JP6870696B2 - 汚れ検出装置および空気調和システム - Google Patents

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Description

本開示は、汚れを検出する汚れ検出装置および空気調和システムに関する。
汚れ検出装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1の技術は、フィルタの画像を取得し、画像を構成する各画素に対して2値化処理を施し、2値化画像を所定のブロックに分割し、ブロックに関するデータを利用して、診断値を求める。
特開2005−292066号公報
ところで、対象物の汚れの形態は多様であり、付着だけでない。対象物を適切に管理するためには、付着汚れだけでなく他の汚れをも管理することが好ましい。本開示の目的は、複数種の汚れを判別できる汚れ検出装置を提供することにある。
この課題を解決する汚れ検出装置は、水を貯留する容器を含む装置を対象物として、前記対象物の汚れを検出する汚れ検出装置であって、前記対象物の撮影画像を処理する制御部を備え、前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記対象物の汚れについて、少なくとも付着汚れおよび濁りに判別する処理を行う。この構成によれば、付着汚れおよび濁りを判別できる。
上記汚れ検出装置において、前記制御部は、時刻が異なる複数の前記撮影画像について前記対象物の基準色と異なる変色領域を特定し、複数の前記撮影画像の間で、前記変色領域内において浮遊物の移動に対応する浮遊物画像領域を濁りとして特定する。
濁りは流動するため、時間の経過によって浮遊物(例えば、浮遊物または粒体)が移動する。変色領域において浮遊物画像が検出される領域は、濁りの領域と特定できる。上記構成は、このような技術事項に基づいて濁りを特定するため、精確に、濁りを検出できる。
上記汚れ検出装置において、前記制御部は、前記撮影画像において前記対象物の基準色と異なる変色領域を特定し、前記変色領域内で所定色相領域を特定し、前記所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき前記付着汚れとして特定し、前記変色領域において前記付着汚れとして特定された領域以外の領域を前記濁りとして特定する。
付着汚れは、目視可能な大きさを有することから、撮影画像において所定色相を有する所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき、所定色相領域を付着汚れと特定できる。変色領域において付着汚れ部分以外のところは、濁りと特定できる。上記構成は、このような技術事項に基づいて付着汚れおよび濁りを特定するため、精確に、付着汚れと濁りとを検出できる。
上記汚れ検出装置において、前記制御部は、前記撮影画像において各画素の色相に基づいて前記付着汚れと前記濁りとを判別する。
濁りは、水に浮く浮遊物に起因するものであって、赤系の色として検出される。付着汚れは、壁に付着するカビ等に起因するものであって、緑系の色として検出される。したがって、色相によって付着汚れと濁りとを区別できる。上記構成によれば、この事実を利用するため、簡単に付着汚れと濁りとを区別できる。
上記汚れ検出装置において、前記制御部は、前記付着汚れの進行度を判定するための第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値とを保持し、前記撮影画像において前記付着汚れと特定された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出し、前記付着汚れの進行度が第1閾値を超えるとき外部装置に報知し、前記撮影画像において濁りと判定された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、前記濁りの進行度が前記第2閾値を超えるとき外部装置に報知する。
濁りは浮遊物に起因するため、付着汚れに比べて、対象物のトラブルへの影響は少ない。上記構成では、濁りの進行度に対する第2閾値が、付着汚れの進行度に対する第1閾値よりも大きい。このように、付着汚れに対する処理の実行条件と、濁りに対する処理の実行条件とを異ならせることにより、付着汚れや濁りに応じたタイミングで外部装置に付着汚れや濁りが閾値を超えたことを報知できる。
上記汚れ検出装置において、前記制御部は、前記付着汚れの進行度を判定するための第3閾値と、前記第3閾値よりも大きい第4閾値とを保持し、前記撮影画像において前記付着汚れと判別された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出し、前記付着汚れの進行度が第3閾値を超えるとき洗浄を行い、前記撮影画像において濁りと判別された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、前記濁りの進行度が第4閾値を超えるとき洗浄を行う。
