JP6872814B2 - 商品見本展示台 - Google Patents
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Description
特許文献1の自動販売機の商品見本展示装置は、断面半円弧状に形成した商品見本の下部に略水平方向の外力を加えて、該商品見本の下向きに膨らませた底板を、展示台の水平板に形成した半月状の穴に挿入し、該穴内に形成した突起の下側に係止した後、商品見本の下部に対する外力を除去し、底板が膨らむ前の状態に復元しようする際の復元力により、底板の上面を突起に押し当て、底板の下面を水平板に押し当てて、商品見本を展示台に取り付ける。
詳しくは、例えば半割り形状の商品見本を商品見本展示台の取付け穴に取り付ける際に、商品見本の底部に外力を加えて、底部における挿入部の底板を下方に向けて弧状に湾曲した後、挿入部の湾曲した底板を、台本体の取付け穴に対して前方側斜め上方から挿入し、湾曲した底板を受け部の係止部の下側に対して係止方向に係止する。
つまり、挿入部の底板を受け部の係止部に押し当てるため、商品見本が垂直方向にガタ付くことを防止することができる。
この発明によれば、商品見本を、所定の展示方向に向けて展示した状態に確実に取り付けることができる。
この結果、商品見本の向き、及び高さが変位することを確実に防止することができるとともに、商品見本を、所定の展示方向に向けて展示した状態に確実に保つことができる。
上記鍔係止部は、例えば溝部を含む凹部、突起を含む凸部等で構成することができる。
詳しくは、挿入部の底板を受け部の係止部に係止する係止方向と直交して、該底板に形成した鍔部を、受け板に形成した鍔係止部に対して係止するため、商品見本の展示位置が係止方向と平行する方向へ変位することを防止することができる。
この結果、商品見本を、所定の展示位置に取り付けた状態に保つことができる。
詳しくは、例えば円筒形状を有する商品見本の底部に形成した挿入部を、商品見本展示台に形成した取付け穴に挿入する際に、商品見本の底部に形成した挿入部を、商品見本展示台に形成した取付け穴の受け部と、係止部に形成した規制部との対向面間に挿入して、該挿入部を取付け穴と規制部との対向面間に挟持する。
この結果、商品見本を、所定の展示位置に取り付けた状態に確実に保つことができる。
詳しくは、例えば円筒形状を有する商品見本の底部に形成した挿入部を、商品見本展示台の取付け穴に形成した受け部に挿入する際に、挿入部の内周面を係止部に形成した規制部のテーパ面に押し当てながら挿入して、該挿入部を受け部と規制部との対向面間に挟み込むとともに、該挿入部の外周面を受け部の内周面に対して接触(例えば面接触、あるいは、線接触)させる。
この結果、商品見本を、所定の向き及び高さに正確に取り付けることができる。
上記反り返り部は、例えば半割り形状を有する商品見本の底部に形成した挿入部の底板を、係止部の下側に係止する係止方向と逆方向に向けて徐々に高くなる斜面、あるいは、逆方向に向けて徐々に高くなる曲面等を含む概念である。
詳しくは、挿入部の弧状に湾曲した底板を、受け部に設けた係止部の下側に係止する際に、挿入部の底板を係止部の反り返り部に当接して、該底板を係止部の下側にガイドするため、挿入部の底板を受け部の係止部に対して確実に係止することができる。
この結果、商品見本を、台本体の取付け穴に対して取り付ける作業が簡単かつ容易に行える。
この発明によれば、商品見本展示台上に取り付けた商品見本を目立たせることができる。
この結果、商品見本に対する注目度、及びアピール度を高めることができる。
詳しくは、挿入部の底板を受け部の係止部に係止しても、光の採光が妨げられず、例えば光源から投光される光を、係止部における挿入部の底板を係止する部分に設けた採光窓と、底板に形成した透過部とを介して、取付け穴に取り付けた商品見本の内部に対してより確実に採光することができる。
この発明によれば、商品見本を、所定の展示方向に向けて展示した状態により正確に取り付けることができる。
この結果、商品見本の向き、及び位置が変位することをより確実に防止することができるとともに、商品見本を、所定の展示方向に向けて展示した状態により正確に保つことができる。
(実施例1)
図1は実施例1の商品見本展示台10Aを設置した自動販売機1の正面図、図2は展示室4内に配置した展示板5の斜視図、図3は商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を2個展示する商品見本展示台10Aの斜視図である。
商品見本展示台10Aの前後方向FRは、商品見本A,Bの前後方向と一致する方向であり、具体的には平面から見て波形状に形成した側を前方Fとし、前方Fに対して反対の側を後方Rとして設定している。左右方向RLとは、前後方向FRに対して平面方向において交差する方向である。
