JP6875816B2 - パネル引込治具 - Google Patents

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Description

本発明は、建築用パネルを引き込む際に用いるパネル引込治具に関する。
住宅の外壁パネル(建築用パネルの一例)を建築物本体に組み付けるためには、まず吊り上げられた外壁パネルを建築物本体に向かって引き込む必要がある。そして、引き込んだ外壁パネルの下端を建築物本体に対してボルト締結した後、更に外壁パネルの上端を建築物本体に対してボルト締結することで組み付け作業を行う。
上記のような外壁パネルを建築物側に引き込む作業は、外壁パネルよりも建物側にいる作業者と、外壁パネルよりも外側にいる作業者の2名によって通常行われている。
しかしながら、作業者が2名必要であって作業効率が悪い、また狭小地の場合には足場を設置することができず作業者が屋外側に立てない等の問題点から、特許文献1、2のような建築用パネル引込具が提案されている。
特許文献1に記載のパネル引き寄せ具は、建築用パネルに引っ掛けるための短腕ピックと、作業者の持ち手部分となる長腕ピックとを備えており、長腕ピックが短腕ピックに対してリンク及びユニバーサルジョイントを介して2軸回転可能となるように取り付けられている。
上記のパネル引き寄せ具を用いることで、作業者1名によって建築用パネルを建築物本体に向かって引き寄せることを可能としている。
また特許文献2に記載のパネル位置調整用治具は、外壁パネル内面の開口部に引っ掛けるためのパネル位置調整治具と、パネル位置調整治具を引き寄せるための引き寄せ装置と、を備えている。
上記のパネル位置調整用治具を用いることによっても、作業者1名で建築用パネルを建築物本体に向かって引き寄せることを可能としている。
ただし、特許文献1、2のようなパネル引込具では、外壁パネル等の建築用パネルを保持して引き込むために、パネル引込具の先端を当該パネルの裏面に引っ掛ける必要があった。
そのため、建築用パネルの裏面に引っ掛ける部分が存在しないと建築用パネルを安定して引き込むことができず、また建築用パネルを傷つけてしまう虞があった。
そこで、特許文献3に記載のように、パネルの保持に磁石を用いることで、建築パネルの損傷を抑制することも考えられる。
実開平3−52079号公報 特開平9−195514号公報 特開2001−40878号公報
しかしながら、上記の従来技術のように、引き込み時に外壁パネルを一点で保持していると、パネルの引き込み作業中に外壁パネルの保持が外れる可能性があった。
これに対し、パネル引込治具に複数の磁石を設けて、パネル引込治具の吸着力を高めて外壁パネルの保持を安定させることも考えられるが、パネル引込具の吸着力が強くなると、作業終了後にパネル引込具を外壁パネルから引き剥がすことが困難となり、作業性が悪化してしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、建築用パネルの引き込み時の安定的な保持と、作業後の建築用パネルからの容易な取り外しを両立させたパネル引込治具を提供することにある。
前記課題は、本発明に係るパネル引込治具によれば、建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、前記第1の治具は、前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、前記第2の治具は、前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、前記第1の貫通孔は、前記第1の把持部において、前記第1の取付部に近い側に設けられた第1の内側貫通孔と、前記第1の取付部に遠い側に設けられた第1の外側貫通孔とを含み、前記第2の貫通孔は、前記第2の把持部において、前記第2の取付部に近い側に設けられた第2の内側貫通孔と、前記第2の取付部に遠い側に設けられた第2の外側貫通孔とを含み、前記第1の把持部と前記第2の把持部が重ね合わされた状態で、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔が対向する位置にあるとともに、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔が対向する位置にあり、前記線状部材は、第1の線状部材と、第2の線状部材とを含み、前記第1の線状部材は、前記第1の内側貫通孔と、前記第2の外側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれており、前記第2の線状部材は、前記第1の外側貫通孔と、前記第2の内側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれていることにより解決される。
また、前記課題は、本発明に係るパネル引込治具によれば、建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、前記第1の治具は、前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、前記第2の治具は、前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、前記第1の取付部は、前記第1の吸着部と前記第1のハンドルを回動可能に接続する第1の軸部を有し、前記第2の取付部は、前記第2の吸着部と前記第2のハンドルを回動可能に接続する第2の軸部を有することにより解決される。