濁りは浮遊物に起因するため、付着汚れに比べて、対象物のトラブルへの影響は少ない。上記構成では、濁りの進行度に対する第4閾値が、付着汚れの進行度に対する第3閾値よりも大きい。このように、付着汚れに対する処理の実行条件と、濁りに対する処理の実行条件とを異ならせることにより、付着汚れや濁りに応じたタイミングで対象物の洗浄を行うことができる。
上記汚れ検出装置において、前記対象物は空気調和機のドレンパンである。
この構成によれば、対象物としてのドレンパンに対して、付着汚れおよび濁りを判別できる。
この課題を解決する空気調和システムは、上記のいずれかの汚れ検出装置を備える。この構成によれば、付着汚れおよび濁りを判別できる。
空気調和機の正面図。 室内ユニットの内部構造の平面図。 室内ユニットの内部構造の側面図。 色相環において、付着汚れおよび濁りの範囲を示す図。 撮影画像を示す図。 マスクを示す図。 マスクが重ねられた撮影画像の図。 テンプレート撮影画像と撮影画像とのマッチングを示す図。 テンプレートマスクとマスクとの関係を示す図。 強調色に変換された撮影画像の図。 汚れの変化を示すグラフ。
以下、本実施形態に係る汚れ検出装置1について説明する。
汚れ検出装置1は、対象物2に対して複数の汚れを検出する。本実施形態では、汚れ検出装置1は、対象物2の付着汚れおよび濁りを検出する。以下において付着汚れおよび濁りを区別しない場合、両者を総称して「汚れ」という。付着汚れは、対象物に付着した汚れを示す。濁りは、対象物の容器内の水の濁りを示す。
汚れ検出の対象物2の好適な例は、水を貯留する容器である。例えば、汚れ検出の対象物2は、空気調和機20の室内ユニット21のドレンパン26、室外ユニットのドレンパン、および、除加湿水用タンクである。本実施形態では、汚れ検出装置1は、空気調和機20の室内ユニット21のドレンパン26の汚れを検出する。本実施形態では、対象物2はドレンパン26である。
汚れ検出装置1は、制御部10を備える。
制御部10は、対象物2の撮影画像を処理する。制御部10は、撮影画像に基づいて対象物の付着汚れおよび濁りを判別する。
制御部10は、対象物2の撮影画像40を取得する取得部11と、計算部12とを備える。計算部12は、撮影画像40に基づいて、対象物2の汚れについて、少なくとも付着汚れおよび濁りに判別する処理を行う。取得部11は、カメラ30に接続される。取得部11と計算部12とは、ケースに収容されて1つの装置としてパッケージングされてもよいし、次に説明するように、取得部11と計算部12とは、ネットワークNに接続されて、それぞれの設置場所が分散されてもよい。本実施形態に係る制御部10の構成要素は、ネットワークNに分散される。
取得部11は、空気調和機20自体に、または、空気調和機20の周辺に設けられる。
取得部11は、カメラ30から送られる撮影画像40を取得し、撮影画像40を記憶する。取得部11は、対象物2または対象物2を含む装置の識別情報を保持する。本実施形態では、取得部11は、空気調和機20の識別情報を保持する。好ましくは、取得部11は、対象物2または対象物2を含む装置の位置情報を保持する。位置情報は、対象物2の場所(緯度および経度、または住所)を含む。本実施形態では、取得部11は、ドレンパン26を備える空気調和機20の位置情報を保持する。さらに好ましくは、取得部11は、対象物2を含む装置の用途情報を保持する。用途情報は、対象物2が設置される部屋の用途の情報であって、例えば、店舗の種別を含む。取得部11は、入力操作によって識別情報、位置情報、および用途情報を取得する。取得部11は、通信部13に接続される。通信部13は、制御部10の構成要素とされてもよい。
通信部13は、取得部11と計算部12との間の通信を制御する。通信部13は、内部指令および外部指令に基づいて、取得部11に保持されている撮影画像40を計算部12に出力する。好ましくは、通信部13は、内部指令および外部指令に基づいて、取得部11に保持されている識別情報、位置情報および用途情報の少なくとも1つを計算部12に出力する。内部指令は、予め設定された時刻に形成される指令である。例えば、内部指令は、通信部13の内部回路によって、所定条件(例えば、無線において受信感度が所定値よりも高い)が満たされるときに形成されたり、定期的に形成されたりする。外部指令は、クラウドサーバ15の計算部12からの要求に基づく指令である。通信部13と取得部11とは1つのケースに収容されてもよい。
計算部12は、取得部11から情報が得られるところであれば、設置場所は制限されない。例えば、計算部12は、ネットワークNに接続されるクラウドサーバ15内に設けられる。
図1に示されるように、汚れ検出装置1は、空気調和システムSの構成要素とされてもよい。例えば、空気調和システムSは、汚れ検出装置1と、空気調和機20とを含む。空気調和機20は、汚れ検出装置1の制御部10の通信部13を介してネットワークNに接続される。
