JP6883879B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
会社全体または企業グループ全体のビジネス文書(例えば、文書等)の閲覧とその情報の一元管理を可能とする技術が知られている。
例えば、ユーザを特定するユーザ特定情報と少なくとも1つの固有の情報とをユーザ毎に関連づけたユーザ情報を記憶する第1の記憶部と、第1の記憶部に記憶される固有の情報とユーザ特定情報とを用いて所定の規則に基づきユーザ毎にコードを生成する生成部と、第1の記憶部に記憶されているユーザ情報が備える第1のユーザのユーザ特定情報を含むビジネス文書情報を記憶する第2の記憶部と、第1の記憶部にユーザ情報が記憶されている第2のユーザからのビジネス文書情報へのアクセス要求を受け付けると、第1のユーザの第1のコードと、第2のユーザの第2のコードが一致するか否かを判断し、第1のコードと第2のコードとが一致する場合、第2の記憶部に記憶されている第1のユーザが作成したビジネス文書情報へのアクセス権限を前記第2のユーザに付与する処理部と、を備える情報処理装置が知られている。
国際公開第2015/049948号
個人情報や、営業秘密等、第三者に知られたくないデータ(以下、秘密データと言う)を管理することを考える。
例えば、ある診療所が健康診断を行い、検査会社に血液検査や尿検査の検査を依頼する場合を考える。
検査会社は、個人情報の漏洩のリスクを軽減するために、検査が完了して診療所に検査結果を示す秘密データを報告した後には、秘密データを破棄したいという要求がある。このため、一定期間を過ぎると秘密データを破棄することが考えられる。
ところが人力で秘密データを破棄する場合、秘密データの破棄を忘れて機密文書が漏洩したり、本来破棄してはいけないデータを誤って破棄してしまったりする恐れがある。
1つの側面では、本発明は、秘密データの管理を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、開示の情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、端末装置から特定の受取人に向けて送信されたビジネス文書データをネットワークを通じて受信すると、受信した前記ビジネス文書データを、受取人の識別情報と、ビジネス文書データの発行者の識別情報とを関連づけて記憶する第1の記憶部と、ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部に受取人がアクセスできないようにする条件を記憶する第2の記憶部と、第2の記憶部に設定された条件を発行者または受取人が実行すると、ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部を受取人がアクセスできないようにする処理部と、を有する。
1態様では、秘密データの管理を容易にすることができる。
実施の形態の情報管理システムを示す図である。 ログイン後の端末装置に表示される画面の一例を説明する図である。 端末装置に表示される画面の一例を説明する図である。 実施の形態の情報管理装置のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態の情報管理装置の機能を示すブロック図である。 基本データの一例を説明する図である。 本文データの一例を説明する図である。 添付データの一例を説明する図である。 消去データの一例を説明する図である。 概要表示部に表示される情報を説明する図である。 端末装置に表示される画面の他の例を説明する図である。 概要表示部に表示される情報を説明する図である。 データ消去部の処理を説明する図である。 データ消去部の処理を説明する図である。 診療所の担当者が閲覧する管理画面を説明する図である。 秘密データ作成時の処理を説明するフローチャートである。 消去データを管理する処理を説明するフローチャートである。 データ消去時の処理を説明するフローチャートである。 変形例の診療所の担当者が閲覧する管理画面を説明する図である。 社外連絡データの一例を示す図である。 社外連絡一覧の一例を示す図である。 社外連絡一覧の一例を示す図である。
以下、実施の形態の情報管理システムを、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の情報管理システムを示す図である。
実施の形態の情報管理システム10は、情報管理装置1が、インターネットや専用線等のネットワークを介して端末装置2a、2b、2cに接続されている。
以下の説明では、会社20と、会社20に所属する社員の健康診断を行う診療所30と、血液検査会社40との間で情報をやりとりする例を説明する。血液検査会社40は、診療所30にて社員が健康診断の一項目として採血を行い、得られた血液の検査を行う。
端末装置2aは、会社20に配置されている装置である。端末装置2bは診療所30に配置されている装置である。端末装置2cは血液検査会社40に配置されている装置である。
端末装置2a、2b、2cとしては、例えばデスクトップPC、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。
情報管理装置1と、端末装置2a、2b、2cはWebプログラムを実装している。端末装置2a、2b、2cは、主にビジネスに関する文書データ(以下、ビジネス文書データ)を情報管理装置1とやりとりする。
このビジネス文書データとしては、送付状、依頼書、見積書、発注書、請求書等が挙げられる。
以下、情報管理システム10を会社20、診療所30、および血液検査会社40の各担当者が利用するものとして説明する。
会社20、診療所30、および血液検査会社40の各担当者は、それぞれ自己に割り当てられたEmailアドレス等を用いて情報管理装置1にユーザ登録を行うことにより、情報管理装置1が構築する情報処理システムにアクセスする環境を整える。
その後、例えば診療所30の担当者が端末装置2bを操作することにより、情報管理装置1が端末装置2bに接続されたモニタにログイン画面を表示させる。担当者はログイン画面にメールアドレスおよびパスワードを入力することにより、情報管理装置1が提供するサービスにログインすることができる。なお、メールアドレスは、担当者を識別する識別情報の一例である。担当者を識別する他の例としては、整脈認証や指紋による認証等が挙げられる。
端末装置2a、2b、2cは、ログイン後に、担当者間の処理を、情報管理装置1を介して実行することができる。処理の種別としては、例えば、ビジネス文書データの作成、送受信、閲覧、編集等が挙げられる。
図2は、ログイン後の端末装置に表示される画面の一例を説明する図である。
図2に示す初期画面110は、診療所30の担当者がシステムにログインした後に端末装置2bに表示される画面の一例である。
初期画面110には、作成対象の書類(送付状、依頼書、見積書、発注書、請求書)を選択するチェックボックス111〜115と開始ボタン116とが表示されている。なお、作成対象の書類の種別は図2に示すものに限定されないことは言うまでもない。
担当者が初期画面110に表示されているチェックボックスを選択し、開始ボタン116を押下すると、選択したチェックボックスに応じた書類を作成するための画面(管理画面)が端末装置2bに表示される。
図3は、端末装置に表示される画面の一例を説明する図である。
図3に示す管理画面120は、担当者がチェックボックス114(発注書)を選択したときに端末装置2bに表示される画面の一例である。
管理画面120の詳細については、後に詳述する。ここでは簡単な説明を行う。
図3に示すように、担当者は、文書表示部124にてメールソフトウェアのような感覚で発注書データの作成、発行、閲覧、編集等をすることができる。また、担当者は情報入力部132や、添付ファイルボタン126を選択することにて添付ファイルを添付することができる。
