JP6879600B1 - 吸着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物に対してより適切に吸着することのできる吸着具を提供すること。【解決手段】吸着具1Aは、本体部20から椀状に張り出す吸着パッド10と、吸着面11から突出する多角柱形状の複数の突起部13と、を有する。吸着パッド10は、ワークWに周縁部12が押し付けられることでワークWとの間の空気が抜かれて弾発力による負圧の作用によりワークWに吸着面11を向かい合わせる形に吸着する。複数の突起部13は、突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように突出し吸着パッド10がワークWに吸着した際に周縁部12と共にワークWに当接する。【選択図】図6

Description

本発明は、吸着具に関する。
特許文献1には、負圧発生手段と連結された略鐘状の弾性的な吸着具から成り、対象物に吸着可能な真空把持装置が開示されている。吸着具の吸着面には、垂直に突出する多数の棒状の突起部が設けられている。上記吸着具が対象物に吸着すると、上記各突起部が対象物の表面に当てられて折れ曲がり、各突起部の側面の一部が対象物に接触する。このようにして、対象物に対する吸着具の接触面積を確保し、吸着力を高めることができる。
特許第3947741号公報
上記吸着具は、その各突起部が対象物に当てられて折れ曲がる際に、その折れ曲がり方向が対象物から受ける力の向きのばらつきによって突起部ごとに不規則になりうる。そのため、各突起部同士が互いに重なったり押し合って反発力を生じたりして、吸着具が対象物に対して適切に吸着しない懸念がある。そこで、本発明は、対象物に対してより適切に吸着することのできる吸着具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の吸着具は次の手段をとる。
すなわち、本発明の吸着具は、対象物に吸着する吸着具である。吸着具は、本体部から椀状に張り出す吸着パッドと、吸着面から突出する多角柱形状の複数の突起部と、を有する。吸着パッドは、対象物に周縁部が押し付けられることで対象物との間の空気が抜かれて弾発力による負圧の作用により対象物に吸着面を向かい合わせる形に吸着する。複数の突起部は、それらの突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように短く突出し、吸着パッドが対象物に吸着した際に周縁部と共に対象物に当接する。
上記構成によれば、各突起部は、その突出する断面の最小幅よりも小さく突出する形状とされることで、対象物に当接した際に不規則に折れ曲がることなく、対象物に対して適切に当接しやすくなる。また、各突起部が多角柱形状を成すことで、各突起部が円柱形状である場合と比べて、各突起部間の隙間を吸着面の面内方向の広い範囲に亘って狭めることが可能となる。これにより、吸着パッドの面剛性が高められ吸着面が負圧を受けても撓みにくくなるため、吸着力をより高めることができる。更に、対象物に吸着した吸着具に横滑りを生じさせる力が掛けられた際に、各突起部が上記横滑りを生じさせる力を面内方向の広い範囲で受け止めるようになる。これにより、吸着具を対象物に対してずれにくくすることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。吸着具は、更に、吸着面の中心から放射状に延びるように突出して、吸着パッドが対象物に吸着した際に吸着面と対象物との間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁を有する。
上記構成によれば、仕切り壁によって吸着空間が仕切られることで、1つの空間の吸着が外れても他の空間の吸着が保持されやすくなる。これにより、吸着具をより外れにくくすることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。周縁部には、周縁部に沿って筒状に張り出して対象物との当接部を成す張出部が設けられている。張出部は、その吸着面からの張出高さが突起部の吸着面からの突出高さよりも大きく張り出す構成とされる。