図2および図3を参照して、空気調和機20について説明する。図2は、空気調和機20の室内ユニット21の上壁を外して見た、室内ユニット21の内部構造の平面図である。図3は、空気調和機20の室内ユニット21の側壁を外して見た、室内ユニット21の内部構造の側面図である。
汚れ検査の対象となる空気調和機20の機種は、限定されない。例えば、天井埋込み型の空気調和機20が、汚れ検査の対象となる。天井埋込み型の空気調和機20の室内ユニット21は、内部検査に手間を要する。このため、天井埋込み型の空気調和機20の室内ユニット21に対するカメラ監視は、メンテナンス作業効率の改善に寄与する。そこで、本実施形態では、天井埋込み型であって、天井裏のダクトに接続される空気調和機20の室内ユニット21について説明する。室内ユニット21は、冷媒配管を介して室外ユニットに接続される。室内ユニット21は、天井裏に設置される。
図2および図3に示されるように、室内ユニット21は、空調制御部22と、熱交換器23と、ファン24と、ファン24を回転させるファンモータ25と、熱交換器23の下に配置されるドレンパン26と、ドレンパン26内の水を排出するドレンポンプ27と、吸込口28aおよび吹出口28bを有するケース28とを備える。ドレンパン26の壁の色は、汚れが目立つ色であることが好ましい。ドレンパン26の壁の色は、白または白に近い色であることが好ましい。
ケース28には、ケース28内を点検するための点検蓋28cが設けられる。点検蓋28cは、ドレンパン26およびドレンポンプ27の近くに設けられる。カメラ30は、点検蓋28cの内側に取り付けられる。カメラ30は、少なくともドレンパン26の底の一部が撮影されるように、点検蓋28cに取り付けられる。
カメラ30は、撮影部31と、撮影制御部32とを備える(図1参照)。撮影部31は、撮影制御部32によって制御されるタイミングでドレンパン26の一部を撮影し、撮影画像40を形成する。
一例では、撮影部31は、静水面状態の条件でドレンパン26を撮影する。撮影制御部32は、静水面状態の条件が成立するか否かの判定を行う。静水面状態とは、ドレンパン26内の水面が動かない状態を示す。撮影制御部32は、静水面状態であるか否かについて、ドレンポンプ27の動作、ファン24の回転、および、連続撮影された複数の撮影画像40の比較によって得られる撮影画像40の変化のうち、少なくとも1つによって判定する。撮影制御部32は、静水面状態の条件が成立するとき、撮影部31に撮影の指示を出す。例えば、撮影制御部32は、付着汚れを検出する場合に、静水面状態の条件判定を行う。
他の例では、撮影部31は、流水状態の条件でドレンパン26を撮影する。撮影制御部32は、流水状態の条件が成立するか否かの判定を行う。流水状態とは、ドレンパン26内の水が動く状態を示す。撮影制御部32は、流水状態であるか否かについて、ドレンポンプ27の動作、および、連続撮影された複数の撮影画像40の比較によって得られる撮影画像40の変化のうち、少なくとも1つによって判定する。撮影制御部32は、流水状態の条件が成立するとき、撮影部31に撮影の指示を出す。例えば、撮影制御部32は、汚れとして濁りの検出する場合に、流水状態の条件判定を行う。
撮影制御部32は、上述のように撮影タイミングを制御する。また、撮影制御部32は、撮影部31によって形成された撮影画像40を取得部11に送信する。撮影制御部32は、内部指令に基づいて撮影画像40を取得部11に送信する。内部指令は、予め設定されている指令である。
撮影画像40は、次のように計算部12に送信される。カメラ30の撮影部31によって形成された撮影画像40は、取得部11に出力されて、取得部11の記憶部11aに記憶される。取得部11内に記憶された撮影画像40は、通信部13の内部指令または外部指令によって、ネットワークNを介してクラウドサーバ15の計算部12に送信される。
図4を参照して、制御部10の計算部12について説明する。計算部12は、利用者の指令または所定のタイミングで、対象物2の汚れを種類毎に数値化する。具体的には、計算部12は、後述の対象範囲40aにおいて、次の(A)および(B)のいずれか一方に基づいて付着汚れと濁りとを判別する。
(A)計算部12は、撮影画像の変化に基づいて、付着汚れと濁りとを判別する。浮遊物は、例えば、粉塵、埃状のもの、菌を含む浮遊物、等であり、半透明であったり、不透明であったりする。ドレンパン26内に水の流れがあるとき、浮遊物は水とともに移動する。一方、ドレンパン26に付着する付着汚れは、水の流れがあっても移動しない。変色領域において、画像の変化がある部分は、濁りと特定でき、画像の変化がない部分は、付着汚れと特定できる。このように、画像変化に基づいて付着汚れと濁りとを判別できる。
