JP6873814B2 - ケーブル及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は電子機器間で信号を伝送するケーブル及びそのケーブルを用いる電子機器に関する。
現在、電子機器間の信号伝送には金属線からなる伝送路を含むケーブルが用いられることが多い。例えば、デジタル映像信号を非圧縮で伝送するインタフェースの一例としてHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)が知られている。HDMIケーブルの伝送路は撚り線構造の銅線からなる。信号は伝送中に減衰が避けられない。銅線からなる伝送路を含むケーブルでは、2Kのデジタル映像信号をエラー無く伝送できる距離の上限は数メートルである。
2Kの映像信号の伝送であれば、ケーブル長は数メートルあれば十分である。しかし、4K/8K(以下、纏めて8Kと称する)のような高精細な映像信号の場合、数メートルのケーブルでは用途が限られてしまう。8K対応の大型テレビジョン受像機の場合、10メートル以上のケーブルを利用したい要求がある。
大量の信号を高速に伝送することができるケーブルとして、光ファイバからなる伝送路を含むアクティブ光ケーブル(AOC: Active Optical Cable)が知られている。光ファイバを伝送路として用いるためには、送信側では電気信号を光信号に変換するレーザが必要であり、受信側では光ファイバを伝送されてきた光信号を電気信号に変換するフォトダイオードが必要であり、これらの素子を駆動するための電力が必要である。この電力は通常のHDMIケーブルが伝送する電力より大きい。そのため、光ファイバを用いるHDMIケーブルを実現するためには、レーザ、フォトダイオードの駆動のための電源が必要となる。光ファイバを用いるHDMIケーブルを用いて信号を伝送するためには、電子機器もこれらの電源を供給できる能力を備える機器に変更する必要がある。
特開2009-15041号公報 特開2011-205164号公報 特表2010-529771号公報 特表2010-516075号公報 特開2012-235344号公報
光ファイバを用いるケーブルと、金属線を用いるケーブルと、光伝送のための電源を供給可能な電子機器と、光伝送のための電源を供給不可能な電子機器とが混在する場合、光ファイバを含むケーブルを光伝送のための電源を供給不可能な電子機器に接続すると、信号の伝送が失敗することがある。信号の伝送が成功するか失敗するかは、ケーブルを電子機器に実際に接続して信号を伝送して見ないと分からないことが多い。
本発明の目的は、光伝送のための電源を供給可能な電子機器からの信号も光伝送のための電源を供給不可能な電子機器からの信号も伝送可能なケーブル及び当該ケーブルに接続可能な電子機器を提供することである。
実施形態によれば、ケーブルは、第1電子装置が接続可能な第1端子と、第2電子装置が接続可能な第2端子と、電気信号を光信号へ変換する変換部と、電気信号を伝送するための第1伝送路と、光信号を伝送するための第2伝送路と、第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方による変換部への電源供給能力に基づき、電気信号を第1伝送路を用いて伝送するか、又は電気信号を光信号へ変換した上で第2伝送路を用いて伝送するかを切り替えるスイッチと、を具備する。変換部とスイッチは第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方より電源供給されることによって動作する。
図1は第1実施形態のケーブルを含むシステム全体の一例を示すブロック図である。 図2は第1実施形態のケーブルの一例を示すブロック図である。 図3は第1実施形態のケーブルの外観の一例を示す斜視図である。 図4はソース側伝送路セレクタ62の動作の一例を示すフローチャートである。 図5はシンク側伝送路セレクタ64の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は第2実施形態のケーブルを含むシステム全体の一例を示すブロック図である。 図7は第2実施形態のケーブルの一例を示すブロック図である。 図8はソース側伝送路セレクタ62の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は第3実施形態のソース側伝送路セレクタ62の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は他の実施形態のケーブルの外観を示す斜視図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
[第1実施形態:システム構成]
図1は実施形態のケーブルを含むシステム全体の一例を示す。システムは、映像信号を送り出す送信機10と、映像信号を受け取る受信機40と、送信機10と受信機40との間に接続されるデジタル映像信号伝送用のケーブル60からなる。デジタル映像信号を伝送するインタフェースは種々あり、例えばDisplayPort(登録商標)、HDMI、USB Type-C Alternate mode(登録商標)、MHL(Mobile High-Definition Link)(登録商標)、HD BaseT(登録商標)、VbyOne(登録商標)、Thunderbolt(登録商標)等がある。USB Type-C Alternate modeはUSB Type-C(登録商標)のコネクタ/ケーブルを利用して別規格の信号を伝送するモードであり、別規格に応じてDisplayPort Alternate mode(登録商標)、MHL Alternate mode(登録商標)、HDMI Alternate mode(登録商標)、Thunderbolt Alternate mode(登録商標)等を含む。
本発明は映像信号のインタフェース、コネクタ/ケーブルの種類には依存せず、どのようなインタフェース、コネクタ/ケーブルを用いてもよい。第1実施形態は一例としてHDMIケーブルを説明する。HDMIでは送信機はソース機器と称し、受信機はシンク機器と称する。ソース機器10は光学式ディスクプレーヤ、セットトップボックス、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等を含む。シンク機器40はテレビジョン受像機、モニタ、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等を含む。ケーブル60の両端にはコネクタ66、68が接続される。コネクタ66、68は機器側のコネクタに着脱自在に接続される。パッシブタイプのHDMIケーブルは双方向性であり、どちらのコネクタをソース機器10、シンク機器40のいずれに接続しても動作可能である。しかし、実施形態のケーブル60はソース側とシンク側が決まっているので、正常に動作させるためには、コネクタ66をソース機器10のコネクタ20に接続し、コネクタ68をシンク機器40のコネクタ56に接続する必要である。誤挿入を防ぎ上記のように正しく接続するために、ソース側コネクタ66を収納するプラグの形状、色、サイズ等をシンク側コネクタ68のそれらと変えてもよい。あるいは、ソース側又はシンク側を表すマークをプラグ又はプラグに近いケーブル本体の端部の被覆に付してもよい。これらのソース側とシンク側との識別は、実施形態以外のケーブルはこのような識別が施されていないので、実施形態以外のケーブルと実施形態のケーブルとの識別にも効果がある。