また、前記課題は、本発明に係るパネル引込治具によれば、建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、前記第1の治具は、前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、前記第2の治具は、前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、前記建築用パネルに前記第1の吸着部と前記第2の吸着部が共に吸着した状態において、前記第1の把持部の下面と、前記第2の把持部の上面が当接することにより解決される。
このとき、前記線状部材は、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれているとよい。
このとき、前記第1の吸着部と前記第2の吸着部は共に永久磁石であるとよい。
本発明に係るパネル引込治具によれば、建築用パネルの引き込み時の安定的な保持と、作業後の建築用パネルからの容易な取り外しを両立できる。
本実施形態に係るパネル引込治具を構成する第1治具と第2治具の平面図である。 第1治具と第2治具の正面図である。 第1治具と第2治具の底面図である。 第1治具と第2治具を連結する紐の通し方を説明する図である。 第1治具と第2治具の一方の貫通孔を紐により連結した状態を示す図である。 第1治具と第2治具の両方の貫通孔を紐により連結した状態を示す図である。 第1治具と第2治具を連結する紐の交差状態を説明する図である。 建築用パネルにパネル引込治具を取り付けた状態を示す図である。 建築用パネルからパネル引込治具を取り外す工程を説明する図である。 建築用パネルからパネル引込治具を取り外す工程を説明する図である。 建築用パネルからパネル引込治具を取り外す工程を説明する図である。 建築用パネルからパネル引込治具を取り外す工程を説明する図である。
以下、図1乃至図12に基づき、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るパネル引込治具1について説明する。
ここでパネル引込治具1とは、建築現場においてクレーンで吊り上げられた外壁パネル等の建築用パネルを、建築物本体に組み付けるために、建築用パネルを建築物本体に向かって引き込む際に用いられる治具である。
換言すれば、パネル引込治具1は、建築用パネルの裏面に対して着脱可能に取り付けられるものであって、屋内側にいる作業者が建築用パネルを建築物本体に向かって引き込む作業を補助するための治具である。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
まず、図1乃至図7を参照しながら、パネル引込治具1の構成について説明する。その後、図8乃至図12を参照しながら、パネル引込治具1の使用方法について説明する。
ここで、各図の概要は以下の通りである。
図1、図2、図3はそれぞれ、本実施形態に係るパネル引込治具1を構成する第1治具10と第2治具20の平面図、正面図、底面図である。
図4は、第1治具10と第2治具20を連結する紐31の通し方を説明する図である。
図5は、第1治具10と第2治具20の一方の貫通孔を紐31により連結した状態を示す図である。
図6は、第1治具10と第2治具20の両方の貫通孔を紐31、紐32により連結した状態を示す図である。
図7は、第1治具10と第2治具20を連結する紐31、紐32の交差状態を説明する図である。
図8は、建築用パネルPにパネル引込治具1を取り付けた状態を示す図である。すなわち、建築用パネルPの引き込み作業時におけるパネル引込治具1の取り付け態様を示す図である。
図9〜図12は、建築用パネルPからパネル引込治具1を取り外す工程を順番に説明する図である。
[パネル引込治具1の構成]
図6に示されるように、本実施形態に係るパネル引込治具1は、第1治具10と、第2治具20と、第1治具10と第2治具20を連結する紐31及び紐32を備える。
[第1治具10の構成]
まず、図1〜図3に基づいて第1治具10の構成について説明する。
図1〜図3に示されるように、第1治具10は、磁石11と、磁石11が取り付けられるハンドル15とから構成される。
ハンドル15は、磁石11が取り付けられる部分である取付部12、作業者が把持可能な把持部13、取付部12と把持部13を接続する接続部14を有する薄板状の部材である。ハンドル15は、金属製、樹脂製、木製等としてよい。
磁石11は、円盤型の永久磁石であるが、形状は特に限定されるものではない。図3に示されるように、磁石11の吸着面(すなわち建築用パネルPに当接する面)の中心部には凹部が形成される。そして、磁石11の凹部に、ハンドル15の取付部12と、磁石11とを貫く軸部12Aが通されて、軸部12Aの端部が締結具12Bにより締結される。こうすることで、磁石11に対して、ハンドル15が軸部12A周りに回動可能に取り付けられる。
図2に示されるように、取付部12及び把持部13は、軸部12Aと直交するように延出している。換言すれば、取付部12と把持部13は、軸部12Aの軸方向を法線とする面となっている。
