JP6866911B2 - 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム - Google Patents

綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP6866911B2
JP6866911B2 JP2019181496A JP2019181496A JP6866911B2 JP 6866911 B2 JP6866911 B2 JP 6866911B2 JP 2019181496 A JP2019181496 A JP 2019181496A JP 2019181496 A JP2019181496 A JP 2019181496A JP 6866911 B2 JP6866911 B2 JP 6866911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
binding
tooth
pair
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019181496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020040403A (ja
Inventor
竜二 吉田
竜二 吉田
鈴木 伸宜
伸宜 鈴木
慎吾 松下
慎吾 松下
小菅 勝弘
勝弘 小菅
勇介 柴崎
勇介 柴崎
航 ▲高▼橋
航 ▲高▼橋
高史 西藤
高史 西藤
章洋 武捨
章洋 武捨
拓哉 森永
拓哉 森永
育久 岡本
育久 岡本
宏尚 林
宏尚 林
永康 吉田
永康 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Publication of JP2020040403A publication Critical patent/JP2020040403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6866911B2 publication Critical patent/JP6866911B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システムに関し、さらに詳しくは、画像形成後の用紙を対象とした綴じ処理機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置によりプリントアウトされた用紙は、画像形成装置から排出される場合の他に、所定枚数の用紙を纏めた状態で一部をステープラによる綴じ処理等の後処理を施される場合がある。
このための装置として、画像形成装置の用紙排出部に連設された用紙処理装置が用いられる。
綴じ処理には、ステープルを用いることが一般的であったが、近年、省資源化やエコロジーおよびリサイクル性の観点からステープル等の金属製品を用いない装置が望まれてきている。
上述した装置の一つとして、纏めて積層されている用紙群を挟持押圧可能な歯型部材を用いて用紙群に歯型等の凹凸状の深絞りを行うことで用紙同士の綴じ処理を行う綴じ装置が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
本発明の目的は、当接するシート束に傷や破れ、シワが発生するのを防止し、シート束の綴じ力を安定させることができる綴じ処理装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、複数の凸部を有する一対の圧着歯の間でシート束を圧着して綴じる綴じ処理装置において、前記一対の圧着歯の各々は、前記凸部の並び方向と直交する方向に沿って形成されるとともに、前記凸部の並び方向に傾斜する歯面と、前記凸部の並び方向に沿って形成された側面と、前記歯面と前記側面とが交わる稜と、を有し、前記稜が丸み形状を有するとともに、前記一対の圧着歯を噛み合わせた状態で前記凸部の並び方向から見たときに、前記一対の圧着歯の一方の前記稜と、前記一対の圧着歯の他方の前記稜とが交差し、前記稜において、前記凸部の頂部側に前記凸部の底部側よりも大きな曲率半径を有することを特徴とする綴じ処理装置にある。
本発明によれば、当接するシート束に傷や破れ、シワが発生するのを防止し、シート束の綴じ力を安定させることができる。
本発明による用紙処理装置を用いる画像形成装置を含む画像形成システムの構成を説明するための模式図である。 本発明の実施形態にかかる用紙処理装置の一例を示す平面図である。 図2に示した用紙処理装置の一例を示す正面図である。 図3における分岐爪が用紙搬送状態であるときの分岐爪を中心とする用紙処理装置の要部を示す図である。 図3における分岐爪が用紙をスイッチバックさせるとき分岐爪を中心とする用紙処理装置の要部を示す図である。 綴じ具の非綴じ時の状態を示す図である。 図6の綴じ具の綴じ時の状態を示す図である。 用紙処理装置でオンライン綴じを行う場合のイニシャル動作完了時の状態を示す動作説明図である。 図8の状態から1枚目の用紙が画像形成装置より排紙され、用紙処理装置に搬入された直後の状態を示す動作説明図である。 図9の状態から用紙後端が入口ローラのニップから離脱して分岐路を超えたときの状態を示す動作説明図である。 図10の状態から用紙をスイッチバックして用紙の搬送方向を整合するときの状態を示す動作説明図である。 図11の状態から分岐路に1枚目の用紙を待機させ、次の2枚目の用紙を搬入するときの状態を示す動作説明図である。 図12の状態から2枚目の用紙が搬入されてきたときの状態を示す動作説明図である。 図13の状態から最終紙を整合して用紙束を形成したときの状態を示す動作説明図である。 図14の状態から綴じ動作時を行うときの状態を示す動作説明図である。 図15の状態から用紙束を排紙するときの状態を示す動作説明図である。 本実施形態に係る用紙処理装置に用いられる歯型の一方を示す外観図である。 図17に示した歯型に加えて対向する歯型を合わせて示す模式図である。 本発明の実施形態に係る用紙処理装置で実行される綴じ処理の各工程を説明するための図である。 図17に示した歯型の特徴部を説明するための外観図である。 