ソース機器10はHDMI送信機12と、信号処理部14と、電源16と、CPU18と、コネクタ20を含む。信号処理部14はHDMI送信機12に映像信号と、オーディオ信号と、制御信号(状態信号も含む)を供給する。信号処理部14はCPU18の制御の下、映像信号のフォーマットをシンク装置40の解像度に応じたフォーマットに変換して、HDMI送信機12に供給する。
HDMI送信機12は映像信号とオーディオ信号をTMDS ch0、TMDS ch1、TMDS ch2、TMDS CLKの4レーンからなるTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)方式で伝送する。CPU18はHDMI送信機12と信号処理部14を制御する。
ケーブル60はソース側伝送路セレクタ62とシンク側伝送路セレクタ64を含む。後述するように、伝送路セレクタ62、64はHDMI規格に準拠するソース機器10又はシンク機器40が供給可能な電力よりも大電力(例えば、10W)を消費する。そのため、通常のソース機器10の電源より大電力の電源16がHDMI送信機12に接続される。
シンク機器40はHDMI受信機42と、信号処理部44と、電源46と、CPU48と、EDID(Extended Display Identification Data:拡張表示識別データ)メモリ50と、LCDディスプレイ52と、スピーカ54と、コネクタ56を含む。LCDディスプレイ52とスピーカ54は映像を表示する以外に、実施形態によるケーブルが接続されたことをユーザに通知するためにも使用される。通知は、テキスト表示、アイコン表示、メッセージ音声合成、通知音発生等を含む。この通知のために、ケーブル60が識別信号をTMDS、DDC、CEC信号等を用いてシンク機器40に供給してもよい。通知は実施形態のケーブルの接続を通知するためであるので、実施形態によるケーブルの場合のみ通知を行い、実施形態以外のケーブルの場合は何も通知しなくてもよい。ソース機器10が表示部、スピーカ等の通知手段を備えている場合、実施形態のケーブルが接続されたことをソース機器10側でユーザに通知してもよい。信号処理部44にはHDMI受信機42からの映像信号とオーディオ信号が供給される。CPU48はHDMI受信機42と信号処理部44を制御する。
通常のシンク機器の電源より大電力の電源46がHDMI受信機42に接続される。信号処理部44から出力される映像信号がLCDディスプレイ52で表示され、オーディオ信号がスピーカ54から出力される。
後述するように、電源16、46から出力され伝送路セレクタ62、64に与えられる電力は、共通のラインを用いて伝送路セレクタ62、64に与えられるので、2つの電源16、46を纏めた等価的な1つの電源から2つの伝送路セレクタ62、64に電力が供給されている。そのため、電源16、46をソース機器10とシンク機器40とにそれぞれ設けずに、いずれか一方のみに設けてもよい。すなわち、ソース機器10とシンク機器40のいずれか一方は光伝送のための電源供給能力を備えておらず、従前の金属線ケーブルにのみに対応する機器であってもよい。電源16、46をソース機器10、シンク機器40にそれぞれ設ける場合でも、2つの電源の供給可能電力は等しくなくてもよく、一方が他方より大電力を供給するものでもよい。ソース機器10の電源供給能力とシンク機器40の電源供給能力とを比較し、その大小に応じた比率で光伝送のための電力を両機器10、40から受けてもよい。
HDMI送信機12から出力された4レーンの信号TMDS ch0、TMDS ch1、TMDS ch2、TMDS CLKはソース側伝送路セレクタ62に入力される。各レーンのTMDS信号は+、−、シールドの3本のラインを含む。ソース側伝送路セレクタ62はコネクタ66の出来るだけ近傍に設けることが好ましく、可能であればコネクタ66内に設けてもよい。ソース側伝送路セレクタ62は第1伝送路L1、第2伝送路L2、制御ラインを用いてシンク側伝送路セレクタ64に接続される。第1伝送路L1、第2伝送路L2は伝送路セレクタ62に入力された4レーンのTMDS信号をシンク側伝送路セレクタ64に伝送する。シンク側伝送路セレクタ64もコネクタ68の出来るだけ近傍に設けることが好ましく、可能であればコネクタ68内に設けてもよい。
ケーブル60が含む伝送路の数は2本に限らず、3本以上でもよい。複数の伝送路はそれぞれ異なる解像度の映像信号を伝送するのに適したものであればよい。例えば第1伝送路L1は2Kの映像信号伝送用であり、通常のHDMIケーブルの場合と同様に金属線、例えば銅線により構成されてもよい。第2伝送路L2は第1伝送路L1よりも高精細な映像信号、例えば8Kの映像信号を高速で伝送できるものであり、光ファイバにより構成されてもよい。
複数の伝送路は必ずしも異なる材料で構成されなくてもよい。例えば、第2伝送路L2は必ずしも光ファイバを用いる必要は無く、第2伝送路L2も第1伝送路L1と同様に銅線により構成されてもよい。第2伝送路L2を構成する銅線は、ケーブル長や信号の伝送速度や解像度に応じて8K映像信号の伝送に特化するようにチューニングされていてもよい。チューニングの一例は伝送中に劣化した信号を補正するイコライザがシンク側に接続されるものや、信号の劣化を未然に防ぐためのプリアンプがソース側に接続されるもの(両者をアクティブケーブルとも称する)等を含んでもよい。パッシブケーブルでもインピーダンスや減衰の周波数特性を伝送信号の特性に合わせることにより、特定の信号の伝送に特化したケーブルを実現することができる。
伝送路セレクタ62、64は、ソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方によるケーブル60への電源供給能力に基づいて、複数の伝送路の中のいずれかの伝送路を選択する。光ファイバからなる第2伝送路を用いて信号を伝送するためには、HDMI送信機12から送信された電気信号であるTMDS信号をレーザ発振器を用いて光信号に変換するとともに、第2伝送路を用いて伝送された光信号をフォトダイオードを用いて電気信号に変換する必要がある。そのため、第2伝送路を用いて信号を光伝送するためにはHDMI規格に準拠するソース機器10又はシンク機器40が供給可能な電力よりも大電力を消費する。ソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方が光伝送に必要な電力をケーブル60に供給できる場合、第2伝送路L2が選択され、光伝送に必要な電力を供給できない場合は、第1伝送路L1が選択される。これにより、実施形態によるケーブルは、光伝送のための電源供給能力を備えている機器からの信号も伝送できるし、光伝送のための電源供給能力を備えていない機器からの信号も伝送できる。
ソース機器12から出力された4レーンのTMDS信号は、伝送路セレクタ62により第1伝送路L1又は第2伝送路L2を用いてシンク機器40へ伝送される。第1伝送路L1又は第2伝送路L2を用いてソース機器10から伝送された信号は、伝送路セレクタ64により4レーンのTMDS信号TMDS ch0、TMDS ch1、TMDS ch2、TMDS CLKに分配され、シンク機器40に伝送される。
