JP6875657B2 - 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台 - Google Patents

水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台 Download PDF

Info

Publication number
JP6875657B2
JP6875657B2 JP2017003187A JP2017003187A JP6875657B2 JP 6875657 B2 JP6875657 B2 JP 6875657B2 JP 2017003187 A JP2017003187 A JP 2017003187A JP 2017003187 A JP2017003187 A JP 2017003187A JP 6875657 B2 JP6875657 B2 JP 6875657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water discharge
discharge head
water
storage portion
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017003187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018111996A (ja
Inventor
加奈子 花城
加奈子 花城
杉本 武志
武志 杉本
幸人 鶴田
幸人 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2017003187A priority Critical patent/JP6875657B2/ja
Publication of JP2018111996A publication Critical patent/JP2018111996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6875657B2 publication Critical patent/JP6875657B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

本発明は、水栓装置に関し、特に、ボウルから上方に立ち上がる壁面に設けられる水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台に関する。
現在、ボウルから上方に立ち上がる壁面に設けられている水栓装置が広く普及している。このような水栓装置は、ボウルの上面に水栓装置が設置されていないため、ボウルをすっきりとしたデザインにすることができる。
このようなボウルから立ち上がる壁面に設けられている水栓装置において、特許文献1のように、壁面から前方に突出して形成される棚部と、この棚部の下方に設けられ、吐水部の上方及び前方の少なくとも一部を覆うように収納する収納部と、を備えた水栓装置が知られている。
このような水栓装置は、吐水部の全体が使用者から見えず、さらにデザイン性がよい。
また、棚部の上面に小物を置くことができるため、例えば、洗顔の際などに、使用者が眼鏡や化粧品等の小物を置く、いわゆる「ちょい置き動作」を、棚部の上面を使って行うことができ、使用者の使い勝手がよい。
しかしながら、特許文献1のような水栓装置は、吐水部が、収納部に収容された状態で固定されており、吐水口から吐水される水道水の向きを変えることができないため、使用者がボウルを清掃する際に、清掃性が悪いという問題があった。
その問題を解決するために、特許文献2に開示された水栓装置のように、吐水部をプルアウト式にし、ボウルの清掃性を向上させることが考えられる。
図8及び図9を参照して、従来のプルアウト式の水栓装置を説明する。図8は、従来のプルアウト式の水栓装置を示す側面図である。図9は、図8の水栓装置において吐水ヘッドが引き出された状態を示す側面図である。
図8及び図9に示すように、従来の水栓装置100は、シンクや洗面化粧台などの設置面Sに据え付けられる本体部102と、水道水を吐水する吐水口104が形成された吐水ヘッド106(吐水部)と、この吐水ヘッド106から所定の接続軸線Pの方向に延び、本体部102内部を通過して、他端が給水源(図示せず)に接続され、吐水ヘッド106と共に本体部102から引き出される可撓性ホース108と、を備えている。
本体部102の先端102aには、可撓性ホース108を包囲した状態で環状連結部110が突設され、吐水ヘッド106に形成された筒状連結部112が環状連結部110を受け入れることによって、吐水ヘッド106が本体部102に保持されている。
吐水ヘッド106を本体部102から取り外す際には、吐水ヘッド106の筒状連結部112が本体部102の環状連結部110を受け入れている嵌め込み距離D分だけ吐水ヘッド106を接続軸線Pの方向に引き出すことにより、本体部102から吐水ヘッド102を取り外すことができるようになっている。
特開2003−184139号公報 特開2007−85142号公報
ここで、特許文献1記載の水栓装置の清掃性を改善するために、特許文献1の水栓装置に特許文献2記載のプルアウト式の水栓装置を組み合わせた場合、壁面に形成された開口に環状連結部を形成し、この環状連結部に、吐水ヘッドの後端部に形成された筒状連結部を嵌め込むことで、吐水ヘッドが壁面に保持されるようになる。
しかしながら、特許文献2記載の水栓装置では、収納部に収納されている吐水ヘッドを引き出す際に、吐水ヘッドの筒状連結部が嵌め込こまれている嵌め込み距離D分だけ、吐水ヘッドを接続軸線Pの方向である前方に引き出して、取り外す必要があり、作業性が悪く、使い勝手が悪いという問題が生じる。
