JP6884246B2 - コンバイン - Google Patents
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したがって、例えば、グレンタンク内の穀粒量を、グレンタンク内部の適所に設けた光センサや感圧センサなどによって、満杯等の所定レベルに達したことを検出するように構成された構造のものに比べて、収穫作業中の任意の時点で重量を検知することができる便利さに加え、所定レベルの検知前まで、もしくは所定レベルの検知後にも収穫作業を続けた場合でも、最終的に収容されている穀物重量を正確に検知し得る点で有用である。
しかしながら、このようにグレンタンクの重量を検出する構造のものでは、グレンタンクの重量がロードセルに対して安定的に作用する状態が保たれていないと検出精度の信頼性が損なわれる場合がある。
円筒状の本体部を有し、前記グレンタンクが載置されて、前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を計測するロードセルと、が備えられ、
前記グレンタンクは、前後方向での一端側の上下軸心回りでの揺動により、前記機体フレーム上に位置する作業姿勢位置と前記一端側から離れた位置の他端側が前記機体フレームの横外方に位置する非作業姿勢位置とに亘って位置変更可能に構成され、
前記機体フレームに、機体前後方向に沿って配設された主フレームが、前記作業姿勢位置における前記グレンタンクの下方に備えられ、
前記主フレームから横内側に向かって延びるブラケットが備えられ、
前記本体部は、前記主フレームよりも横内側に位置する状態で、前記ブラケットに支持されている。
解決手段2にかかる発明では、前記ブラケットに、前記ロードセルを位置決めする位置決め体が設けられている。
解決手段3にかかる発明では、前記位置決め体は、前記ブラケットに立設されたピンによって構成されている。
図1及び図2に示すように、コンバインは、自脱型に構成されている。
このコンバインの機体フレーム1が、左右一対のクローラ走行装置2によって支持されて自走式に構成されているとともに、機体フレーム1上には、運転キャビン3、脱穀装置4、グレンタンク5、排ワラ処理装置7等が装備されている。そして、その機体フレーム1の前部に対して、後端側を揺動支点として前端側を上下揺動可能に刈取部8が備えられている。このように構成されたコンバインでは、収穫対象の植立穀稈を刈り取って機体後方に向けて搬送し、脱穀装置4で脱穀・選別処理して、選別回収された穀粒をグレンタンク5に貯留し、排ワラは排ワラ処理装置7で細断処理して圃場へ排出するように構成されている。
したがって、左右の駆動スプロケット20の等速同方向回転によって、前進、又は後進での直進走行が行われ、左右の駆動スプロケット20の不等速での同方向回転、もしくは互いに逆方向での回転によって旋回走行が行われる。
前記表示装置34は、車速やエンジン回転数、及び燃料残量等の他に、グレンタンク5に収容された穀物の重量や後述する内部品質計測装置57での計測結果等を表示可能に構成されている。
脱穀装置4は、刈取部8から搬送された刈取穀稈の株元側を図示しないフィードチェーンにより挟持して搬送しながら、扱室内で回転駆動される扱胴(図示せず)により穂先側を扱き処理して脱穀し、扱胴の下部に備えられた選別機構(図示せず)により穀粒とワラ屑等の塵埃とに選別し、単粒化した穀粒を回収してグレンタンク5に搬送し、塵埃は機外へ排出するように構成してある。又、脱穀処理後の排ワラは排ワラ処理装置7で細断処理されるように構成してある。
前記揚穀装置41は、図示しないが、円筒状の筒内にスクリュー軸を内装し、かつスクリュー軸の上端部に穀粒をグレンタンク5内に向けて跳ね飛ばす回転羽根が設けられ、穀粒を極力広範囲に拡散させて、均した状態でグレンタンク5内に貯留させることができるように構成されている。
図1乃至図3に示されているように、グレンタンク5は、前記揚穀装置41に対向する機体内方側の左側壁部5Aと、機体外方側の右側壁部5Bとが、作業姿勢位置で機体前後方向に沿う前後方向に長い箱状に形成されている。そして、作業姿勢位置で機体後方側に位置する後側壁部5Dよりも後方側に設けた上下軸心y1を回動中心として左右揺動可能に構成されている。
