JP6882886B2 - 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 - Google Patents
液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6882886B2 JP6882886B2 JP2016244985A JP2016244985A JP6882886B2 JP 6882886 B2 JP6882886 B2 JP 6882886B2 JP 2016244985 A JP2016244985 A JP 2016244985A JP 2016244985 A JP2016244985 A JP 2016244985A JP 6882886 B2 JP6882886 B2 JP 6882886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- liquid injection
- cleaning device
- unit
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 254
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 title claims description 201
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims description 96
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims description 96
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 118
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 18
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 81
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 57
- 238000000034 method Methods 0.000 description 50
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 37
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 22
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 8
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000010926 purge Methods 0.000 description 5
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 3
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N lead zirconate titanate Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Zr+4].[Pb+2] HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052451 lead zirconate titanate Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000005404 monopole Effects 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16538—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
この構成によれば、インクジェットヘッドの吐出面上に拭取りユニットを摺接させることで、吐出面上に付着したインクを吸引しながら、拭取ることができる。
特に、板状の第1ブレード及び第2ブレードによって内側空間を画成することで、従来のように基体に吸引路を形成する構成に比べて加工容易性を向上させ、低コスト化を図ることができる。
また、吸引機構が吸引室及び接続部を通じて内側空間を負圧にすることで、吸引した液体等を吸引室に貯留しておくことができ、例えばメンテナンス頻度の削減を図ることができる。
更に、接続部と吸引機構との間に邪魔板が配設されることで、接続部を通して吸引室内に流入した液体等が吸引機構に向かう過程で邪魔板に衝突する。これにより、吸引室内に流入した液体等が吸引機構に付着したり、吸引機構を通してブレードフレームの外部に排出されたりするのを抑制できる。その結果、吸引室内に流入した液体等を吸引室内に留めることができ、液体等を吸引室に効率的に貯留しておくことができる。
本態様によれば、払拭時における撓み変形に伴い内側空間が開放されるので、非払拭時において内側空間に異物等が進入するのを抑制できる。これにより、ブレードユニットのメンテナンス性を向上させることができる。
本態様によれば、第1ブレード及び第2ブレードが払拭位置と離間位置との間を移動可能に構成されているため、噴射面の払拭後にブレードユニットが払拭前の位置に復帰する際、液体噴射ヘッドとブレードユニットとの干渉を抑制できる。これにより、例えば払拭動作の際に第1ブレード及び第2ブレードに付着した液体が、復帰時に液体噴射ヘッドに再付着するのを抑制できる。
本態様によれば、浸漬位置において第1ブレード及び第2ブレードをブレードプールの洗浄液内に浸漬させることで、第1ブレード及び第2ブレードを洗浄することができ、第1ブレード及び第2ブレードに付着した液体等を除去できる。
本態様によれば、シャッタ機構によってブレードプールを閉塞することで、例えば洗浄液の揮発を抑制できる。また、例えばUV硬化型のインクを用いた場合には、インク吐出後に照射されるUV光がブレードプール内に進入するのを遮断できる。これにより、洗浄液中に混入したインクやブレードに付着したインクが吐出後のUV光照射工程で硬化するのを抑制できる。
本態様によれば、洗浄液の液面高さを検出するフロートセンサを備えているため、洗浄液を所望の液面高さに維持できる。これにより、離間位置において、第1ブレード及び第2ブレードに付着した液体等を確実に除去できる。