上記構成によれば、吸着パッドに吸着面から突出する突起部が設けられても、吸着パッドの周縁部を張出部の張り出しにより対象物に対して適切に押し付けることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。周縁部には、周縁部が対象物に押し付けられて径方向の外側に摺動することで、対象物の表面に付着する異物を対象物の吸着領域の外部へとかき出す溝部が周方向に沿って形成されている。
上記構成によれば、吸着パッドが対象物に押し付けられる際に、周縁部に設けられた溝部が対象物の表面に付着した油や塵等の異物をかき出すことができる。これにより、吸着具の吸着力をより高めることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。吸着パッドは、その周方向の一部に、他部よりも椀形状の立ち上がり角度が大きい立ち上がり部を有する。
上記構成によれば、対象物の表面形状が吸着パッドから離れる方向に湾曲した形状である場合に、立ち上がり部によって周縁部を対象物の湾曲部分に早期に近づけられる。このため、対象物に対して吸着パッドをより適切に吸着させることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。複数の突起部の対象物に当接する各端部面に、凹湾曲面状に凹む凹部がそれぞれ形成されている。
上記構成によれば、凹部により、各突起部にも対象物への吸着機能を持たせることができる。これにより、吸着具の吸着力をより高めることができる。
第1の実施形態に係る吸着具の概略図である。 吸着具の斜視図である。 吸着具の側面図である。 吸着具の底面図である。 図4のV−V線断面図である。 吸着具がワークに吸着した状態を示す図5に対応する断面図である。 図5のVII部拡大図である。 図6のVIII部拡大図である。 第2の実施形態に係る吸着具の斜視図である。 吸着具の底面図である。 図10のXI−XI線断面図である。 図10のXII−XII線断面図である。 第3の実施形態に係る吸着具の斜視図である。 吸着具の底面図である。 図14のXV−XV線断面図である。 吸着具がワークに吸着した状態を示す図15に対応する断面図である。 第4の実施形態に係る吸着具の斜視図である。 吸着具の底面図である。 図18のXIX−XIX線断面図である。 吸着具がワークに吸着した状態を示す図19に対応する断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1−20を用いて説明する。
<第1の実施形態>
始めに、第1の実施形態に係る吸着具1Aの構成について図1−8を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る吸着具1Aは、搬送装置で搬送されるワークW(金属製パネル:本発明の「対象物」に相当する。)を拾い上げて金型へと移すマニピュレータの先端部分に取り付けられている。上記吸着具1Aは、マニピュレータの動作によりワークWの表面に押し付けられて、ワークWの表面に吸着する。
そして、上記吸着の後、吸着具1Aは、マニピュレータに接続された真空ポンプによりワークWとの間の空気が抜かれることで、ワークWの表面に強く吸着する。そして、上記吸着の後、吸着具1Aは、マニピュレータの動作により引き上げられることで、吸着したワークWを一体的に持ち上げる。そして、吸着具1Aは、マニピュレータの動作によりワークWを金型へと移したところで真空ポンプの真空引き状態が解かれることにより、ワークWの吸着状態を開放する(図1参照)。
以下、上記吸着具1Aの具体的な構成について説明する。なお、以下の説明において、参照図にない符号については、図1−8のいずれかを適宜参照するものとする。吸着具1Aは、インジェクション成形された樹脂製の一部材から構成される。具体的には、図2−5に示すように、吸着具1Aは、マニピュレータに接続される円筒状の本体部20と、本体部の下端から椀状に張り出してワークWに吸着する吸着パッド10と、を有する。
本体部20は、その円筒内に軸方向に貫通する貫通孔21が形成された構成とされる。上記貫通孔21は、椀状に張り出す吸着パッド10の内部空間と連通している。上記貫通孔21は、本体部20がマニピュレータに接続されることで、真空ポンプと連通するように接続される。それにより、真空ポンプが真空引きされることで、上記貫通孔21を通して吸着パッド10の内部空間に吸引圧が掛けられる。
