JP6876087B2 - プロテクタ及びボイラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、伝熱管を保護するプロテクタ、及びプロテクタを備えたボイラ装置に関する。
石炭を燃料とするボイラ装置では、燃焼時に発生する灰が伝熱管に付着して、熱交換効率が低下すると言う課題がある。このような課題を解決するために、伝熱管に蒸気を噴射して灰を除去するスートブロワ装置を備えたボイラ装置が知られている。
但し、スートブロワ装置から噴射された蒸気によって、伝熱管がエロージョンを起こす可能性がある。そこで、特許文献1には、スートブロワ装置に対面する面にプロテクタを溶接することによって、エロージョンを回避する技術が開示されている。
特許第6353185号公報
しかしながら、火炉内の超高温の燃焼ガスに晒されるプロテクタが熱膨張すると、溶接部分が剥離したり、割れが発生する可能性がある。そのため、特許文献1に記載のプロテクタでは、長期間に亘って伝熱管を保護するのが難しいと言う課題がある。
また、プロテクタは、ボイラ装置の設置された現場で伝熱管に取り付けられるのが一般的である。そのため、取り付け方法として溶接を採用すると、高い技術と長い作業時間とが必要になると言う課題もある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、伝熱管に対して簡単に取付可能で、且つ長期間に亘って伝熱管を保護することが可能なプロテクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、ボイラ装置の伝熱管に外挿されるプロテクタであって、内径寸法が前記伝熱管の外形寸法より大きい筒形状の管体と、前記伝熱管の外面に係止される係止部を有し、前記管体の一端に着脱可能な筒形状の第1エンド部材と、前記管体の他端に着脱可能な筒形状の第2エンド部材とを備え、前記管体は、前記第1エンド部材及び前記第2エンド部材に対して周方向に相対回転することによって着脱されることを特徴とする。
本発明によれば、伝熱管に対して簡単に取付可能で、且つ長期間に亘って伝熱管を保護することができる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係るボイラ装置の全体構成図。 プロテクタを分解した状態の断面斜視図。 プロテクタを組み立てた状態の断面斜視図。 伝熱管にプロテクタを装着した状態の断面図。 第2実施形態に係るプロテクタを分解した状態の斜視図。 係合突起及び係合壁の係合が解除された状態を示す図。 係合突起及び係合壁が係合された状態を示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るボイラ装置1の全体構成図である。図1に示すように、ボイラ装置1は、燃料を燃焼させる火炉2と、火炉2内で発生した燃焼ガスの流路である燃焼ガス通路3と、スートブロワ装置4とを主に備える。火炉2及び燃焼ガス通路3は、ボイラ鉄骨の吊下げロッド及び吊下げビーム(図示省略)から吊り下げられている。なお、以下の説明においては、ボイラ装置1の火炉2側を缶前、燃焼ガス通路3の出口側を缶後という。
火炉2は、バーナ(図示省略)で燃料を燃焼させることによって、燃焼ガスを発生させる。火炉2で発生した燃焼ガスは、燃焼ガス通路3を通って缶前から缶後に移動し、ボイラ装置1の外部に排出される。火炉2で燃焼させる燃料は、少なくとも石炭を含む。但し、石炭に加えて、石油、ガス、バイオマス燃料などを含んでもよい。そして、石炭を含む燃料を燃焼させると、灰が発生する。
燃焼ガス通路3には、燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器として、一次過熱器6、二次過熱器7、三次過熱器8が設けられている。一次過熱器6、二次過熱器7、三次過熱器8は、蒸気を通過させる配管群(複数の伝熱管の集合体)である。一次過熱器6、二次過熱器7、三次過熱器8を蒸気が通過する過程で燃焼ガスとの間で熱交換が行われ、所定の温度まで過熱された過熱蒸気がタービンに供給される。