一例では、制御部10の計算部12は、時刻が異なる複数の撮影画像40について、対象範囲40aにおいてドレンパン26の基準色と異なる変色領域を特定する。具体的には、計算部12は、ドレンパン26の基準色(例えば、白)を保持する。計算部12は、撮影画像40の対象範囲40aについて、基準色以外の領域を変色領域として特定する。次に、計算部12は、複数の撮影画像40の間で、変色領域内において浮遊物の移動に対応する浮遊物画像領域を濁りとして特定する。例えば、計算部12は、変色領域を構成する画素の色相の変化を検出し、色相の変化のある領域を浮遊物画像領域として特定する。計算部12は、変色領域において、浮遊物画像領域を濁り領域と特定し、変色領域において、浮遊物画像領域を濁り領域以外の領域を付着汚れ領域と特定する。
(B)計算部12は、撮影画像の色相に基づいて、付着汚れと濁りとを判別する。ここで、ドレンパン26の汚れについて説明する。ドレンパン26の汚れの色相を分析すると、汚れは、赤味を帯びた黄緑色(色相10〜30)または緑色(色相30〜60)を有する。汚れの色相は、10以上60以下の範囲にある。付着汚れは、緑色または緑色周辺の色であり、付着汚れの色相は、30以上60以下の範囲にある。濁りは、赤に近い黄緑色であり、濁りの色相は、10以上30未満の範囲にある。ドレンパン26の付着汚れおよび濁りの色相は、ドレンパン26の壁の色相と異なる。このため、ドレンパン26の汚れを、色相に基づいて検出できる。
一例では、制御部10の計算部12は、撮影画像40においてドレンパン26の基準色と異なる変色領域を特定する。変色領域の特定は、上述した通りである。次に、計算部12は、変色領域内で所定色相領域を特定する。具体的には、計算部12は、変色領域において色相が30以上60以下の領域を特定する。計算部12は、このように特定された所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいか否かを判定し、所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき、当該所定色相領域を付着汚れ領域と特定する。ここで、所定値は、付着汚れの最小面積を示す。付着汚れと同じ色相の領域であっても、所定値よりも小さい領域は、浮遊している場合もあるため、本実施形態では、当該所定色相領域であって所定値よりも小さい領域は、付着汚れに分類されない。計算部12は、変色領域において付着汚れ以外の領域を濁り領域と特定する。
撮影画像40の色相は、次のようにして求められる。計算部12は、ドレンパン26の撮影画像40を構成する各画素について色相を算出する。撮影画像40がRGB形式によって形成された画像である場合、計算部12は、RGB形式からHSV形式への変換式に基づいて、撮影画像40を変換し、各画素について色相(H)の値を得る。
ドレンパン26の汚れを精確に検出するため、撮影画像40において、汚れの検出の対象となる対象範囲40aが設定されることが好ましい。撮影画像40には、熱交換器23の一部およびドレンポンプ27の一部が含まれ得る。この場合、撮影画像40から、熱交換器23およびドレンポンプ27が除かれた領域が、汚れの検出の対象範囲40aとされる。対象範囲40aは、予め設定される。計算部12は、対象範囲40aにおいて汚れを検出する。
図5〜図9を参照して、対象範囲40aの設定の一例を説明する。図5は、撮影画像40を示す図である。図6は、マスク41を示す図である。図7は、マスク41が重ねられた撮影画像40の図である。図7において、濃いドットの領域は、付着汚れの領域を示し、薄いドットの領域は濁りの領域を示す。図7の撮影画像40において、視覚の上では、付着汚れの領域と薄いドットの領域とを明確に区別することはできない。図8は、テンプレート撮影画像43と撮影画像40とのマッチングを示す図である。図9は、テンプレートマスク42とマスク41との関係を示す図である。
計算部12は、撮影画像40に重ねるためのマスク41を保持する。マスク41において撮影画像40の対象範囲40a以外のところは、色相を有しない黒色である。マスク41において撮影画像40の対象範囲40a内は透明である。マスク41が重ねられた撮影画像40は、対象範囲40a以外のところが黒色になる。黒色は、色相が対応づけられないため、撮影画像40に対して色相の面積を算出すると、黒色の部分の面積は0となる。このため、計算部12が、マスク41が重ねられた撮影画像40全体において各色相の面積を算出すると、結果として、撮影画像40の対象範囲40a内における各色相の面積が算出される。このようにマスク41を用いることによって、撮影画像40の対象範囲40a内における各色相の面積の算出が簡単になる。
計算部12は、空気調和機20の機種ごとに予め用意されたテンプレート撮影画像43と、空気調和機20の機種ごとに予め作成されたテンプレートマスク42と、を保持する。機種が同じ空気調和機20であっても、カメラ30の取り付けばらつきによって、撮影画像40内におけるドレンパン26の位置が異なる。このため、汚れの検出の対象となるドレンパン26に対して、精確に汚れを検出するためには、個々の空気調和機20のドレンパン26にマッチングされたマスク41を用いることが好ましい。例えば、計算部12は、テンプレート撮影画像43の特徴点と、汚れ検出の対象にされる撮影画像40の特徴点とをマッチングし(図8参照)、マッチングの結果に基づいて射影変換行列を形成する。計算部12は、形成された射影変換行列によってテンプレートマスク42を変換することによって(図9参照)、マスク41を形成する。
