JP6867182B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、オブジェクト認識の技術を用いて、商品を撮像した画像からその商品を特定することで、会計時の商品登録を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1)。一方、野菜や果物の中には、季節毎に流通する品種が異なる場合がある。このような季節商品に対してオブジェクト認識を行う際には、高い認識性能を維持するために、季節毎に認識対象商品を手動で入れ替えている。
しかしながら、季節毎に認識対象商品を手動で入れ替える作業は、煩雑であり、設定に手間がかかるという問題があった。また、設定忘れが発生する可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、認識辞書を自動更新することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、認識辞書と、取得手段と、有効認識辞書設定手段とを備える。認識辞書は、物品の各々に対して、物品を識別可能な特徴量と、物品を販売する期間を示す有効期間または当該有効期間以外の期間を示す無効期間とを関連付けて記憶する。取得手段は、現在日時を取得する。有効認識辞書設定手段は、現在日時と、認識辞書に記憶された各物品の有効期間または無効期間とに基づいて、認識辞書の中から、現在日時を有効期間に含む物品を、有効認識辞書として設定する。
図1は、実施形態に係る物品読取装置の外観斜視図である。 図2は、物品読取装置のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。 図3は、PLUファイルのデータ構成の一例を示す概念図である。 図4は、物品読取装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図5は、商品の有効期間を設定する方法について説明する図である。 図6は、特定期間における商品の有効/無効状態の表示例を示す図である。 図7は、特定のグループに属する商品の有効/無効状態の表示例を示す図である。 図8は、物品読取装置が、店舗の開店時に行う処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、物品読取装置が、顧客が購入する商品の会計時に行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
(物品読取装置の全体構成の説明)
以下、添付図面を参照して、情報処理装置の一例である店舗サーバを備えた、物品読取装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置の一実施形態として、スーパーマーケット等の店舗に設けられた、物品読取装置1への適用例を示す。
図1は、物品読取装置1の一例を示す外観斜視図である。図1に示すように、物品読取装置1は、POS(Point-of-Sale)端末10と、読取ユニット100と、表示・操作ユニット110と、不図示の店舗サーバ200を備える。
POS端末10は、登録対象となる物品G(商品)の登録を行う。また、POS端末10は、読取ユニット100が読み取った商品を、読取ユニット100が出力する物品Gの特徴量Fに基づいて特定して、売上登録および精算処理を行う。
読取ユニット100は、売上登録を行う場合に登録対象となる物品Gの画像を撮像するとともに、撮像された物品Gの画像I(G)が有する特徴量Fを読み取る。
表示・操作ユニット110は、読取ユニット100が撮像した物品Gの画像I(G)を表示するとともに、POS端末10が出力する各種情報を表示する。また、表示・操作ユニット110は、キャッシャが行う各種操作情報をPOS端末10に転送する。
店舗サーバ200は、情報処理装置の一例であり、店舗のバックヤード等に設置されている。店舗サーバ200は、POS端末10と、無線LANや有線LAN等の通信手段によって接続されている。この店舗サーバ200は、POS端末10が行った売上登録および精算処理の結果を集約して管理する。また、店舗サーバ200は、読取ユニット100が撮像した物品Gの画像I(G)に写った物品Gを特定するための有効認識辞書Deを設定して、POS端末10に配信する。なお、店舗には複数のPOS端末10が設置されており、店舗サーバ200は、全てのPOS端末10とそれぞれ接続されている。
図1において、POS端末10は、レジ台41の上に、ドロワ21に載置した状態で設けられる。POS端末10は、上面に、操作用の押下キーが配列されたキーボード22を有する。また、POS端末10は、キーボード22の上方に、キャッシャが登録情報の確認、および決済に必要な情報の入力に使用するキャッシャ用表示器23と、客が登録情報の確認に使用する客面表示器24とを有する。キャッシャ用表示器23は、液晶パネル等の表示パネル23aを有し、表示パネル23aにタッチパネル26が積層されたタッチ操作部を兼用している。客面表示器24は液晶パネル等の表示パネル24aを有する。客面表示器24は、POS端末10の上部に、客から見やすい方向に回転可能に立設されている。ドロワ21は、内部に紙幣や硬貨等を収納し、POS端末10からの指示により開放する。