第1実施形態では、一次過熱器6が所謂「横置き型」であり、二次過熱器7及び三次過熱器8が所謂「吊下げ型」である。そして、二次過熱器7及び三次過熱器8は、燃焼ガスとの接触面積を増加させるために、上下方向に延設された複数の伝熱管を左右方向(図1の奥行方向)に配列した構成となっている。
ここで、燃焼ガスに含まれる灰が伝熱管の表面に付着すると、熱交換効率が低下する。そこで、第1実施形態に係るボイラ装置1では、スートブロワ装置4を用いて、伝熱管の表面に付着した灰を除去する。スートブロワ装置4は、伝熱管に向けて蒸気を噴射する装置であって、例えば、スートブロワチューブと、ノズルと、蒸気供給源とを備える。
スートブロワチューブは、伝熱管の延設方向と交差する方向(例えば、左右方向)に延びる蒸気の通路である。スートブロワチューブは、回転(自転)しながら延設方向に進退可能に構成されている。ノズルは、スートブロワチューブの先端に設けられて蒸気を噴射する。蒸気供給源は、スートブロワチューブを通じて所定圧力の蒸気をノズルに供給するものである。なお、スートブロワ装置4の具体的な構成は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
第1実施形態に係るボイラ装置1には、上記構成のスートブロワ装置4が所定の間隔で複数箇所に設けられている。そのため、スートブロワチューブの移動軌跡の近傍に位置する伝熱管は、ノズルから噴射された高圧の蒸気に晒されるので、エロージョンが発生する可能性がある。
そこで、第1実施形態では、図2〜図4で示されるプロテクタ10を伝熱管9に外挿することによって、伝熱管9を保護する。図2はプロテクタ10を分解した状態の断面斜視図、図3はプロテクタ10を組み立てた状態の断面斜視図、図4は伝熱管9にプロテクタ10を装着した状態の断面図である。プロテクタ10は、管体11と、第1エンド部材12と、第2エンド部材13とを主に備える。
管体11は、直線的に延びる筒形状(より詳細には、円筒形状)の部材であって、例えば、SUS309、SUS310STP等の配管用ステンレス鋼で形成される。図4に示すように、管体11の内径寸法φは、伝熱管9の外形寸法φより大きく設定されている。管体11の内径寸法φと伝熱管9の外形寸法φとの差は、例えば、0.5mm〜1.0mm程度である。そして、管体11の軸方向の両端には、雄ねじ14、15が形成されている。
第1エンド部材12は、管体11の一端に取り付けられる筒形状(より詳細には、円筒形状)の部材であって、例えば、鋳鉄で形成される。第1エンド部材12は、例えば、大径筒部16と、内径寸法が大径筒部16より小さい小径筒部17とを、軸方向に隣接させた形状である。
大径筒部16の内径寸法は、管体11の外形寸法と略同一である。そして、大径筒部16の内面には、雄ねじ14に螺合する雌ねじ18が形成されている。すなわち、管体11及び第1エンド部材12は、雄ねじ14及び雌ねじ18を螺合させることによって締結され、逆向きに回転させることによって分離する。
図4に示すように、小径筒部17の内径寸法φは、伝熱管9の外形寸法φより大きく設定され、管体11の内径寸法φと同等か僅かに小さく設定されるのが望ましい。また、小径筒部17の外面は、大径筒部16の外面から連続する厚肉部19と、厚肉部19より肉厚が薄い薄肉部20とを含む。すなわち、また、薄肉部20の外形寸法は、厚肉部19より小さくなっている。
また、第1エンド部材12の内面には、溝(係止部)21が形成されている。溝21は、伝熱管9の外面に突設されたストッパ9a、9bを受け入れるための凹部である。すなわち、溝21は、周方向におけるストッパ9a、9bの間隔(例えば、180°)に合わせて、ストッパ9a、9bと同じ数だけ形成される。
溝21は、第1エンド部材12の内面から径方向に凹み、且つ軸方向に延設されている。溝21の一端は、第1エンド部材12の大径筒部16側(すなわち、管体11に接続される側)の端部において開放されている。一方、溝21の他端は、小径筒部17の厚肉部19の位置において、当接壁22によって閉塞されている。そして、図3に示すように、管体11と第1エンド部材12とを結合させたとき、管体11の先端と当接壁22との間には、ストッパ9a、9bを収容可能な空間が形成される。