吸着パッド10は、図2及び図4に示すように、椀状に張り出した先の外周縁を成す周縁部12と、ワークWと対向する吸着面11から突出する複数の突起部13と、を有する。周縁部12と突起部13とは、図6に示すように、吸着パッド10がワークWに吸着した際にワークWにそれぞれ当接する。各突起部13の当接により、吸着パッド10が吸着面11の面内方向の所々の箇所で各突起部13により支持されるようになる。それにより、吸着パッド10の面剛性が高められて、吸着面11が上記吸引圧を受けても撓みにくくなる。その結果、吸着パッド10に適切に吸引圧を掛けることができ、吸着力をより高めることができる。
以下、上記吸着パッド10の具体的な構成について説明する。上記周縁部12は、ワークWに押し付けられることで、ワークWの表面に沿って吸着パッド10の椀形状を開拡させるように径方向の外側に向かって摺動する。この摺動により、周縁部12は、ワークWの表面に付着する油や金属片等の異物をワークWの吸着領域の外部にかき出す構成とされる。これにより、吸着パッド10が、ワークWに対して適切に吸着することができる。周縁部12は、図7に示すように、上記異物をかき出しやすくする後述の溝部12cを有する。周縁部12は、吸着パッド10がワークWに吸着した際に、その全周に亘ってワークWに対して当接する構成とされる。このため、吸着面11とワークWとの間の吸着空間への空気の流入が防がれ、吸着パッド10の吸着が保たれるようになっている。
吸着パッド10の周縁部12は、図4−6に示すように、該周縁部12に沿って筒状に突出する環状突出部12aと、環状突出部12aから更に筒状に張り出してワークWとの当接部を成す張出部12bと、を有する。張出部12bは、図5及び図7に示すように、その先端がU字形状を成す。このため、周縁部12は、ワークWへの押し付けによる吸着パッド10の上記開拡に伴い、張出部12bのU字形状がワークWに適切に当てられた状態で摺動できる。図7及び図8に示すように、環状突出部12aの吸着面11からの突出高さは、各突起部13の吸着面11からの突出高さと略同じ高さとされる。また、張出部12bの吸着面11からの張出高さは、各突起部13の吸着面11からの突出高さよりも大きくなる構成とされる。
上記により、各突起部13がワークWに当接しても、張出部12bの張り出しによって周縁部12をワークWに対して適切に押し付けることができる。なお、図7に示すように、環状突出部12aの吸着面11からの突出高さをhとすると、張出部12bは、環状突出部12aから更にh/5程度張り出すように設けられるのが最も好ましい。
周縁部12には、更に、図7及び図8に示すように、張出部12b上に全周に亘って形成される溝部12cが複数設けられている。各溝部12cにより、周縁部12がワークWに押し付けられて径方向の外側に向かって摺動する際に、上記油や金属片等の異物をより効率良くワークWの吸着領域の外部にかき出すことができる。
各溝部12cは、吸着パッド10がワークWに押し付けられ始めた際には、各溝部12cのうちの外周側溝部12c1がワークWに対して当てられる。吸着パッド10が更にワークWに対して押し付けられることで、外周側溝部12c1がワークW上を径方向の外側に向かって摺動し上記異物を外部にかき出す。また、ワークWへの押し付けによる吸着パッド10の開拡に伴って、内周側溝部12c2がワークWに当てられて、外周側溝部12c1がかき出しきれなかった上記異物を外部にかき出す。このように、溝部12cが複数設けられることで、ワークWの表面に付着した上記異物を適切に外部にかき出しやすくなる。
そして、吸着パッド10が吸着面11をワークWに向かい合わせる形に吸着した際には、図8に示すように、内周側溝部12c2がワークWに当接し、外周側溝部12c1はワークWから離されて径方向の外側を向く構成とされる。このため、外周側溝部12c1によりかき出された上記異物は、吸着領域の外部に適切に排出されやすくなる。
上記各突起部13は、図2及び図4に示すように、それぞれ六角柱形状を成す。詳しくは、各突起部13は、図6及び図7に示すように、吸着面11に対して中心から離れる向きに斜めに突出しており、吸着面11に平行な横断面が一様な六角形を成すように突出する。各突起部13は、図4に示すように、周方向に隣り合う横断面(六角形)の各辺部分が互いに略平行な向きとなるように対向配置されている。また、各突起部13は、径方向において斜めに隣り合う突起部13同士の対向する横断面(六角形)の各辺部分が略平行となるように配置されている。各突起部13は、図4に示すように、互いの間に所定の離間幅Lを有する通路Aを形成している。
