JP3211430U - マグカップ - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内・屋外に拘らず、より簡便に自分の好みに焙煎したコーヒーを飲むことができるマグカップを提供する。【解決手段】胴部と底部からなるカップ本体を有するマグカップにおいて、胴部の内側が下部ほど直径が小さい逆円錐台状に形成され、カップ本体の内側壁面21と内側底面31とのなす角度θ1が118〜123度であり、胴部内にコーヒー抽出用のペーパーフィルター5を装着可能にしたことを特徴とするコーヒードリッパー兼用のマグカップである。【選択図】図1
Description
本考案は、焙煎したコーヒーを手軽に飲むことができるコーヒードリッパー兼用のマグカップに関する。
従来より、本格コーヒーを家庭などで飲む方法の代表的なものにドリップ式がある。これは、下部に1個〜複数個の小孔を有した上方開口のすり鉢状(逆円錐台状)ドリップと、コーヒー用フィルターとを用いるもので、取扱いが比較的容易で一般家庭でも普及している。
かかるドリップ式においては、ドリッパー(ドリップ本体)やフィルターへの改良がなされ、例えば、特許文献1では、ドリップ本体を兼ねたセラミック製のフィルターが提案されている。この発明では、当該フィルターがカップ本体に着脱可能に収容され、ペーパーフィルターが不要になる特長がある。しかしながら、コップ本体とドリッパー兼用のフィルター本体とが必要で、これらによる容積や重さの点では必ずしも有利とは言えない。また、当該フィルターに設けられた多数の小穴周りの洗浄に難がある問題もある。
一方、特許文献2に記載のような、ドリップ式コーヒーバッグも広く普及し、コンビニやスーパーなどでインスタントコーヒー同様に市販されている。このタイプのものは確かにより簡易化され、携帯にも便利ではあるが、自分の好みに焙煎・ブレンドしたようなコーヒー豆は扱えず、また、個々に1回あたりの使用量も決められ、マグカップのような大き目のサイズのコップには上手く適合しなかったり、抽出中にカップ上のコーヒーバッグが落下する恐れもあった。
本考案の目的は、屋内・屋外に拘らず、より簡便に自分の好みに焙煎したコーヒーを飲むことができるマグカップを提供することである。
上述したように従来では、ドリップ式においてはドリップ本体やフィルターへの改良に注がれていたが、本考案者は視点を変え、マグカップへの改良を行い、本考案を完成させた。
すなわち、本考案は、胴部と底部からなるカップ本体を有するマグカップにおいて、
前記胴部の内側が下部ほど直径が小さい逆円錐台状に形成され、前記カップ本体の内側壁面と内側底面とのなす角度θ1が118〜123度であり、
前記胴部内にコーヒー抽出用のペーパーフィルターを装着可能にしたことを特徴とするコーヒードリッパー兼用のマグカップに関するものである。
前記胴部の内側が下部ほど直径が小さい逆円錐台状に形成され、前記カップ本体の内側壁面と内側底面とのなす角度θ1が118〜123度であり、
前記胴部内にコーヒー抽出用のペーパーフィルターを装着可能にしたことを特徴とするコーヒードリッパー兼用のマグカップに関するものである。
本考案のマグカップは、ドリップ本体を合体させた形を成すので、別途ドリップを用意する必要がなく、自分の好みに焙煎したコーヒーを家庭のみならず、屋外でも安心して楽しむことができる。
図1は、本考案のマグカップの特徴的な構成を説明するための概略断面図である。
マグカップ1は、胴部2と底部3からなるカップ本体と、ハンドル4から構成され、図1(a)に示すマグカップ1の内側壁面21と内側底面31とのなす角度θ1が118〜123度であることが必要である。この範囲内であることで、コーヒー抽出用のペーパーフィルター5が内側壁面21全体にわたって均一に接触し、カップ内にペーパーフィルターを安定してセットすることができる。この範囲から外れると、フィルターのカップ内へのセット後にコーヒー粉を入れお湯を注いだ際に、フィルターの一定の形態が崩れ、抽出に支障が出やすく、フィルター内のコーヒー粉がフィルター外に漏れ出てしまう恐れもある。
上記角度θ1は、好ましくは121〜122度であり、市販のペーパーフィルターを特に何も工夫しないで装填することができる。
また、左右の内側壁面21を延伸してなす円錐形頂角θ2を想定すると、当該θ2は62〜64度の範囲であることが好ましく、市販のペーパーフィルターを特に何も工夫しないで装填することができる。
ペーパーフィルターには台形型と円錐型があり、本考案のマグカップにはいずれも使用可能であり、図1中のペーパーフィルター5は円錐型のものである。このペーパーフィルター5の底の部分をカップの内側底面41に合わせて折りこみ、マグカップ1内にセットし、次いで所定量のコーヒー粉6を入れる。
内側壁面21の開口周縁部と底面内側面31との長さは、特に限定されないが、7.5〜8.5cmであると、安定して抽出できるほか、市販のペーパーフィルター(例えば、2〜3杯用、3〜4杯用)で、カップからはみ出ている部分を確保できるため、使用済みコーヒー粉ごとペーパーフィルターを捨てる際に有利である。
また、内側底面41は、直径2〜3cmの範囲の円形であることが、ペーパーフィルターの折りこみ易さ、洗浄の容易さとマグカップの安定感の点で好ましい。
一方、本考案のマグカップの内側壁面21は、内側底面41となす角度θ1が上記範囲にあることが必要であるが、外側壁面22はこの限りではない。
すなわち、マグカップは飲み手の口が触れることになる開口周縁部の厚さが薄い方が、飲み物が飲みやすく、口から漏れにくくすることができるため好ましいが、図1に示すように、内側壁面21と外側壁面22によるマグカップ胴部の厚みを、マグカップ開口部から底部に向けて順次増すようにすれば、マグカップの重心がより低くなって安定感が増す。また、この場合はテーブルなどに接地する平坦な外側底面42をより大きくできるため、安定感が増す。
