用いて第二実施例について説明
する。本例においては、腹びれ状の安定板14a
を下面に突設したもので、その効果は前記第一実
施例と同様であり、また、該安定板14を重量の
あるものにするとより安定して潜泳する。
第6図は、第三実施例である。本例において
は、尾びれ状の安定板14Cを後端近傍の上下面
に突設してあり、その効果は、横方向の安定が前
記第一、第二実施例よりも向上して回転を防止す
るが、やや岸辺に寄り易くなる。
第7図は、第四実施例である。本例において
は、本体部11両側に胸びれ状の、やや後退角を
有する潜行板12bと、小型の安定板14dを前
記潜行器1に付加突設したものである。
その効果は、横方向および縦方向の偏位からの
復元性は抜群に良好となるが、乱れた姿勢から復
元するときにやや行き過ぎる傾向がある。
第8図は、第五実施例である。本例は、前記第
四実施例に、第一実施例で用いた背びれ状の安定
板14aを付加したもので、縦横方向の安定性お
よび離岸性も共にほぼ満足できる。
第9図は、第六実施例である。本例は、前記第
五実施例の背びれ状の安定板14aに代え、前部
に方向安定板14eを突設したもので縦横方向の
安定性および離岸性は最良となる。
なお本発明による実施例のそれぞれについて、
本体部11は木材または合成樹脂等の水中で浮遊
可能な材料で水の抵抗が少なく方向安定性の良い
円形断面の流線形状としたが、材料を中空の板金
製等のものとしても、断面形状をだ円または多角
形状としても得られる効果は大差なく、これらの
変更は本発明の目的と効果の達成される範囲にお
いて、何ら本発明の要旨を変更するものでないこ
とは申すまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る鮎の友釣方
法に用いる潜行器によつて、流水中常にほぼ一定
の深度を保ち、かつ、回転防止部材で回転を防止
して潜泳するから最も野鮎の生息圏に近い域内
で、オトリ鮎を自然に近い姿勢で遊泳させるので
野鮎をおびき寄せる効果が大であり、かつオトリ
鮎の衰弱を防止すると共に、一般に障害物等の多
い水底から離隔して浮遊するから、根掛りの可能
性も低くなつて、根掛りを解除するための時間の
ロス、仕掛全体を喪失することによる経済的な損
失も防止でき、さらに安定板を突設することによ
つて、回転を防止するに加え、流速の大なる中央
部へ寄る傾向がを有する効果を兼備しうべくなし
て、前述の問題点を一挙に解決しえた、独特の効
果を奏する発明といわねばならない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであつて、
第1図は第一実施例を一部破断して示す側面図、
第2図は第1図の正面図、第3図は第1図に示す
ものに仕掛を終つた状態を示す斜視図、第4図は
河川に投入した状態を示す説明図、第5図は第二
実施例の斜視図、第6図は第三実施例の斜視図、
第7図は第四実施例の斜視図、第8図は第五実施
例の斜視図、第9図は第六実施例の斜視図であ
る。 1……潜行器、11……本体部、12a,12
b……潜行板、13a,13b……より戻し、1
4a,14b,14c,14d,14e……回転
防止部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水中において潜泳可能な材料で流線形状に本
    体部を形成し、該本体部に斜前方へ取付角を備え
    て潜行板を設けると共に鉛直方向に回転防止部材
    を設け、かつ、該本体部の前端部と後端部により
    戻しを設けて製造した潜行器の、前記本体部の前
    端部に設けたより戻しに道糸を止着し、該後端部
    のより戻しに止着する糸でオトリ鮎と引掛針とを
    順次連結してなるものを、野鮎の遊泳する川内へ
    潜泳させ、さらに、該川内の水流に釣合う深さで
    回転を防止して潜泳させつつオトリ鮎を遊泳さ
    せ、前記引掛針で野鮎を引掛けて釣上げるべくな
    したことを特徴とする鮎の友釣方法。 2 水中において潜泳可能な材料で流線形状に形
    成した本体部と、該本体部の前端部及び後端部に
    設けて糸を止着可能としたより戻しと、該本体部
    に斜前方へ取付角を備えて突成して潜行板と、該
    本体部に鉛直方向へ突成せしめた回転防止部材と
    よりなることを特徴とする鮎の友釣方法に用いる
    潜行器。
JP59116040A 1984-06-06 1984-06-06 鮎の友釣方法及びその方法に用いる潜行器 Granted JPS60259138A (ja)

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JPS5823246U (ja) * 1981-08-06 1983-02-14 新東工業株式会社 鋳鉄鋳物における金型鋳造用金型

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