上記により、各突起部13が円柱形状である場合と比べて、各突起部13間の隙間が、所々で広くなり過ぎることがないように、吸着面11の面内方向の広い範囲に亘って狭められた構成とされる。これにより、吸着面11が吸引圧によってより撓みにくくなり、吸着力をより高めることができる。また、ワークWに吸着した吸着パッド10に横滑りを生じさせる力が掛けられた際に、各突起部13が、上記横滑りを生じさせる力を面内方向の広い範囲で受け止めるようになる。更に、ワークWに当接する各突起部13の当接面(端部面)の角部分が、上記横滑りを生じさせる力を受けた際にワークWに対して強く押し付けられるスパイク効果を生じる。上記により、吸着パッド10をワークWに対してずれにくくすることができる。
各突起部13は、その突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように短く突出する構成とされる。これにより、各突起部13が、ワークWに当接した際に折れ曲がることなく、ワークWに対して適切に当接しやすくなる。各突起部13は、横断面の対向する2つの頂点が吸着面11の中心から放射状に並ぶように配置されている。
吸着パッド10の各突起部13は、図4に示すように、吸着パッド10の中心に近い位置に設けられるものほど横断面の面積が大きくなり、外周側に向かうにつれて上記面積が小さくなる構成とされる。各突起部13は、横断面の面積が異なるように、各内周側突起部13aと、各外周側大突起部13bと、各外周側小突起部13cと、各周縁突起部13dと、を有する。
各内周側突起部13aは、図4に示すように、横断面の面積が最も大きい六角柱形状であり、各突起部13のうち吸着面11の中心に最も近い位置に周方向に並ぶように配置される。各外周側小突起部13cは、横断面の面積が最も小さい六角柱形状であり、各内周側突起部13aよりも一回り外周側に位置し、各内周側突起部13aと吸着面11の中心から放射状に並ぶように設けられる。各外周側大突起部13bは、横断面の面積が各内周側突起部13aの次に大きい六角柱形状であり、周方向に並んだ各外周側小突起部13cの間に位置するように設けられる。すなわち、各外周側大突起部13bと各外周側小突起部13cとは、周方向に交互に並ぶように設けられる。また、各外周側大突起部13bは、各内周側突起部13aと斜めに隣り合うように位置する。各周縁突起部13dは、各外周側小突起部13cを周方向に半分に切った形状であり、環状突出部12aから延び出るように設けられる。各周縁突起部13dは、各外周側大突起部13b及び各外周側小突起部13cよりも一回り外周側に位置し、各外周側大突起部13b及び各外周側小突起部13cそれぞれと斜めに隣り合うように設けられる。
上記構成により、吸着パッド10は、各内周側突起部13aによってワークWに吸着した際の強度を確保し、各外周側大突起部13b及び外周側小突起部13cによりワークWに沿って開拡する際の柔軟性を確保できる。また、各周縁突起部13dにより、各外周側大突起部13b及び各外周側小突起部13cと周縁部12との隙間を狭めることで、吸着パッド10の吸着力をより高めることができる。
以上をまとめると、第1の実施形態の吸着具1Aは、次のような構成とされている。すなわち、対象物に吸着する吸着具(1A)である。本体部(20)から椀状に張り出す吸着パッド(10)であって、対象物(W)に周縁部(12)が押し付けられることで対象物(W)との間の空気が抜かれて弾発力による負圧の作用により対象物(W)に吸着面(11)を向かい合わせる形に吸着する吸着パッド(10)と、吸着面(11)から突出する多角柱形状の複数の突起部(13)であって、突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように突出し吸着パッド(10)が対象物(W)に吸着した際に周縁部(12)と共に対象物(W)に当接する複数の突起部(13)と、を有する。