図2は、更に安定感を向上させた形態のマグカップを示している。図2の(a)〜(e)のいずれのものも、マグカップの上記内側壁面と内側底面とのなす角度の関係は同様であるが、マグカップの外側壁面や底部近傍に工夫を加えており、高台7が形成されている。いずれのデザインのものも、より安定感に優れている。
本考案のマグカップは、その構造が複雑なものでもないことから、陶磁器製、耐熱ガラス製、金属製、硬質プラスチック製のいずれでも、一体成型により得ることができる。例えば、陶磁器製は保温性に優れ、硬質プラスチック製は軽量でアウトドアでの使用に有利である。また、金属製で外側壁面と内側壁面との中空二重構造にすると保温性も確保できる。
カップ本体の外側壁面22に設けられるハンドル4は、その機能が発揮できれば、大きさや形状は特に限定されない。
なお、本考案のマグカップは、コーヒー抽出以外では普通のマグカップとして利用可能である。
図3は、本考案のマグカップを用いた使用態様を示しており、この使用例に沿った具体的な実施例を以下に示す。
図1において、角度θ1が122度(左右の内側壁面21を延伸してなす円錐形頂角θ2は64度)、開口部の直径が約10.5cm、内側底部41の直径が約2cm、内側壁面21の開口周縁部と底面内側面31との長さが約8cmの陶器製のマグカップを作製した。また、マグカップ胴部の厚みは、開口部付近で約0.5cm、底部付近で約1cmである。
ペーパーフィルターとして、市販のハリオ社製のペーパーフィルター(円錐型・V60、3〜4杯用)を用意した。コーヒーには、生豆を自家焙煎し、さらにコーヒーミルで挽いてコーヒー粉としたものを用意した。
上記マグカップに上記ペーパーフィルターを、フィルター底の部分をカップ底に合わせて約2cm折りこんでからセットした(図3b)。この状態で、ペーパーフィルターがカップ縁から約2cmはみ出ている。
次に、セットしたフィルター内にコーヒー粉約10gを入れ、少量のお湯を全体に注ぎつつ20秒待ってから、残りのお湯を注いだ(図3c)。さらに2分経過後にスプーンでかき混ぜてから、カップからはみ出ているフィルターを両手の指で左右つかみ、ゆっくり引き上げた(図3d)。コーヒーが落ち切ったら、使用済みコーヒー粉ごとペーパーフィルターを捨てて、所望のコーヒーを得た。
使用後の洗浄は、少量の水でも容易に行うことができた。
本考案は、一般家庭向けのコーヒー製品関連を製造する産業のほか、普通にマグカップとしても使える利便性から、キャンプ、登山や釣りなどのアウトドア製品を製造する産業に利用される。
1・・・マグカップ
2・・・胴部
3・・・底部
4・・・ハンドル
5・・・ペーパーフィルター
6・・・コーヒー粉
7・・・高台
21・・内側壁面
22・・外側壁面
31・・内側底面
32・・外側底面
θ1・・内側壁面21と内側底面41とのなす角度
θ2・・左右の内側壁面21を延伸してなす円錐形頂角
2・・・胴部
3・・・底部
4・・・ハンドル
5・・・ペーパーフィルター
6・・・コーヒー粉
7・・・高台
21・・内側壁面
22・・外側壁面
31・・内側底面
32・・外側底面
θ1・・内側壁面21と内側底面41とのなす角度
θ2・・左右の内側壁面21を延伸してなす円錐形頂角
Claims (3)
- 胴部と底部からなるカップ本体を有するマグカップにおいて、
前記胴部の内側が下部ほど直径が小さい逆円錐台状に形成され、前記カップ本体の内側壁面と内側底面とのなす角度θ1が118〜123度であり、
前記胴部内にコーヒー抽出用のペーパーフィルターを装着可能にしたことを特徴とするコーヒードリッパー兼用のマグカップ。 - 前記角度θ1が121〜122度であることを特徴とする請求項1に記載のコーヒードリッパー兼用のマグカップ。
- 左右の前記内側壁面を延伸してなす円錐形頂角θ2が62〜64度であることを特徴とする請求項1または2に記載のコーヒードリッパー兼用のマグカップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001929U JP3211430U (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | マグカップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001929U JP3211430U (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | マグカップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3211430U true JP3211430U (ja) | 2017-07-13 |
Family
ID=59309124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017001929U Active JP3211430U (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | マグカップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211430U (ja) |
-
2017
- 2017-04-28 JP JP2017001929U patent/JP3211430U/ja active Active
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