このように後方側の上下軸心y1から離れる前方側が左右揺動可能に設けられることによって、グレンタンク5は、長手方向が機体前後方向に沿い左側壁部5Aが機体内方側に向く作業姿勢位置と、前方側の前側壁部5Cが右横外方側に向けられて機体内方側が開放されるメンテナンス位置(非作業姿勢位置に相当する)とに姿勢変更可能に構成されている。
上記の搬出用底スクリュー51、縦送りスクリューコンベア52、及び、横送りスクリューコンベア53によって穀粒搬出用のオーガ50が構成されている。そして、このオーガ50により、グレンタンク5内に貯留されている穀粒が排出口53Aから外部に排出されるように構成されている。
つまり、支軸部56Aの中心は前記縦送りスクリューコンベア52の上下軸心y1と同一位置であり、グレンタンク5の前記支軸部56Aを支点にした左右方向への揺動は、上下軸心y1周りの揺動作動となる。
このコンバインには、グレンタンク5に貯留された穀粒の重量を計測するための重量検出部6が機体フレーム1上に設けられている。
重量検出部6は、図3乃至図7に示すように、グレンタンク5に貯留された穀粒の重量を計測するためのロードセル60が、作業姿勢位置に位置するグレンタンク5の荷重を受け止めて重量を計測可能であるように機体フレーム1に備えられている。
この重量検出部6には、上記のロードセル60を機体フレーム1に載置するための載置構造としての、縦向きフレーム12(主フレームに相当する)や台座ブラケット13が設けられるとともに、ロードセル60の受圧面63Aにグレンタンク5側の重量が作用するように案内する可動案内部材70(案内部材に相当する)が設けられる。また、グレンタンク5には、その重量をロードセル60に負荷させるための支え脚部80、及びグレンタンク5の機体フレーム1上での揺動移動を円滑に行わせるためのガイド脚部90が設けられる。
具体的には、作業姿勢位置に位置する状態のグレンタンク5の正面視における投影図の図心と同一位置、もしくはその近くに、ロードセル60の中心を通る前後方向の仮想鉛直面yF(図3及び図4における線分yF参照)が位置するように、機体フレーム1上におけるロードセル60の位置を定めてある。
したがって、例えば、ロードセル60の位置がグレンタンク5の揺動支点の近くで、グレンタンク5自体の重量による撓み変形量が極少ない傾向にあるような構造のものに比べると、グレンタンク5自体の重量当たりの変形量の割合が大きくなる傾向を利用して、グレンタンク5の重量をロードセル60で精度良く検出し易くなる。
機体フレーム1上におけるロードセル60の設置構造について説明する。
作業姿勢位置に位置する状態のグレンタンク5の下側に相当する箇所で、グレンタンク5の下側に位置する右側の縦向きフレーム12と横向きフレーム11との交差箇所のうちで、前記グレンタンク5の上下軸心y1から離れたグレンタンク5の前端近く箇所の下方に位置させて台座ブラケット13を設けてある。
この台座ブラケット13は、縦向きフレーム12の機体内方側で、かつ横向きフレーム11の機体後方側に相当する箇所に設けられ、縦向きフレーム12及び横向きフレーム11の上面と面一であるように形成された上面13aを備えて、縦向きフレーム12及び横向きフレーム11の夫々に溶接固定されている。
また、この台座ブラケット13は、縦向きフレーム12及び横向きフレーム11の下面側と、前記足回り支持フレーム10の上面側とにわたって設けられた板金材料製の床板14の上面側に載置された状態で、その床板14の上面に対しても下端縁側を溶接固定してある。
そして、台座ブラケット13の上面側には、図5及び図6に示すように、3本の円柱状ピンからなる位置決め体15(位置決め部に相当する)が上面13aを貫通する状態で立設されている。この位置決め体15に対して、ロードセル60の下部に固定されている台板61に形成された係合孔61aが嵌り込むことによって、機体フレーム1に対するロードセル60の水平方向での取付位置が規定されるように構成されている。
前記本体部62の上面側の中央に凸部63が突出形成され、その凸部63の上面が受圧面63Aを構成している。この受圧面63Aは、その中央部が僅かに膨出した球面状に形成されていて、中心位置で上方からの荷重を受け易いように構成されている。
また、このような融通を特に設けずに、穀物重量の変化に伴うグレンタンク5自体の変形でロードセル60に重量が作用するようにしたものであっても差し支えない。
グレンタンク5の下部に備える支え脚部80をロードセル60の受圧面63Aに向けて案内する可動案内部材70(案内部材に相当する)について説明する。
