JP6882660B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、持ち運び可能な電子機器を保持するホルダを備えた乗物用シートに係り、特に、ホルダ内に収容された無接点給電器により給電可能な状態で電子機器を保持することが可能な乗物用シートに関する。
乗物用シートの中には、着座者(乗物の乗員)が持ち込んだ電子機器を保持するホルダを備えているものが存在する。例えば、乗物用シートの脇位置にホルダを設け、着座者の情報端末(具体的には、スマートフォンや携帯電話若しくはタブレット型端末等)を上記のホルダによって保持させておく構成は、既に知られている。
また、近年、電子機器を無接点給電装置によって給電(すなわち、充電)する技術が開発されている。その一例としては、特許文献1に記載の機器(厳密には、無接点充電装置)が挙げられる。特許文献1に記載の充電装置によれば、当該充電装置の上に電子機器を載せた上で充電装置内の電磁コイルが通電することで上記の電子機器が充電される。このような機器を用いることで、乗物の運転中、上記のホルダに保持された電子機器に対して給電(充電)を行うことが可能となる。
特開2015−146705号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の充電装置のように、装置上に電子機器を載せながら給電を行う場合、電子機器が意図せずに動いてしまって無接点給電装置の上から落ちてしまう虞がある。かかる場合には、乗物の運転中、無接点給電装置から電子機器への給電が適切に行われなくなってしまう。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、無接点給電装置によって給電される状態で電子機器を保持し続けることが可能な車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、持ち運び可能な電子機器に対して給電する無接点給電器を収容する収容部と、該収容部を備え、該収容部内の前記無接点給電器によって給電されるように前記電子機器を保持するホルダと、を有し、該ホルダは、前記ホルダの縁部よりも内側に前記電子機器が位置した状態で前記電子機器を保持し、前記縁部には、前記ホルダの底壁部から立ち上がった側壁部が設けられており、前記側壁部は上方視で台形形状の枠を形成するように配置されていて、前記ホルダが前記電子機器を保持したとき、前記台形形状の枠の角部のうち鋭角状に交差する角部が、他の角部よりも前記電子機器の側端部から外側に離れて位置していることにより解決される。
上記の構成を有する本発明の乗物用シートでは、無接点給電器を収容する収容部を有するホルダが、その縁部よりも内側で電子機器を保持する。また、縁部には、ホルダの底壁から立ち上がった側壁部が設けられている。このような構成により、ホルダに保持された電子機器は、ホルダの縁部の外側に向かうように移動しようとしても、側壁部により係止される。これにより、電子機器は、ホルダから脱落し難くなり、無接点給電器によって給電可能な状態でホルダに保持され続けるようになる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記乗物用シートの幅方向端部に配置されたアームレストを有し、前記ホルダは、前記アームレストの上部に設けられており、前記台形形状の枠の前記角部のうち鋭角状に交差する前記角部は、前記アームレストの後方側に位置しているとよい。
上記の構成では、アームレストの上部、つまりシートの着座者の手元付近にホルダが設けられているので、ホルダにおける電子機器のセット及び取り外しをより容易に行うことが可能となる。また、ホルダが上記の位置に配置されていれば、電子機器を、ホルダに保持されたままの状態で利用することも可能である。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記台形形状の枠の前記角部のうち鋭角状に交差する前記角部は、シート幅方向において外側に位置していると尚よい
また、上記の乗物用シートにおいて、前記台形形状の枠の四辺のうち平行に配置された対向する二辺の長さは、他の二辺の長さより長いと更によい
また、上記の乗物用シートにおいて、前記ホルダは、前記収容部にて前記無接点給電器を着脱自在な状態で保持し、前記収容部は、前記側壁部に囲まれており、前記ホルダの前記底壁部に開口部が形成されていると益々よい。