第2エンド部材13は、管体11の他端に取り付けられる筒形状(より詳細には、円筒形状)の部材であって、例えば、鋳鉄で形成される。第2エンド部材13は、大径筒部23と、内径寸法が大径筒部23より小さい小径筒部24とを、軸方向に隣接させた形状である。
大径筒部23の内径寸法は、管体11の外形寸法と略同一である。そして、大径筒部23の内面には、雄ねじ15に螺合する雌ねじ25が形成されている。すなわち、管体11及び第2エンド部材13は、雄ねじ15及び雌ねじ25を螺合させることによって締結され、逆向きに回転させることによって分離する。一方、図4に示すように、小径筒部24の内径寸法φは、伝熱管9の外形寸法φより大きく設定され、管体11の内径寸法φと同等か僅かに小さく設定されるのが望ましい。
次に、伝熱管9にプロテクタ10を装着する手順を説明する。まず、二次過熱器7及び三次過熱器8が納品される際に、伝熱管9の所定位置(すなわち、エロージョン発生の可能性が高い位置)には、予めストッパ9a、9bが取り付けられている。ストッパ9a、9bは、例えば、溶接によって伝熱管9に取り付けられる。なお、ストッパ9a、9bは、伝熱管9と同じ素材(例えば、SUS、合金鋼)で形成されるのが望ましい。
また、伝熱管9のプロテクタ10を装着する部分(以下、単に「伝熱管9」と表記する。)は、二次過熱器7及び三次過熱器8から取り外すことができる。一例として、伝熱管9は、二次過熱器7及び三次過熱器8から切断されて、プロテクタ10を装着した後に溶接で再結合されてもよい。他の例として、伝熱管9は、二次過熱器7及び三次過熱器8に対して、着脱可能に構成されていてもよい。
まず、伝熱管9の上側(二次過熱器7及び三次過熱器8に取り付けられたときの上側)から、大径筒部16を下にして第1エンド部材12を挿入する。このとき、ストッパ9a、9bは、大径筒部16側の開放された端部から溝21に進入し、当接壁22に当接する。これにより、第1エンド部材12は、当接壁22に当接したストッパ9a、9bによって伝熱管9に係止される。
次に、伝熱管9の下側から管体11を挿入する。そして、雄ねじ14及び雌ねじ18を螺合させることによって、管体11と第1エンド部材12とを結合する。次に、伝熱管9の下側から、大径筒部23を上にして第2エンド部材13を挿入する。そして、雄ねじ15及び雌ねじ25を螺合させることによって、管体11と第2エンド部材13とを結合する。
第1実施形態によれば、第1エンド部材12、管体11、及び第2エンド部材13を伝熱管9に順番に挿入して、ねじを螺合させるだけで、伝熱管9にプロテクタ10を取り付けることができる。すなわち、特殊な工具や高い技術を必要とせず、短時間で簡単に取り付けることができる。
また、第1実施形態によれば、伝熱管9の外面と管体11の内面との間に隙間(空気層)が設けられる。その結果、高温の燃焼ガスに晒される管体11が熱膨張しても、その応力が伝熱管9に伝達されない。その結果、伝熱管9とプロテクタ10との接合部分に剥離や割れが発生することなく、長期間に亘って伝熱管9を保護することができる。
なお、第1実施形態では、ストッパ9a、9bを伝熱管9に溶接する例を説明した。しかしながら、ストッパ9a、9bは、伝熱管9と同じ素材(すなわち、熱膨張率が同じ)であり、且つ第1エンド部材12によって覆われているので、従来のように溶接部分の剥離や割れが発生する可能性は低い。
また、第1実施形態によれば、第1エンド部材12の管体11から遠い側を小径筒部17としたので、伝熱管9とプロテクタ10との間に、第1エンド部材12の上方から灰が侵入することを抑制できる。また、第2エンド部材13の管体11から遠い側を小径筒部24としたので、伝熱管9とプロテクタ10との間に、第2エンド部材13の下方から灰が侵入することを抑制できる。その結果、二次過熱器7及び三次過熱器8の熱交換効率の低下を抑制することができる。