この可動案内部材70は、図6乃至図8、及び図11に示すように、グレンタンク5がメンテナンス位置から作業姿勢位置に向けて回動するに伴って、グレンタンク5の下端部となる支え脚部80を受け止め支持しながらロードセル60での重量計測が可能な受圧面63Aの上方に相当する所定位置まで案内するためのものである。
そして、グレンタンク5が機体外方側のメンテナンス位置から機体内方側の作業姿勢位置に向けて回動するに伴って、そのグレンタンク5を持ち上げ側に案内するように、グレンタンク5の前記作業姿勢位置側への移動方向で該可動案内部材70の平坦部71よりも手前側(移動方向の上手側)に前方側ほど高くなる外側傾斜面72(傾斜面に相当する)が備えられている。
また、この可動案内部材70には、グレンタンク5が作業姿勢位置からメンテナンス位置側へ戻り移動する際にもグレンタンク5を持ち上げ側に案内するように、グレンタンク5のメンテナンス位置側への移動方向で、前記平坦部71よりも手前側(戻り移動方向での上手側)に前方側ほど高くなる内側傾斜面73(傾斜面に相当する)が備えられている。
上記の傾斜面のうち、機体外方側位置でグレンタンク5のメンテナンス位置から作業姿勢位置側への移動を案内する外側傾斜面72は、内側傾斜面73よりも、その始端位置が平坦部71から移動方向の前後方向でも上下方向でも離れた位置にある。したがって、内側傾斜面73に比べて平坦部71から遠く、かつ下方側の位置から支え脚部80の案内が可能であるように構成されている。
また、外側傾斜面72の傾斜は、内側傾斜面73に比べて移動方向での距離が長く、より緩やかな傾斜角度に形成されている。これは、作業姿勢位置からメンテナンス位置側への戻り移動は少し強く引き出さなければ簡単に動き難いようにするとともに、メンテナンス位置から機体内方側の作業姿勢位置に向けての移動は、グレンタンク5の回動を停止させる直前の動きであるためにゆっくりとした動きでの回動が行われ易くするためである。
前記軸支部材75の機体フレーム1に対する取付構造は、機体フレーム1を構成する縦向きフレーム12の上面よりも下方側で、機体横外側の横側面に対して平面視チャンネル状の固定ブラケット16が溶接固定されていて、その固定ブラケット16に、取付ボルト16aを介して着脱可能に連結固定されるように構成されたものである。
この支点軸76は、軸支部材75の左右両側の側板75aに形成された枢支孔75bと、軸支部材75の側板75aの横外側に位置する可動案内部材70の脚部74に形成された融通孔部74aとにわたって挿通され、可動案内部材70の脚部74の外側でβピン76aによって抜け止めされている。
つまり、可動案内部材70が支点軸76の揺動軸心z1周りでのみ揺動可能であるように構成するのではなく、その支点軸76の軸径よりも上下方向での孔寸法が大きい融通孔部74aが、可動案内部材70側の脚部74に形成されていることにより、可動案内部材70の支点軸76に対する枢着箇所に上下方向での融通が生じることになる。この上下方向での融通が生じる枢支構造によって、揺動支点機構77が構成され、機体前後方向に沿う前記揺動軸心z1に対して可動案内部材70が所定範囲内で上下位置変化することを許すように構成されている。
グレンタンク5の下部に設けられる支え脚部80について説明する。
図2及び図4に示すように、支え脚部80は、グレンタンク5の上下軸心y1が存在する一端側から離れた箇所で、グレンタンク5の下部に設けられている。この支え脚部80は、グレンタンク5の作業姿勢位置で図6及び図7に示すように可動案内部材70の上面に乗り、ロードセル60の受圧面63Aに対してグレンタンク5側の重量を伝えるものである。
そして、載置部材81の縦辺部81aに、ローラで構成された被案内体82が、可動案内部材70の揺動軸心z1と平行な前後方向の回転軸心z2周りで回転自在に装着されている。つまり、載置部材81が、グレンタンク5に対する被案内体82の取付部材としての役割を兼ねるように、載置部材81と取付部材とが一体に構成されている。
このアジャスト機構84は、グレンタンク5に対する横辺部81bの上下方向での相対位置移動を許すための上下方向の長孔によって構成される融通部84aと、グレンタンク5の下向き面に対して上端を押し当て可能なアジャストボルト84bとによって構成されている。
前記融通部84aが被案内体82をグレンタンク5に取り付けるための取付部材であるところの載置部材81の縦辺部81aに設けられ、アジャストボルト84bの取付部84cが前記横辺部81bに設けられている。
