JP6868259B1 - ロープ懸け方法 - Google Patents
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Abstract
Description
高所に在る対象物に吊り下げロープを懸けるロープ懸け方法であって、
紐状または帯状の本体部材の両端部に装着された2つの第1、第2のロープ通し部材を備え、第1、第2のロープ通し部材を下にして対象物に巻き掛けた状態で、第1、第2のロープ通し部材の各通し孔に吊り下げロープを挿通して吊り下げるためのロープ懸け補助具と、第1、第2のロープ通し部材のいずれの通し孔より細く、吊り下げロープに取り付けて誘導するための誘導用線材と、誘導用線材に着脱自在に形成されるとともに、第1、第2のロープ通し部材の内、少なくとも第1のロープ通し部材の通し孔を通過しない大きさの錘とを用意し、
地上近くで、誘導用線材の一端側を第2のロープ通し部材の通し孔に通すとともに、第2のロープ通し部材から見て前記一端側の誘導用線材に錘を取り付けた状態とし、
誘導用線材の取り付けられた錘を高所に在る対象物の上を手前側から奥側に超えるように放擲し、地上側に落として誘導用線材を対象物に懸け、
誘導用線材から錘を外し、誘導用線材の前記一端側を第1のロープ通し部材の通し孔に通すとともに、第1のロープ通し部材から見て前記一端側の誘導用線材に錘を取り付けた状態とし、
対象物から両側に垂れ下がった誘導用線材の2本の線状部の内、錘が取り付けられた側とは反対側の操作側の線状部を下方へ引き下げることにより、錘が第1のロープ通し部材に係合した状態で最初はロープ懸け補助具を対象物に向けて吊り上げ、次に対象物に巻き掛けさせ、
ロープ懸け補助具が第1、第2のロープ通し部材を下にして対象物に巻き掛けた状態となったところで、操作側の線状部の引き下げを止め、
次に、操作側の線状部の上昇を許容しながら錘を自重で地上に向けて降下させ、
錘が地上近くに来たところで、誘導用線材から錘を外すとともに代わりに誘導用線材の前記一端または一端近くに吊り下げロープの一端または一端近くを取り付け、
操作側の線状部を下方へ引き下げ、誘導用線材に取り付けられた吊り下げロープの一端側を、最初は対象物に向けて引き上げ、次に、第1、第2のロープ通し部材の各通し孔を通過させ、最後に地上に向けて引き下げることにより、
ロープ懸け補助具を介して、高所に在る対象物に吊り下げロープを懸けるようにしたこと、
を特徴としている。
図1において、1は高所に横に渡された梁(縦断面)であり、カゴ2に巻回して収納された吊り下げロープ3を懸ける対象物の一例である。4はロープ懸け補助具であり、梁1に巻き掛けて吊り下げロープ2を吊り下げるために用いる。5は吊り下げロープ2に取り付けて誘導するための誘導用線材であり、カゴ6に巻回して収納されている。誘導用線材5は吊り下げロープ2より細く、また単位長さあたりの重量が吊り下げロープ2より軽量である。7は誘導用線材5の一端または一端近くに着脱自在に取り付けられる錘(ウエイト)である。吊り下げロープ2と誘導用線材5は、各々地上から梁1までの高さの略2倍の長さか、2倍以上の長さを有している。
(1)準備作業
まず、地上近くで、誘導用線材5の一端または一端近くに錘7を取り付け、錘7をロープ懸け補助具4の大経の第2のロープ通し部材14の通し孔17に通す(図3参照。なお、先に誘導用線材5の一端側を第2のロープ通し部材14の通し孔17に通したあと、ロープ通し部材14から見て前記一端寄りの誘導用線材5の一端または一端近くに錘7を取り付けても良い。要は、誘導用線材5の一端側を通し孔17に通すとともに第2のロープ通し部材14から見て誘導用線材5の前記一端寄りに錘7を取り付けた状態とすれば良い)。
そして、梁1から両側に垂れ下がった誘導用線材5の2本の線状部5a、5bの内、錘7が取り付けられた側とは反対側を操作側として、操作側の線状部5bを手に持って下方へ引き下げることにより、錘7が第1のロープ通し部材13の通し孔16に係合した状態でロープ懸け補助具4を吊り上げる(図7、図8参照)。
この際、錘7は第1のロープ通し部13の通し孔16を通過することなく、第1のロープ通し部13から吊り下がった状態となる。
あとは、吊り下げロープ2から誘導用線材5を外すことにより、吊り下げ補助具4を介して、高所に在る梁1に吊り下げロープ2を懸けることができる(図19参照)。
また、錘は大きさまたは重さの異なる複数個を用意し、最初の放擲時に使用する錘と、ロープ懸け補助具の吊り上げに使用する錘を換えても良い。
