JP5515919B2 - 電子機器および接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法 - Google Patents

電子機器および接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法 Download PDF

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Description

この発明は、電子機器および接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法に関し、特に、接続外部機器のデジタルインタフェースを判別してデータ伝送部の動作を制御する電子機器等に関する。
近年、例えば、ソース機器からシンク機器に画像および音声のデータを高速に伝送する通信インタフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface)等のインタフェースが普及しつつある。ソース機器は、例えば、ゲーム機、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダや、セットトップボックス、その他のAVソース(Audio Visual source)である。シンク機器は、例えば、テレビ受信機、プロジェクタ、その他のディスプレイである。例えば、非特許文献1には、HDMI規格の詳細についての記載がある。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.4,June5 2009
HDMI規格は、主に固定機器間の接続を想定している。そのため、コネクタのピン数も19ピンと多く、コネクタ外形寸法も大きく、携帯機器にとっては不利である。そこで、少ないピン数でコネクタを小型化し、さらにHDMIと同等のベースバンドビデオ伝送を行う規格が検討され始めている。
一方、テレビ受信機等のシンク機器にとっては、新規格のコネクタを追加することは、ユーザの利便性を損なうし、またスペース面、コスト面から不利である。広く普及したデジタルA/V入力ポートであるHDMIレセプタクルを新規格でも兼用できれば都合がよい。つまり、従来のHDMIレセプタクルを兼用し、回路のみで対応したいという要望がある。
この発明の目的は、接続外部機器のデジタルインタフェースを判別し、データ伝送部の動作を接続外部機器のデジタルインタフェースに合うように切換可能とすることにある。
この発明の概念は、
複数のピンを有するコネクタ部を備え、
第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器の伝送モードが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部と、をさらに備える
電子機器にある。
この発明において、電子機器は複数のピンを有するコネクタ部(レセプタクル)を備えている。第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器がコネクタ部に接続されるときには、複数のピンのうち第1の数のピンが使用される。また、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには、複数のピンのうち第1の数より少ない第2の数のピンが使用される。例えば、コネクタ部がHDMIレセプタクルである場合、ピン数は19ピンである。
例えば、第1のデジタルインタフェースがHDMIであって、このHDMIで動作する外部機器が接続される場合には、19ピンの全てが使用される。例えば、第2のデジタルインタフェースは、HDMIに対して、TMDSクロックの周波数を上げて、TMDSチャネル数を少なくする等した新規格のデジタルインタフェースである。この第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるとき、例えば、HDMIレセプタクルの19ピンのうち、使用されないピンがでてくる。
デジタルインタフェース判別部により、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるか判別される。この場合、コネクタ部の複数のピンのうち、第2のデジタルインタフェースが接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、判別される。
そして、動作制御部により、コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御される。すなわち、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるとき、データ伝送部の動作は第1のデジタルインタフェースに合うようにされる。一方、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであるとき、データ伝送部の動作は第2のデジタルインタフェースに合うようにされる。
この発明においては、接続外部機器のデジタルインタフェースがデジタルインタフェース判別部で判別され、データ伝送部の動作が接続外部機器のデジタルインタフェースに合うように切り換えられる。そのため、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器を接続するためのコネクタ部と、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器を接続するためのコネクタ部を兼用でき、コスト面、スペース面で有利となる。
この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースを判別する、ようにされる。この場合、シンク機器側で、ソース機器のデジタルインタフェースを判別できる。
ここで、例えば、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合および第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合のいずれの場合にも差動信号が入力される一対のピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部にケーブルを介して外部機器が接続されているか否かを判別する接続判別部をさらに備える、ようにされてもよい。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力し、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力しない一対のピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。この場合、ソース機器側で、シンク機器のデジタルインタフェースを判別できる。
ここで、例えば、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合および第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合のいずれの場合にも差動信号を出力する一対のピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部にケーブルを介して外部機器が接続されているか否かを判別する接続判別部をさらに備える、ようにされてもよい。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、この外部機器から電源が供給されるピンとこのピンにダイオードおよび抵抗を介して接続されているピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにさる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に接地され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に接地電圧より高い電圧が印加されるか電気的に浮いた状態とされ、かつ抵抗を介して接地電圧より高い電圧にプルアップされたピンの電圧状態に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に接地され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に第1の抵抗を介して接地され、かつ第2の抵抗を介して接地電圧より高い所定電圧にプルアップされたピンの電圧を、所定電圧を第1の抵抗および第2の抵抗で分圧して得られる電圧の上側および下側の電圧と比較した結果に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に接地され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に所定電圧が第1の抵抗および第2の抵抗で分圧されて得られた電圧が印加され、かつ第3の抵抗を介して所定電圧にプルアップされたピンの電圧を、所定電圧を第1の抵抗および第3の抵抗の並列抵抗と第2の抵抗とで分圧して得られる電圧の上側および下側の電圧と比較した結果に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンに着目し、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に一対のピンが短絡または第1の抵抗を介して接続され、一対のピンの一方のピンは第2の抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、一対のピンの他方のピンは接地された状態で、一方のピンの電圧を、所定電圧を第1の抵抗および第2の抵抗で分圧して得られる電圧よりも高い電圧と比較した結果に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。
ここで、例えば、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に一対のピンが短絡または上記第1の抵抗を介して接続される状態は、外部機器をコネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる。また、コネクタ部へのケーブルの接続を判別する接続判別部をさらに備え、デジタルインタフェース判別部は、接続判別部でコネクタ部にケーブルが接続されたことが判別された後に、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされてもよい。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、一対のピンが短絡または抵抗を介して接続され、この一対のピンの一方のピンは抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、この一対のピンの他方のピンの電流または電圧の状態を検出する第1の検出部を有し、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合、この外部機器から電源が供給される電源ピンに着目し、この電源ピンの電圧状態を検出する第2の検出部をさらに有し、第1の検出部および第2の検出部の検出結果に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであるか第2のデジタルインタフェースであるかを判別する、ようにされる。
ここで、例えば、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に一対のピンが短絡または抵抗を介して接続される状態は、外部機器をコネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる。また、例えば、第1のデジタルインタフェースはHDMIであり、一対のピンの一方のピンはSCL用のピンであり、一対のピンの他方のピンはSDA用のピンである。
この場合、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第2の検出部で電源ピンの電圧状態が電源の電圧であることが検出されるとき、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであると判別する、ようにされる。
また、この場合、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第2の検出部で電源ピンの電圧状態が電源の電圧でないことが検出され、さらに、第1の検出部で一対のピンの他方のピンを通して電流が流れていること、あるいは一対のピンの他方のピンの電圧が所定電圧にあることが検出されるとき、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであると判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部でコネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであると判別されるとき、電源ピンを介して外部機器に電源を供給する電源供給部をさらに備える、ようにされる。
この場合、例えば、デジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースである外部機器がバッテリ駆動の電子機器であって、このバッテリが完全に上がっている場合にあっても、この外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであることが判別可能となる。そのため、上述の電源供給部により外部機器に電源を供給して、充電することが可能となる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、一対のピンの一方のピンおよび他方のピンは、一方のピンから他方のピンに一方向に信号を流す電子素子を通じて接続され、一対のピンの一方のピンに第1の信号を供給する第1の信号供給部と、一対のピンの他方のピンに第2の信号を供給する第2の信号供給部と、第1の信号供給部から一対のピンの一方のピンに第1の信号が供給される期間に、一対のピンの他方のピンから第1の信号を検出する第1の信号検出部と、第2の信号供給部から一対のピンの他方のピンに第2の信号が供給される期間に、一対のピンの一方のピンから第2の信号を検出する第2の信号検出部とを有し、第1の信号検出部および第2の信号検出部の検出結果に基づいて、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであるか否かを判別する、ようにされる。