このような構成となっていることにより、各突起部(13)が断面の最小幅よりも小さく突出する形状とされることで、各突起部(13)が、対象物(W)に当接した際に不規則に折れ曲がることなく、対象物(W)に対して適切に当接しやすくなる。また、各突起部(13)が多角柱形状を成すことで、各突起部(13)が円柱形状である場合と比べて、各突起部(13)間の隙間を吸着面(11)の面内方向の広い範囲に亘って狭めることが可能となる。これにより、吸着パッド(10)の面剛性が高められ吸着面(11)が負圧を受けても撓みにくくなるため、吸着力をより高めることができる。更に、対象物(W)に吸着した吸着具(1A)に横滑りを生じさせる力が掛けられた際に、各突起部(13)が上記横滑りを生じさせる力を面内方向の広い範囲で受け止めるようになる。これにより、吸着具(1A)を対象物に対してずれにくくすることができる。
また、周縁部(12)には、該周縁部(12)に沿って筒状に張り出して対象物(W)との当接部を成す張出部(12b)が設けられている。張出部(12b)は、その吸着面(11)からの張出高さが突起部(13)の吸着面(11)からの突出高さよりも大きく張り出す構成とされる。
このような構成となっていることにより、吸着パッド(10)に吸着面(11)から突出する突起部(13)が設けられても、吸着パッド(10)の周縁部(12)を張出部(12b)の張り出しにより対象物に対して適切に押し付けることができる。
また、周縁部(12)には、該周縁部(12)が対象物(W)に押し付けられて径方向の外側に摺動することで、対象物(W)の表面に付着する異物を対象物(W)の吸着領域の外部へとかき出す溝部(12c)が周方向に沿って形成されている。
このような構成となっていることにより、吸着パッド(10)が対象物(W)に押し付けられる際に、周縁部(12)に設けられた溝部(12c)が対象物(W)の表面に付着した油や塵等の異物をかき出すことができる。これにより、吸着具(1A)の吸着力をより高めることができる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態に係る吸着具1Bの構成について、図9−12を用いて説明する。本実施形態では、吸着パッド10が、ワークWの湾曲した角部分に当てられる構成とされる。このため、吸着パッド10は、周方向の一部で椀形状の立ち上がり角度が大きくなる立ち上がり部10Aと、該立ち上がり部10Aよりも上記立ち上がり角度が小さくなる拡径部10Bと、を有する構成とされる(図11及び図12参照)。この拡径部10Bが、本発明の「他部」に相当する。上記により、吸着パッド10の周縁部12の一部が、径方向の内側により近づけられる構成とされる。上記周縁部12は、図9及び図10に示すように、楕円形状を成すようになっている。
図11に示すように、ワークWの表面形状が、上記立ち上がり部10Aが向かい合う方向において吸着パッド10から離れる方向に湾曲した形状である場合に、ワークWに対して吸着パッド10をより適切に吸着させることができる。詳しくは、図11及び図12に示すように、上記湾曲形状に対して立ち上がり部10Aの周縁部12を押し付けることで、拡径部10Bの周縁部12を押し付ける場合と比べて、ワークWに対してより早期に周縁部12を押し付けることができる。このため、ワークWに対して吸着パッド10をより適切に吸着させることができる。なお、上記以外の構成については、第1の実施形態で示した構成と同じとなっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
このように、第2の実施形態の吸着具1Bは、第1の実施形態の吸着具1Aの構成に加えて、次のような構成となっている。吸着パッド(10)は、その周方向の一部に、他部(10B)よりも椀形状の立ち上がり角度が大きい立ち上がり部(10A)を有する。このような構成となっていることにより、対象物(W)の表面形状が吸着パッド(10)から離れる方向に湾曲した形状である場合に、立ち上がり部(10A)によって周縁部(12)を対象物(W)の湾曲部分に早期に近づけられる。このため、対象物(W)に対して吸着パッド(10)をより適切に吸着させることができる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態に係る吸着具1Cの構成について、図13−16を用いて説明する。本実施形態では、ワークWに当接する各突起部13の当接する各端面部に凹湾曲面状に凹む凹部13eが形成されている構成とされる(図13−15参照)。凹部13eにより、各突起部13がワークWに対して当接した際に、各突起部13がそれぞれワークWに対して吸着することができる(図16参照)。これにより、吸着パッド10の吸着力をより高めることができる。なお、上記以外の構成については、第1の実施形態で示した構成と同じになっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