以下において、取付部12の延出方向を水平方向、軸部12Aに沿った方向を垂直方向とする。また、磁石11に対して取付部12がある側を上方とする。
図2に示されるように、ハンドル15は、取付部12に対して把持部13が上方に位置する段差構造をなしており、取付部12と把持部13を接続する接続部14は傾斜している。
把持部13には、磁石11に近い側の端部と、磁石11に遠い側の端部にそれぞれ内側貫通孔13A、外側貫通孔13Bが形成される。なお、内側貫通孔13A及び外側貫通孔13Bの径は、紐31、紐32の径(太さ)よりも大きくすることが好適である。
[第2治具20の構成]
次に、第2治具20について説明する。図1〜図3に示されるように、第2治具20は、磁石21と、磁石21が取り付けられるハンドル25とから構成される。
ハンドル25は、磁石21が取り付けられる部分である取付部22、作業者が把持可能な把持部23、取付部22と把持部23を接続する接続部24を有する薄板状の部材である。ハンドル25は、金属製、樹脂製、木製等としてよい。
磁石21は、円盤型の永久磁石であるが、形状は特に限定されるものではない。図3に示されるように、磁石21の吸着面(すなわち建築用パネルPに当接する面)の中心部には凹部が形成される。そして、磁石21の凹部に、ハンドル25の取付部22と、磁石21とを貫く軸部22Aが通されて、軸部22Aの端部が締結具22Bにより締結される。こうすることで、磁石21に対してハンドル25が軸部12A周りに回動可能に取り付けられる。
図2に示されるように、取付部22及び把持部23は、軸部22Aと直交するように延出している。換言すれば、取付部22と把持部23は、軸部22Aの軸方向を法線とする面となっている。
図2に示されるように、ハンドル25は、取付部22に対して把持部23が上方に位置する段差構造をなしており、取付部22と把持部23を接続する接続部24は傾斜している。
ここで、第1治具10における磁石11から把持部13までの高さ(上下の距離)と、第2治具20における磁石21から把持部23までの高さ(上下の距離)とは略同一である。
例えば、第1治具10における磁石11から把持部13までの高さと、第2治具20における磁石21から把持部23までの高さに、把持部13又は把持部23の厚み程度の差を設けても構わない。
これにより、磁石11と磁石21が建築用パネルPに吸着した状態で、把持部13と把持部23が干渉せずに上下に重なるような配置が可能となる。すなわち、磁石11と磁石21が建築用パネルPに吸着した状態において、把持部13の下面(又は上面)と、把持部23の上面(又は下面)が当接するようになる。
図1及び図3に示されるように、把持部23には、磁石21に近い側の端部と、磁石21に遠い側の端部にそれぞれ内側貫通孔23A、外側貫通孔23Bが形成される。なお、内側貫通孔23A及び外側貫通孔23Bの径は、紐31、紐32の径(太さ)よりも大きくすることが好適である。
なお、把持部13と把持部23とを上下に重ねて対向配置した際に、内側貫通孔13Aと外側貫通孔23Bが上下に対向し、更に外側貫通孔13Bと内側貫通孔23Aが上下に対向する。すなわち、内側貫通孔13Aと外側貫通孔13Bとの距離と、内側貫通孔23Aと外側貫通孔23Bとの距離は略同一となっている。
[第1治具10と第2治具20の連結構造]
次に、図4乃至図7に基づいて、第1治具10と第2治具20との連結構造について説明する。図4乃至図7に示されるように、第1治具10と第2治具20とは紐31及び紐32を用いて分離可能に連結される。
ここで、分離可能に連結されるとは、第1治具10と第2治具20の位置関係が固定されておらず、第1治具10と第2治具20が、紐31と紐32による束縛の範囲内で、互いの位置関係を変更可能なことをいう。なお、第1治具10と第2治具20が分離した状態とは、第1治具10と第2治具20が離間した状態、すなわち第1治具10と第2治具20とが非接触の状態をいう。
ここで、第1治具10と第2治具20を連結する紐31の通し方について、図4に基づいて説明する。
図4に示されるように、第1治具10の把持部13と、第2治具20の把持部23が上下に重なる位置に配置した状態で、紐31の端部を把持部13の内側貫通孔13A、把持部23の外側貫通孔23Bに順に通した後に、内側貫通孔13Aと外側貫通孔23Bに通された紐31と交差させる。以下では、紐31の交差部分を交差部31Aと称する。
そして、図5に示されるように、紐31の両端を結び、結び目31Bを作る。
同様に、第1治具10の把持部13と、第2治具20の把持部23が上下に重なる位置に配置した状態で、紐32の端部を把持部13の外側貫通孔13B、把持部23の内側貫通孔23Aに順に通した後に、外側貫通孔13Bと内側貫通孔23Aに通された紐31と交差させる。以下では、紐32の交差部分を交差部32Aと称する。
そして、上記の状態で紐32の両端を結び、結び目32Bを作る。
こうして、第1治具10と第2治具20とを紐31と紐32により連結した状態を図6及び図7に示す。
図7に示されるように、紐31は、内側貫通孔13Aと、外側貫通孔23Bとに共に挿通され、内側貫通孔13Aと、外側貫通孔23Bとの間において交差部31Aを形成した状態で、端部に結び目31Bが形成されている。
同様に、紐32は、外側貫通孔13Bと、内側貫通孔23Aとに共に挿通され、外側貫通孔13Bと、内側貫通孔23Aとの間において交差部32Aを形成した状態で、端部に結び目32Bが形成されている。