また、そもそも開口の環状連結部に嵌り込んで保持されている吐水ヘッドを接続軸線Pの方向に引き出すためには、保持されている位置から吐水ヘッドをさらに前方に引き出すためのスペースが必要になるので、吐水ヘッドと収納部の干渉を避けるために棚部を前方に大きくする必要がある。そのため、棚部の前出が大きくなりデザイン性が悪くなる。さらに、棚部の前出が大きくなるため、使用者が洗顔等を行うために目視できる洗面ボウルの洗浄領域もせまくなってしまい、使用者の使い勝手が悪くなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、デザイン性がよく且つ使用者の使い勝手のよい水栓装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するために、本発明は、ボウルから上方に立ち上がる壁面に設けられる水栓装置であって、水道水を吐水する吐水口が形成され、壁面から引き出し可能な吐水ヘッドと、この吐水ヘッドから所定の接続軸線の方向に延び、壁面に形成された開口を通して、他端が給水源に接続され、吐水ヘッドと共に壁面から引き出される給水用ホースと、壁面から前方に突出して形成される棚部と、この棚部の下面に設けられ、吐水ヘッドの上方及び前方の少なくとも一部を覆うように吐水ヘッドを収納する収納部と、この収納部に吐水ヘッドが収納された状態において、吐水ヘッドを収納部に保持する保持装置と、を備え、吐水ヘッドは、接続軸線の周囲に形成された外周面を有し、保持装置は、吐水ヘッドの外周面を接続軸線とは異なる方向から保持し、吐水ヘッドが収納部に収納された状態において、接続軸線は壁面の前後方向に延び、吐水ヘッドは、収納部から、接続軸線の方向とは異なる下方に向けて引き出されるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、吐水ヘッドは、給水用ホースが延びる接続軸線の周囲に形成された外周面を有し、収納部に収容された状態において、その外周面が、接続軸線とは異なる方向から保持装置によって保持されている。このため、吐水ヘッドを収納部から引き出す際に、吐水ヘッドを一旦接続軸線の方向に引き出して保持装置による保持を解除する必要がなく、作業性が向上し使い勝手が良い。
また、従来の吐水装置では、吐水ヘッドが給水用ホースの基端部で保持されており、給水用ホースが延びる接続軸線の方向に吐水ヘッドを引き出すことにより、吐水ヘッドを取り外していた。このように、給水用ホースの基端部で支持されている従来の吐水ヘッドでは、これを取り外す際に吐水ヘッドが接続軸線の方向に引き出されるので、吐水ヘッドの前方が収納部によって覆われている場合には、引き出される吐水ヘッドと収納部が干渉してしまう。この干渉を避けるには、吐水ヘッドの先端と吐水ヘッドの前方を覆う収納部との間に大きな隙間が必要になるので、吐水ヘッドの収納部が大型化してしまう。これに対して、本発明の水栓装置では、吐水ヘッドの外周面が接続軸線とは異なる方向から保持されているので、吐水ヘッドを保持位置から接続軸線の方向に引き出すための大きなスペースが不要となり、収納部を前方に大きくする必要がない。そのため、棚部の前出寸法を抑えることができ、デザイン性が良い。さらに、棚部の前出寸法を抑えることができるため、使用者が洗浄を行うために目視できるボウルの洗浄領域も広く確保することができ、使用者の使い勝手が良い。
本発明において、好ましくは、保持装置は、吐水ヘッドを所定距離まで近付けると吐水ヘッドを収納部に向けて引き上げるようにアシストするように構成されている。
本発明では、吐水ヘッドを収納する収納部は、棚部の下方に設けられているが、吐水ヘッドを収納部に収納する際において、収納部が使用者から見えず、吐水ヘッドの保持される位置が分かりにくく、収納性が悪くなるという問題があった。このような問題を解決するため、本発明では、保持装置は、吐水ヘッドを所定距離まで近付けると吐水ヘッドを収納部に向けて引き上げるようにアシストするように構成されている。これにより吐水ヘッドを収納部に所定距離まで近づけると、吐水ヘッドは収納部に引き上げられて所定の保持位置に導かれ、その外周面が接続軸線とは異なる方向から保持装置によって支持される。これにより、収納性が向上し、使い勝手を良くすることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、吐水口からの吐止水を切り替える電磁弁と、吐水口の下方にある被検知物の有無を検知する人体検知センサと、使用者によって操作される手動操作装置と、人体検知センサによる被検知物の検知の有無、又は、手動操作装置の操作に基づいて電磁弁の開閉を制御する制御装置と、収納部から吐水ヘッドが取り外されているか否かを検知する保持検知センサと、を備え、制御装置は、収納部から吐水ヘッドが取り外されていることが保持検知センサによって検知されている場合には、人体検知センサの検知に基づく電磁弁の開閉を行わない。
本発明において、例えば、眼鏡を棚部の天板に置いて使用者が洗顔動作を行う場合、眼鏡を外した使用者は、手元が見づらいため手動で吐止水の操作を行うことが困難であり、使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、さらに、吐水口からの吐止水を切り替える電磁弁と、吐水口の下方にある被検知物の有無を検知する人体検知センサと、人体検知センサが検知した被検知物の有無に基づいて電磁弁の開閉を制御する制御装置と、を備えることで、人体検知センサの検知に基づいて自動吐水を行うように構成した。これにより、使用者は吐水ヘッドに手をかざすだけで、吐水を開始させることができるので、使用者の使い勝手を向上させることができる。
しかしながら、このような人体検知センサの検知に基づく自動吐水を行うと、使用者が吐水ヘッドを引き出して使用している際に、使用者の意図しないタイミングで吐水が開始されてしまい、ボウル外に水道水が誤って吐水されてしまう恐れがある。