図17に示した歯の構成を設営するための図である。 図20に示した歯型により綴じ処理された用紙束を示す図である。 従来の歯型を用いた場合と本実施形態での歯型を用いた場合の用紙繊維の状態を対比する図である。 歯型の別例である第1の変形例を説明するための斜視図である。 用紙束が定着時の熱によるカールにより用紙端部で傾いた状態を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる綴じ具の凹凸形状の圧着歯の第1の変形例を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる凹凸形状の圧着歯の第2の変形例を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる凹凸形状の圧着歯の第4の形状例を示す図である。 図26に示した構成の歯を有する上圧着歯と下圧着歯を噛み合わせた状態を示す図である。 図26〜図29の構成の圧着歯を用いた場合における用紙束のシワの発生形態を示す図である。 シワの発生箇所を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる綴じ具の要部変形例における凹凸形状の圧着歯の形状例を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる綴じ具の要部の他の変形例における凹凸形状の圧着歯の形状例を示す図である。 図33の例の変形例を示す図である。 図33の例の他の変形例を示す図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる綴じ具の要部に関するさらに他の例における凹凸形状の圧着歯の形状例を示す図である。 図36の側面図である。 図37に示す切断面で仮に切断した場合の図36の例の断面を示す平面図である。 本発明に係る用紙処理装置に用いる綴じ具のさらに別の例における凹凸形状の圧着歯の形状例を示す図である。 シート綴じ装置を有する画像形成装置の他の例を示す概略断面図である。 シート綴じ装置の別の構成を示す概略断面図である。 図41に示したシート綴じ装置における凹凸部材の支持部周辺の拡大斜視図(A)と上支持台を取り除いた状態のシート綴じ装置を示す上斜視図(B)である。 図41に示したシート綴じ装置の綴じ状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態での特徴は、綴じ処理に際してシート等の用紙に生じる虞のある皺や破れを防止して綴じ強度の低下を抑える構成にある。なお、以下の説明においてシートおよびシート束を用紙および用紙束と表現することもあることを前置きしておく。
以下、図面に示した実施例により本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施形態での特徴を説明する前に、本実施形態が対象とする用紙処理システムの構成および作用について以下に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムの二つの態様を示す図である。本実施形態に係る画像形成システム100は、画像形成装置101と用紙処理装置としての用紙処理装置(フィニッシヤ)201とからなる。
用紙処理装置201は、綴じ装置が画像形成装置101からの用紙搬送路内に設けられた所謂搬送路綴じ装置である。
図1(A)は、画像形成装置101の搬送路内に設置された態様を、図1(B)は搬送路外に設置された態様をそれぞれ示す。
この用紙処理装置201は、搬送路内で用紙を重ね合わせ整合する整合機能と、整合された用紙束を搬送路内で綴じる綴じ機能とを備えている。
図1(A)の態様は画像形成装置101の胴内で後処理することから胴内処理装置とも呼ばれている。
画像形成装置101は、画像処理部及び給紙部を含む画像形成エンジン部101A、画像読み取ることで画像データに変換する読み取りエンジン部103、読み取りエンジン部103に読み取る原稿を自動的に送り込む自動原稿給送装置(ADF)104を備えている。
図1(A)に示す構成では、画像形成後の用紙が画像形成装置101の胴内に排紙され、図1(B)に示す構成では、画像形成後の用紙が画像形成装置101の外部に排紙されるようにそれぞれ排紙部が設けられる。
図2は、図1における用紙処理装置201の平面図、図3は正面図である。
同図において、用紙処理装置201は、用紙搬送路240に沿って入口側から入口センサ202、入口ローラ203、分岐爪204、深絞り機構に相当する綴じ具210及び排紙ローラ205を備えている。
入口センサ202は、画像形成装置101の排紙ローラ102から排紙され、用紙処理装置201に搬入された用紙の先端、後端及び用紙の有無を検知する。
入口センサ202としては、例えば反射型の光センサが使用される。なお、反射型の光センサに代えて透過型の光センサを使用することもできる。
入口ローラ203は、用紙処理装置201の入口に位置し、画像形成装置101の排紙ローラ102によって排紙される用紙を受け取り、深絞りを行う綴じ位置内に搬入する機能を有する。また、図示しない制御部を用いて、停止、回転、搬送量を制御可能な駆動源(駆動モータ)も備えている。
入口ローラ203は対となるローラとのニップに画像形成装置101側から搬送されてきた用紙の先端部を突き当て、スキュー補正も行う。
入口ローラ203の後段には分岐爪204が配置されている。
図3において、分岐爪204は用紙後端を分岐路241に導くために設けられている。
この場合には、用紙後端が分岐爪204を越えた後、分岐爪204は、図示時計回り方向に回転し、用紙を搬入方向と逆の方向に搬送する。これにより、用紙後端側は分岐路241側に導かれる。分岐爪204は後述するが、ソレノイドによって駆動され、揺動動作を行う。
なお、ソレノイドに代えてモータとすることもできる。分岐爪204は図示反時計回り方向に駆動され、回転したとき、分岐路241の搬送面に用紙あるいは用紙束を押圧することが可能である。これにより分岐爪204は用紙あるいは用紙束を集積可能な分岐路241で固定することができる。