図10を参照して、表示用の撮影画像40の形成について説明する。
メンテナンスの必要性を判断する場合、ドレンパン26の撮影画像40が用いられる場合がある。しかし、撮影画像40の影の部分は、黒っぽくなっており汚れの存在を把握し難い。このことから、撮影画像40は、汚れが視認され易いように画像処理される。以下に、撮影画像40の画像処理の一例を示す。
図10に示されるように、計算部12は、HSV形式に変換された撮影画像40のうち撮影画像40の対象範囲40aにおいて、付着汚れと特定された領域と、濁りと特定された領域とを、認識し易い強調色に変換して、強調画像44を形成する。一例では、付着汚れと特定された領域RAは、青色にされ、濁りと特定された領域RBは、水色にされ、対象範囲40aにおいて付着汚れおよび濁り以外の領域RCは、赤にされる。計算部12は、ドレンパン26の撮影画像40を表示装置に表示する場合に、生の撮影画像40とともに、または、生の撮影画像40に代えて、強調色に変換された強調画像44を表示する。
好ましくは、計算部12は、次のように汚れの進行度を算出する。一例では、汚れの進行は、汚れた領域の拡大によって評価される。
(a)第1の例では、計算部12は、時刻が異なる複数の撮影画像40に基づいて検出された浮遊物画像領域の面積に基づいて、汚れの進行度を算出する。具体的には、計算部12は、上述のようにテンプレートマスク42に基づいて、撮影画像40に適したマスク41を形成する。計算部12は、マスク41が重ねられた複数の撮影画像40に基づいて、対象範囲40aにおいて変色領域および浮遊物画像領域を特定する。変色領域および浮遊物画像領域の特定は、上述したとおりである。計算部12は、変色領域から浮遊物画像領域を除いた領域を、付着汚れとして特定し、浮遊物画像領域を濁りとして特定する。計算部12は、付着汚れの面積を算出する場合、付着汚れとして特定された領域の画素の数をカウントすることによって、付着汚れの面積を求める。計算部12は、濁りの面積を算出する場合、濁りとして特定された浮遊物画像領域の画素の数をカウントすることによって、濁りの面積を求める。また、計算部12は、付着汚れの面積および濁りの面積の合計を、汚れの面積として算出してもよい。計算部12は、汚れの面積を、汚れの進行度として出力する。計算部12は、付着汚れの面積を「付着汚れの進行度」として出力してもよいし、計算部12は、濁りの面積を「濁りの進行度」として出力してもよい。
(b)第2の例では、計算部12は、撮影画像40の対象範囲40aにおいて所定色相範囲内にある領域の面積に基づいて、付着汚れの進行度を算出し、付着汚れの進行度に基づいて濁りの進行度を算出する。具体的には、計算部12は、上述のようにテンプレートマスク42に基づいて、撮影画像40に適したマスク41を形成する。計算部12は、マスク41が重ねられた複数の撮影画像40に基づいて、対象範囲40aにおいて変色領域を特定する。変色領域の特定は、上述したとおりである。計算部12は、変色領域において、所定色相範囲内にある領域として色相が30以上60以下である領域を特定する。所定色相範囲内にある領域は、多くの場合、撮影画像40において分散されているため、計算部12は、色相が30以上60以下である領域として特定された、個々の領域について面積を求め、面積が所定値よりも大きいものについて、個々の付着汚れの領域と特定する。そして、計算部12は、個々の付着汚れの領域の面積の総和を付着汚れの領域の面積として算出する。計算部12は、個々の付着汚れの面積を算出する場合、色相が30以上60以下である画素の数をカウントすることによって、付着汚れの面積を求める。計算部12は、変色領域から付着汚れの領域(個々の付着汚れの全ての領域)を除いた領域を、濁りの領域と特定し、濁りの領域の面積を求める。また、計算部12は、付着汚れの面積および濁りの面積の合計を、汚れの面積として算出してもよい。計算部12は、汚れの面積を、汚れの進行度として出力する。計算部12は、付着汚れの面積を「付着汚れの進行度」として出力してもよいし、計算部12は、濁りの面積を「濁りの進行度」として出力してもよい。
(c)第3の例では、計算部12は、撮影画像40の対象範囲40aにおいて所定色相範囲内にある領域の面積に基づいて、付着汚れおよび濁りの進行度を算出する。具体的には、計算部12は、上述のようにテンプレートマスク42に基づいて、撮影画像40に適したマスク41を形成する。計算部12は、マスク41が重ねられた撮影画像40に基づいて、対象範囲40aにおける所定色相範囲内にある領域の面積を算出する。計算部12は、付着汚れの面積を算出する場合、マスク41が重ねられた撮影画像40に対して、色相が30以上60以下である画素の数をカウントすることによって、付着汚れの面積を求める。計算部12は、濁りの面積を算出する場合、マスク41が重ねられた撮影画像40に対して、色相が10以上30未満である画素の数をカウントすることによって、濁りの面積を求める。また、計算部12は、付着汚れの面積および濁りの面積の合計を、汚れの面積として算出してもよい。計算部12は、汚れの面積を、汚れの進行度として出力する。計算部12は、付着汚れの面積を「付着汚れの進行度」として出力してもよいし、計算部12は、濁りの面積を「濁りの進行度」として出力してもよい。