このように、第3の実施形態の吸着具1Cは、第1の実施形態の吸着具1Aの構成に加えて、次のような構成となっている。複数の突起部(13)の対象物(W)に当接する各端部面に、凹湾曲面状に凹む凹部(13e)がそれぞれ形成されている。このような構成となっていることにより、凹部(13e)により、各突起部(13)にも対象物(W)への吸着機能を持たせることができる。これにより、吸着具(1C)の吸着力をより高めることができる。
<第4の実施形態>
続いて、本発明の第4の実施形態に係る吸着具1Dの構成について、図17−20を用いて説明する。本実施形態では、吸着パッド10が、更に、吸着パッド10がワークWに吸着した際に吸着面11とワークWとの間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁14を有する構成とされる。仕切り壁14は、図17及び図18に示すように、吸着面11の中心から放射状に延びるように突出して、周方向に等角度間隔に6つ設けられる。各仕切り壁14の吸着面11からの突出高さは、図19及び図20に示すように、張出部12bの吸着面11からの突出高さと略同じ高さとされる。このため、各突起部13がワークWに当接しても、各仕切り壁14を適切にワークWに対して押し付けることができる。
各仕切り壁14は、各突起部13の横断面(六角柱)の辺部分と面内方向の広い範囲で対向するように形成される。各仕切り壁14と各突起部13とは、その間に所定の離間幅Lを有する通路Aを形成する。各仕切り壁14は、各内周側突起部13aに沿って形成される各幅広部14aと、各外周側大突起部13bに沿って形成される各幅狭部14bと、を一体的に有する。また、各仕切り壁14は、周縁部12の環状突出部12aとも一体的に繋がる構成とされて、その接合部から角状に張り出す張出角部14cを有する。このように、各仕切り壁14は、各突起部13との隙間を吸着面11の面内方向の広い範囲に亘って狭められる構成とされる。なお、上記以外の構成については、第1の実施形態で示した構成と同じになっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
このように、第4の実施形態の吸着具1Dは、第1の実施形態の吸着具1Aの構成に加えて、次のような構成となっている。吸着具(1D)は、更に、吸着面(11)の中心から放射状に延びるように突出して、吸着パッド(10)が対象物(W)に吸着した際に吸着面(11)と対象物(W)との間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁(14)を有する。このような構成となっていることにより、仕切り壁によって吸着空間が仕切られることで、1つの空間の吸着が外れても他の空間の吸着が保持されやすくなる。これにより、吸着具をより外れにくくすることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を4つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例の他に各種の形態で実施することができるものである。
1.本発明の吸着具の構成は、真空引きされるタイプの他、真空引きを伴わない単なる押し付けにより対象物に吸着する構成とされたものであっても良い。その場合、本体部は貫通孔を有しない構成であっても良い。対象物は、ワーク等の移動物ではなく、壁面等の固定物であっても良い。また、吸着具は、真空引きと空気噴出とを切り替えられる装置と繋がる構成であっても良い。その場合、吸着パッドが対象物に押し付けられる際には噴出した空気で対象物の表面に付着した異物を吹き飛ばしつつ、吸着する際には吸着パッドの内部空間に吸引圧を発生させることで、より吸着力を高めることができる。