排紙ローラ205は用紙処理装置201の搬送路240の最後段の出口直前に位置し、用紙の搬送、シフト、排出を行う機能を有する。また、入口ローラ203と同様に排紙ローラ205の停止、回転、搬送量を制御可能な駆動源(駆動モータ)を備え、この駆動源は制御部(図示されず)によって制御される。
排紙ローラ205のシフトは、図2に示すシフト機構205Mによって行われる。
シフト機構205Mは、シフトリンク206、シフトカム207、シフトカムスタッド208及びシフトホームポジションセンサ209からなる。
図2においてシフトリンク206は、排紙ローラ205の軸端205aに設けられ、シフトに際しての移動力を受ける。
シフトカム207はシフトカムスタッド208を有し、回転をする円盤状の部品である。
この部品の回転によってシフトカムスタッド208を介しシフトリンク長穴部207aに移動可能に挿入された排紙ローラ205を用紙搬送方向と直交する方向(以下、「用紙の幅方向」とも称する。)に移動させる。
この移動が所謂シフトである。シフトカムスタッド208はシフトリンク長穴部207aと連動し、シフトカム207の回転運動を排紙ローラ205の軸方向の直動運動に変換する機能を有する。シフトホームポジションセンサ209はシフトリンク206の位置を検出し、シフトホームポジションセンサ209で検出した位置をホームポジションとし、このホームポジションを基準にシフトカム207の回転制御を実行する。この制御は、前記制御部によって実行される。
図2において深絞り機構をなす綴じ具210(以下、単に綴じ具210と称する)は、用紙端検知センサ220、綴じ具ホームポジションセンサ221及び綴じ具移動用のガイドレール230を備えている。
綴じ具210は、集積された用紙束PBを綴じる綴じ手段であり、所謂ステープラと称されるものである。
本実施形態では、綴じ位置を挟んで対向する一対の歯型部(以下、歯型とも称する)261で挟み込み、押圧することによって用紙を変形させ、用紙の繊維を絡めて綴じる機能を備えたもので、この種の綴じは圧着綴じとも称される。
この綴じ方式の他に、半抜き加工、切曲げ、切り曲げてさらに穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用するハンドステープラも知られている。
いずれにしてもサプライ消費を抑制し、あるいはリサイクルし易くし、そのままシュレッダーにかけられるなどのことから省資源に大きく貢献する。そのため、用紙処理装置、所謂フィニッシヤにおいても、金属針を使わず、圧着綴じのように用紙単体で綴じ処理が可能なステープラの搭載が望まれている。
圧着綴じを行うハンドステープラとしては、次の公報に開示がある。
例えば実公昭36−13206号公報(参考文献1)に開示された綴じ具が公知であり、切り曲げてさらに穴に通して綴じるハンドステープラとしては、例えば実公昭37−7208号公報(参考文献2)に開示された綴じ具が公知である。
用紙端検知センサ220は用紙の側端を検出するセンサで、用紙を揃えるときに、このセンサ検知位置を基準に揃える。綴じ具ホームポジションセンサ221は用紙幅方向に移動可能な綴じ具の位置を検出するセンサで、最大サイズの用紙が搬送されても邪魔にならない位置に綴じ具210が位置するポジションをホームポジションとし、その位置を検出する。
ガイドレール230は綴じ具210が用紙幅方向に安定して移動可能なように、その綴じ具210の移動をガイドするレールである。
ガイドレール230は、綴じ具210がホームポジションから用紙処理装置201の搬送路240の用紙搬送方向に直交する全幅を移動可能なように設置されている。
なお、綴じ具210は図示しない駆動モータを含む移動機構によってガイドレール230に沿って移動する。その移動の際、綴じ具210と用紙Pあるいは用紙束PBが干渉しないように、綴じ具210の綴じ具ホームポジションセンサ221側には用紙の通過スペースが形成されている。
図3において搬送路240は、受け入れた用紙を搬送し、排出する搬送経路であって、用紙処理装置201の入口側から出口側まで貫通している。
分岐路241は用紙のスイッチバックにより後端側から搬入される搬送路であり、搬送240から分岐している。分岐路241は搬送された用紙を重ね合わせて整合するために設けられ、集積手段として機能する。突き当て面242は、分岐路241の末端に設けられ、用紙後端を突き当て整合する基準面である。
歯型261は、本実施形態では一対の凹凸が噛み合うような形状の加圧扶持部材であり、用紙束を挟み込んで加圧することにより、前記圧着綴じ機能を有する。
図4及び図5は分岐爪204を中心とする用紙処理装置201の要部を示す図である。
図4は、分岐爪204が用紙搬送にあるときの、図5は用紙をスイッチバックさせるときの関連機構の詳細をそれぞれ示す。
図4において分岐爪204は、用紙の搬送経路を搬送路240と分岐路241のいずれかに切り換えるために支軸204bに関して予め設定された角度範囲で揺動可能に設けられている。分岐爪204は、図中の右側より受け入れた用紙が抵抗なく下流側に搬送できる位置、すなわち図4の位置がホームポジションとなっており、スプリング251により常時図示反時計回り方向に弾性的に加圧されている。
スプリング251は分岐爪可動レバー部204aに掛けられ、分岐爪可動レバー部204aには分岐ソレノイド250のプランジャが連結されている。なお、分岐路搬送面241と分岐爪204は、図5の状態で用紙が分岐搬送路241に搬送された後、図4の状態になると、分岐搬送路241内にある用紙を扶持状態で保持することができる。
搬送経路の切り換えは、分岐ソレノイド250をONすると、分岐爪204は図5において矢印R1方向に回転し、搬送路240を閉鎖し分岐路241を開放することにより、分岐路241に用紙を導くことができる。
図6及び図7は、本実施形態に係る綴じ具210の詳細を示す図である。
綴じ具210は、用紙束の一部に凹凸状の加圧変形部を形成可能な固定歯型および該固定歯型に対して接離可能な可動歯型を備えた歯型261を主要部として備えている。また、綴じ具210には歯型261以外にも、加圧レバー262、リンク群263、駆動モータ265、偏心力ム266及びカムホームポジションセンサ267が構成要素として含まれている。