この問題を解決するため、本発明では、制御装置は、吐水ヘッドが収納部から取り外されていることが保持検知センサによって検知されると、人体検知センサの検知に基づく電磁弁の開閉を行わない。これにより、吐水ヘッドが収納部から引き出されている状態では、制御装置は、手動操作装置の操作のみに基づいて電磁弁の開閉を制御するので、使用者の意図しないタイミングで吐水が行われるのを防止することができる。これにより、誤ってボウル外に吐水がなされるのを防止することができ、使用者の使い勝手を向上させることができる。
本発明において、好ましくは、保持装置は、棚部又は収納部に設けられた金属板と、上記吐水ヘッドに設けられ、収納部に向けて上記吐水ヘッドを引き上げるように金属板に磁気を及ぼす保持用磁石と、から構成されており、保持検知センサは、保持用磁石からの磁気を検知する、棚部又は収納部に設けられた磁気センサであり、磁気センサは、保持用磁石からの磁気の検知に基づいて、保持用磁石から吐水ヘッドが取り外されているか否かを検知する。
このようなに構成された本発明においては、保持装置は、棚部又は収納部に設けられた金属板と、吐水ヘッドに設けられ、収納部に向けて吐水ヘッドを引き上げるように金属板に磁気を及ぼす保持用磁石から構成されており、保持検知センサは、保持用磁石からの磁気を検知する、棚部又は収納部に設けられた磁気センサであり、磁気センサは、保持用磁石からの磁気に基づいて、収納部から上記吐水ヘッドが取り外されているか否かを検知する。このため、保持装置の保持用磁石を磁気センサによる検知用の磁石として兼用でき、吐水ヘッドが収納部から引き出された状態を検知するために新たに磁石を備える必要がなく、簡単な構成にすることができる。
また、本発明は、本発明の水栓装置と、この水栓装置から水道水が吐水されるボウルと、を備えた洗面化粧台である。
このように構成された本発明においては、デザイン性がよく且つ使用者の使い勝手のよい洗面化粧台を提供することができる。
本発明の水栓装置によれば、デザイン性がよく且つ使用者の使い勝手のよい水栓装置を提供することができる。
本発明の実施形態による洗面化粧台全体の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態の洗面化粧台に備えられた水栓装置を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態による洗面化粧台における吐水系統を示すブロック図である。 図2のIV−IV線に沿った水栓装置の断面図である。 本発明の実施形態の洗面化粧台に備えられた水栓装置の吐水ヘッドが収納部から引き出された状態を示す側面断面図である。 本発明の実施形態の洗面化粧台に備えられた水栓装置の吐水ヘッドが収納部に収納される途中の状態を示す図である。 本発明の実施形態の洗面化粧台に備えられたコントローラによる水用電磁弁及び湯用電磁弁の制御フローチャートである。 従来のプルアウト式の水栓装置を示す側面図である。 図8に示す従来の水栓装置において吐水ヘッドが引き出された状態を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による水栓装置について説明する。
まず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による水栓装置を備えた洗面化粧台について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態による洗面化粧台1は、ボウル2と、このボウル2の上方に配置された水栓装置4と、ボウル2の下方に設けられ、ボウル2を支持する下部キャビネット6と、水栓装置4の上方に配置された上部キャビネット8と、を有する。
ボウル2は、水栓装置4の吐水口20から吐出された水道水を受けるように配置された概ね矩形のボウルであり、その底面に排水口(図示せず)が設けられている。なお、本明細書において、「水道水」とは、水道事業者から提供される市水等ばかりでなく、洗面、手洗い等に使用する井戸水等を含むものとする。
水栓装置4は、ボウル2から立ち上がった壁面10に取り付けられており、その下面からボウル2へ向けて水道水を吐出する。この水栓装置4は、ボウル2から立ち上がった壁面10に設けられているため、ボウル2をすっきりとしたデザインにすることができる。水栓装置4の詳細な機能、構造については後述する。
下部キャビネット6は、ボウル2の下方に配置され、ボウル2を支持するキャビネットであり、2段の引き出しが設けられている。また、下部キャビネット6の内部には、水道水の吐水、停止を切り換える電磁弁等の機器が収納されている。下部キャビネット6に収納されている機器の詳細については後述する。
上部キャビネット8は、水栓装置4よりも上方の壁面10に設けられた薄型のキャビネットであり、その前面には、鏡が取り付けられている。
次に、図2及び図3を参照して、洗面化粧台1に備えられている水栓装置4の基本構造を説明する。
図2に示すように、水栓装置4には、棚部12と、吐水ヘッド14と、操作ハンドル16と、タッチスイッチ18と、人体検知センサ22と、が備えられている。
棚部12は、壁面10から前方に突出した直方体状に形成され、その上面が平面状に形成されており、小物を置くことができる。そのため、例えば、洗顔の際などに、使用者が眼鏡や化粧品等の小物を置く、いわゆる「ちょい置き動作」を、棚部12の上面を使って行うことができ、使用者の使い勝手がよい。
吐水ヘッド14は、棚部12の下面中央に収納されており、洗面、手洗い等に使用する水道水をボウル2に向けて吐出する吐水口20が形成されている。この吐水ヘッド14は、棚部12から引き出して使用することができるプルアウト式であり、棚部12から引き出されていない状態では、その大部分が棚部12の下側に収納されており、その一部と吐水口20のみが棚部12から露出している。そのため、吐水ヘッド14の無駄な部分の露出が少なく、デザイン性がよい。吐水ヘッド14のプルアウト構造の詳細については、後述する。