例えば、診療所30の担当者が血液検査会社40に血液検査を依頼する際には、診療所30の担当者は、端末装置2bを操作することにより、ログイン後に表示される管理画面にて送信先を血液検査会社40とする依頼書を作成する。そして、作成した依頼書の送付先に血液検査会社40の担当者(受取人)のメールアドレス(bbb@xxmail.co.jp)を指定した依頼書データを送信する。送信された依頼書データは、情報管理装置1が保管する。
すなわち、端末装置2a、2b、2c間でデータを直接やりとりするのではなく、端末装置2a、2b、2cで作成され、依頼先に送信された全てのデータは情報管理装置1が保管し共有データのような取扱いとなる。そして、情報管理装置1は、必要に応じてデータの閲覧、編集権限を端末装置2a、2b、2cに与える。なお、後述するが、情報管理装置1は、クラウドコンピューティングにより、インターネット経由でこれらのデータを管理するようにしてもよい。
このように、電子上でデータの原本そのもの電子化し、処理することができる。従って、紙やPDFや他の記憶媒体によるデータの管理や保管の手間を省くことができる。
なお、前述したように、端末装置2a、2b、2c間でデータを直接やりとりするのではないが、以下の説明では、説明を分かり易くするために、例えば診療所30の担当者から血液検査会社40の担当者のメールアドレスを宛先とする依頼書データが送信された場合、一般的なデータのやりとりと同じく、「担当者が依頼書データを受信する」という表現を用いる場合がある。
なお、情報管理装置1と各端末装置2a、2b、2cとのデータのやりとりは暗号化されるのが好ましい。
再び図1に戻って説明する。
ところで、ビジネス文書データには、第三者に公開されてよいデータと、データ作成者が第三者への公開を希望しないデータ(秘密データ)がある。
秘密データとしては特に限定されないが、一例としては、見積書、受発注書、請求書等、金額に関するものや、会社20の社員が行った血液検査に関する血液検査結果のデータ(血液検査結果データ)や、電子カルテ、処方箋等、人間の個人情報に関するもの等が挙げられる。
本実施の形態では、血液検査会社40の担当者は、ビジネス文書データに消去対象データを設定して秘密データを作成することができる。
具体的には、血液検査会社40の担当者は、血液分析結果データを添付し、診療所30の担当者(受取人)のメールアドレス(aaa@○○mail.com)を指定した検査結果データ(秘密データ)を送信する。このとき、血液検査会社40の担当者は、ある実行条件を満たすと、診療所30の担当者が検査結果データにアクセスできなくなる条件を設定する。
情報管理装置1は、検査結果データを、診療所30の担当者のメールアドレスと、検査結果データを発行した血液検査会社40の担当者のメールアドレスとを関連づけて記憶する。
そして、血液検査会社40の担当者が予め設定した実行条件を、血液検査会社40の担当者または診療所30の担当者が実行すると、血液検査データに含まれるデータの少なくとも一部を診療所30の担当者がアクセスできないようにする処理を実行する。
以下、開示の情報管理システムをより具体的に説明する。
図4は、実施の形態の情報管理装置のハードウェア構成を示す図である。
情報管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、情報管理装置1の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に使用する各種データが格納される。
バス108には、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、ドライブ装置106、および通信インタフェース107が接続されている。
ハードディスクドライブ103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ハードディスクドライブ103は、情報管理装置1の二次記憶装置として使用される。ハードディスクドライブ103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や、液晶表示装置等が挙げられる。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード105aやマウス105bから送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、例えばタッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等が挙げられる。
ドライブ装置106は、例えば、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された光ディスクや、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の持ち運び可能な記録媒体に記録されたデータの読み取りを行う。例えば、ドライブ装置106が光学ドライブ装置である場合、レーザ光等を利用して、光ディスク200に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク200には、Blu−ray(登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。
通信インタフェース107は、ネットワーク50に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク50を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータを送受信する。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図4には情報管理装置1のハードウェア構成を示したが、端末装置2a等、他のコンピュータも同様のハードウェア構成で実現することができる。
図4に示すようなハードウェア構成の情報管理装置1内には、以下のような機能が設けられる。
図5は、実施の形態の情報管理装置の機能を示すブロック図である。
情報管理装置1は、データ処理部11と、管理データ記憶部12と、本文データ記憶部13と、添付データ記憶部14と、データ消去部15とを有している。
データ処理部11は、担当者の操作に応じて図2に示す初期画面110や図3に示す管理画面120を端末装置2b等に表示する。データ処理部11は、管理画面120を介して行われるビジネス文書データのやり取りに応じた処理を実行する。例えば、データ処理部11は、情報管理装置1が受信したビジネス文書データのうち、担当者に関するデータ等を管理データ記憶部12に記憶させる。
管理データ記憶部12には、情報管理装置1が受信したビジネス文書データを管理するためのデータ(以下、管理用データと言う)が記憶される。
管理用データとしては、担当者やデータ送受信のステータス等に関する基本データ、発注書や送付状の内容に関する本文データ、添付ファイルに関する添付データ、本文データや添付データを消去する際に使用する消去データがある。以下、例示する。
図6は、基本データの一例を説明する図である。
本実施の形態では基本データがテーブル化されて記憶されている。
基本データ管理テーブルT1には、管理ID、データ種別、送受信、送受信日時、担当者ステータス、相手ステータス、担当者アドレス、担当者名、相手アドレス、および消去対象データの欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
管理IDの欄には、基本データを管理するための基本データ固有のIDが記憶されている。この管理IDは、情報管理装置1がビジネス文書データを受信した時点で、データ処理部11が受信したビジネス文書データに割り振る。
