JP6873748B2 - 接合基板 - Google Patents

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Description

本発明は、接合基板の製造方法、および接合基板に関する。
従来、はんだ等の導電性接合材により配線基板同士を直接接合して接合基板を作製する際、配線基板が不透明であるため、配線基板の配線パターン同士の位置合わせを精度良く行うことが困難である。このような課題を解決すべく、特許文献1には、配線基板の端部に設けた半透明部に裏面側からライトで光を照射することで、配線パターンのランド部(接続電極)の陰を浮かび上がらせ、その位置を明確にする技術が記載されている。
公開実用新案昭61−164077号公報
しかしながら、特許文献1の場合、半透明部が設けられた配線基板をその裏面より照射するために、特別な光源(照明装置)を別途用意することが必要となる。また、実際には、ランド部の陰を明確に浮かび上がらせるために、用意した光源の位置を製品毎に設定しなければならない。このため、製造コストが増大するおそれがある。
そこで、本発明は、特別な光源を設置しなくても配線基板同士の位置合わせを容易に行うことが可能な接合基板の製造方法および接合基板を提供することを目的とする。
本発明に係る接合基板の製造方法は、
第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する第1の基材と、前記第1の主面に設けられ、第1のランド部を含む第1の配線パターンとを有する第1の配線基板を準備する工程と、
第3の主面および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する第2の基材と、前記第4の主面に設けられ、前記第1のランド部より平面積が小さい第2のランド部を含む第2の配線パターンとを有する第2の配線基板を準備する工程と、
前記第1のランド部および/または前記第2のランド部に導電性接合材を塗布する塗布工程と、
前記第2の配線基板が前記第1の配線基板の上に位置し且つ前記第2のランド部が前記導電性接合材を介して前記第1のランド部に接続されるように、前記第1の配線基板および前記第2の配線基板の位置合わせを行う位置合わせ工程と、
を備え、
前記第2の配線基板は、前記第2の配線基板に照射される光を透過する透過部を有し、
前記第1のランド部および/または前記第2のランド部の周囲には、前記位置合わせ工程において前記透過部に入射した前記光、または前記光の反射光を反射する反射部が設けられている、ことを特徴とする。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、前記位置合わせ工程において位置合わせされた前記第1および第2の配線基板を前記第3の主面側から平面視したとき、前記第1および第2のランド部を挟み込むように設けられていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、前記位置合わせ工程において位置合わせされた前記第1および第2の配線基板を前記第3の主面側から平面視したとき、前記第1および第2のランド部の外周線に沿うように設けられていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、前記第1の主面、前記第2の主面、前記第3の主面、前記第4の主面、前記第1の基材の内部、および前記第2の基材の内部のうち少なくともいずれか一つに設けられていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、金属層により構成されていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記金属層の材質は、当該金属層が設けられた配線基板の配線パターンの材質と同じであってもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、白色系または黄色系のレジスト層により構成されていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記反射部は、白色系または黄色系のインク層により構成されていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記第1の基材は、金属板と、前記金属板の上面を被覆する絶縁層とを有しており、
前記反射部は、前記金属板のうち前記絶縁層により被覆されていない部分により構成されていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記第1の基材は、白色系のセラミック板を有しており、
前記反射部は、前記セラミック板により構成されていてもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記塗布工程において、前記導電性接合材を前記第2のランド部の大きさに合わせて前記第1のランド部および/または前記第2のランド部に塗布してもよい。
また、前記接合基板の製造方法において、
前記第2のランド部には、空隙パターンが設けられていてもよい。
本発明に係る接合基板は、