[パネル引込治具1の使用方法の説明]
次に、図8乃至図12に基づいて、パネル引込治具1の使用方法について説明する。
図8には、パネル引込治具1を建築用パネルPに取り付けた状態を示した。図8に示されるように、第1治具10の把持部13と、第2治具20の把持部23が重ね合わされた状態で、磁石11と磁石21が建築用パネルPに吸着し、第1治具10と第2治具20が建築用パネルPに対して固定されている。
ここで、作業者は、把持部13と把持部23の重ね合わされた箇所を把持して手前側に引っ張ることで、建築用パネルPの引き込みを行うことができる。
次に、図9乃至図12を参照しながら、建築用パネルPの引き込み後に、建築用パネルPからパネル引込治具1を取り外す作業について説明する。
図9に示されるように、作業者は、パネル引込治具1から出ている紐31、紐32を左手、右手でそれぞれ掴む。
次に、図10に示されるように、作業者は、左手で掴んでいる紐31を手前側に引っ張る。これにより、ハンドル25の後端部(外側貫通孔23Bの近傍)と、ハンドル15の中央部分(内側貫通孔13Aの近傍)が持ち上げられる。ここで、紐31の交差部31Aを設けたことにより、紐31を手前側に引っ張った際に、ハンドル25の後端部と、ハンドル15の中央部分が絞られるため、第1治具10と第2治具20の位置ずれが規制されるとともに、第1治具10を持ち上げる力が働くようになる。
これにより、磁石11が徐々に持ち上げられて、磁石11の建築用パネルPに密着する面積が減じられ、磁石11の建築用パネルPへの吸着力が弱まる。
次に、図11に示されるように、作業者は、右手で掴んでいる紐32を手前側に引っ張る。これにより、ハンドル15の後端部(外側貫通孔13Bの近傍)と、ハンドル25の中央部分(内側貫通孔23Aの近傍)が持ち上げられる。ここで、紐32の交差部32Aを設けたことにより、紐32を手前側に引っ張った際に、ハンドル25の中央部分と、ハンドル15の後端部が絞られるため、第1治具10と第2治具20の位置ずれが規制されるとともに、第2治具20を持ち上げる力が働くようになる。
これにより、磁石21が徐々に持ち上げられて、磁石21の建築用パネルPに密着する面積が減じられ、磁石21の建築用パネルPへの吸着力が弱まる。
最後に、図12に示されるように、左手で掴んでいる紐31と右手で掴んでいる紐32の両方を手前側に引っ張ることで、パネル引込治具1を建築用パネルPから取り外すことができる。
このように、パネル引込治具1では、第1治具10の磁石11と、第2治具20の磁石21の二点で建築用パネルPに吸着しているため、パネル引込治具1が建築用パネルPに強く固定されており、建築用パネルPの引き込み時の安定性を向上させることができる。
そして、パネル引込治具1を建築用パネルPから取り外す際には、紐31と紐32を順に引っ張ることで、第1治具10の磁石11と第2治具20の磁石21の吸着を順に弱めることができるため、建築用パネルPからの取り外しを容易とすることができる。
なお、上記の実施形態においては、図7に示すように、紐31に交差部31Aを、紐32に交差部32Aを設けて第1治具10と第2治具20を連結したことにより、第1治具10と第2治具20を建築用パネルPから外す際に、第1治具10と第2治具20のずれを規制し、建築用パネルPからの取り外しを容易とすることができる。
一方で、紐31と紐32にそれぞれ交差部31Aと交差部32Aを設けずに(紐31と紐32をそれぞれ交差させずに)、第1治具10と第2治具20とを連結した場合には、第1治具10と第2治具20の位置ずれが大きくなり、建築用パネルPからの取り外しが困難となる。特に、第1治具10のハンドル15が軸部12A周りに回動可能であり、第2治具20のハンドル25が軸部22A周りに回動可能となっている場合においては、第1治具10のハンドル15と第2治具20のハンドル25の位置ずれが顕著となる。
すなわち、交差部31Aと交差部32Aを設けていない状態の紐31又は紐32を上方向又は下方向に引っ張った場合には、第1治具10のハンドル15と第2治具20のハンドル25が上又は下にずれてしまい、力が分散するため、第1治具10と第2治具20を建築用パネルPから外すのが困難となる。
そのため、上記の場合においては、建築用パネルPに対して垂直に紐31と紐32を引っ張る必要が生じる。この場合には建築用パネルPから第1治具10と第2治具20を同時に取り外すために極めて大きな力を要する上に、第1治具10と第2治具20が同時に外れた際に勢いで作業者が後方に倒れる危険性もある。
[その他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、パネル引込治具1では、建築用パネルPに吸着する部分を永久磁石により構成したが、真空吸着が可能な吸着パッドを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、第1治具10と第2治具20を連結する線状部材に、紐を用いたが、ゴムチューブ、ワイヤー等を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、第1治具10と第2治具20とを二本の紐で連結したが、一本の紐で連結するようにしてもよい。
[付記]
本発明の代表的な態様は以下の通りである。