また、棚部12の前端部下面には人体検知センサ22が設けられており、手指等の被検知物の、吐水ヘッド14への接近を検知するように構成され、吐水ヘッド14は、吐水口20の下方にある被検知物の有無に基づいた自動吐水を行うことができる。本実施形態においては、人体検知センサ22は、赤外線式のセンサであり、吐水ヘッド14に接近した手指等により反射された赤外線を検出して、手指等の接近を検知するように構成されている。接近センサとしては、赤外線式の他、マイクロ波式等、任意の非接触タイプのセンサを使用することができる。
操作ハンドル16は、棚部12の下面から下方に向けて突出しているハンドルである。この操作ハンドル16は、棚部12に内蔵された流調・温調バルブ30に連結されており、操作ハンドル16を前後方向に操作することにより吐水ヘッド14から吐出される湯水の流量を調整し、左右方向に操作することにより湯水の温度を調整することができる。
タッチスイッチ18は、棚部12の前面右側に設けられたスイッチである。タッチスイッチ18は、手動操作装置であり、吐水ヘッド14が棚部12から引き出されている状態においてタッチスイッチ18を操作することにより、吐水ヘッド14からの吐水、停止を使用者が手動で切り換えることができる。
次に、図3を参照して、本発明の実施形態による洗面化粧台1における給水・給湯系統を説明する。
図3に示すように、給水系統には、上流側から順に、給水源から水道水を供給する給水管24aと、水道水を遮断するための止水栓26aと、水道水の、吐水ヘッド14からの吐出、停止を切り換える水用電磁弁28aと、が設けられている。同様に、給湯系統には、上流側から順に、給水源である湯沸かし器(図示せず)等からの湯を供給する給湯管24bと、湯を遮断するための止水栓26bと、湯の、吐水ヘッド14からの吐出、停止を切り換える湯用電磁弁28bと、が設けられている。
これらの給水系統及び給湯系統を通って夫々供給された水及び湯は、流調・温調バルブ30を通過し、吐水ヘッド14の吐水口20から吐出される。
上記のように、流調・温調バルブ30は、操作ハンドル16に連結された所謂「シングルレバー水栓」であり、操作ハンドル16の操作により、給水系統及び給湯系統を通って供給された湯及び水を所定の割合で混合させると共に、混合された湯水の流出流量を調整することができる。
また、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bは、制御装置であるコントローラ32によって、開弁、閉弁が制御されるように構成されている。
コントローラ32は、人体検知センサ22が検知した被検知物の有無、又は、タッチスイッチ18の操作の有無に基づいて、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの制御を行う。即ち、コントローラ32は、手指等の被検知物が吐水ヘッド14に接近している間、又は、タッチスイッチ18が使用者に操作されてから次にタッチスイッチ18が操作されるまで、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bに信号を送り、これらを開弁させ、吐水ヘッド14から湯水を吐出させる。この際、人体検知センサ22とタッチスイッチ18とのどちらの信号を使用して、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの制御を行うかは、後述する磁気センサ34からの信号の有無に基づいて決定される。コントローラ32による制御の詳細については、後述する。
なお、本実施形態においては、コントローラ32は、マイクロプロセッサ、メモリ、インターフェイス回路、電磁弁の駆動回路、及びこれらを作動させるソフトウェア等(以上、図示せず)により構成されている。また、コントローラ32は、AC電源(図示せず)から供給される電力により作動される。
次に、図4乃至図6を新たに参照して、吐水ヘッド14のプルアウト構造の詳細について、説明する。図4は、図2のIV−IV線に沿った水栓装置の断面図である。図5は、本実施形態の洗面化粧台に備えられた水栓装置の吐水ヘッドが収納部から引き出された状態を示す側面断面図である。図6は、本実施形態の洗面化粧台に備えられた水栓装置の吐水ヘッドが収納部に収納される途中の状態を示す図である。
図2及び図4に示すように、棚部12は、金属板から構成された構造板12aと、棚部12の上面を覆う化粧板12bと、構造板12aの下側に配置された棚カバー12cと、を有する。
構造板12aは、L字型に折り曲げられたスチール製のプレートであり、その短辺が壁面10に固定されることにより、棚部12に剛性を付与している。なお、吐水ヘッド14から延びる可撓性ホース36は、構造板12aの短辺の部分を貫通して壁面10の裏側へ延びている。
化粧板12bは、棚部12上面の外観を構成する平板状の部材である。
棚カバー12cは、棚部12の前面及び下面の外観を構成する概ね直方体状の部材である。この棚カバー12cの内部には、棚部12の下面側に配置された人体検知センサ22や、流調・温調バルブ30等が収納されている。また、棚カバー12cの中央部は切り欠かれており、この切欠の中に吐水ヘッド14が収納される。
吐水ヘッド14は、外観部材38と、第1通水路部材40aと、第2通水路部材40bと、第3通水路部材40cと、保持用磁石42と、を備える。また、吐水ヘッド14には給水用ホースである可撓性ホース36が接続され、可撓性ホース36は吐水ヘッド14の後端部から接続軸線Pの方向に延びている。
外観部材38は、概ね円筒形の樹脂製の部材であり、接続軸線Pの周囲を取り囲むように延びている。また、外観部材38は、先端部が下方に向けて屈曲しており、屈曲したその先端に吐水ヘッド14の吐水口20が設けられている。