送受信の欄には、当該担当者から見て当該ビジネス文書データが、受信したデータなのか送信したデータなのかを示す区分が設定される。具体的には、受信したデータであれば「受信」、送信したデータであれば「送信」が設定される。
送受信日時の欄には、当該ビジネス文書データを送受信した日時のうち、最新の日時が格納される。
担当者ステータスの欄には、当該担当者から見たビジネス文書データのステータス(処理に関する進捗)が設定される。
相手ステータスの欄には、当該ビジネス文書データのやり取りをする相手の担当者から見た秘密データのステータスが設定される。
担当者ステータスの欄および相手ステータスの欄に設定されるステータスには、「未開封」、「返送中」、「確認済」、「支払済」、「保管箱」、「送信済」、「返送戻り」、がある。各ステータスの内容については、後に詳述する。
担当者アドレスの欄には、当該担当者のメールアドレスが格納される。
担当者名の欄には、当該担当者の所属および名前が格納される。
相手アドレスの欄には、当該ビジネス文書データのやり取りをする相手の担当者のメールアドレスが格納される。
消去対象データの欄には、当該ビジネス文書データに消去対象データが設定されているか否かを示す情報が設定される。
なお、基本データ管理テーブルT1に記憶される情報としては、図示した情報以外にも、当該担当者の会社名、当該ビジネス文書データのやり取りをする相手の担当者の会社名、各会社の郵便番号、住所、所属等が含まれる。
なお、本実施の形態では、全てのビジネス文書データを1つの基本データ管理テーブルT1で管理するようにした。しかし、これに限らず、データ種別毎にテーブルを複数設けてもよい。
図7は、本文データの一例を説明する図である。
本実施の形態では本文データがテーブル化されて記憶されている。
本文データ管理テーブルT2には、管理ID、時間、および本文データの欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
管理IDの欄には、ビジネス文書データ(本文データが関連づけられたビジネス文書データ)の管理IDが格納されている。
時間の欄には、本文データの作成日時(具体的には後述する送信ボタンが選択されたときの日時)が格納されている。
本文データの欄には本文データの名前が格納されている。本文データが分散されたデータの集合体であれば、これらの分散されたデータの名前が格納される。
図8は、添付データの一例を説明する図である。
本実施の形態では添付データがテーブル化されて記憶されている。
添付データ管理テーブルT3には、ID、時間、および添付データの欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
管理IDの欄には、添付データを添付した際に画面に表示されていたビジネス文書データの管理IDが格納されている。なお、添付データとしては、画像、メディア、ドキュメント、連絡先等が挙げられる。
時間の欄には、添付データの添付日時が格納されている。
添付データの欄には添付データの名前が格納されている。
図9は、消去データの一例を説明する図である。
本実施の形態では消去データがテーブル化されて記憶されている。
消去データ管理テーブルT4には、管理ID、データ種別、消去対象、消去条件、消去時期および消去予定時刻の欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
データ種別の欄には、消去対象のデータを含むビジネス文書データの種別が設定される。
消去対象の欄には、消去対象のデータを識別する名称(図10では添付データのデータ名)が設定される。
消去条件の欄には、担当者が設定した消去条件が設定される。
消去時期の欄には、担当者が設定した消去条件が満たされたときの消去対象のデータを消去する時期が設定される。
消去予定時刻の欄には、消去対象の欄に設定された消去対象のデータを消去する時刻が設定される。
再び図5に戻って説明する。
本文データ記憶部13には、本文データが記憶される。
添付データ記憶部14には、添付データが記憶される。
データ消去部15は、消去条件を満たした消去対象のデータを、所定期間経過後に情報管理装置1内から削除する処理を実行する。
例えば、データ消去部15は、血液検査会社40の担当者が診療所30の担当者宛に送付した血液検査結果データ(添付データ)を、3ヶ月経過後に添付データ記憶部14から削除する。これにより、血液検査会社40は、3ヶ月経過後には、情報管理装置1からの血液検査結果データの漏洩を抑制することができる。
次に、管理画面120を説明する。
<管理画面>
データ処理部11は、担当者の選択操作に応じて図3に示す管理画面120を端末装置2a等に表示する。
図3に示すように、管理画面120には、利用者情報表示部121、ステータス表示部122、概要表示部123、文書表示部124、社外連絡ボタン125、添付ファイルボタン126、履歴ボタン127、メモボタン128、社外連絡一覧表示ボタン129、メモ一覧表示ボタン130、情報表示部131、および情報入力部132が表示されている。
利用者情報表示部121には、情報管理システムにログインしている担当者に関する情報(利用者情報)が表示される。図3では一例として担当者が所属する会社名、部署名、名字、および担当者のメールアドレスが表示されている。
ステータス表示部122には、情報管理システムにログインしている担当者が取り扱うビジネス文書データの数がステータス毎に表示される。
大きく分けて、ステータス表示部122には受信BOX、下書き、送信BOXおよび送受信BOXの欄が設けられている。
データ処理部11は、担当者のメールアドレスを宛先とするビジネス文書データを受信BOXに割り振る。
担当者が受信BOXを選択すると、データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1を参照する。そして、担当者アドレスが「bbb@xxmail.co.jp」に一致するビジネス文書データのうち、データ種別が「発注書」、送受信の欄が「受信」のビジネス文書データの概要を概要表示部123に表示する。
図3に示すように、受信BOXに割り振られたビジネス文書データのステータスの内訳は、「未開封」、「返送中」、「先方破棄」、「確認済」、「保管箱」がある。
「未開封」のステータスは、受信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、担当者が未確認のビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「返送中」のステータスは、受信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、担当者が送信元の担当者に返送したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「先方破棄」のステータスは、受信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、受信したビジネス文書データを担当者が送信元の担当者に返送した後に、請求元の担当者が破棄したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「確認済」のステータスは、受信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、担当者が閲覧し、確認ボタン(後述)を選択したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「保管箱」のステータスは、ステータスが「確認済」のビジネス文書データのうち、担当者が任意のタイミングで保管箱に移したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
