JP6878983B2 - コイル部品及びコイル部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル部品及びコイル部品の製造方法に関する。
従来のコイル部品として、特許文献1には、第1の磁性体基板と、コイルが絶縁層により電気的に絶縁された状態で第1の磁性体基板上に配設されたコイル部と、コイル部の上面を覆う磁性層と、コイルの電極引出部と導通する端子電極と、を備えたコイル部品が記載されている。
特開2003−133135号公報
ところで、特許文献1に記載の磁性層を構成する材料として、磁性フィラーと樹脂とが混合された磁性樹脂を用いる場合がある。しかしながら、コイル部品の内部応力及び外力等により、磁性フィラーが磁性層から脱落する事態が起こり得る。特に、磁性層と電極引出部とは互いに異なる材料から構成されているので、磁性層と電極引出部との間の密着性が低い。故に、磁性層と電極引出部との界面付近において磁性フィラーの脱落が生じやすい。
そこで、本発明は、磁性フィラーの脱落を抑制することが可能なコイル部品及びコイル部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るコイル部品は、巻線部及び巻線部の周囲を覆う絶縁層を含む少なくとも一層の平面コイルを有するコイル部と、コイル部を覆い、磁性フィラー及び樹脂を含む被覆部と、被覆部内に貫設され、平面コイルの軸線方向に沿って巻線部から被覆部の外表面まで延びる導体ポストと、を備え、導体ポストは、巻線部から平面コイルの軸線方向に延びるポスト部と、被覆部から露出するとともにポスト部の外表面側の端部から外表面の面方向に沿って延びる蓋部とを有する。
上記コイル部品においては、導体ポストのポスト部周りの被覆部が、導体ポストの蓋部によって覆われる。導体ポストの蓋部によって覆われた被覆部では、磁性フィラーが被覆部から脱落することを抑制することができる。
一形態においては、外表面の面方向に関する蓋部の寸法は、磁性フィラーの平均粒径の10倍以上であってもよい。磁性フィラーの大きさに対して蓋部を10倍以上に大きくすることで、磁性フィラーが被覆部から脱落することをより効果的に抑制することができる。
一形態においては、外表面の面方向に関する蓋部の寸法は、ポスト部の寸法の1.1倍以上であってもよい。この場合、蓋部によって覆われる被覆部の面積を大きくすることができるので、磁性フィラーが被覆部から脱落することをより効果的に抑制することができる。
一形態においては、被覆部に含まれる磁性フィラーの比率は、80重量%以上であってもよい。被覆部の飽和磁束密度を大きくするためには、被覆部に含まれる磁性フィラーの比率は高い方が好ましい。しかしながら、磁性フィラーの比率が高くなるほど、磁性フィラー同士を繋ぐバインダとして機能する樹脂の量が減るため、磁性フィラーの脱落が生じやすい。これに対し、上記コイル部品によれば、導体ポスト周りの被覆部が蓋部によって覆われるので、磁性フィラーの比率が、脱落の生じやすい80重量%以上である場合であっても、被覆部の飽和磁束密度の向上を図りつつ、磁性フィラーの脱落を抑制することができる。
本発明の一形態に係るコイル部品の製造方法は、巻線部及び巻線部の周囲を覆う絶縁層を含む少なくとも一層の平面コイルを有するコイル部を形成する第1工程と、磁性フィラー及び樹脂を含む材料によってコイル部を覆う被覆部を形成する第2工程と、平面コイルの軸線方向に沿って巻線部から被覆部の外表面まで延びる導体ポストを形成する第3工程と、を含み、第3工程において、巻線部から平面コイルの軸線方向に沿って延びるポスト部と、被覆部から露出するとともにポスト部の外表面側の端部から外表面の面方向に沿って延びる蓋部とを有する導体ポストを形成する。
このコイル部品の製造方法においては、第3工程において、ポスト部の外表面側の端部から外表面に沿って延びる蓋部を形成する。これにより、ポスト部の周辺においては、蓋部によって被覆部が覆われた状態になる。したがって、このように導体ポストを形成することにより、磁性フィラーが被覆部から脱落することを抑制することができる。また、第3工程以降の工程において、ハンドリング等による磁性フィラーの脱落を抑制することができる。