図11を参照して、ドレンパン26の付着汚れの変化について説明する。
ドレンパン26の付着汚れは、時間の経過にともなって増大する。冷房時期では、ドレンパン26に溜った水がドレンポンプ27によって排出される。その際汚れも排出されるが、一部の汚れは排出されず堆積し、ドレンパン26の汚れは徐々に進行する。冷房が行われない時期は、ドレンパン26に水が溜まったとして僅かであってドレンポンプ27が動作しないことがあるため、ドレンパン26の汚れは徐々に進行する。このように、ドレンパン26の汚れは年単位で汚れが増す。ドレンパン26の濁りは、水の流れによって変わるため、周期的な変化は存在しない。ドレンパン26の内部を検査することは容易ではないことから、汚れおよび濁りに関して次のように報知を行うことまたは洗浄を行うことが好ましい。
計算部12は、付着汚れの進行度を判定するための第1閾値と、濁りの進行度を判定するための第2閾値とを保持する。第2閾値は、第1閾値よりも大きい。計算部12は、撮影画像40において付着汚れと特定された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出する。計算部12は、付着汚れの進行度が第1閾値を超えるとき外部装置16に報知する。報知内容は、付着汚れの進行度が第1閾値を超えたことであり、好ましくは、メンテナンスの必要性の知らせを含む。計算部12は、撮影画像40において濁りと判定された範囲の面積を濁りの進行度として算出する。計算部12は、濁りの進行度が第2閾値を超えるとき外部装置16に報知する。報知内容は、濁りの進行度が第2閾値を超えたことであり、好ましくは、メンテナンスの必要性の知らせを含む。
さらに、好ましくは、計算部12は、付着汚れの進行度を判定するための第3閾値と、濁りの進行度を判定するための第4閾値とを保持する。第4閾値は、第3値よりも大きい。計算部12は、撮影画像40において付着汚れと判別された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出する。計算部12は、付着汚れの進行度が第3閾値を超えるとき洗浄を行う。洗浄の一例では、熱交換器23が結露するように熱交換器23を冷却することによって、ドレンパン26に水を流す。計算部12は、撮影画像40において濁りと判別された範囲の面積を濁りの進行度として算出する。計算部12は、濁りの進行度が第4閾値を超えるとき洗浄を行う。洗浄の一例では、熱交換器23が結露するように熱交換器23を冷却することによって、ドレンパン26に水を流す。
好ましくは、計算部12は、報知事項とともに、汚れの検査の対象物2の情報を外部装置16に報知する。本実施形態では、計算部12は、汚れに関する内容と、空気調和機20の識別情報、位置情報、および用途情報とを外部装置16に報知する。利用者は、識別情報、位置情報、および用途情報を受け取ることにより、空気調和機20の機種、設置場所、および用途を把握できるため、予めメンテナンス方法を検討できる。
外部装置16は、例えば、ネットワークNに接続可能な利用者端末である。利用者端末は、携帯電話、ノート型のパーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレット型のパーソナルコンピュータを含む。
本実施形態の作用を説明する。
付着汚れは、壁から剥がれる虞があり、ドレンポンプ27の詰まりの要因となる。水の濁りは、ドレンポンプ27の動作を阻害する虞がある。付着汚れも水の濁りも、故障の要因である。付着汚れは固形物であるから、付着汚れは、故障を発生させ易い。水の濁りは、水に浮遊する小さい物質に因るものであるから、濁りは、故障を発生させ難い。このように、付着汚れと濁りとは、装置に対して与える影響が異なる。本技術では、汚れ検出装置1は、付着汚れと濁りとを判別する。さらに、汚れ検出装置1は、付着汚れおよび濁りのそれぞれについて、利用者が使う外部装置16に情報を提供する。これによって、対象物2のメンテナンスの必要性について利用者に適切なタイミングで喚起できる。
本実施形態の効果を説明する。
(1)汚れ検出装置1の制御部10は、撮影画像40に基づいて、対象物2の汚れについて、少なくとも付着汚れおよび濁りに判別する処理を行う。この構成によれば、付着汚れおよび濁りを判別できる。
(2)制御部10は、時刻が異なる複数の撮影画像40について対象物2の基準色と異なる変色領域を特定し、複数の撮影画像40の間で、変色領域内において浮遊物の移動に対応する浮遊物画像領域を濁りとして特定する。
