JP6877604B1 - 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法 - Google Patents

車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6877604B1
JP6877604B1 JP2020026848A JP2020026848A JP6877604B1 JP 6877604 B1 JP6877604 B1 JP 6877604B1 JP 2020026848 A JP2020026848 A JP 2020026848A JP 2020026848 A JP2020026848 A JP 2020026848A JP 6877604 B1 JP6877604 B1 JP 6877604B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
vehicle
solar radiation
camera device
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020026848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021130392A (ja
Inventor
加藤 陽一
陽一 加藤
正佳 田村
正佳 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2020026848A priority Critical patent/JP6877604B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6877604B1 publication Critical patent/JP6877604B1/ja
Publication of JP2021130392A publication Critical patent/JP2021130392A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】温度センサから離れた位置に実装された部品であっても、その温度を推定できる車載カメラ装置を得る。【解決手段】車載カメラ装置1のレンズ2および撮像素子3で撮像された画像を処理して、物体認識を行う画像処理部4の近傍の温度を測定するように温度センサ6が設置され、この温度センサ6から離れた位置に設置された保護対象部品であるレンズ2の温度を、レンズ温度推定部7により推定するに当たり、車載カメラ装置1が搭載される車両周囲の日射状態を示す指標を別途取得して、温度センサ6の測温値と、車両周囲の日射状態を示す指標とに基づき、レンズ2の温度を推定するようにし、推定された温度に応じて、カメラユニット制御部5が、画像処理部4の電源制御を行うようにした。【選択図】図1

Description

本願は、車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法に関するものである。
近年、自車両の周辺を撮影するための車載用撮影装置が普及している。
特に、フロントガラスの車内側の面に取り付けられる前方監視用のカメラは、衝突の恐れのある人物および車両を認識する。
この前方監視用のカメラは、車両に自動ブレーキ操作を指示する衝突防止機能、また左右の白線を認識し、自動的に車線を維持して走行するための操舵を車両に指示する自動車線維持機能などに用いられるため、多くの車両に搭載されている。
このような前方監視カメラは、フロントガラスに取り付けられるため、太陽光の熱の影響を受けやすい。特に、夏季は車内が非常に高温となり、また強い太陽光が直接カメラに当たるため、レンズ、撮像素子、制御マイコン、その他チップ等、カメラユニットを構成する部品が非常に高温となる。
また、撮像素子、制御マイコン、その他チップは、消費電力による自己発熱も生じる。よって、例えば夏季に太陽光の当たる場所に長時間駐車した後、運転を開始するために車両のエンジンを始動すると、カメラユニット本体に電源が投入されたときにカメラユニット内の部品が、保存保証温度を超過したまま動作する状態となり、故障する恐れがある。
あるいは、保存保証温度を超過しなくても、例えば、レンズ、撮像素子の動作保証温度を超過した状態で使用されると、撮像画像に歪みが生じ、物体の認識処理が正常に行われず、結果として、誤ったタイミングで自動ブレーキが行われたり、本来、行われるべき車両動作が行われなくなる恐れもある。
特許第5768758号公報(第3〜4頁、第2図)
上述のような問題に対し、カメラユニット本体の電源投入時には保護対象の部品に電源供給を開始せず、部品温度を温度センサによって測定し、部品温度が保証温度を十分に下回ったタイミングで、電源供給を開始するアイデアが考案されている。
例えば、特許文献1に記載されたものでは、撮像素子近傍の温度を温度センサによって測定し、その値が予め設定された閾値(復帰閾値)を所定の時間長、下回ったことを確認した場合に、撮像素子への給電を開始する。
また、この閾値よりも高く設定された別の閾値(休止閾値)を所定の時間超過したことを確認した場合に、撮像素子を保護するために給電を休止する。