本態様によれば、離間位置において接続部を通した内側空間と吸引室との連通が遮断されるため、ブレードプール内の洗浄液が内側空間内に流入するのを抑制できる。
本態様によれば、第1ブレード及び第2ブレードが各液体噴射ヘッド毎に対応して設けられているため、各液体噴射ヘッドの噴射面を確実に払拭できる。
本態様によれば、第1ブレード及び第2ブレードを各液体噴射ヘッド毎に設ける場合に比べて部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができる。
本態様によれば、ブレードユニット及びキャップユニットが副走査方向に移動する過程で、ブレードユニットにより液体噴射ヘッドの噴射面を払拭できる。特に、従来のようにブレードユニット及びキャップユニットが主走査方向に並んで配置される構成に比べて液体噴射装置の主走査方向での小型化が可能になる。この場合、主走査方向に並ぶ複数の液体噴射ヘッドに対応してブレードユニットを設けたとしても、液体噴射装置の大型化を抑制できる。そのため、小型で、クリーニング時間の短い液体噴射装置を提供できる。
本態様によれば、押し込み量を0.5mm以上に設定することで、ブレードユニットから噴射面に適度な押し込み力を付与できるので、噴射面を効果的に払拭できる。一方、押し込み量を3.0mm以下に設定することで、噴射面に作用する押し込み力が過大になるのを抑制し、液体噴射ヘッドやブレードユニットの長寿命化を図ることができる。
本態様によれば、上記態様のクリーニング装置を備えているので、低コストで、信頼性の高い液体噴射装置を提供できる。
[プリンタ]
図1は、本実施形態におけるプリンタ1の概略構成図である。
図1に示すように、プリンタ1は、例えば産業用等に用いられる大型のプリンタ1である。プリンタ1は、搬送機構2と、インク供給機構3と、走査機構4と、インクジェットヘッド5と、クリーニング装置6と、を備えている。なお、符号7は、プリンタ1の外観を構成する筐体である。筐体7は、上述した各構成品を収容している。
なお、以下の説明では、必要に応じてX,Y,Zの直交座標系を用いて説明する。この場合、X方向は被記録媒体P(例えば、紙等)の搬送方向(副走査方向)に一致している。Y方向はインクジェットヘッド5の走査方向(主走査方向)に一致している。Z方向(第1方向)は、X方向及びY方向に直交する高さ方向を示している。
インクタンク13は、Y方向に複数配列されている。各インクタンク13には、例えばイエローやマゼンタ、シアン、ブラック等の色の異なる複数種類(本実施形態では4種類)のインクが各別に収容されている。なお、インクの種類は4種類に限らず、適宜変更が可能である。
インク配管14は、例えば可撓性を有するフレキシブルホースである。インク配管14は、各インクタンク13と各インクジェットヘッド5との間を各別に接続している。
供給ポンプは、インク配管14内を加圧し、インク配管14を通してインクジェットヘッド5にインクを送り出している。
駆動機構22は、Y方向に間隔をあけて配設された一対のプーリ24(図1では一方のプーリ24のみを示す)と、一対のプーリ24間に巻回された無端ベルト25と、一方のプーリ24を回転駆動させる駆動モータ26と、を備えている。
次に、インクジェットヘッド5について説明する。図2は、インクジェットヘッド5の斜視図である。図3は、インクジェットヘッド5の分解斜視図である。なお、各インクジェットヘッド5は、供給されるインクの色以外は何れも同一の構成からなる。そのため、以下の説明では一のインクジェットヘッド5を例にして説明し、他のインクジェットヘッド5の説明を省略する。
図2、図3に示すように、インクジェットヘッド5は、インクを吐出する複数のノズル孔31,32が二列に亘って形成された二列タイプのインクジェットヘッド5である。
第1ヘッドチップ33は、第1アクチュエータプレート41と第1カバープレート42とがY方向に積層されて構成されている。
共通インク室46は、Z方向において、吐出チャネル43の上端部と同等の位置に形成されている。共通インク室46は、第1カバープレート42の裏面(第1アクチュエータプレート41を向く面)に向けて窪むとともに、X方向に延設されている。共通インク室46には、上述したインク供給機構3(図1参照)を通してインクが流入する。
スリット47は、共通インク室46のうち、吐出チャネル43とY方向で対向する位置に形成されている。スリット47は、共通インク室46内と各吐出チャネル43内とを各別に連通している。一方、非吐出チャネル44は、共通インク室46内には連通していない。
第2ノズル列57は、ノズルプレート35をZ方向に貫通する上述した第2ノズル孔32を有している。第2ノズル孔32は、ノズルプレート35のうち、第2ヘッドチップ34の吐出チャネル43にZ方向で対向する位置に各別に形成されている。すなわち、第2ノズル孔32は、X方向に間隔をあけて直線状に並んでいる。なお、各ノズル孔31,32は、上方から下方に向かうに従い漸次先細るテーパ状に形成されている。
ノズルガード37のうち、上述したノズル列56,57にZ方向で対向する部分には、ノズルガード37をZ方向に貫通する露出孔(第1露出孔58及び第2露出孔59)がそれぞれ形成されている。各露出孔58,59は、X方向に延びるスリット状に形成されている。各ノズル列56,57は、対応する露出孔58,59を通して外部に露出している。
なお、本実施形態のプリンタ1では、図4に示すように、複数のインクジェットヘッド5が千鳥状に配列された状態でキャリッジ21に搭載されている。この場合、Y方向で隣り合うインクジェットヘッド5は、ノズル列56,57の一部がY方向から見てラップしている。但し、各インクジェットヘッド5のレイアウトは、適宜変更が可能である。例えば、各インクジェットヘッド5のノズル列56,57全体がY方向から見てラップするように各インクジェットヘッド5を配列しても構わない。また、キャリッジ21に搭載するインクジェットヘッド5の数も適宜変更が可能である。
クリーニング領域Cとは、印字領域Sに対してY方向の一方に位置する領域である。インクジェットヘッド5は、メンテナンス時や駆動停止時等にクリーニング領域Cまで移動する。
図4に示すように、クリーニング装置6は、上述したクリーニング領域Cにおいて、インクジェットヘッド5に対して下方に設けられている。具体的に、クリーニング装置6は、ベースフレーム60と、クリーニングユニット61と、洗浄液供給機構62(図12参照)と、洗浄液タンク63(図12参照)とを備えている。