2.周縁部は、周縁部に沿って筒状に突出して対象物に当接する環状突出部や張出部を有しない構成であっても良い。そのような場合でも、吸着パッドを椀状に長く張り出す構成とすることで、吸着面に突起部が設けられていても周縁部が対象物に対して当接することができる。また、周縁部は、溝部を有しない構成であっても良い。そのような場合でも、周縁部が対象物の表面に付着した異物をかき出すことができる。
3.溝部は、周縁部の全周ではなく、周方向の一部に設けられる構成であっても良い。
4.突起部は、円柱形状と比べて互いの隙間を吸着面の面内方向の広い範囲で狭めることが可能な構成であれば、三角柱、四角柱、八角柱等の六角柱以外の多角柱形状から成るものであっても構わない。また、突起部は、各突起部間の隙間を面内方向の広い範囲に亘って狭められる構成であれば、横断面の各辺部分が互いに略平行な向きでなく角度が付いた向きであっても構わない。また、各突起部は、径方向に並ぶ突起部同士が全て互いに周方向にずれて配置されても良いし、径方向に並ぶ突起部同士が全て吸着面の中心から放射状に並ぶように配置されても良い。
5.仕切り壁は、吸着面と対象物との間の吸着空間を6つに仕切る構成とされたが、吸着面の中心から放射状に延びて上記吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁であれば仕切る空間の数は問わない。また、仕切り壁は、吸着パッドと対象物との間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切って吸着具をより外れにくくすると共に、周縁部と共に対象物に対して当接することで吸着パッドの面剛性を高めて吸着パッドの吸着力を高めることができる。このため、吸着パッドに突起部が設けられていない場合でも、仕切り壁によって吸着具を対象物に対してより適切に吸着することができる。
上記の構成をまとめると、本発明の吸着具は次のような構成となっていても良い。
すなわち、対象物に吸着する吸着具であって、本体部から椀状に張り出す吸着パッドであって、対象物に周縁部が押し付けられることで対象物との間の空気が抜かれて弾発力による負圧の作用により対象物に吸着面を向かい合わせる形に吸着する吸着パッドと、吸着面の中心から放射状に延びるように突出する仕切り壁であって、吸着パッドが対象物に吸着した際に吸着面と対象物との間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁と、を有するものであっても良い。
上記構成によれば、仕切り壁によって吸着空間が仕切られることで、1つの空間の吸着が外れても他の空間の吸着が保持されやすくなる。これにより、吸着具をより外れにくくすることができる。また、対象物に当接した仕切り壁によって吸着パッドが支持させることで、吸着パッドの面剛性が高められ吸着面が負圧を受けても撓みにくくなるため、吸着力をより高めることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。吸着具は、更に、吸着面から突出する多角柱形状の複数の突起部であって、突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように突出し吸着パッドが対象物に吸着した際に周縁部と共に対象物に当接する複数の突起部を有する。
上記構成によれば、各突起部は、その突出する断面の最小幅よりも小さく突出する形状とされることで、対象物に当接した際に不規則に折れ曲がることなく、対象物に対して適切に当接しやすくなる。また、各突起部が多角柱形状を成すことで、各突起部が円柱形状である場合と比べて、各突起部間の隙間を吸着面の面内方向の広い範囲に亘って狭めることが可能となる。これにより、吸着パッドの面剛性が更に高められ、吸着力をより高めることができる。更に、対象物に吸着した吸着具に横滑りを生じさせる力が掛けられた際に、各突起部が上記横滑りを生じさせる力を面内方向の広い範囲で受け止めるようになる。これにより、吸着具を対象物に対してずれにくくすることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。周縁部には、周縁部に沿って筒状に張り出して対象物との当接部を成す張出部が設けられている。張出部は、その吸着面からの張出高さが突起部の吸着面からの突出高さよりも大きく張り出す構成とされる。