しかし、撮像素子のみでなく、例えば、レンズも保護したい場合には、レンズ近傍に温度センサが設けられていないため、温度センサの値からレンズ温度を推定する必要があるが、正確にレンズ温度を測定することが不可能となる。
この場合の解決策として、レンズ本体に温度センサを付加する方法が考えられるが、構造上困難な場合もあり得る。
また、保護対象の部品の数だけ温度センサを追加することはコストの増加にもなる。
このように、保護対象部品の近傍に温度センサがない場合においては、温度センサの測温値と設定された閾値にしたがって、電源制御を行っても、保護対象部品の実際の温度が温度センサの測温値と正確に連動して変化していないことが原因で、部品の保証温度超過が発生する恐れがあるという問題があった。
また、この逆に、温度低下時においても、本来、すでに電源復帰しても良いタイミングで、復帰判断がされず、休止し続けることによって、本来、行われるべき車両動作が十分に動作しない恐れがあるという問題もあった。
すなわち、温度センサと保護対象部品の温度変化の傾向の差異を考慮することによって、より適切なタイミングで、保護対象部品への給電の休止/復帰をコントロールできる可能性がある。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、温度センサから離れた位置に実装された部品であっても、その温度を推定できる車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法を提供することを目的とする。
本願に開示される車載カメラ装置は、車両に搭載されたカメラで撮像された画像を処理して、物体認識を行う画像処理部、この画像処理部の近傍の温度を測定するように設置された温度センサ、この温度センサの温度測定値および別途取得した車両周囲の日射状態を示す指標に基づき、画像処理部の近傍から離れた位置に設置された保護対象部品の温度を推定する温度推定部を備え、温度推定部は、車載カメラ装置が起動時か起動後かに応じて演算し、車載カメラ装置の起動後には、電源供給を制御してからの経過時間を加味して、この経過時間に対応する温度を推定するものである。


本願に開示される車載カメラ装置によれば、温度センサから離れた位置に実装された部品であっても、その温度を推定することができる。
実施の形態1による車載カメラ装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による車載カメラ装置を示す構成図である。 実施の形態1による車載カメラ装置において、実使用時におけるレンズと温度センサとの温度差の変化を示す図である。 実施の形態1による車載カメラ装置において、電源投入時におけるレンズと温度センサの温度上昇特性の違いを示す図である。 実施の形態1による車載カメラ装置において、日射量変化時におけるレンズと温度センサとの温度差の変化を示す図である。 実施の形態1による車載カメラ装置の起動時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による車載カメラ装置の起動後の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による車載カメラ装置において、電源投入後に電源休止した場合におけるレンズと温度センサの温度変化の違いを示す図である。 実施の形態1による車載カメラ装置のハードウェア構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による車載カメラ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、車載カメラユニット1(車載カメラ装置)は、車両のフロントガラスに取り付けられ、車両前方を撮像し、物体認識処理を行う。車載カメラユニット1は、次のように構成されている。
レンズ2は、車両前方の映像を、後述する撮像素子によって撮像するために光を集束させる。撮像素子3は、レンズ2により集光された車両前方映像を撮像して、電気信号に変換する。
画像処理部4は、撮像素子3によって撮像された画像データに対して、物体認識処理を行う画像処理マイコンである。ここで、画像処理部4は、撮像素子3への電源の供給・休止もしくは撮像動作の起動・休止制御も担っている。
カメラユニット制御部5(電源制御部)は、後述するレンズ温度推定部7から送信される起動/休止命令に従って、画像処理部4および撮像素子3への電源供給・休止もしくは撮像動作の起動・休止制御を行うために、起動/休止命令を送信する。
温度センサ6は、画像処理部4の近傍に設置され、画像処理部4近傍の温度を測定して、後述するレンズ温度推定部7に測温値を送信する。
レンズ温度推定部7(温度推定部)は、温度センサ6から受信した測温値および後述する各種センサ情報を参照し、保護対象部品であるレンズ2の温度を推定し、その結果に従って、カメラユニット制御部5に起動/休止命令を行う。
レンズ2の温度を推定するために必要な情報を受信・送信するための車載カメラユニット外の構成として、以下に述べる車室内外温度センサ8から天候情報受信機11がある。