展示板5の下方には、光源9(例えば蛍光灯)を開口部6と対向して配設している。光源9は、開口部6に取り付けられた商品見本A,Bの内部に向けて投光する(図2参照)。
なお、底板A4における透明な部分を透過部A5とする代わりに、例えば光源9から投光される光を採光する採光窓を底板A4に開口してもよい。
また、本体部A1、底部A2A、挿入部A3、及び底板A4の後方側縁部には、該後方側縁部より外側に向けて突出する鍔部A4Aを形成している(図2、図3参照)。
下側保持部B4の底部B2Bは、展示板5に開口した開口部6より大きく、該開口部6における周囲の展示面に対して垂直に押し当てられる大きさ、及び形状に形成している。底部B2Bの下面側中央部には、光源9から投光される光を採光する平面視略丸形状の採光窓B5を開口している(図2、図3参照)。
挿入部B6は、展示板5に開口した開口部6の内径より一回り小さく、該開口部6に対して挿入が許容される大きさ、及び形状に形成している。該挿入部B6の外周面は、開口部6の内周面に対して面接触、あるいは、線接触が許容される外径に形成している(図2、図3参照)。
図4は販売促進体C,Dを取り付ける商品見本展示台10Aの斜視図、図5は取付け穴12を2個備えた商品見本展示台10Aの斜視図であり、詳しくは、図5(a)は商品見本展示台10Aを前側斜め上方から見た斜視図、図5(b)は商品見本展示台10Aを後側斜め上方から見た斜視図である。
図9は円筒形状の商品見本Bを商品見本展示台10Aに取り付ける際の説明図である。
該取付け穴12は、上述の展示板5に開口した開口部6と対応する大きさ、及び形状に形成するとともに、該台本体11の左右方向RLに開口部6と対応する間隔を隔てて2個配置している(図3〜図9参照)。
取付け穴12における径方向(左右方向RL)に対向する両側縁部には、商品見本A,Bにおける挿入部A3,B6の仮係止部A8,B8が仮係止される窪み部14と、該挿入部A3,B6の本係止部A7,B7が係止される切欠き部15とを形成している(図3〜図9参照)。
また、採光窓17を開口する代わりに、例えば受け板16の略全体を、透光性を有するプラスチックにより透明に形成してもよい。
係止部18は、受け部13における底板A4を係止部18に係止する係止方向Lと対応する後方側内周面から、該係止方向Lと逆方向に向けて略水平に延びるように形成している。
係止部18における採光窓17上に突き出した前端部には、商品見本Aにおける挿入部A3の底板A4に形成した透過部A5と対向して、光源9から投光される光を採光する平面視略楕円形状の採光窓19を開口している(図3〜図9参照)。
また、採光窓19を開口する代わりに、例えば係止部18の略全体を、透光性を有するプラスチックにより透明に形成してもよい。
係止部18における採光窓17上に突き出した前端部の外周縁部と、該採光窓17の内周縁部との間には、底板A4の差し込みが許容される隙間を形成している(図3〜図9参照)。
溝部22は、底板A4を係止部18に係止する係止方向Lと直交して、採光窓17の後方側角隅部から左右の切欠き部15に向けて左右方向RLに形成している(図3〜図9参照)。
凸部24,25は、台本体11の後面部に沿って左右方向RLに所定間隔を隔てて配置するとともに、差込み部23に差し込まれる販売促進体Cの下端部と対向して平面から見て略千鳥状に配置している(図3〜図9参照)。
凸部24,25における販売促進体Cを挟持する挟持面は、上端側から下端側に向けて徐々に狭くなるように傾斜、あるいは、曲面に形成している(図3〜図9参照)。
これにより、販売促進体Cの下端部を差込み部23に差し込むだけで簡単に取り付けることができる(図3〜図9参照)。
先ず、半割り形状の商品見本Aを展示する場合、商品見本Aの底部A2Aに対して、該底部A2Aにおける左右方向RLの両端部から中央部に向けて外力を加え、底部A2Aにおける挿入部A3の底板A4を下方に向けて弧状に湾曲する(図8(a)参照)。
これにより、挿入部A3の底板A4を、受け部13の係止部18の下側に対して確実かつ容易に係止することができる。
さらに底部A2Aの挿入部A3を取付け穴12の受け部13に挿入して、挿入部A3の前方側外周面を受け部13の前方側内周面に対して径方向に接触させるため、商品見本Aが水平方向にガタ付くことを防止することができる(図8(b)参照)。
この結果、商品見本Bを所定の向き、高さ、及び位置に正確かつ確実に取り付けることができるとともに、商品見本Bを所定の展示方向に向けて展示した状態に保つことができる。