濁りは流動するため、時間の経過によって浮遊物(例えば、浮遊物または粒体)が移動する。変色領域において浮遊物画像が検出される領域は、濁りの領域と特定できる。上記構成は、このような技術事項に基づいて濁りを特定するため、精確に、濁りを検出できる。
(3)一例では、制御部10は、撮影画像40において対象物2の基準色と異なる変色領域を特定し、変色領域内で所定色相領域を特定し、所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき前記付着汚れとして特定し、変色領域において前記付着汚れとして特定された領域以外の領域を濁りとして特定する。
付着汚れは、目視可能な大きさを有することから、撮影画像において所定色相を有する所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき、所定色相領域を付着汚れと特定できる。変色領域において付着汚れ部分以外のところは、濁りと特定できる。上記構成は、このような技術事項に基づいて付着汚れおよび濁りを特定するため、精確に、付着汚れと濁りとを検出できる。
(4)他の例では、制御部10は、撮影画像40において各画素の色相に基づいて付着汚れと濁りとを判別する。
濁りは、水に浮く浮遊物に起因するものであって、赤系の色として検出される。付着汚れは、壁に付着するカビ等に起因するものであって、緑系の色として検出される。したがって、色相によって付着汚れと濁りとを区別できる。上記構成によれば、この事実を利用するため、簡単に付着汚れと濁りとを区別できる。
(5)好ましくは、制御部10は、付着汚れの進行度を判定するための第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値とを保持する。制御部10は、撮影画像40において付着汚れと特定された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出し、付着汚れの進行度が第1閾値を超えるとき外部装置に報知する。また、制御部10は、撮影画像40において濁りと判定された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、濁りの進行度が第2閾値を超えるとき外部装置16に報知する。
濁りは浮遊物に起因するため、付着汚れに比べて、対象物のトラブルへの影響は少ない。上記構成では、濁りの進行度に対する第2閾値が、付着汚れの進行度に対する第1閾値よりも大きい。このように、付着汚れに対する処理の実行条件と、濁りに対する処理の実行条件とを異ならせることにより、付着汚れや濁りに応じたタイミングで外部装置に付着汚れや濁りが閾値を超えたことを報知できる。
(6)好ましくは、制御部10は、付着汚れの進行度を判定するための第3閾値と、第3閾値よりも大きい第4閾値とを保持する。制御部10は、撮影画像40において付着汚れと判別された範囲の面積を付着汚れの進行度として算出し、付着汚れの進行度が第3閾値を超えるとき洗浄を行う。また、制御部10は、撮影画像40において濁りと判別された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、濁りの進行度が第4閾値を超えるとき洗浄を行う。
濁りは浮遊物に起因するため、付着汚れに比べて、対象物のトラブルへの影響は少ない。上記構成では、濁りの進行度に対する第4閾値が、付着汚れの進行度に対する第3閾値よりも大きい。このように、付着汚れに対する処理の実行条件と、濁りに対する処理の実行条件とを異ならせることにより、付着汚れや濁りに応じたタイミングで対象物の洗浄を行うことができる。
(7)汚れ検出装置1において、対象物2の一例は空気調和機20のドレンパン26である。この構成によれば、対象物2としてのドレンパン26に対して、付着汚れおよび濁りを判別できる。
(8)空気調和システムSは、汚れ検出装置1を備える。この空気調和システムSによれば、付着汚れおよび濁りを判別できる。汚れ検出装置1は、取得部11と計算部12とを含む。取得部11と計算部12とは、ネットワークNにおいて取得部11と計算部12とが分散するように、配置されてもよい。
<変形例>
本開示の汚れ検出装置1は、上記各実施の形態以外に、例えば以下に示される変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも二つの変形例を組み合わせた形態としてもよい。
・計算部12は、次のように構成されてもよい。計算部12は、複数の利用者に利用可能に構成される。具体的には、計算部12は、複数の対象物2と通信可能とされ、かつ、複数の利用者端末と通信可能とされる。計算部12は、複数の対象物2と、複数の利用者端末との間の情報伝達を管理するための、アドレス帳を保持する。アドレス帳は、空気調和機20の識別番号と、この識別番号に係る空気調和機20の利用者の利用者端末とを紐づける。計算部12は、取得部11から、対象物2の撮影画像40と、撮影時刻と、識別番号とを取得し、汚れの進行度および報知事項を算出したとき、アドレス帳を参照して、汚れの進行度および報知事項を利用者端末に出力する。
・汚れ検出装置1の取得部11と制御部10とは、1つのユニットとして構成されてもよい。このような汚れ検出装置1は、空気調和機20の近くに配置される。この場合、汚れ検出装置1は、ネットワークNを介さずに、直接、外部装置16(例えば、利用者端末)と通信してもよい。
・汚れ検出装置1の計算部12は、外部装置16(例えば、利用者端末)に設けられてもよい。計算部12は、外部装置16にインストールされるアプリケーションと、外部装置16内の計算回路とによって構成され得る。
・汚れ検出装置1の取得部11および計算部12は、外部装置16(例えば、利用者端末)に設けられてもよい。例えば、パーソナルコンピュータに、取得部11と計算部12とが設けられる。この場合、取得部11は、記録媒体の読み取り装置または通信装置として構成される。計算部12は、アプリケーションと、計算回路とによって構成され得る。パーソナルコンピュータは、利用者の入力操作によって、撮影画像40を取得する。
以上、本装置の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本装置の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
S 空気調和システム
A 閾値
1 汚れ検出装置
2 対象物
10 制御部
16 外部装置
20 空気調和機
23 熱交換器
26 ドレンパン
40 撮影画像
40a 対象範囲

Claims (7)

  1. 水を貯留する容器を含む装置を対象物(2)として、前記対象物(2)の汚れを検出する汚れ検出装置(1)であって、
    前記対象物(2)の撮影画像(40)を処理する制御部(10)を備え、
    前記制御部(10)は、前記撮影画像(40)において、濁りを特定する処理を行うものであり、
    前記制御部(10)は、時刻が異なる複数の前記撮影画像(40)について前記対象物(2)の基準色と異なる変色領域を特定し、複数の前記撮影画像(40)の間で、前記変色領域内において浮遊物の移動に対応する浮遊物画像領域を濁りとして特定する
    汚れ検出装置。
  2. 水を貯留する容器を含む装置を対象物(2)として、前記対象物(2)の汚れを検出する汚れ検出装置(1)であって、
    前記対象物(2)の撮影画像(40)を処理する制御部(10)を備え、
    前記制御部(10)は、前記撮影画像(40)において、付着汚れおよび濁りのうちの少なくとも一方を特定する処理を行うものであり、
    前記制御部(10)は、前記撮影画像(40)において前記対象物(2)の基準色と異なる変色領域を特定し、前記変色領域内で所定色相領域を特定し、前記所定色相領域の大きさが所定値よりも大きいとき前記付着汚れとして特定し、前記変色領域において前記付着汚れとして特定された領域以外の領域を前記濁りとして特定する
    汚れ検出装置。
  3. 前記制御部(10)は、前記撮影画像(40)において各画素の色相に基づいて付着汚れと濁りとを判別する
    請求項1または2に記載の汚れ検出装置。
  4. 前記制御部(10)は、
    着汚れの進行度を判定するための第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値とを保持し、
    前記撮影画像(40)において前記付着汚れと特定された範囲の面積を前記付着汚れの進行度として算出し、前記付着汚れの進行度が前記第1閾値を超えるとき外部装置(16)に報知し、
    前記撮影画像(40)において濁りと判定された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、前記濁りの進行度が前記第2閾値を超えるとき外部装置(16)に報知する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の汚れ検出装置。
  5. 前記制御部(10)は、
    着汚れの進行度を判定するための第3閾値と、前記第3閾値よりも大きい第4閾値とを保持し、
    前記撮影画像(40)において前記付着汚れと判別された範囲の面積を前記付着汚れの進行度として算出し、前記付着汚れの進行度が前記第3閾値を超えるとき洗浄を行い、
    前記撮影画像(40)において濁りと判別された範囲の面積を濁りの進行度として算出し、前記濁りの進行度が第4閾値を超えるとき洗浄を行う
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の汚れ検出装置。
  6. 前記対象物(2)は空気調和機のドレンパンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の汚れ検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の汚れ検出装置を備える空気調和システム。
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