レジ台41の隣には、レジ台41と共にL状に配置されたサッカー台151が設けられている。サッカー台151の上面には、買物カゴ153等を載置するための荷受面152が形成されている。図1は、買物カゴ153として、第1の買物カゴ153aと第2の買物カゴ153bとが載置された例を示している。第1の買物カゴ153aは、客が持ち込んだ買物カゴ、つまり読み取り前の物品Gの入った買い物カゴである。第2の買物カゴ153bは、読み取りを終えた物品Gを収納するための買物カゴである。キャッシャは、第1の買物カゴ153aから読み取り前の物品Gを手に取り、物品読取装置1に物品Gを読み取らせた後、物品Gを第2の買物カゴ153bに移し替える。なお、買物カゴ153は、カゴ状のものに限らず、トレー状、箱状、袋状等であってもよい。
読取ユニット100は、サッカー台151の荷受面152の中央部に立設され、POS端末10と有線または無線によりデータ送受信可能に接続される。読取ユニット100は、ハウジング102の表面に、キャッシャ側を向けて設けられた読取窓103の奥側に備えられている。読取窓103は透光性を有する、例えば透明なガラス板等により形成されている。読取ユニット100は、読取窓103の奥に、物品Gを撮像するためのカメラ160を有する。物品Gがカメラ160により撮像されると、読取ユニット100は、撮像された物品Gの画像I(G)、および、画像I(G)から算出した物品Gの特徴量Fを、POS端末10に対して出力する。
表示・操作ユニット110は、ハウジング102の上部に備えられる。表示・操作ユニット110は、液晶パネル等のキャッシャ用表示器106を有する。表示・操作ユニット110は、キャッシャが、読取ユニット100が撮像した画像の確認、および物品読取装置1の操作に必要な情報の入力を行う場合に使用する。また、キャッシャ用表示器106の画面には、タッチパネル105が積層されて、物品読取装置1を動作させるために必要な情報を、タッチ入力によって入力することが可能となっている。さらに、キャッシャ用表示器106の右隣にはキーボード107が設けられて、キャッシャによるキーボード入力が可能となっている。そして、表示・操作ユニット110は、客が、物品Gの読み取り結果等を確認するための客面表示器109を、読取窓103の背面側(客側)に備える。
(物品読取装置のハードウェア構成の説明)
次に、物品読取装置1のハードウェア構成について説明する。図2は、物品読取装置1のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。物品読取装置1は、POS端末10と、読取ユニット100と、表示・操作ユニット110と、店舗サーバ200とを備える。
このうち、POS端末10は、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、HDD(Hard Disk Drive)64と、接続インタフェース65と、ドロワ21と、キーボード22と、キャッシャ用表示器23と、客面表示器24と、通信インタフェース25と、タッチパネル26とを備える。CPU61と、ROM62と、RAM63とHDD64は、内部バス27により接続される。また、ドロワ21と、キーボード22と、キャッシャ用表示器23と、客面表示器24と、通信インタフェース25と、タッチパネル26と、HDD64と、接続インタフェース65とは、いずれも各種の入出力回路(いずれも不図示)を介して内部バス27に接続される。
CPU61は、POS端末10の全体の制御を司る中央演算処理装置である。ROM62は固定プログラム等を格納する不揮発性メモリである。RAM63は、CPU61が作業エリア等として使用する揮発性メモリである。
HDD64は、各種プログラムや各種ファイルを記憶する記憶部である。各種プログラムには、POS端末10の全体の動作を制御するとともに、物品Gを特定してその結果を示す情報を画面に表示する等の処理を含む商品販売データ処理のための制御プログラムP1等が含まれる。また、各種ファイルは、店舗サーバ200から配信された、商品の名称や価格、オブジェクト認識可能な商品についてはその特徴量等を商品コードに関連付けて、テーブルの形式で記憶したPLU(Price Look Up)ファイルF1等である。さらに、HDD64には、商品を登録するための登録テーブルや売上テーブル等が記憶されている。すなわち、POS端末10は、CPU61が制御主体となって制御プログラムP1等を読み出して実行する、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
POS端末10で実行される制御プログラムP1は、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、制御プログラムP1を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供してもよい。さらに、制御プログラムP1をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、制御プログラムP1を、ROM62に予め組み込んで提供してもよい。
通信インタフェース25は、店舗サーバ200とデータ通信を行うためのネットワークカード等で構成される。
接続インタフェース65は、読取ユニット100の接続インタフェース175、および表示・操作ユニット110の接続インタフェース176と通信を行うためのインタフェースである。通信は、有線または無線により行う。
また、読取ユニット100は、CPU161と、ROM162と、RAM163と、カメラ160と、音声出力部165と、接続インタフェース175とを備える。さらに、表示・操作ユニット110は、接続インタフェース176と、タッチパネル105と、キャッシャ用表示器106と、キーボード107と、客面表示器109とを備える。