本発明に係るパネル引込治具は、建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、前記第1の治具は、前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、前記第2の治具は、前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結することを特徴とする。
上記のパネル引込治具によれば、建築用パネルを複数箇所で吸着しながら引き込むことができるため、引き込み作業を安定させることができる。また、パネル引込治具は、二つに分離可能となっており、治具を1つずつ外すことができるため、建築用パネルからパネル引込治具の取り外し作業を容易とすることができる。
すなわち、上記のパネル引込治具によれば、建築用パネルの引き込み時の安定的な保持と、作業後の建築用パネルからの容易な取り外しを両立させることができる。
上記のパネル引込治具において、前記線状部材は、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれていることとしてよい。
こうすることで、建築用パネルからのパネル引込治具の取り外しのために線状部材を引っ張る際に、第1の治具と第2の治具との位置ずれが規制されるとともに、手前側の治具を持ち上げる力が働く。これにより、建築用パネルからのパネル引込治具の取り外しが容易となる。
上記のパネル引込治具において、前記第1の貫通孔は、前記第1の把持部において、前記第1の取付部に近い側に設けられた第1の内側貫通孔と、前記第1の取付部に遠い側に設けられた第1の外側貫通孔とを含み、前記第2の貫通孔は、前記第2の把持部において、前記第2の取付部に近い側に設けられた第2の内側貫通孔と、前記第2の取付部に遠い側に設けられた第2の外側貫通孔とを含み、前記第1の把持部と前記第2の把持部が重ね合わされた状態で、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔が対向する位置にあるとともに、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔が対向する位置にあり、前記線状部材は、第1の線状部材と、第2の線状部材とを含み、前記第1の線状部材は、前記第1の内側貫通孔と、前記第2の外側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれており、前記第2の線状部材は、前記第1の外側貫通孔と、前記第2の内側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれていることとしてよい。
こうすることで、第1の線状部材を引っ張ることで第1の治具の建築用パネルへの吸着を弱めることができ、更に第2の線状部材を引っ張ることで第2の治具の建築用パネルへの吸着を弱めることができる。
このように、第1の治具と第2の治具の建築用パネルへの吸着を順に弱めた上で、両者を取り外すことができるため、両者を同時に取り外す場合に比べて、必要な力を軽減できる。これにより、パネル引込治具を建築用パネルから取り外すことが容易となる。
上記のパネル引込治具において、前記第1の取付部は、前記第1の吸着部と前記第1のハンドルを回動可能に接続する第1の軸部を有し、前記第2の取付部は、前記第2の吸着部と前記第2のハンドルを回動可能に接続する第2の軸部を有することとしてよい。
こうすることで、第1の治具と第2の治具のそれぞれを建築用パネルに吸着させた後に、それぞれのハンドルの位置、角度を調整可能となる。これにより、建築用パネルの引き込みの作業性を向上させることができる。
上記のパネル引込治具において、前記第1の吸着部と前記第2の吸着部は共に永久磁石であることとしてよい。
こうすることで、建築用パネルにパネル引込治具を簡単に吸着させることができる。また、引き込み作業による建築用パネルの損傷を回避できる。
上記のパネル引込治具において、前記建築用パネルに前記第1の吸着部と前記第2の吸着部が共に吸着した状態において、前記第1の把持部の下面と、前記第2の把持部の上面が当接することとしてよい。
こうすることで、第1の治具と第2の治具がそれぞれ建築用パネルに吸着した状態において、第1の治具の第1の把持部と、第2の治具の第2の把持部とを同時に掴みやすくなり、引き込み作業の作業性を向上できる。
P 建築用パネル
1 パネル引込治具
10 第1治具
11 磁石(第1の吸着部)
12 取付部(第1の取付部)
12A 軸部(第1の軸部)
12B 締結具
13 把持部(第1の把持部)
13A 内側貫通孔(第1の内側貫通孔)
13B 外側貫通孔(第1の外側貫通孔)
14 接続部
15 ハンドル(第1のハンドル)
20 第2治具
21 磁石(第2の吸着部)
22 取付部(第2の取付部)
22A 軸部(第2の軸部)
22B 締結具
23 把持部(第2の把持部)
23A 内側貫通孔(第2の内側貫通孔)
23B 外側貫通孔(第2の外側貫通孔)
24 接続部
25 ハンドル(第2のハンドル)
31 紐(第1の線状部材)
31A 交差部
31B 結び目
32 紐(第2の線状部材)
32A 交差部
32B 結び目

Claims (5)

  1. 建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、
    第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、