第1通水路部材40aは、外観部材38の内部に配置された樹脂製の部材であり、接続軸線Pの方向に延びた後、下方に向けて屈曲した通水路が形成されている。また、第1通水路部材40aの後端部には可撓性ホース36が接続され、可撓性ホース36から供給された湯水が第1通水路部材40a内部の通水路に流入する。即ち、可撓性ホース36は、一端が吐水ヘッド14の第1通水路部材40aと接続され、この第1通水路部材40aから接続軸線Pの方向に延び、壁面10に形成された開口を通して、他端が流調・温調バルブ30(図3)に接続されている。
第2通水路部材40bは、外観部材38の内部に配置され、第1通水路部材40aの先端に取り付けられた円環状の樹脂製部材である。さらに、第3通水路部材40cは、外観部材38の内部に配置され、第2通水路部材40bの下流側に取り付けられた円環状の樹脂製部材であり、その下流端が吐水口20になっている。これによって、流調・温調バルブ30において温度調整された湯水は可撓性ホース36を通って、第1通水路部材40aに通水され、吐水ヘッド14の吐水口20から吐出される。なお、本実施形態において、接続軸線Pは、壁面10に対して垂直な前後方向に向けられている。
保持用磁石42は、概ね直方体の磁石であり、外観部材38と第1通水路部材40aとの間であって、接続軸線Pの上方に配置されている。また、保持用磁石42は、接続軸線Pの方向に2個並べて配置されている。
上記のように、棚部12の下面に配置された棚カバー12cは、その中央部が切り欠かれており、この部分に吐水ヘッド14が収納されている。従って、棚部12の下面の、棚カバー12cが切り欠かれている部分は、吐水ヘッド14の収納部44(図5)として機能する。この収納部44には、壁面10から引き出されていない状態の吐水ヘッド14が収納され、この状態において、吐水ヘッド14の上方及び前方の少なくとも一部が覆われる。そのため、収納部44によって吐水ヘッド14の全体が使用者から見えず、水栓装置4のデザイン性がよい。
なお、本実施形態において、収納部44は棚部12の下面の、棚カバー12cが切り欠かれている部分で形成されているが、吐水ヘッド14の上方及び前方の少なくとも一部を覆うように棚部12の下面に棚部12と別体に設けられていてもよい。
棚部12の棚カバー12cを切り欠くことにより、収納部44においては、金属製の構造板12aが下方に向けて露出している。吐水ヘッド14が収納部44に収納された状態においては、内蔵された2つの保持用磁石42の磁気により、吐水ヘッド14は金属製の構造板12aの水平部分の下面に吸着され、保持されている。従って、保持用磁石42と金属製の構造板12aとは、保持装置として機能する。吐水ヘッド14に設けられた保持用磁石42が構造板12aに磁気を及ぼすことで、吐水ヘッド14は、その接続軸線Pの周囲の外周面が、接続軸線Pとは異なる方向から収納部44に保持される。即ち、本実施形態においては、吐水ヘッド14は、その外周面が接続軸線Pに垂直な方向から保持され、収納部42に収納される。
図5に示すように、吐水ヘッド14を収納部44から引き出す際は、保持用磁石42を構造板12aから遠ざけるように、吐水ヘッド14を収納部44から下方に引き、保持用磁石42と構造板12aによる保持を解除して、吐水ヘッド14を収納部44から引き出す。このように、吐水ヘッド14の外周面を、接続軸線Pの方向とは異なる、吐水ヘッド14の上方や、側方から保持することにより、収納部44から吐水ヘッド14を、接続軸線Pの方向とは異なる方向に、概ね下方に引き出すことができる。この結果、吐水ヘッド14の前方が人体検知センサ22等で覆われていても、これらと干渉することなく吐水ヘッド14を引き出すことができる。また、吐水ヘッド14前方の、人体検知センサ22等との間に大きなスペースを設けることなく、吐水ヘッド14を引き出すことが可能になるので、棚部12の前出寸法を小さくすることができる。
また、図6に示すように、吐水ヘッド14を収納部44に収納する場合には、保持用磁石42は、吐水ヘッド14を収納部42に向けて引き上げるように構造板12aに磁気を及ぼすので(図6中の矢印)。このため、吐水ヘッド14は、収納部44に所定距離まで近づくと収納部44に向けて引き上げられるようにアシストされ、このアシストにより吐水ヘッド14は所定の保持位置に容易に導かれる。従って、保持用磁石42及び構造板12aは、吐水ヘッド14の収納を補助するアシスト手段として機能する。また、吐水ヘッド14は、保持位置においては、その外周面が接続軸線Pの方向と垂直な方向から支持される。
また、図4に示すように、棚部12の構造板12aは、その水平部分の一部が切り欠かれており、この切欠の中に保持検知センサである磁気センサ34が埋め込まれている。この磁気センサ34は、本実施形態においてはホール素子であり、前側の保持用磁石42に対向する位置に配置されており、保持用磁石42からの磁気を検知する。この磁気センサ34は、保持用磁石40aからの磁気に基づいて、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されているか否かを検知する。具体的には、磁気センサ34が保持用磁石42からの磁気を検知していない状態においては、コントローラ32は、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていると判断する。
なお、磁気センサ34は、保持用磁石42の上方に配置されているが、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されたことを検知できればよく、棚部12又は収納部44の任意の位置に配置することができる。
次に、図7を参照して、コントローラによる水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの制御を説明する。図7は、コントローラ32により実行される制御のフローチャートであり、水栓装置4の作動中、繰り返し実行される。
