JP6877741B2 - 茶筅保形具 - Google Patents

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Description

本発明は、茶道に用いる茶筅の外穂の形状を保持するための茶筅保形具に関する。
茶道は、抹茶を飲み楽しむことに様々な文化が加わって発展してきた。つまり、茶室や庭など住まいに関する空間、茶道具を選んだり鑑賞したりする工芸、そしてお茶会に出てくる懐石料理や和菓子などの食、客人を気持ちよくもてなすための点前作法が融合した総合芸術と言えるものである。
さらに茶道は褝宗と深く関わり、「わび、さび」という精神文化を生み出した。この「わび、さび」とはわびしい、さびしいという満たされない状態を認め、慎み深く行動することを言うものである。茶道においては、かかる「わび、さび」の精神を大切にし、茶室という静かな空間で茶を点てることに集中することで心を落ち着かせ、そのことによって自分自身を見直し、精神を高めることができる。
また、茶道では「一期一会」という言葉が有る。これは「人との出会いを一生に一度のものと思い、相手に対し最善を尽くす」という意味である。茶道ではこれらの精神にのっとってお茶をたてる事を大切にするのである。
一般に茶道の点前の手順としては、
(1)茶碗に抹茶を入れて釜の湯を注ぎ、茶筅でかき回し泡立てる。
(2)手で茶碗を取り、左の手のひらにのせ回し飲む(なお茶碗には正面があり、運ばれてきたときに向けられた側が正面になり、お茶をいただくときに、この正面を避けるため、茶碗を回す)。
(3)飲んだ後を指先でぬぐい、指は懐紙で拭く。
等の作法で飲むものとされている。
そして前記点前で用いられる茶筅は、使用していくうちに外穂の穂先が伸びて抹茶を点てにくくなっていた。これらの穂先の形状を保持する茶筅立てとしては、種々のものが提案されている。なかでも代表的なものとして図1に示すような陶器製のいわゆる茄子状の倒卵形茶筅立てが掲げられる。
しかしながらこの茶筅立ては、ある程度穂先が湾曲状であれば、復元は可能であるが、使い込んで穂先の湾曲度が小さくなったものは、実質的に湾曲状に復元することは不可能であった。
そこで本発明者は、従来穂先の形状の復元が困難な茶筅でも容易にその形状を復元できる茶筅立てについて種々研究を重ねた結果本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、倒卵形茶筅立てに、該倒卵形茶筅立ての湾曲部と篏合する形状を有する保形具を前記倒卵形茶筅立ての湾曲部に圧着するように設けることを特徴とする茶筅保形具である。
本発明の茶筅保形具を用いることによって常に穂先を湾曲状態に保持することができるので、抹茶に湯を注いでかき回すことにより好適に泡立てることができ、かつ長期間使用することができる。
茶筅立ての斜視図である。 本発明のさかずき形保形具の断面図である。 本発明の茶筅保形具の装着状態を示した一部断面部で示した側面図である。 帯状保形具の斜視図である。 網目構造とした帯状保形具の斜視図である。
次に本発明を図面を参照しながら説明をする。
図1は、従来の倒卵形茶筅立て1である。中央の穴部に内穂を入れ、外壁部に沿って外穂を被せるようにして挿入する。図2は、本発明の保形具の一例を示すさかずき形保形具2の縦断面図である。このさかずき型保形具2は中空3であり、その湾曲部4は、倒卵形茶筅立て1の湾曲部5と篏合する形状となっている。またさかずき型保形具2の台部6は、茶筅立て1を嵌入したときに、該茶筅立て1の台部7が納まる高さとすることが好ましい。また、さかずき形保形具2の開口部Hは、図3に示すように茶筅立て1に茶筅8を差し込んだ状態で外穂がかぶった状態でさかずき形保形具2に挿入できることが好ましい。このようにさかずき形保形具2を用いると茶筅立て1が重錘の代わりになるので穂先(外穂)を強制的に湾曲整形させることができる。
前記さかずき形保形具の素材としては、木、金属、合成樹脂等種々のものが使用できる。
また本発明の保形具の他の態様としては図4に示すような帯状保形具9も用いることができる。帯状保形具9の湾曲部10は茶筅立て1の湾曲部5に圧着できる形状とする。また1箇所に縦に切り込み11を入れると、この切断された切り込み部分が開く状態となり、茶筅立て1に上部から挿入した場合、茶筅立て1の湾曲部5に帯状保形具9の下縁部12が接したときに切り込み部11が左右に開口することによって帯状保形具9を茶筅立て1の湾曲部5に装着させることができる。
帯状保形具9の素材としてはゴム、軟質合成樹脂のような柔軟性のある可塑性素材が好ましい。
本発明の保形具は、図5に示すように壁面を例えば網目状とすることによって茶筅の乾燥が早められ、カビの発生を防止することができる。
1・・・倒卵形茶筅立て
2・・・さかずき形保形具
3・・・中空
4・・・さかずき形保形具の湾曲部
5・・・茶筅立ての湾曲部
6・・・さかずき形保形具の台部
7・・・茶筅立ての台部
8・・・茶筅
9・・・帯状保形具
10・・・状保形具の湾曲部
11・・・切り込み
12・・・下縁部
H・・・開口部

Claims (1)

  1. 倒卵形茶筅立てに、該倒卵形茶筅立ての湾曲部と嵌合する形状を有する保形具を前記倒卵形茶筅立ての湾曲部に圧着するように設けることを特徴とする茶筅保形具。

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