これらの車室内外温度センサ8から天候情報受信機11により、レンズ2の温度を推定するために必要な情報として、車両周囲の日射状態を示す指標を測定または検知する。
車室内外温度センサ8(温度計)は、車両に搭載され、車室内外の気温を計測する。
日射センサ9は、車両に搭載され、日射量を計測する。
なお、車室内外温度センサ8は、エアコン用の外気・内気温度センサを用いてもよく、日射センサ9もエアコン用のものであってもよい。
温度情報および日射量情報は、車両用のCAN(Controller Area Network)(登録商標)バス等により送信される。
赤外カメラ10(赤外線カメラ)は、車内の温度分布を測定し、温度分布画像を得る。この赤外カメラ10は、例えば、運転者または乗員の生体情報を観測し、異変が発生したときに、警告、または自動停車を促すために搭載される乗員センシング用のカメラを用いてもよい。
天候情報受信機11は、天候情報を受信する。この天候情報受信機11は、道路交通情報通信システムVICS(Vehicle Information Communication and System)(登録商標)からの情報など、車両外部からの天候情報を受信できる機器であればよい。
図2は、実施の形態1による車載カメラ装置を示す構成図である。
図2において、符号1〜3、6は図1におけるものと同一のものである。車載カメラユニット1は、筐体21に収められている。車載カメラユニット1の筐体21は、カバー22で被われ、フロントガラス23に取り付けられている。
車載カメラユニット1の基板24には、画像処理マイコンおよびカメラユニット制御部5を構成する制御マイコンが実装されている。温度センサ6は、基板24上に実装されている。撮像素子3は、レンズ2の後方に配置されている。
図2に示すように、一般的にはレンズ2と温度センサ6は、離れた位置にあるため、温度センサ6のみを用いてレンズの表面温度を正確に計測することはできない。特に、レンズ2は、太陽光の影響を直接受ける位置に存在するため、日射量が高いときにレンズ2の温度は、温度センサ6と比較して、より高温になると考えられる。
図3は、実施の形態1による車載カメラ装置において、実使用時におけるレンズと温度センサとの温度差の変化を示す図である。
図3は、実使用時を想定したときのレンズ2と温度センサ6との温度変化の例である。日射のある環境下に長時間駐車した後、エンジンを始動し、車載カメラユニット本体の電源が投入され、同時に空調が起動された状態で、運転が開始され、しばらく運転が継続されるまでの温度変化を示している。
図3において、レンズ温度30は、レンズ2の温度である。温度センサ値31は、温度センサ6の画像処理部4近傍の温度を測定した測温値である。
長時間駐車により、レンズ2と温度センサ6との間には日射影響による温度差を生じる。その後、運転が開始され、エアコンおよびフロントガラス23に当たる走行風により、車載カメラユニット1全体の温度は、徐々に低下していく。車載カメラユニット1の電源が投入されると、電力消費による発熱が発生するため、電源投入直後は、一時的に温度が上昇すると考えられる。
このとき、図3に示すように、発熱部品からの温度センサ6とレンズ2との伝熱特性の違いにより、温度上昇量にも差異が生じる。図3では、特に発熱部品が多く実装されている基板24上に実装された温度センサ6による温度センサ値31の方が、より温度上昇し、レンズ温度30との高低に逆転が発生した例を示している。
次に、図3において本体電源が投入された後に生じるレンズ温度と温度センサ値との関係について、図4を用いて詳細を述べる。
図4は、実施の形態1による車載カメラ装置において、電源投入時におけるレンズと温度センサの温度上昇特性の違いを示す図である。
図4においては、周囲温度が0℃の環境下で、本体電源を投入した後の温度変化を示している。一般的には、上述のとおり、基板24から遠いレンズ2の方が伝熱が遅く、収束温度が低くなると考えられる。
図4において、符号30、31は図3におけるものと同一のものである。温度差32は、レンズ2と温度センサ6との温度上昇量の差を示している。温度差32は、後述する式(7)によって算出される。レンズ2の最終的な到達温度Lと、温度センサ6の最終的な到達温度Sが示されている。
図3における運転開始後の本体発熱による温度上昇量の差は、式(7)と一致することになる。
レンズ2を温度上昇から保護することを考慮すると、これらの特性を考慮する必要がある。
また、図3においては、日射量が一定の場合における温度変化を示しているが、実際には日射量は常に変化する。そのときの日射量とレンズ温度および温度センサ値の変化の関係を図5に示す。
図5は、実施の形態1による車載カメラ装置において、日射量変化時におけるレンズと温度センサとの温度差の変化を示す図である。
図5において、符号30、31は図3におけるものと同一のものである。図5では、日射量33が示されている。
図5においては、運転開始以降も日射が変化することにより、日射影響分の温度差は、常に変化する。そのため、日射影響を常に推定する必要がある。
図5に示すように、一般的には、日射量の変化から遅延して、温度センサ6およびレンズ2の温度変化が発生すると考えられ、この遅延時間も考慮して温度推定をする必要がある。