HDMIケーブル60は映像伝送用のTMDS信号以外に、制御信号として+5Vライン、DDC(Display Data Channel:表示データチャネル)、電源ライン、HPD(Hot-Plug-Detect:ホットプラグ検出)、CEC(Consumer Electronics Control)も含む。+5Vライン、DDC、電源ラインはHDMI送信機12とHDMI受信機42との間に接続される。
+5Vライン、電源ライン、HPDラインは伝送路セレクタ62、64にも接続され、伝送路セレクタ62、64へ光伝送のための電源を供給する。+5VラインはHDMIで規定されており、EDIDを読むために必要な電流(少なくとも55mA)を流す電源ラインであるが、このラインに大電流が流れる場合は、+5Vラインを用いて伝送路セレクタ62、64の駆動のための大電力をソース機器10又はシンク機器40からケーブル60に供給してもよい。
電源ラインはHDMIで規定されていないラインであり、+5Vラインに大電流が流れない装置の場合は、伝送路セレクタ62、64が動作するのに必要な電力を供給するための伝送路である。もしも、+5Vラインが伝送路セレクタ62、64に必要な電力を供給できる場合は、電源ライン(+5Vライン以外)は不要である。
電力専用の伝送路(+5Vライン又は電源ライン)を用いずに、TMDS信号を用いて伝送路セレクタ62、64に電力を供給してもよい。シンク機器40はTMDSラインの電源を備えており、この電源から伝送路セレクタ62、64に電力を供給することができる。この場合も、電源ライン(+5Vライン以外)は不要である。
EDIDメモリ50はシンク機器40の機能や性能に関する情報を保持するデータセットであるEDIDを記憶する。EDIDはシンク機器40の電源供給能力も示す。EDIDメモリ50はRAMではなく、ROM又はフラッシュメモリであってもよい。ソース機器10はDDCラインを用いてEDIDメモリ50にアクセスすることができ、シンク機器40が推奨もしくは対応する設定やシンク機器40の電源供給能力をEDIDに基づいて知ることができる。ソース機器10は、シンク機器40が推奨する映像フォーマットの映像信号をシンク機器40に伝送する。
DDCはシンク機器40の映像伝送に関わる能力をソース機器10に伝えるSCDC(Status and Control Data Channel:状態及び制御データチャネル)も伝送する。シンク機器40の映像伝送に関わる能力はシンク機器40の電源供給能力も含む。このため、ソース機器10は、DDCラインを用いてSCDCを読み取り、シンク機器40の電源供給能力を知ることもできる。
機器間の通信のためにCECが規定されており、CPU18、48間でCECが伝送される。CECを用いると、1台のリモートコントロール装置ですべての機器にコマンドを送信することや、他の機器の状態が変更されたとき(例えば、電源オン/オフ)に機器の設定を自動的に変更することが可能である。
HDMI規格では、ソース機器10からシンク機器40へ映像信号の種類を識別する情報としてインフォフレーム(InfoFrame)情報が規定されている。インフォフレーム情報は1フレーム内の垂直ブランキング期間の一部、あるいは各映像信号走査線の水平ブランキング期間の一部のデータアイランド期間(Data Island Period)に伝送される。インフォフレーム情報内にソース機器10の電源供給能力を含めることもできる。ソース機器10はインフォフレーム情報を用いてケーブル60にソース機器10の電源供給能力を通知することができる。
ソース機器10はHPDを用いてシンク機器40と接続された状態であるか、又は切断された状態であるかを判別する。光伝送のための電力をHPDラインを介して伝送路セレクタ62、64に供給してもよい。この場合、光伝送に必要な電力となるようにソース機器10又はシンク機器40内でHPDの電圧が増幅される。
ソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方から伝送路セレクタ62、64へ電力を供給する経路として、+5Vライン、電源ライン、TMDS信号、HPDラインを説明したが、少なくとも1つ以上の経路で電力が供給されればよい。
ケーブル60のソース側コネクタ66のピン配置の一例を表1に示す。
Figure 0006873814
[ケーブル]
図2はケーブル60の信号伝送に関する部分の一例を示す。第1伝送路L1、第2伝送路L2はそれぞれ4レーンの映像信号を伝送するが、図2は便宜上1レーンの映像信号に関連する部分のみを示す。1レーンのTMDS信号(TMDS ch0、TMDS ch1、TMDS ch2又はTMDS CLK)がスイッチ84を用いて第1伝送路L1の一端又は面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)86に入力される。面発光レーザ86は電気信号であるTMDS信号に応じて照射するレーザを変調し、電気信号を光信号(レーザ)に変換する。面発光レーザ86から出射されたレーザはレンズ88を用いて光ファイバからなる第2伝送路L2の一端に入射される。スイッチ84と面発光レーザ86の動作は切替回路90により制御される。いずれの伝送路が選択されているかをユーザに通知するためのLED92、ブザー94が切替回路90に接続される。LED92、ブザー94はケーブル側(伝送路セレクタ62内)ではなく、ソース機器10側に設けてもよい。その場合、いずれの伝送路が選択されているかを示す情報は切替回路90から制御ライン、TMDSライン等を介してシンク機器40に伝送され、さらにDDC等を介してソース機器10に伝送されてもよい。
第2伝送路L2を伝送され、第2伝送路L2の他端から出射されたレーザはレンズ96を用いてフォトダイオード98に入射される。フォトダイオード98は入射したレーザを検出し、光信号を電気信号に変換する。フォトダイオード98の出力信号又は第1伝送路L1を伝送された電気信号がスイッチ100により選択され、1レーンのTMDS信号(TMDS ch0、TMDS ch1、TMDS ch2又はTMDS CLK)として出力される。スイッチ100とフォトダイオード98の動作は切替回路102により制御される。いずれの伝送路が選択されているかをユーザも通知するためのLED104、ブザー106が切替回路102に接続される。LED104、ブザー106はケーブル側(伝送路セレクタ64内)ではなく、シンク機器40側に設けてもよい。その場合、いずれの伝送路が選択されているかを示す情報は切替回路102からTMDSライン等を介してシンク機器40に伝送されてもよい。伝送路の選択結果の通知のためのLED、ブザーは、ソース側とシンク側の両方に設けずに、少なくとも一方に設けてもよい。
切替回路90と切替回路102とは制御ラインを用いて互いに接続され、伝送路の切替に関する情報を通信する。制御ラインの代わりにDDC、CEC、HPDラインを用いて切替回路90と切替回路102は互いに接続され、情報を通信してもよい。
スイッチ84、100、第1伝送路L1、第2伝送路L2、面発光レーザ86、レンズ88、96、フォトダイオード98は4レーン分設けられる。
図3はケーブル60の外観を示す斜視図である。図3(a)に示すケーブルでは、ソース側プラグ72内に伝送路セレクタ62及びレンズ88が収納される。シンク側も同様にプラグ72内に伝送路セレクタ64及びレンズ96が収納される。