ステータス表示部122に表示される数字は、それぞれ、割り振られたステータスの数が表示されている。
例えば、ステータス表示部122の未開封の欄には、受信したビジネス文書データのうち、担当者が未確認のビジネス文書データの数が表示される。
なお、ステータス表示部122の保管箱の欄には、特に数字は表示されない。
「未開封」、「返送中」、「先方破棄」、「確認済」、「保管箱」の各BOXに割り振られているビジネス文書データの内容を担当者が閲覧する場合には、ステータス表示部122の該当箇所を選択すればよい。
例えば、担当者が受信BOXを選択すると、データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1を参照する。そして、データ処理部11は、担当者アドレスが「bbb@xxmail.co.jp」に一致するビジネス文書データのうち、担当者ステータスが未開封のビジネス文書データの概要を、概要表示部123に表示する。
データ処理部11は、担当者が作成して保存したが、送信先の担当者に未送信のビジネス文書データを下書きに割り振る。
データ処理部11は、担当者が送信したビジネス文書データを送信BOXに割り振る。
担当者が送信BOXを選択すると、データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1を参照する。そして、担当者アドレスが「bbb@xxmail.co.jp」に一致するビジネス文書データのうち、送受信の欄が「送信」のビジネス文書データの概要を概要表示部123に表示する。
図3に示すように、送信BOXに割り振られたビジネス文書データのステータスの内訳には、「送信済」、「返送戻り」、「破棄済」、「保管箱」がある。
「送信済」のステータスは、送信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、請求先の担当者に送信済のビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「返送戻り」のステータスは、送信BOXに割り振られたビジネス文書データのうち、送信先の担当者から戻ってきたビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。担当者は、送信先から戻ってきたビジネス文書データについての処理が可能となる。
「破棄済」のステータスは、送信先の担当者から戻ってきたビジネス文書データのうち、送信元の担当者が破棄したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
「保管箱」のステータスは、ステータスが「送信済」のビジネス文書データのうち、担当者が任意のタイミングで保管箱に移したビジネス文書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
ステータス表示部122の保管箱の欄には、特に数字は表示されない。
「送信済」、「返送戻り」、「破棄済」、「保管箱」の各BOXに入っているビジネス文書データの内容を閲覧する場合には、その箇所を選択すればよい。
概要表示部123には、前述したように、担当者がステータス表示部122にて選択したステータスに対応するビジネス文書データの概要が表示される。概要としては、受信したビジネス文書データであれば、送信元の会社名、件名、および送信側、受信側のステータスが表示される。
これらのステータスは、ビジネス文書データを送受信した双方の担当者の管理画面上にそれぞれ同じものが表示される。
図10は、概要表示部に表示される情報を説明する図である。
図10では、送信先の担当者が閲覧する管理画面120の概要表示部123に表示されるビジネス文書データの概要123aと、送信元の担当者が閲覧する管理画面120の概要表示部123に表示される概要123bとを図示している。
すなわち、図10に示す送信元が株式会社ABCであり、件名が○○workのビジネス文書データD1については、送信元の担当者が操作する端末装置の管理画面上ではステータス表示部の「送信済」に入っている。送信元の担当者がステータス表示部の「送信済」を選択した際には、ビジネス文書データD1について、送信先が□□株式会社、件名が○○work、送信元の担当者のステータスが「送信済」、送信先の担当者のステータスが「未開封」である旨が概要表示部123に表示される。
また、ステータスの遷移を確認することにより、送信元の担当者は容易に送信先の担当者の処理の進捗を確認することができる。このため、双方の担当者が、ビジネス文書データについて今どのような状態にあるのかを、リアルタイムに確認することができる。
再び図3に戻って説明する。
概要表示部123に表示されたビジネス文書データの概要が担当者により選択されると、データ処理部11は、ビジネス文書データの詳細を文書表示部124に表示する。文書表示部124に表示される文書の内容は、アドレス表示部124aおよび後述する各種ボタンを供えること以外は、既存の(紙やPDFベースの)文書と同じである。
担当者が受信BOXに割り振られたビジネス文書データを閲覧する場合には、データ処理部11は、送信元の担当者(from)のメールアドレスをアドレス表示部124aに表示する。
また、担当者が下書きまたは送信BOXに割り振られたビジネス文書データを閲覧する場合には、データ処理部11は、送信先の担当者(to)のメールアドレスを表示する。
なお、データ処理部11は、ビジネス文書データの管理IDを文書表示部124に表示するようにしてもよい。
担当者は、管理画面120上にて文書表示部124に表示されている文書の処理が可能である。
具体的には、ビジネス文書データのステータスに応じて、文書を処理するためのボタンが文書表示部124に表示される。
図3では、ステータスが「未開封」の秘密データを選択したときに表示されるボタンを示している。
文書表示部124には、確認ボタン124bが設けられている。
担当者により確認ボタン124bが選択されると、データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1を参照する。そして、文書表示部124に表示されているビジネス文書データの担当者ステータスを「確認済」に変更する。また、データ処理部11は、ステータス表示部122の「未開封」の数字を1つ減らし、「確認済」の数字を1つ増やす。
再び図3に戻って説明する。
送受信BOXには、受信BOXおよび送信BOXに入っている全てのビジネス文書データのうち、破棄されたビジネス文書データと保管箱に割り振られたビジネス文書データと下書きに割り振られたビジネス文書データを除くデータが割り振られている。
次に、管理画面120に表示されている各ボタンについて説明する。
<社外連絡ボタン>
担当者により社外連絡ボタン125が選択されると、データ処理部11は、管理画面120を社外連絡入力モードに切り替える。この社外連絡入力モードでは、データ処理部11は、情報入力部132に入力され、キーボードのエンターキーを押す等して確定された文書(テキストデータ)を、社外連絡として、当該担当者のメールアドレスおよび文書表示部124に表示されている秘密データに関連づけて情報管理装置1が備える社外連絡データ記憶部(図示せず)に記憶する。なお、社外連絡の表示方法は、当該出願人の他の特許出願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
また、社外連絡入力モードでは、データ処理部11は、文書表示部124に表示されているビジネス文書データに関し、これまで入力された社外連絡を時系列で確定日時とともに情報表示部131に表示する。
情報表示部131には、ビジネス文書データの送信元、送信先双方の担当者自身が入力した社外連絡が表示される。このため、この社外連絡入力モードを用いることにより、双方の担当者は、チャットのようなやりとりが可能である。