ユニットフレーム65は、上方に向けて開口する箱型に形成されている。ユニットフレーム65のうち、Y方向で対向する一対の第1側壁部65aは、X方向にスライド移動可能にベースガイドレール64上に支持されている。
図5に示すように、ユニットフレーム65のうち、X方向で対向する第2側壁部65bには、ユニットガイド71が配設されている。ユニットガイド71は、第2側壁部65bをX方向に貫通するカム溝である。ユニットガイド71は、各第2側壁部65bにおいて、Y方向に間隔をあけて2つずつ形成されている。なお、各ユニットガイド71は、それぞれ同一の形状をなしている。そのため、以下の説明では、一のユニットガイド71を例にして説明し、他のユニットガイド71の説明を省略する。
下段部71a、中段部71c及び上段部71eは、それぞれY方向に沿って直線状に延在している。
第1接続部71bは、Y方向の外側に向かうに従い上方に延在している。第1接続部71bは、下段部71a及び中段部71c間を接続している。
第2接続部71dは、Y方向の外側に向かうに従い上方に延在している。第2接続部71dは、中段部71c及び上段部71e間を接続している。
キャリッジキャップ機構73は、インクジェットヘッド5の吐出面を湿潤に保持するためのものである。キャリッジキャップ機構73は、キャップフレーム77と、キャップフレーム77上に配設されたキャリッジキャップ78と、を有している。
リンクバー84は、Z方向に延びる板状の部材である。リンクバー84は、ユニットフレーム65に連結された第1回動軸86と、ユニットフレーム65に連結された第2回動軸87と、の間を架け渡している。具体的に、リンクバー84の下端部には、X方向に延びる第1回動軸86が挿通されている。リンクバー84の下端部は、ユニットフレーム65のユニット底壁部65cに対して第1回動軸86周りに回動可能に構成されている。
図6に示すように、キャリッジキャップ78の底壁部上には、洗浄液が流通する洗浄液流路90が形成されている。洗浄液流路90は、洗浄液入口流路100、分配流路101、廃液流路102及び洗浄液出口流路103を主に有している。
洗浄液入口流路100は、キャリッジキャップ78内のうちX方向の他方において、Y方向に延在している。洗浄液入口流路100は、Y方向の内側から外側に向かうに従い下方に向けて傾斜している。洗浄液入口流路100におけるY方向の内側端部には、洗浄液入口流路100内に洗浄液を供給するための入口ポート104が配設されている。
キャップ収容部102aは、Y方向で隣り合う分配流路101の間に形成されている。キャップ収容部102aは、Z方向から見た平面視外形がヘッドキャップ機構75を収容可能な大きさに形成されている。なお、キャップ収容部102aは、X方向の他方から一方に向かうに従い下方に傾斜していても構わない。
合流流路102bは、各キャップ収容部102aに対してX方向の一方において、各キャップ収容部102a間を接続している。合流流路102bには、合流流路102bを流通する洗浄液を排出する廃液ポート105が配設されている。
また、図4に示すように、上述した洗浄液流路90のうち、キャップ収容部102a以外の部分はキャリッジインナプレート89により上方から閉塞されている。
キャリッジキャップ78は、上述した開放位置において、周壁部の上端縁がキャリッジ21の下面及びインクジェットヘッド5の吐出面よりも下方に位置する。これにより、キャリッジキャップ78とキャリッジ21及びインクジェットヘッド5との干渉が防止されている。
図8に示すように、キャリッジキャップ78は、上述したキャリッジキャップ位置において、キャリッジ21を下方から覆うとともに、キャリッジ21の周囲を取り囲んでいる。これにより、全インクジェットヘッド5のノズル孔31,32が覆われる。
図9に示すように、キャリッジキャップ78は、上述したヘッドキャップ位置において、キャリッジキャップ位置よりも上方に位置している。
図10に示すように、ヘッドキャップ機構75は、第1当接ユニット91と、第2当接ユニット92と、ホルダ93と、を有している。
ホルダ93は、上述した仕切壁107のうちキャップ収容部102aを区画する部分に固定されている。ホルダ93は、各当接ユニット91,92を廃液流路102の底壁部から上方に離間させた状態で保持している。
押付部材94Aは、複数の押付ブロック97A,98A,99AがY方向に並んで構成されている。押付ブロック97A〜99Aは、中央押付ブロック97Aと、中央押付ブロック97Aに対してY方向の両側に配置された第1外側押付ブロック98A及び第2外側押付ブロック99Aである。
中央押付ブロック97Aは、発泡樹脂により形成された吸水性を有する多孔質部材(スポンジ状)である。中央押付ブロック97Aは、X方向を長手方向とする直方体形状に形成されている。中央押付ブロック97AのY方向における幅は、第1露出孔58(図3参照)のY方向における幅よりも狭くなっている。図3、図9に示すように、中央押付ブロック97Aの上面は、ヘッドキャップ機構75がヘッドキャップ位置にあるとき、インクジェットヘッド5の吐出面のうち第1ノズル列56にZ方向で対向する。
図3、図9に示すように、第2当接ユニット92の中央押付ブロック97Bは、ヘッドキャップ機構75がヘッドキャップ位置にあるとき、インクジェットヘッド5の吐出面のうち第2ノズル列57にZ方向で対向する。
各外側押付ブロック98B,99Bは、ヘッドキャップ位置にあるとき、吐出面のうち第2ノズル列57に対してY方向の両側に位置する部分(ノズルガード37)にそれぞれ対向する。
ブレードユニット67は、箱型のブレードフレーム110を備えている。ブレードフレーム110のうち、X方向の他方に位置する他方側壁部には、ブレードプール111が取り付けられている。ブレードプール111は、上方に開口する箱型に形成されている。ブレードプール111内には、上述した洗浄液供給機構62から供給される洗浄液が貯留される。ブレードプール111におけるX方向の他方端部は、上述したユニットフレーム65のうち、X方向の一方に位置する第2側壁部65b(図4等参照)に固定されている。これにより、ブレードフレーム110は、ユニットフレーム65に対してX方向に間隔をあけて配置されている。なお、ブレードプール111には、洗浄液の液面高さを検出するフロートセンサ116(図12参照)が設置されている。
ブレードホルダ120は、支持軸113に対して上方に突出した状態で支持軸113に取り付けられている。
図12に示すように、洗浄液供給機構62は、洗浄液タンク63内に貯留された洗浄液を、洗浄液流路90及びブレードプール111に供給する。具体的に、洗浄液供給機構62は、供給管141、接続管142、第1廃液管143及び第2廃液管144と、供給管141上に配設された洗浄液ポンプ145と、を備えている。