CPU161と、ROM162と、RAM163は、内部バス166により接続される。また、カメラ160と、音声出力部165と、接続インタフェース175とは、いずれも各種の入出力回路(いずれも不図示)を介して内部バス166に接続される。そして、タッチパネル105と、キャッシャ用表示器106と、キーボード107と、客面表示器109とは、いずれも各種の入出力回路(いずれも不図示)を介して接続インタフェース176に接続される。
CPU161は、読取ユニット100の全体の制御を司る中央演算処理装置である。ROM162は、読取ユニット100の制御プログラムP2等を格納する不揮発性メモリである。制御プログラムP2には、撮像された物品Gの画像I(G)から特徴量Fを算出して、算出した特徴量FをPOS端末10に出力する処理等のプログラム等が含まれる。RAM163は、CPU161が作業エリア等として使用する揮発性メモリである。すなわち、読取ユニット100は、CPU161が制御主体となって制御プログラムP2等を読み出して実行する、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
なお、読取ユニット100で実行される制御プログラムP2は、ROM162に予め組み込んで提供してもよいし、あるいは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、制御プログラムP2を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供してもよい。また、制御プログラムP2をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
カメラ160は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有するカラーイメージセンサを備える。カメラ160は、CPU161からの撮像開始信号を受けて撮像を開始し、読取窓103(図1)に翳された物品Gを所定のフレームレート(例えば30fps等)で電気信号に変換し、撮像された画像I(G)を順次出力する。
音声出力部165は、予め設定された読取音(“ピッ”)や警告音や音声等を再生するための再生回路やスピーカ等を有する。音声出力部165は、CPU161からの制御信号により読取音や警告音や音声等を再生して、物品Gの読取状態等を音で報知する。
さらに、CPU161には接続インタフェース175が接続される。接続インタフェース175は、POS端末10の接続インタフェース65と通信接続して、読取ユニット100とPOS端末10との間のデータ送受信を行う。
接続インタフェース176は、POS端末10の接続インタフェース65と通信接続して、表示・操作ユニット110とPOS端末10との間のデータ送受信を行う。また、接続インタフェース176は、接続インタフェース175と通信接続して、表示・操作ユニット110と読取ユニット100との間のデータ送受信を行う。
そして、店舗サーバ200は、CPU71と、ROM72と、RAM73とHDD74と、表示器75と、タッチパネル76と、通信インタフェース77とを備える。
CPU71と、ROM72と、RAM73と、HDD74とは、内部バス78により接続される。また、表示器75と、タッチパネル76と、通信インタフェース77とは、いずれも各種の入出力回路(いずれも不図示)を介して内部バス78に接続される。
CPU71は、店舗サーバ200の全体の制御を司る中央演算処理装置である。ROM72は、固定プログラム等を格納する不揮発性メモリである。RAM73は、CPU71が作業エリア等として使用する揮発性メモリである。
HDD74は、各種プログラムや各種ファイルを記憶する記憶部である。各種プログラムには、店舗サーバ200の全体の動作を制御するとともに、POS端末10が、物品Gを特定するための有効認識辞書Deを設定する処理を含む制御プログラムP3等が含まれる。また、各種ファイルは、商品マスタMと、認識辞書Doと、有効認識辞書De等である。商品マスタMは、店舗で取り扱う全ての商品の情報(品名、商品コード、価格等)を登録したマスタファイルである。認識辞書Doは、店舗で取り扱う商品のうち、オブジェクト認識によって特定を行うことができる全ての商品について、各商品を識別可能な特徴量Fを登録したファイル(辞書)である。有効認識辞書Deは、オブジェクト認識によって特定を行うことができる全ての商品のうち、現在、店頭で販売している商品を登録した認識辞書である。このように、店舗サーバ200は、CPU71が制御主体となって制御プログラムP3等を読み出して実行する、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
表示器75は、液晶パネル等で構成されて、店舗サーバ200に関する各種情報を表示する。
タッチパネル76は、表示器75が備える液晶パネルに積層されて、店舗サーバ200の操作に必要な情報の入力を行う場合に使用する。
通信インタフェース77は、POS端末10とデータ通信を行うためのネットワークカード等で構成される。なお、図2に示すハードウェア構成では、店舗サーバ200とPOS端末10とは無線接続されているが、これは、有線接続によって接続しても構わない。
(PLUファイルの構成の説明)
次に、POS端末10が備えるPLUファイルF1について、図3を用いて説明する。PLUファイルF1は、売上登録および精算処理を行う際に用いる商品情報を格納するとともに、読取ユニット100(図2)が撮像した画像I(G)に写っている物品Gを特定する際に使用される。このPLUファイルF1は、店舗サーバ200が有する商品マスタMと、認識辞書Doと、有効認識辞書Deとに基づいて生成される。そして、生成されたPLUファイルF1は、所定のタイミングでPOS端末10に送信されて、HDD64(図2)に格納される。なお、所定のタイミングとは、例えば、店舗開店のタイミングであり、その際に、店頭に並ぶ商品が変更されたことが検出されたことを条件として、PLUファイルF1を更新するために必要な情報をPOS端末10に転送するのが望ましい。