また、ロープ懸け補助具の本体部材を紐状とした場合を例に挙げて説明したが、帯状としても良い。
また、錘を係合させる第1のロープ通し部材にスイベル部を付加したが、省略しても良い。或いは、第1、第2のロープ通し部材の両方にスイベル部を付加するようにしても良い。
また、吊り下げロープを懸ける対象物は、梁のほか、横木など、他のものでも良い。
2 吊り下げロープ
4 ロープ懸け補助具
5 誘導用線材
7 錘
Claims (1)
- 高所に在る対象物に吊り下げロープを懸けるロープ懸け方法であって、
紐状または帯状の本体部材の両端部に装着された2つの第1、第2のロープ通し部材を備え、第1、第2のロープ通し部材を下にして対象物に巻き掛けた状態で、第1、第2のロープ通し部材の各通し孔に吊り下げロープを挿通して吊り下げるためのロープ懸け補助具と、第1、第2のロープ通し部材のいずれの通し孔より細く、吊り下げロープに取り付けて誘導するための誘導用線材と、誘導用線材に着脱自在に形成されるとともに、第1、第2のロープ通し部材の内、少なくとも第1のロープ通し部材の通し孔を通過しない大きさの錘とを用意し、
地上近くで、誘導用線材の一端側を第2のロープ通し部材の通し孔に通すとともに、第2のロープ通し部材から見て前記一端側の誘導用線材に錘を取り付けた状態とし、
誘導用線材の取り付けられた錘を高所に在る対象物の上を手前側から奥側に超えるように放擲し、地上側に落として誘導用線材を対象物に懸け、
誘導用線材から錘を外し、誘導用線材の前記一端側を第1のロープ通し部材の通し孔に通すとともに、第1のロープ通し部材から見て前記一端側の誘導用線材に錘を取り付けた状態とし、
対象物から両側に垂れ下がった誘導用線材の2本の線状部の内、錘が取り付けられた側とは反対側の操作側の線状部を下方へ引き下げることにより、錘が第1のロープ通し部材に係合した状態で最初はロープ懸け補助具を対象物に向けて吊り上げ、次に対象物に巻き掛けさせ、
ロープ懸け補助具が第1、第2のロープ通し部材を下にして対象物に巻き掛けた状態となったところで、操作側の線状部の引き下げを止め、
次に、操作側の線状部の上昇を許容しながら錘を自重で地上に向けて降下させ、
錘が地上近くに来たところで、誘導用線材から錘を外すとともに代わりに誘導用線材の前記一端または一端近くに吊り下げロープの一端または一端近くを取り付け、
操作側の線状部を下方へ引き下げ、誘導用線材に取り付けられた吊り下げロープの一端側を、最初は対象物に向けて引き上げ、次に、第1、第2のロープ通し部材の各通し孔を通過させ、最後に地上に向けて引き下げることにより、
ロープ懸け補助具を介して、高所に在る対象物に吊り下げロープを懸けるようにしたこと、
を特徴とするロープ懸け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020184037A JP6868259B1 (ja) | 2020-11-03 | 2020-11-03 | ロープ懸け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020184037A JP6868259B1 (ja) | 2020-11-03 | 2020-11-03 | ロープ懸け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6868259B1 true JP6868259B1 (ja) | 2021-05-12 |
JP2022074198A JP2022074198A (ja) | 2022-05-18 |
Family
ID=75801825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020184037A Active JP6868259B1 (ja) | 2020-11-03 | 2020-11-03 | ロープ懸け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6868259B1 (ja) |
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2020
- 2020-11-03 JP JP2020184037A patent/JP6868259B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2022074198A (ja) | 2022-05-18 |
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