図3(a)に示すケーブルでは、伝送路セレクタ62、64及びレンズ88、96のためプラグ72が大型化する可能性がある。プラグ72の大型化を避けたい場合は、図3(b)に示すように、プラグ72の近傍(例えば、5〜10cm)にセレクタユニット74を設け、セレクタユニット74内に伝送路セレクタ62、64及びレンズ88、96を収納してもよい。プラグ72又はセレクタユニット74の表面にLED92、104及びブザー94、106が形成される。
金属線からなる第1伝送線と光ファイバからなる第2伝送線を含む実施形態によるケーブルと、金属線からなる第1伝送線を含み光ファイバからなる第2伝送線を含まない実施形態以外のケーブルとのコネクタは同じであるので、両ケーブルは外観上見分けにくいことがある。これを防ぐために、実施形態のケーブルには実施形態のケーブルと実施形態以外のケーブルとを識別するための視覚により認識可能なデザインが施されてもよい。デザインの一例は、マーク(Opt/Cuの文字)76である。実施形態のケーブルと実施形態以外のケーブルのそれぞれに別々のマークを付してもよいし、実施形態以外のケーブルにはマークを付さず、実施形態によるケーブルにのみマークを付してもよい。マークはケーブル本体(図3(a))、プラグ72(図3(b))、セレクタユニット74のいずれか1つ又は複数に付してもよい。マークはソース側端部、シンク側端部のいずれか1つ又は両方に付してもよい。マークはシールのように貼り付けられるものでもよいし、印刷されるものでもよい。マークは文字に限らず、線、二重線、破線等でもよい。デザインの他の例は、ケーブル本体やプラグの色、手触り等を変えることや、ケーブル本体やプラグに微小な突起、模様を形成すること等を含む。
[信号伝送]
図4、図5のフローチャートを参照してケーブル60の動作を説明する。図4はソース側伝送路セレクタ62の切替回路90の処理を示すフローチャートの一例である。図5はシンク側伝送路セレクタ64の切替回路102の処理を示すフローチャートの一例である。
シンク機器40とソース機器10がケーブル60を介して接続されると、ソース機器10のCPU18がHPDにより接続を検出する。図4に示すように、ソース機器10のCPU18が接続を検出し、切替回路90に接続検出が通知されると(ブロック400のYES)、ブロック402で、切替回路90はスイッチ84を第1伝送路L1側に切替え、伝送路L1を用いてTMDS信号をシンク機器40へ伝送するとともに、「第1伝送路L1を用いて映像信号を伝送すること」をLED92又はブザー94によりユーザに通知する。通知は伝送路が切り替えられた時点に、切替により選択された伝送路に応じてブザー94の音色や音の発生回数を変えてもよい。LED92による視覚により認識可能な表示の場合、2色のLED92を設けておいて、選択された伝送路に応じた色のLED92を発光させてもよい。1つのLEDによる通知の場合、発光色を変えたり、選択された伝送路に応じた回数だけLEDを発光させてもよい。LED92による通知の場合、切替時点だけではなく、選択されている期間中通知を継続してもよい。2色のLED92を設ける場合、選択された伝送路に応じた色のLED92を発光し続けてもよい。1つのLEDで通知する場合、発光色を変えたり、選択された伝送路に応じた間隔でLEDを点滅させてもよい。
ブロック404で、切替回路90は「ソース側伝送路セレクタ62は光伝送、すなわち面発光レーザ86の駆動に必要な電源が供給され得るか否か」を判定する。伝送路セレクタ62の駆動電源は、+5Vライン、電源ライン、TMDSライン又はHPDラインの少なくとも1つを用いてソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方から供給されるので、これらのラインから試に電源供給を受け、実際に電源が供給されるか否かによって判定してもよい。あるいは、ケーブル60を介したソース機器10とシンク機器40との通信により得られたソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方が供給できる電力量に基づいて判定してもよい。この通信は、SCDC、InfoFrame、EDIDを用いて行うことができる。
光伝送に必要な電源が伝送路セレクタ62に供給され得ない場合(ブロック404のNO)、ブロック412で、切替回路90はスイッチ84の状態をそのままとし、TMDS信号を第1伝送路L1を用いてシンク機器40へ伝送し続ける。
光伝送に必要な電源が伝送路セレクタ62に供給され得る場合(ブロック404のYES)、ブロック406で、切替回路90は光伝送に必要な電源がシンク側伝送路セレクタ64に既に供給されているか否か判定する。この判定は、切替回路90が切替回路102と通信して切替回路102から伝送路セレクタ64の状態情報を貰って判定してもよい。
光伝送に必要な電源がシンク側伝送路セレクタ64に未だ供給されていない場合(ブロック406のNO)、ブロック412で、切替回路90はスイッチ84の状態をそのままとし、TMDS信号を第1伝送路L1を用いてシンク機器40へ伝送し続ける。
光伝送に必要な電源がシンク側伝送路セレクタ64に既に供給されている場合(ブロック406のYES)、ブロック408で、切替回路90は「第2伝送路L2を用いて光信号を伝送すること」をシンク側伝送路セレクタ64の切替回路102に制御ラインを用いて通知する。ブロック410で、切替回路90はスイッチ84を面発光レーザ86(第2伝送路L2)側に切替え、TMDS信号に応じて面発光レーザ86をオンさせてTMDS信号を第2伝送路L2を用いてシンク機器40へ伝送させるとともに、ブロック402と同様に「第2伝送路L2を用いて映像信号を伝送すること」をLED92又はブザー94によりユーザに通知する。
このように、ソース側伝送路セレクタ62は、光伝送のための電源が供給され得る場合、光ファイバからなる第2伝送路L2を選択して、第2伝送路L2を用いて映像信号を伝送することができる。第1、第2伝送路L1、L2のいずれが選択されたか、又は選択されているかは、ケーブル60内のLED92又はブザー94によってユーザに通知される。
図4で説明したように、シンク機器40とソース機器10がケーブル60を介して接続されると、ソース機器10のCPU18がHPDにより接続を検知する。図5に示すように、ソース機器10のCPU18が接続を検出し、ソース機器10のCPU18がHDMI送信機12、ソース側伝送路セレクタ62を介してシンク側伝送路セレクタ64の切替回路102に接続検出が通知されると(ブロック500のYES)、ブロック501で切替回路102はシンク機器40のLCDディスプレイ52に「銅線からなる第1伝送路L1と光ファイバからなる第2伝送路L2とを含む実施形態によるケーブルが接続されたこと」を視覚により認識可能な表示をさせるための信号、又はスピーカ54から「銅線からなる第1伝送路L1と光ファイバからなる第2伝送路L2とを含む実施形態によるケーブルが接続されたこと」が聴覚により認識可能な音を発生させるための信号をTMDS信号を用いてシンク機器40へ供給する。この表示は上記のようなテキスト又は銅線と光ファイバの少なくとも2つの伝送路を含むケーブルを示すアイコン等により行われてもよい。音の発生の場合、音色、音の持続期間、音の発生回数等で認識可能としてもよいし、上記メッセージの合成音声で認識可能としてもよい。