図3は、PLUファイルF1のデータ構成の一例を示す概念図である。PLUファイルF1は、店頭に並んでいる物品G(商品)毎に、当該物品Gの商品情報と、その物品Gを一意に特定するための特徴量Fと、を格納したデータファイルである。PLUファイルF1には、POS端末10において売上登録を行うことが可能な物品Gの情報が登録されている。具体的には、図3に示すように、商品グループコード欄f1、商品属性欄f2、特徴量欄f3の各欄に、それぞれ対応するデータが格納されている。
次に、PLUファイルF1の各欄について説明する。商品グループコード欄f1には、物品Gが属するカテゴリーを特定する各種の商品グループコードを格納する。図3は、商品グループコードの例として、商品グループ種別f11、商品種別f12、商品カテゴリーコードf13を登録した例である。
商品グループ種別f11は、果物、野菜等の商品グループを表す。商品種別f12は、りんご、みかん等の商品種別を表す。商品カテゴリーコードf13は、季節毎に入れ替わりが発生する物品Gであることを示す。例えば、図3において、同じ100番台の商品カテゴリーコードf13が付与された商品Aと商品Bとは、販売時期に入れ替わりが発生することを示している。商品Dと商品Eについても同様である。
商品属性欄f2には、物品Gの商品属性を格納する。商品属性には、例えば、商品名称f21、商品コードf22、商品単価f23、有効期間開始日f24、有効期間終了日f25等が含まれる。商品名称f21は、商品の名称を表す。商品コードf22は、商品を一意に特定する、例えばJANコード等のコードである。商品単価f23は、商品の単価を表す。有効期間開始日f24は、当該物品Gが商品として取り扱いが開始される、有効期間の開始日時(物品Gが店頭に並び始める日時)を特定する情報である。有効期間終了日f25は、当該物品Gの取り扱いが終了する、有効期間の終了日時を特定する情報である。
特徴量欄f3には、物品Gを撮像した画像I(G)から算出した特徴量Fを格納する。具体的には、特徴量欄f3には、特徴量Fの種類を示す特徴量種別f31、および当該特徴量Fの値または値の範囲を示す特徴量値f32が含まれる。特徴量種別f31は、例えば、画像I(G)から算出した、物品Gの色合いや表面の凹凸等の表面状態(テクスチャ)等を定量化した情報であり、物品Gに応じた特徴量が適宜選択される。なお、図3には記載しないが、場合によっては、複数の特徴量Fの組み合わせによって、物品Gを特定してもよい。その場合、特徴量欄f3には複数の特徴量Fが登録される。
なお、PLUファイルF1は、一種のリレーショナルデータベース(RDB)を構成しており、PLUファイルF1に登録された情報は、互いに関連付けられている。すなわち、1つの物品G(商品)に関する情報は、複数の属性の組として表現される。したがって、PLUファイルF1の中から、指定した属性を有する物品Gの集合を容易に抽出することができる。例えば、商品グループ種別f11が野菜である物品Gの集合や、有効期間が12月から2月を含む物品Gの集合や、特定の期日を有効期間に含む物品Gの集合等を抽出することができる。このうち、特定の期日を有効期間に含む物品Gの集合が、前述した有効認識辞書Deである。
なお、PLUファイルF1に、未登録の新たな物品Gの情報を追加登録することによって、物品読取装置1の認識対象となる物品Gの種類を拡充させることができる。また、PLUファイルF1に、既に登録されている物品Gの新たな特徴量Fを追加登録することによって、物品読取装置1の物品Gの読取性能(認識性能)を改善させることができる。このような追加登録の操作は、店舗サーバ200において、商品マスタM、認識辞書Do、有効認識辞書Deをそれぞれ更新することによって行う。そして、更新された情報がPOS端末10に送信されて、PLUファイルF1に反映される。
(物品読取装置の機能構成の説明)
次に、物品読取装置1の機能構成について説明する。図4は、物品読取装置1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、図4の機能ブロック図は、物品読取装置1が有する全ての機能のうち、本実施形態が有する特徴的な機能、すなわち、物品Gを撮像した画像I(G)から物品Gを特定する機能構成のみを示す。物品読取装置1では、図2に示すCPU161が、ROM162に格納された制御プログラムP2を適宜実行する。これにより、読取ユニット100の内部に、撮像部51と、検知部52と、特徴量算出部53とが機能部として実現される。
さらに、物品読取装置1では、図2に示すCPU61が、HDD64に格納された制御プログラムP1を適宜実行する。これにより、POS端末10の内部に、記憶部81と、類似度算出部82と、認識部83と、ファイル更新部84とが機能部として実現される。
また、物品読取装置1では、図2に示すCPU71が、HDD74に格納された制御プログラムP3を適宜実行する。これにより、店舗サーバ200の内部に、有効期間設定部91と、現在日時取得部92と、有効認識辞書設定部93と、特定期間表示部94と、ファイル転送部95とが機能部として実現される。
以下、読取ユニット100の機能構成について説明する。撮像部51は、カメラ160(図2)に対して撮像開始信号を出力して、カメラ160に撮像動作を開始させる。その後、撮像部51は、カメラ160が撮像して出力した画像I(G)を、RAM163(図2)に順次保存する。