歯型261は上下対となり噛み合う形状の加圧部材である。この歯型261は複数に組み合わせたリンク群263の作動端に位置し、動作端である加圧レバー262の加圧及び加圧解除動作によって接離する。
加圧レバー262は、回転する偏心力ム266によって回動する。この偏心力ム266は駆動モータ265より駆動力を与えられて回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報に基づいてカムの回転位置が制御される。
回転位置は偏心力ム266の回転軸266aとカム表面との距離を規定し、この距離に基づいて加圧レバー262の押圧量が決まる。
カムホームポジションセンサ267が偏心力ム266の被検知対象であるフィラー266bを検知した位置がホームポジションである。図6に示すように、偏心力ム266の回転位置がホームポジションにあるとき、歯型261は開いた状態となっている。この状態では、綴じ処理は不能であり、用紙束の受け入れが可能な状態である。
用紙束を綴じる場合には、図6において楕円内部に示すように、歯型261が開いた状態で、歯型261の固定歯型およびこれに対して接離可能な可動歯型の間に用紙束を挿入し、駆動モータ265を回転させる。駆動モータ265が回転を開始すると、偏心力ム266は図7中、矢印R2方向へ回転する。この回転に応じて、偏心力ム266のカム面が変位し、加圧レバー262は図。中矢印R3方向に回転する。その回転力は、梃子を利用したリンク群を介して力を増し、その作動端の歯型261に伝達される。
偏心力ム266が一定量回転した時点で、上下の歯型261は噛み合い、用紙束を挟み込み、加圧する。この加圧によって用紙束は変形し、隣接した用紙同士の繊維が絡み合い、綴じられる。
その後、駆動モータ265が逆回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報で停止する。これにより、上下の歯型261は図6の状態に戻り、用紙束を移動させることが可能な状態となる。また、レバー262はバネ性を有しており、過負荷が加わったときは撓むことで過負荷を逃がすようになっている。
図8乃至図16は用紙処理装置201の綴じ具210によるオンライン綴じの綴じ動作を示す動作説明図である。なお、各図において(A)は平面図、(B)は正面図である。また、本実施形態でオンライン綴じとは、図1に示すように画像形成装置101の排紙ロに用紙処理装置201を設置し、画像形成装置101で画像形成された用紙を用紙処理装置201に連続的に受け入れて整合し、綴じ処理を行うことを意味する。
これに対して後述のマニュアル綴じとは、画像形成装置101若しくは別途印字出力された用紙を用紙処理装置201の綴じ具210で綴じるものである。マニュアル綴じは画像形成装置101の排紙から−連の動作で綴じるものでないので、オフライン綴じも含まれる。
図8はオンライン綴じ動作のイニシャル動作完了時の状態を示す図である。画像形成装置101から画像形成された用紙の出力が開始されると、各部はホームポジションに移動し、イニシャルを完了する。図8はこのときの状態を示す。
図9は画像形成装置101から1枚目の用紙Plが排紙され、用紙処理装置201に搬入された直後の状態を示す図である。
画像形成装置101から用紙Plが用紙処理装置201に搬入される前に、用紙処理装置201の制御部(図示されず)は、画像形成装置101の制御部(図示されず)から用紙処理の制御モードに関するモード情報と用紙情報を受け取る。そして、その情報に基づき、受け入れ待機状態になる。用紙情報は例えば用紙サイズ、紙種、紙厚及び冊子(綴じる用紙の)枚数などである。
制御モードには、ストレートモード、シフトモード及び綴じモードの3つのモードが設定されている。ストレートモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205は用紙搬送方向に回転を開始し、用紙Pl,・・lPnが順次搬送され、排出されて最終紙Pnが排出された後、入口ローラ203及び排紙ローラ205は停止する。なお、nは2以上の正の整数である。
シフトモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205は搬送方向に回転を開始する。シフト排紙動件は、用紙Plを受け入れて搬送し、用紙Plの後端が入口ローラ203を抜けたところで、シフトカム207が一定量回転し排紙口−ラ205が軸方向に移動する。このとき用紙Plも排紙ローラ205の移動と共に移動する。また、用紙Plが排出されると、シフトカム207が回転してホームポジションに復帰し、次の用紙P2の搬入に備える。この排紙ローラ205のシフト動作を同じ部の用紙Pnの排出が完了するまで繰り返す。これにより、一部(一冊)分の用紙束PBが一方にシフトした状態で排紙され、積層される。次の部の1枚目の用紙P1が搬入された場合、シフトカム207は前の部とは逆方向に回転し、用紙Plは前の部とは逆側に移動し、排出される。
綴じモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203は停止しており、排紙ローラ205が搬送方向に回転を開始する。また、綴じ具210は用紙幅より一定量退避した待機位置に移動して待機する。
この場合、入口ローラ203はレジストローラとしても機能する。すなわち、1枚目の用紙Plが用紙処理装置201に搬入され、用紙先端を入口センサ202が検知すると、用紙先端が入口ローラ203のニップに突き当たる。
そして、一定量の撓みを生じさせる距離だけ画像形成装置101の排紙ローラ102によって用紙Plは搬送される。前記距離搬送された後、入口ローラ203の回転が開始される。これにより用紙Plのスキュー補正が行われる。図9(A)及び(B)はこのときの状態を示す。
図10は用紙後端が入口ローラ203のニップから離脱して分岐路241を超えたときの状態を示す図である。