このように、ユーザは接続されたケーブルの種別をシンク機器40の画面上で認識することができるので、ケーブルの誤接続を防ぎ、映像信号の伝送失敗を未然に防ぐことができる。従前のケーブルでも「銅線からなる第1伝送路L1を含むが、光ファイバからなる第2伝送路L2は含まない従前のケーブルが接続されたこと」を表示してもよい。ソース機器10にも表示部が備えられている場合は、ソース機器10の表示に上記内容を表示させるための信号を出力してもよい。ケーブルを接続してもこの表示がなされない場合、ユーザは「実施形態以外のケーブル、例えば銅線からなる第1伝送路L1を含むが、光ファイバからなる第2伝送路L2は含まないケーブルが接続されたこと」を認識する。実施形態のケーブルが伝送路の数等による複数の種別を含む場合や、実施形態以外のケーブルが複数の種別を含む場合、単に実施形態のケーブルか否かだけではなくケーブルの種別をユーザに通知してもよい。
ブロック502で、切替回路102はスイッチ100を第1伝送路L1側に切替え、ソース機器10からのTMDS信号を第1伝送路L1を用いて受信するとともに、ブロック402と同様に「第1伝送路L1を用いて映像信号を受信すること」をLED104又はブザー106によりユーザに通知する。ケーブル60内のLED104又はブザー106の代わりに又は加えてシンク装置40のLCDディスプレイ52又はスピーカ54によって「第1伝送路L1を用いて映像信号を受信すること」をユーザに通知してもよい。この通知のための信号はTMDS信号を用いてシンク機器40へ送信される。
ブロック504で、切替回路102は「伝送路セレクタ64は光伝送された信号の受信、すなわちフォトダイオード98の駆動に必要な電源が供給され得るか否か」を判定する。伝送路セレクタ64の駆動電源は、+5Vライン、電源ライン、TMDSライン又はHPDラインの少なくとも1つを介してソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方から供給されるので、これらのラインから試に電源供給を受け、実際に電源が供給されるか否かによって判定してもよい。あるいは、ケーブル60を介したソース機器10とシンク機器40との通信により得られたソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方が供給できる電力量に基づいて判定してもよい。この通信は、SCDC、InfoFrame、EDIDを用いて行うことができる。
伝送路セレクタ64が光伝送信号の受信に必要な電源が供給され得ない場合(ブロック504のNO)、ブロック512で、切替回路102はスイッチ100の状態をそのままとし、ソース機器10からのTMDS信号を第1伝送路L1を用いて受信し続ける。
伝送路セレクタ64が光伝送信号の受信に必要な電源供給され得る場合(ブロック504のYES)、ブロック506で、切替回路102はソース側伝送路セレクタ62が光伝送信号の受信に必要な電源を既に供給されているか否か判定する。この判定は、切替回路102が切替回路90と通信して切替回路90から伝送路セレクタ62の状態情報を貰って判定してもよい。
ソース側伝送路セレクタ62が光伝送信号の受信に必要な電源を未だ供給されていない場合(ブロック506のNO)、ブロック512で、切替回路102はスイッチ100の状態をそのままとし、ソース機器10からのTMDS信号を第1伝送路L1を用いて受信し続ける。
ソース側伝送路セレクタ62が光伝送信号の受信に必要な電源を既に供給されている場合(ブロック506のYES)、ブロック508で、切替回路102はソース側伝送路セレクタ62の切替回路90から「第2伝送路L2を用いて光信号を伝送すること」が制御ラインを用いて通知されたか否か判定する。この判定は通知が来るまで繰り返し実行される。ただし、通知が一定時間無い場合は、タイムアウトにより動作を終了する。
ソース側伝送路セレクタ62の切替回路90から「第2伝送路L2を用いて光信号を伝送すること」が通知された場合(ブロック508のYES)、ブロック510で、切替回路102はスイッチ100を第2伝送路L2側に切替え、フォトダイオード98をオンさせてソース機器10からのTMDS信号を第2伝送路L2を用いて受信するとともに、ブロック410と同様に「第2伝送路L2を用いて光信号を受信すること」をLED104又はブザー106によりユーザに通知する。ブロック502と同様に、ケーブル60内のLED104又はブザー106の代わりに又は加えてシンク装置40のLCDディスプレイ52又はスピーカ54によって「第2伝送路L2を用いて光信号を受信すること」をユーザに通知してもよい。
このように、シンク側伝送路セレクタ64は、光伝送信号の受信に必要な電源が供給され得る場合、光ファイバからなる第2伝送路L2を選択して映像信号を受信することができる。第1、第2伝送路L1、L2のいずれが選択されたか、又は選択されているかは、ケーブル60内のLED104又はブザー106によってユーザに通知される。
なお、図4、図5には示さないが、ソース機器10とシンク機器40との間で映像伝送前に伝送速度が調整される。先ず、ソース機器10とシンク機器40は規定の伝送速度の最高速度で映像伝送を試みる。伝送に失敗したら、伝送速度を一段階落とし、映像伝送を試みることを繰り返す。ある伝送速度で映像伝送に成功すると、伝送速度が決定される。
第1実施形態によれば、金属線を用いる第1伝送路L1と光ファイバを用いる第2伝送路L2とを含むケーブルにおいて、ソース側伝送路セレクタ62の切替回路90とシンク側伝送路セレクタ64の切替回路102が制御ラインを用いて連動することにより、光伝送のための電源がケーブル60に供給され得ない場合、第1伝送路L1が選択され、電源が供給され得る場合、第2伝送路L2が選択される。従って、実施形態によるケーブルは、光伝送のための電源供給能力を備えている機器からの信号も伝送できるし、光伝送のための電源供給能力を備えていない機器からの信号も伝送できる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、伝送路の選択・切替はソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方の電源供給能力に基づいているが、電源供給能力及び他の情報にも基づいて伝送路を選択・切替してもよい。光伝送は消費電力が大きいので、ソース機器10又はシンク機器40に電源供給能力があっても、消費電力の観点からは金属線からなる第1伝送路を選択したい場合がある。第2実施形態はこの要求に対応するため、省電力モードで動作可能である。
図6は第2実施形態のケーブルを含むシステム全体の一例を示す。図7は第2実施形態のケーブル60の信号伝送に関する部分の一例を示す。ケーブルの外観は図3に示した第2実施形態と略同じである。
第2実施形態は第1実施形態と略同じであり、第1実施形態のケーブル60に対して、ソース側コネクタ66近傍にクロック検出器202とユーザが操作可能なモード切替スイッチ204が追加される点が異なる。モード切替スイッチ204はソース側コネクタ66を含むプラグ又はセレクタユニットの表面に配置される。クロック検出器202はソース機器10と伝送路セレクタ62との間のクロックラインTMDS CLKに接続され、伝送される映像信号の周波数帯域を検出する。クロック検出器202の検出結果は伝送路セレクタ62に入力される。モード切替スイッチ204も伝送路セレクタ62に接続される。