第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する第1の基材と、前記第1の主面に設けられ、第1のランド部を含む第1の配線パターンとを有する第1の配線基板と、
第3の主面および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する第2の基材と、前記第4の主面に設けられ、前記第1のランド部より平面積が小さい第2のランド部を含む第2の配線パターンとを有する第2の配線基板と、
を備え、
前記第2の配線基板は、前記第4の主面が前記第1の主面に対向するように前記第1の配線基板の上に配置され、前記第2のランド部は、接合部を介して前記第1のランド部に電気的に接続されており、
前記第2の配線基板は、前記第2の配線基板に照射される光を透過する透過部を有し、
前記第1のランド部および/または前記第2のランド部の周囲には、前記透過部に入射した前記光、または前記光の反射光を反射する反射部が設けられていることを特徴とする。
本発明では、第2の配線基板は、この第2の配線基板に照射される光を透過する透過部を有し、第1のランド部および/または第2のランド部の周囲には、位置合わせ工程において透過部に入射した光、または当該光の反射光を反射する反射部が設けられている。この反射部により光が反射されることで第1および第2のランド部が明るく照らし出され、ランド部の視認性が向上する。その結果、特別な照明装置を設置しなくても配線基板同士の位置合わせを容易に行うことができる。
実施形態に係る接合基板の平面図である。 (a)は図1のA−A線に沿う断面図であり、(b)は図1のB−B線に沿う断面図である。 実施形態に係る接合基板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る接合基板の製造方法の位置合わせ工程を説明するための平面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 第1の実施形態の変形例1を説明するための断面図である。 第1の実施形態の変形例2を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る接合基板の製造方法における位置合わせ工程を説明するための平面図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 図9のB−B線に沿う断面図である。 第2の実施形態の変形例を説明するための断面図である。 第2の実施形態の変形例を説明するための断面図である。 第3の実施形態に係る接合基板の製造方法における位置合わせ工程を説明するための平面図である。 図14のA−A線に沿う断面図である。 図14のB−B線に沿う断面図である。 第4の実施形態に係る接合基板の製造方法における位置合わせ工程を説明するための平面図である。 図17のA−A線に沿う断面図である。 図17のB−B線に沿う断面図である。 第5の実施形態に係る接合基板の製造方法の位置合わせ工程を説明するための平面図である。 図20のA−A線に沿う断面図である。 図20のB−B線に沿う断面図である。 配線パターンのランド部の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付す。
<接合基板>
まず、本発明の一実施形態に係る接合基板について、図1および図2(a),(b)を参照して説明する。
接合基板1は、図1に示すように、下側の配線基板10(第1の配線基板)と、上側の配線基板20(第2の配線基板)とを備えている。
配線基板10は、図2(a)に示すように、基材11(第1の基材)と、配線パターン12(第1の配線パターン)とを有している。基材11は、主面11a(第1の主面)と、この主面11aの反対側の主面11b(第2の主面)とを有している。主面11aは基材11の上面であり、主面11bは基材11の下面である。
本実施形態では、基材11はガラスエポキシからなる。なお、基材11の材質は、これに限定されず、例えば、セラミック、アルミニウム等の金属でもよい。金属の場合は、金属板の表面が絶縁膜で被覆された基材を用いる。また、基材11は、可撓性を有する絶縁材料(ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)等)からなるものでもよい。
配線パターン12は、図2(a)に示すように、主面11aに設けられており、ランド部12a(第1のランド部)を含んでいる。配線パターン12の材質は、特に限定されないが、例えば銅である。配線パターン12は、ランド部12aを除き、レジスト層15により被覆されている。
配線基板20は、図2(a)に示すように、基材21(第2の基材)と、配線パターン22(第2の配線パターン)とを有する。基材21は、主面21a(第3の主面)と、この主面21aと反対側の主面21b(第4の主面)を有している。基材21の主面21aは、透過部23を除き、レジスト層25で被覆されている。主面21aは基材21の上面であり、主面21bは基材21の下面である。
本実施形態では、基材21はガラスエポキシからなる。なお、基材21の材質は、これに限定されず、透明または半透明の絶縁体であれば適用可能である。また、基材11は、可撓性を有する絶縁材料(ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)等)からなるものでもよい。