用紙Plは、用紙後端の入口センサ202による検知情報から搬送量がカウントされ、用紙搬送位置の位置情報はCPU201aによって把握されている。用紙後端が入口ローラ203のニップを通過したら、入口ローラ203は次の用紙P2の受け入れのために回転を停止する。それと同じタイミングでシフトカム207が図10の矢印R4方向(図示時計回り方向)に回転し、用紙Plをニップした状態で排紙ローラ205は軸方向に移動を開始する。これにより用紙Plは図10において矢印Dl方向に斜行しながら搬送される。その後、綴じ具210に併設又は組み込まれた用紙端検知センサ220が用紙Pを検知すると、シフトカム207は停止し、次いで逆転し、用紙端検知センサ220が用紙Pの非検知状態でシフトカム207は停止する。そして、前記動作が完了し、用紙後端が分岐爪204先端を通過した所定の位置で排紙ローラ205は停止する。
図11は用紙Plをスイッチバックして用紙Plの搬送方向を整合するときの状態を示す図である。
図10の状態から分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、搬送経路を分岐路241に切り換えた後、排紙ローラ205を逆回転させる。これにより用紙Plは矢印D2方向にスイッチバックされ、用紙後端が分岐路241に搬入され、さらに、突き当て面242に突き当てられる。
この用紙後端の突き当てにより用紙後端は突き当て面242を基準に揃えられる。用紙Plが揃えられると、排紙ローラ205は停止する。このとき、排紙ローラ205は用紙Plが突き当て面242に突き当たるとスリップし、搬送力が付与されないようになっている。すなわち、用紙Plがスイッチバックして突き当て面242に突き当たり、用紙後端が突き当て面242を基準に揃えられると、それ以上、搬送されて用紙が座屈しないように設定されている。
図12は分岐路241に1枚目の用紙Plを待機させ、次の2枚目の用紙P2を搬入するときの状態を示す図である。
先行の1枚目の用紙Plが突き当て面242を基準に揃えられた後、分岐爪204を図示矢印R6方向に回転させる。これにより分岐路241に位置している用紙後端を分岐爪204の下面である接触面204cが分岐路241の表面に強力に押さえ付け、動かない状態にして待機する。後行の2枚目の用紙P2が画像形成装置101から搬入されてくると、先行の用紙Plと同様に入口ローラ203でスキュー補正を行う。次いで、入口ローラ203の回転が開始するのと同時に排紙ローラ205も搬送方向に回転を開始する。
図13は2枚目の用紙P2が搬入されてきたときの状態を示す図である。
図12の状態から2枚目の用紙P2、さらに3枚目以降の用紙P3,・・・,Pnが搬送されてきたときも、図10及び図11に示した動作を実行する。そして、順次、画像形成装置101から搬送されてくる用紙を予め設定した位置に移動させて重ね合わせ、整合状態の用紙束PBを搬送路240内にスタック(集積)する。
図14は最終紙Pnを整合して用紙束PBを形成したときの状態を示す図である。
同図において最終紙Pnを整合状態の用紙束PBとして動作完了したら、排紙ローラ205を一定量搬送方向に回転させ停止する。この動作で用紙後端を突き当て面242に突き当てたときに発生した撓みを解消させる。その後、分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、接触面204cを分岐路241から離間させることにより用紙束PBへの加圧力を開放する。これにより用紙束PBは分岐爪204による拘束力が解除され、排紙ローラ205による搬送が可能となる。
図15は綴じ動作時の状態を示す図である。
図14の状態から排紙ローラ205を搬送方向に回転させ、綴じ具210の歯型261の位置と用紙束PBの綴じ位置が一致する距離分用紙束PBを搬送し、その位置で停止させる。これにより用紙束PBの搬送方向の加工位置が歯型261の搬送方向の位置と合致する。そして、綴じ具210を綴じ具210の歯型261の位置と用紙の加工位置が一致する距離分だけ図示矢印D3方向に移動させ、停止する。これにより用紙束PBの幅方向の加工位置が歯型261の位置と搬送方向及び幅方向で合致することになる。このとき、分岐爪204は図示矢印R6方向に回転し、用紙受け入れ状態に復帰する。その後、綴じ具駆動モータ265をONし、歯型261によって用紙束PBを加圧し、絞ることによって圧着綴じを行う。なお、本実施形態では、圧着綴じを行う綴じ具210を使用した例を例示しているが、半抜き加工、切曲げ、切り曲げてさらに穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用しても良いことは言うまでもない。
図16は用紙束PBを排紙するときの状態を示す図である。
図15に示したようにして綴じられた用紙束PBは、排紙ローラ205の回転により排出される。用紙束PBが排出され後、シフトカム207を矢印R7方向に回転させ、ホームポジション(図8の位置)に復帰させる。これと並行して綴じ具210を図示矢印D4方向に移動させ、ホームポジション(図8の位置)に復帰させる。これにより、一部(一冊)の用紙束PBの整合動作を綴じ動作が完了する。次の部がある場合には、図8から図16の動作を繰り返し、同様にして圧着綴じされた一部の用紙束PBを作成する。
以上の構成を対象として本実施形態の特徴に用いられる構成を説明すると次の通りである。
図17は、図6および図7に示した歯型261を、図6および図7に示した状態からひっくり返して示す図である。
同図において歯型261には、揺動支点となる支軸の軸方向と直角な方向に延長された歯部261Aが支軸の軸方向に沿って複数形成されている。
歯型261は、上下で互いに噛み合うことができるように、図18に示すように、固定側及び可動側での歯部の頂面位相がずらされて形成されている。
次に、綴じ手段である綴じ具210を用いて実行される綴じ処理について説明する。
図19は、端部綴じ部を対象とする圧着綴じ方法を説明するための図である。
同図において綴じ具210に用いられる歯型261は、凹凸がある圧着歯(下凹凸歯261A、上凹凸歯261B)を用紙束PB(図14参照)に対し対向する位置に配置している(図19(A))。
どちらか一方の圧着歯(もしくは両方)を動かし、力を掛ける。(図19(B)〜(C))
加圧力を大きくしていくと、用紙が凹凸状に加圧変形されてその形状が転写され綴じが完了する。(図19(D))
この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙を綴じることが可能となる。圧着歯261A、261Bの凹凸形状には任意の角度の斜面部を持っている。