一形態において、第3工程において、被覆部の外表面を研磨することにより蓋部を形成してもよい。この場合、第3工程では、被覆部の研磨を行うので、ポスト部の周辺において磁性フィラーの脱落が生じやすい。これに対し、蓋部が形成されるように研磨を行うことにより、研磨の最中に徐々に蓋部が形成されるので、第3工程において磁性フィラーが被覆部から脱落することを抑制することができる。
本発明によれば、磁性フィラーの脱落を抑制することが可能なコイル部品及びコイル部品の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るコイル部品を備えた電源回路ユニットを示す斜視図である。 図1の電源回路ユニットの等価回路を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 図3のコイル部品の分解斜視図である。 導体ポスト及び外部端子の接続部の構造を概略的に示す拡大図である。 外部端子の一部を示す平面図である。 導体ポストを示す平面図である。 コイル部品の製造工程を説明する図である。 コイル部品の製造工程を説明する図である。 コイル部品の製造工程を説明する図である。 図4に示されるコイル部品の導体ポストの作用を説明するための図である。 比較例に係る導体ポストを概略的に示す図である。 図7の導体ポストの変形例を示す断面図である。 図7の導体ポストの別の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る電源回路ユニット1の全体的な構成を説明する。本実施形態で説明する電源回路ユニットは、例えば、直流電圧の電圧変換(降圧)を行うスイッチング電源回路ユニット等である。図1及び図2に示されるように、電源回路ユニット1は、回路基板2と、電子部品3、4、5、6、10とを備えている。具体的には、回路基板2上に、電源IC3、ダイオード4、コンデンサ5,スイッチング素子6、及びコイル部品10が搭載された構成となっている。
図3〜図5を参照して、コイル部品10の構成について説明する。図3は、コイル部品10の斜視図である。図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。図5は、コイル部品の分解斜視図である。図5の分解斜視図では、図3の被覆部7の図示を省略している。
図3に示される様に、コイル部品10は、磁性基板11と、コイル部12と、被覆部7と、導体ポスト19A、19Bとを備えている。
コイル部12は被覆部7に覆われており、被覆部7は、直方体形状の外形を有している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。被覆部7は、上面(外表面)7aを有しており、上面7aは長辺及び短辺を有する矩形状をなしている。矩形状には、角部が丸められている矩形も含まれる。上面7a上には、カバー絶縁層30が積層されている。カバー絶縁層30上には、外部端子20A、20Bが設けられている。
外部端子20Aは、上面7aにおける一方の短辺に沿っており、外部端子20Bは、上面7aにおける他方の短辺に沿っている。外部端子20A、20Bは、上面7aにおける長辺に沿った方向に互いに離間している。外部端子20A、20Bは、それぞれ、導体ポスト19A、19Bと電気的に接続されている。
磁性基板11は、例えばフェライトなどの磁性材料で構成された略平板状の基板である(図5参照)。磁性基板11は、被覆部7の上面7aとは反対側に位置している。
被覆部7は、磁性基板11上に形成されており、コイル部12(図4及び図5参照)を内部に備えている。被覆部7は、磁性フィラー及びバインダ樹脂(樹脂)を含む混合物であり、磁性フィラーの構成材料は、例えば鉄、カルボニル鉄、ケイ素、クロム、ニッケル、又はホウ素等であり、バインダ樹脂の構成材料は、例えばエポキシ樹脂である。被覆部7の全体の80重量%以上が、例えば磁性フィラーで構成されていてもよい。磁性フィラーの平均粒径は、例えば1μm〜30μmとすることができる。