図8は、実施の形態1による車載カメラ装置において、電源投入後に電源休止した場合におけるレンズと温度センサの温度変化の違いを示す図である。
図8において、符号30〜32、S、Lは図4におけるものと同一のものである。S、Lは、それぞれ時間tのときの温度センサ値、レンズ温度を示している。
図8(a)は、周囲温度0℃の環境下において、車載カメラユニット1の電源が投入された後、時間経過t時に電源休止となった場合のレンズ温度と温度センサ値の温度変化およびその差異を表す図、図8(b)は、電源休止時に、時間tを0にリセットした後のレンズ温度と温度センサ値の温度変化およびその差異を表す図である。
図8(b)の電源休止となった場合のレンズ温度30は、後述する式(10)で、また温度センサ値31は式(9)で、それぞれ算出される。また、電源休止後の温度差32は、後述する式(11)により算出される。
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、保護対象部品であるレンズ2の温度と、温度センサ6の測温値との差の要因となり得る日射影響について、温度センサ6の測温値とは別のセンサ情報等を用いて、その影響度を推定する。
また、車載カメラユニット1本体の電力消費による自己発熱の影響について、レンズ2と温度センサ6との温度上昇特性の違いを考慮し、経過時間に対応した温度差を推定する。
以下に、詳細に説明する。
まず、車載カメラユニット1が起動する際の動作について、図6を用いて説明する。
車両のエンジンが始動されると、車載カメラユニット1へ電源供給され、起動が行われる(ステップS001)。ここでは、まず、カメラユニット制御部5に電源供給が行われる。
その後、カメラユニット制御部5は、画像処理部4の画像処理マイコンに休止命令を送信する(ステップS002)。これは、車載カメラユニット1の部品が、保証温度を超過するほど高温になっている場合に起動させることにより、車載カメラユニット1が故障することを防ぐためである。
この休止動作は、電源供給を休止させる方法の他、微小な待機電力のみを供給し、それ以上の物体検知、撮像動作等をさせないための休止命令を送信することで、電力消費を最小限に保つ方法でも良い。
次いで、レンズ温度推定部7は、温度センサ6の測温値を取得する(ステップS003、第一のステップ)。
続いて、レンズ温度推定部7は、図1の車室内外温度センサ8、日射センサ9、赤外カメラ10、天候情報受信機11に示す車載カメラユニット外部の各センサからの情報を取得する(ステップS004、第二のステップ)。
次いで、レンズ温度推定部7は、温度センサ6の測温値と、車載カメラユニット外部の各センサから取得した情報を用いて、レンズ2の温度の推定処理を行う(ステップS005、第三のステップ)。
なお、ステップS004〜ステップS005の詳細については、後述する。
レンズ2の温度を推定した結果、その温度が保証温度に基づいた閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS006)。
判定の結果、超過していないと判断された場合には、カメラユニット制御部5は、画像処理部4の画像処理マイコンに対して起動を命令する(ステップS007、第四のステップ)。
次に、ステップS004〜ステップS005の各センサ情報取得の処理およびレンズ温度推定処理の詳細について説明する。
まず、ステップS004の各センサ情報取得の処理について説明する。
車室内外温度センサ8、日射センサ9、赤外カメラ10、天候情報受信機11に示す車載カメラユニット外部の各センサから情報を取得する。ここでは、これらの各センサのうち、単一のセンサのみが搭載されている場合には、その情報のみを取得する。
複数およびすべてのセンサが搭載されている場合は、搭載されているすべてのセンサからの情報を取得してもよい。あるいは、一部のセンサの情報のみを取得する方式としてもよい。
続いて、ステップS005のレンズ温度推定処理について説明する。
ステップS005のレンズ温度推定処理では、取得した各センサの情報のうち、どのセンサの情報を用いるかによって、レンズ温度の推定方式が変化する。
まず、運転開始時の推定レンズ温度をT(0)とし、運転開始時に取得した温度センサ値をT(0)、日射影響による温度センサ値とレンズ温度との推定温度差をΔTとすると、推定レンズ温度T(0)は、式(1)で表される。
(0)=T(0)+ΔT ・・・・・(1)
レンズ温度推定処理においては、このΔTを正しく推定できればよい。
例えば、車室内外温度センサ8からの車室外気温と車室内気温を、それぞれTout、Tinとし、これらを用いる場合には、式(2)のような推定方法が考えられる。
なお、式(2)で、aは特定の値の係数であり、予め車載カメラユニット1内のメモリ等に記録されている。この係数値は、例えば、実測による車室内外気温と、レンズ温度−温度センサ値間の温度差との関係に基づいて決定されていればよい。この推定方法が、運転開始直後の車室内外の気温差と日射量に相関があると考えられることによる。
ΔT=a(Tout−Tin) ・・・・・(2)
また、日射センサ9からの日射量計測値をIとし、これを用いる場合には、式(3)のような推定方法が考えられる。式(3)のbは特定の値の係数であり、式(2)のaと同様、実測データ等に基づいて決定されていればよい。