また、凹凸形状の頂点部、谷部の形状は異なっており、圧着歯101、102が噛み合ったときに、図示しないが、例えば上圧着歯261Aの頂部面と下圧着歯261Bの谷部が接触しないようになっている。これにより、斜面部のみで用紙束6を圧着することになり、効率よく綴じを行うことが可能となる。
図20は、本実施形態での特徴を示す図である。
同図において固定側および可動側の歯型(図20では固定側の歯型の歯部261Aが示されている)は、図20(B)に示すように、少なくとも一部の端部が丸み形状(ラウンドフォーム)に形成されている。
図20(B)に示す構成では、頂面が水平方向の面261A1とこれに連続する曲面261A2とで形成され、その連続する端部、つまり稜線261A3がエッジではなく丸み形状になっている。
さらに、図20(B)に示す構成では、曲面261A2に連続する頂面261A1も丸みを帯びた形状とされ、頂面261A1の四辺と曲面261A2に連続する稜線も丸み形状になっている。
図21(A)は、歯型261の各歯の並び方向と直角な方向から見た図であり、同図において、歯型同士が噛み合う方向(矢印で示す方向)と直角な方向での断面形状がR形状に形成されている。図21(B)は、図21(A)中、矢印Bで示す領域の拡大図であり、図20(B)において矢印(20B)で示す方向に相当している。
同図に示すように、頂面261A1は、これに連続する曲面261A2と連続する端部である稜線261A3から中央部に向けて膨らむように丸み形状とされている。
さらに、曲面261A2と歯型の底部、換言すれば、頂部と底部を結ぶ端部に位置する稜線も丸み形状とされている。
このような丸み形状を採用することにより、頂部の端部が丸み形状であると、用紙に対して歯型を押圧する際に用紙の頂部側端部に圧力が集中しても、丸み形状により圧力の集中が緩和されて用紙の皺や破れが防止できる。
また、用紙を歯型により押圧して綴じ操作が完了した後、用紙の頂部と底部を結ぶ端部に圧力が集中しても、丸み形状により圧力の集中が緩和されることによっても用紙の皺や破れが防止されることになる。
上述した歯型261における各面の連続位置で丸み形状に形成された稜線部分は、切削加工あるいは金型を用いた樹脂成形加工により形成される。
図22は、上述した歯型261を用いて綴じ処理を実行した用紙束を示している。
用紙束における綴じ処理位置の一つ(図22において符号(22)で示す)を拡大した図が図23である。
図23において(A)は、従来の歯型の稜線がエッジ状となっている場合を示し、(B)は、本実施形態による歯型を用いた場合を示している。
図23において、(A)で示すような歯型の稜線がエッジ状となっている場合には、綴じ処理された用紙の繊維が破断されている。これに対し、(B)で示すように、本実施形態による歯型を用いた場合には、綴じ処理された用紙の繊維は破断されていない。
これにより、本実施形態による歯型を用いた場合には、用紙の破れを生じないことにより、綴じ処理時の押圧操作によって繊維が結束されることによって綴じ部が強固な状態となる。
しかも、水平方向の面である頂面261A1を利用して広い範囲を押し動かすので、頂面の端部が鋭角な場合と違って、集中荷重による繊維の破断を起こしにくくできる。
従って、本実施形態による歯型を用いた場合には、繊維が残ることで綴じ処理時の押圧力に対する応力が生じやすくなり、これが折り曲げによる形状復元性を低下させて綴じ状態を維持させることになる。
以上の構成においては、綴じ処理に用いられる歯型の構造を変更するだけの簡単な構成によって、綴じ部での強度を上げることができ、用紙に生じやすい形状復元性を弱めて用紙同士がばらばらになってしまうのを防止することが可能となる。
次に、歯型部の変形例について説明する。
以下に挙げる変形例では、上述したように歯型部の端部の一部を丸み形状とすることに加えて、面取りすることにより用紙の皺あるいは破れを防止できるダメージ軽減部として用いられることを前置きしておく。
図24は下圧着歯311の構成を拡大して示す斜視図である。なお以下の実施形態の説明では、主に圧着歯として下凹凸歯311について示し、説明するが、上凹凸歯310についても同様である。
図中、符号301は歯面、符号302は側面、符号303は符号306で示す土台から歯10a、11a先端を結ぶ辺、符号4は歯310a、311aの歯先の端部、符号305は歯先の歯面の底部に相当する歯元部である。土台306は、歯元部305が一体化されている部分である。
上凹凸歯10、下凹凸歯11を用いて用紙束PBを挟みこむときには、歯310a、311aの歯先の端部4が用紙束PBに触れ、さらに挟み込んだときには歯面301が用紙束PBの表面に当接する。
ところで、図25に示すように、用紙束PBは定着時の熱によるカールにより用紙束PB端部で傾いたりする。用紙束PBを挟みこむときに歯311aの端部304に対して用紙束PBが平行ではない場合には、歯311aの歯先の端部4が用紙束PBに対して線接触ではなく点接触となる。そして土台306から歯先の端部4を結ぶ辺303にも用紙束PBが接触し、用紙束PBをなす用紙にキズや破れ、シワなどを発生させてしまう。この傾きを調整するのは困難であり、土台306から歯先の端部304を結ぶ辺303も必ず用紙束PBに触れてしまう。
<圧着歯の第1の変形例>
図26は、圧着歯の第1変形例を示す図である。
この例の下凹凸歯311は、土台306から歯311aの歯先の端部304を結ぶ辺3と歯先の端部304にダメージ軽減部として図示のように丸みがつけてある。これにより、歯先の端部304に当接する用紙束PBに傷や破れが生じるのを防止し、また、上凹凸歯310と下凹凸歯311に挟んだ用紙束PBに撓みシワが発生することも防止できる。
すなわち用紙束PBの綴じ力を安定させることができることがわかる。
これは下凹凸歯311の土台306から歯先の端部304を結ぶ辺303に用紙へのダメージを軽減するために丸みをつけることが理由である。
つまり、用紙束PBが上凹凸歯310や下凹凸歯311の歯310a、311aに接触している力が大きな箇所から、用紙が接していない箇所への急激な圧力変化が緩和される。