検知部52は、カメラ160が撮像して出力した連続する複数の画像I(G)に基づいて、物品Gが読取窓103(図1)に翳されたことを検知する。具体的に、検知部52は、カメラ160が出力した画像I(G)をRAM163から読み出し、直近に読み出した画像I(G)と、輝度を比較する。検知部52は、輝度の比較によって輝度階調に変化があったことを条件として、画像I(G)は、手や物品G等の何等かの写り込みがある画像であると判断する。さらに、検知部52は、写り込みのある画像I(G)と連続する画像I(G)を2値化して物品Gの輪郭線を抽出する。そして、検知部52は、連続する画像I(G)の輪郭線の位置に変化があったときに、その輪郭線内の領域が、読取窓103に翳された物品Gを示す領域であると特定する。このようにして、検知部52は、物品Gが読取窓103に翳されたことを検知する。
特徴量算出部53は、画像I(G)に写っている物品Gの領域から、物品Gが有する特徴量Fの値を算出する。なお、このとき、画像I(G)に写っている物品Gの種類は不明であるため、特徴量算出部53は、PLUファイルF1に登録された特徴量Fの値を算出する。そして、特徴量算出部53は、算出した特徴量Fの値を、接続インタフェース175(図2)を介して、POS端末10に出力する。
次に、POS端末10の機能構成について説明する。記憶部81は、前述したPLUファイルF1を記憶する。
類似度算出部82は、撮像部51が撮像した画像I(G)から算出された特徴量Fと、記憶部81が記憶するPLUファイルF1に登録された各物品Gの特徴量値f32との類似度Cを算出する。
認識部83は、類似度Cが所定の閾値C1以上である商品を選出する。そして、認識部83は、撮像された物品Gが、PLUファイルF1に登録されたいずれの物品Gであるかを認識する。
なお、画像I(G)の中に含まれる物品Gを認識するオブジェクト認識は、一般物体認識(generic object recognition)とも呼ばれる。一般物体認識で用いられる各種認識技術については、下記の文献に詳しく解説されているため、説明は省略する。
柳井 啓司、“一般物体認識の現状と今後”、情報処理学会論文誌、Vol.48、No.SIG16 [平成28年8月5日検索]、インターネット<URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf>
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認識部83がオブジェクト認識を行って物品Gを特定する場合に利用する類似度Cは、画像I(G)の中に写っている物品Gの特徴量Fの値と、PLUファイルF1に登録された各物品Gの特徴量値f32とがどの程度類似しているかを示す尺度である。この類似度Cは、例えば、完全一致を類似度1.0とする絶対評価値で算出すればよい。
ファイル更新部84は、店舗サーバ200から転送された情報に基づいて、PLUファイルF1の内容を更新する。
次に、店舗サーバ200の機能構成について説明する。有効期間設定部91は、期間設定手段の一例である。有効期間設定部91は、店舗で取り扱う物品Gのうち、季節等によって入れ替えが発生する物品Gについて、前述した有効期間開始日f24および有効期間終了日f25(図3)を設定する。
現在日時取得部92は、取得手段の一例である。現在日時取得部92は、CPU71(図2)が有するタイマ(例えば、Real Time Clock)の情報を読み取って、現在日時を取得する。
有効認識辞書設定部93は、有効認識辞書設定手段の一例であり、オブジェクト認識によって特定可能な物品Gのうち、現在日時取得部92が取得した現在日時に店頭で販売している物品Gを登録した有効認識辞書Deを設定する。具体的には、有効認識辞書設定部93は、予め登録された、物品Gの販売期間を示す有効期間、または当該有効期間以外の期間を示す無効期間に基づいて、認識辞書Doの中から、現在日時を前記有効期間に含む物品Gを、有効認識辞書Deとして設定する。なお、物品Gが現在日時を有効期間に含むことを、便宜上、物品Gは有効状態にあると記載する。また、有効認識辞書設定部93は、店舗開店時等の所定のタイミングで、現在日時と、各物品Gの有効期間または無効期間とを比較することによって、現在日時を有効期間に含むかを確認する。なお、有効期間とは、前述した有効期間開始日f24と有効期間終了日f25に挟まれた期間を意味する。また、無効期間とは、有効期間以外の期間を意味する。そして、有効認識辞書設定部93は、最新の有効認識辞書Deにおける物品Gの有効状態と、現在日時における物品Gの実際の有効状態と、の間に差異があることを条件として、有効認識辞書Deを更新する。
特定期間表示部94は、表示手段の一例であり、有効期間設定部91によって設定された有効認識辞書Deの有効期間または無効期間を、特定の期間範囲に亘って表示する。
ファイル転送部95は、店舗サーバ200の中に格納された、商品マスタMと、認識辞書Doと、有効認識辞書Deとの情報を、当該情報に変化があったことを条件として、POS端末10に転送する。なお、ファイル転送部95は、変化があった情報のみをPOS端末10に転送してもよいし、商品マスタMと、認識辞書Doと、有効認識辞書Deとの全ての情報をPOS端末10に転送してもよい。
(有効期間の設定方法の説明)
次に、物品Gの有効期間、無効期間を設定する方法について、図5を用いて説明する。図5は、商品の有効期間を設定する方法について説明する図である。なお、野菜や果物等の物品Gの中には、季節毎に流通する品種が異なる場合がある。このような季節商品に対して、物品Gを店頭で販売している有効期間、または、物品Gを店頭で販売していない無効期間を設定する。