ここで、例えば、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に一対のピンが電子素子で接続される状態は、外部機器をコネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる。また、例えば、第1のデジタルインタフェースはHDMIであり、一対のピンの一方のピンはSCL用のピンであり、一対のピンの他方のピンはSDA用のピンである。また、例えば、電子素子は、ダイオードである。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1の信号検出部で第1の信号が検出され、第2の信号検出部で第2の信号が検出されないとき、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第2のデジタルインタフェースであると判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、デジタルインタフェース判別部は、第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合、この外部機器から電源が供給される電源ピンに着目し、この電源ピンの電圧状態を検出する電圧検出部をさらに有し、電圧検出部で電源ピンの電圧状態が電源の電圧であることが検出されるとき、コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが第1のデジタルインタフェースであると判別する、ようにされる。
また、この発明において、例えば、第1の信号および第2の信号はパルス信号とされる。この場合、例えば、第1の信号供給部は、一対のピンの一方のピンを所定電圧が供給される端子に接続する第1の抵抗素子と、この一方のピンを接地端子に接続する第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を駆動するパルス信号を発生する第1のパルス発生器を有し、第2の信号供給部は、一対のピンの他方のピンを所定電圧が供給される端子に接続する第2の抵抗素子と、この他方のピンを接地端子に接続する第2のスイッチング素子と、この第2のスイッチング素子を駆動するパルス信号を発生する第2のパルス発生器を有する、ようにされる。例えば、スイッチング素子は、電界効果トランジスタとされる。
この発明によれば、接続外部機器のデジタルインタフェースが判別され、データ伝送部の動作が接続外部機器のデジタルインタフェースに合うように切り換えられるため、第1、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器を接続するためのコネクタ部を兼用でき、コスト面、スペース面で有利となる。
この発明の実施の形態としてのAVシステムの構成例を示すブロック図である。 AVシステムにおける、ソース機器のデータ送信部と、シンク機器のデータ受信部の構成例を示す図である(HDMI規格のデジタルインタフェースの場合)。 HDMIのTMDSチャネルで伝送されるTMDS伝送データ構造の一例を示す図である。 HDMI機器に設けられるHDMI端子のピン配列(タイプA)を示す図である。 AVシステムにおける、ソース機器のデータ送信部と、シンク機器のデータ受信部の構成例を示す図である(新規格のデジタルインタフェースの場合)。 AVシステムにおける、ソース機器のデータ送信部と、シンク機器のデータ受信部の構成例を示す図である(他の新規格のデジタルインタフェースの場合)。 制御部の制御手順を示すフローチャートである。 TMDS差動信号ペアの模式図である。 TMDS差動信号が、上限電圧V_high、下限電圧V_low、振幅Vswingとして、この範囲内で動作することを示す図である。 デジタルインタフェース判断用のアクティブ範囲検出回路の具体的な回路例を示す図である。 ソース機器接続判断用のアクティブ範囲検出回路の具体的な回路例を示す図である。 ソース機器がHDMI機器である場合、ソース機器からシンク機器に電源ラインで+5Vの電源が供給されることを示す図である。 ソース機器が新規格機器である場合、19ピンはHDMI規格で印加される電圧(最低+4.7V)を下回る電圧、例えば0Vに設定されることを示す図である。 ソース機器がHDMI機器である場合、ソース機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンが接地されることを示す図である。 ソース機器が新規格機器である場合、ソース機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンにはVcc(例えば+5V)が印加されるか、またはこの17ピンは未接続、つまり電気的に浮いた状態とされることを示す図である。 ソース機器がHDMI機器である場合、ソース機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地されることを示す図である。 ソース機器が新規格機器である場合、ソース機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは抵抗R2を介して接地されることを示す図である。 ソース機器がHDMI機器である場合、ソース機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地されること等を示す図である。 ソース機器が新規格機器である場合、ソース機器において、Vcc(例えば、+5V)が抵抗R1とR2で分圧されて得られた電圧が17ピンに印加されること等を示す図である。 シンク機器がHDMI機器である場合、シンク機器において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地されること等を示す図である。 新規格におけるType-Aプラグ内部の処理例を説明するための図である。 シンク機器の制御部内の判別部に設けられるケーブル検出回路の構成例を示す図である。 TMDS差動ペア模式図に、ケーブル検出回路を挿入した場合の回路例を示す図である。 ケーブル未挿入時にケーブル検出回路の電圧コンパレータに入力する電圧を示す図である。 PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間を抵抗器RT(50Ω)でつないだ新規格ケーブルが挿入された場合に電圧コンパレータに入力する電圧を示す図である。 PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間を導線でショートさせた新規格ケーブルが挿入された場合に電圧コンパレータに入力する電圧を示す図である。 HDMIケーブル挿入時(HDMIソース機器はなし)に電圧コンパレータに入力する電圧を示す図である。 HDMIケーブル挿入時(HDMI Source機器有り)に電圧コンパレータに入力する電圧を示す図である。 レセプタクル内部メカスイッチを説明するための図である。 レセプタクル内部メカスイッチによる検出方法を使った場合における、シンク機器の制御部の制御手順を示すフローチャートである。 +5Vピン(18ピン)の電圧を監視する検出方法を使った場合における、シンク機器の制御部の制御手順を示すフローチャートである。 +5Vピン(18ピン)の電圧を監視する検出方法を使った場合における、シンク機器の制御部の他の制御手順を示すフローチャートである。 新規格に基づくケーブル線配置を示す図である。 新規格ケーブルのケーブル線配置を示す図である。 シンク機器の制御部内の判別部内の構成を概略的に示す図である。 シンク機器の制御部の制御手順を示すフローチャートである。 新規格ケーブルのケーブル線配置を示す図である。 シンク機器の制御部内の判別部内の構成を概略的に示す図である。 「(1)ケーブル未接続の場合」に検出手順A,Bを実行したときの検出結果を説明するための接続状態図である。 「(2)新規格ケーブルが接続された場合」に検出手順A,Bを実行したときの検出結果を説明するための接続状態図である。 「(3)新規格ケーブル+新規格ソース機器が接続された場合」に検出手順A,Bを実行したときの検出結果を説明するための接続状態図である。 「(4)HDMIケーブルが接続された場合」に検出手順A,Bを実行したときの検出結果を説明するための接続状態図である。 「(5)HDMIケーブル+HDMIソース機器が接続された場合」に検出手順A,Bを実行したときの検出結果を説明するための接続状態図である。 各場合の検出手順A、検出手順Bにおける検出結果out3,out2の一覧を示す図である。 シンク機器の制御部の制御手順を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[AVシステムの構成]
図1は、実施の形態としてのAV(Audio and Visual)システム100の構成例を示している。このAVシステム100は、ソース機器とシンク機器とが接続されて構成されている。ソース機器110は、例えば、ゲーム機、ディスクプレーヤ、セットトップボックス、デジタルカメラ、携帯電話などのAVソースである。シンク機器120は、例えば、テレビ受信機、プロジェクタ等である。
ソース機器110およびシンク機器120は、ケーブル200を介して接続されている。ソース機器110には、データ送信部112が接続されたコネクタ部111が設けられている。シンク機器120には、データ受信部122が接続されたコネクタ部121が設けられている。ケーブル200の一端はソース機器110のコネクタ部111に接続され、このケーブル200の他端はシンク機器120のコネクタ部121に接続される。
ソース機器110は、制御部113を有している。この制御部113は、ソース機器110の全体を制御する。ソース機器110のデータ送信部112は、HDMI規格のデジタルインタフェースにのみ対応している場合、新規格のデジタルインタフェースにのみ対応している場合、あるいはその双方に対応している場合がある。データ送信部112が双方のデジタルインタフェースに対応している場合、いずれかのデジタルインタフェースの動作を行うように、制御部113により選択的に切り換えられる。
このソース機器110の制御部113は、判別部114を含んでいる。この判別部114は、このソース機器110にシンク機器120が接続されているか、シンク機器120のデータ受信部122のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるか等を回路を用いて判別する。制御部113は、データ送信部112がHDMI規格および新規格の双方のデジタルインタフェースに対応している場合、判別部114の判別結果に基づいて、シンク機器120のデータ受信部122のデジタルインタフェースに対応した動作を行うように、データ送信部112の動作を切り換える。
シンク機器120は、制御部123を有している。この制御部123は、シンク機器120の全体を制御する。シンク機器120のデータ受信部122は、HDMI規格のデジタルインタフェースにのみ対応している場合、新規格のデジタルインタフェースにのみ対応している場合、あるいはその双方に対応している場合がある。データ受信部122が双方のデジタルインタフェースに対応している場合、いずれかのデジタルインタフェースの動作を行うように、制御部123により選択的に切り換えられる。
このシンク機器120の制御部123は、判別部124を含んでいる。この判別部124は、このシンク機器120にソース機器110が接続されているか、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるか等を回路を用いて判別する。制御部123は、データ受信部122がHDMI規格および新規格の双方のデジタルインタフェースに対応している場合、判別部124の判別結果に基づいて、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースに対応した動作を行うように、データ受信部122の動作を切り換える。
[データ送信部、データ受信部の構成例]
図2は、図1のAVシステム100における、ソース機器110のデータ送信部112と、シンク機器120のデータ受信部122の構成例を示している。この構成例は、データ送信部112およびデータ受信部22のデジタルインタフェースが、HDMI規格のデジタルインタフェースの場合を示している。
データ送信部112は、有効画像区間(以下、適宜、アクティブビデオ区間ともいう)において、非圧縮の1画面分の画像の画素データに対応する差動信号を、複数のチャネルで、データ受信部122に一方向に送信する。ここで、有効画像区間は、一の垂直同期信号から次の垂直同期信号までの区間から、水平帰線区間及び垂直帰線区間を除いた区間である。また、データ送信部112は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随する音声データや制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、複数のチャネルで、データ受信部122に一方向に送信する。
データ送信部112とデータ受信部122とからなるHDMIシステムの伝送チャネルには、以下の伝送チャネルがある。すなわち、データ送信部112からデータ受信部122に対して、画素データおよび音声データを、ピクセルクロックに同期して、一方向にシリアル伝送するための伝送チャネルとしての、3つのTMDSチャネル#0〜#2がある。また、TMDSクロックを伝送する伝送チャネルとしての、TMDSクロックチャネルがある。
データ送信部112は、HDMIトランスミッタ81を有する。このHDMIトランスミッタ81は、例えば、非圧縮の画像の画素データを対応する差動信号に変換し、複数のチャネルである3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているデータ受信部122に、一方向にシリアル伝送する。
また、HDMIトランスミッタ81は、非圧縮の画像に付随する音声データ、さらには、必要な制御データその他の補助データ等を、対応する差動信号に変換し、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2でデータ受信部122に、一方向にシリアル伝送する。
さらに、HDMIトランスミッタ81は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で送信する画素データに同期したTMDSクロックを、TMDSクロックチャネルで、HDMIケーブルを介して接続されているデータ送信部122に送信する。ここで、1つのTMDSチャネル#i(i=0,1,2)では、TMDSクロックの1クロックの間に、10ビットの画素データが送信される。
データ受信部122は、アクティブビデオ区間において、複数のチャネルで、データ送信部122から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号を受信する。また、このデータ受信部122は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、複数のチャネルで、データ送信部112から一方向に送信されてくる、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。
すなわち、データ受信部122は、HDMIレシーバ82を有する。このHDMIレシーバ82は、TMDSチャネル#0,#1,#2で、データ送信部112から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号と、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。この場合、データ送信部112からTMDSクロックチャネルで送信されてくるピクセルクロック(TMDSクロック)に同期して受信する。