コイル部12は、環状の巻線部13及び巻線部13を覆う絶縁層14を含む平面コイルを有している。巻線部13同士の間は、絶縁層14によって絶縁されている。コイル部12は、少なくとも1層の平面コイルを有している。本実施形態においては、コイル部12は、2層の平面コイルC1,C2と、連結部15、16とを有している。
平面コイルC1と平面コイルC2とは、磁性基板11及び被覆部7の上面7aに直交する軸線(図4、図5の軸線A)を有し、その軸線Aの方向に沿って積層されている。上段の平面コイルC2は下段の平面コイルC1よりも上面7a側に位置している。各平面コイルC1、C2は、平面視において略同一の外形(具体的には、矩形状)を有している。平面コイルC1と平面コイルC2とは、略同一の寸法を有している。平面コイルC1と平面コイルC2とは、平面視において、外縁寸法及び内縁寸法が互いに同一な矩形環状を呈しており、その形成領域が一致している。平面コイルC1の巻線部13及び平面コイルC2の巻線部13は、それぞれ同一の層内において矩形状に巻回されている。各巻線部13は、例えばCu等の金属材料によって構成されている。
絶縁層14は、絶縁性を有し、絶縁性樹脂によって構成されている。絶縁層14に用いられる絶縁性樹脂としては、例えばポリイミド、又はポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。絶縁層14は、被覆部7内において、コイル部12の平面コイルC1、C2を一体的に覆っている。絶縁層14は積層構造を有し、本実施形態においては、5層の絶縁層14a、14b、14c、14d、14eで構成されている(図5参照)。絶縁層14aは、下段の平面コイルC1の下側(磁性基板11側)に位置し、平面視におけるコイル部12の形成領域と略同じ領域に形成されている。絶縁層14bは、平面コイルC1の巻線部13と同一層内の周囲及び巻回部分の間を埋めており、コイル部12の内径に対応する領域は空いている。絶縁層14cは、下段の平面コイルC1と上段の平面コイルC2との間に挟まれる位置にあり、コイル部12の内径に対応する領域が開いている。絶縁層14dは、平面コイルC2の巻線部13と同一層内の周囲及び巻回部分の間を埋めており、コイル部12の内径に対応する領域が開いている。絶縁層14eは、上段の平面コイルC2の上側(上面7a側)に位置し、コイル部12の内径に対応する領域が開いている。
連結部15は、平面コイルC1と平面コイルC2との間に介在し、平面コイルC1の巻線部13の最も内側の巻回部分と、平面コイルC2の巻線部13の最も内側の巻回部分とを連結している。連結部16は、平面コイルC2から上面7a側に延び、平面コイルC2の巻線部13と導体ポスト19Bとを連結している。
一対の導体ポスト19A、19Bは、例えばCuで構成されており、コイル部12の両端部から軸線Aの方向に沿って延びるように被覆部7に貫設されている。
導体ポスト19Aは、上段の平面コイルC2の最外の巻回部分に設けられたコイル部12の一方の端部に接続されている。導体ポスト19Aは、被覆部7を貫通するようにして平面コイルC2の巻線部13から上面7aまで延びて、上面7aに露出している。導体ポスト19Aの露出した部分に対応する位置には、外部端子20Aが設けられている。導体ポスト19Aは、カバー絶縁層30の貫通孔(開口)31a内の導体部31によって、外部端子20Aに接続されている。これにより、導体ポスト19A及び導体部31を介して、コイル部12の一方の端部と外部端子20Aとが電気的に接続されている。