なお、この方式は、天候情報受信機11により受信された日射量情報を用いる場合にも同様に使用できる。
ΔT=bI ・・・・・(3)
また、赤外カメラ10からの車内部品温度分布を用いる場合は、例えば、温度分布画像の特定の領域の温度値の平均をTavとし、これを用いる場合には、式(4)のような推定方法が考えられる。ここで、式(4)のcは特定の値の係数であり、実測データ等に基づいて決定されていればよい。
ΔT=cTav ・・・・・(4)
さらに、車載カメラユニット外の各センサを用いる方式の他、画像処理部4の画像処理マイコンを一時的に起動し、撮像された画像の輝度を用いて、日射量を推定する方式も考えられる。この場合の一時的な起動は、レンズおよび他の部品の温度がほとんど上昇しない程度の時間長で起動する。
例えば、撮像された画像の特定の領域の輝度値の平均をXavとし、これを用いる場合には、式(5)のような推定方法が考えられる。式(5)のdは特定の値の係数であり、実測データ等に基づいて決定されていればよい。
ΔT=dXav ・・・・・(5)
なお、車載カメラユニット外の複数のセンサ情報を取得できる場合は、周囲状況に応じて最も信頼性の高いセンサ情報を用いる方式としてもよい。
例えば、天候情報受信機11から受信した日射量情報と、日射センサ9の計測値に差異がある場合は、車両が日射の当たらない場所に駐車されている可能性が高いため、日射センサ9の計測値を用いる方式とする。
次に、車載カメラユニット1が起動した後の運転中の動作フローについて、図7を用いて説明する。
まず、レンズ温度推定部7は、温度センサ6の測温値を取得する(ステップS011、第一のステップ)。
続いて、レンズ温度推定部7は、図1の車室内外温度センサ8、日射センサ9、赤外カメラ10、天候情報受信機11に示す車載カメラユニット1の外部の各センサからの情報を取得する(ステップS012、第二のステップ)。
これらの処理は、図6のステップS003、ステップS004の処理と同様の処理である。
その後、車載カメラユニット1は、画像処理部4の画像処理マイコンが起動中であるか休止中であるかを判定する(ステップS013)。
起動中である場合は、図6のステップS005とは異なる、起動中に特化したレンズ温度推定処理が行われる(ステップS014、第三のステップ)。本処理についての詳細は後述する。
次いで、レンズ温度を推定した結果、その温度が、保証温度に基づいた閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS015)。
この判定の結果、休止閾値を超過していると判断された場合には、カメラユニット制御部5は、画像処理部4の画像処理マイコンに対して休止を命令する(ステップS016、第四のステップ)。
一方、ステップS013で、休止中である場合は、ステップS014とは異なる、休止中に特化したレンズ温度推定処理が行われる(ステップS017、第三のステップ)。
また、この処理は初回起動ではなく、過去に一度起動していることにより、本体発熱影響が残存する可能性があるため、初回起動時の推定処理であるステップS005とも異なっていることが望ましい。本処理についても、詳細は後述する。
ステップS017で、レンズ温度を推定した結果、その温度が保証温度に基づいた閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS018)。
判定の結果、超過していないと判断された場合には、カメラユニット制御部5は、画像処理部4の画像処理マイコンに対して起動を命令する(ステップS019、第四のステップ)。
運転中においては、これらステップS011〜ステップS019の処理を、一定間隔でループ実行し続ける。
ここで、車載カメラユニット1の起動中に特化した図7のレンズ温度推定ステップS014の処理の詳細について説明する。
車載カメラユニット1の電源起動中は、日射影響に加えて、車載カメラユニット1本体の電力消費による発熱が、レンズ温度と温度センサ値との差の要因となる。
電源起動中の推定レンズ温度をT(t)とし、温度センサ値をT(t)、本体発熱影響によるレンズ温度と温度センサ値との推定温度差をΔT(t)、日射影響による温度センサ値とレンズ温度との推定温度差をΔT(t)とすると、式(6)で表される。
(t)=T(t)+ΔT(t)+ΔT(t) ・・・・・(6)
電源起動中のレンズ温度推定処理においては、このΔT(t)およびΔT(t)を正しく推定できればよい。
まず、車載カメラユニット1の本体発熱影響によるレンズ温度と温度センサ値との推定温度差ΔT(t)の推定算出方法について説明する。
この推定は、図4のように、車載カメラユニット1の電源起動時の時間を0としたとき、そこからの経過時間tに応じて発生するレンズ2と温度センサ6との温度差32を求める式に従い、算出すればよい。
この温度差の式は、図4に示すように、例えば、周囲温度0℃の環境下において、車載カメラユニット1の電源を起動したとき、温度センサ6の最終的な到達温度をS、温度センサ6の温度上昇の時定数をτ、レンズの最終的な到達温度をL、レンズの温度上昇の時定数をτとしたとき、式(7)で表される。