なお、担当者が文書表示部124に表示されている秘密データに関する他の処理(ダウンロード、pdf化)が、その処理が実行された日時とともに情報表示部131に表示されるようになっていてもよい。これにより、双方の担当者の処理の履歴を把握することができる。
<添付ファイルボタン>
担当者により添付ファイルボタン126が選択されると、データ処理部11は、管理画面120を添付ファイルモードに切り替える。この添付ファイルモードでは、データ処理部11は、情報入力部132にドラッグ・アンド・ドロップされ、キーボードのエンターキーを押す等して確定された添付データを、当該担当者のメールアドレスおよび文書表示部124に表示されているビジネス文書データに関連づけて添付データ記憶部14に記憶する。
また、添付ファイルモードでは、データ処理部11は、文書表示部124に表示されているビジネス文書データに関し、これまでに添付された添付ファイルに関する情報を時系列で情報表示部131に表示する。なお、添付ファイルに関する情報の表示方法は、当該出願人の先願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
<履歴ボタン>
担当者により履歴ボタン127が選択されると、データ処理部11は、管理画面120を履歴表示モードに切り替える。具体的には、データ処理部11は、文書表示部124に表示されているビジネス文書データのやりとりに関する履歴を時系列で情報表示部131に表示する。なお、履歴の表示方法は、当該出願人の先願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
<メモボタン>
担当者によりメモボタン128が選択されると、データ処理部11は、管理画面120をメモ入力モードに切り替える。このメモ入力モードでは、データ処理部11は、情報入力部132に入力され、キーボードのエンターキーを押す等して確定された文字や、ドラッグ・アンド・ドロップ等により情報入力部132に添付された添付データ等を、メモとして、当該担当者のメールアドレスおよび文書表示部124に表示されているビジネス文書データに関連づけて情報管理装置1が備えるメモデータ記憶部(図示せず)に記憶する。このメモは、メモを作成した者しか閲覧することができない。
また、メモ入力モードでは、データ処理部11は、メモデータ記憶部を参照し、文書表示部124に表示されているビジネス文書データに関し、これまで入力されたメモを時系列で情報表示部131に表示する。なお、メモの表示方法は、当該出願人の先願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
<社外連絡一覧表示ボタン>
担当者により社外連絡一覧表示ボタン129が選択されると、データ処理部11は、社外連絡に関するデータが記憶されている社外連絡データ記憶部を参照し、当該担当者が担当する文書に関する社外連絡の一覧画面(社外連絡一覧画面)を時系列で管理画面120上に表示する。なお、社外連絡一覧の表示方法は、当該出願人の先願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
<メモ一覧表示ボタン>
担当者によりメモ一覧表示ボタン130が選択されると、データ処理部11は、社外連絡に関するデータが記憶されているメモデータ記憶部を参照し、当該担当者が担当する文書に関するメモの一覧画面(メモ一覧画面)を時系列で管理画面120上に表示する。なお、メモ画面一覧の表示方法は、当該出願人の先願に詳細に記載してあるため、詳細な説明を省略する。
次に、請求書データを処理するときの管理画面を説明する。
図11は、端末装置に表示される画面の他の例を説明する図である。
図3に示す管理画面と異なる箇所を説明し、同様の箇所については詳細な説明を省略する。
図11に示すように、請求書データを処理するときの受信BOXに割り振られたステータスの内訳には、さらに「支払済」がある。
「支払済」のステータスは、受信BOXに割り振られた請求書データのうち、担当者が入金を行い、文書表示部124に表示される支払ボタン(図示せず)を選択した請求書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
担当者は、支払済のステータスの請求書データを集計することで、入金明細を把握することができる。
また、請求書データを処理するときの送信BOXに割り振られたステータスの内訳には、さらに、「入金済」がある。
「入金済」のステータスは、送信BOXに割り振られた請求書データのうち、請求元の担当者が入金を確認し、文書表示部124に表示される入金ボタン(図示せず)を選択した請求書データに対してデータ処理部11が割り振るステータスである。
図12は、請求書データのやりとりに関する概要表示部に表示される情報を説明する図である。
図12(a)に示す概要123c、113d、113eは、いずれも請求書データD2についての概要を示している。
請求先の担当者が請求書データD2を閲覧し、文書表示部124に表示される確認ボタン124bを選択すると、データ処理部11は、請求元の担当者が操作する端末装置の管理画面120の概要表示部123に表示される情報を概要123cから概要123dに(すなわち、「未開封」から「確認済」に)変更する。
その後、請求先の担当者が請求書データD2の支払処理を行い、文書表示部124に表示される支払済ボタン(図示せず)を選択すると、データ処理部11は、請求元の担当者が操作する端末装置の管理画面120の概要表示部123に表示される情報を概要123dから概要123eに変更する。
また、他の例として、図12(b)に示す概要123f、113gは、いずれも請求書データD3についての概要を示している。
請求先の担当者が請求書データD3を閲覧し、文書表示部124に表示される返送ボタン(図示せず)を選択すると、データ処理部11は、請求先の担当者が操作する端末装置の管理画面の概要表示部123に表示される情報を概要123fから概要123gに変更する。
次に、秘密データの作成方法を、一例を用いて説明する。
図13および図14は、データ消去部の処理を説明する図である。
図13に示す管理画面120の文書表示部124には、消去対象項目タブ124cと、消去時期項目タブ124dと、消去条件項目タブ124eとが設けられている。
血液検査会社40の担当者は、これらのタブを選択することで、ビジネス文書データに消去対象データを設定して秘密データを作成することができる。
具体的には、血液検査会社40の担当者は、消去対象項目タブ124cを選択することで、ビジネス文書データの、どのデータを消去対象のデータ(消去対象データ)とするのかを選択することができる。具体的には、血液検査会社40の担当者は、本文データ(図15では、送付状データ本文)の削除、本文データおよび添付データの削除、添付データのみの削除を選択することができる。なお、添付データが複数存在する場合は、個々の添付データ単位で削除を選択することができる。
また、血液検査会社40の担当者は、消去時期項目タブ124dを選択することで、選択した消去対象項目をいつ消去するのかを選択することができる。なお、消去時期については、データ単位で選択できるようにしてもよい。例えば、添付データは、トリガーから1ヶ月後に消去し、本文データはトリガーから2ヶ月後に消去する、等であってもよい。
また、本文データの中の一部をトリガーから1ヶ月後に消去し、本文データの他の部位をトリガーから2ヶ月後に消去する、等の設定ができるようになっていてもよい。