HDMIシステムの伝送チャネルには、上述のTMDSチャネル#0〜#2およびTMDSクロックチャネルの他に、DDC(Display Data Channel)やCECラインと呼ばれる伝送チャネルがある。DDCは、HDMIケーブルに含まれる図示しない2本の信号線からなる。DDCは、データ送信部112が、データ受信部122から、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)を読み出すために使用される。
すなわち、データ受信部122は、HDMIレシーバ81の他に、自身の性能(Configuration/capability)に関する性能情報であるE−EDIDを記憶している、EDID ROM(Read Only Memory)を有している。データ送信部112は、例えば、制御部113からの要求に応じて、HDMIケーブルを介して接続されているデータ受信部122から、E−EDIDを、DDCを介して読み出す。
データ送信部112は、読み出したE−EDIDを制御部113に送る。制御部113は、このE−EDIDを、図示しないフラッシュROMあるいはDRAMに格納する。制御部113は、E−EDIDに基づき、データ受信部122の性能の設定を認識できる。例えば、制御部113は、データ受信部122を有するシンク機器120が立体画像データの取り扱いが可能か否か、可能である場合はさらにいかなるTMDS伝送データ構造に対応可能であるか等を認識する。
CECラインは、HDMIケーブルに含まれる図示しない1本の信号線からなり、データ送信部112とデータ受信部122との間で、制御用のデータの双方向通信を行うために用いられる。このCECラインは、制御データラインを構成している。
また、HDMIケーブルには、HPD(Hot Plug Detect)と呼ばれるピンに接続されるライン(HPDライン)が含まれている。ソース機器は、このHPDラインを利用して、シンク機器の接続を検出することができる。なお、このHPDラインは双方向通信路を構成するHEAC−ラインとしても使用される。また、HDMIケーブルには、ソース機器からシンク機器に電源を供給するために用いられる電源ライン(+5VPower Line)が含まれている。さらに、HDMIケーブルには、ユーティリティラインが含まれている。このユーティリティラインは双方向通信路を構成するHEAC+ラインとしても使用される。
図3は、TMDS伝送データの構造例を示している。この図3は、TMDSチャネル#0,#1,#2において、横×縦が1920ピクセル×1080ラインの画像データが伝送される場合の、各種の伝送データの区間を示している。
HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で伝送データが伝送されるビデオフィールド(Video Field)には、伝送データの種類に応じて、3種類の区間が存在する。この3種類の区間は、ビデオデータ区間(Video Data period)、データアイランド区間(Data Islandperiod)、およびコントロール区間(Control period)である。
ここで、ビデオフィールド区間は、ある垂直同期信号の立ち上がりエッジ(active edge)から次の垂直同期信号の立ち上がりエッジまでの区間である。このビデオフィールド区間は、水平ブランキング期間(horizontal blanking)、垂直ブランキング期間(verticalblanking)、並びに、アクティブビデオ区間(Active Video)に分けられる。このアクティブビデオ区間は、ビデオフィールド区間から、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間を除いた区間である
ビデオデータ区間は、アクティブビデオ区間に割り当てられる。このビデオデータ区間では、非圧縮の1画面分の画像データを構成する1920ピクセル(画素)×1080ライン分の有効画素(Active pixel)のデータが伝送される。
データアイランド区間およびコントロール区間は、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間に割り当てられる。このデータアイランド区間およびコントロール区間では、補助データ(Auxiliary data)が伝送される。すなわち、データアイランド区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の一部分に割り当てられている。このデータアイランド区間では、補助データのうち、制御に関係しないデータである、例えば、音声データのパケット等が伝送される。
コントロール区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の他の部分に割り当てられている。このコントロール区間では、補助データのうちの、制御に関係するデータである、例えば、垂直同期信号および水平同期信号、制御パケット等が伝送される。
図4は、HDMIレセプタクルのピン配列の一例を示している。図4に示すピン配列はタイプA(type-A)と呼ばれている。TMDSチャネル#iの差動信号であるTMDS Data#i+とTMDS Data#i−は差動線である2本のラインにより伝送される。この2本のラインは、TMDS Data#i+が割り当てられているピン(ピン番号が1,4,7のピン)と、TMDS Data#i−が割り当てられているピン(ピン番号が3,6,9のピン)に接続される。
また、制御用のデータであるCEC信号が伝送されるCECラインは、ピン番号が13であるピンに接続される。また、E−EDID等のSDA(Serial Data)信号が伝送されるラインは、ピン番号が16であるピンに接続される。SDA信号の送受信時の同期に用いられるクロック信号であるSCL(Serial Clock)信号が伝送されるラインは、ピン番号が15であるピンに接続される。上述のDDCは、SDA信号が伝送されるラインおよびSCL信号が伝送されるラインにより構成される。
また、上述したようにソース機器がシンク機器の接続を検出するためのHPDライン(HEAC−ライン)は、ピン番号が19であるピンに接続される。また、ユーティリティライン(HEAC+ライン)は、ピン番号が14であるピンに接続される。また、上述したように電源を供給するための電源ラインは、ピン番号が18であるピンに接続される。
図5は、図1のAVシステム100における、ソース機器110のデータ送信部112と、シンク機器120のデータ受信部122の構成例を示している。この構成例は、データ送信部112およびデータ受信部122のデジタルインタフェースが、新規格のデジタルインタフェースの場合を示している。この図5において、図2と対応する部分には同一符号を付して示し、適宜、その詳細説明を省略する。
データ送信部112は、有効画像区間(以下、適宜、アクティブビデオ区間ともいう)において、非圧縮の1画面分の画像の画素データに対応する差動信号を、複数のチャネルで、データ受信部122に一方向に送信する。ここで、有効画像区間は、一の垂直同期信号から次の垂直同期信号までの区間から、水平帰線区間及び垂直帰線区間を除いた区間である。また、データ送信部112は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随する音声データや制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、1つのTMDSチャネル#0で、データ受信部122に一方向に送信する。
この場合、TMDSクロックは、HDMI規格(図2参照)の場合の三倍とされることで、TMDSチャネル#0だけでの伝送を可能にしている。また、TMDSクロック自身も、TMDSチャネル#0にコモンモードで挿入することで、TMDSクロックチャネルも不要としている。そのため、この新規格のデジタルインタフェースでは、HDMIレセプタクル(Aタイプ)の各ピンのうち、HDMI規格のデジタルインタフェースの場合にTMDSチャネル#1、TMDSチャネル#2、TMDSクロックチャネルで使用されている9本のピン(PIN1−6,10−12)は、未使用となる。
データ送信部112は、トランスミッタ81Aを有する。このトランスミッタ81Aは、例えば、非圧縮の画像の画素データを対応する差動信号に変換し、1つのTMDSチャネル#0で、HDMIケーブルあるいは新規格ケーブルを介して接続されているデータ受信部122に、一方向にシリアル伝送する。
また、トランスミッタ81Aは、非圧縮の画像に付随する音声データ、さらには、必要な制御データその他の補助データ等を、対応する差動信号に変換し、1つのTMDSチャネル#0でデータ受信部122に、一方向にシリアル伝送する。
データ受信部122は、アクティブビデオ区間において、1つのチャネル#0で、データ送信部122から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号を受信する。また、このデータ受信部122は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、1つの複数のチャネル#0で、データ送信部112から一方向に送信されてくる、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。
すなわち、データ受信部122は、レシーバ82Aを有する。このレシーバ82Aは、TMDSチャネル#0で、データ送信部112から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号と、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。
図5に示す新規格の場合におけるデータ送信部112とデータ受信部122の構成例のその他は、図2に示すHDMI規格の場合におけるデータ送信部112とデータ受信部122の構成例と同様であるので、その詳細説明は省略する。
図6は、図1のAVシステム100における、ソース機器110のデータ送信部112と、シンク機器120のデータ受信部122の構成例を示している。この構成例も、データ送信部112およびデータ受信部122のデジタルインタフェースが、新規格のデジタルインタフェースの場合を示している。この図6において、図5と対応する部分には同一符号を付して示し、適宜、その詳細説明を省略する。
この図6に示す構成例の場合、図5の構成例と同様に、データ送信部112は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随する音声データや制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、1つのTMDSチャネル#0で、データ受信部122に一方向に送信する。
この場合、TMDSクロックは、HDMI規格(図2参照)の場合の三倍とされることで、TMDSチャネル#0だけでの伝送を可能にしている。また、TMDSクロック自身も、TMDSチャネル#0にコモンモードで挿入することで、TMDSクロックチャネルも不要としている。この場合、HDMIレセプタクルのPIN1,2の2ピンが使用される。
また、この図6の構成例では、CEC,DDC,HPDのラインとして、1本のコントロールライン(Control Line)が使用される。また、電源ライン(+5VPower Line)は省略される。また、USBのように携帯ソース機器充電用にVBUSライン(VBUS Line)が追加され、さらに、共通にグランドライン(Grand Line)が設けられる。
コントロールラインは、ピン番号が3であるピンに接続される。また、VBUSラインは、ピン番号が4であるピンに接続される。さらに、グランドラインは、ピン番号が5であるピンに接続される。そのため、この図6に示す新規格のデジタルインタフェースでは、HDMIレセプタクル(Aタイプ)の各ピンのうち、PIN6−19の14ピンが未使用となる。
図1に示すAVシステム100において、シンク機器120のデータ受信部122は、HDMI規格および新規格の双方のデジタルインタフェースに対応可能である場合、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースに合わせた動作を行うように制御される。すなわち、制御部123は、パワーオン後に、コネクタ部121にケーブル200が接続されているとき、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格か新規格かを判別し、その判別結果に応じてデータ受信部122の動作を制御する。
図7のフローチャートは、制御部123の制御手順を示している。まず、制御部123は、ステップST1において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST2のケーブル検出モードの処理に移る。このケーブル検出モードでは、コネクタ部121の18ピンの電圧、ケーブル接続を検出するセンサの出力等から、ケーブル200のコネクタ部121への接続を検出する。
次に、制御部123は、ステップST3において、ステップST2の検出結果に基づいて、ケーブル200がコネクタ部121に接続されたか否かを判断する。コネクタ部121にケーブル200が接続されているとき、制御部123は、ステップST4の処理に移る。このステップST4において、制御部123は、判別部124の判別結果に基づいて、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格か新規格かを判別する。
HDMI規格であるとき、制御部123は、ステップST5において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。また、新規格であるとき、制御部123は、ステップST6において、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。制御部123は、ステップST5あるいはステップST6の処理の後、ステップST7において、ケーブル200の引き抜きがあったか否かを判別し、ケーブル200の引き抜きがない限り、データ受信部122の動作モードをそのまま維持する。一方、データの引き抜きがあったときは、直ちに、ステップST2に戻る。
また、図1に示すAVシステム100において、ソース機器110のデータ送信部122は、HDMI規格および新規格の双方のデジタルインタフェースに対応可能である場合、シンク機器120のデータ受信部122のデジタルインタフェースに合わせた動作を行うように制御される。すなわち、制御部113は、パワーオン後に、コネクタ部111にケーブル200が接続されているとき、シンク機器120のデータ受信部122のデジタルインタフェースがHDMI規格か新規格かを判別し、その判別結果に応じてデータ送信部112の動作を制御する。この制御部113の制御手順は、詳細説明は省略するが、上述したシンク機器120の制御部123の制御手順と同様である(図7参照)。
[判別部の構成例]