なお、第1実施形態では、第1エンド部材12に形成した溝21にストッパ9a、9bを挿入することによって、プロテクタ10を伝熱管9に吊り下げる例を説明した。しかしながら、プロテクタ10を伝熱管9に係止する具体的な方法は、前述の例に限定されない。他の例として、第1エンド部材12の先端(小径筒部17側の端部)をストッパ9a、9bに上面に当接させることによって、プロテクタ10を伝熱管9に係止してもよい。
この場合、第1実施形態の場合と上下の向きを逆転させた状態で、第1エンド部材12、管体11、第2エンド部材13の順に、伝熱管9の上側から挿入すればよい。これにより、第1エンド部材12の下端がストッパ9a、9bに載置された状態で、伝熱管9に対してプロテクタ10が位置決めされる。この場合、第1エンド部材12の小径筒部17の先端面が係止部として機能する。また、この場合は、溝21を省略することができる。
また、第1実施形態では、第1エンド部材12及び第2エンド部材13に管体11を内挿する例を説明した。これにより、プロテクタ10を全体として小径化することができるので、伝熱管9が密集した場所にも取り付けることが可能となる。
但し、管体11、第1エンド部材12、及び第2エンド部材13の位置関係は、前述の例に限定されない。他の例として、第1エンド部材12に管体11が外挿されてもよい。より詳細には、管体11の一端の内面に形成された雌ねじと、第1エンド部材12の外面に形成された雄ねじとを螺合してもよい。管体11及び第2エンド部材13の関係についても同様である。
[第2実施形態]
管体11、第1エンド部材12、及び第2エンド部材13を結合するための構成は、ねじの螺合に限定されず、周方向に相対回転させることによって着脱可能な構成であれば、どのような構成であってもよい。以下、図5〜図7を参照して、第2実施形態に係るプロテクタ10Aを説明する。図5はプロテクタ10Aを分解した状態の斜視図、図6は係合突起31及び係合壁33の係合が解除された状態を示す図、図7は係合突起31及び係合壁33が係合された状態を示す図である。
なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。図1に示すボイラ装置1の構成は、第1実施形態と第2実施形態とで共通する。また、第2実施形態に係るプロテクタ10Aは、雄ねじ14、15及び雌ねじ18、25に代えて、係合突起31、32及び係合壁33、34を設けた点で第1実施形態と相違し、その他の点で第1実施形態と共通する。
複数の係合突起31は、管体11の一端の外面において、径方向の外向きに突出している。複数の係合突起32は、管体11の他端の外面において、径方向の外向きに突出している。第2実施形態に係る係合突起31、32は、周方向に間隔(180°)を隔てて2箇所に設けられているが、係合突起31、32の数はこれに限定されない。
複数の係合壁33は、第1エンド部材12の大径筒部16の内面において、径方向の内向きに突出している。また、複数の係合壁33は、周方向に離間した位置に設けられている。より詳細には、隣接する係合壁33の間の隙間は、複数の係合突起31と同じピッチ(すなわち、180°)で設けられている。また、隙間の周方向の長さは、係合突起31の周方向の長さより長く設定される。
図6に示すように、隣接する係合壁33の間の隙間と、係合突起31との位相を合わせた状態で、第1エンド部材12に対して管体11を挿抜すると、係合突起31は隣接する係合壁33の間の隙間を通過する。すなわち、係合突起31の突出高さは、隣接する係合壁33の間の隙間に対面する位置において、大径筒部16に挿抜可能な高さに設定される。換言すれば、複数の係合突起31の先端を結ぶ仮想円の直径φは、隣接する係合壁33の間の隙間の位置における大径筒部16の内径寸法φより小さい。
一方、図7に示すように、隣接する係合壁33の間の隙間を係合突起31が通過した状態で、管体11及び第1エンド部材12を周方向に相対回転(図6及び図7の例では、90°)させると、係合突起31が係合壁33に係止されて、第1エンド部材12から管体11を抜去することができなくなる。すなわち、係合突起31の突出高さは、係合壁33に対面する位置において、大径筒部16に挿抜不能な高さに設定される。換言すれば、複数の係合突起31の先端を結ぶ仮想円の直径φは、複数の係合壁33の先端を結ぶ仮想円の直径φより大きい。