    前記第1の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、
    前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、
    前記第2の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、
    前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、
    前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、
    前記第1の貫通孔は、前記第1の把持部において、前記第1の取付部に近い側に設けられた第1の内側貫通孔と、前記第1の取付部に遠い側に設けられた第1の外側貫通孔とを含み、
    前記第2の貫通孔は、前記第2の把持部において、前記第2の取付部に近い側に設けられた第2の内側貫通孔と、前記第2の取付部に遠い側に設けられた第2の外側貫通孔とを含み、
    前記第1の把持部と前記第2の把持部が重ね合わされた状態で、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔が対向する位置にあるとともに、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔が対向する位置にあり、
    前記線状部材は、第1の線状部材と、第2の線状部材とを含み、
    前記第1の線状部材は、前記第1の内側貫通孔と、前記第2の外側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の内側貫通孔と前記第2の外側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれており、
    前記第2の線状部材は、前記第1の外側貫通孔と、前記第2の内側貫通孔とに共に挿通され、前記第1の外側貫通孔と前記第2の内側貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれていることを特徴とするパネル引込治具。
  2. 建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、
    第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、
    前記第1の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、
    前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、
    前記第2の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、
    前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、
    前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、
    前記第1の取付部は、前記第1の吸着部と前記第1のハンドルを回動可能に接続する第1の軸部を有し、
    前記第2の取付部は、前記第2の吸着部と前記第2のハンドルを回動可能に接続する第2の軸部を有することを特徴とするパネル引込治具。
  3. 建築用パネルを引き込むためのパネル引込治具であって、
    第1の治具と、第2の治具と、前記第1の治具と前記第2の治具を連結する線状部材と、を備え、
    前記第1の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第1の吸着部と、
    前記第1の吸着部が取り付けられる第1の取付部と、作業者が把持可能な第1の把持部と、を具備する第1のハンドルと、を有し、
    前記第2の治具は、
    前記建築用パネルに吸着する第2の吸着部と、
    前記第2の吸着部が取り付けられる第2の取付部と、作業者が把持可能な第2の把持部と、を具備する第2のハンドルと、を有し、
    前記線状部材は、前記第1の把持部に形成された第1の貫通孔と、前記第2の把持部に形成された第2の貫通孔とに共に挿通され、前記第1の治具と前記第2の治具を分離可能に連結し、
    前記建築用パネルに前記第1の吸着部と前記第2の吸着部が共に吸着した状態において、前記第1の把持部の下面と、前記第2の把持部の上面が当接することを特徴とするパネル引込治具。
  4. 前記線状部材は、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔との間において交差した状態で、端部が結ばれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパネル引込治具。
  5. 前記第1の吸着部と前記第2の吸着部は共に永久磁石であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパネル引込治具。
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