グレンタンク5の下部に設けられるガイド脚部90について説明する。
図10及び図12に示すように、グレンタンク5の前側壁部5Cの下部には、その前側壁部5Cに沿って板状の支持部材5Eが設けられ、その支持部材5Eの機体内方側の下端部に、ガイド脚部90が設けられている。
このガイド脚部90のストッパー片92は、図10に示すように、横下方への延出部分がグレンタンク5の作業姿勢位置で機体フレーム1側の当たり部17に接当し、それ以上のグレンタンク5の機体内方側への移動を阻止する機能がある。
したがって、ガイド脚部90の被案内体93が機体フレーム1に乗った状態でグレンタンク5を揺動作動させる際には、上下軸心y1との間の長いスパンを確保して、グレンタンク5の重心Gからの距離を長くし、グレンタンク5の重量がガイド脚部90の被案内体93に作用する比率をできるだけ軽くすることができる。
そして、グレンタンク5の作業姿勢位置では、支え脚部80がガイド脚部90よりも機体前後方向で前記上下軸心y1に近い側に位置するので、その支え脚部80がグレンタンク5の重心Gに近い位置でグレンタンク5の重量をロードセル60に負荷させやすくなる。
つまり、図9に示すように、機体フレーム1側には、ガイド脚部90に備えた被案内体93を、主フレームを構成する縦向きフレーム12の上面側へ案内する固定案内部材18(ガイド脚部90に対する案内部材に相当する)が設けられており、この固定案内部材18には機体内方側ほど高くなる傾斜面が形成されている。
つまり、ガイド脚部90側の被案内体93の所定距離だけ上方位置で、かつ所定距離だけ支え脚部80側の被案内体82が機体内方側に位置するように、それぞれの位置を設定してある。
この状態では、グレンタンク5の重量はガイド脚部90のみで機体フレーム1側に支えられ、支え脚部80はロードセル60に対しては何らの荷重も付与する状態ではない。つまり、グレンタンク5がメンテナンス位置から作業姿勢位置に向けて移動する際に、支え脚部80がロードセル60の受圧面63Aの上側の可動案内部材70に乗るよりも先に、ガイド脚部90側の被案内体93が機体フレーム1の一部である固定案内部材18の傾斜面に乗っている状態である。
この状態では、支え脚部80側の被案内体82が可動案内部材70を介して僅かにロードセル60に重量を付与し始めている可能性はあるが、まだ大部分がガイド脚部90側の被案内体93を介して固定案内部材18の傾斜面に作用している。
ガイド脚部90側の被案内体93がさらに固定案内部材18の傾斜面に案内されて縦向きフレーム12の上面に乗り上がると、少し遅れて支え脚部80側の被案内体82が可動案内部材70の平坦部71に乗り上がる。このときガイド脚部90側の被案内体93は縦向きフレーム12の上面から離れて、支え脚部80側の被案内体82にグレンタンク5の荷重が作用する状態で、支え脚部80側の被案内体82が可動案内部材70の平坦部71上を移動する。
これは支え脚部80側の被案内体82が可動案内部材70の外側傾斜面72によって持ち上げ案内され、かつ、可動案内部材70の平坦部71を通り過ぎて、支え脚部80の載置部材81の平坦部83と可動案内部材70の平坦部71とが面接触した状態である。この状態では、支え脚部80側の被案内体82とガイド脚部90側の被案内体93との何れもが宙に浮いた状態である。
この位置がグレンタンク5の作業姿勢位置であり、支え脚部80の載置部材81の平坦部83と可動案内部材70の平坦部71と面接触して安定した状態で、グレンタンク5の重量がロードセル60によって計測される状態である。
図14に示すように、ロードセル60のキャップ部材64の外周側にドーナツ型の軟質ゴム等の姿勢保持部材65を設けて、キャップ部材64がこじれたり、外れたりすることのないように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
グレンタンク5の重量をロードセル60に伝える支え脚部80の被案内体82、もしくはグレンタンク5の重量を機体フレーム1との間で支持するガイド脚部90の被案内体93としては、前述したローラによって構成されるものに限らず、単なる摺動可能な接当片など、適宜の構造を採用すればよい。