そして、歯310a、311aの歯先の端部304が当接する用紙に傷や破れ、シワの発生を防止し、また圧着歯10、11で挟んだ用紙束PBが撓んでシワが発生するのを防止することができる。
なお、所定の部位に丸み付けをすることに代えて、ダメージ軽減部として面取りを施した部位を設けてもよい。またダメージ軽減部は、辺303の少なくとも1箇所に、綴じる対象となる用紙または用紙束PBへのダメージを軽減させるために設ければよく、本実施形態並びに以下に説明する実施形態の配置態様、設置態様には限定されない。
<圧着歯の第2の変形例>
図27は本発明に係る用紙処理装置に用いる凹凸形状の圧着歯の第2の変形例を示す図である。この例の下凹凸歯311は四角錐形状を有するが、辺303や歯先の端部304への丸み付け、歯元部305の形態等の基本的な構成は第1の変形例と同じである。
<圧着歯の第3の変形例>
図28は本発明に係る用紙処理装置に用いる凹凸形状の圧着歯の第3の変形例を示す図である。この例の下凹凸歯311は側面302が円錐を縦に半割りにしたような形状を有するが、歯先の端部304への丸み付け、歯元部305の形態等の基本的な構成は第1の変形例と同じである。
<圧着歯の噛み合わせ状態>
図29は図26に示した構成の歯を有する上凹凸歯310と下凹凸歯311を噛み合わせた状態を示す図である。土台306から歯310a、311aの歯先の端部304を結ぶ辺303が用紙束PBを押す力は歯先の端部304側で大きく、土台306に近い側では小さい。
<ダメージ軽減部による綴じ加工状態>
図30に示すように、綴じたられた用紙束PBは上凹凸歯310と下凹凸歯311の噛み合いによって凹凸形状が施され、その付近は用紙束PBに用いられる用紙S’の撓みに起因するシワが発生する。
用紙S’の端面付近で綴じを行った際には、用紙S’の端面側では紙が無いのでシワは発生せず、用紙S’中央側はシワが発生する。
図30に示すような使用形態においては、土台306から歯先の端部304を結ぶ辺303においてシワが発生する側に丸み又は面取りを付けることで、綴じ加工時の丸み又は面取り付け加工工程を減らし、コストを下げることができる。
図31はシワの発生箇所を示す図である。
綴じられた用紙束PBは綴じ具によって凹凸形状が施され、歯311aを並べて配置した綴じ具において、歯311aが並んでいる方向に用紙束Sは縮む。並んだ歯311aの並びにおいて外側の歯の付近ほど変形量が多く、シワが発生しやすい。また、用紙の凹凸部が変形したのに伴って、周りの用紙も変形しようとして歯311aの歯スジ(歯先の端部304の伸びる方向)に沿ってシワが伸びる。図中Xは歯スジに沿ってできたシワを、図中Yは歯が無いところに発生したシワをそれぞれ示す。
次に綴じ具に用いられる歯型に関する別実施例について説明する。
図32に示した例においては、土台306から歯先の端部304を結ぶ辺303の中でシワが発生する外側の歯(図中「R有り」と記載した歯)に丸み又は面取りを付け、それらの内側の歯には丸み又は面取りを付けないようにする。
これにより、端部304に用紙への圧力集中を起こすエッジ部が存在しないことと同じ構成が得られ、綴じ具を加工する時の丸み又は面取り付け加工工程を減らし、コストを下げることができるようにしている。
図33は、図32に示した例と異なる例を示す図である。
同図に示す例では、土台306から圧歯先の端部304を結ぶ辺303に複数の形状(例えば曲率半径が異なる等)の丸み又は面取りをダメージ軽減部として付けてある。
これにより、押圧時の圧力集中をより効果的に防止して、当接する用紙束S1に傷や破れが発生するのをさらに効率よく防止し、用紙束Sの綴じ力を安定させることができる。
図34は、図33に示した構成の変形例を示す図である。
同図に示す構成では、ダメージ軽減部として辺303に設ける丸み(又は面取り形状)が複数(図示の例では3種類)の面取り形状となっている。
図35は、図33に示した構成の他の変形例を示す図である。
同図に示す構成では、歯面301と側面302の交わる辺303の丸みが一定の場合には、当接する用紙束PBへ掛かる力は歯311aの歯先の端部304付近で大きく、土台306付近では小さい状態である。そのため用紙の破れ、キズ、シワは端部304付近で発生しやすい。
そこで辺303においては歯先の端部304付近に土台306付近よりも大きな丸みをつけている(図ではR大と記載してある。丸みが小さい部分はR小と記載してある。)。
これにより、大きな力が掛かる歯先の端部304付近の力を分散させ、用紙に傷や破れがいっそう発生しにくくなり、挟んだ用紙束Sに撓みシワが発生するのをよりよく防止し、用紙束PBの綴じ力をいっそう安定させ得る。
ところで、用紙に皺や破れが発生する原因には、土台306から歯先の端部304を結ぶ変03を境にして急激な圧力変化が発生することがある。
つまり、綴じられる用紙束Sの歯面301に接する箇所では加わる力が大きい。そのため、歯面301に接していないところでは直接的に力が加わっておらず、土台6から歯先の端部304を結ぶ辺303を境にして急激な圧力差が発生する。この結果、用紙に傷や破れおよびシワが発生することがある。
また、用紙の破れ、キズ、シワは土台306から辺303の歯面301に近いほうで発生しやすい。
図36は、この点に鑑み、辺303への丸み付け処理を歯面301に近いほうで曲率半径を大きくし(図ではR大と記載してある)、側面に近いほうで曲率半径を小さくしている(図ではR小と記載してある)。
図37は、図36の側面図である。このような構成を用いることにより、歯面301から側面に向けて徐々に力が下がるようにすることができ、辺303付近での急激な圧力差の変化を低減することができる。このような構成により、用紙の傷や破れを防止し、また圧着歯310、311で挟んだ用紙束Sに撓みシワが発生するのを防止でき、用紙束PBの綴じ力を安定させ得る。
図38は、図37に示す切断面で仮に切断した場合の図36で説明した下凹凸歯311の断面を示す平面図である。歯面301に近いほうで曲率半径を大きくし(図ではR大と記載してある)、側面302に近いほうで曲率半径を小さくしてある図ではR小と記載してある)。
既述のように並んだ歯311aにおいて外側の歯の付近ほど変形量が多く、シワが発生しやすい。