上記の構成では、無接点給電器を収容する収容部の周囲が側壁部に囲まれている。したがって、着脱自在な無接点給電器についても、電子機器と同様、ホルダから脱落し難くなり、収容部内に適切に収めておくことが可能となる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記ホルダは、前記底壁部に形成された段差と、該段差を介して互いに隣り合う第一の底面及び第二の底面を有し、前記第一の底面は、前記段差の分だけ前記第二の底面よりも低い位置にあり、前記収容部は、前記第一の底面よりも上側に位置し、かつ、前記第二の底面よりも下側に位置する空間であり、前記段差は、前記収容部に収容された状態の前記無接点給電器と当接すると尚一層よい。
上記の構成では、底壁部に段差が形成され、段差を介して二つの底面(第一の底面及び第二の底面)が並んだ状態で設けられている。収容部は、第一の底面よりも上方に位置し、かつ、第二の底面より下方に位置する。そして、収容部に収容された状態の無接点給電器は、上記の段差と当接する。これにより、収容部内における無接点給電器の移動が上記の段差によって規制されるようになる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記第二の底面は、前記第一の底面と隣り合う前方部分と後方部分とから構成され、該開口部は前記第一の底面の前端部に形成され、前記開口部と隣り合う前記第二の底面の前方部分の面積は、前記第二の底面の後方部分の面積よりも大きいと一段とよい
また、上記の乗物用シートにおいて、前記乗物用シートの幅方向端部に配置されたアームレストを有し、前記ホルダは、前記底壁部に形成された固定孔を有し、該固定孔は、前記ホルダを前記アームレストに固定するために形成された孔であり、前記底壁部に複数形成されていると尚更よい。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記固定孔は前記底壁部に3つ形成されており、
前記3つの前記固定孔のうち、任意の2つの前記固定孔の中心を結んだ直線上からずれる位置にもう一つの前記固定孔の中心が位置するように、前記3つの前記固定孔が形成されているとよい。
また、前記複数の前記固定孔のうちの一つは、前記底壁部の隅部のうち、前記鋭角状に交差する前記角部と最も近い隅部に設けられているとよい。
本発明の乗物用シートによれば、乗物の運転中、電子機器がホルダから脱落し難くなり、当該電気機器を無接点給電器によって給電可能な状態で保持し続けることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ホルダにおける電子機器のセット及び取り外しをより容易に行うことが可能となる。また、電子機器をホルダに保持されたままの状態で利用することも可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ホルダの縁部の全周に亘って側壁部を設けることで、電子機器をホルダから脱落し難くさせるという効果がより顕著に発揮されるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ホルダの縁部の全周に亘って設けられた側壁部の所定部分において、電子機器をホルダから取り外し易くすることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、着脱自在な無接点給電器がホルダから脱落し難くなり、収容部内に適切に収めておくことが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、収容部内における無接点給電器の移動が規制されるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ホルダの底壁部に形成された開口部を利用して、収容部内の無接点給電器に給電用ケーブルを簡単に接続させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、底壁部の開口部付近にてホルダをアームレストに固定させることで、底壁部の開口部付近の剛性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートの外観図である。 アームレストに固定された状態のホルダを示す図である。 無接点給電器が収容された状態のホルダを示す上面図である。 無接点給電器が取り外された状態のホルダを示す図である。 図3のA−A断面を示す模式図である。 電子機器を保持した状態のホルダの縁部のうち、所定部分を拡大した図である。 変形例に係るホルダの構成を示す模式断面図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用シートについて説明する。なお、以下では、乗物用シートの一例として、車両用シートを例に挙げて説明することとする。ただし、本発明は、車両用シート以外の乗物用シート、例えば船舶や航空機に搭載される乗物用シートにも適用可能である。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
ちなみに、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向を意味しており、車両の走行方向と一致する方向である。
本実施形態に係る車両用シート(以下、車両用シートS)について図1乃至図6を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る車両用シートSの外観図である。図2は、アームレストSaに固定された状態のホルダ1を示す図である。図3は、無接点給電器Bが収容された状態のホルダ1を示す上面図である。図4は、無接点給電器Bが取り外された状態のホルダ1を示す図である。図5は、図3のA−A断面を示す模式図である。なお、同図では、ホルダ1に保持された電子機器Dを二点鎖線にて図示している。図6は、電子機器Dを保持した状態のホルダ1の縁部のうち、所定部分を拡大した図である。
車両用シートSは、車両内に搭載されたシートであり、その幅方向(シート幅方向)の端部に配置されたアームレストSaを有する。なお、車両用シートSは、後述のホルダ1を備える点を除き、公知の車両用シートと略同様の構造を有している。
そして、図1に示すように、アームレストSaの上部、より厳密にはアームレストSaの上面の前端部分に浅底箱型のホルダ1が固定されている。このホルダ1は、電子機器Dを保持するための樹脂成形品であり、上端が開口端となっている。ここで、電子機器Dとは、持ち運び可能なデバイスであり、シートの着座者(すなわち、乗員)が携帯する端末、例えば、携帯電話機、スマートフォンあるいはタブレット型コンピュータ、若しくは動画プレーヤや音楽プレーヤが該当する。以下では、乗員が車両内に持ち込んだスマートフォンを電子機器Dの一例に挙げて説明する。
ホルダ1は、平面視で略矩形状となっており、その内部に無接点給電器Bを収容している。無接点給電器Bは、スマートフォン(電子機器D)に対して給電する装置であり、具体的には、公知のワイヤレス充電器によって構成されている。この無接点給電器Bは、板状(パッド状)の外形形状をなし、平面視で略矩形となっている。また、無接点給電器Bは、車両内において、不図示の電源から給電用ケーブルCを通じて給電された状態で他のデバイス(電子機器D)を充電する。
そして、無接点給電器Bは、その表面の上にスマートフォンが載せられた状態で無接点給電器B内の電磁コイルが通電することでスマートフォンを充電する。なお、本実施形態に係る無接点給電器Bは、携帯可能なサイズであり、ホルダ1に対して着脱自在な状態で装着されている。
ホルダ1は、ホルダ1内に収容された無接点給電器Bによって給電されるようにスマートフォンを保持する。より具体的に説明すると、無接点給電器Bは、図2に示すように、車体フロアに対して水平な姿勢(平置き状態)でホルダ1内に収容されている。スマートフォンは、無接点給電器Bと重なるように無接点給電器Bの直上位置に配置される。そして、ホルダ1は、上記の配置位置にてスマートフォンを保持する。すなわち、スマートフォンは、無接点給電器Bと同じく水平な姿勢にて無接点給電器B上に載せられ、かつ、ホルダ1の縁部の内側に配置される。すなわち、ホルダ1は、その縁部よりも内側にスマートフォンが位置した状態で当該スマートフォンを保持する。ここで、ホルダ1の縁部とは、ホルダ1を上方から見たときのホルダ1の縁部分、厳密には、ホルダ1の上端に形成された略矩形状の開口を囲む部分である。
なお、本実施形態では、無接点給電器Bよりも電子機器Dであるスマートフォンの方が若干大きくなっている。より具体的に説明すると、スマートフォンの長手方向における長さが、電子機器Dの長手方向における長さよりも一回り大きくなっている。
次に、ホルダ1の詳細構造について説明する。ホルダ1は、底壁部2と、底壁部2から略垂直に立ち上がった側壁部5とを有する。底壁部2の上面には無接点給電器Bが載せられる。すなわち、底壁部2の上面(厳密には、後述する第一の底面3)の上方に位置する空間が、電子機器Dを収容する収容部9をなしている。そして、ホルダ1は、前述したように、収容部9にて無接点給電器Bを着脱自在な状態で保持する。なお、底壁部2の構成については後に改めて説明する。
側壁部5は、図3及び図4に示すように、ホルダ1の縁部の全周に亘って連続して設けられている。そして、この側壁部5の内側スペースにスマートフォン(電子機器D)が配置される。ここで、側壁部5の内側スペースを上面から見たときのサイズは、スマートフォンの平面サイズよりも僅かに大きくなっている。このため、スマートフォンがホルダ1に保持されている間、側壁部5によってスマートフォンの位置ずれ(変位)が規制されるようになる。つまり、スマートフォンは、ホルダ1の縁部の外側に向かうように移動しようとしても、図5に示すように側壁部5により係止される。これにより、車両走行中においてスマートフォンがホルダ1から脱落し難くなり、スマートフォンを無接点給電器Bによって給電可能な状態でホルダに保持しておくことが可能となる。
なお、本実施形態では、側壁部5がホルダ1の縁部の全周に亘って連続して設けられていることで、上記の効果(スマートフォンの脱落抑制効果)がより顕著に発揮されている。ただし、これに限定されるものではなく、ホルダ1の縁部の全周のうち、一部分にのみ側壁部5が設けられていてもよく、また、ホルダ1の縁部の全周に沿って側壁部5が断続的に設けられていてもよい。
また、ホルダ1の縁部の全周に亘って設けられた側壁部5の各部は、スマートフォンがホルダ1に保持されているときに当該スマートフォンと対向する対向面5fを有する。そして、本実施形態では、ホルダ1の縁部の全周に亘って設けられた側壁部5の所定部分において、対向面5fとスマートフォンの側端との間隔(図6中、記号dにて示す距離)が、所定部分以外の部分における間隔よりも拡がっている。
具体的に説明すると、側壁部5は、図3及び図4に示すように、上方視で略矩形枠を形成するように配置されている。このうち、後方かつシート幅方向外側に位置する角部分(以下、後方外側角部分5a)では、残り3つの角部とは異なり、鋭角状に側壁部5が交差している。つまり、ホルダ1の縁部のうち、後方外側角部分5aでは、側壁部5が最短の屈曲経路(分かり易くは、90度で屈曲する際の経路)よりも幾分長い経路にて屈曲している。このため、図6に示すように、後方外側角部分5aでは、それ以外の部分に比較して、側壁部5がスマートフォンの側端から幾分離れることになる。
以上のように、側壁部5の後方外側角部分5aの形状は、後方外側角部分5aにおける対向面5fとスマートフォンとの間隔を後方外側角部分5a以外の部分における当該間隔よりも拡げた形状となっている。これにより、スマートフォンと側壁部5との間に形成されるスペースは、後方外側角部分5aにおいてより広くなっている。したがって、スマートフォンをホルダ1から取り外す際に後方外側角部分5aにおけるスペースを利用すれば、より簡単に取り外すことが可能となる。
なお、スマートフォンと側壁部5との間のスペースをより大きくする箇所については、後方外側角部分5aに限定されるものではなく、他の箇所でもよい。また、スマートフォンと側壁部5との間隔を拡げるための形状は、図6に図示の形状(すなわち、鋭角状に側壁部5が交差した形状)に限定されるものではなく、他の形状、例えば、側壁部5が上方視で円状(厳密には扇状)に湾曲した形状であってもよい。
さらに、スマートフォンを取り外し易くする観点では、側壁部5のうち、スマートフォンを取り外す際にスマートフォンの側端にあてがわれる指と対向する部分を切り欠いてもよく、あるいは当該部分では側壁部5を欠落させてもよい。
次に、底壁部2の構造について改めて説明する。底壁部2の上方空間は、収容部9をなしており、その内部には無接点給電器Bが着脱自在な状態で収容されている。また、底壁部2からは側壁部5が立ち上がっており、ホルダ1の縁部の全周に亘って設けられている。したがって、収容部9は、その周りを側壁部5に囲まれていることになる。これにより、無接点給電器Bについても、スマートフォンと同様、ホルダ1から脱落し難くなり、収容部9内に適切に収めてられるようになる。
また、図5に示すように、底壁部2には前後2箇所に段差6が形成されている。かかる段差6が形成されることで、収容部9内における無接点給電器Bの位置ずれ(変位)を効果的に抑制することが可能となる。より具体的に説明すると、底壁部2に形成された2箇所の段差6は、図5に示すように、前後対称に形成されている。そして、底壁部2の上面は、段差6が形成されていることで、互いに高さが異なる2つの領域に分かれている。つまり、底壁部2には、段差6を介して互いに隣り合う第一の底面3及び第二の底面4が設けられている。
第一の底面3は、前後2つの段差6の間に位置する面であり、段差6の分だけ第二の底面4よりも低い位置にある。なお、前後方向における第一の底面3の長さは、無接点給電器Bの長手方向長さと略等しく、また、シート幅方向における第一の底面3の長さは、無接点給電器Bの短手方向長さと略等しくなっている。第二の底面4は、前後方向において段差6の外側に位置する面であり、段差6の分だけ第一の底面3よりも高い位置にある。ちなみに、段差6の高さは、無接点給電器Bの厚みと略同一である。
そして、第一の底面3よりも上側に位置し、かつ、第二の底面4よりも下側に位置する空間が収容部9をなしている。つまり、無接点給電器Bは、第一の底面3に載置され、ホルダ1の高さ方向において第一の底面3と第二の底面4との間(換言すると、段差6の下端から上端までの範囲内)に収まるように収容される。
なお、無接点給電器Bは、その長手方向が前後方向に沿った状態で収容部9内に収容される。また、前述したように、前後方向における第一の底面3の長さは、無接点給電器Bの長手方向長さと略等しくなっている。したがって、図5に示すように、収容部9内に無接点給電器Bが収容された状態では、前後2つの段差6の各々が無接点給電器Bの長手方向端面と当接するようになる。この結果、収容部9内における無接点給電器Bの位置ずれ(変位)が効果的に抑制されるようになる。
ところで、底壁部2には、図4に示すように2種類の貫通孔が形成されている。一つの貫通孔は、上面視で略矩形状の開口部7である。この開口部7は、収容部9に収容された状態の無接点給電器Bに接続される給電用ケーブルCを通すために形成されたものである。このように開口部7が底壁部2に形成されていることで、収容部9内の無接点給電器Bに給電用ケーブルCを簡単に接続させる(繋ぎ込む)ことが可能となる。なお、本実施形態では、第一の底面3の前端部に開口部7が形成されている。
もう一つの貫通孔は、上面視で円状をなす固定孔8である。この固定孔8は、ホルダ1をアームレストSaに固定された孔である。つまり、固定孔8にネジやビスが挿入されることで、ホルダ1がアームレストSaに固定されることになる。なお、本実施形態では、複数の固定孔8が底壁部2に形成されており、具体的には、第一の底面3の前端部、中央部及び後端部にそれぞれ1つずつ形成されている。なお、固定孔8の形成箇所や数については、上記の内容に限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。
また、複数の固定孔8のうちの一つ(具体的には、第一の底面3の前端部に形成された固定孔8)は、図4に示すように、底壁部2において開口部7と隣り合う位置に形成されている。換言すると、ホルダ1のうち、底壁部2の開口部7付近がアームレストSaに固定されている。この結果、底壁部2のうち、開口部7付近の剛性が高められるようになる。
なお、本実施形態では、ホルダ1をアームレストSaの上面に固定することとしたが、ホルダ1の固定位置については特に限定されるものではなく、車両用シートS中の他の箇所(例えば、シートバックやシートクッションにおいてホルダ1を固定するのに好適な箇所)であってもよい。ただし、ホルダ1をアームレストSaの上面に固定すれば、着座者の手元周辺でスマートフォンが保持されるため、当該スマートフォンをホルダ1に保持されたままの状態(つまり、無接点給電器Bにより充電されたままの状態)で利用することが可能となる。
また、本実施形態では、アームレストSaに対して常時固定されており取り外し不能なホルダ1を例に挙げて説明したが、ホルダ1がアームレストSaに対して着脱可能な構成(以下、変形例)も考えられる。以下、変形例について図7を参照しながら説明する。図7は、変形例に係るホルダ1xの構成を示す模式断面図である。変形例に係るホルダ1xは、アームレストSaに対して着脱可能である点を除き、先の実施例に係るホルダ1(図1乃至図6に図示のホルダ1)と同様である。一方、変形例では、図7に示すように、ホルダ1xが、その底面から突出した凸状のコネクタ(以下、凸型コネクタ5c)を有している。この凸型コネクタ5cは、ホルダ1x内に無接点給電器Bが保持されると、当該無接点給電器Bと電気的に接続される。また、アームレストSaの上面には、凸型コネクタ5cが挿抜自在な凹状のコネクタ(以下、凹型コネクタSh)が可能である。凹型コネクタShには、不図示の電源から延出した給電用ケーブルCが接続されている。そして、凸型コネクタ5cを凹型コネクタShに挿入すると、電源から凹型コネクタSh及び凸型コネクタ5cを通じてホルダ1x内の無接点給電器Bに電力が供給されるようになる。また、凹型コネクタShから凸型コネクタ5cを抜き取ることにより、アームレストSaに固定された状態のホルダ1xを取り外すことが可能となる。
1,1x ホルダ
2 底壁部
3 第一の底面
4 第二の底面
5 側壁部
5a 後方外側角部分(所定部分)
5c 凸型コネクタ
5f 対向面
6 段差
7 開口部
8 固定孔
9 収容部
B 無接点給電器
C 給電用ケーブル
D 電子機器
S 車両用シート(乗物用シート)
Sa アームレスト
Sh 凹型コネクタ

Claims (10)

  1. 持ち運び可能な電子機器に対して給電する無接点給電器を収容する収容部と、
    該収容部を備え、該収容部内の前記無接点給電器によって給電されるように前記電子機器を保持するホルダと、を有し、
    該ホルダは、前記ホルダの縁部よりも内側に前記電子機器が位置した状態で前記電子機器を保持し、
    前記縁部には、前記ホルダの底壁部から立ち上がった側壁部が設けられており、
    前記側壁部は上方視で台形形状の枠を形成するように配置されていて、前記ホルダが前記電子機器を保持したとき、前記台形形状の枠の角部のうち鋭角状に交差する角部が、他の角部よりも前記電子機器の側端部から外側に離れて位置していることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記乗物用シートの幅方向端部に配置されたアームレストを有し、
    前記ホルダは、前記アームレストの上部に設けられており、
    前記台形形状の枠の前記角部のうち鋭角状に交差する前記角部は、前記アームレストの後方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記台形形状の枠の前記角部のうち鋭角状に交差する前記角部は、シート幅方向において外側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記台形形状の枠の四辺のうち平行に配置された対向する二辺の長さは、他の二辺の長さより長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記ホルダは、前記収容部にて前記無接点給電器を着脱自在な状態で保持し、
    前記収容部は、前記側壁部に囲まれており、
    前記ホルダの前記底壁部に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記ホルダは、前記底壁部に形成された段差と、該段差を介して互いに隣り合う第一の底面及び第二の底面を有し、
    前記第一の底面は、前記段差の分だけ前記第二の底面よりも低い位置にあり、
    前記収容部は、前記第一の底面よりも上側に位置し、かつ、前記第二の底面よりも下側に位置する空間であり、
    前記段差は、前記収容部に収容された状態の前記無接点給電器と当接することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記第二の底面は、前記第一の底面と隣り合う前方部分と後方部分とから構成され、
    該開口部は前記第一の底面の前端部に形成され、
    前記開口部と隣り合う前記第二の底面の前方部分の面積は、前記第二の底面の後方部分の面積よりも大きいことを特徴とする請求項5を引用する請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 記ホルダは、前記底壁部に形成された固定孔を有し、
    該固定孔は、前記ホルダを前記アームレストに固定するために形成された孔であり、前記底壁部に複数形成されていることを特徴とする請求項に記載の乗物用シート。
  9. 前記固定孔は前記底壁部に3つ形成されており、
    前記3つの前記固定孔のうち、任意の2つの前記固定孔の中心を結んだ直線上からずれる位置にもう一つの前記固定孔の中心が位置するように、前記3つの前記固定孔が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の乗物用シート。
  10. 前記複数の前記固定孔のうちの一つは、前記底壁部の隅部のうち、前記鋭角状に交差する前記角部と最も近い隅部に設けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載の乗物用シート。
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