複数の係合壁34は、第2エンド部材13の大径筒部23の内面において、径方向の内向きに突出している。係合壁34は、管体11の他端に設けられた係合突起32と係合して、管体11と第2エンド部材13とを結合させる。なお、係合壁34の位置、数、係合突起32との関係は、前述した係合突起31及び係合壁33の説明と共通するので、再度の説明を省略する。
第2実施形態によれば、係合突起31、32と係合壁33、34との周方向の位相を変化させるだけで、管体11、第1エンド部材12、及び第2エンド部材13を相互に着脱することができる。その結果、ねじを螺合させる場合と比較して、伝熱管9に対するプロテクタ10の取付作業がさらに簡単になる。
1 ボイラ装置
2 火炉
3 燃焼ガス通路
4 スートブロワ装置
6 一次過熱器
7 二次過熱器
8 三次過熱器
9 伝熱管
9a,9b ストッパ
10 プロテクタ
11 管体
12 第1エンド部材
13 第2エンド部材
14,15 雄ねじ
16,23 大径筒部
17,24 小径筒部
18,25 雌ねじ
19 厚肉部
20 薄肉部
21 溝
22 当接壁
31,32 係合突起
33,34 係合壁

Claims (7)

  1. ボイラ装置の伝熱管に外挿されるプロテクタであって、
    内径寸法が前記伝熱管の外形寸法より大きい筒形状の管体と、
    前記伝熱管の外面に係止される係止部を有し、前記管体の一端に着脱可能な筒形状の第1エンド部材と、
    前記管体の他端に着脱可能な筒形状の第2エンド部材とを備え、
    前記管体は、前記第1エンド部材及び前記第2エンド部材に対して周方向に相対回転することによって着脱されることを特徴とするプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタにおいて、
    前記係止部は、前記第1エンド部材の内面を軸方向に延びて、前記伝熱管の外面に突設されたストッパを受け入れる溝であり、
    前記溝の軸方向の一端は、前記第1エンド部材の前記管体に接続される側の端部において開放され、
    前記溝の軸方向の他端は、前記ストッパに当接する当接壁によって閉塞されていることを特徴とするプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタにおいて、
    前記第1エンド部材は、
    前記管体の一端に着脱される大径筒部と、
    前記大径筒部と軸方向に隣接して配置され、前記大径筒部より内径寸法が小さい小径筒部とを備え、
    前記溝部は、前記大径筒部側の端部が開放されていることを特徴とするプロテクタ。
  4. 請求項3に記載のプロテクタにおいて、
    前記管体は、軸方向の一端が前記大径筒部に内挿された状態で、周方向に相対回転することによって、前記第1エンド部材に装着されることを特徴とするプロテクタ。
  5. 請求項4に記載のプロテクタにおいて、
    前記大径筒部の内面には、雌ねじが形成され、
    前記管体の一端の外面には、前記雌ねじに螺合する雄ねじが形成されていることを特徴とするプロテクタ。
  6. 請求項4に記載のプロテクタにおいて、
    前記大径筒部の内面には、周方向に離間した位置において、各々が径方向の内向きに突出する複数の係合壁が形成され、
    前記管体の一端の外面には、隣接する前記係合壁の間に形成される複数の隙間のピッチで、各々が径方向の外向きに突出する複数の係合突起が形成され、
    前記複数の係合突起は、前記複数の隙間に対面する位置で前記大径筒部に挿抜可能で、且つ前記複数の係合壁に対面する位置で前記大径筒部に挿抜不能な突出高さであることを特徴とするプロテクタ。
  7. 石炭を含む燃料を燃焼させる火炉と、
    前記火炉内で発生した燃焼ガスの流路上に吊り下げられた伝熱管と、
    前記伝熱管に向けて蒸気を噴射するスートブロワ装置と、
    前記伝熱管に外装された請求項1から6のいずれか1項に記載のプロテクタとを備えることを特徴とするボイラ装置。
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