配線パターン22は、図2(a)に示すように、基材21の主面21bに設けられており、ランド部22a(第2のランド部)を含んでいる。このランド部22aは、図1に示すように、ランド部12aより平面積が小さく、接合基板1を平面視したときランド部12aに包含されている。配線パターン22の材質は、特に限定されないが、例えば銅である。配線パターン22は、ランド部22aを除き、レジスト層25により被覆されている。
配線基板20は、配線基板10の上に配置され、配線基板10と電気的に接続されている。より詳しくは、配線基板20は、主面21bが配線基板10の主面11aに対向するように配線基板10上に配置されている。配線パターン22のランド部22aは、接合部31を介して配線パターン12のランド部12aに電気的に接続されている。接合部31は、導電性を有しており、例えば、はんだ等の導電性接合材が溶融硬化したものである。
配線基板20は、配線基板20に照射される光を透過する透過部23を有する。本実施形態では、透過部23は、半透明のガラスエポキシからなる基材11のうち、レジスト層25に被覆されない部分により構成されている。この透過部23は、配線基板20の上方から照射される照明光を透過する。
配線基板20には、透過部23に入射した光(照明光等)、または当該光の反射光(複数回反射された反射光も含む。)を反射する反射部が設けられている。この反射部は、図1に示すように、ランド部12aおよびランド部22aの周囲に設けられている。なお、反射部は、ランド部12aおよびランド部22aのどちらか一方の周囲にのみ設けられてもよい。
反射部は、図1および図2(b)に示すように、基材21の主面21bに設けられた金属層24により構成されている。この反射部は、透過部23に入射した光、または当該光の反射光を高い反射率で反射する。光の反射率を上げるため、金属層24の表面は鏡面処理されていることが好ましい。
金属層24は、透過部23に入射した光を主面21a側に反射し、反射された光の一部は主面21aで再反射されて配線基板10を照らす。また、透過部23を透過しランド部12a等で反射された光が金属層24により配線基板10側に再反射されて配線基板10を照らす場合もある。このように反射部により光が反射される結果、ランド部12a,22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。これにより、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうか(例えば、はんだブリッジが発生していないかどうか)を容易かつ正確に判断することができる。
さらに、本実施形態では、反射部が銅箔等の金属層で構成されているため、接合基板1の放熱性を向上させることができる。
なお、金属層24は、例えば銅箔であるが、高い反射率が得られるものであれば他の金属箔であってもよい。
また、反射部は、金属層に限らず、白色系または黄色系のレジスト層、白色系または黄色系のインク層等により構成されてもよい。このようなレジスト層やインク層によっても、光の反射率が高いため、反射部を構成することが可能である。また、基材11が金属板、あるいは、白色系のセラミック板を含む場合には、その露出した表面により反射部を構成してもよい。この場合、接合基板の放熱性が向上するという効果も得られる。
また、反射部は、主面21bに設けられる場合に限られず、主面21aに設けられてもよい(図8参照)。この場合、反射部(金属層24)は、透過部23を透過しランド部22aやランド部12a等で反射された光を配線基板10側に再反射する。反射部は、基材21の内部に設けられてもよい(図7参照)。
また、反射部は、配線基板10に設けられてもよい(図12、図13参照)。例えば基材11の主面11aに反射部を設けた場合、当該反射部は、透過部23を透過した光を配線基板20側に反射する。反射された光は配線基板20(基材21、ランド部22a等)により配線基板10側に再反射されるため、接合部31付近を明るく照らすことができる。
一般的に言えば、反射部は、主面11a、主面11b、主面21a、主面21b、基材11の内部、および基材21の内部のうち少なくともいずれか一つに設けられている。
また、図1に示すように、反射部(本実施形態では金属層24)は、主面21a側から配線基板10および配線基板20を平面視したとき(すなわち、接合基板1を上方より見たとき)、ランド部12aおよびランド部22aを挟み込むように設けられている。これにより、ランド部12aおよびランド部22a全体を明るく照らし出すことができる。
また、図1に示すように、反射部(本実施形態では金属層24)は、主面21a側から配線基板10および配線基板20を平面視したとき(すなわち、接合基板1を上方より見たとき)、ランド部12aおよびランド部22aの外周線に沿うように設けられている。これにより、ランド部12aおよびランド部22aを効率的に照らし出すことができる。
<接合基板の製造方法>
次に、本発明に係る接合基板の製造方法に係る第1〜第5の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る接合基板の製造方法について、図3のフローチャートに沿って説明する。
まず、前述の配線基板10および配線基板20を準備する(ステップS1)。