また、図14に示すように、血液検査会社40の担当者は、消去条件項目タブ124eを選択することで、消去対象データの消去予定時刻を、どのような実行条件(トリガー)で設定するのかを選択することができる。具体的には、血液検査会社40の担当者は、後述する送信ボタン選択後から消去予定時期だけ経過した後に消去対象データを消去することを選択することができる。また、他の例では、血液検査会社40の担当者は、送信相手の担当者が消去対象データを含むビジネス文書データを閲覧して文書表示部124に表示される確認ボタン124bを選択し、データ処理部11が、基本データ管理テーブルT1の相手ステータスを「未開封」から「確認済」に変更したときから消去予定時期だけ経過した後に消去対象データを消去することを選択することができる。
さらに他の例では、データ消去部15が当該ビジネス文書データに添付された添付ファイルのダウンロードを確認したときから消去予定時期だけ経過した後に消去対象データを消去することを選択することができる。また、送信先の担当者が情報管理システムにログインしたときや、送信先の担当者が新たなビジネス文書データを受信したとき等、任意のタイミングで消去対象データを消去することを選択することができる。
なお、添付データが複数存在する場合は、個々の添付データ単位で消去時期や、消去条件を選択することができる。また、1つの本文データに添付される添付データが複数存在する場合は、1つの添付データだけ消去対象とし、他の添付データは消去対象としないこともできる。
血液検査会社40の担当者は、消去対象、消去時期、および消去条件を選択後、送信ボタン124fを選択する。これにより、データ処理部11は、消去データ管理テーブルT4に選択された情報に基づき新たなレコードを設定する。
なお、本実施の形態では消去対象、消去時期、および消去条件をプルダウン形式で選択するようにしたが、キーボードを介した手入力により決定することもできる。
本実施の形態では、診療所30の担当者が当該送付状を開封してから1ヶ月後に、当該送付状データに添付した血液検査結果データを消去するよう血液検査会社40の担当者が各項目タブを選択したものとして説明する。
図15は、診療所の担当者が閲覧する管理画面を説明する図である。
血液検査会社40の担当者により送信ボタン124fが選択されると、診療所30の担当者が閲覧可能な管理画面120のステータス表示部122の「未開封」のステータスを選択することで、当該送付状データが閲覧可能な状態になる。
データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1の相手ステータスを監視する。そして、診療所30の担当者により確認ボタン124bが選択されると、データ処理部11は、当該送付状データのステータスを「確認済」に変更したことをトリガーにして消去データ管理テーブルT4の該当するレコードの消去予定時刻の欄に消去予定時刻を設定する。
データ消去部15は、消去データ管理テーブルT4を監視し、消去予定時刻が来ると、消去対象データを消去する。
次に、秘密データ作成時の処理を、フローチャートを用いて説明する。
図16は、秘密データ作成時の処理を説明するフローチャートである。
[ステップS1] データ処理部11は、送信ボタン124fの選択を受け付けるとステップS2に遷移する。
[ステップS2] データ処理部11は、基本データ管理テーブルT1を更新する。具体的には、データ処理部11は、新たに作成されたビジネス文書データに管理IDを設定し、送受信の欄を「送信」、送受信日時の欄を送信ボタンの選択を受け付けたときの日時、担当者ステータスを「送信済」、相手ステータスを「未開封」とする基本データを基本データ管理テーブルT1に追加する。また、データ処理部11は、消去対象データの有無を基本データに追加する。その後、ステップS3に遷移する。
[ステップS3] データ処理部11は、作成されたビジネス文書データに消去対象データが設定されたか否かを判断する。消去対象データが設定された場合(ステップS3のYes)、ステップS4に遷移する。消去対象データが設定されていない場合(ステップS3のNo)、図16の処理を終了する。
[ステップS4] データ処理部11は、消去データ管理テーブルT4を更新する。具体的には、データ処理部11は、新たに作成された秘密データに関する管理ID、データ種別、消去対象を設定したレコードを、消去データ管理テーブルT4に追加する。消去条件が、「送信ボタン選択後」の場合は、消去予定時刻を設定する。消去条件が「相手が確認後」の場合は、消去予定時刻は空欄である。その後、図16の処理を終了する。
データ処理部11は、送信ボタン124fが選択されたり、確認ボタン124bが選択されたりする等、消去条件となり得るアクションが実行されたときに、以下に示す処理を実行する。
図17は、消去データを管理する処理を説明するフローチャートである。
[ステップS11] データ処理部11は、消去データ管理テーブルT4を参照する。そして、消去予定時刻の欄が空欄(未設定)のレコードが存在するか否かを判断する。消去予定時刻の欄が空欄(未設定)のレコードが存在する場合(ステップS11のYes)、ステップS12に遷移する。消去予定時刻の欄が空欄(未設定)のレコードが存在しない場合(ステップS11のNo)、図17の処理を終了する。
[ステップS12] データ処理部11は、実行されたアクションが、消去データ管理テーブルT4の消去条件に一致するか否かを判断する。実行されたアクションが、消去データ管理テーブルT4の消去条件に一致する場合(ステップS12のYes)、ステップS13に遷移する。実行されたアクションが、消去データ管理テーブルT4の消去条件に一致しない場合(ステップS12のNo)、図17の処理を終了する。
[ステップS13] データ処理部11は、消去時期の欄を参照し、当該レコードの消去予定時刻の欄に、消去予定時刻を設定する。例えば、消去条件を満たした日時が2017年2月21日14時40分46秒であり、消去時期が1ヶ月後である場合、消去予定時刻の欄には、2017年3月21日14時40分46秒を設定する。その後、図17の処理を終了する。
次に、データ消去時の処理を、フローチャートを用いて説明する。
図18は、データ消去時の処理を説明するフローチャートである。
[ステップS21] データ消去部15は、消去データ管理テーブルT4を参照し、消去予定時刻のレコードが存在するか否かを判断する。消去予定時刻のレコードが存在する場合(ステップS21のYes)、ステップS22に遷移する。消去予定時刻のレコードが存在しない場合(ステップS21のNo)、ステップS21に遷移し、ステップS21の処理を繰り返し実行する。
[ステップS22] データ消去部15は、消去データ管理テーブルT4の当該消去予定時刻のレコードの消去対象の欄を参照する。消去対象データの種別が添付データである場合(ステップS22の添付)、ステップS23に遷移する。消去対象データの種別が全データである場合(ステップS22の本文および添付)、ステップS24に遷移する。消去対象データの種別が本文データである場合(ステップS22の本文)、ステップS25に遷移する。
[ステップS23] データ消去部15は、添付データ管理テーブルT3を参照する。そして、当該消去予定時刻のレコードの管理IDに一致する管理IDの添付データを特定し、特定した添付データを情報管理装置1から消去する。これにより、情報管理装置1にログイン可能な各担当者は、添付データにアクセスできなくなる。その後、図18の処理を終了する。
[ステップS24] データ消去部15は、添付データ管理テーブルT3を参照する。そして、当該消去予定時刻のレコードの管理IDに一致する管理IDの添付データを特定し、特定した添付データを情報管理装置1から消去する。また、データ消去部15は、本文データ管理テーブルT2を参照する。そして、当該消去予定時刻のレコードの管理IDに一致する管理IDの本文データを消去する。これにより、情報管理装置1にログイン可能な各担当者は、本文データおよび添付データにアクセスできなくなる。その後、図18の処理を終了する。