次に、シンク機器120の制御部123内の判別部124、ソース機器110の制御部113内の判別部114の構成例を説明する。
[第1の構成例]
この構成例は、TMDS差動信号線のみで判別する例である。複数のTMDS差動信号ペアのうち、1ペアだけがアクティブな信号ペアであることを検出する。例えば、図5の構成例で示したように、HDMI規格では3つのTMDSチャネル#0〜#2が使用されるが、新規格(図5参照)では1つのTMDSチャネル#0のみが使用される。そのため、新規格では、TMDSチャネル#1,#2およびTMDSクロックチャネルは未使用とされる。
この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号が入力され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号が入力されない一対のピン、例えばPIN1,3に対して、アクティブ範囲検出回路が設けられる。このアクティブ範囲検出回路の検出結果により、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。
図8は、TMDS差動信号ペアの模式図を示している。この図8において、TMDS差動信号は、図9に示すように、上限電圧V_high、下限電圧V_low、振幅Vswingとして、この範囲内で動作する。アクティブ範囲検出回路は、差動信号ペアのいずれもTMDSの規定電圧範囲内であれば、「H」を出力し、差動信号ペアのうちいずれか一方、または両方がTMDSの規定電圧範囲外であれば、「L」を出力する回路である。
図10は、デジタルインタフェース判断用のアクティブ範囲検出回路310の具体的な回路例を示している。この回路例は、2個のウインドコンパレータ311,312と、1個のアンド回路313により構成される。ウインドコンパレータ311,312は、TMDSの上限電圧をV_high、下限電圧をV_lowとし、差動信号ペアの1本をV_cに接続すると、V_high > V_c > V_lowの指定範囲内であれば、アンド回路出力は「H」となる。ウインドコンパレータ311には、PIN1の電圧V_c1が入力され、ウインドコンパレータ312には、PIN3の電圧V_c3が入力される。そして、ウインドコンパレータ311,312の出力がアンド回路313に入力され、このアンド回路313の出力がアクティブ範囲検出回路310の出力outAとなる。
また、この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合およびソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合のいずれの場合にも差動信号が入力される一対のピン、例えばPIN7,9に対して、アクティブ範囲検出回路が設けられる。このアクティブ範囲検出回路の検出結果により、ソース機器110がケーブル200を介して接続されているか否かの判断が可能となる。
図11は、ソース機器接続判断用のアクティブ範囲検出回路320の具体的な回路例を示している。この回路例は、2個のウインドコンパレータ321,322と、1個のアンド回路323により構成される。ウインドコンパレータ321,322は、TMDSの上限電圧をV_high、下限電圧をV_lowとし、差動信号ペアの1本をV_cに接続すると、V_high > V_c > V_lowの指定範囲内であれば、アンド回路出力は「H」となる。ウインドコンパレータ321には、PIN7の電圧V_c7が入力され、ウインドコンパレータ322には、PIN9の電圧V_c9が入力される。そして、ウインドコンパレータ321,322の出力がアンド回路323に入力され、このアンド回路323の出力がアクティブ範囲検出回路320の出力outBとなる。
図10、図11に示すアクティブ範囲検出回路310,320の出力outA,outBは以下のようになる。すなわち、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格である場合には、outA=「H」、outB=「H」となる。また、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースが新規格である場合には、outA=「L」、outB=「H」となる。さらに、ソース機器110が接続されていない場合には、outA=「L」、outB=「L」となる。
図10、図11に示すアクティブ範囲検出回路310,320を設けることで、ソース機器110が接続されているか否かの判断、および、そのデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。
なお、上述の説明では、シンク機器120の制御部123内の判別部124に設けられるアクティブ範囲検出回路310,320について説明した。しかし、同様のアクティブ範囲検出回路を、ソース機器110の制御部113内の判別部114に設けることで、シンク機器120が接続されているか否かの判断、および、そのデータ受信部122のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。
この場合、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号を出力し、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号を出力しない一対のピン、例えばPIN1,3に対して、アクティブ範囲検出回路が設けられる。このアクティブ範囲検出回路の検出結果により、シンク機器120のデータ受信部122のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。
また、この場合、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合およびソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合のいずれの場合にも差動信号を出力する一対のピン、例えばPIN7,9に対して、アクティブ範囲検出回路が設けられる。このアクティブ範囲検出回路の検出結果により、シンク機器120がケーブル200を介して接続されているか否かの判断が可能となる。
[第2の構成例]
この構成例は、TMDS差動信号線以外で判別する例である。新規格(図6参照)では、18ピンに接続される電源ライン(+5VPower Line)、および19ピンに接続されるHPDラインは使用されない。そこで、この例では、この電源ラインおよびHPDラインを使用する。
ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合、図12に示すように、ソース機器110からシンク機器120に電源ラインで+5Vの電源が供給される。シンク機器120では、この電源ラインが接続されるコネクタ部121の18ピンと、HPDラインが接続されるコネクタ部121の19ピンとが、ダイオードおよび抵抗を介して接続されている。そのため、ソース機器110にシンク機器120が接続される場合にはHPDラインの電圧が高くなるので、ソース機器110ではシンク機器120が接続されたことを確認できる。
この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112が新規格(図6参照)のデジタルインタフェースで動作する場合、図13に示すように、18ピンはHDMI規格で印加される電圧(最低+4.7V)を下回る電圧、例えば0Vに設定される。また、19ピンは、18ピンに印加される電圧より高い電圧、例えば、+3.3Vに設定される。
この構成例では、シンク機器120の制御部123内の判別部124には、2個の電圧コンパレータ331,332が設けられる。電圧コンパレータ331の正入力端子には+4.7Vが入力され、その負入力端子には、コネクタ部121の18ピンの電圧が入力される。また、電圧コンパレータ332の正入力端子には、コネクタ部121の19ピンの電圧が入力され、その負入力端子は0Vが入力される。
図12、図13に示す電圧コンパレータ331,332の出力out1,out2は以下のようになる。すなわち、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格である場合には、out1=「L」、out2=「H」となる。また、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースが新規格である場合には、out1=「H」、out2=「H」となる。
このように、この構成例では、電圧コンパレータ331,332の出力out1,out2によって、データ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。ケーブル未接続の場合、HPDライン+3.3Vに設定できないので、ケーブル接続判定は不要である。なお、ダイオードと抵抗は、HDMI規格機器の場合必要であるが、新規格接続の場合にはダイオードが逆バイアスのため非道通となり、何ら動作に支障はない。
[第3の構成例]
この構成例も、TMDS差動信号線以外で判別する例である。新規格(図6参照)では、17ピンに接続されるDDC-GNDラインは使用されない。そこで、この例では、このDDC-GNDラインを使用する。
ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合、図14に示すように、ソース機器110において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地される。この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112が新規格(図6参照)のデジタルインタフェースで動作する場合、図15に示すように、17ピンにはVcc(例えば+5V)が印加されるか、またはこの17ピンは未接続、つまり電気的に浮いた状態とされる。
この構成例では、シンク機器120において、コネクタ部121の17ピンは抵抗Rを介してVccにプルアップされる。また、シンク機器120の制御部123内の判別部124には、1個の電圧コンパレータ341が設けられる。電圧コンパレータ341の正入力端子には、コネクタ部121の17ピンの電圧が入力される。また、電圧コンパレータ341の負入力端子には、Vcc/2が入力される。
図14、図15に示す電圧コンパレータ341の出力out1は以下のようになる。すなわち、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格である場合には、out1=「L」となる。また、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースが新規格である場合には、out1=「H」となる。
このように、この構成例では、電圧コンパレータ341の出力out1によって、データ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースが新規格である場合と、未接続の場合との区別がつかないので、別途ケーブル接続判定が必要である。
[第4の構成例]
この構成例も、TMDS差動信号線以外で判別する例である。新規格(図6参照)では、17ピンに接続されるDDC-GNDラインは使用されない。そこで、この例では、このDDC-GNDラインを使用する。
ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合、図16に示すように、ソース機器110において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地される。この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112が新規格(図6参照)のデジタルインタフェースで動作する場合、図17に示すように、17ピンは抵抗R2を介して接地される。
この構成例では、シンク機器120において、コネクタ部121の17ピンは抵抗R1(=R1)を介してVcc(例えば、+5V)にプルアップされる。また、シンク機器120の制御部123内の判別部124には、2個の電圧コンパレータ351,352が設けられる。電圧コンパレータ351,352の正入力端子には、コネクタ部121の17ピンの電圧が入力される。
また、電圧コンパレータ351の負入力端子には、3Vcc/4が入力される。この場合、この電圧コンパレータ351では、17ピンの電圧が、Vccを抵抗R1と抵抗R2で分圧して得られる電圧の上側の電圧と比較される。また、電圧コンパレータ352の負入力端子には、Vcc/4が入力される。この場合、この電圧コンパレータ352では、17ピンの電圧が、Vccを抵抗R1と抵抗R2で分圧して得られる電圧の下側の電圧と比較される。
図16、図17に示す電圧コンパレータ351,352の出力out1,out2は以下のようになる。すなわち、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格である場合には、out1=「L」、out2=「L」となる。また、ソース機器110が接続されており、このソース機器110のデータ送信部112のデジタルインタフェースが新規格である場合には、out1=「L」、out2=「H」となる。さらに、ソース機器110が接続されていない場合には、out1=「H」、out2=「H」となる。
このように、この構成例では、電圧コンパレータ351,352の出力out1,out2によって、ソース機器110が接続されているか否かの判断、データ送信部112のデジタルインタフェースがHDMI規格であるか新規格であるかの判断が可能となる。
[第5の構成例]
この構成例も、TMDS差動信号線以外で判別する例である。新規格(図6参照)では、17ピンに接続されるDDC-GNDラインは使用されない。そこで、この例では、このDDC-GNDラインを使用する。
ソース機器110がHDMI機器である場合、図18に示すように、ソース機器110において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地される。また、ソース機器110の新規格機器(図6参照)である場合、図19に示すように、Vcc(例えば、+5V)が抵抗R1とR2で分圧されて得られた電圧が、17ピンに印加される。また、制御部113内の判別部114には、2個の電圧コンパレータ361,362が設けられる。この電圧コンパレータ361の負入力端子および電圧コンパレータ362の正入力端子には、コネクタ部111の17ピンの電圧が入力される。また、電圧コンパレータ361の正入力端子には、電圧V3が入力される。また、電圧コンパレータ362の負入力端子には、電圧V4が入力される。
また、シンク機器120がHDMI機器である場合、図20に示すように、シンク機器120において、DDC-GNDラインが接続される17ピンは接地される。また、シンク機器120が新規格機器(図6参照)である場合、図19に示すように、17ピンは、抵抗R1を介して電圧Vccにプルアップされる。また、制御部123内の判別部124には、2個の電圧コンパレータ363,364が設けられる。この電圧コンパレータ363の負入力端子および電圧コンパレータ364の正入力端子には、コネクタ部111の17ピンの電圧が入力される。また、電圧コンパレータ363の正入力端子には、電圧V1が入力される。また、電圧コンパレータ364の負入力端子には、電圧V2が入力される。