これらの数値は、予め車載カメラユニット1内のメモリ等に記録されている。
Figure 0006877604
次に、日射影響による温度センサ値とレンズ温度との推定温度差ΔT(t)の推定算出方法について説明する。
図5で説明したように、走行開始後も日射量は常に変化するため、日射影響による温度センサ値31とレンズ温度30との温度差も常に変動すると考えられる。よって、運転開始後のΔT(t)についても、上述のΔTと同様の式により、常に推定すればよい。
ただし、運転開始後は、エアコンの起動およびフロントガラスに当たる走行風の影響により、車室内外温度センサ8による温度差および赤外カメラ10による温度分布は、日射量との相関がなくなる可能性が高い。この場合、日射センサ9および天候情報受信機11による日射量情報を用いればよい。
また、図5で説明したとおり、一般的には日射量の変化から遅延して、温度センサ6およびレンズ2の温度変化が発生すると考えられる。これを考慮し、式(8)に示すように、日射影響について遅延を設けてもよい。tは本遅延時間に相当する定数である。
(t)=T(t)+ΔT(t)+ΔT(t−t) ・・・・・(8)
次に、車載カメラユニット1が、一度起動した後に、再び休止したときの休止中に特化した図7のレンズ温度推定ステップS017の処理の詳細について説明する。
図8(a)は、周囲温度0℃の環境下において、車載カメラユニット1の電源が投入された後、時間経過t時に電源休止となった場合のレンズ温度と温度センサ値との温度変化およびその差異を表している。t時にて電源休止となったときの温度センサ値Sとレンズ温度Lは、それぞれ式(9)、式(10)で表すことができる。
Figure 0006877604
図8(b)に示すように、この後、温度センサ6とレンズ2は、それぞれ時定数τ、τで、周囲温度0℃に向かって熱引きをしていくことになる。
これを考慮し、電源が休止された際には、式(9)、式(10)のS、Lを算出し、そのときの時間tを0にリセットした上で、その後のΔT(t)は、式(11)によって推定できる。
Figure 0006877604
なお、日射影響については、休止時も起動時と同様に推定すればよい。
さらに、休止後に再び起動が行われた場合、およびその後再び休止した場合などにおいても、同様の処理にて推定すればよい。
実施の形態1によれば、保護対象部品から離れた位置に温度センサが実装されている場合においても、日射影響と本体発熱影響による温度差を適切に推定することができる。
このため、保証温度超過の発生するリスク、および本来すでに電源復帰しても良いタイミングで復帰判断がされないリスクを抑えた車載カメラユニットの電源制御が可能となる。
なお、車載カメラユニット1は、ハードウェアの一例を図9に示すように、プロセッサ100と記憶装置101から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ100は、記憶装置101から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ100にプログラムが入力される。また、プロセッサ100は、演算結果等のデータを記憶装置101の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 車載カメラユニット、2 レンズ、3 撮像素子、4 画像処理部、
5 カメラユニット制御部、6 温度センサ、7 レンズ温度推定部、
8 車室内外温度センサ、9 日射センサ、10 赤外カメラ、
11 天候情報受信機、21 筐体、22 カバー、23 フロントガラス、
24 基板、30 レンズ温度、31 温度センサ値、32 温度差、33 日射量、
100 プロセッサ、101 記憶装置

Claims (16)

  1. 車両に搭載されたカメラで撮像された画像を処理して、物体認識を行う画像処理部、
    この画像処理部の近傍の温度を測定するように設置された温度センサ、
    この温度センサの温度測定値および別途取得した上記車両周囲の日射状態を示す指標に基づき、上記画像処理部の上記近傍から離れた位置に設置された保護対象部品の温度を推定する温度推定部を備え、
    上記温度推定部は、車載カメラ装置が起動時か起動後かに応じて演算し、上記車載カメラ装置の起動後には、電源供給を制御してからの経過時間を加味して、この経過時間に対応する上記温度を推定することを特徴とする車載カメラ装置。
  2. 上記温度推定部により推定された上記保護対象部品の温度に応じて、上記画像処理部の電源制御を行う電源制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ装置。
  3. 上記車両周囲の日射状態を示す指標には、上記車両に取り付けられた日射センサにより測定された日射量測定値が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載カメラ装置。
  4. 上記車両周囲の日射状態を示す指標には、上記車両に取り付けられた車室外または車室内の温度計により測定された温度測定値が含まれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載カメラ装置。