上述の実施例1では、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を2個展示する例を説明したが、図10、図11に示すように、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を単独で1個展示する実施例2の商品見本展示台10Bについて説明する。
図11は商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を1個展示する商品見本展示台10Bの斜視図である。
この結果、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を、展示室4内の展示板5上に取り付けるよりも、商品見本展示台10B上に取り付けた1種類の見本のみをより目立たせることができる。
上述の実施例1,2では商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を1個又は2個展示する例を説明したが、図12、図13に示すように、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を3個展示する実施例3の商品見本展示台10Cについて説明する。
図13は商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を3個展示する商品見本展示台10Cの斜視図である。
この結果、異なる種類、あるいは、同一種類の見本を複数個展示することができるとともに、複数種の見本を一緒に目立たせることができる。
また、商品見本A,Bのうちいずれか1種類の見本を商品見本展示台10C上に3個展示してもよい。さらに商品見本展示台10Cを、例えば4個、5個等の複数の取付け穴12を備えた大きさ、及び形状に形成してもよい。
上述の実施例1〜3では、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を、展示室4内の展示板5上に載置した商品見本展示台10Aに展示する例について説明したが、図14に示すように、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を、展示板5に代わる実施例4の商品見本展示台10Dに展示する例ついて説明する。
これにより、商品見本A,Bのうち所望する種類の見本を、自動販売機1の正面と一致する所定の展示方向に向けた展示した状態に取り付けることができる。
この発明の鍔係止部は、実施形態の溝部22に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
F…前方
R…後方
RL…左右方向
L…係止方向
A…商品見本
B…商品見本
A2A,B2B…底部
A3,B6…挿入部
A4…底板
A4A…鍔部
A5…透過部
B5…採光窓
A7,B7…本係止部
A8,B8…仮係止部
C,D…販売促進体
1…自動販売機
2…販売機本体
3…外扉
4…展示室
5…展示板
6…開口部
7…窪み部
8…切欠き部
9…光源
10A,10B,10C,10D…商品見本展示台
11…台本体
12…取付け穴
13…受け部
14…窪み部
15…切欠き部
16…底板
17…採光窓
18…係止部
19…採光窓
20…反り返り部
21…規制部
22…溝部
23…差込み部
26,27…差込み孔
Claims (2)
- 上面の展示面に商品見本の底部よりも小さい取付け穴が形成され、
前記取付け穴の下方に、前記取付け穴を横切るように前記取付け穴の左右方向中央を後方から前方に向けて延びて、前記商品見本の底部に形成され前記取付け穴に挿入されて嵌まる形状に突出している挿入部よりも外周側部分を前記取付け穴の縁に載せた状態で、前記挿入部の下端の底板の上面に当たる部分を有する板状の係止部が形成され、
前記係止部の先端と、前記係止部の先端に対向する前記取付け穴の縁との間に、前記底板を前記係止部の下に差し込むための空間が形成され、
前記係止部における前記底板の上面に当たる部分が、前記取付け穴の中央に位置するとともに、
前記係止部における前記底板の上面に当たる部分の先に、上方に傾斜する反り返り部が形成された
商品見本展示台。 - 前記反り返り部の先端が前記取付け穴より上に突出している
請求項1に記載の商品見本展示台。
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- 2019-10-31 JP JP2019198082A patent/JP6872814B2/ja active Active
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