次に、図5に示すように、配線基板20のランド部22aに導電性接合材30を塗布する(塗布工程)(ステップS2)。導電性接合材30は、例えばクリームはんだである。なお、導電性接合材30は、配線基板10のランド部12aに塗布されてもよいし、あるいは、ランド部12aとランド部22aの両方に塗布されてもよい。
次に、配線基板20が配線基板10の上に位置し且つランド部22aが導電性接合材30を介してランド部12aに接続されるように、配線基板10および配線基板20の位置合わせを行う(位置合わせ工程)(ステップS3)。この位置合わせは、具体的には、リフロー用治具に配線基板10および配線基板20を取り付けることにより行う。
次に、位置合わせされた配線基板10および配線基板20をリフロー炉で加熱し、その後、冷却する(リフロー工程)(ステップS4)。これにより、導電性接合材30が溶融した後硬化して、接合部31が形成される。
上記工程を経て接合基板1が作製される。
上記の位置合わせ工程においては、配線基板20に設けられた透過部23により、図4に示すように、主面21a側(すなわち、接合基板1の上方)からランド部12aおよびランド部22aを視認できる。さらに、配線基板20には、反射部(金属層24)が設けられている。この反射部により、透過部23に入射した光または当該光の反射光が反射される。これにより、ランド部12aおよびランド部22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。その結果、本実施形態によれば、特別な光源を設置しなくても、室内の照明灯のみで、配線基板10,20同士の位置合わせを容易に行うことができる。さらに、リフロー工程の終了後、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうか(例えば、はんだブリッジが発生していないかどうか)を容易かつ正確に判断することができる。
なお、塗布工程において、導電性接合材30をランド部22aの大きさに合わせてランド部12aおよび/またはランド部22aに塗布してもよい。これにより、リフロー工程の終了後、配線基板10のランド部12aにはんだが濡れ広がり(図1参照)、正常にはんだ付けが行われたことを、透過部23を通じて容易に確認できる。
なお、図4に示すように、反射部は、位置合わせ工程において位置合わせされた配線基板10および配線基板20を主面21a側から平面視したとき、ランド部12aおよびランド部22aを挟み込むように設けられていてもよい。これにより、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22a全体を明るく照らし出すことができる。
また、図4に示すように、反射部は、位置合わせ工程において位置合わせされた配線基板10および配線基板20を主面21a側から平面視したとき、重ね合わされたランド部12aおよびランド部22aの外周線に沿うように設けられている。これにより、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22aを効率的に照らし出すことができる。
また、反射部は、主面21bに設けられる場合に限られず、図7に示すように、基材21の内部に設けられてもよいし、あるいは、図8に示すように、主面21aに設けられてもよい。一般的に言えば、反射部は、主面11a、主面11b、主面21a、主面21b、基材11の内部、および基材21の内部のうち少なくともいずれか一つに設けられている。主面11aと主面21bのように対向する面の双方に反射部としての金属層を設ける場合には、金属層同士が接触しても電気回路として問題が生じないようにする。例えば、金属層を配線基板の配線パターンと電気的に接続されない孤立したパターンとする。
また、金属層24の材質は、当該金属層24が設けられた配線基板20の配線パターン22の材質と同じであってもよい。これにより、金属層24を配線パターン22と一緒に形成できるので、接合基板1の製造効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る接合基板の製造方法について説明する。第1の実施形態に係る接合基板の製造方法との相違点の一つは、反射部の構成である。第2の実施形態では、配線基板の基材の主面を被覆するレジスト層により反射部を構成する。以下、相違点を中心にして第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、ステップS1において、配線基板10および配線基板20Aを準備する。図9〜図11に示すように、配線基板20Aは、主面21bに、レジスト層25に代えて白色系のレジスト層26が設けられている。なお、レジスト層26は、黄色系のレジストから構成されてもよい。
このように第2の実施形態では、白色系または黄色系のレジスト層26により反射部が構成されるため、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。
よって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、特別な光源を設置しなくても、配線基板10,20A同士の位置合わせを容易に行うことができる。また、リフロー工程の終了後、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうかを容易かつ正確に判断することができる。