  5. 上記車両周囲の日射状態を示す指標には、上記車両に取り付けられた赤外線カメラにより撮像された車内温度分布画像が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車載カメラ装置。
  6. 上記車両周囲の日射状態を示す指標には、上記画像処理部により処理された画像の輝度値が含まれることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載カメラ装置。
  7. 上記車両周囲の日射状態を示す指標には、上記車両に取り付けられた天候情報受信機により受信された天候情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車載カメラ装置。
  8. 上記温度推定部は、上記車載カメラ装置の起動後には、上記画像処理部が起動中か休止中かに応じて、それぞれの経過時間を加味して、上記保護対象部品の温度の推定を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車載カメラ装置。
  9. 車両に搭載されたカメラで撮像された画像を処理して、物体認識を行う画像処理部の近傍の温度を測定するように設置された温度センサの温度測定値を、温度推定部が取得する第一のステップ、
    上記温度推定部が、上記車両周囲の日射状態を示す指標を取得する第二のステップ、
    上記温度推定部が、上記温度センサの温度測定値および上記指標に基づき、上記画像処理部の上記近傍から離れた位置に設置された保護対象部品の温度を推定する第三のステップを含み、
    上記第三のステップは、車載カメラ装置が起動時か起動後かに応じて演算し、上記車載カメラ装置の起動後には、電源供給を制御してからの経過時間を加味して、この経過時間に対応する上記温度を推定することを特徴とする車載カメラ部品温度推定方法。
  10. 電源制御部が、上記第三のステップにより推定された上記保護対象部品の温度に応じて、上記画像処理部の電源制御を行う第四のステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  11. 上記第二のステップで取得される上記指標には、上記車両に取り付けられた日射センサにより測定された日射量測定値が含まれることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  12. 上記第二のステップで取得される上記指標には、上記車両に取り付けられた車室外または車室内の温度計により測定された温度測定値が含まれることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  13. 上記第二のステップで取得される上記指標には、上記車両に取り付けられた赤外線カメラにより撮像された車内温度分布画像が含まれることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  14. 上記第二のステップで取得される上記指標には、上記画像処理部により処理された画像の輝度値が含まれることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  15. 上記第二のステップで取得される上記指標には、上記車両に取り付けられた天候情報受信機により受信された天候情報が含まれることを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
  16. 上記第三のステップは、上記車載カメラ装置の起動後には、上記画像処理部が起動中か休止中かに応じて、それぞれの経過時間を加味して、上記保護対象部品の温度の推定を行うことを特徴とする請求項9から請求項15のいずれか一項に記載の車載カメラ部品温度推定方法。
JP2020026848A 2020-02-20 2020-02-20 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法 Active JP6877604B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020026848A JP6877604B1 (ja) 2020-02-20 2020-02-20 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020026848A JP6877604B1 (ja) 2020-02-20 2020-02-20 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6877604B1 true JP6877604B1 (ja) 2021-05-26
JP2021130392A JP2021130392A (ja) 2021-09-09

Family