洗浄液ポンプ145は、供給管141内を加圧し、供給管141を通して洗浄液流路90に向けて洗浄液を送り出している。
第2廃液管144は、ブレードプール111と廃液タンク150との間を接続している。具体的に、第2廃液管144の第1端部は、ブレードプール111に設けられた図示しない廃液ポートに接続されている。第2廃液管144の第2端部は、廃液タンク150に接続されている。なお、第2廃液管144上には、開閉弁152が設けられている。
次に、上述したプリンタ1の動作方法について説明する。以下の説明では、印字方法、払拭方法、キャリッジキャップ方法及びヘッドキャップ方法、洗浄液供給方法を順に説明した後、印字スタンバイ方法について説明する。
まず、被記録媒体Pへの印字方法について説明する。
図1に示すように、プリンタ1を作動させると、搬送機構2のグリットローラ11が回転することで、これらグリットローラ11及びピンチローラ12間を被記録媒体PがX方向に搬送される。また、これと同時に駆動モータ26がプーリ24を回転させて無端ベルト25を走行させる。これにより、キャリッジ21が図示しないガイドレールにガイドされながら印字領域SをY方向に往復移動する。
この間に、図3に示すように、各インクジェットヘッド5において、ヘッドチップ33,34の駆動電極に駆動電圧を印加する。これにより、駆動壁45に厚みすべり変形を生じさせ、吐出チャネル43内に充填されたインクに圧力波を発生させる。この圧力波により、吐出チャネル43の内圧が高まり、インクがノズル孔31,32を通して吐出される。そして、インクが被記録媒体P上に着弾することで、各種情報が被記録媒体P上に記録される。
次に、ブレードユニット67による吐出面の払拭方法について説明する。以下の説明では、キャップユニット66がキャップ初期位置にあり、ブレードユニット67が払拭位置にある時点から説明する。なお、キャップ初期位置において、キャップユニット66は、開放位置で保持されている。
まず、図1に示す無端ベルト25を走行させ、キャリッジ21をクリーニング領域Cに移動させる。このとき、図7に示すように、Y方向の内側からストッパ壁部81に当接する位置(払拭待機位置)までキャリッジ21を移動させる。これにより、図4に示すように、各インクジェットヘッド5は、対応するブレード機構115とそれぞれY方向で同等の位置に配置されるとともに、対応するヘッドキャップ機構75とそれぞれZ方向で対向する。
続いて、図13に示すように、ブロワ135を駆動させる。すると、吸引孔133を通して第2吸引室132内の空気が吸引されるとともに、第2連通孔130、接続チューブ127及び第1連通孔126を通して第1吸引室125内の空気が吸引される。これにより、第1吸引室125内及び第2吸引室132内が負圧に保持される。
押し込み量を0.5mm以上に設定することで、第1ブレード121から吐出面に適度な押し込み力を付与できるので、吐出面を効果的に払拭できる。一方、押し込み量を3.0mm以下に設定することで、吐出面に作用する押し込み力が過大になるのを抑制し、インクジェットヘッド5やブレード機構115の長寿命化を図ることができる。
図14、図15に示すように、クリーニングユニット61が退避位置に到達した時点で、ブロワ135の駆動を停止させる。続いて、支持軸113を回動させることで、ブレード機構115を浸漬位置に移動させる。すると、ブレード121,122の先端部がブレードプール111内の洗浄液に浸漬される。これにより、ブレード121,122を洗浄することができ、ブレード121,122に付着したインクが除去される。
次に、キャリッジキャップ機構73によるキャリッジキャップ方法について説明する。以下の説明では、キャリッジ21がクリーニング領域Cの払拭待機位置にあり、キャップユニット66がキャップ初期位置(キャップユニット66が開放位置)にある時点から説明する。
まず、図7に示すように、キャリッジ21を払拭待機位置からY方向の外側に移動させる。すると、キャップユニット66がストッパ壁部81を介してY方向の外側(付勢部材85の付勢力に抗する方向)に向けてキャリッジ21に押圧される。これにより、キャリッジ21のY方向の外側への移動に伴い、キャップユニット66がキャリッジ21とともにY方向の外側へ移動する。
図16に示すように、キャップユニット66が開放位置からY方向の外側に移動する過程において、支持ピン79がユニットガイド71内をY方向の外側に移動する。具体的に、支持ピン79は、ユニットガイド71内のうち、下段部71aから第1接続部71bを経て中段部71cに到達する。支持ピン79は、第1接続部71b内を移動する過程で、Y方向の外側に向かうに従い上方に移動する。これにより、キャップユニット66は、Y方向の外側に向かうに従い上方に移動する。そして、支持ピン79が中段部71cに到達した時点で、キャップユニット66が上述したキャリッジキャップ位置に到達する。図8に示すように、キャリッジキャップ位置では、キャリッジキャップ78がキャリッジ21を下方から覆い、全インクジェットヘッド5のノズル孔31,32を覆う。これにより、ノズル孔31,32内のインクの乾燥が抑制され、インクの湿潤状態が維持される。なお、キャリッジキャップ位置において、上述したヘッドシート96A,96Bは、吐出面に当接していない。
次に、ヘッドキャップ機構75によるヘッドキャップ方法について説明する。以下の説明では、キャップユニット66(キャリッジ21)がキャリッジキャップ位置にある時点から説明する。
まず、図8に示すように、キャリッジ21をY方向の外側に移動させる。すると、キャップユニット66がストッパ壁部81を介してY方向の外側(付勢部材85の付勢力に抗する方向)に向けてキャリッジ21に押圧される。これにより、キャリッジ21のY方向の外側への移動に伴い、キャップユニット66がキャリッジ21とともにY方向の外側へ移動する。
図17に示すように、キャップユニット66がキャリッジキャップ位置からY方向の外側に移動する過程において、支持ピン79がユニットガイド71内をY方向の外側に移動する。具体的に、支持ピン79は、ユニットガイド71内のうち、中段部71cから第2接続部71dを経て上段部71eに到達する。支持ピン79は、第2接続部71d内を移動する過程で、Y方向の外側に向かうに従い上方に移動する。これにより、キャップユニット66は、Y方向の外側に向かうに従い上方に移動する。そして、支持ピン79が上段部71eに到達した時点で、キャップユニット66が上述したヘッドキャップ位置に到達する。