モード切替スイッチ204によりユーザは動作モードを通常モードと省電力モードのいずれかに設定可能である。通常モードは第1実施形態に対応し、電源供給能力に応じて伝送路を選択するモードである。省電力モードは、消費電力を少なくするために、電源供給能力があり第2伝送路L2が選択可能であっても、信号が第1伝送路L1を用いて伝送可能であれば、第1伝送路L1を選択して信号を伝送するモードである。例えば、機器が電池駆動の場合、消費電力をできるだけ少なくしたい要望がある。この場合、ユーザはモード切替スイッチ204を操作して省電力モードを指定する。
図8のフローチャートを参照してケーブル60の動作を説明する。図8はソース側伝送路セレクタ62の切替回路90の処理を示すフローチャートの一例である。シンク側伝送路セレクタ64の切替回路102の処理は図5に示した第1実施形態の処理と同じである。
第1実施形態と同様に、シンク機器40とソース機器10がケーブル60を介して接続され、ソース機器10のCPU18がHPDにより接続を検出し、切替回路90に接続検出が通知されると(ブロック400のYES)、ブロック402で、切替回路90はスイッチ84を第1伝送路L1側に切替え、伝送路L1を用いてTMDS信号をシンク機器40へ伝送するとともに、「第1伝送路L1を用いて映像信号を伝送すること」をLED92又はブザー94によりユーザに通知する。
ブロック802で、切替回路90はモード切替スイッチ204が省電力モードを指定しているか否かを判定する。通常モードが指定されている場合(ブロック802のNO)、第1実施形態と同様に、ブロック404、406、408、410、412の処理が実行され、ソース機器10/シンク機器40の電源供給能力に応じて伝送路が選択される。省電力モードが指定されている場合(ブロック802のYES)、ブロック804で、切替回路90はクロック検出器202の検出結果が示す伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域であるか否か判定する。伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域である場合(ブロック804のYES)、ブロック806で、切替回路90はスイッチ84の状態をそのままとし、TMDS信号を第1伝送路L1を用いてシンク機器40へ伝送し続ける。
例えば、第1伝送路L1の伝送可能な周波数帯域は数MHzであり、第2伝送路L2の伝送可能な周波数帯域は数GHzであるとした場合、周波数帯域が数MHzの伝送信号は第1伝送路L1で伝送可能である。伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域である場合、たとえソース機器10/シンク機器40が光伝送に必要な電源供給能力を備えていても、第2伝送路L2を使わずに、第1伝送路L1を用いて伝送する。これにより、ソース機器10/シンク機器40の消費電力を少なくすることができる。
伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域ではない場合(ブロック804でNO)、第1実施形態と同様に、ブロック404、406、408、410、412の処理が実行される。第1実施形態では、光伝送のための電源が供給されない場合に実行されるブロック412で、伝送路L1を用いる伝送を継続するが、伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域ではないため伝送失敗する可能性があることをLED92、ブザー94あるいはシンク装置40のLCD52、スピーカ54を用いてユーザに通知してもよい。
ユーザがモード切替スイッチ204を操作するタイミングは予測できないので、ブロック410で第2伝送路L2を用いて信号の伝送を開始した後、ブロック808で、切替回路90はモード切替スイッチ204が省電力モードを指定しているか否かを再び判定する。通常モードが指定されている場合(ブロック808のNO)、切替回路90はスイッチ84の状態をそのままとし、TMDS信号を第2伝送路L2を用いてシンク機器40へ伝送し続け、動作は終了する。
省電力モードが指定されている場合(ブロック808のYES)、ブロック810で、切替回路90はクロック検出器202の検出結果が示す伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域であるか否か判定する。伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域である場合(ブロック810のYES)、ブロック812で、切替回路90はシンク側伝送路セレクタ64の切替回路102に「第1伝送路L1を用いて伝送すること」を制御ラインを用いて通知する。ブロック814で、切替回路90はスイッチ84を第1伝送路L1側に切替え、TMDS信号を第1伝送路L1を用いてシンク機器40へ伝送させる。
伝送信号の周波数帯域が第1伝送路L1で伝送可能な周波数帯域でない場合(ブロック810のNO)、切替回路90はスイッチ84の状態をそのままとし、TMDS信号を第2伝送路L2を用いてシンク機器40へ伝送し続け、動作は終了する。
上記以外のタイミングでモード切替スイッチ204が操作された場合、割込みが発生し、図8のブロック808以降の処理が開始される。
モード切替スイッチ204はケーブルのソース側コネクタ66の近傍に設けたが、シンク側コネクタ68の近傍に設け、シンク側伝送路セレクタ64の判定回路102に接続してもよい。この場合、モード切替スイッチ204から出力されるモード指定情報はTMDS信号、DDC、あるいはCECを用いて切替回路90、102間で通信されてもよい。さらに、モード切替スイッチ204をソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方に設けてもよい。
第2実施形態によれば、光伝送のための電源が供給可能であっても、伝送信号の帯域が光を使わずに伝送できる場合、光伝送路を選択せず、金属伝送路を選択することにより、不必要な電力消費を控えることができる。
[第2実施形態の変形例]
省電力モードはユーザがモード切替スイッチ204を操作することにより指定されたが、これに限らず、ユーザがスイッチを操作することなく省電力モードが指定されてもよい。
例えば、省電力動作が好ましいバッテリ駆動の携帯機器等のシンク機器40はEDID又はSCDCに動作モードの指定情報を含ませてもよい。ソース機器10がEDIDメモリ50をアクセスしてEDIDを読み取り、あるいはSCDCを読み取り、省電力モードが指定されている場合、ソース機器10はケーブル60へ省電力モードを通知してもよい。この通知が図6のモード切替スイッチ204の切替と等価であるので、図8のフローチャートのブロック802、808の省電力モードか否かの判定はこの通知に基づく。
あるいは、」ソース機器10が動作モードを指定し、ケーブル60へ省電力モードを通知してもよい。ソース機器10がケーブル60へ省電力モードを通知する方法は、インフォフレーム情報が定義されており、この中に省電力モードを指定してもよい。