店舗サーバ200の操作者は、有効期間設定部91に、各物品Gの有効期間または無効期間の設定を行わせる。具体的には、有効期間設定部91は、まず、表示器75(図2)に、図5(a)に示すように、商品マスタMに登録された物品Gの一覧表であるビューV1aを表示する。その際、ビューV1aの横軸には1月から12月までの日程軸を描画する。
次に、店舗サーバ200の操作者は、タッチパネル76を用いて、物品Gの一覧表を上下にスクロールさせて、有効期間を設定する商品を探す。有効期間を設定する商品、例えば商品Aが見つかったら、有効期間開始月と有効期間終了月をそれぞれ指定する。具体的には、店舗サーバ200の操作者は、有効期間開始月をタッチした後、タッチした指をスライドさせて、有効期間終了月でタッチを外す操作を行う。この操作によって、有効期間開始月と有効期間終了月をそれぞれ指定する。なお、図5(a)に示すように、本来は循環すべき日程軸が12月と1月の間は途切れているため、年を跨ぐ期間を設定する際には、12月までの期間を設定した後で、再び、1月からの期間設定を行う。このような処理は、例えば、線表作成ツールのような既存のツールを活用して行えばよい。そして、有効期間設定部91は、作成したビューV1aのデータを、PLUファイルF1の有効期間開始日f24と有効期間終了日f25とに記憶する。
なお、図5(a)の例は、有効期間を設定した例であるが、同様にして、無効期間を設定する構成としてもよい。また、横軸を1日単位で描画することによって、有効期間開始日および有効期間終了日を設定させる構成としてもよい。
なお、商品の有効期間を設定する際には、図5(b)のビューV1bに示すように、季節毎に入れ替わりが発生することを示す商品カテゴリーコードf13が付与された商品の有効期間を、互いに重複させて設定してもよい。すなわち、季節商品の入れ替え日は、必ずしも月初や月末ではない場合もある。したがって、ビューV1bに示すように重複期間を設けることによって、当該重複期間にあっては、複数の季節商品が、いずれも有効認識辞書Deに登録されるため、商品の入れ替え日が変動した場合であっても、店頭に並んだ商品を正しく認識することができる。
(特定期間表示部の作用の説明)
次に、特定期間表示部94の作用について、図6、図7を用いて説明する。図6は、特定期間における商品の有効/無効状態の一覧表であるビューV2を示す図である。特定期間表示部94は、図6に示すように、店舗サーバ200の操作者が指定した特定の期間範囲に亘って、有効認識辞書Deの有効期間または無効期間を表示器75(図2)に表示する。
特定期間表示部94は、店舗サーバ200の表示器75に、不図示の操作メニューを表示させた後、操作者が、操作メニューの中の特定期間表示を選択して、さらに特定期間の開始月と終了月を設定した際に、ビューV2のように特定期間のみの表示を行う。この表示は、ビューV1a(図5(a))の中から、12月から2月の範囲のみを抽出したものである。
このような特定期間のみの表示を行うことにより、店舗サーバ200の操作者は、必要な期間範囲に店頭に並ぶ商品を素早く確認することができる。
また、図7は、特定の商品種別f12(図3)に属する商品の有効/無効状態の一覧表であるビューV3を示す図である。
特定期間表示部94は、店舗サーバ200の表示器75に、不図示の操作メニューを表示させた後、操作者が、操作メニューの中の特定商品種別を選択して、さらに具体的な商品種別名を指定した際に、ビューV3に示すように特定の商品種別f12に属する商品の有効/無効状態の一覧表を表示する。
このように、選択された商品種別f12に属する商品のみの有効期間を表示することによって、店舗サーバ200の操作者は、店舗で取り扱う膨大な数の商品の中から、選択した商品種別の商品の有効期間を素早く確認することができる。なお、特定の商品の有効期間の変更を行う際には、ビューV3に示すように該当する商品のみを表示した状態とした後で行うのが望ましい。すなわち、例えば、ビューV1aをスクロールして該当商品を探す場合と比べて、商品を探す手間が省けるため、有効期間の変更操作をより短時間で行うことができる。
(物品読取装置が店舗開店時に行う処理の流れの説明)
次に、物品読取装置1が、店舗開店時に行う処理の流れについて、図8を用いて説明する。図8は、物品読取装置1が、店舗開店時に行う処理の流れを示すフローチャートである。なお、全ての商品(総数N)には、1からNの通し番号が付与されているものとする。また、商品マスタMに登録された商品には、予め、オブジェクト認識の対象となる全ての商品に対して、有効期間または無効期間の設定がなされているものとする。さらに、有効認識辞書Deには、前日の開店時における有効な商品(店頭に並んでいる商品)が登録されているものとする。
店舗サーバ200において、現在日時取得部92は、現在日時を取得する(ステップS10)。
有効認識辞書設定部93は、商品に付与した通し番号を示す変数iを1にセットする(ステップS12)。
有効認識辞書設定部93は、商品iの有効認識辞書Deは、現在日時において有効か(現在日時を有効期間に含むか)を判断する(ステップS14)。商品iの有効認識辞書Deが、現在日時において有効であるとき(ステップS14:Yes)は、ステップS16に進む。
有効認識辞書設定部93は、商品マスタMに登録された商品iが、現在日時において有効か(現在日時を有効期間に含むか)を判断する(ステップS16)。商品iが現在日時において有効であるとき(ステップS16:Yes)は、ステップS22に進む。
有効認識辞書設定部93は、変数iをインクリメントする(ステップS22)。