また、各ヘッドキャップ機構75のうち、第2当接ユニット92の押付部材94Bは、ヘッドシート96Bを間に挟んでインクジェットヘッド5の吐出面に当接する。このとき、中央押付ブロック97Bは、第2露出孔59を通して第2ノズル列57(ノズルプレート35)に当接する。一方、各外側押付ブロック98B,99Bは、ノズルガード37の下面に当接する。
次に、洗浄液流路90やブレードプール111への洗浄液の供給方法について説明する。
まず、図12に示すように、洗浄液ポンプ145を駆動させることで、洗浄液タンク63内に貯留された洗浄液が供給管141内を流通する。供給管141内を流通する洗浄液は、図6に示すように入口ポート104を通って洗浄液入口流路100に供給される。洗浄液入口流路100内に供給された洗浄液は、洗浄液入口流路100をY方向の外側に向けて流れる過程で、分配流路101に分配される。なお、分配流路101を流れる洗浄液の一部は、上述したようにヘッドシート96A,96Bに浸透し、吐出面の洗浄に供される。
なお、図12に示すように、第1廃液管143に設けられた開閉弁151を適宜開弁することで、廃液流路102内の洗浄液が廃液タンク150に排出される。また、第2廃液管144に設けられた開閉弁152を適宜開弁することで、ブレードプール111に供給された洗浄液が廃液タンク150に排出される。
次に、インクジェットヘッド5の吐出動作を開始するまでのスタンバイ動作について説明する。図18は、印字スタンバイ方法を説明するためのフローチャートである。以下の説明では、キャップユニット66がキャップ初期位置にあり、ブレードユニット67が払拭待機位置にあり、ブレード機構115が浸漬位置にある時点から説明する。なお、インクジェットヘッド5の非吐出状態において、ノズル孔31,32内のインクは、ノズル孔31,32の内面で作用する表面張力等により適正(凹面状)なメニスカスが形成されているものとする。すなわち、インクジェットヘッド5では、吐出チャネル43内の圧力を所望の負圧(例えば、メニスカス圧力Pa)に保持することで、上述したメニスカスが保持され、インクが吐出されないようになっている。一方、吐出チャネル43内の圧力を所望の正圧状態にすることで、メニスカスが破壊され、ノズル孔31,32からインクが吐出される。
ステップS02における判断結果が「NO」の場合(液面高さが所定値未満)には、分配流路101及びブレードプール111内に未だ洗浄液が十分に供給されていないと判断する。この場合には、ステップS01に戻り、洗浄液の供給を継続する。
ステップS02における判断結果が「YES」の場合(液面高さが所定値以上)には、分配流路101及びブレードプール111内に洗浄液が十分に供給されたと判断する。この場合には、ステップS03に進む。
続いて、ステップS04において、ブレード機構115を浸漬位置から払拭位置に移動させる。
上述したパージを所定時間行った後は、ステップS06に進む。
ステップS09において、クリーニングユニット61を対向位置に移動させる。
ステップS10において、上述したキャリッジキャップ方法と同様の方法によりキャップユニット66をキャリッジキャップ位置に移動させる。具体的には、キャリッジ21を払拭待機位置からY方向の外側に移動させることで、キャップユニット66がキャリッジ21とともにY方向の外側へ移動しながら上方に移動する。これにより、キャリッジキャップ78がキャリッジ21を下方から覆い、全インクジェットヘッド5のノズル孔31,32を下方から覆う。
以上により、本ルーチンが終了する。なお、吐出チャネル43内の圧力を待機圧力Pcに維持した状態で本ルーチンを終了させても構わない。
この構成によれば、第1ブレード121及び第2ブレード122により画成された第1吸引室125を負圧に保持した状態で吐出面上を摺接することで、第1ブレード121及び第2ブレード122や吐出面に付着したインクを第1吸引室125に吸引しながら、吐出面を払拭できる。これにより、吐出面上に付着したインクを確実に除去することができ、インクジェットヘッド5の吐出性能を維持できる。
特に、板状の第1ブレード121及び第2ブレード122によって第1吸引室125を画成することで、従来のように基体に吸引路を形成する構成に比べて加工容易性を向上させ、低コスト化を図ることができる。
しかも、本実施形態では、浸漬位置において第1ブレード121及び第2ブレード122をブレードプール111の洗浄液内に浸漬させることで、第1ブレード121及び第2ブレード122を洗浄することができ、第1ブレード121及び第2ブレード122に付着したインク等を除去できる。
この構成によれば、吸引したインク等を第2吸引室132に貯留しておくことができるので、例えばメンテナンス頻度の削減を図ることができる。
この構成によれば、クリーニングユニット61がX方向に移動する過程で、ブレード機構115がインクジェットヘッド5の吐出面を摺接することで、吐出面を払拭できる。特に、従来のようにブレードユニット67及びキャップユニット66がY方向に並んで配置される構成に比べてプリンタ1のY方向での小型化が可能になる。この場合、Y方向に並ぶ複数のインクジェットヘッド5に対応してブレード機構115を設けたとしても、プリンタ1の大型化を抑制できる。そのため、小型で、クリーニング時間の短いプリンタ1を提供できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図19は、第2実施形態に係るブレードユニット210(払拭位置)の断面図である。以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図19に示すブレードユニット210は、ブレードプール111を開閉するシャッタ機構201を備えている。
固定シャッタ202は、断面視L字状に形成されている。具体的に、固定シャッタ202は、Z方向に延びる固定部202aと、X方向に延びる張出部202bと、を備えている。固定部202aは、ブレードプール111におけるX方向の一方側に位置する一方側壁部に固定されている。張出部202bは、固定部202aの下端部からX方向の他方に向けて張り出している。張出部202bは、ブレードプール111の一部(X方向の一方側)を上方から覆っている。なお、張出部202bにおけるX方向への張出量は、ブレード機構115が浸漬位置にあるとき、第2ブレード122に干渉しない長さに設定されている。