さらに、ソース機器10とシンク機器40がそれぞれ動作モードを指定可能とし、ケーブル60が両機器の動作モードを判断して、動作モードを決定してもよい。両機器とも同じ動作モードの場合は、そのモードで動作するが、一方が通常モードで、他方が省電力モードの場合は、通常モードで動作する。ただし、光伝送のための電源は、通常モードが指定された機器から供給を受け、省電力モードが指定された機器からは電源の供給を受けないように制御してもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態では、伝送路の選択・切替はソース機器10又はシンク機器40の少なくとも一方の電源供給能力に基づき、第2実施形態では、電源供給能力に加えて動作モードに基づいたが、電源供給能力に加えて伝送する信号の特徴に基づき伝送路を選択する第3実施形態を説明する。
第3実施形態のケーブルを含むシステム全体の一例、ケーブルの信号伝送に関する部分の一例、ケーブルの外観は図1〜図3に示した第1実施形態と同じである。図9は、ソース側伝送路セレクタ62の切替回路90の処理を示すフローチャートの一例である。シンク側伝送路セレクタ64の切替回路102の処理は図5に示した第1実施形態の処理と同じである。図9は、図4に示した第1実施形態のソース側伝送路セレクタ62の切替回路90の処理を示すフローチャートと略同じであり、ブロック406の次にブロック902が実行される点が異なる。ブロック406で光伝送に必要な電源がシンク側伝送路セレクタ64に既に供給されていると判定されると(ブロック406のYES)、切替回路90はブロック902で映像信号の特徴を検出し、その特徴が第1伝送路L1の伝送特性に対応するか、又は第2伝送路L2の伝送特性に対応するか、すなわち信号の伝送に適する伝送路は第1伝送路であるか第2伝送路であるかを判定する。伝送に適する伝送路が第1伝送路L1であると判定される場合、ブロック412が実行され、第1実施形態と同様に映像信号は第1伝送路L1を用いて伝送される。伝送に適する伝送路が第2伝送路L2であると判定される場合、ブロック408、410が実行され、第1実施形態と同様にシンク側セレクタ64に第2伝送路L2の使用が通知され、映像信号は第2伝送路L2を用いて伝送される。
映像信号の特徴の例は下記を含む。
a.信号の周波数
b.信号の周波数帯域
c.信号のエラーレート
d.信号が直流信号か交流信号か
e.信号の伝送モード(USB Type-C Alternate mode)
a.信号の周波数にも基づいて伝送路を選択する場合、1本のケーブルは伝送周波数特性が異なる複数の伝送路からなる。例えば、第1伝送路L1は数MHzの信号の伝送に特化したものであり、第2伝送路L2は数GHzの信号の伝送に特化したものである場合、信号の周波数が数GHzであれば第2伝送路L2が選ばれ、信号の周波数が数MHzであれば第1伝送路L1が選ばれる。信号の周波数は、図7に示す第2実施形態のクロック検出器202により検出可能である。
b.信号の周波数帯域にも基づいて伝送路を選択する場合、1本のケーブルは伝送周波数帯域が異なる複数の伝送路からなる。例えば、第1伝送路L1は2K映像信号の伝送に特化したものであり、第2伝送路L2は8K映像信号の伝送に特化したものである場合、信号の周波数帯域が8K映像信号の帯域であれば第2伝送路L2が選ばれ、信号の周波数が2K映像信号の帯域であれば第1伝送路L1が選ばれる。信号の周波数帯域は、図7に示す第2実施形態のクロック検出器202により検出可能である。
c.伝送信号のエラーレートにも基づいて伝送路を選択する場合、1本のケーブルはエラーレートが異なる複数の伝送路からなる。伝送信号のエラーレートはシンク機器40で計測可能であり、シンク機器40はEDIDにエラーレートの計測値を含めることが可能である。ソース機器10は、DDCラインを介してSDCDを読み取り、伝送信号のエラーレートを知ることができる。伝送信号のエラーレートが大きい場合はエラーレートの小さい伝送路、例えば第2伝送路L2が選ばれる。伝送信号のエラーレートが小さい場合はエラーレートの大きい伝送路、例えば第1伝送路L1を選んでも問題が無いので、エラーレートを考慮せずに他の特徴に基づいて伝送路を選ぶことができる。そのため、伝送信号のエラーレートが小さい場合はエラーレートの大きい伝送路が選ばれることもある。
d.伝送信号が交流信号の場合は第2伝送路L2を選ぶが、直流信号の場合は第1伝送路L1を選んでもよい。
e.USB Type-C Alternate modeはUSBと他の規格の信号のいずれかを伝送できるので、伝送する信号がUSB信号か他の規格の信号かに応じて適切な伝送路を選んでもよい。例えば、第1の伝送路をUSB信号に適した伝送路とし、第2の伝送路を他の規格の信号に適した伝送路とし、適切な伝送路を選ぶことができる。
[USB Type-C Alternate mode]
上記の実施形態はインタフェースとしてHDMIを例にとり、HDMIケーブルを用いてHMDI信号を伝送する例を説明したが、HDMIケーブル以外でHDMI信号を伝送可能なケーブルであるUSB Type-Cケーブルを利用する例を説明する。USB Type-Cのコネクタ/ケーブルを利用して別規格の信号を伝送するUSB Type-C Alternate modeが規定されており、その一つにHDMI Alternate modeがある。USB Type-Cケーブルのピンが表2、表3に示すようにHDMI信号にマッピングされることにより、USB Type-Cケーブルを用いてHDMI信号が伝送可能である。
Figure 0006873814
Figure 0006873814
図10はUSB Type-Cケーブルの外観を示す斜視図である。図10(a)に示すケーブルでは、ソース側プラグ72U内に回路部品、レンズ等が収納される。図10(b)に示す例では、プラグ72Uの近傍(例えば、5〜10cm)にセレクタユニット74Uが設けられ、セレクタユニット74U内に回路部品、レンズ等が収納される。プラグ72U又はセレクタユニット74Uの表面にLED92、104及びブザー94、106が形成される。第1実施形態と同様に、実施形態のケーブルを識別可能なマーク(Opt/Cuの文字)76がケーブル本体(図10(a))、プラグ72U(図10(b))、セレクタユニット74Uのいずれか1つ又は複数に付されてもよい。
USB Type-Cケーブルに銅線からなる第1伝送路L1と、光ファイバからなる第2伝送路L2を備え、上述の実施形態と同様に伝送路を選択することにより、上述の実施形態と同様な作用効果が得られる。
USB Type-C Alternate modeは、HDMI Alternate modeに限らず、他のAlternate mode、例えばDisplayPort Alternate mode、MHL Alternate mode、Thunderbolt Alternate mode等も適用可能である。
[変形例]
HDMIインタフェースでは、例えば図1に示すようにソース機器とシンク機器とをケーブルで接続する以外にも、ソース機器とシンク機器との間に1つ又は複数のリピータを接続し、それらの間をケーブルで接続することも可能である。リピータはシンク機器の機能とソース機器の機能を兼ね備え、ソース機器に対してはシンク機器として動作し、シンク機器に対してはソース機器として動作する。ケーブル60がソース機器として動作するリピータとシンク機器として動作するリピータとの間に接続される点は第1実施形態と同じである。