上記構成によれば、吸着パッドに吸着面から突出する突起部が設けられても、吸着パッドの周縁部を張出部の張り出しにより対象物に対して適切に押し付けることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。周縁部には、周縁部が対象物に押し付けられて径方向の外側に摺動することで、対象物の表面に付着する異物を対象物の吸着領域の外部へとかき出す溝部が周方向に沿って形成されている。
上記構成によれば、吸着パッドが対象物に押し付けられる際に、周縁部に設けられた溝部が対象物の表面に付着した油や塵等の異物をかき出すことができる。これにより、吸着具の吸着力をより高めることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。吸着パッドは、その周方向の一部に、他部よりも椀形状の立ち上がり角度が大きい立ち上がり部を有する。
上記構成によれば、対象物の表面形状が吸着パッドから離れる方向に湾曲した形状である場合に、立ち上がり部によって周縁部を対象物の湾曲部分に早期に近づけられる。このため、対象物に対して吸着パッドをより適切に吸着させることができる。
また、本発明の吸着具は、更に次のように構成されていても良い。複数の突起部の対象物に当接する各端部面に、凹湾曲面状に凹む凹部がそれぞれ形成されている。
上記構成によれば、凹部により、各突起部にも対象物への吸着機能を持たせることができる。これにより、吸着具の吸着力をより高めることができる。
1A 吸着具
1B 吸着具
1C 吸着具
1D 吸着具
10 吸着パッド
10A 立ち上がり部
10B 拡径部(他部)
11 吸着面
12 周縁部
12a 環状突出部
12b 張出部
12c 溝部
12c1 外周側溝部
12c2 内周側溝部
13 突起部
13a 内周側突起部
13b 外周側大突起部
13c 外周側小突起部
13d 周縁突起部
13e 凹部
14 仕切り壁
14a 幅広部
14b 幅狭部
14c 張出角部
20 本体部
21 貫通孔
A 通路
L 離間幅
W ワーク(対象物)


Claims (5)

  1. 対象物に吸着する吸着具であって、
    本体部から椀状に張り出す吸着パッドであって、前記対象物に周縁部が押し付けられることで前記対象物との間の空気が抜かれて弾発力による負圧の作用により前記対象物に吸着面を向かい合わせる形に吸着する前記吸着パッドと、
    前記吸着面から突出する多角柱形状の複数の突起部であって、突出高さが横断面の最小幅よりも小さくなるように突出し前記吸着パッドが前記対象物に吸着した際に前記周縁部と共に前記対象物に当接する前記複数の突起部と、を有し、
    前記複数の突起部の前記対象物に当接する各端部面に、凹湾曲面状に凹む凹部がそれぞれ形成されている吸着具。
  2. 請求項1に記載の吸着具であって、
    当該吸着具は、更に、前記吸着面の中心から放射状に延びるように突出して、前記吸着パッドが前記対象物に吸着した際に前記吸着面と前記対象物との間の吸着空間を互いに連通しない複数の空間に仕切る仕切り壁を有する吸着具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸着具であって、
    前記周縁部には、該周縁部に沿って筒状に張り出して前記対象物との当接部を成す張出部が設けられており、
    前記張出部は、その前記吸着面からの張出高さが前記突起部の前記吸着面からの突出高さよりも大きく張り出す構成とされる吸着具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸着具であって、
    前記周縁部には、該周縁部が前記対象物に押し付けられて径方向の外側に摺動することで、前記対象物の表面に付着する異物を前記対象物の吸着領域の外部へとかき出す溝部が周方向に沿って形成されている吸着具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸着具であって、
    前記吸着パッドは、その周方向の一部に、他部よりも椀形状の立ち上がり角度が大きい立ち上がり部を有する吸着具。
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