ここで、R1=2*R2とされる。シンク機器120側のコネクタ部121の17ピンの電圧Vsinkは、以下のように計算される。すなわち、図18の場合には、Vsink=0、図19の場合には、Vsink=Vcc/2、ケーブル未接続の場合には、Vsink=Vccとなる。また、ソース機器110側のコネクタ部111の17ピンの電圧Vsourceは、以下のように計算される。すなわち、図19の場合には、Vsource=Vcc/2、図20の場合には、Vsource=0、ケーブル未接続の場合には、Vsink=Vcc/3となる。
したがって、従って比較電圧V1、V2、V3、V4を次式のように設定すれば、電圧コンパレータの出力out1とout2、out3とout4の組み合わせで各接続状態を検出できる。なお、ケーブル未接続の場合は、out1〜out4全ての出力が「H」となる。
V1 = 3/4*Vcc
V2 = 1/4*Vcc
V3 = 5/12*Vcc
V4 = 1/4*Vcc
なお、図19の場合には、シンク機器120の電圧コンパレータ363では、17ピンの電圧が、Vccを抵抗R1,R1の並列抵抗と抵抗R2で分圧して得られる電圧の上側の電圧と比較される。また、シンク機器120の電圧コンパレータ364では、17ピンの電圧が、Vccを抵抗R1,R1の並列抵抗と抵抗R2で分圧して得られる電圧の下側の電圧と比較される。
[第6の構成例]
この構成例は、TMDS差動信号線のみで判別する例である。この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号が入力され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に差動信号が入力されない一対のピン、例えばPIN1,3に着目する。
ここで、シンク機器側のPIN1とPIN3とのインピーダンスは、以下のようになる。
(1)HDMIケーブルが挿入されていない場合:ハイインピーダンス
(2)HDMIケーブルのみ挿入されている場合:ハイインピーダンス
(3)HDMIケーブル+HDMIソース機器が接続されている場合:ハイインピーダンス
以上のように、ソース機器が接続されていない2つのケース(1)、(2)では、PIN1、PIN3は非接続なのでハイインピーダンスとなる。また、HDMIソース機器が接続されている場合でも、機器を保護するためハイインピーダンスとなっている。
一方、新規格(図5参照)では、PIN1,3は未使用なので、図21(a)のようにType-Aプラグ内部でPIN1とPIN3を導線でショートさせるか、または、図21(b)に示すように、PIN1とPIN3とを抵抗R(50Ω)でつなぐ。これにより、新規格のケーブルがシンク側Type-AのHDMIレセプタクルに挿入されている場合、ソース機器の有無に拘わらず、PIN1とPIN3との間では、シンク機器側から見て導通することになる。また、ここではPIN1とPIN3を例に挙げたが、新規格で使用しないピンのうち、HDMIソース機器側でハイインピーダンスとなるPINの組み合わせならば、いずれも適用可能である。
上述したように、PIN1とPIN3のインピーダンス特性から新規格のケーブルが挿入されているかどうか判断できる。
図22は、シンク機器120の制御部123内の判別部124に設けられるケーブル検出回路370を示している。このケーブル検出回路370は、電圧コンパレータ371により構成される。1ピンは抵抗RTを介して電圧Vccにプルアップされる。電圧コンパレータ370の正入力端子には、1ピンの電圧が入力される。また、この電圧コンパレータ371の負入力端子には、電圧が抵抗RTおよびR1(=2RT)で分圧されて得られた電圧が、リファレンス電圧Vref(=2.2V)として入力される。なお、PIN3は、接地される。
図23は、図8に示すTMDS差動ペア模式図に、図22のケーブル検出回路370を挿入した場合の回路例である。この図23において、ケーブル検出を行う場合、スイッチD1:ON、スイッチD2:OFF、スイッチD3:ON、スイッチD4:ONとされる。逆に、スイッチD1:OFF、スイッチD2:ON、スイッチD3:OFF、スイッチD4:OFFとされると、図8と等価な回路に戻る。図22において、新規格ケーブルが挿入された場合のみVout=L、それ以外の場合はVout=Hとなる。その理由を、以下、5つのケース別に示す。
(1)ケーブル未挿入時
図24は、ケーブル未挿入時に電圧コンパレータ371に入力する電圧を示している。PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間はハイインピーダンスなのでVin=3.3Vとなり、Vout=Hとなる。
(2)新規格ケーブル挿入時1
図25は、PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間を抵抗器RT(50Ω)でつないだ新規格ケーブルが挿入された場合を示している。Vin=1.65Vとなり、Vout=Lとなる。
(3)新規格ケーブル挿入時2
図26は、PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間を導線でショートさせた新規格ケーブルが挿入された場合を示している。Vin=0Vとなり、Vout=Lとなる。
(4)HDMIケーブル挿入時
図27は、HDMIケーブル挿入時(HDMIソース機器はなし)に電圧コンパレータ371に入力する電圧を示している。PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間はハイインピーダンスなので、Vin=3.3Vとなり、Vout=Hとなる。
(5)HDMIケーブル + HDMIソース機器挿入時
図28は、HDMIケーブル挿入時(HDMI Source機器有り)に電圧コンパレータ371に入力する電圧を示している。PIN1(TMDS Data2+)、PIN3(TMDS Data2-)の間はハイインピーダンスなので、Vin=3.3Vとなり、Vout=Hとなる。
以上、5つのケースにおけるケーブル検出回路370の動作を述べた。次に、ケーブル検出を行ってから、HDMIモード、または新規格モードに切り換えるまでの処理を2つ述べる。ここで、このなかで述べる3つモード、すなわち「ケーブル検出モード」、「HDMIモード」、「新規格モード」は以下のように定義される。
「ケーブル検出モード」とは、新規機器120に電源が投入された直後の状態をいう。このモードの時だけ、図22に示すケーブル検出回路370は有効である。また、ケーブル検出回路370に関係ない全ての信号線は、ソース機器に予期せぬダメージを与えないように、ハイインピーダンスにしなければならない。
「HDMIモード」とは、図2で示す信号構成で、かつシンク機器がHDMI Ver1.4で定義されたシンク機器の要件を満足する状態をいう。
「新規格モード」とは、一例として挙げた図5、図6で示す信号構成で、かつシンク機器が新規格で定義されたシンク機器の要件を満足する状態をいう。
A.「Type-Aレセプタクル内部メカスイッチで検出する方法」
図29で示すように、Type-Aレセプタクル内部にスイッチS1を設け、Type-Aプラグ挿入の有無を判断できるようにする。Type-Aプラグが挿入されるとスイッチS1が接点S2と接触する構造にする。スイッチの接触、非接触状態は図中のケーブルセンサで選出する。
図30のフローチャートは、この検出方法を使った場合における、シンク機器120の制御部123の制御手順を示している。まず、制御部123は、ステップST11において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST12のケーブル検出モードに移る。そしsて、制御部123は、ステップST13において、ケーブルセンサ(図29参照)が、ケーブルの挿入を検出したか否かを判断する。そして、ケーブルセンサがケーブルの挿入を検出したとき、制御部123は、ステップST14の処理に移る。このステップST14において、制御部123は、ケーブル検出回路370(図22参照)の電圧コンパレータ371の出力Voutが「H」であるか「L」であるかを判別する。
Vout=「H」であるとき、制御部123は、ステップST15において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。また、Vout=「L」新規格であるとき、制御部123は、ステップST16において、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。制御部123は、ステップST15あるいはステップST16の処理の後、ステップST7において、ケーブルの引き抜きがあったか否かを判別し、ケーブルの引き抜きがない限り、データ受信部122の動作モードをそのまま維持する。一方、データの引き抜きがあったときは、直ちに、ステップST12に戻る。
B.「+5Vピン(18ピン)の電圧を監視して検出する方法」
+5Vピン(18ピン)の電圧を監視し、+5Vの検出時、電圧コンパレータ出Voutを見てHDMIモード、または新規格モードへの切り換えを行う。
図31のフローチャートは、この検出方法を使った場合における、シンク機器120の制御部123の制御手順を示している。まず、制御部123は、ステップST21において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST22のケーブル検出モードに移る。そして、制御部123は、ステップST23において、+5Vピン(18ピン)の電圧が+5Vであるか否かを判別する。そして、+5Vピン(18ピン)の電圧が+5Vであるとき、制御部123は、ステップST24の処理に移る。このステップST24において、制御部123は、ケーブル検出回路370(図22参照)の電圧コンパレータ371の出力Voutが「H」であるか「L」であるかを判別する。
Vout=「H」であるとき、制御部123は、ステップST25において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。また、Vout=「L」新規格であるとき、制御部123は、ステップST26において、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。
制御部123は、ステップST25あるいはステップST26の処理の後、ステップST27において、ケーブルの引き抜きがあったか否かを判別する。すなわち、+5Vピン(18ピン)の電圧が0Vであるときは、引き抜きがあったと判断する。ケーブルの引き抜きがない限り、データ受信部122の動作モードをそのまま維持する。一方、データの引き抜きがあったとき、制御部123は、直ちに、ステップST22に戻る。
図32のフローチャートも、+5Vピン(18ピン)の電圧を監視して検出する方法を使った場合における、シンク機器120の制御部123の制御手順を示している。ただし、新規格が+5Vピンを使用しない場合の処理である。+5Vピンに+5Vの印加中には、常にHDMIモードとする点が、上述の図31のフローチャートの制御手順とは異なる。また、+5Vピンに+5Vが印加されていない場合、電圧コンパレータ出力Voutを見て、HDMIモードまたは新規格モードに遷移する。
まず、制御部123は、ステップST31において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST32のケーブル検出モードに移る。そして、制御部123は、ステップST33において、+5Vピン(18ピン)の電圧が+5Vであるか否かを判別する。そして、+5Vピン(18ピン)の電圧が+5Vであるとき、制御部123は、ステップST34において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。
次に、制御部123は、ステップST35において、+5Vピン(18ピン)の電圧を判別する。+5Vであるとき、制御部123は、データ受信部122の動作モード(HDMIモード)をそのまま維持する。一方、0Vのとき、制御部123は、直ちに、ステップST36で、ケーブル検出モードに移り、その後に、ステップST37の処理に移る。
ステップST33で、+5Vピン(18ピン)の電圧が0Vであるときも、制御部123は、ステップST37の処理に移る。このステップST37で、制御部123は、ケーブル検出回路370(図22参照)の電圧コンパレータ371の出力Voutが「H」であるか「L」であるかを判別する。
Vout=「H」であるとき、制御部123は、ステップST38において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。また、Vout=「L」新規格であるとき、制御部123は、ステップST39において、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。
制御部123は、ステップST38あるいはステップST39の処理の後、ステップST40において、+5Vピン(18ピン)の電圧を判別する。0Vであるとき、制御部123は、データ受信部122の動作モード(HDMIモードまたは新規格モード)をそのまま維持する。一方、+5Vのとき、制御部123は、直ちに、ステップST32に戻る。
[第7の構成例]
この構成例では、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に使用され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に使用されない一対のピン、例えばPIN15(SCL用のピン)およびPIN16(SDA用のピン)に着目する。
図33は、新規格に基づく、ケーブル線配置図を示している。図34は、新規格ケーブルのケーブル線配置図を示している。この新規格ケーブルのシンク機器側のHDMI Type-Aプラグ内部で、PIN15(15ピン)とPIN16(16ピン)を導線で短絡(ショート)させるか、または、PIN15とPIN16を抵抗Rでつなぐ。
図35は、シンク機器120の制御部123内の判別部124の概略構成を示している。この判別部124は、電圧検出器381を有している。この電圧検出器381の入力側にPIN18(18ピン)が接続される。PIN18は、HDMIのソース機器が接続されるとき、電源ライン(+5VPower Line)が接続される電源ピンである。電圧検出器381は、PIN18の電圧状態を検出する。すなわち、電圧検出器381は、PIN18の電圧状態が電源の電圧であるか否かを検出し、その検出結果out1を出力する。
また、判別部124は、PIN15(15ピン)を、抵抗Rを介して、電源電圧Vccにプルアップする。また、判別部124は、電流検出器382を有している。この電流検出器382の入力側にPIN16(16ピン)が接続される。この電流検出器382は、PIN16の電流状態を検出する。すなわち、電流検出器382は、PIN16を通じて電流が流れているか否かを検出し、その検出結果out2を出力する。