また、支え脚部80は、必ずしも載置部材81と被案内体82との組み合わせで構成される物に限らず、平坦部83を備えた載置部材81のみで構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、支え脚部80の載置部材81と被案内体82とを一体に構成した構造を示したが、これに限らず、例えば載置部材81と被案内体82とを別々の部材で構成して、別々の箇所に取り付けるよう構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、支え脚部80の被案内体82の下端が載置部材81の平坦部83よりも下方に位置するように位置設定した構造のものを示したが、これに限らず、例えば被案内体82の下端が載置部材81の平坦部83と同等、もしくは平坦部83よりも上方に位置するように構成してもよい。
この場合、グレンタンク5の揺動移動方向の前後で被案内体82の通過跡と同じ軌跡を載置部材81が移動するのではなく、被案内体82の通過跡からグレンタンク5の揺動移動方向での左右方向などに外れた軌跡で載置部材81が移動し、案内部材70の平坦部71と外側傾斜面72及び内側傾斜面73とが、互いに移動軌跡の異なる被案内体82と載置部材81とに合わせて、グレンタンク5の揺動移動方向での前後方向ではなく左右方向に離れて配設されるように構成するなどの工夫が必要である。
要は、グレンタンク5の揺動移動方向での移動中には載置部材81ではなく被案内体82が案内部材70によって持ち上げ案内され、グレンタンク5が作業姿勢位置に達すると、被案内体82に対する案内部材70の持ち上げ案内が解除され、載置部材81の平坦部83と案内部材70の平坦部71とが面接触するように構成されるものであればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、アジャスト機構84でグレンタンク5に対する被案内体82の相対高さを変更する構造のものを示したが、被案内体82に代えて載置部材81のグレンタンク5に対する相対高さを変更する構造、もしくは被案内体82と載置部材81との夫々のグレンタンク5に対する相対高さを変更する構造を採用してもよい。
実施の形態では、案内部材70の揺動軸心z1側に揺動支点機構77を備え、その揺動支点機構77として上下方向に長い融通孔部74aを備えた構造のものを示したが、融通孔部74aは、上下方向のみならず水平方向にも融通のあるものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、ロードセル60の位置決めを行う手段として、台座ブラケット13に3本の円柱状ピンからなる位置決め体15を立設した構造のものを示したが、これに限られるものではない。例えば、2本以上の複数本の円柱状ピンを立設したり、角柱状などの円柱状ではない異径の凸部を突設して位置決めするように構成してもよい。
また、ピンや凸部ではなく孔部や凹部を台座ブラケット13に形成して、ロードセル60側から下向きに突出さえたピンや突起部が台座ブラケット13側の孔部や凹部に嵌り込むような構造であってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
5 グレンタンク
12 縦向きフレーム(主フレーム)
13 台座ブラケット(ブラケット)
15 位置決め体
60 ロードセル
62 本体部
y1 上下軸心
Claims (3)
- 機体フレーム上に搭載される穀物貯留用のグレンタンクと、
円筒状の本体部を有し、前記グレンタンクが載置されて、前記グレンタンクに貯留された穀粒の重量を計測するロードセルと、が備えられ、
前記グレンタンクは、前後方向での一端側の上下軸心回りでの揺動により、前記機体フレーム上に位置する作業姿勢位置と前記一端側から離れた位置の他端側が前記機体フレームの横外方に位置する非作業姿勢位置とに亘って位置変更可能に構成され、
前記機体フレームに、機体前後方向に沿って配設された主フレームが、前記作業姿勢位置における前記グレンタンクの下方に備えられ、
前記主フレームから横内側に向かって延びるブラケットが備えられ、
前記本体部は、前記主フレームよりも横内側に位置する状態で、前記ブラケットに支持されているコンバイン。 - 前記ブラケットに、前記ロードセルを位置決めする位置決め体が設けられている請求項1に記載のコンバイン。
- 前記位置決め体は、前記ブラケットに立設されたピンによって構成されている請求項2に記載のコンバイン。
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