導体ポスト19Bは、平面コイルC1の最外の巻回部分に設けられたコイル部12の他方の端部に接続されている。導体ポスト19Bは、被覆部7を貫通するようにして平面コイルC1の巻線部13から上面7aまで延びて、上面7aに露出している。導体ポスト19Bの露出した部分に対応する位置には、外部端子20Bが設けられている。導体ポスト19Bは、カバー絶縁層30の貫通孔(開口)32a内の導体部32によって、外部端子20Bに接続されている。これにより、導体ポスト19B及び導体部32を介して、コイル部12の他方の端部と外部端子20Bとが電気的に接続されている。
被覆部7の上面7aに設けられた一対の外部端子20A、20Bはいずれも膜状であり、平面視で略長方形状を呈している。外部端子20A、20Bのそれぞれの面積は、略同じである。外部端子20A、20Bは、例えばCu等の導電性材料によって構成されている。外部端子20A、20Bは、例えばめっき形成により形成されためっき電極である。外部端子20A、20Bは、単層構造でも複数層構造でもよい。
カバー絶縁層30は、被覆部7の上面7a上に設けられ、軸線Aに沿った方向において導体ポスト19A、19Bと外部端子20A、20Bとの間に挟まれている。カバー絶縁層30は、導体ポスト19A、19Bに対応する位置に貫通孔31a、32aを有している。貫通孔31a、32a内には、Cu等の導電性材料よって構成された導体部31、32が設けられている。カバー絶縁層30は、絶縁性材料によって構成されており、例えば、ポリイミド、エポキシ等の絶縁性樹脂で構成されている。
次に、図6、図7、及び図8を参照して、導体ポスト19A、19B、外部端子20A、20B、及びカバー絶縁層30の構造について詳細に説明する。図6は、導体ポスト及び外部端子の接続部の構造を概略的に示す拡大図である。図7は、外部端子の一部を示す平面図である。図8は、導体ポストを示す平面図である。なお、導体ポスト19A及び外部端子20Aの接続部の構造と、導体ポスト19B及び外部端子20Bの接続部の構造とは略同一であるので、図6、図7、及び図8においては、導体ポスト19A及び外部端子20Aの接続部の構造のみを示し、導体ポスト19A及び外部端子20Aの接続部の構造の説明は省略する。
図6、図7及び図8に示されるように、導体ポスト19Aは、巻線部13から平面コイルC1、C2の軸線A方向(図4及び図5参照)に延びるポスト部17Aと、ポスト部17Aの、上面7a側の端部から上面7aの面方向に沿って延びる蓋部18Aとを有している。蓋部18Aは、上面7aにおいて被覆部7から露出しており、蓋部18Aの頂面は、被覆部7の上面7aと同一の平面をなしている。ポスト部17Aは軸線Aの方向に沿って真っ直ぐに延びている。ポスト部17A及び蓋部18Aは一体に設けられており、互いに同一の導電性材料よって構成されている。本実施形態においては、ポスト部17Aと蓋部18Aとで画成される角部は略直角であるが、その角部は曲面で構成されていてもよい。導体部31は、導体ポスト19Aの蓋部18Aに接続されている。
平面視において、ポスト部17A、蓋部18A、及びカバー絶縁層30の貫通孔31aの形状は略円形状である。また、平面視において、ポスト部17、蓋部18A、及び貫通孔31aの中心位置は略同一である。上面7aの面方向に沿った方向に関する蓋部18Aの寸法D1は、ポスト部17Aの寸法D2より大きくなっている。本実施形態においては、上面7aの面方向に沿った方向に関する蓋部18Aの寸法D1は、ポスト部17Aの寸法D2の1.1倍以上である。カバー絶縁層30の貫通孔31aの寸法D3は、ポスト部17Aの寸法D2より大きく、蓋部18Aの寸法D1より小さくなっている。これにより、カバー絶縁層30は、蓋部18Aと外部端子20Aとの間に挟まれた状態となっている。一例として、蓋部18Aの寸法D1は150μm〜550μm程度、ポスト部17Aの寸法D2は50μm〜500μm程度、貫通孔31aの寸法D3は100μm〜400μm程度とすることができる。なお、ポスト部17、蓋部18A、及び貫通孔31aの中心位置は略同一でなくてもよく、製造誤差等により5μm〜50μm程度のずれがあってもよい。
次に、図9〜図11を参照して、コイル部品10の製造方法について説明する。図9〜図11は、コイル部品10の製造工程を説明する図である。