上述した判別部124内の電圧検出器381および電流検出器382の検出動作を、以下の6つのケースについて考察する。
(1)ケーブル未接続の場合
(2)HDMIケーブルが接続された場合
(3)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オフ)が接続された場合
(4)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オン)が接続された場合
(5)新規格ケーブルが接続された場合
(6)新規格ケーブル+新規格ソース機器(電源オン/オフ両方)が接続された場合
「(1)ケーブル未接続の場合」
ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給されないので、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧でないと検出される。また、PIN15とPIN16の間はハイインピーダンス状態にあるので、PIN16を通じて電流が流れることはく、電流検出器382では電流が流れていないと検出される。
「(2)HDMIケーブルが接続された場合」
ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給されないので、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧でないと検出される。また、HDMIケーブル内のSCLラインとSDAラインは未接続である。そのため、この場合もPIN15とPIN16の間はハイインピーダンス状態にある。そのため、PIN16を通じて電流が流れることはなく、電流検出器382では電流が流れていないと検出される。
「(3)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オフ)が接続された場合」
HDMIソース機器の電源はオフとされているので、ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給されない。そのため、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧でないと検出される。また、HDMIソース機器側のSCL−SDA間は、電気的なダメージを回避するためにハイインピーダンス状態にある。そのため、PIN16を通じて電流が流れることはなく、電流検出器382では電流が流れていないと検出される。
「(4)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オン)が接続された場合」
HDMIソース機器の電源はオンとされているので、ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給される。そのため、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧であると検出される。また、HDMIソース機器側のSCL−SDA間は、電気的なダメージを回避するためにハイインピーダンス状態にある。そのため、PIN16を通じて電流が流れることはなく、電流検出器382では電流が流れていないと検出される。
「(5)新規格ケーブルが接続された場合」
ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給されないので、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧でないと検出される。新規格ケーブルのシンク側HDMI Type-Aプラグ内部で、PIN15とPIN16とが導線で短絡(ショート)され、あるいは、抵抗Rを介して接続されている。そのため、PIN16を通じて電流が流れ、電流検出器382では電流が流れていると検出される。
「(6)新規格ケーブル+新規格ソース機器(電源オン/オフ両方)が接続された場合」
ソース側からPIN18(18ピン)に電源が供給されないので、電圧検出器381では、PIN18の電圧状態は、電源の電圧でないと検出される。新規格ケーブルのシンク側HDMI Type-Aプラグ内部で、PIN15とPIN16とが導線で短絡され、あるいは、抵抗Rを介して接続されている。そのため、PIN16を通じて電流が流れ、電流検出器382では電流が流れていると検出される。
以上の考察から、この第7の構成例では、電圧検出器381および電流検出器382により、ケーブル検出を行う。図36のフローチャートは、この検出方法を使った場合における、シンク機器120の制御部123の制御手順を示している。
まず、制御部123は、ステップST51において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST52のケーブル検出モードに移る。このケーブル検出モードでは、制御部123は、電圧検出器381および電流検出器382の検出結果をポーリングする。そして、制御部123は、ステップST53において、電圧検出器381で電源電圧であることが検出されているか否か、つまり+5Vピン(18ピン)の電圧が+5V(電源電圧)であるか否かを判別する。
電源電圧が検出されているとき、制御部123は、上述の「(4)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オン)が接続された場合」に相当するとして、ステップST54において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。そして、制御部123はステップST55において、電圧検出器381の電圧検出状態を監視し、電源電圧を検出している間は、データ受信部122の動作モード(HDMIモード)をそのまま維持する。一方、電圧検出器381で電源電圧が検出されなくなるとき、制御部123は、直ちに、ステップST52のケーブル検出モードに戻る。
また、ステップST53で、電圧検出器381で電源電圧が検出されていないとき、ステップST56において、電流検出器382で電流が検出されているか否かを判別する。電流が検出されていないとき、制御部123は、上述の「(1)ケーブル未接続の場合、(2)HDMIケーブルが接続された場合、(3)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オフ)が接続された場合」に相当するとして、ステップST53,ST56のポーリング処理を繰り返す。
また、ステップST56において電流検出器382で電流が検出されているとき、制御部123は、上述の「(5)新規格ケーブルが接続された場合、(6)新規格ケーブル+新規格ソース機器(電源オン/オフ両方)が接続された場合」に相当するとして、制御部123は、ステップST57において、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。
そして、制御部123はステップST58において、電流検出器382の電流検出状態を監視し、電流を検出している間は、データ受信部122の動作モード(新規格モード)をそのまま維持する。一方、電流検出器382で電流が検出されなくなるとき、制御部123は、直ちに、ステップST52のケーブル検出モードに戻る。
なお、制御部123は、ステップST57において、データ受信部122を新規格モードに制御する際、図35に示す接続スイッチ383にスイッチ制御信号Cswを供給して、オン状態とする。これにより、電源Vccを、ソース機器側に供給できる。
上述の第7の構成例においては、デジタルインタフェースが新規格のデジタルインタフェースであるソース機器がバッテリ駆動の電子機器であって、このバッテリが完全に上がっている場合にあっても、このソース機器のデジタルインタフェースが新規格のデジタルインタフェースであることを判別できる。そのため、上述したデータ受信部122を新規格モードに制御でき、また、ソース機器に電源を供給して、充電することが可能となる。
なお、上述の第7の構成例においては、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に使用され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に使用されない一対のピンとして、PIN15(SCL用のピン)およびPIN16(SDA用のピン)に着目した。しかし、詳細説明は省略するが、その他の一対のピンを用いて同様に構成することも可能である。
また、上述の第7の構成例においては、PIN16の電流状態を検出する電流検出器382を有する構成を示している。しかし、PIN16の電流状態ではなく電圧状態を検出する構成とすることも考えられる。
[第8の構成例]
この構成例も、上述の第7の構成例と同様に、一対のピン、例えばPIN15(SCL用のピン)およびPIN16(SDA用のピン)に着目する。この一対のピンは、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合には使用され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合には使用されない。
図37は、新規格ケーブルのケーブル線配置図を示している。この新規格ケーブルのシンク機器側のHDMI Type-Aプラグ内部で、PIN16(16ピン)とPIN15(15ピン)は、ダイオードD1を通じて接続される。この場合、ダイオードD1のアノードはPIN15に接続され、そのカソードはPIN16に接続され、PIN15からPIN16に一方向に信号(電流)が流れるようにされる。なお、ダイオードD1の代わりに、同様の機能を有する他の電子素子を使用してもよい。
図38は、シンク機器120における制御部123内の判別部124の概略構成を示している。この判別部124は、電圧検出器381を有している。この電圧検出器381の入力側にPIN18(18ピン)が接続される。PIN18は、HDMIのソース機器が接続されるとき、電源ライン(+5VPower Line)が接続される電源ピンである。電圧検出器381は、PIN18の電圧状態を検出する。すなわち、電圧検出器381は、PIN18の電圧状態が電源の電圧であるか否かを検出し、その検出結果out1を出力する。
また、判別部124は、抵抗(抵抗素子)401と、電界効果トランジスタ402と、パルス発生器403と、パルス検出器404と、抵抗(抵抗素子)405と、電界効果トランジスタ406と、パルス発生器407と、パルス検出器408を有している。ここで、抵抗401は第1の抵抗素子を構成し、抵抗素子405は第2の抵抗素子を構成している。また、電界効果トランジスタ402は第1のスイッチング素子を構成し、電界効果トランジスタ406は第2のスイッチング素子を構成している。
抵抗素子401、電界効果トランジスタ402およびパルス発生器403は、第1の信号供給部を構成している。また、抵抗素子405、電界効果トランジスタ406およびパルス発生器407は、第2の信号供給部を構成している。また、パルス検出器408は第1の信号検出部を構成し、パルス検出器404は第2の信号検出部を構成している。
抵抗素子401は、PIN15(15ピン)を、所定電圧、ここでは電源電圧+Vddが供給される電源端子に接続する。すなわち、抵抗素子401は、PIN15を、電源電圧+Vddにプルアップする。また、電界効果トランジスタ402のドレインはPIN15に接続され、そのソースは接地される。パルス発生器403は、スイッチング素子としての電界効果トランジスタ402を駆動するパルス信号を発生する。すなわち、パルス発生器403で発生されるパルス信号は、電界効果トランジスタ402のゲートに供給される。
電界効果トランジスタ402は、パルス発生器403からのパルス信号に基づいて、オン(導通)、オフ(非道通)が交互に繰り返される。すなわち、パルス信号のハイレベル期間では、電界効果トランジスタ402はオン(導通)となり、PIN15の電位は接地電位(0V)となる。一方、パルス信号のローレベル期間では、電界効果トランジスタ402はオフ(非道通)となり、PIN15の電位は電源電圧+Vddとなる。このように、パルス発生器403から電界効果トランジスタ402にパルス信号が供給されるとき、PIN15には、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される。
抵抗素子405は、PIN16(16ピン)を、所定電圧、ここでは電源電圧+Vddが供給される電源端子に接続する。すなわち、抵抗素子405は、PIN16を、電源電圧+Vddにプルアップする。また、電界効果トランジスタ406のドレインはPIN16に接続され、そのソースは接地される。パルス発生器407は、スイッチング素子としての電界効果トランジスタ406を駆動するパルス信号を発生する。すなわち、パルス発生器407で発生されるパルス信号は、電界効果トランジスタ406のゲートに供給される。
電界効果トランジスタ406は、パルス発生器407からのパルス信号に基づいて、オン(導通)、オフ(非道通)が交互に繰り返される。すなわち、パルス信号のハイレベル期間では、電界効果トランジスタ406はオン(導通)となり、PIN16の電位は接地電位(0V)となる。一方、パルス信号のローレベル期間では、電界効果トランジスタ406はオフ(非道通)となり、PIN16の電位は電源電圧+Vddとなる。このように、パルス発生器407から電界効果トランジスタ406にパルス信号が供給されるとき、PIN16には、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される。
パルス検出器404は、上述したようにPIN16に、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される期間に、PIN15に得られる信号を検出し、その検出結果out2を出力する。また、パルス検出器408は、上述したようにPIN15に、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される期間に、PIN16に得られる信号を検出し、その検出結果out3を出力する。
判別部124は、以下の検出手順A,Bで得られる検出結果out2および検出結果out3の組み合わせに基づいて、新規格ケーブルが接続されたケースを抽出する。まず、検出手順A,Bについて説明する。
「検出手順A」
パルス発生器403からパルス信号を電界効果トランジスタ402のゲートに供給し、PIN15に、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される状態とする。この状態で、パルス検出器408でPIN16に得られる信号を検出し、検出結果out3を出力する。この場合、パルス検出器408が出力する検出結果out3は、以下のようになる。
パルス検出器408は、全くパルス信号を検出しなかった場合、つまり、PIN16の電圧が電源電圧+Vddのまま変化しない場合、検出結果out3として「N(No)」を出力する。また、パルス検出器408は、完全なパルス信号を検出した場合、つまり、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号を検出した場合、検出結果out3として「Y(Yes)」を出力する。さらに、パルス検出器408は、不完全なパルス信号を検出した場合、つまりローレベルLが、0V<L<+Vddであるパルス信号を検出した場合、検出結果out3として「M(Medium)」を出力する。