まず、ステップS1において、水栓装置4の電源が投入され、コントローラ32による水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの制御が開始される。次いで、ステップS2において、コントローラ32は、磁気センサ34からの検知信号に基づいて、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されているか否かを判断する。具体的には、コントローラ32は、磁気センサ34が吐水ヘッド14に内蔵された保持用磁石42からの磁気を検知していないとき、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていると判断する。
ステップS2において、吐水ヘッド14が取り外されていないと判断された場合には、ステップS3の処理に進み、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていると判断された場合には、ステップS7の処理に進む。ステップS3においては、人体検知センサ22からの人体検知信号に基づいて、使用者の手指等の被検知物の有無が判断される。
ステップ3の処理において、被検知物が検知されていない場合には、コントローラ32による処理はステップS2に戻り、以後、吐水ヘッド14が取り外されるか、被検知物が検知されるまで、ステップS2及びS3の処理が繰り返される。
ステップS3の処理において、被検知物が検知された場合には、ステップS4の処理が実行される。ステップS4において、コントローラ32は、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bに信号を送り、これらを開弁させ、吐水ヘッド14から湯水を吐出させる。そして、ステップS4を実行後、コントローラ32は、ステップS5の処理に移り、被検知物が検知されているか否かが判断される。被検知物が検知されている場合には、ステップS5の処理が再び行われ、被検知物が検知されなくなるまでステップS5の処理が繰り返され、吐水ヘッド14からの吐水状態が維持される。
ステップS5において、被検知物が検知されなくなると、ステップS5からステップS6の処理に移行し、コントローラ32は、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bに信号を送って、これらを閉弁させ、吐水ヘッド14からの吐水を停止させる。
ステップS6処理が終了すると、コントローラ32における処理がステップS2へ戻る。
一方、ステップS2において、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていると判断されると、コントローラ32における処理はステップS7に進む。ステップS7において、コントローラ32は、人体検知センサ22を停止させ、人体検知センサ22からの信号を無視する。
即ち、コントローラ32は、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていることが磁気センサ34によって検知されている場合には、人体検知センサ22の検知に基づく水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの開閉を行わない。
次いで、ステップS8において、コントローラ32は、タッチスイッチ18からの信号に基づいて、使用者がタッチスイッチ18を操作したか否かが判断される。ステップS8において、使用者による操作がない場合には、コントローラ32は、ステップS2の処理に戻る。以後、使用者によりタッチスイッチ18が操作されるか、吐水ヘッド14が収納部44に取り付けられるまで、ステップS2→S7→S8→S2の処理が繰り返される。
ステップS8の処理において、使用者による操作が確認されると、ステップS9の処理が実行される。ステップS9において、コントローラ32は、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bに信号を送り、これらを開弁させ、吐水ヘッド14から湯水を吐出させる。次いで、コントローラ32は、ステップS10の処理に移行し、使用者によるタッチスイッチ18の操作の有無が判断される。ステップS10において、タッチスイッチ18が操作されていない場合には、ステップS10の処理が再び実行され、以後、使用者によるタッチスイッチ18の操作があるまでステップS10の処理が繰り返され、湯水の吐出が繰り返される。
次いで、タッチスイッチ18の操作が検知されると、コントローラ32は、ステップS10からステップS11の処理に移行し、水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bに信号を送って、これらを閉弁させ、吐水ヘッド14からの吐水を停止させる。ステップS11の処理が終了すると、再びフローチャートの処理がステップS2に戻る。
つぎに、上述した本発明の実施形態による洗面化粧台1における作用について説明する。
まず、本発明の実施形態による洗面化粧台1によれば、水栓装置4の吐水ヘッド14は、可撓性ホース36が延びる接続軸線Pの周囲に形成された外周面を有し、収納部44に収容された状態において、その外周面が、接続軸線Pと垂直な方向から保持用磁石42と金属製の構造板12aによって保持されている。このため、吐水ヘッド14を棚部12の収納部44から引き出す際に、吐水ヘッド14を一旦接続軸線Pの方向に引き出して保持用磁石42と構造板12aによる保持を解除する必要がなく、作業性が向上し使い勝手が良い。