本発明はHDMIに限らず、他の映像インタフェース、例えばDisplayPort、MHL、HD BaseT、VbyOne、Thunderbolt等でも適用可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…ソース機器、12…HDMI送信機、16…電源、40…シンク機器、42…HDMI受信機、46…電源、50…EDIDメモリ、60…ケーブル、62,64…伝送路セレクタ、84,100…スイッチ、86…面発光レーザ、88,96…レンズ、90,102…切替回路。

Claims (15)

  1. 第1電子装置が接続可能な第1端子と、
    第2電子装置が接続可能な第2端子と、
    前記第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方より電源供給されることによって動作するものであって、前記第1端子より入力された電気信号を光信号へ変換する変換部と、
    前記電気信号を伝送するための第1伝送路と、
    前記光信号を伝送するための第2伝送路と、
    前記第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方より電源供給されることによって動作するものであって、前記第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方による前記変換部への電源供給能力に基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替えるスイッチと、
    を具備するケーブル。
  2. 前記変換部への電源供給能力は、表示データチャネルを用いて判定される請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記変換部への電源供給能力は、拡張表示識別データに基づいて判定される請求項1または請求項2に記載のケーブル。
  4. 前記変換部への電源供給能力は、前記第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方による前記変換部への電源供給の試行結果に基づいて判定される請求項1に記載のケーブル。
  5. 前記スイッチは、前記変換部への電源供給能力及び前記電気信号の周波数に基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル。
  6. 前記スイッチは、前記変換部への電源供給能力及び前記電気信号の周波数帯域に基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル。
  7. 前記スイッチは、前記変換部への電源供給能力及び前記第1伝送路のエラーレートと前記第2伝送路のエラーレートに基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル。
  8. 前記スイッチは、前記変換部への電源供給能力及び前記電気信号が直流信号であるか、又は交流信号であるかに基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル。
  9. 前記スイッチは、前記変換部への電源供給能力及びUSB Type-C Alternate modeで規定されている伝送モードに基づき、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送するか、又は前記電気信号を前記光信号へ変換した上で前記第2伝送路を用いて伝送するかを切り替える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケーブル。
  10. 前記第2伝送路を含まず前記第1伝送路を含む第2ケーブルと前記ケーブルとを識別するための視覚により認識可能なデザインをさらに具備する請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のケーブル。
  11. 前記第2伝送路を含まず前記第1伝送路を含む第2ケーブルと識別するための視覚により認識可能な表示をさせるための信号を前記第1電子装置又は前記第2電子装置の少なくとも一方に出力する第1信号出力部をさらに具備する請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のケーブル。
  12. 音を発生させるための信号を出力する第2信号出力部をさらに具備し、
    前記第2信号出力部が出力する信号は、前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送可能な状態となる場合、第1の音を発生させるための信号であり、前記光信号を前記第2伝送路を用いて伝送可能な状態となる場合、前記第1の音とは異なる第2の音を発生させるための信号である、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のケーブル。
  13. 前記電気信号を前記第1伝送路を用いて伝送可能な状態となる場合、第1の態様で発光し、
    前記光信号を前記第2伝送路を用いて伝送可能な状態となる場合、前記第1の態様とは異なる第2の態様で発光する発光部をさらに具備する請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のケーブル。
  14. 電気信号を伝送するための第1伝送路と、前記電気信号から変換された光信号を伝送するための第2伝送路と、を具備するケーブルに接続可能であり、前記ケーブルを伝送された前記電気信号を受信可能である電子機器であって、
    前記ケーブルに対して伝送モードを指定するモード信号を出力する出力部を具備し、
    前記伝送モードは、第1モードと該第1モードよりも省電力の第2モードとを含み、
    前記第1モードでは、前記ケーブルへ光伝送のための電源が供給される場合は第2伝送路が選択され、前記電源が供給されない場合は前記第1伝送路が選択され、
    前記第2モードでは、前記電気信号が前記第1伝送路を介して伝送可能であれば、前記第1伝送路が選択される電子機器。
  15. 電気信号を伝送するための第1伝送路と、前記電気信号から変換された光信号を伝送するための第2伝送路と、を具備するケーブルに接続可能であり、前記ケーブルに前記電気信号を出力可能である電子機器であって、
    前記ケーブルに対して伝送モードを指定するモード信号を出力する出力部を具備し、
    前記伝送モードは、第1モードと該第1モードよりも省電力の第2モードとを含み、
    前記第1モードでは、前記ケーブルへ光伝送のための電源が供給される場合は第2伝送路が選択され、前記電源が供給されない場合は前記第1伝送路が選択され、
    前記第2モードでは、前記電気信号が前記第1伝送路を介して伝送可能であれば、前記第1伝送路が選択される電子機器。
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