「検出手順B」
パルス発生器407からパルス信号を電界効果トランジスタ406のゲートに供給し、PIN16に、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号が供給される状態とする。この状態で、パルス検出器404でPIN15に得られる信号を検出し、検出結果out2を出力する。この場合、パルス検出器404が出力する検出結果out2は、以下のようになる。
パルス検出器404は、全くパルス信号を検出しなかった場合、つまり、PIN15の電圧が電源電圧+Vddのまま変化しない場合、検出結果out2として「N(No)」を出力する。また、パルス検出器404は、完全なパルス信号を検出した場合、つまり、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」であるパルス信号を検出した場合、検出結果out2として「Y(Yes)」を出力する。さらに、パルス検出器404は、不完全なパルス信号を検出した場合、つまりローレベルLが、0V<L<+Vddであるパルス信号を検出した場合、検出結果out2として「M(Medium)」を出力する。
上述した検出手順A,Bにおける検出結果out2および検出結果out3を、以下の5つのケースについて考察する。
(1)ケーブル未接続の場合
(2)新規格ケーブルが接続された場合
(3)新規格ケーブル+新規格ソース機器(電源オン/オフ両方)が接続された場合
(4)HDMIケーブルが接続された場合(ソース機器なし)
(5)HDMIケーブル+HDMIソース機器(電源オン/オフ)が接続された場合
「(1)ケーブル未接続の場合」
この場合、図39に示すように、PIN15(SCL)とPIN16(SDA)との間は、未接続(ハイインピーダンス)である。そのため、検出手順Aを実行した場合、PIN16の電圧は電源電圧+Vddのまま変化せず、パルス検出器408は、全くパルス信号を検出しない。そのため、パルス検出器408は、検出結果out3として「N(No)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、PIN15の電圧は電源電圧+Vddのまま変化せず、パルス検出器404は、全くパルス信号を検出しない。そのため、パルス検出器404は、検出結果out2として「N(No)」を出力する。
「(2)新規格ケーブルが接続された場合」
この場合、図40に示すように、PIN15(SCL)とPIN16(SDA)との間は、ダイオードD1で接続されている。この場合、PIN15(SCL)からPIN16(SDA)の方向がローインピーダンス、逆に、PIN16(SDA)からPIN15(SCL)の方向がハイインピーダンスとなる。
そのため、検出手順Aを実行した場合、PIN16には、ハイレベルHが「+Vdd」で、ローレベルLが「0V」である完全なパルス信号が得られる。したがって、パルス検出器408は、完全なパルス信号を検出し、検出結果out3として「Y(Yes)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、PIN15の電圧は電源電圧+Vddのまま変化せず、パルス検出器404は、全くパルス信号を検出しない。そのため、パルス検出器404は、検出結果out2として「N(No)」を出力する。
「(3)新規格ケーブル+新規格ソース機器が接続された場合」
この場合、図41に示すように、PIN15(SCL)とPIN16(SDA)との間は、ダイオードD1で接続されている。そのため、検出手順Aを実行した場合の検出結果out3と、検出手順Bを実行した場合の検出結果out2は、上述した「(2)新規格ケーブルが接続された場合」と同じである。すなわち、検出手順Aを実行した場合、パルス検出器408は、検出結果out3として「Y(Yes)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、パルス検出器404は、検出結果out2として「N(No)」を出力する。
「(4)HDMIケーブルが接続された場合」
この場合、図42に示すように、PIN15(SCL)とPIN16(SDA)との間は、未接続(ハイインピーダンス)である。そのため、検出手順Aを実行した場合の検出結果out3と、検出手順Bを実行した場合の検出結果out2は、上述した「(1)ケーブル未接続の場合」と同じである。検出手順Aを実行した場合、パルス検出器408は、検出結果out3として「N(No)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、パルス検出器404は、検出結果out2として「N(No)」を出力する。
「(5)HDMIケーブル+HDMIソース機器が接続された場合」
図43は、この場合の接続状態を示している。この場合、PIN15(SCL)とPIN16(SDA)との間のインピーダンスは、HDMIソース機器側の状態により、以下の(5-1)〜(5-3)のいずれかである。
(5-1):ハイインピーダンス
(5-2):ローインピーダンス
(5-3):ハイインピーダンスとローインピーダンスの中間
ただし、PIN15(SCL)からPIN16(SDA)の方向と、PIN16(SDA)からPIN15(SCL)の方向とで、同じインピーダンス値を示すはずである。したがって、(5-1)の場合は、検出手順Aを実行した場合、パルス検出器408は、検出結果out3として「N(No)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、パルス検出器404は、検出結果out2として「N(No)」を出力する。
また、(5-2)の場合は、検出手順Aを実行した場合、パルス検出器408は、検出結果out3として「Y(Yes)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、パルス検出器404は、検出結果out2として「Y(Yes)」を出力する。さらに、(5-3)の場合は、検出手順Aを実行した場合、パルス検出器408は、検出結果out3として「M(Medium)」を出力する。また、検出手順Bを実行した場合、パルス検出器404は、検出結果out2として「M(Medium)」を出力する。
図44は、上述の(1)〜(5)の各場合における検出手順A、検出手順Bにおける検出結果out3,out2をまとめて示している。この図から明らかなように、「(2)新規格ケーブルが接続された場合」および「(3)新規格ケーブル+新規格ソース機器が接続された場合」、検出手順Aの検出結果out3と検出手順Bの検出結果out2が正反対となる。これらは、新規格ケーブルを使用したケースであり、インピーダンスにおいて極端な異方性(SCL→SDA方向がローインピーダンス、SDA→SCL方向がハイインピーダンス)を持つからである。なお、その他の場合は、インピーダンスにおいて等方性を持つため、検出手順Aの検出結果out3と検出手順Bの検出結果out2が一致する。
以上の結果から、検出手順Aの検出結果out3がY(完全なパルスを検出)、かつ検出手順Bの検出結果out2がN(全くパルスを検出しなかった)の場合のときだけ、図37に示す新規格ケーブルが接続されていると判断できる。図45のフローチャートは、この検出方法を使った場合における、シンク機器120の制御部123の制御手順を示している。
まず、制御部123は、ステップST71において、パワーオンで処理を開始し、その後に、ステップST72のケーブル検出モードに移る。このケーブル検出モードは、図38に示すケーブル検出回路を有効とし、その他のピンは無効とするモードである。次に、制御部123は、ステップST73において、検出手順Aを実行し、パルス検出器408から出力される検出結果out3を取得する。次に、制御部123は、ステップST74において、検出手順Bを実行し、パルス検出器404から出力される検出結果out2を取得する。
次に、制御部123は、ステップST75において、「検出手順Aの検出結果out3が「Y(Yes)」、かつ検出手順Bの検出結果out2が「N(No)」」という条件を満たすか否かを判断する。この条件を満たすとき、制御部123は、ステップST76の処理に移る。このステップST76において、制御部123は、データ受信部122を、新規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(新規格モード)に制御する。
次に、制御部123は、ステップST77において、検出手順Aを実行し、パルス検出器408から出力される検出結果out3を取得する。また、制御部123は、ステップST78において、検出手順Bを実行し、パルス検出器404から出力される検出結果out2を取得する。そして、制御部123は、ステップST79において、「検出手順Aの検出結果out3が「Y(Yes)」、かつ検出手順Bの検出結果out2が「N(No)」」という条件を満たすか否かを判断する。
条件を満たすとき、制御部123は、データ受信部122の動作モード(新規格モード)をそのまま維持する。一方、この条件を満たさなくなるとき、制御部123は、新規格ケーブルが抜かれたと判断し、ステップST72のケーブル検出モードに戻る。
また、ステップST75で条件を満たさないとき、ステップST80の処理に移る。このステップST80において、制御部123は、電圧検出器381で電源電圧であることが検出されているか否か、つまり+5Vピン(18ピン)の電圧が+5V(電源電圧)であるか否かを判別する。電圧検出器381で電源電圧が検出されていないとき、制御部123は、ステップST73に戻り、検出手順A、検出手順Bの処理を繰り返す。
電源電圧が検出されているとき、制御部123は、ステップST81において、データ受信部122を、HDMI規格のデジタルインタフェースに合わせた動作モード(HDMIモード)に制御する。そして、制御部123はステップST82において、電圧検出器381の電圧検出状態を監視し、電源電圧を検出している間は、データ受信部122の動作モード(HDMIモード)をそのまま維持する。HDMIモード中、SDAライン、SCLラインは、EDID読出しや、HDCP認証など、HDMI本来の用途に使用されるため、検出手順A、Bは実行しない。電圧検出器381で電源電圧が検出されなくなるとき、制御部123は、直ちに、ステップST72のケーブル検出モードに戻る。
なお、制御部123は、ステップST76において、データ受信部122を新規格モードに制御する際、図38に示す接続スイッチ383にスイッチ制御信号Cswを供給して、オン状態とする。これにより、電源Vccを、ソース機器側に供給できる。
上述の第8の構成例においては、デジタルインタフェースが新規格のデジタルインタフェースであるソース機器がバッテリ駆動の電子機器であって、このバッテリが完全に上がっている場合にあっても、このソース機器のデジタルインタフェースが新規格のデジタルインタフェースであることを判別できる。そのため、上述したデータ受信部122を新規格モードに制御でき、また、ソース機器に電源を供給して、充電することが可能となる。
なお、上述の第8の構成例においては、ソース機器110のデータ送信部112がHDMI規格のデジタルインタフェースで動作する場合に使用され、また、ソース機器110の送信部112が新規格(図5参照)のデジタルインタフェースで動作する場合に使用されない一対のピンとして、PIN15(SCL用のピン)およびPIN16(SDA用のピン)に着目した。しかし、詳細説明は省略するが、その他の一対のピンを用いて同様に構成することも可能である。
また、上述の第8の構成例においては、検出手順Aでは電界効果トランジスタ402をパルス信号で駆動し、検出手順Bでは電界効果トランジスタ406をパルス信号で駆動している。しかし、これらの検出手順A,Bで、電界効果トランジスタ402,406をオフからオンの状態に変化させて、パルス検出器408,404で、電圧レベルの変化を検出して、検出結果out3,out2を取得する構成も考えられる。この場合には、パルス発生器403,407は不要となる。
<2.変形例>
なお、上述実施の形態においては、HDMI規格、新規規格のデジタルインタフェースで動作する外部機器を接続するためのコネクタ部としてHDMIレセプタクルを兼用する例を示した。しかし、この発明はこれに限定されるものではなく、その他の同様のデジタルインタフェース部に適用できることは勿論である。3つ以上の規格のデジタルインタフェースで動作する外部機器を接続するためのコネクタ部として1つの規格のコネクタ部を兼用することも同様に考えられる。
この発明は、例えば、ソース機器およびシンク機器をデジタルインタフェースを介して接続してなるAVシステム等に適用できる。
100・・・AVシステム
110・・・ソース機器
111・・・コネクタ部
112・・・データ送信部
113・・・制御部
114・・・判別部
120・・・シンク機器
121・・・コネクタ部
122・・・データ受信部
123・・・制御部
124・・・判別部
200・・・ケーブル
310,320・・・アクティブ範囲検出回路
331,332,341,351,352,361〜364・・・電圧コンパレータ
370・・・ケーブル検出回路
371・・・電圧コンパレータ
381・・・電圧検出器
382・・・電流検出器
383・・・接続スイッチ
401,405・・・抵抗(抵抗素子)
402,406・・・電界効果トランジスタ
403,407・・・パルス発生器
404,408・・・パルス検出器

Claims (31)

  1. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    電子機器。
  2. 上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合および上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合のいずれの場合にも差動信号が入力される一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部にケーブルを介して外部機器が接続されているか否かを判別する接続判別部をさらに備える
    請求項に記載の電子機器。
  3. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力し、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力しない一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    電子機器。
  4. 上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合および上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合のいずれの場合にも差動信号を出力する一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部にケーブルを介して外部機器が接続されているか否かを判別する接続判別部をさらに備える
    請求項に記載の電子機器。
  5. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または第1の抵抗を介して接続され、上記一対のピンの一方のピンは第2の抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、上記一対のピンの他方のピンは接地された状態で、上記一方のピンの電圧を、上記所定電圧を上記第1の抵抗および上記第2の抵抗で分圧して得られる電圧よりも高い電圧と比較した結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    電子機器。
  6. 上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または上記第1の抵抗を介して接続される状態は、上記外部機器を上記コネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる
    請求項に記載の電子機器。
  7. 上記コネクタ部へのケーブルの接続を判別する接続判別部をさらに備え、
    上記デジタルインタフェース判別部は、上記接続判別部で上記コネクタ部にケーブルが接続されたことが判別された後に、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    請求項に記載の電子機器。
  8. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、上記一対のピンが短絡または抵抗を介して接続され、
    上記一対のピンの一方のピンは抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、
    上記一対のピンの他方のピンの電流または電圧の状態を検出する第1の検出部を有し、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合、該外部機器から電源が供給される電源ピンに着目し、
    上記電源ピンの電圧状態を検出する第2の検出部をさらに有し、
    上記第1の検出部および上記第2の検出部の検出結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    電子機器。
  9. 上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第2の検出部で上記電源ピンの電圧状態が上記電源の電圧であることが検出されるとき、
    上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであると判別する
    請求項に記載の電子機器。
  10. 上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第2の検出部で上記電源ピンの電圧状態が上記電源の電圧でないことが検出され、さらに、
    上記第1の検出部で上記一対のピンの他方のピンを通して電流が流れていること、あるいは上記一対のピンの他方のピンの電圧が所定電圧にあることが検出されるとき、
    上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであると判別する
    請求項に記載の電子機器。
  11. 上記デジタルインタフェース判別部で上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであると判別されるとき、上記電源ピンを介して上記外部機器に電源を供給する電源供給部をさらに備える
    請求項に記載の電子機器。
  12. 上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または抵抗を介して接続される状態は、上記外部機器を上記コネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる
    請求項に記載の電子機器。
  13. 上記第1のデジタルインタフェースはHDMIであり、
    上記一対のピンの一方のピンはSCL用のピンであり、上記一対のピンの他方のピンはSDA用のピンである
    請求項に記載の電子機器。
  14. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、上記一対のピンの一方のピンおよび他方のピンは、該一方のピンから該他方のピンに一方向に信号を流す電子素子を通じて接続され、
    上記一対のピンの上記一方のピンに第1の信号を供給する第1の信号供給部と、
    上記一対のピンの上記他方のピンに第2の信号を供給する第2の信号供給部と、
    上記第1の信号供給部から上記一対のピンの上記一方のピンに上記第1の信号が供給される期間に、上記一対のピンの上記他方のピンから上記第1の信号を検出する第1の信号検出部と、
    上記第2の信号供給部から上記一対のピンの上記他方のピンに上記第2の信号が供給される期間に、上記一対のピンの上記一方のピンから上記第2の信号を検出する第2の信号検出部とを有し、
    上記第1の信号検出部および上記第2の信号検出部の検出結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであるか否かを判別する
    電子機器。
  15. 上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1の信号検出部で上記第1の信号が検出され、上記第2の信号検出部で上記第2の信号が検出されないとき、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであると判別する
    請求項14に記載の電子機器。
  16. 上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合、該外部機器から電源が供給される電源ピンに着目し、
    上記電源ピンの電圧状態を検出する電圧検出部をさらに有し、
    上記電圧検出部で上記電源ピンの電圧状態が上記電源の電圧であることが検出されるとき、
    上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであると判別する
    請求項15に記載の電子機器。
  17. 上記第1の信号および上記第2の信号はパルス信号である
    請求項14に記載の電子機器。
  18. 上記第1の信号供給部は、
    上記一対のピンの上記一方のピンを所定電圧が供給される端子に接続する第1の抵抗素子と、上記一方のピンを接地端子に接続する第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子を駆動するパルス信号を発生する第1のパルス発生器を有し、
    上記第2の信号供給部は、
    上記一対のピンの上記他方のピンを所定電圧が供給される端子に接続する第2の抵抗素子と、上記他方のピンを接地端子に接続する第2のスイッチング素子と、該第2のスイッチング素子を駆動するパルス信号を発生する第2のパルス発生器を有する
    請求項17に記載の電子機器。
  19. 上記第1のスイッチング素子および上記第2のスイッチング素子は、電界効果トランジスタである
    請求項18に記載の電子機器。
  20. 上記デジタルインタフェース判別部で上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであると判別されるとき、上記電源ピンを介して上記外部機器に電源を供給する電源供給部をさらに備える
    請求項16に記載の電子機器。
  21. 上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが上記電子素子を通じて接続される状態は、上記外部機器を上記コネクタ部に接続するためのケーブルのプラグ内で行われる
    請求項14に記載の電子機器。
  22. 上記第1のデジタルインタフェースはHDMIであり、
    上記一対のピンの一方のピンはSCL用のピンであり、上記一対のピンの他方のピンはSDA用のピンである
    請求項14に記載の電子機器。
  23. 上記電子素子は、ダイオードである
    請求項14に記載の電子機器。
  24. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用され、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧または電流の状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別するデジタルインタフェース判別部と、
    上記コネクタ部に接続されるデータ伝送部が、上記デジタルインタフェース判別部で判別されたデジタルインタフェースで動作するように切換制御する制御部とをさらに備え
    上記デジタルインタフェース判別部は、
    上記所定のピンのうち一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または第1の抵抗を介して接続され、上記一対のピンの一方のピンは第2の抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、上記一対のピンのうち、いずれかのピンの電圧を、所定の電圧と比較した結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    電子機器。
  25. 上記いずれかのピンの電圧は、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、上記所定電圧を上記第1の抵抗および上記第2の抵抗を含む複数の抵抗で分圧して得られる電圧である
    請求項24に記載の電子機器。
  26. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
  27. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力し、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号を出力しない一対のピンの電圧状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
  28. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に差動信号が入力されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または第1の抵抗を介して接続され、上記一対のピンの一方のピンは第2の抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、上記一対のピンの他方のピンは接地された状態で、上記一方のピンの電圧を、上記所定電圧を上記第1の抵抗および上記第2の抵抗で分圧して得られる電圧よりも高い電圧と比較した結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
  29. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、上記一対のピンが短絡または抵抗を介して接続され、
    上記一対のピンの一方のピンは抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、
    上記一対のピンの他方のピンの電流または電圧の状態を検出する第1の検出ステップと、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合、該外部機器から電源が供給される電源ピンに着目し、
    上記電源ピンの電圧状態を検出する第2の検出ステップをさらに有し、
    上記第1の検出ステップおよび上記第2の検出ステップの検出結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
  30. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用され、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に使用されない一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に、上記一対のピンの一方のピンおよび他方のピンは、該一方のピンから該他方のピンに一方向に信号を流す電子素子を通じて接続され、
    上記一対のピンの上記一方のピンに第1の信号が供給される期間に、上記一対のピンの上記他方のピンから上記第1の信号を検出する第1の信号検出ステップと、
    上記一対のピンの上記他方のピンに第2の信号が供給される期間に、上記一対のピンの上記一方のピンから上記第2の信号を検出する第2の信号検出ステップとを有し、
    上記第1の信号検出ステップおよび上記第2の信号検出ステップの検出結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第2のデジタルインタフェースであるか否かを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
  31. 複数のピンを有するコネクタ部を備え、
    第1のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには上記複数のピンのうち第1の数のピンが使用され、第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続されるときには上記複数のピンのうち上記第1の数より少ない第2の数のピンが使用される電子機器における接続外部機器の伝送モード判別方法であって、
    上記複数のピンのうち、上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が上記コネクタ部に接続されるときには使用されない所定のピンの電圧状態または電流状態に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する判別ステップを有し、
    上記判別ステップでは、
    上記所定のピンのうち一対のピンに着目し、
    上記第2のデジタルインタフェースで動作する外部機器が接続される場合に上記一対のピンが短絡または第1の抵抗を介して接続され、上記一対のピンの一方のピンは第2の抵抗を介して所定電圧にプルアップされ、上記一対のピンのうち、いずれかのピンの電圧を、所定の電圧と比較した結果に基づいて、上記コネクタ部に接続されている外部機器のデジタルインタフェースが上記第1のデジタルインタフェースであるか上記第2のデジタルインタフェースであるかを判別する
    接続外部機器のデジタルインタフェース判別方法。
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