また、吐水ヘッド14の外周面が接続軸線Pと垂直な方向から保持されているので、取り外す際、接続軸線Pとは異なる方向に吐水ヘッド14を引き出すことができる。この結果、保持位置から接続軸線Pの方向に引き出すための大きなスペースが不要となり、吐水ヘッド14の前方に隣接して人体検知センサ22等を設けることができる(図4)。また、これにより、収納部44を前方に大きくする必要がなく、棚部12の前出寸法を抑えることができ、デザイン性が良い。さらに、棚部12の前出寸法を抑えることができるため、使用者が洗浄を行うために目視できるボウル2の洗浄領域も広く確保することができ、使用者の使い勝手が良い。
また、本発明の実施形態による洗面化粧台1によれば、保持用磁石42は、吐水ヘッド14を所定距離まで近付けると吐水ヘッド14を収納部44に向けて引き上げるように構造板12aに磁気を働かせ、アシストするように構成されている。これにより吐水ヘッド14を所定距離まで近づけると、吐水ヘッド14は収納部44に引き上げられて所定の保持位置に導かれ、その外周面が接続軸線Pと垂直な方向から保持用磁石42によって支持される。したがって、収納性が向上し、使い勝手を良くすることができる。
また、本発明の実施形態による洗面化粧台1によれば、コントローラ32は、吐水ヘッド14が収納部44から取り外されていることが磁気センサ34によって検知されている場合には、人体検知センサ22の検知に基づく水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの開閉を行わない(図7のステップS7)。これにより、吐水ヘッド14が収納部44から引き出されている状態では、コントローラ32は、タッチスイッチ18の操作のみに基づいて水用電磁弁28a及び湯用電磁弁28bの開閉を制御するので(図7のステップS8以下)、使用者の意図しないタイミングで吐水が行われるのを防止することができる。これにより、誤ってボウル2外に吐水がなされるのを防止することができ、使用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明の実施形態による洗面化粧台1によれば、保持用磁石42と金属製の構造板12aによって、保持装置が構成されており、磁気センサ34は、保持用磁石42からの磁気に基づいて、収納部44から吐水ヘッド14が取り外されているか否かを検知する。このため、保持装置の保持用磁石42を磁気センサ34による検知用の磁石として兼用でき、吐水ヘッド14が収納部42から引き出された状態を検知するために新たに磁石を備える必要がなく、簡単な構成にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、本発明の水栓装置を洗面化粧台に適用していたが、台所用、浴室用の水栓装置等、任意の装置に本発明の水栓装置を適用することができる。また、上述した実施形態においては、吐水ヘッドを棚部の下面に保持する保持装置として保持用磁石を使用していたが、クランプ留め等、任意の装置で吐水ヘッドを保持することができる。
1 洗面化粧台
2 ボウル
4 水栓装置
6 下部キャビネット
8 上部キャビネット
10 壁面
12 棚部
12a 構造板
12b 化粧板
12c 棚カバー
14 吐水ヘッド
14a 外周面
18 タッチスイッチ(手動操作装置)
20 吐水口
22 人体検知センサ
24a 給水管
24b 給湯管
26a 止水栓
26b 止水栓
28a 水用電磁弁(電磁弁)
28b 湯用電磁弁(電磁弁)
30 流調・温調バルブ
32 コントローラ(制御装置)
34 磁気センサ(保持検知センサ)
36 可撓性ホース(給水用ホース)
38 外観部材
40a 第1通水路部材
40b 第2通水路部材
40c 第3通水路部材
42 保持用磁石
44 収納部

Claims (6)

  1. ボウルから上方に立ち上がる壁面に設けられる水栓装置であって、
    洗浄水を吐水する吐水口が形成され、上記壁面から引き出し可能な吐水ヘッドと、
    この吐水ヘッドから所定の接続軸線の方向に延び、上記壁面に形成された開口を通して、他端が給水源に接続され、上記吐水ヘッドと共に上記壁面から引き出される給水用ホースと、
    上記壁面から前方に突出して形成される棚部と、
    この棚部の下面に設けられ、上記吐水ヘッドの上方及び前方の少なくとも一部を覆うように上記吐水ヘッドを収納する収納部と、
    この収納部に上記吐水ヘッドが収納された状態において、上記吐水ヘッドを上記収納部に保持する保持装置と、を備え、
    上記吐水ヘッドは、上記接続軸線の周囲に形成された外周面を有し、上記保持装置は、上記吐水ヘッドの上記外周面を上記接続軸線とは異なる方向から保持し、
    上記吐水ヘッドが上記収納部に収納された状態において、上記接続軸線は上記壁面の前後方向に延び、
    上記吐水ヘッドは、上記収納部から、上記接続軸線の方向とは異なる下方に向けて引き出されるように構成されていることを特徴とする水栓装置。
  2. 上記保持装置は、上記吐水ヘッドを所定距離まで近付けると上記吐水ヘッドを上記収納部に向けて引き上げるようにアシストするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. さらに、上記吐水口からの吐止水を切り替える電磁弁と、
    上記吐水口の下方にある被検知物の有無を検知する人体検知センサと、
    使用者によって操作される手動操作装置と、
    上記人体検知センサによる上記被検知物の検知の有無、又は、上記手動操作装置の操作に基づいて上記電磁弁の開閉を制御する制御装置と、
    上記収納部から上記吐水ヘッドが取り外されているか否かを検知する保持検知センサと、
    を備え、
    上記制御装置は、上記収納部から上記吐水ヘッドが取り外されていることが上記保持検知センサによって検知されている場合には、上記人体検知センサの検知に基づく上記電磁弁の開閉を行わないことを特徴とする請求項2記載の水栓装置。