[ステップS25] データ消去部15は、本文データ管理テーブルT2を参照する。そして、当該消去予定時刻のレコードの管理IDに一致する管理IDの本文データを特定し、特定した本文データを情報管理装置1から消去する。これにより、情報管理装置1にログイン可能な各担当者は、本文データにアクセスできなくなる。その後、図18の処理を終了する。
なお、アクセスできなくなったデータについては、所定のメッセージ「消去済データです」等を管理画面120に表示するようにしてもよい。
以上述べたように、情報管理システム10によれば、端末装置2cから診療所30の担当者に向けて送信された秘密データをネットワーク50を通じて受信すると、受信したビジネス文書データを、診療所30の担当者のメールアドレスと、血液検査会社40の担当者とを関連づけて記憶する基本データ管理テーブルT1と、ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部に診療所30の担当者がアクセスできないようにする条件を記憶する消去データ管理テーブルT4と、血液検査会社40の担当者が予め設定した実行条件を診療所30の担当者が実行すると、ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部を診療所30の担当者がアクセスできないようにする処理を実行するデータ処理部11と、を備えるようにした。これにより、秘密データの管理を容易にすることができる。また、情報漏洩を抑制することができる。
また、端末装置2a、2b、2c間で秘密データを直接やりとりするのではなく、端末装置2a、2b、2cで作成され、請求先に送信された全ての秘密データは情報管理装置1が保管し共有データのような取扱いとなる。このため、請求先の担当者は、秘密データをプリントアウトすることで文書の原本を入手することができる。
また、電子署名処理やタイムスタンプ処理等を施さなくてもよいので、例えば税務調査のために紙の文書をPDF化する等の手間を削減することができる。
また、秘密データを送信した時点で基本データ管理テーブルT1に情報が記憶され、その後のやり取りのステータスは、この基本データ管理テーブルT1上で管理される。このため、担当者は、手入力により文書をデータシートにまとめ直す作業から開放される。
なお、本実施の形態では、消去対象データを実際に消去する場合を説明した。しかし、これに限らず、情報管理装置1が実際にデータを消去せず保管したまま、担当者が消去対象データにアクセスできないようにしてもよい。情報管理装置1の管理者はデータを取り出すことができるようにすることで、消去対象データが世の中から完全に消去されてしまうというリスクを軽減することができる。
また、本実施の形態では、担当者が、消去対象項目および消去対象時期を設定できる例を説明した。しかし、これに限らず、権限に応じて消去対象項目を制限するようにしてもよい。例えば、担当者は、添付データのみを消去できるが、本文データを消去できない。担当者の上長は、添付データと本文データの両方を消去できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、本文の全てが消去される場合を説明した。しかし、これに限らず、本文の一部(例えば、請求書の金額だけ)等、消去対象のデータおよびその範囲は、任意に設定することができる。
また、本実施の形態では、消去対象データとして、本文データと添付データを例示した。しかし、消去対象のデータは、これに限らず、担当者間でやりとりした社外連絡データや、担当者独自にメモをしておいたメモデータ等、種々のデータに適用することができる。
また、本実施の形態では、本文データと添付データの消去を選択した場合、消去対象時期がきたときに両方のデータを同時に消去するようにした。しかし、これに限らず、消去対象データの消去時期をずらして消去するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、データ消去部15は、一度消去条件を満たし消去予定時刻が設定された秘密データに対し、担当者からの要求に応じて消去時期を変更し(消去時期をカウントするタイマを一時停止し)、消去予定時刻を遅くする処理を実行するようにしても良い。
また、秘密データを送信した担当者が、一旦設定した消去対象時刻を変更できるようにしてもよい。
以下、変形例を説明する。
<変形例1>
本実施の形態では、消去対象データに関する消去対象、消去時期、および消去条件を送信側の担当者が決定するようにした。しかし、これに限らず、受信側の担当者が消去対象データに関する消去対象、消去時期、および消去条件を決定するようにしてもよい。
また、送信側の担当者と受信側の担当者それぞれが消去予定時刻を設定した場合、双方の設定した、より短い時間が消去データ管理テーブルT4の消去予定時刻の欄に設定されるようにしても良い。以下、一例を用いて説明する。
図19は、変形例の診療所の担当者が閲覧する管理画面を説明する図である。
変形例の管理画面120ではステータス表示部122に「強制消去」のステータスが設けられている。受信側の担当者が未開封のステータスが割り振られた秘密データの内容を確認した後に、強制消去のフォルダに当該秘密データを割り振ると、データ処理部11は、当該消去対象データのステータスを「強制消去」に設定する。すると、データ消去部15は、送信者が設定した消去時期に関わらず、ステータスが「強制消去」に設定された時点で消去対象データを消去する。または、予め設定された強制消去ステータス専用の設定時間に従い消去対象データを消去するようにしてもよい。
また、社外連絡の文言に含まれるワードを拾って、消去時期を設定するようにしても良い。
以下、他の変形例を説明する。
<変形例2>
変形例2では、社外連絡一覧を用いて消去対象データを消去する例を説明する。
図20は、社外連絡データの一例を説明する図である。
本実施の形態では社外連絡データがテーブル化されて記憶されている。
社外連絡データ管理テーブルT5には、管理ID、時間、および文言の欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
管理IDの欄には、担当者が社外連絡データを作成した際に文書表示部114に表示されていたビジネス文書データ(社外連絡データに関連づけられたビジネス文書データ)の管理IDが格納されている。
連絡者アドレスの欄には、当該社外連絡データを作成した作成者のメールアドレスが格納されている。
時間の欄には、社外連絡データの作成日時が格納されている。
文言の欄には社外連絡の内容が格納されている。
また、社外連絡入力モードでは、データ処理部11は、文書表示部124に表示されている本文データに関し、社外連絡データ管理テーブルT5を参照し、これまで入力された社外連絡を時系列で作成日時とともに情報表示部131に表示する。
情報表示部131には、ビジネス文書データの送信元、送信先双方の担当者自身が入力した社外連絡が表示される。このため、この社外連絡入力モードを用いることにより、双方の経理担当者は、チャットのようなやりとりが可能である。
図21および図22は、社外連絡一覧の一例を示す図である。
図21に示すように、担当者Xがビジネス文書データαについて担当者Yとそれぞれ同日の10時、11時、12時に社外連絡をやりとりし、担当者Xがビジネス文書データβについて担当者Zとそれぞれ同日の10時30分、11時30分、12時30分に社外連絡をやりとりしたものとする。
この場合、担当者Xが操作している端末装置の管理画面120上には、図21に示すような社外連絡一覧画面129aが表示される。この社外連絡一覧画面129aには、ビジネス文書データ単位ではなく時系列単位に他の担当者とやりとりした社外連絡の記録が表示される。