まず、磁性基板11上にコイル部12を形成する(第1工程)。具体的には、図9(a)に示されるように、磁性基板11の上に絶縁性ペーストパターンを塗布して絶縁層14aを形成する。続いて、図9(b)に示されるように、絶縁層14aの上に、平面コイルC1の巻線部13をメッキ形成するためのシード部22を形成する。シード部22は、所定のマスクを用いてメッキやスパッタリング等により形成することができる。続いて、図9(c)に示されるように、絶縁層14bを形成する。この絶縁層14bは、磁性基板11の全面に絶縁性樹脂ペーストを塗布した後、シード部22に対応する部分を除去することで得ることができる。すなわち、絶縁層14bは、シード部22を露出させる機能を有する。この絶縁層14bは、磁性基板11上に立設された壁状の部分であり、平面コイルC1の巻線部13が形成される領域を画成する。続いて、図9(d)に示されるように絶縁層14bの間においてシード部22を用いて、めっき層24を形成する。このとき、絶縁層14bの間に画成された領域を充たすように成長するめっきが、平面コイルC1の巻線部13となる。その結果、平面コイルC1の巻回部分が隣り合う絶縁層14bの間に位置するようになる。
続いて、図10(a)に示されるように、絶縁性樹脂ペーストパターンを平面コイルC1の上に塗布することにより、絶縁層14cを形成する。この際、絶縁層14cに、連結部15,16を形成するための開口15’、16’を形成する。続いて、図10の(b)に示されるように、絶縁層14cの開口15’、16’に、連結部15、16をめっき形成する。
続いて、図10(c)に示されるように、上述した工程と同様にして、絶縁層14cの上に、平面コイルC2の巻線部13及び絶縁層14d、14eを形成する。具体的には、図9(b)〜図9(d)に示す手順と同様に、平面コイルC2の巻線部13をめっき形成するためのシード部を形成し、平面コイルC2の巻線部13が形成される領域を画成する絶縁層14dを形成し、絶縁層14dの間において平面コイルC2の巻線部13をめっき形成する。
そして、絶縁性樹脂ペーストパターンを平面コイルC2の巻線部13の上に塗布することにより、絶縁層14eを形成する。この際、絶縁層14eに、導体ポスト19A、19Bを形成するための開口部19A’、19B’を形成する。このように、絶縁層14は、複数の絶縁層14a〜14eを含む積層構造を有し、これらの絶縁層14a〜14eによって、平面コイルC1、C2の巻線部13が取り囲まれた状態となる。以上の工程により、コイル部12が形成された状態となる。
続いて、図10(d)に示されるように、めっき層24のうち、平面コイルC1、C2の巻線部13を構成していない部分(平面コイルC1、C2の内径部及び外周部に対応する部分)をエッチング処理等によって除去する。換言すると、図10(c)の絶縁層14に覆われていないめっき層24を除去する。
続いて、導体ポスト19A、19Bのポスト部17A、17Bとなる引出導体17A’、17B’を形成する。まず、図11(a)に示されるように、絶縁層14eの開口部19A’に対応する位置に導体ポスト19Aのポスト部17Aとなる引出導体17A’を形成すると共に、開口部19B’に対応する位置に導体ポスト19Bのポスト部17Bとなる引出導体17B’を形成する。具体的には、所定のマスクを用いてめっきやスパッタリング等により、開口部19A’、19B’上に引出導体17A’、17B’のためのシード部を形成し、当該シード部を用いて引出導体17A’、17B’をめっき形成する。引出導体17A’、17B’をめっき形成する際には、例えば絶縁性の犠牲層(二点鎖線で示される部分)を用いることができる。
続いて、図11(b)に示されるように、磁性基板11の全面に磁性フィラー及び樹脂を含む磁性樹脂を塗布すると共に所定の硬化処理を行い、被覆部7を形成する(第2工程)。これにより、引出導体17A’、17B’の周りが被覆部7で覆われる。このとき、コイル部12の内径部分に被覆部7が充填される。続いて、図11(c)に示されるように、導体ポスト19A、19Bを形成する(第3工程)。具体的には、被覆部7及び引出導体17A’、17B’を研磨する。これにより、被覆部7から引出導体17A’、17B’が露出し、さらに研磨を続けることにより引出導体17A’、17B’が引き延ばされる。このように、引出導体17A’、17B’からポスト部17A、17B及び蓋部18A、18Bを有する導体ポスト19A、19Bが形成される。また、被覆部7の上面7aが形成された状態となる。なお、蓋部18A、18Bの寸法D1は、研磨時間を変化させることによって調整することができる。例えば、蓋部18A、18Bの寸法D1は、研磨時間を長くするにつれて大きくなる。また、蓋部18A、18Bの形状は、例えば研磨する方向を変化させることによって調整することができる。
続いて、図11(d)に示されるように、外部端子20A、20Bをめっき形成する前に、上面7a上に絶縁性樹脂ペースト等の絶縁性材料を塗布することにより、カバー絶縁層30を形成する。カバー絶縁層30を形成する際、上面7aの全体を覆うと共に、一対の導体ポスト19A、19Bに対応する位置に貫通孔31a、32aを形成し、カバー絶縁層30から一対の導体ポスト19A、19Bを露出させる。具体的には、一旦、上面7aの全領域に絶縁性材料を塗布し、その後、導体ポスト19A、19Bに対応する箇所のカバー絶縁層30を除去する。
そして、カバー絶縁層30上に、所定のマスクを用いてめっきやスパッタリング等により、外部端子20A、20Bに対応する領域にシード部(図示せず)を形成する。シード部は、カバー絶縁層30の貫通孔31a、32aから露出する導体ポスト19A、19Bの蓋部18A、18B上にも形成される。続いて、当該シード部を用いて、外部端子20A、20Bを、無電解めっきにより形成する。このとき、めっきは、カバー絶縁層30の貫通孔31a、32aを埋めるように成長して導体部31、32を形成すると共に、カバー絶縁層30上の外部端子20A、20Bを形成する。以上の工程により、コイル部品10が形成される。
次に、図12及び図13を参照して、導体ポスト19A、19Bの作用効果について説明する。図12は、図4に示されるコイル部品の導体ポストの作用を説明するための図である。図13は、比較例に係る導体ポストを概略的に示す図である。図12及び図13に示されるように、被覆部7は、磁性フィラーF及び磁性フィラーF同士を繋ぐための樹脂Rを含んでいる。
図13に示されるように、比較例に係る導体ポスト40は、上面7aに沿って延びる蓋部を有していない。この場合、導体ポスト40と磁性フィラーとは、互いに異なる材料によって構成されているので密着性が低く、導体ポスト40の周辺において磁性フィラーの脱落が生じやすい。これに対し、図12に示されるように、本実施形態に係るコイル部品10の導体ポスト19A(導体ポスト19B)は、蓋部18A(蓋部18B)を有しているので、導体ポスト19A(導体ポスト19B)の周辺においては、蓋部によって被覆部が覆われた状態になる。したがって、磁性フィラーと導体ポスト19A(導体ポスト19B)との密着性が低くても、蓋部18A(蓋部18B)によって磁性フィラーが保持され、磁性フィラーが被覆部から脱落することが抑制される。
以上説明したように、コイル部品10の導体ポスト19A、19Bは、巻線部13から平面コイルC1、C2の軸線A方向に延びるポスト部17A、17Bと、ポスト部17A、17Bの上面7a側の端部から上面7aの面方向に沿って延びる蓋部18A、18Bと、を有している。このように蓋部18A、18Bが設けられていることにより、ポスト部17A、17B周りの被覆部7が、導体ポスト19A、19Bの蓋部18A、18Bによって覆われる。したがって、導体ポスト19A、19Bの蓋部18A、18Bによって覆われた被覆部7では、磁性フィラーFが被覆部7から脱落することを抑制することができる。
また、上面7aの面方向に沿った方向に関する蓋部18A、18Bの寸法D1は、磁性フィラーFの平均粒径の10倍以上である。これにより、磁性フィラーFの大きさに対して蓋部18A、18Bを10倍以上に大きくすることで、磁性フィラーFが被覆部7から脱落することをより効果的に抑制することができる。
また、上面7aの面方向に沿った方向に関する蓋部18A、18Bの寸法D1は、ポスト部17A、17Bの寸法D2の2倍以上である。これにより、蓋部18A、18Bによって覆われる被覆部7の面積を大きくすることができるので、磁性フィラーFが被覆部7から脱落することをより効果的に抑制することができる。
また、被覆部7に含まれる磁性フィラーFの比率は、80重量%以上である。被覆部7の飽和磁束密度を大きくするためには、被覆部7に含まれる磁性フィラーFの比率は高い方が好ましい。しかしながら、磁性フィラーFの比率が高くなるほど、磁性フィラーF同士を繋ぐバインダとして機能する樹脂Rの量が減るため、磁性フィラーFの脱落が生じやすい。これに対し、コイル部品10によれば、導体ポスト19A、19B周りの被覆部7が蓋部18A、18Bによって覆われるので、磁性フィラーFの比率が、脱落の生じやすい80重量%以上である場合であっても、被覆部7の飽和磁束密度の向上を図りつつ、磁性フィラーFの脱落を抑制することができる。
また、本実施形態に係るコイル部品10の製造方法によれば、第3工程において、ポスト部17A、17Bの上面7a側の端部から上面7aに沿って延びる蓋部18A、18Bを形成する。これにより、ポスト部17A、17Bの周辺においては、蓋部18A、18Bによって被覆部7が覆われた状態になる。したがって、このように導体ポスト19A、19Bを形成することにより、磁性フィラーFが被覆部7から脱落することを抑制することができる。また、第3工程以降の工程において、ハンドリング等による磁性フィラーFの脱落を抑制することができる。
また、第3工程においては、被覆部7の上面7aを研磨することにより蓋部18A、18Bを形成する。このように、被覆部7の研磨を行う場合、ポスト部17A、17Bの周辺において磁性フィラーFの脱落が生じやすい。これに対し、蓋部18A、18Bが形成されるように研磨を行うことにより、研磨の最中に徐々に蓋部18A、18Bが形成されるので、第3工程において磁性フィラーFが被覆部7から脱落することを抑制することができる。このとき、ポスト部17A、17Bと蓋部18A、18Bとの接合部は、断面がなだらかな曲面からなる構造となっていてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他に適用してもよい。上記の実施形態においては、蓋部18A、18Bは、ポスト部17A、17Bを中心として上面7aに沿って延びていたが、蓋部18A、18Bは、ポスト部17A、17Bを中心としいなくてもよい。例えば、図14に示されるように、蓋部18A(蓋部18B)は、ポスト部17Aから上面7aに沿って一方側のみに延びていてもよい。この場合、平面視におけるポスト部17A及び蓋部18Aの形状は、例えば半円形状となる。また、図14に示されるように、導体ポスト19A及び外部端子20Aがコイル部品10の端部に位置する場合には、導体ポスト19Aと外部端子20Aとは、カバー絶縁層30に形成された切欠き部33を介して接続される。
また、上記の実施形態においては、平面視におけるポスト部17A、17B及び蓋部18A、18Bの形状が円形状である場合について説明したが、平面視におけるポスト部17A、17B及び蓋部18A、18Bの形状は特に限定されない。例えば、図15に示されるように、平面視におけるポスト部17A及び蓋部18Aの形状は、矩形状であってもよい。
また、カバー絶縁層30の貫通孔31a、32aの形状は特に限定されず、任意に変更可能である。例えば、上記の実施形態においては、貫通孔31a、32aが円形状である場合について説明したが、貫通孔31a、32aは矩形状であってもよい。また、貫通孔31a,32aの寸法D3は、ポスト部17A、17Bの寸法D2より小さくてもよいし、蓋部18A、18Bの寸法D1より大きくてもよい。
1…電源回路ユニット、2…回路基板、3…電子部品、4…ダイオード、5…コンデンサ、6…スイッチング素子、7…被覆部、7a…上面(外表面)、10…コイル部品、11…磁性基板、12…コイル部、13…巻線部、14…絶縁層、15,16…連結部、17A,17B…ポスト部、18A,18B…蓋部、19A,19B…導体ポスト、20A,20B…外部端子、30…カバー絶縁層、31a,32a…貫通孔(開口)、A…軸線、C1,C2…平面コイル、D1,D2,D3…寸法、F…磁性フィラー、R…樹脂。

Claims (10)

  1. 巻線部及び前記巻線部の周囲を覆う絶縁層を含む少なくとも一層の平面コイルを有するコイル部と、
    前記コイル部を覆い、磁性フィラーと樹脂とを含む混合物で構成された被覆部と、
    前記被覆部内に貫設され、前記平面コイルの軸線方向に沿って前記巻線部から前記被覆部の外表面まで延びる導体ポストと、を備え、
    前記導体ポストは、前記巻線部から前記平面コイルの軸線方向に延びるポスト部と、前記被覆部から露出するとともに前記ポスト部の前記外表面側の端部から前記外表面の面方向に沿って延びる蓋部とを有し、
    前記導体ポストの前記ポスト部から前記外表面の面方向に沿って張り出した部分の前記蓋部の長さが、前記磁性フィラーの平均粒径よりも幅広であり、かつ、前記導体ポストの前記蓋部が前記磁性フィラーの平均粒径より薄い、コイル部品。
  2. 前記外表面の面方向に関する前記蓋部の寸法は、前記磁性フィラーの平均粒径の10倍以上である、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記外表面の面方向に関する前記蓋部の寸法は、前記ポスト部の寸法の1.1倍以上である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記被覆部に含まれる前記磁性フィラーの比率は、80重量%以上である、請求項1〜3の何れか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記平面コイルの軸線方向から見て、前記導体ポストの前記ポスト部および前記蓋部が円形である、請求項1〜4の何れか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記平面コイルの軸線方向から見て、前記導体ポストの前記ポスト部と前記蓋部とが同心配置されている、請求項5に記載のコイル部品。
  7. 巻線部及び前記巻線部の周囲を覆う絶縁層を含む少なくとも一層の平面コイルを有するコイル部を形成する第1工程と、
    磁性フィラー及び樹脂を含む材料によって前記コイル部を覆う被覆部を形成する第2工程と、
    前記平面コイルの軸線方向に沿って前記巻線部から前記被覆部の外表面まで延びる導体ポストを形成する第3工程と、を含み、
    前記第3工程において、前記巻線部から前記平面コイルの軸線方向に沿って延びるポスト部と、前記被覆部から露出するとともに前記ポスト部の前記外表面側の端部から前記外表面の面方向に沿って延びる蓋部とを有する前記導体ポストを形成し、
    前記導体ポストの前記ポスト部から前記外表面の面方向に沿って張り出した部分の前記蓋部の長さが、前記磁性フィラーの平均粒径よりも幅広であり、かつ、前記導体ポストの前記蓋部が前記磁性フィラーの平均粒径より薄い、コイル部品の製造方法。
  8. 前記第3工程において、前記被覆部の前記外表面を研磨することにより前記蓋部を形成する、請求項に記載のコイル部品の製造方法。
  9. 前記平面コイルの軸線方向から見て、前記導体ポストの前記ポスト部および前記蓋部が円形である、請求項7または8に記載のコイル部品の製造方法。
  10. 前記平面コイルの軸線方向から見て、前記導体ポストの前記ポスト部と前記蓋部とが同心配置されている、請求項9に記載のコイル部品の製造方法。
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