  4. 上記保持装置は、上記棚部又は収納部に設けられた金属板と、上記吐水ヘッドに設けられ、上記収納部に向けて上記吐水ヘッドを引き上げるように上記金属板に磁気を及ぼす保持用磁石と、から構成されており、
    上記保持検知センサは、上記保持用磁石からの磁気を検知する、上記棚部又は収納部に設けられた磁気センサであり、
    上記磁気センサは、上記保持用磁石からの磁気の検知に基づいて、上記保持用磁石から上記吐水ヘッドが取り外されているか否かを検知することを特徴とする請求項3記載の水栓装置。
  5. 上記吐水ヘッドが上記収納部に収納された状態において、上記吐水ヘッドの下方に向けた回動が許容されるように、上記収納部には上記吐水ヘッドの前方及び後方に隙間が設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水栓装置。
  6. 請求項1乃至の何れか1項に記載の水栓装置と、この水栓装置から洗浄水が吐水される上記ボウルと、を備えた洗面化粧台。
JP2017003187A 2017-01-12 2017-01-12 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台 Active JP6875657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003187A JP6875657B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003187A JP6875657B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018111996A JP2018111996A (ja) 2018-07-19
JP6875657B2 true JP6875657B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=62910937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017003187A Active JP6875657B2 (ja) 2017-01-12 2017-01-12 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6875657B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020153084A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社Lixil 水栓装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796798B2 (ja) * 1990-07-13 1995-10-18 株式会社イナックス センサ付き吐水装置
JPH11169309A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Matsushita Electric Works Ltd 洗面ボウル
US6381770B1 (en) * 2001-02-23 2002-05-07 Kevin Norman Raisch Extendable bathtub spout
JP5604113B2 (ja) * 2009-11-06 2014-10-08 株式会社カクダイ 水栓
JP6441121B2 (ja) * 2015-02-27 2018-12-19 株式会社Lixil 吐水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018111996A (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2974388C (en) Faucet
JP6875657B2 (ja) 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台
JP4354735B2 (ja) 自動水栓
JP6875656B2 (ja) 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台
JP2010174457A (ja) 吐水装置
JP5725445B2 (ja) 給水装置
JP5908690B2 (ja) 水栓装置
JP2009108490A (ja) 自動水栓
US20170247866A1 (en) Automatic water faucet
JP2015105517A (ja) 自動水栓
JP2007135906A (ja) シャワー装置
JP6391048B1 (ja) 水栓装置、及び、それを備えた洗面化粧台
EP2732726B1 (en) Faucet-door for a sink or countertop
JP6382748B2 (ja) 自動水栓
JP6781405B2 (ja) 水栓装置
JP2012136868A (ja) 自動水栓装置及び水栓制御方法
JP4713725B2 (ja) 水栓装置
JP6587944B2 (ja) 水栓装置
JP6441044B2 (ja) 水栓
JP7029628B2 (ja) 立壁付き洗面台
JP2016069943A (ja) 水栓装置
JP6910596B2 (ja) 吐水装置
JP6367096B2 (ja) 自動水栓
EP3736387A1 (en) Automatic faucet
JP2016098580A (ja) 自動水栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6875657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150