図20、図21に示すように、回転シャッタ203は、ブレード機構115の回動動作に伴いブレード機構115とともに支持軸113回りに回転する。本実施形態において、ブレード機構115が図19に示す払拭位置にあるとき、回転シャッタ203の張出部203bはブレードフレーム110の上方に位置している。ブレード機構115が図20、図21に示す浸漬位置にあるとき、回転シャッタ203の張出部203bはブレードプール111内に位置している。これにより、回転シャッタ203の張出部203bは、固定シャッタ202の張出部202bとともにブレードプール111を閉塞している。
この構成によれば、シャッタ機構201によってブレードプール111を閉塞することで、例えば洗浄液の揮発を抑制できる。また、例えばUV硬化型のインクを用いた場合には、インク吐出後に照射されるUV光がブレードプール111内に進入するのを遮断できる。これにより、洗浄液中に混入したインクやブレード121,122に付着したインクが吐出後のUV光照射工程で硬化するのを抑制できる。
上述した実施形態では、ノズル孔31,32が二列並んだ二列タイプのインクジェットヘッドについて説明したが、これに限られない。例えば、ノズル孔が三列以上のインクジェットヘッドとしてもよく、ノズル孔が一列のインクジェットヘッドとしてもよい。
上述した実施形態では、各チャネル43,44がZ方向に沿って直線状に形成された構成について説明したが、これに限らず、Z方向に交差する方向に延在していても構わない。
上述した実施形態では、インクタンク13がキャリッジ21とは別(筐体7)に搭載された、いわゆるオフキャリッジ型のプリンタ1について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、インクタンクをキャリッジ21に搭載した、いわゆるオンキャリッジ型のプリンタに採用しても構わない。また、オフキャリッジ型において、キャリッジ21にサブタンクを搭載しても構わない。
また、第2ブレード122の先端部のうち、ノズル列56,57に対応する部分に、第1ブレード121から離間する方向に窪む凹部200を形成しても構わない。この構成によれば、吐出面のうちノズル列56,57周辺に付着したインクを効率的に吸引できるので、吐出面に付着したインクによる吐出性能の低下を抑制できる。
このような構成によれば、ブレードを各インクジェットヘッド5毎に設ける場合に比べて部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができる。
上述した実施形態では、第2吸引室132を通じて第1吸引室125を負圧にする構成について説明したが、この構成のみに限らず、第1吸引室125を直接負圧にしても構わない。
5…インクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)
6…クリーニング装置
31…第1ノズル孔(噴射孔)
32…第2ノズル孔(噴射孔)
56…第1ノズル列(噴射孔列)
57…第2ノズル列(噴射孔列)
66…キャップユニット
67,210…ブレードユニット
110…ブレードフレーム
116…フロートセンサ
121,221…第1ブレード
122,222…第2ブレード
125…第1吸引室(内側空間)
126…第1連通孔(接続部)
127…接続チューブ(接続部)
130…第2連通孔(接続部)
132…第2吸引室(吸引室)
135…ブロワ(吸引機構)
201…シャッタ機構
Claims (12)
- 液体噴射ヘッドに対して相対移動可能とされ、前記液体噴射ヘッドのうち噴射孔が開口する噴射面を払拭するブレードユニットを備え、
前記ブレードユニットは、
前記ブレードユニットの移動方向に並んで配置された可撓性を有する板状の第1ブレード及び第2ブレードと、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードにより画成された内側空間を負圧にする吸引機構と、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードを支持するとともに、吸引室を画成するブレードフレームと、
前記内側空間と前記吸引室とを連通可能に接続する接続部と、
を備え、
前記吸引機構は、前記ブレードフレームに配設されるとともに、前記吸引室及び前記接続部を通じて前記内側空間を負圧にし、
前記ブレードフレームには、前記吸引室内における前記接続部と前記吸引機構との間に、邪魔板が配設されている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、非払拭時において前記第1ブレード及び前記第2ブレードの先端部同士が当接して前記内側空間を閉塞し、払拭時における撓み変形に伴い前記第1ブレード及び前記第2ブレードの先端部同士が離間して前記内側空間を開放する
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードが前記噴射面を払拭可能な払拭位置と、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードが前記噴射面から離間した離間位置と、
の間を移動可能とされている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項3に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、洗浄液が貯留されるブレードプールを備え、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードは、前記離間位置において洗浄液に浸漬される
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項4に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、前記払拭位置において前記ブレードプールを開放し、前記離間位置において前記第1ブレード及び前記第2ブレードが前記洗浄液に浸漬した状態で、前記ブレードプールを閉塞するシャッタ機構を備えている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードプールに浸漬される洗浄液の液面高さを検出するフロートセンサを備えている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項3から請求項6の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、前記払拭位置において前記接続部を通じて前記内側空間と前記吸引室とが連通し、前記離間位置において前記接続部を通じた前記内側空間と前記吸引室との連通が遮断される