ID=75966383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020026848A Active JP6877604B1 (ja) 2020-02-20 2020-02-20 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6877604B1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2878922B2 (ja) * 1993-03-04 1999-04-05 シャープ株式会社 車載用カメラ装置
JP3462812B2 (ja) * 1999-09-22 2003-11-05 富士重工業株式会社 車載カメラの電源制御方法ならびに装置
JP2002320126A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Mitsubishi Electric Corp 車載撮像システム
JP4075559B2 (ja) * 2002-10-07 2008-04-16 トヨタ自動車株式会社 撮影システム
JP3891109B2 (ja) * 2002-12-09 2007-03-14 日産自動車株式会社 曇り除去装置
JP4242334B2 (ja) * 2004-11-30 2009-03-25 本田技研工業株式会社 車両周辺監視装置
JP5768758B2 (ja) * 2012-04-26 2015-08-26 株式会社デンソー 車載カメラ制御装置
JP6701542B2 (ja) * 2015-03-31 2020-05-27 株式会社リコー 検出装置、移動体機器制御システム及び検出用プログラム
WO2017154847A1 (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 富士フイルム株式会社 撮像装置
JP6939535B2 (ja) * 2017-12-27 2021-09-22 トヨタ自動車株式会社 車両用撮影装置及び加熱装置
JP2019205057A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 スタンレー電気株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021130392A (ja) 2021-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5949490B2 (ja) 車両用センサ搭載構造及びシステム連携方法
US9910343B2 (en) Moderation of a driver assist camera environment by cooling fan
US20170240138A1 (en) Imaging system
US11912243B2 (en) Window glass heating device
US10035498B2 (en) Vehicle camera cleaning system
EP3444593B1 (en) Vehicle-mounted optical device and vehicle-mounted optical system
CN110830689A (zh) 一种具有防起雾功能的摄像头、防雾控制方法及存储介质
CN102789115A (zh) 一种摄像机除雾系统
CN111516644B (zh) 除雾方法和除雾系统以及车辆、存储介质和电子设备
US20170182952A1 (en) Moderation of a driver assist camera environment by headliner air duct
US11509800B2 (en) On-board camera device
JP6877604B1 (ja) 車載カメラ装置および車載カメラ部品温度推定方法
JP2006151301A (ja) 車両周辺監視装置
JPH1049799A (ja) 運転制御装置
US20230039292A1 (en) Imaging device
JP2020077367A (ja) インテリジェント路側ユニットおよびその情報処理方法
JP7113980B2 (ja) 車載用カメラの電源制御装置及び電源制御方法
CN115802130A (zh) 一种摄像头及摄像头除雾方法
US10818181B1 (en) Vehicle and controlling method of the same
KR102043233B1 (ko) 적외선 감지 시스템
KR101976390B1 (ko) 차량용 사고 기록 장치 및 방법
JP2021100828A (ja) 車載装置、車載装置の管理方法、及び車載装置の管理プログラム
KR101888144B1 (ko) 시인성이 향상된 cctv
JP7164656B2 (ja) 曇り止めシステム
CN211239920U (zh) 一种具有防雾功能的摄像头

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210427

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6877604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250