さらに、第2の実施形態では、反射部が絶縁体から構成されることから、ランド部12a同士(またはランド部22a同士)の間隔が狭い場合でも、反射部を介してランド部間が短絡することを防止できる。
また、第2の実施形態では、配線基板の主面に形成されるレジスト層により反射部を構成するため、反射部を設けることによって配線基板(ひいては接合基板)の製造効率が低下することを防止できる。
図12および図13は、第2の実施形態の変形例を示している。本変形例では、レジスト層15に代えて、白色系または黄色系のレジスト層16が設けられた配線基板10Aを用いる。なお、図12は図9のA−A線に相当する線に沿う断面図であり、図13は図9のB−B線に相当する線に沿う断面図である。
なお、反射部を構成する白色系または黄色系のレジスト層は、主面21aまたは主面11bに設けられてもよい。より一般的に言えば、白色系または黄色系のレジスト層は、主面11a、主面11b、主面21aおよび主面21bのうち少なくともいずれか一つに設けられている。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る接合基板の製造方法について説明する。第1の実施形態に係る接合基板の製造方法との相違点の一つは、反射部の構成である。第3の実施形態では、配線基板の主面に形成されたインク層により反射部を構成する。以下、相違点を中心にして第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、ステップS1において、配線基板10および配線基板20Bを準備する。図14〜図16に示すように、配線基板20Bでは、白色系のインク層27が主面21bに設けられている。このインク層27は、例えば、シルク印刷により主面21bに印刷形成されたものである。なお、インク層27は、黄色系のインク層でもよい。
このように第3の実施形態では、白色系または黄色系のインク層27により反射部が構成されるため、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。
よって、第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、特別な光源を設置しなくても、配線基板10,20B同士の位置合わせを容易に行うことができる。また、リフロー工程の終了後、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうかを容易かつ正確に判断することができる。
なお、配線基板の主面に文字や記号等を印刷する工程において、インク層27を文字等と一緒に印刷形成してもよい。これにより、反射部を設けることによって配線基板(ひいては接合基板)の製造効率が低下することを防止できる。
また、インク層27は、絶縁性のインク材料で構成されてもよい。これにより、ランド部12a同士(またはランド部22a同士)の間隔が狭い場合でも、反射部を介してランド部間が短絡することが防止できる。
なお、反射部を構成する白色系または黄色系のインク層は、主面21aおよび/または主面11bに設けられてもよい。より一般的に言えば、白色系または黄色系のインク層は、主面11a、主面11b、主面21aおよび主面21bのうち少なくともいずれか一つに設けられている。
上記のように、第1〜第3の実施形態では、高反射率の部材(金属層、白色系または黄色系のレジスト層、白色系または黄色系のインク層)を配線基板10および/または配線基板20に付加することで反射部を設ける。各実施形態の反射部は任意に組み合わせてもよい。例えば、配線基板20の主面21bに金属層を設け、配線基板10の主面11aに白色系または黄色系のレジスト層を設けてもよい。また、例えば、配線基板20の主面21b内に、金属層と、白色系または黄色系のインク層とを混在させてもよい。
次に、第4および第5の実施形態について説明する。これらの実施形態では、配線基板10の基材11自体の高反射率特性を利用して反射部を構成する。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る接合基板の製造方法について説明する。第1の実施形態に係る接合基板の製造方法との相違点の一つは、反射部の構成である。第4の実施形態では、基材11が有する金属板により反射部を構成する。以下、相違点を中心にして第4の実施形態について説明する。
本実施形態では、ステップS1において、配線基板10Bおよび配線基板20を準備する。図17〜図19に示すように、配線基板10Bでは、基材11は金属板17と、この金属板17の上面を被覆する絶縁層18とを有している。金属板17は、例えばアルミニウム板、ステンレス板等である。反射部は、金属板17のうち絶縁層18により被覆されていない部分(例えば図19の領域A)により構成されている。
このように第4の実施形態では、基材11の金属板17により反射部が構成されるため、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。