この社外連絡一覧画面129aは、検索入力部129bを備えている。担当者Xが検索ワードを入力し、エンターキーを押すこと(検索要求)により、データ処理部11は、検索ワードに一致する文書を含む社外連絡を特定する。
例えば図22に示すように、担当者Xは、「ありがとう」を検索入力部129bに入力し、エンターキーを押すことにより、データ処理部11は、12:00の「ありがとうございました」と12:30の「ありがとうございます」を検索結果として表示する。担当者Xは、例えば、12:00の「ありがとうございました」を選択し、クリックすることにより、データ処理部11は、当該文言を含む社外連絡データに関連づけられたビジネス文書データαの内容を文書表示部124に表示する。
これにより、社外連絡にて用いた用語に基づき担当者が探したいビジネス文書データを容易に見つけることができる。
なお、担当者は、検索入力部129bに検索ワードを入力しなくとも、社外連絡一覧画面129aに該当する文言が見つかれば、その文言を直接クリックするようにしてもよい。この動作によってもデータ処理部11は、当該文言を含む社外連絡データに関連づけられたビジネス文書データの内容を文書表示部124に表示する。
このような社外連絡方法を用いて、担当者は事後的に消去対象データの消去時刻を容易に変更することができる。
例えば送信元の担当者が、「さきほど添付した血液検査結果を5時間後に捨てて下さい。理由は、担当者の名前を間違えたからです。」という社外連絡を送信先の担当者に送った場合、データ処理部11は、当該社外連絡に含まれる「血液検査結果」、「5時間後」、「捨てて」のキーワードから、当該ビジネス文書データの消去予定時刻を変更するものと判断する。そして、データ処理部11は、当該ビジネス文書データに関連づけられている管理IDに基づき、消去対象データ(本実施の形態では血液検査結果.pdf)を特定する。そして、データ処理部11は、消去データ管理テーブルT4を参照し、特定した消去対象データの消去予定時刻を、社外連絡を受け取った時間から5時間後に設定(上書き)する。このように、送信元の担当者は、一旦消去時期を設定した消去対象データであっても事後的に消去時刻を容易に変更することができる。また、送信元の担当者は社外連絡を送るだけで消去対象データの消去時刻を変更することができる。
なお、変形例2では、事後的に消去時刻を変更する例を説明した。しかし、これに限らず、例えば社外連絡に基づき、消去対象データにおける消去するデータの範囲を変更するようにしてもよい。
なお、情報管理装置1が行った処理が、複数の装置によって分散処理されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、情報管理装置1が秘密データ記憶部13等各記憶部を備える構成としたが、これに限らず、各記憶部はクラウド化され、データ処理部11と別個の場所に設けられていても良い。
以上、本発明の情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報管理装置1、1aが有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記憶装置には、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等が挙げられる。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することもできる。
1、1a 情報管理装置
2a、2b、2c 端末装置
10 情報管理システム
11 データ処理部
12 管理データ記憶部
13 本文データ記憶部
14 添付データ記憶部
15 データ消去部
T1 基本データ管理テーブル
T2 本文データ管理テーブル
T3 添付データ管理テーブル
T4 消去データ管理テーブル
T5 社外連絡データ管理テーブル

Claims (5)

  1. 端末装置から特定の受取人に向けて送信されたビジネス文書データをネットワークを通じて受信すると、受信した前記ビジネス文書データを、前記受取人の識別情報と、前記ビジネス文書データの発行者の識別情報とを関連づけて記憶する第1の記憶部と、
    前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部に前記受取人がアクセスできないようにする条件を記憶する第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部に設定された条件を前記発行者または前記受取人が実行すると、前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部を前記受取人がアクセスできないようにする処理部と、を有し、
    前記条件にはアクセスできなくする時刻に関する情報が含まれ、前記受取人および前記発行者それぞれが前記時刻を設定可能であり、前記処理部は、双方の設定した、より短い時間に前記受取人がアクセスできないようにする処理を実行することを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記受取人および前記発行者間でやりとりした文書のチャット履歴に含まれる文言に基づき、前記処理部は、前記時刻を変更する処理を実行する請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記実行条件にはビジネス文書データのうちアクセスできなくする対象のデータに関する情報が含まれ、前記処理部は、前記対象のデータのみ受取人がアクセスできないようにする処理を実行する請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 端末装置から特定の受取人に向けて送信されたビジネス文書データをネットワークを通じて受信すると、受信した前記ビジネス文書データを、前記受取人の識別情報と、前記ビジネス文書データの発行者の識別情報とを関連づけて記憶する第1の記憶部を備えるコンピュータが、
    前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部に前記受取人がアクセスできないようにする条件を記憶する第2の記憶部に設定された前記条件を前記発行者または前記受取人が実行すると、前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部を前記受取人がアクセスできないようにする、に際し、前記条件にはアクセスできなくする時刻に関する情報が含まれ、前記受取人および前記発行者それぞれが前記時刻を設定可能であり、前記処理部は、双方の設定した、より短い時間に前記受取人がアクセスできないようにする処理を実行することを特徴とするデータ処理方法。
  5. 端末装置から特定の受取人に向けて送信されたビジネス文書データをネットワークを通じて受信すると、受信した前記ビジネス文書データを、前記受取人の識別情報と、前記ビジネス文書データの発行者の識別情報とを関連づけて記憶する第1の記憶部を備えるコンピュータに、
    前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部に前記受取人がアクセスできないようにする条件を記憶する第2の記憶部に設定された前記条件を前記発行者または前記受取人が実行すると、前記ビジネス文書データに含まれるデータの少なくとも一部を前記受取人がアクセスできないようにする、に際し、前記条件にはアクセスできなくする時刻に関する情報が含まれ、前記受取人および前記発行者それぞれが前記時刻を設定可能であり、前記処理部は、双方の設定した、より短い時間に前記受取人がアクセスできないようにする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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