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記液体噴射ヘッドは、前記噴射面の接線方向において前記移動方向に直交する第1方向に並んでキャリッジに複数搭載され、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードは、複数の前記液体噴射ヘッドそれぞれに対応して設けられている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記液体噴射ヘッドは、前記噴射面の接線方向において前記移動方向に直交する第1方向に並んでキャリッジに複数搭載され、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードのうち、少なくとも一方のブレードの前記第1方向における長さは、複数の前記液体噴射ヘッドをまとめて払拭可能な長さに形成されている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記噴射孔をキャップするキャップユニットを有し、
前記ブレードユニット及び前記キャップユニットは、前記液体噴射ヘッドの主走査方向に交差する副走査方向に一体で移動可能とされている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 請求項1から請求項10の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドのクリーニング装置において、
前記ブレードユニットは、払拭時における前記噴射面の法線方向での前記噴射面への押し込み量が、前記噴射面から0.5mm以上3.0mm以下に設定されている
ことを特徴とする液体噴射ヘッドのクリーニング装置。 - 主走査方向に移動可能な液体噴射ヘッドと、
請求項1から請求項11の何れか1項に記載のクリーニング装置と、
を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/479,575 US10105953B2 (en) | 2016-04-14 | 2017-04-05 | Cleaning device of liquid ejection head and liquid ejection device |
CN201710240005.5A CN107415476B (zh) | 2016-04-14 | 2017-04-13 | 液体喷射头的清洁装置以及液体喷射装置 |
EP17166601.9A EP3231613B1 (en) | 2016-04-14 | 2017-04-13 | Cleaning device of liquid ejection head and liquid ejection device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081411 | 2016-04-14 | ||
JP2016081411 | 2016-04-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017193161A JP2017193161A (ja) | 2017-10-26 |
JP6882886B2 true JP6882886B2 (ja) | 2021-06-02 |
Family
ID=60155186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016244985A Active JP6882886B2 (ja) | 2016-04-14 | 2016-12-19 | 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6882886B2 (ja) |
CN (1) | CN107415476B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7253394B2 (ja) * | 2018-01-30 | 2023-04-06 | 理想科学工業株式会社 | インクジェット印刷装置 |
CN115534524B (zh) * | 2021-06-30 | 2024-09-10 | 精工爱普生株式会社 | 液体喷出装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07290715A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-07 | Copyer Co Ltd | インクジェット記録装置 |
EP1010535B1 (en) * | 1998-12-15 | 2008-03-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing apparatus |
DE10027261B4 (de) * | 1999-06-28 | 2017-04-27 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen einer Düsenaustrittsfläche an einem Druckkopf eines Tintenstrahldruckers |
JP2001199076A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2005199597A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
JP4914627B2 (ja) * | 2006-03-22 | 2012-04-11 | 富士フイルム株式会社 | 液体吐出ヘッドの吐出回復装置並びにこれを備えた画像形成装置 |
JP2008221497A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2008290313A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Seiko Epson Corp | 流体吐出装置 |
US7758149B2 (en) * | 2008-01-16 | 2010-07-20 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead maintenance facility with interchangeable stations |