有効認識辞書設定部93は、変数iの値に基づいて、全ての商品iを確認したかを判断する(ステップS24)。なお、商品iの総数がNである場合、i=N+1であれば、全ての商品をチェックしたものと判断する。全ての商品を確認したとき(ステップS24:Yes)は、ステップS26に進む。
有効認識辞書設定部93は、有効認識辞書Deが更新されたかを判断する(ステップS26)。有効認識辞書Deが更新されたとき(ステップS26:Yes)はステップS28に進む。
ファイル転送部95は、更新された有効認識辞書DeをPOS端末10に転送する(ステップS28)。その後、店舗サーバ200は、図8の処理を終了する。
前述したステップS14において、商品iの有効認識辞書Deが、現在日時において有効でないとき(ステップS14:No)は、ステップS18に進む。
有効認識辞書設定部93は、商品マスタMに登録された商品iが、現在日時において有効かを判断する(ステップS18)。商品iが現在日時において有効であるとき(ステップS18:Yes)は、ステップS20に進む。
有効認識辞書設定部93は、有効認識辞書Deを更新する(ステップS20)。その後、ステップS22に進む。その後の処理の流れは、前述した通りである。
前述したステップS16において、商品iが現在日時において有効でないとき(ステップS16:No)は、ステップS20に進む。その後の処理の流れは、前述した通りである。
前述したステップS18において、商品iが現在日時において有効でないとき(ステップS18:No)は、ステップS22に進む。その後の処理の流れは、前述した通りである。
前述したステップS24において、全ての商品iを確認していないとき(ステップS24:No)、すなわち、i≠N+1は、ステップS14に戻る。その後の処理の流れは、前述した通りである。
前述したステップS26において、有効認識辞書Deが更新されていないとき(ステップS26:No)は、店舗サーバ200は、図8の処理を終了する。
一方、POS端末10において、ファイル更新部84は、店舗サーバ200から有効認識辞書Deを受信したかを確認する(ステップS30)。店舗サーバ200から有効認識辞書Deを受信したとき(ステップS30:Yes)は、ステップS32に進む。
ファイル更新部84は、PLUファイルF1を更新する(ステップS32)。その後、POS端末10は、図8の処理を終了する。
なお、前述したステップS30において、店舗サーバ200から有効認識辞書Deを受信しないとき(ステップS30:No)は、POS端末10は、図8の処理を終了する。なお、店舗サーバ200から有効認識辞書Deを受信しないことは、例えば、所定時間に亘って有効認識辞書Deを受信しない、いわゆるタイムアウトを検出することによって判断すればよい。
(物品読取装置が商品の登録処理を行う際の処理の流れの説明)
次に、物品読取装置1が、会計時に行う処理の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、物品読取装置1が、顧客が購入する商品の会計時に行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
検知部52は、物品Gが読取窓103に翳されたかを判定する(ステップS40)。物品Gが読取窓103に翳されたと判定された場合(ステップS40:Yes)は、ステップS42に進む。
撮像部51は、物品Gの画像I(G)を撮像する(ステップS42)。
特徴量算出部53は、画像I(G)の中から、特徴量Fを算出する(ステップS44)。なお、特徴量算出部53は、PLUファイルF1に登録された特徴量Fの値を算出する。
POS端末10の類似度算出部82は、類似度Cを算出する(ステップS46)。
認識部83は、物品Gを特定する(ステップS48)。
POS端末10のCPU61は、特定された物品Gを、購入商品として登録する商品登録処理を行う(ステップS50)。
CPU61は、物品Gの読み取り終了が指示されたかを判断する(ステップS52)。物品Gの読み取り終了が指示された場合(ステップS52:Yes)は、ステップS54に進む。
CPU61は、読み取りを行った物品Gに対して、現金またはプリペイドカード、クレジットカード等による支払手続きを行う会計処理を行う(ステップS54)。その後、POS端末10は、図9の処理を終了する。
前述したステップS40において、物品Gが読取窓103に翳されたと判定されない場合(ステップS40:No)は、ステップS40を繰り返す。なお、所定時間に亘って、物品Gが読取窓103に翳されない場合には、図9の処理を終了するようにしてもよい。
また、前述したステップS52において、物品Gの読み取り終了が指示されない場合(ステップS52:No)は、ステップS40に戻る。その後の処理の流れは、前述した通りである。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置の一例である店舗サーバ200によれば、有効認識辞書設定部93(有効認識辞書設定手段)が、現在日時取得部92(取得手段)が取得した現在日時と、有効期間設定部91(期間設定手段)が物品G毎に設定した有効期間または無効期間とに基づいて、認識辞書Doの中から、現在日時を有効期間に含む物品Gを有効認識辞書Deとして設定する。したがって、季節毎に認識対象商品を入れ替える必要がある場合に、いちいち手動で変更する必要がなくなるため、業務の効率が向上するとともに、設定忘れを防止することができる。
また、実施形態に係る店舗サーバ200によれば、有効期間設定部91(期間設定手段)は、物品G毎に、認識辞書Doの有効期間開始日f24および有効期間終了日f25をそれぞれ設定する。したがって、線表作成ツール等の既存のツールを活用して、有効期間または無効期間を容易かつ確実に設定することができる。
そして、実施形態に係る店舗サーバ200によれば、有効期間設定部91(期間設定手段)は、認識辞書Doの有効期間を、複数の物品G同士で互いに重複させて設定する。したがって、物品Gの入れ替え日が変動した場合であっても、店頭に並んだ商品を認識することができる。
さらに、実施形態に係る店舗サーバ200によれば、有効認識辞書設定部93は、所定のタイミングで、現在日時と、物品Gの有効期間または無効期間とを比較して、現在日時が属する有効期間または無効期間に基づいて、有効認識辞書Deを更新する。したがって、有効認識辞書Deを簡単かつ確実に更新することができる。
また、実施形態に係る店舗サーバ200によれば、特定期間表示部94(表示手段)は、有効期間設定部91によって設定された有効認識辞書Deの有効期間または無効期間を、特定の期間範囲に亘って表示する。したがって、店舗サーバ200の操作者は、必要な期間範囲に店頭に並ぶ商品を素早く確認することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、図8のステップS28において、ファイル転送部95は、更新された有効認識辞書DeをPOS端末10に転送するものとして説明したが、これは、有効認識辞書Deのうち、変更のあった情報のみ、すなわち、有効から無効へと変更になった情報、または無効から有効へと変更になった情報のみを転送してもよい。そして、転送された情報を受信したPOS端末10のファイル更新部84は、受信した情報の内容に応じて、PLUファイルF1を更新すればよい。
また、前述した実施形態では、有効認識辞書設定部93が、有効認識辞書Deを設定するものとして説明したが、有効認識辞書設定部93は、認識辞書Doに対して、各物品G(商品)が有効であるか、無効であるかを示す有効/無効フラグを付与する構成としてもよい。そして、ファイル転送部95は、前記フラグが付与された認識辞書Doの内容をPOS端末10に転送する構成とし、有効フラグが付与された物品Gのみをオブジェクト認識の対象とすることにより、前述した実施形態と同じ作用を実現することができる。この場合、有効フラグが付与された認識辞書Doが有効認識辞書Deとして機能することになる。
例えば、前述した実施形態では、読取ユニット100が特徴量算出部53を備える構成として説明したが、特徴量算出部53は、POS端末10の中に備えられてもよい。すなわち、読取ユニット100は、カメラ160が撮像した画像をPOS端末10に送信して、POS端末10は、受信した画像の中から特徴量Fを算出する構成としてもよい。
1 物品読取装置
10 POS端末
51 撮像部
52 検知部
53 特徴量算出部
81 記憶部
82 類似度算出部
83 認識部
91 有効期間設定部(期間設定手段)
92 現在日時取得部(取得手段)
93 有効認識辞書設定部(有効認識辞書設定手段)
94 特定期間表示部(表示手段)
95 ファイル転送部
100 読取ユニット
110 表示・操作ユニット
200 店舗サーバ(情報処理装置)
Do 認識辞書
De 有効認識辞書
F1 PLUファイル
F 特徴量
M 商品マスタ
G 物品(商品)
I(G) 画像
V1a、V1b、V2、V3 ビュー
特開2016−12324号公報

Claims (6)

  1. 物品の各々に対して、前記物品を識別可能な特徴量と、前記物品を販売する期間を示す有効期間または当該有効期間以外の期間を示す無効期間とを関連付けて記憶した認識辞書と、
    現在日時を取得する取得手段と、
    現在日時と、前記認識辞書に記憶された各物品の有効期間または無効期間とに基づいて、前記認識辞書の中から、現在日時を前記有効期間に含む物品を、有効認識辞書として設定する有効認識辞書設定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 物品毎に、前記認識辞書の有効期間または無効期間の開始日時と終了日時とをそれぞれ設定する期間設定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記期間設定手段は、前記認識辞書の有効期間を、複数の物品同士で互いに重複させて設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記期間設定手段によって設定された前記有効認識辞書の有効期間または無効期間を、特定の期間範囲に亘って表示する表示手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記有効認識辞書設定手段は、所定のタイミングで、現在日時と、各物品の有効期間または無効期間とを比較して、現在日時が属する前記有効期間または前記無効期間に基づいて、前記有効認識辞書を更新する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    物品の各々に対して、前記物品を識別可能な特徴量と、前記物品を販売する期間を示す有効期間または当該有効期間以外の期間を示す無効期間とを関連付けて記憶した認識辞書と、
    現在日時を取得する取得手段と、
    現在日時と、前記認識辞書に記憶された各物品の有効期間または無効期間とに基づいて、前記認識辞書の中から、現在日時を前記有効期間に含む物品の特徴量を算出し、有効認識辞書として設定する有効認識辞書設定手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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