よって、第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、特別な光源を設置しなくても、配線基板10B,20同士の位置合わせを容易に行うことができる。また、リフロー工程の終了後、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうかを容易かつ正確に判断することができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係る接合基板の製造方法について説明する。第1の実施形態に係る接合基板の製造方法との相違点の一つは、反射部の構成である。第5の実施形態では、基材を構成する白色系のセラミック板により反射部を構成する。以下、相違点を中心にして第5の実施形態について説明する。
本実施形態では、ステップS1において、配線基板10Cおよび配線基板20を準備する。図20〜図22に示すように、配線基板10Cでは、基材11は白色系のセラミック板を有している。反射部は、このセラミック板により構成されている。具体的には、セラミック板のうちレジスト層15で被覆されていない部分(例えば図22の領域B)により反射部が構成されている。
このように第5の実施形態では、白色系のセラミック板により反射部が構成されるため、位置合わせ工程において、ランド部12aおよびランド部22aが明るく照らし出され、ランド部12a,22aの視認性が向上する。
よって、第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、特別な光源を設置しなくても、配線基板10C,20同士の位置合わせを容易に行うことができる。また、リフロー工程の終了後、隣り合う接合部31同士が接触していないかどうかを容易かつ正確に判断することができる。
以上、本発明に係る接合基板の製造方法の第1〜第5の実施形態について説明した。
なお、配線基板20のランド部22aには、空隙パターンが設けられていてもよい。リフロー工程の後、空隙パターンが接合部31で埋まっていること(換言すれば、空隙パターンを通じてランド部12aが見えないことを)、透過部23を通じて確認することにより、上下に配置された配線基板同士が正常に接合されかどうかを容易かつ正確に判断することができる。空隙パターンの具体例としては、図23(a),(b),(c)に示すように、ミアンダ状の空隙パターンG1、格子状の空隙パターンG2、同心円状の空隙パターンG3が挙げられる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 接合基板
10,10A,10B,10C 配線基板
11 基材
11a,11b 主面
12 配線パターン
12a ランド部
15,16 レジスト層
17 金属板
18 絶縁層
20,20A,20B 配線基板
21 基材
21a,21b 主面
22 配線パターン
22a ランド部
23 透過部
24 金属層
25,26 レジスト層
27 インク層
30 導電性接合材
31 接合部
A,B 領域
G1,G2,G3 空隙パターン

Claims (8)

  1. 第1配線パターンを有する第1配線基板と、
    第2配線パターンを有する第2配線基板とを備え、
    前記第1配線パターンの第1ランド部と前記第2配線パターンの第2ランド部とが対向するように前記第1及び第2配線基板が配置され、前記第1ランド部と前記第2ランド部とが導電性接合材を介して接合された接合基板であって、
    前記第2配線基板は、前記第2ランド部の周囲に設けられ、光を透過させる透過部と、前記透過部を透過して前記第1配線基板において反射した光を前記第1配線基板側に反射させる反射部とを有する接合基板。
  2. 前記第2配線基板は、透明または半透明の基材と、前記基材上に設けられたレジスト層とを備え、
    前記第2ランド部の周囲に前記レジスト層を設けないことにより、前記透過部が形成されている請求項1に記載の接合基板。
  3. 前記反射部は、前記第2配線基板を平面視したときに、前記第2ランド部を挟んだ両側にそれぞれ設けられている請求項1又は2に記載の接合基板。
  4. 前記第2ランド部は、前記第1ランド部よりも表面積が小さくなっており、
    前記反射部は、前記第2配線基板を平面視したときに、前記第1ランド部の外周線に沿って前記第1ランド部と重ならないように設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の接合基板。
  5. 前記反射部は、前記第2配線パターンと同じ材質の金属層により構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の接合基板
  6. 前記反射部は、白色系または黄色系のレジスト層により構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の接合基板
  7. 前記反射部は、白色系または黄色系のインク層により構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の接合基板
  8. 前記第2ランド部に、空隙パターンが設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の接合基板。
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