JP5242292B2 (ja) * | 2008-08-20 | 2013-07-24 | ローランドディー.ジー.株式会社 | 画像形成装置 |
JP2012143947A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Sii Printek Inc | 液体拭取りユニット及び液体噴射装置 |
JP5740431B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2015-06-24 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
CN203344496U (zh) * | 2013-07-08 | 2013-12-18 | 深圳弘美数码纺织技术有限公司 | 一种喷头刮片组件的保湿装置 |
US9162465B1 (en) * | 2015-03-30 | 2015-10-20 | Xerox Corporation | Method and apparatus to clean printheads in an inkjet printer |
-
2016
- 2016-12-19 JP JP2016244985A patent/JP6882886B2/ja active Active
-
2017
- 2017-04-13 CN CN201710240005.5A patent/CN107415476B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107415476B (zh) | 2020-04-03 |
JP2017193161A (ja) | 2017-10-26 |
CN107415476A (zh) | 2017-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107443909B (zh) | 液体喷射头的清洁装置以及液体喷射装置 | |
EP3231613B1 (en) | Cleaning device of liquid ejection head and liquid ejection device | |
US7722154B2 (en) | Inkjet recording apparatus | |
JP4479649B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
CN108128034B (zh) | 喷墨记录装置 | |
US9381744B2 (en) | Image forming apparatus including recovery device to recover droplet discharge head | |
WO2014013895A1 (ja) | 液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保湿装置 | |
JP6699526B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US8147031B2 (en) | Recording apparatus | |
JP4305529B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6882886B2 (ja) | 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 | |
JP5239693B2 (ja) | ヘッドキャップ | |
JP5798092B2 (ja) | 液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの保湿装置 | |
CN107297953A (zh) | 液体喷射头的清洁方法以及液体喷射装置 | |
JP2008229932A (ja) | 液体吐出装置及びヘッドアセンブリ | |
JP2007130807A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2017193162A (ja) | 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 | |
JP2017193160A (ja) | 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置 | |
JP5919810B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP6589893B2 (ja) | ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置 | |
JP6589891B2 (ja) | ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置 | |
JP3718071B2 (ja) | 廃インク吸収装置及びインクジェット記録装置 | |
JP2008149483A (ja) | 記録装置のクリーニング方法及び記録装置 | |
JP2005342991A (ja) | 液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸収装置 | |
JP6020098B2 (ja) | 液体吐出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170913 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20170922 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20180611 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201020 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210420 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6882886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |