JP6880583B2 - 圧力測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体の管腔内に挿入されて、管腔内の流体の圧力を測定する圧力測定装置に関する。
生体の管腔内の流体の圧力、例えば、冠状動脈における血圧を測定する方法として、圧力センサを有するガイドワイヤを血管内に挿入する方法が、知られている。特許文献1には、ガイドワイヤの先端部に設けられたハウジングの内部に、圧力検出用のセンサチップが配置されたセンサ付きガイドワイヤが開示されている。
上述のセンサチップは、ウェーハで構成されたダイヤフラムと、このダイヤフラムに設けられたピエゾ抵抗要素とを備えている。血管内に挿入されたガイドワイヤのダイヤフラムには、血圧が加わる。血圧によってダイヤフラムが撓むと、ピエゾ抵抗要素の電気抵抗値が変化する。ここで、ピエゾ抵抗要素に電流が流されており、血圧に応じて、ピエゾ抵抗要素を流れる電流量が変化する。この電流量に基づいて、血圧を演算することができる。このようにして、ガイドワイヤを血管内に挿入する方法により、血圧が測定される。
特表2010−540114号公報
ダイヤフラムは、ガイドワイヤに搭載可能な大きさに構成される必要がある。一方、血圧を高精度に測定するためには、ダイヤフラムが、血圧によって容易に歪むことが必要である。つまり、ウェーハで構成されたダイヤフラムは、大きく且つ薄く形成される必要がある。そのため、ダイヤフラムの可能な形状、及び、ガイドワイヤ内へのダイヤフラムの取付姿勢は、大きく制限されていた。したがって、ダイヤフラムを含む圧力測定装置の設計の自由度が損なわれていた。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度が確保された圧力測定装置を提供することである。
(1) 本発明に係る圧力測定装置は、可撓性を有し、生体の管腔内に挿入可能なガイドワイヤと、上記ガイドワイヤに設けられており、凹部を有する支持体と、上記支持体に対して固定され、上記凹部の開口の少なくとも一部を覆い、弾性変形することにより電気抵抗値が変化する導電ゴム部材と、上記支持体に対して固定され、上記導電ゴム部材と電気的に接続された第1電極及び第2電極と、を備えている。
上記構成によれば、管腔内の流体の圧力が導電ゴム部材に加わると、導電ゴム部材が弾性変形する。それにより導電ゴム部材の電気抵抗値が変化する。ここで、導電ゴム部材は、その形状に関係なく、管腔内の流体の圧力によって容易に弾性変形できる。そのため、導電ゴム部材の形状によって、圧力測定装置の設計の自由度が制限されることを防止できる。また、第1電極及び第2電極が導電ゴム部材に電気的に接続されているので、第1電極及び第2電極間に電圧を加えることにより、導電ゴム部材の電気抵抗値の変化量に対応する電流量を、第1電極及び第2電極を介して取得できる。この電流量に基づいて、管腔内の流体の圧力を演算できる。したがって、本発明に係る圧力測定装置は、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度を確保できる。
(2) 好ましくは、上記支持体は筒形状であって、内部空間を有し、当該筒形状の軸方向が上記ガイドワイヤの軸方向と平行であり、上記凹部は、上記内部空間の一部であって、上記軸方向に開口し、上記導電ゴム部材は、上記支持体の上記軸方向の一端部に配置されている。
上記構成によれば、導電ゴム部材が、支持体の軸方向の一端部に設けられている。導電ゴム部材と支持体とがガイドワイヤの軸方向に並んでいるので、導電ゴム部材及び支持体の設置スペースがガイドワイヤの径方向に拡大することを防止できる。したがって、本発明に係る圧力測定装置は、当該圧力測定装置のコンパクト化を実現できる。
(3) 好ましくは、上記第1電極は、上記支持体の内部空間を通じて上記導電ゴム部材と電気的に接続されており、上記第2電極は、上記支持体の側壁に設けられて上記導電ゴム部材と電気的に接続されている。
(4) 好ましくは、上記支持体は側壁に貫通孔を有する筒形状であって、当該筒形状の軸方向が上記ガイドワイヤの軸方向と平行であり、上記凹部は、上記貫通孔であり、上記導電ゴム部材は、上記支持体の径方向の外側に設けられている。
上記構成によれば、導電ゴム部材が支持体の径方向の外側に設けられている。導電ゴム部材が配置される位置が支持体の軸方向及び周方向に沿って変更可能であるので、導電ゴム部材が配置される位置に自由度がある。複数の導電ゴム部材を支持体の軸方向に沿って配置することも可能である。したがって、本発明に係る圧力測定装置は、設計の自由度を高めることができる。
(5) 好ましくは、上記第1電極は、上記支持体の上記貫通孔を通じて上記導電ゴム部材と電気的に接続されており、上記第2電極は、上記支持体の側壁に設けられて上記導電ゴム部材と電気的に接続されている。
(6) 好ましくは、上記支持体は、平板形状の基板を備える。
(7) 好ましくは、上記ガイドワイヤは、内部空間と、当該内部空間及び外部を連通する貫通孔とを有するものであり、上記導電ゴム部材は、上記ガイドワイヤの内部空間に配置されている。
上記構成によれば、導電ゴム部材がガイドワイヤの内部空間に配置されている。導電ゴム部材が管腔の壁面に接触しないので、壁面との接触によって導電ゴム部材が弾性変形することを防止できる。つまり、壁面との接触が圧力変化として検出される不具合を防止できる。したがって、本発明に係る圧力測定装置は、管腔内の流体の圧力変化の検出精度が低下することを防止できる。
本発明によれば、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度が確保された圧力測定装置を提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力測定装置10の模式図である。 図2は、図1のII−II断面図である。 図3は、第1実施形態に係る圧力測定装置10における圧力センサ11の斜視図である。 図4は、図3のIV−IV断面図である。 図5は、板厚方向16Tから視た基板16の図である。 図6は、第2実施形態に係る圧力測定装置110における遠位側部分の縦断面図である。 図7は、第2実施形態に係る圧力測定装置10における圧力センサ11の斜視図である。 図8は、図7のVIII−VIII断面図である。 図9は、第3実施形態に係る圧力測定装置210における遠位側部分の縦断面図である。 図10は、第3実施形態に係る圧力測定装置10における圧力センサ11の斜視図である。 図11は、図10のXI−XI断面図である。 図12は、図10のXII−XII断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、各実施形態は、本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
<圧力測定装置10>
図1に示されるように、第1実施形態に係る圧力測定装置10は、ガイドワイヤ30と、ガイドワイヤ30に設けられた圧力センサ11とを備える。ガイドワイヤ30の一端に、演算制御部40が接続されている。図1において、ガイドワイヤ30の両端のうち、固定端(演算制御部40に接続された端)が近位端(図1における右側)であり、自由端が遠位端(図1における左側)である。以下、ガイドワイヤ30において、近位端のある側を近位側とし、遠位端のある側を遠位側とする。
ガイドワイヤ30は、線状に構成されており、冠状動脈等の血管(生体の管腔の一例)内に挿入可能である。圧力センサ11は、ガイドワイヤ30の遠位側の端部に設けられている。演算制御部40は、圧力センサ11から出力される電気情報(電流値)に基づいて、血圧(管腔内の流体の圧力の一例)を演算する。つまり、圧力測定装置10は、血圧の測定に使用される。
図1、図2には、ガイドワイヤ30の軸心線30Lが示されている。本明細書では、ガイドワイヤ30を構成する部品に関する方向、すなわち軸方向30A、径方向30R、及び周方向30Cが、以下のように定義されている。軸方向30A、径方向30R、及び周方向30Cは、ガイドワイヤ30が撓んだり湾曲したりせず、真っ直ぐな状態の軸心線30L、つまり直線である軸心線30Lに基づいて、定義されている。軸方向30Aは、軸心線30Lと平行な方向であって、遠位向き及び近位向きの双方を含む方向である。径方向30Rは、軸心線30Lに直交する全ての方向である。周方向30Cは、軸心線30L周りの方向である。
<ガイドワイヤ30>
図1、図2に示されるように、ガイドワイヤ30は、コアワイヤ31と、先端ガイド部32と、第1螺旋体33と、ハウジング34と、第2螺旋体35と、連結壁36と、先端ワイヤ37と、ガイドチューブ38とを備える。
コアワイヤ31は、ガイドワイヤ30の骨格を構成する部材である。コアワイヤ31は、ガイドワイヤ30が屈曲することなく血管内に挿入できるように、ガイドワイヤ30が湾曲することに対して一定の機械的強度を付与する。コアワイヤ31は、円筒状の線材であり、近位端から遠位側へ延びている。コアワイヤ31の材質は、例えば、医療用ステンレス綱である。コアワイヤ31の軸心線は、軸心線30Lと平行である。
コアワイヤ31は、遠位側が近位側よりも撓みやすい。コアワイヤ31は、その形態を特に限定されないが例えば遠位側に位置する小径部31aと、近位側に位置する大径部31bと、小径部31a及び大径部31bを連結するテーパ部31cとを有する。小径部31a及び大径部31bはそれぞれ一定の外径を有し、大径部31bの外径は、小径部31aの外径よりも大きい。テーパ部31cの外径は、近位端において大径部31bの外径に等しく、近位端から遠位端に向けて徐々に小さくなり、遠位端において小径部31aの外径に等しい。遠位側へ向かってコアワイヤ31の外径が次第に小さくなることにより、コアワイヤ31の剛性は、大径部31b、テーパ部31c、小径部31aの順に小さくなっている。
先端ガイド部32は、ガイドワイヤ30の遠位端に配置されている。先端ガイド部32は、ガイドワイヤ30が血管内へ挿入されるときに、血管壁に当接することにより、ガイドワイヤ30の進行方向を血管に沿うように案内する部位である。先端ガイド部32は、その形態を特に限定されないが例えば遠位側に位置する半球部32aと、半球部32aから近位側に延びる円柱部32bとを備える。半球部32aは、血管壁を損傷しないように、遠位側に突出した半球形状である。半球部32aの外径は第2螺旋体35の外径とほぼ同等である。円柱部32bは、半球部32aから近位側へ突出しており、半球部32aの外径よりも小さな外径の円柱形状である。円柱部32bが第2螺旋体35内に挿入されることにより先端ガイド部32が第2螺旋体35に対して位置決めされて、半球部32a及び第2螺旋体35の外面が段差なく滑らかに連続する。先端ガイド部32の材質は、例えば、医療用ステンレスである。
ガイドワイヤ30の遠位側には、その形態を特に限定されないが例えば第1螺旋体33及び第2螺旋体35が設けられている。第1螺旋体33及び第2螺旋体35は、コアワイヤ31より曲げ剛性が弱い、すなわち曲がりやすい。第1螺旋体33は、螺旋形状に巻回された線材によって構成されている。第1螺旋体33の材質は、例えば、医療用ステンレス綱である。第1螺旋体33の軸心線は、軸心線30Lと平行である。コアワイヤ31の小径部31aは、第1螺旋体33内に挿入されている。第1螺旋体33は、近位端部33a及び遠位端部33bを有する。近位端部33aは、コアワイヤ31の小径部31aの外周面に、例えば、レーザー溶接又は接着剤により固定されている。これにより、第1螺旋体33の曲げ剛性が、コアワイヤ31により補強される。
ハウジング34は、その内部空間34Sに圧力センサ11を収納する筐体である。ハウジング34は、円筒形状であり、上記内部空間34Sを有する。ハウジング34の材質は、例えば、医療用ステンレス綱である。ハウジング34の軸心線は、軸心線30Lと平行である。コアワイヤ31の小径部31aは、ハウジング34の近位端部の内部に挿入されている。ハウジング34の近位端部には、第1螺旋体33の遠位端部33bが、例えば、レーザー溶接又は接着剤により固定されている。
ハウジング34は、複数の貫通孔34aを有する。本実施形態では、ハウジング34は、2つの貫通孔34aを有する。貫通孔34aは、径方向30Rに沿ってハウジング34の円筒形状の壁を貫通する。貫通孔34aを介して、ハウジング34の内部空間34Sと外部とが連通している。2つの貫通孔34aは、ガイドワイヤ30の周方向30Cに沿って、軸心線30L周りに180度ずつの間隔を空けて、配置されている。
第2螺旋体35は、螺旋形状に巻回された線材によって構成されている。第2螺旋体35の材質は、例えば、医療用ステンレス綱である。第2螺旋体35の軸心線は、軸心線30Lと平行である。第2螺旋体35は、近位端部35a及び遠位端部35bを有する。第2螺旋体35の近位端部35aは、ハウジング34の遠位端部に固定されている。第2螺旋体35とハウジング34とは、例えば、レーザー溶接又は接着剤により固定されている。第2螺旋体35の遠位端部35bには、先端ガイド部32の円柱部32bが挿入されている。遠位端部35bは、円柱部32bの外周面に固定されている。第2螺旋体35と先端ガイド部32とは、例えば、レーザー溶接又は接着剤により固定されている。
連結壁36は、先端ワイヤ37をハウジング34に連結するための部材である。連結壁36は、ハウジング34の遠位端部に固定されている。連結壁36は、例えば、金属ハンダ材料によって構成される。
先端ワイヤ37は、第2螺旋体35の曲げ剛性を補強するものである。先端ワイヤ37は、例えば、医療用ステンレス綱の線材である。先端ワイヤ37の軸心線は、軸心線30Lと平行である。先端ワイヤ37の近位端部は連結壁36に固定されている。先端ワイヤ37の遠位端部は、先端ガイド部32の円柱部32bに、例えば、レーザー溶接又は接着剤により固定されている。
ガイドチューブ38は、円筒形状である。ガイドチューブ38は、コアワイヤ31の小径部31aの径方向30Rの外側に位置し、小径部31aの近位側部分を覆っている。ガイドチューブ38の軸心線は、軸心線30Lと平行である。ガイドチューブ38は、コアワイヤ31の小径部31aの外周面に固定されている。ガイドチューブ38は、可撓性を有する。ガイドチューブ38は、例えば、医療用合成樹脂であり、例えば、コアワイヤ31の外周面に熱溶着されている。
上述した構成により、コアワイヤ31及び先端ガイド部32は、第1螺旋体33、ハウジング34及び第2螺旋体35を介して連結されている。また、ハウジング34及び先端ガイド部32は、先端ワイヤ37を介して連結されている。第1螺旋体33及びハウジング34内にはコアワイヤ31が挿入されているので、第1螺旋体33及びハウジング34はコアワイヤ31によって支持されている。一方、先端ガイド部32は、ハウジング34に対して固定された先端ワイヤ37に固定されているので、先端ガイド部32は、ハウジング34に支持されている。つまり、先端ガイド部32は、ハウジング34及び先端ワイヤ37を介して、コアワイヤ31によって支持されている。このようにして、(コアワイヤ31を除く)ガイドワイヤ30自体が、コアワイヤ31によって支持され、機械的強度が付与されている。
このような構成により、近位端においてガイドワイヤ30を血管へ送り出す操作が行われたときに、この操作に追従して、ガイドワイヤ30が屈曲することなく血管内を進行する。また、先端ガイド部32が血管壁に接触した場合に、ガイドワイヤ30は、その血管壁に沿って湾曲する。
<圧力センサ11>
図2に示されるように、圧力センサ11は、ハウジング34の内部空間34S内に配置されている。
図2から図5に示されるように、圧力センサ11は、凹部13を有する支持体14と、支持体14に設けられた導電ゴム部材15と、支持体14に設けられた第1電極21及び第2電極22と、を備える。
支持体14は、平板形状の基板16と、基板16に固定された円柱状の接続部材17とを備える。
図3、図4に示されるように、基板16は、この基板16の板厚方向16T(図5における紙面と垂直な方向)において互いに反対側に位置する一対の主面(第1主面16a及び第2主面16b)を有する。板厚方向16Tは、ガイドワイヤ30の径方向30Rの1つである。図5は基板16を示しており、この図5に示されるように、第1主面16a及び第2主面16bは、板厚方向から視た外形が長方形である。第1主面16a及び第2主面16bの長手方向は、軸心線30Lと平行である。
図3、図4に示されるように、接続部材17は、円筒形状の筒体71と、筒体71の遠位端の開口を塞ぐ閉鎖壁72とを備える。筒体71の軸心線は、軸心線30Lと平行である。基板16の近位側部分は、筒体71の内部に配置されている。閉鎖壁72は、筒体71の遠位端部において、接続部材17の内部に配置された基板16と、筒体71との間を埋めている。本実施形態では、閉鎖壁72は、筒体71の内部の全体を埋めている。閉鎖壁72は、血管内の血液が、ハウジング34の貫通孔34aから接続部材17内に流入することを防止する。閉鎖壁72を介して基板16は接続部材17に対して固定されている。接続部材17は、コアワイヤ31の小径部31a内に挿入されている。接続部材17がコアワイヤ31に対して移動しないように、筒体71は、例えば、接着剤を用いて、小径部31aに固定されている。筒体71の外周面とコアワイヤ31の小径部31aの内周面との間に、接着剤又は他の充填剤が充填されており、接続部材17とコアワイヤ31との間がシールされている。
図4、図5に示されるように、基板16は、第1主面16aに開口する凹部13を有する。凹部13は、基板16の板厚方向16Tから視た開口の縁が長方形である。凹部13は、基板16の板厚方向16Tにおいて一定の深さである。
図2から図5に示されるように、導電ゴム部材15は、基板16の第1主面16aに、例えば接着剤を用いて固定されている。第1実施形態では、導電ゴム部材15は、直方体形状である。図5に示されるように、基板16の板厚方向16Tから視た導電ゴム部材15の外形寸法(四角形の縦寸法及び横寸法)は、凹部13の外形寸法(開口の縦寸法及び横寸法)よりも大きい。したがって、導電ゴム部材15は、凹部13の開口を覆っている。
導電ゴム部材15は、その変形量に応じて、電気抵抗値が変化するように構成されたゴム部材である。導電ゴム部材15では、絶縁性の高いゴム材料、例えばシリコンゴムの中に、導電性粒子(カーボン、金属粉、金属蒸着粉等)が、所定の密度になるように略均等に分散されている。このような構成において、無加圧状態では導電性粒子の殆どが互いに接触していないため、導電性粒子同士が電気的に接続されず、導電ゴム部材15内に導通経路が形成されない。そのため、導電ゴム部材15の電気抵抗値は非常に高い状態に保たれる。一方、加圧されることによって導電ゴム部材15が変形すると、導電性粒子の一部が互いに接触するようになり、導電ゴム部材15内に導通経路が形成される。加圧力の増大(つまり変形量の増大)に伴って、互いに接触する導電性粒子の数が増大し、導通経路の数ないし太さが増大すると、電気抵抗値が変形量に比例して低下する。一方、外力が解放されて、導電ゴム部材15が再び無加圧状態に弾性的に復帰すると、導電性粒子の殆どが非接触状態に戻り、電気抵抗値が再び高い状態になる。整理すると、導電ゴム部材15に加わる圧力の増加及び減少に比例して、導電ゴム部材15の変形量が増加及び減少し、それにより導電ゴム部材15の電気抵抗値が減少及び増加する。
図5に示されるように、第1電極21及び第2電極22は、第1主面16aに固定されている。第1実施形態では、第1電極21及び第2電極22は、導体パターンとして、第1主面16aにプリントによって形成されている。また、第1電極21及び第2電極22は、導電ゴム部材15に電気的に接続されている。図4に示されるように、第1電極21及び第2電極22は、導電ゴム部材15と基板16との間に位置している。第1電極21及び第2電極22は、導電ゴム部材15を介して互いに電気的に接続されている。
図2、図4に示されるように、導電ゴム部材15の表面は、ハウジング34の内部空間34Sに露出した露出面15aと、基板16に対向し、内部空間34Sに露出しない非露出面15bとを有する。
図2に示されるように、ハウジング34の内部空間34Sは、ハウジング34の貫通孔34aを介して、ガイドワイヤ30の外部と連通している。ガイドワイヤ30が血管内に挿入されているとき、血管内の血液が内部空間34Sに流入する。このとき、ハウジング34の内部空間34S内の血液の圧力が、導電ゴム部材15の露出面15aに加わる。本明細書では、大気圧が基準圧に設定されており、導電ゴム部材15の露出面15aに大気圧のみが加わっている場合、導電ゴム部材15の状態は、無加圧状態にある。一方、ガイドワイヤ30が血管内に挿入されている状態では、露出面15aに血圧が加わっており、導電ゴム部材15の状態は、加圧状態にある。
露出面15aに血圧が加わると、それにより導電ゴム部材15は弾性変形する。この弾性変形において、導電ゴム部材15の一部は収縮し、導電ゴム部材15の一部であって、非露出面15bを含む部分は、凹部13内に進入する。このような変形の結果、上述したように、導電ゴム部材15の変形量の増加及び減少に応じて、導電ゴム部材15の電気抵抗値が減少及び増加する。このことから、導電ゴム部材15の電気抵抗値に基づいて、導電ゴム部材15に作用する圧力を求めることができる。
<演算制御部40>
図1に示されるように、演算制御部40は、圧力センサ11に電気的に接続された第1導電線18及び第2導電線19と、圧力センサ11に電流を供給する電源部41と、圧力センサ11から出力される電気情報を演算処理する演算部42と、第1導電線18及び第2導電線19に接続されたコネクタ43と、を有する。
図3から図5に示されるように、第1導電線18は、第1電極21に電気的に接続されている。第2導電線19は、第2電極22に電気的に接続されている。
図1に示されるように、電源部41は、コネクタ43、第1導電線18及び第2導電線19を通じて圧力センサ11に電流を流すように構成されている。
演算部42は、第1導電線18、第2導電線19及びコネクタ43を通じて、圧力センサ11から出力される電気情報、つまり圧力センサ11を流れる電流量の変化を取得する。演算部42は、取得された電流量の変化に基づいて、圧力センサ11に作用する血圧を演算する。演算部42は、ブリッジ回路部42aと、メモリ42bとを備えている。演算部42は、より詳しくは、以下のようにして血圧を演算する。
電気抵抗値の変化による電流量の変化は微小であるため、この電流値の変化は、ホイートストンブリッジ回路から出力される電圧値(以下、出力電圧値)の変化に変換され、この電圧値の変化に基づいて血圧が演算される。演算部42のブリッジ回路部42aは、導電ゴム部材15と合わせて、ホイートストンブリッジ回路を構成する。ホイートストンブリッジ回路では、ホイートストンブリッジ回路を構成する1つの抵抗の電気抵抗値の変化が大きくなるにつれて、入力電圧に対する出力電圧の比が大きくなる。入力電圧が一定であるとすれば、出力電圧が大きくなる。したがって、導電ゴム部材15の電気抵抗値の増加及び減少に応じて、出力電圧値が増加及び減少する。
メモリ42bは、上述の出力電圧値と血圧との対応関係を、例えば一対一対応のデータとして、記憶している。そのため、出力電圧値が得られると、演算部42は、メモリ42bに記憶された対応関係に基づいて、その出力電圧値に対応する血圧を特定できる。このようにして、演算部42は、圧力センサ11から出力される電気情報に基づいて、圧力センサ11に作用する血圧を演算できる。
圧力センサ11は、当該圧力センサ11に作用する血管内の血液の圧力変化に対応した電気情報を出力する。図2に示されるように、圧力センサ11は、演算制御部40に電気的に接続された第1導電線18及び第2導電線19を備えている。圧力センサ11から出力された電気情報は、第1導電線18及び第2導電線19を介して、演算制御部40に伝達される。
<圧力測定装置10の使用例>
圧力測定装置10は、例えば、冠動脈内において血圧を測定するために使用される。ガイドワイヤ30は、先端ガイド部32が設けられた遠位端を、血管への挿入向きの先頭として冠動脈内に挿入される。冠動脈におけるガイドワイヤ30の位置は、血管のX線透視画像に映し出される先端ガイド部32の位置に基づいて把握される。
圧力センサ11が、冠動脈内における血圧の測定位置に到達すると、ガイドワイヤ30の挿入が中断される。このような状態で、ユーザの操作によって、電源部41から、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、導電ゴム部材15に一定の電流が供給される。
血管内では、ハウジング34の内部空間34S内に血液が流入し、導電ゴム部材15の表面に血圧が作用する。これにより、導電ゴム部材15が弾性変形する。
血流には、心臓の動きによって血圧の上昇及び下降が繰り返される脈動が生じている。導電ゴム部材15は、血流の脈動に追従して弾性変形する。これにより、脈動する血流の血圧に対応して、導電ゴム部材15における変形部分の電気抵抗値が変化する。
演算制御部40の演算部42は、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、圧力センサ11から出力される電気情報を取得する。演算部42は、上述したように、この電気情報に基づいて、圧力センサ11に作用する血圧を演算する。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態に係る圧力測定装置10によれば、管腔(血管)内の流体(血液)の圧力が導電ゴム部材15に加わると、導電ゴム部材15が弾性変形する。それにより導電ゴム部材15の電気抵抗値が変化する。ここで、導電ゴム部材15は、その形状に関係なく、管腔内の流体の圧力によって容易に弾性変形できる。そのため、導電ゴム部材15の形状によって、圧力測定装置10の設計の自由度が制限されることを防止できる。また、第1電極21及び第2電極22が導電ゴム部材15に電気的に接続されているので、第1電極21及び第2電極22間に電圧を加えることにより、導電ゴム部材15の電気抵抗値の変化量に対応する電流量を、第1電極21及び第2電極22を介して取得できる。この電流量に基づいて、管腔内の流体の圧力を演算できる。したがって、上記圧力測定装置10は、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度を確保できる。
上記圧力測定装置10によれば、導電ゴム部材15は、凹部13の開口を覆っている。そのため、圧力が加わると、導電ゴム部材15は、導電ゴム部材15の一部が凹部13内に進入するように、弾性変形する。凹部13が存在するので、導電ゴム部材15が弾性変形しやすい。圧力変化よる電気抵抗値の変化が大きくなる。したがって、上記圧力測定装置10では、圧力変化の測定精度が向上する。
上記圧力測定装置10によれば、導電ゴム部材15がハウジング34の内部空間34S(ガイドワイヤ30の内部空間)に配置されている。導電ゴム部材15が管腔の壁面に接触しないので、壁面との接触によって導電ゴム部材15が弾性変形することを防止できる。つまり、壁面との接触が圧力変化として検出される不具合を防止できる。したがって、上記圧力測定装置10は、管腔内の流体の圧力変化の検出精度が低下することを防止できる。
[第2実施形態]
<圧力測定装置110>
図6から図8を参照して、第2実施形態に係る圧力測定装置110が説明される。第2実施形態に係る圧力測定装置110は、圧力センサ111の構成において、第1実施形態に係る圧力測定装置10とは異なる。それ以外の点では、第2実施形態は、第1実施形態と同様である。以下では、第2実施形態に係る圧力センサ111の構成が説明される。
図6に示されるように,圧力センサ111は、ハウジング34の内部空間34S内に配置されている。
図6、図7に示されるように、圧力センサ111は、センサ本体112と、センサ本体112の遠位端部に設けられた導電ゴム部材115と、センサ本体112の近位端部に設けられた固定壁124と、センサ本体112の内部空間112Sに設けられ且つ近位側に伸びる第1電極121と、を備える。
図6から図8に示されるように、センサ本体112の形状は、円筒形状である。センサ本体112の軸心線は、軸心線30Lと平行である。センサ本体112の近位側部分は、コアワイヤ31の小径部31a内に挿入されている。センサ本体112がコアワイヤ31に対して移動しないように、センサ本体112は、例えば、レーザー溶接又は接着剤を用いて、小径部31aに固定されている。センサ本体112の外周面とコアワイヤ31の小径部31aの内周面との間に、上述の固定に用いる接着剤又は他の充填剤が充填されており、センサ本体112とコアワイヤ31との間がシールされている。
図8に示されるように、センサ本体112は、内部空間112Sを有する。内部空間112Sは、センサ本体112の遠位端に開口する凹部113と、凹部113から近位側に伸びてセンサ本体112の近位端に開口する軸状空間116と、を有する。軸状空間116の軸方向30Aにおける長さは、凹部113の軸方向30Aにおける長さよりも長い。
センサ本体112は、遠位端部に位置する第1内周面118と、第1内周面118よりも近位側に位置する第2内周面119とを備える。センサ本体112において、第1内周面118に対応する位置(凹部113)の内径は、第2内周面119に対応する位置(軸状空間116)の内径よりも大きい。凹部113における内径は一定であり、また、軸状空間116における内径は一定である。センサ本体112は、遠位端に位置する第1遠位端面125と、第1内周面118及び第2内周面119を接続する第2遠位端面126と、を備える。凹部113は、第1内周面118及び第2遠位端面126によって画定されている。軸状空間116は、第2内周面119によって画定されている。
図8に示されるように、センサ本体112は、円筒形状の支持体114と、支持体114の表面の一部に固定された層状の第2電極122とを備える。第2内周面119を除くセンサ本体112の表面は、第2電極122の表面によって構成されている。第2内周面119は、支持体114の表面によって構成されている。第2電極122は、支持体114に、例えば、電鋳によって形成されている。支持体114の材料は、例えば、コバルト(Co)であり、第2電極122の材料は、例えば、金(Au)である。図6から図8に示されるように、第2電極122は、第2導電線19に電気的に接続されている。
導電ゴム部材115は、センサ本体112に、例えば、導電性の接着剤を用いて、固定されている。
導電ゴム部材115は、遠位側に位置する露出部151と、露出部151から近位側に延びる突出部152とを備える。露出部151は、ハウジング34の内部空間34Sに露出している。露出部151は、凹部113の遠位側への開口を覆っている。露出部151の形状は、遠位側に突出した半球形状である。露出部151の外径はセンサ本体112の外径とほぼ同等である。突出部152は、露出部151から近位側へ突出しており、露出部151の外径よりも小さな外径の円柱形状である。
露出部151は、半球面状の露出面151aと、円環状の非露出面151bとを有する。露出面151aは、軸方向30Aにおいて遠位側に位置し、非露出面151bは近位側に位置する。露出面151aの全体がハウジング34の内部空間34Sに露出している。非露出面151bと第1遠位端面125との間には、導電性の接着剤又は他の導電性の充填剤が充填されており、導電ゴム部材115とセンサ本体112との間がシールされている。非露出面151bは、導電性の接着剤又は他の導電性の充填剤を介して、第1遠位端面125に機械的に接続されている。センサ本体112の第1遠位端面125は、第2電極122の表面であるので、露出部151は第2電極122に電気的に接続されている。
突出部152は、凹部113内において、第1内周面118及び第2遠位端面126に接触している。センサ本体112の第1内周面118及び第2遠位端面126は、第2電極122の表面であるので、突出部152は第2電極122に電気的に接続されている。突出部152は、近位側の端面において軸心線30Lと交わる部分に、遠位側に凹んだ凹面152aを有する。
第1電極121は、電極本体127と、電極本体127を被覆する絶縁筒体128とを備える。電極本体127は、細長い円柱形状を有している。電極本体127の軸心線は、軸心線30Lと平行である。電極本体127の材料は、導電性を有する材料、例えば、銅(Cu)である。絶縁筒体128は、円筒形状を有しており、絶縁筒体128の軸心線は、軸心線30Lと平行である。絶縁筒体128の材料は、電気絶縁性を有する樹脂材料、例えば、ポリイミドである。絶縁筒体128は、軸方向30Aの両端部を除いて電極本体127の外周面を覆っている。絶縁筒体128は、例えば、熱溶着により、電極本体127に固定されている。
絶縁筒体128は、軸状空間116内に配置され、且つ、センサ本体112よりも近位側に伸びている。絶縁筒体128の外周面は、センサ本体112の第2内周面119に接触している。電極本体127とセンサ本体112とは、絶縁筒体128によって隔てられているので、互いに電気的に絶縁されている。電極本体127の遠位側の端部は、導電ゴム部材115の凹面152aに電気的に接続されている。図6から図8に示されるように、電極本体127は、第1導電線18に電気的に接続されている。
図6、図8に示されるように、固定壁124は、センサ本体112の近位側の端面と、センサ本体112から近位側に突出した絶縁筒体128の外周面の一部とを覆っている。固定壁124の形状は、近位側に突出した半球形状である。固定壁124により、絶縁筒体128がセンサ本体112(支持体114)に固定されている。固定壁124は、絶縁筒体128とセンサ本体112との間をシールしている。固定壁124は、例えば接着剤によって構成されている。
<圧力測定装置110の使用例>
第2実施形態に係る圧力測定装置110は、第1実施形態に係る圧力測定装置10と同様に、例えば、冠動脈内において血圧を測定するために使用される。ガイドワイヤ30が冠動脈内に挿入された状態で、ユーザの操作によって、電源部41から、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、導電ゴム部材115に一定の電流が供給される。
血管内では、ハウジング34の内部空間34S内に血液が流入し、導電ゴム部材115の露出面151aに血圧が作用する。これにより、導電ゴム部材115は収縮し、弾性変形する。このような弾性変形の結果、上述したように、導電ゴム部材115の電気抵抗値が変化する。脈動する血流の血圧に対応して、導電ゴム部材115の電気抵抗値が変化する。
演算制御部40の演算部42は、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、圧力センサ111から出力される電気情報を取得する。演算部42は、上述したように、この電気情報に基づいて、圧力センサ111に作用する血圧を演算する。
<第2実施形態の作用効果>
第2実施形態に係る圧力測定装置110においても、第1実施形態と同様に、管腔(血管)内の流体(血液)の圧力が導電ゴム部材115に加わると、導電ゴム部材115が弾性変形する。導電ゴム部材115は、その形状に関係なく、管腔内の流体の圧力によって容易に弾性変形できる。したがって、第2実施形態に係る圧力測定装置110は、第1実施形態と同様に、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度を確保できる。
上記圧力測定装置110によれば、導電ゴム部材115が、支持体114の軸方向の一端部(遠位端部)に設けられている。導電ゴム部材115と支持体114とがガイドワイヤ30の軸方向30Aに並んでいるので、導電ゴム部材115及び支持体114の設置スペースがガイドワイヤ30の径方向30Rに拡大することを防止できる。したがって、上記圧力測定装置110は、当該圧力測定装置110のコンパクト化を実現できる。
上記圧力測定装置110によれば、導電ゴム部材115がハウジング34の内部空間34S(ガイドワイヤ30の内部空間)に配置されている。したがって、上記圧力測定装置110は、第1実施形態と同様に、管腔内の流体の圧力変化の検出精度が低下することを防止できる。
[第3実施形態]
<圧力測定装置210>
図9から図12を参照して、第3実施形態に係る圧力測定装置210が説明される。第3実施形態に係る圧力測定装置210は、圧力センサ211の構成において、第1実施形態に係る圧力測定装置10とは異なる。それ以外の点では、第3実施形態は、第1実施形態と同様である。以下では、第3実施形態に係る圧力センサ211の構成が説明される。
図9に示されるように、圧力センサ211は、ハウジング34の内部空間34S内に配置されている。
図9、図10に示されるように、圧力センサ211は、センサ本体212と、センサ本体212の遠位端部に設けられた閉鎖壁227と、センサ本体212の外周面に設けられた導電ゴム部材215と、センサ本体212の内部空間212Sに設けられ且つ近位側に伸びる第1電極221と、を備える。
図9から図12に示されるように、センサ本体212の形状は、円筒形状である。センサ本体212の軸心線は、軸心線30Lと平行である。センサ本体212の近位側部分は、コアワイヤ31の小径部31a内に挿入されている。センサ本体212がコアワイヤ31に対して移動しないように、センサ本体212は、例えば、レーザー溶接又は接着剤を用いて、小径部31aに固定されている。センサ本体212の外周面とコアワイヤ31の小径部31aの内周面との間に、上述の固定に用いる接着剤又は他の充填剤が充填されており、センサ本体212とコアワイヤ31との間がシールされている。
図11に示されるように、センサ本体212は、内部空間212Sを有する。内部空間212Sは、センサ本体112の遠位端及び近位端に開口する軸状空間216と、センサ本体212の側壁を径方向30Rに貫通する貫通孔213と、を有する。貫通孔213は、センサ本体212(支持体214)の側壁に形成された凹部である。
図11に示されるように、センサ本体212は、円筒形状の支持体214と、支持体214の外周面に固定された層状の第2電極222とを備える。第2電極222は、支持体214に、例えば、電鋳によって形成されている。支持体214の材料は、例えば、ポリイミドであり、第2電極222の材料は、例えば、金(Au)である。図9から図12に示されるように、第2電極222は、第2導電線19に電気的に接続されている。
図11、図12に示されるように、導電ゴム部材215は、貫通孔213に対応する位置、つまり貫通孔213を塞ぐ位置に設けられている。導電ゴム部材215は、軸方向30Aにおいてセンサ本体212の中央部に配置されている。
導電ゴム部材215は、円筒形状の露出部251と、露出部251から貫通孔213内に突出する円柱形状の突出部252とを有する。露出部251は、貫通孔213の径方向30Rの外側への開口を覆っている。
導電ゴム部材215は、センサ本体212の外周面に固定されている。第3実施形態では、センサ本体212の外周面に、導電ゴム材料をディッピングすることによって、導電ゴム部材215が形成されている。
図9に示されるように、露出部251は、ハウジング34の内部空間34Sに露出している。図11、図12に示されるように、露出部251は、露出面251aと、非露出面251bとを有する。露出面251aは、露出部251においてハウジング34の内部空間34Sに露出している面である。露出面251aは、露出部251の外周面及び軸方向30Aにおける両端面である。一方、非露出面251bは、露出部251の内周面である。非露出面251bは、センサ本体212の外周面に接触している。センサ本体212の外周面は第2電極222の外周面であるので、露出部251は、第2電極222に電気的に接続されている。
図10から図12に示されるように、第1電極221の形状は、円筒形状である。第1電極221の軸心線は、軸心線30Lと平行である。第1電極221の外周面は、支持体214の内周面に接触している。第1電極221は、例えば、レーザー溶接又は接着剤を用いて、支持体214に固定されている。
図11に示されるように、第1電極221の外周面に、導電ゴム部材215の突出部252が接触している。そのため、第1電極221は、導電ゴム部材215に電気的に接続されている。第1電極221は、第1導電線18に電気的に接続されている。
図9、図11に示されるように、閉鎖壁227は、センサ本体212の遠位側の端面と、第1電極221の遠位側の端面とを覆っている。閉鎖壁227とセンサ本体212との間には、導電性の接着剤又は他の充填剤が充填されており、閉鎖壁227とセンサ本体212との間がシールされている。閉鎖壁227により、センサ本体212の内部空間212Sが、遠位側から閉じられている。閉鎖壁227は、例えば接着剤によって構成されている。
<圧力測定装置210の使用例>
第3実施形態に係る圧力測定装置210は、第1実施形態に係る圧力測定装置10と同様に、例えば、冠動脈内において血圧を測定するために使用される。ガイドワイヤ30が冠動脈内に挿入された状態で、ユーザの操作によって、電源部41から、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、導電ゴム部材215に一定の電流が供給される。
血管内では、ハウジング34の内部空間34S内に血液が流入し、導電ゴム部材215の露出面251aに血圧が作用する。これにより、導電ゴム部材215は収縮し、弾性変形する。このような弾性変形の結果、上述したように、導電ゴム部材215の電気抵抗値が変化する。脈動する血流の血圧に対応して、導電ゴム部材215の電気抵抗値が変化する。
演算制御部40の演算部42は、第1導電線18及び第2導電線19を通じて、圧力センサ211から出力される電気情報を取得する。演算部42は、上述したように、この電気情報に基づいて、圧力センサ211に作用する血圧を演算する。
<第3実施形態の作用効果>
第3実施形態に係る圧力測定装置210においても、第1実施形態と同様に、管腔(血管)内の流体(血液)の圧力が導電ゴム部材215に加わると、導電ゴム部材215が弾性変形する。導電ゴム部材215は、その形状に関係なく、管腔内の流体の圧力によって容易に弾性変形できる。したがって、第3実施形態に係る圧力測定装置210は、第1実施形態と同様に、管腔内の流体の圧力を高精度に測定することを可能にしながら、設計の自由度を確保できる。
上記圧力測定装置210によれば、導電ゴム部材215が支持体214の径方向30Rの外側に設けられている。導電ゴム部材215が配置される位置が支持体214の軸方向30A及び周方向30Cに沿って変更可能であるので、導電ゴム部材215が配置される位置に自由度がある。複数の導電ゴム部材215を支持体214の軸方向30Aに沿って配置することも可能である。したがって、上記圧力測定装置210は、設計の自由度を高めることができる。
上記圧力測定装置210によれば、導電ゴム部材215がハウジング34の内部空間34S(ガイドワイヤ30の内部空間)に配置されている。したがって、上記圧力測定装置210は、第1及び第2実施形態と同様に、管腔内の流体の圧力変化の検出精度が低下することを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。第1から第3実施形態に係る圧力測定装置10、110、210の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記圧力測定装置10、110、210の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。
第1実施形態では、支持体14は円柱状の筒体71を備える。第2実施形態では、支持体114の形状は、円筒形状である。第3実施形態では、支持体214の形状は、円筒形状である。第1から第3実施形態では、支持体がコアワイヤ31内に挿入可能となるように、支持体の少なくとも一部の形状が円柱形状又は円筒形状に構成されている。支持体は、コアワイヤ31に直接的に又は間接的に固定可能であればよく、支持体の形状は限定されない。支持体の形状は、板状、その他の形状であってもよい。
第1実施形態では、導電ゴム部材15は凹部13の開口の全体を覆っている。第2実施形態では、導電ゴム部材115は、凹部113の開口の全体を覆っている。第3実施形態では、導電ゴム部材215は、凹部(貫通孔213)の開口の全体を覆っている。導電ゴム部材は、凹部の開口の全部を覆う必要はなく、凹部の開口の少なくとも一部を覆っていればよい。
第1実施形態では、導電ゴム部材15の形状は、直方体形状である。第2実施形態では、導電ゴム部材115は、半球形状の露出部151と円柱状の突出部152とを有する。第3実施形態では、導電ゴム部材215の形状は、円筒形状である。導電ゴム部材が凹部の開口を覆っている限り、導電ゴム部材の形状は、限定されない。特に、第3実施形態において、導電ゴム部材215は、支持体214の径方向30Rの外側に配置可能であればよく、導電ゴム部材215の形状は、限定されない。導電ゴム部材215の形状は、例えば、円盤状又は板状であってもよい。
第1実施形態では、導電ゴム部材15は支持体14に直接的に固定されている。第2実施形態では、導電ゴム部材115は第2電極122を介して支持体114に間接的に固定されている。同様に、第3実施形態では、導電ゴム部材215は第2電極122を介して支持体214に間接的に固定されている。導電ゴム部材は、支持体に直接的に固定されてもよく、間接的に固定されてもよい。
第1実施形態では、第1電極21及び第2電極22は、基板16(支持体14)に直接的に固定されている。第2実施形態では、第1電極121及び第2電極122は、センサ本体112に直接的に固定されている。第3実施形態では、第1電極221及び第2電極222は、センサ本体212に直接的に固定されている。第1電極及び第2電極は、支持体に直接的に固定されてもよく、間接的に固定されてもよい。
第2実施形態では、センサ本体112(支持体114)の形状は円筒形状であり、導電ゴム部材115は、センサ本体112の軸方向30Aの一端部(遠位端部)に配置されている。導電ゴム部材115は、支持体114の軸方向30Aの一端部に配置可能であればよい。したがって、支持体114の形状は、ガイドワイヤ30の軸心線30Lに沿って延びる形状であれば、円筒形状に限定されるものではなく、例えば、円柱形状又は角柱形状であってもよい。支持体114の形状が円柱形状又は角柱形状であって、支持体114が内部空間を有しない場合、第1電極121及び第2電極122の双方が、例えば、支持体114の外面上に固定される。導電ゴム部材115は、支持体114の一端部であれば、支持体114の近位端部に配置されてもよい。
第3実施形態では、センサ本体212(支持体214)の形状は円筒形状であり、導電ゴム部材215は、センサ本体212の径方向30Rの外側に配置されている。支持体214の形状は、ガイドワイヤ30の軸心線30Lに沿って延びる形状であれば、円筒形状に限定されるものではなく、例えば、円柱形状又は角柱形状であってもよい。支持体214の形状が円柱形状又は角柱形状であって、支持体214が内部空間を有しない場合、第1電極221及び第2電極222の双方が、例えば、支持体214の外面上に固定される。
第3実施形態では、円筒形状の導電ゴム部材215は、円筒形状のセンサ本体212(支持体214)の1箇所に設けられている。複数の導電ゴム部材215が、軸方向30Aに沿って、センサ本体212(支持体214)の異なる位置に設けられてもよい。第3実施形態では、貫通孔213は、導電ゴム部材215を、支持体214の内部空間(軸状空間216)に配置された第1電極221と電気的に接続するために、設けられている。したがって、複数の導電ゴム部材215に対応して、複数の貫通孔213が軸方向30Aに沿って、支持体214の側壁に形成されてもよい。1つの円筒形状の導電ゴム部材215に対して、複数の貫通孔213が周方向30Cに沿って設けられてもよい。また、導電ゴム部材215の形状は、支持体214を囲む円筒形状に限定されない。導電ゴム部材215の周方向30Cにおける長さが、支持体214の外周長さの複数分の1であってもよい。この場合、複数の導電ゴム部材215が、支持体214の周方向30Cに沿って配置されてもよい。これに対応して、複数の貫通孔213が、支持体214の周方向30Cに沿って配置されてもよい。
10、110、210・・・圧力測定装置
11、111、211・・・圧力センサ
13、113・・・凹部
14、114、214・・・支持体
15、115、215・・・導電ゴム部材
21、121、221・・・第1電極
22、122、222・・・第2電極
30・・・ガイドワイヤ
30A・・・軸方向
30R・・・径方向
34S・・・(ガイドワイヤの)内部空間
112S・・・(支持体の)内部空間
213・・・貫通孔(凹部)

Claims (6)

  1. 可撓性を有し、生体の血管内に挿入可能なガイドワイヤと、
    上記ガイドワイヤの遠位端側に設けられており、凹部及び軸状空間を有する支持体と、
    上記支持体に対して固定され、上記凹部の開口の少なくとも一部を覆い、弾性変形することにより電気抵抗値が変化する導電ゴム部材と、
    上記支持体に対して固定され、上記導電ゴム部材と電気的に接続された第1電極及び第2電極と、を備えた血圧測定装置であって、
    上記支持体は筒形状であって、内部空間を有し、当該筒形状の軸方向が上記ガイドワイヤの軸方向と平行であり、
    上記凹部は、上記内部空間の一部であって、上記支持体の遠位端において上記軸方向に開口し、
    上記軸状空間は、上記内部空間の一部であって、上記凹部から近位端側へ延びて上記支持体の近位端に開口し、
    上記導電ゴム部材は、上記支持体の遠位端に配置されて上記凹部を塞いでおり、
    上記第1電極は、上記支持体の上記軸状空間を通じて上記導電ゴム部材と電気的に接続されており、
    上記第2電極は、上記支持体の上記軸状空間を除く面に層状に設けられて上記導電ゴム部材と上記軸方向周りに渡って電気的に接続されている血圧測定装置。
  2. 上記導電ゴム部材は、上記軸状空間に面する凹面を有しており、
    上記第1電極は、上記導電ゴム部材の上記凹面と電気的に接続されており、
    上記第2電極は、上記導電ゴム部材の上記凹面でない面と電気的に接続されている請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 可撓性を有し、生体の血管内に挿入可能なガイドワイヤと、
    上記ガイドワイヤの遠位端側に設けられており、凹部を有する支持体と、
    上記支持体に対して固定され、上記凹部の開口の少なくとも一部を覆い、弾性変形することにより電気抵抗値が変化する導電ゴム部材と、
    上記支持体に対して固定され、上記導電ゴム部材と電気的に接続された第1電極及び第2電極と、を備えた血圧測定装置であって、
    上記支持体は側壁に貫通孔を有する筒形状であって、当該筒形状の軸方向が上記ガイドワイヤの軸方向と平行であり、
    上記凹部は、上記貫通孔であり、
    上記導電ゴム部材は、上記支持体の外周面に沿った円筒形状であって、上記貫通孔を塞いでおり、且つ 上記貫通孔内に突出する突出部を有する血圧測定装置。
  4. 上記第1電極は、上記支持体の上記貫通孔を通じて上記導電ゴム部材と電気的に接続されており、
    上記第2電極は、上記支持体の側壁に設けられて上記導電ゴム部材と電気的に接続されている請求項3に記載の血圧測定装置。
  5. 上記支持体の遠位端の開口を覆う閉塞壁を更に有しており、
    上記第2電極は、上記支持体の外周面に積層されている請求項4に記載の血圧測定装置。
  6. 上記ガイドワイヤは、上記ガイドワイヤの内部空間と外部とを連通する貫通孔とを有するものであり、
    上記導電ゴム部材は、上記ガイドワイヤの内部空間に配置されている請求項1からのいずれかに記載の血圧測定装置。
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