また、並んだ歯311aのうちの外側の歯311aが用紙束PBに当接する箇所では用紙束PBに力が加わっているが、その外側には歯が無いので用紙束Sに直接的に力は加わらない。その力の差によって用紙、用紙束Sにシワが発生し、シワによる変形は歯スジ(歯先の端部4の伸びる方向)に沿って伸びる。
そこで図38,39に示すように、土台306から歯先の端部304を結ぶ辺303の中でシワが発生する最も外側の歯(図中「R大」と記載した歯)に丸み又は面取りを内側の歯よりも大きく、すなわち最も大きくする。こうすることで、用紙に掛かる圧力を内側の歯から外側の歯に向かって小さくし、シワの発生を効果的に防止し、用紙束の綴じ力を安定させる。
また本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、また図示したタイプの画像形成装置に限定されるものでもなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
なお、図1に示した画像形成システムに用いられる画像形成装置の構成および綴じ部の構成に関しては、図40〜図43に示す構成を用いることも可能である。
図40において画像形成装置101は、画像読取部170と画像形成部115から構成されている。画像読取部170の上部には固定して設けられた透明ガラス板からなる原稿台102が設けられている。原稿台102の所定の位置に画像面を下向きにして載置された原稿Dを原稿圧着板103で押圧固定する。原稿台102の下側には原稿Dを照明するランプ104と、照明した原稿Dの光像を画像処理ユニット108に導くための反射ミラー105、106、107とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ104及び反射ミラー105、106、107は所定の速度で移動して原稿Dを走査する。
画像形成部115は、感光体ドラム28と、一次帯電ローラ161と、ロータリ現像ユニット151と、中間転写ベルト152と、転写ローラ150と、クリーナ126等を備えている。感光体ドラム28は、画像データに基づいてレーザーユニット109から光像が照射され、その表面に静電潜像が形成される。一次帯電ローラ161は、レーザー光照射前に感光体ドラム28の表面を均一に帯電するものである。ロータリ現像ユニット151は、感光体ドラム28の表面に形成された静電潜像にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色トナーを付着させ、トナー像を形成する。感光体ドラム28の表面に現像されたトナー像が中間転写ベルト152に転写され、中間転写ベルト152のトナー像を転写ローラ150によってシートSに転写する。クリーナ126は、トナー像を転写した後、感光体ドラム28に残留したトナーを除去するものである。
ロータリ現像ユニット151は、回転現像方式を用いており、現像器151K、現像器151Y、現像器151M、現像器151Cを有し、モータ(不図示)により回転可能である。感光体ドラム28上にモノクロのトナー像を形成する時は、感光体ドラム28と近接する現像位置に現像器151Kを回転移動させて現像を行う。同様にフルカラーのトナー像を形成する時は、ロータリ現像ユニット151を回転して、現像位置に各現像器を配置させ、色毎に順に現像を行う。
ロータリ現像ユニット151によって感光体ドラム28に現像されたトナー像は、中間転写ベルト152に転写される。中間転写ベルト152上のトナー像は、転写ローラ150によってシートSに転写される。シートSは、シートカセット127から供給されるようになっている。
画像形成部115の下流側には定着器122が設けてあり、搬送されるシートS上のトナー像を定着する。この定着器122においてトナー像が定着されたシートSは、後述するシート綴じ装置100にて選択的に綴じ処理が施される。そして、シート又はシート束は排出ローラ対210によって装置外の排出部125へ排出される。
図41はシート綴じ装置の概略断面図である。図42(A)はシート綴じ装置における凹凸部材の支持部周辺の拡大斜視図である。図42(B)は上支持台を取り除いた状態のシート綴じ装置を示す上斜視図である。図43はシート綴じ装置の綴じ状態を示す斜視図である。
図41に示すように、シート綴じ装置400は、複数枚のシートからなる用紙束を、針等の綴じ部材を使用することなく、綴じるシート綴じ装置である。このシート綴じ装置400は、シート束を綴じる一対の凹凸部材401、402を有している。この一対の凹凸部材401、402は、シート束の厚さ方向に移動可能に設けられ、シート束を挟持してシート束に厚さ方向の凹凸を形成することでシート同士を接合し、シート束を綴じる。
下側の凹凸部材(以下、下凹凸部材という)401は、下側の支持台(以下、下支持台という)409にビス止め等で支持されている。同様に、上側の凹凸部材(以下、上凹凸部材という)402は、上側の支持台(以下、上支持台という)410にビス止め等で支持されている。また各凹凸部材401、402は、凸部と凹部の連続で構成された凹凸形状を有しており、ともに凹凸形状の配列ピッチが同一となっている。ここで、配列ピッチとは、隣接する凸部402a(又は凸部401a)間のピッチ、もしくは、凹部402b(又は201b)間のピッチのことである。
図42(B)に示すように、下凹凸部材401を支持している下支持台409には、凹凸部材401、402間のシート束の角部を突き当てて位置決めするための2つのガイドピン211が設けられている。一方、図42(A)に示すように、上凹凸部材2を支持している上支持台410には、下支持台409の各ガイドピン411に移動可能に係合してガイドするガイド穴410aが設けられている。図42(B)に示すように、ガイドピン411は、上支持台410をシート束の厚さ方向に移動可能にガイドするガイド部411bと、上支持台210がガイドピン211から抜け出るのを防止するストッパ部411aとからなる。また、上支持台410は下支持台409に設けた圧縮バネ421によって上方向に付勢されている。この上方向に付勢されている上支持台410の上死点は、ガイド穴210aの径より大きいガイドピン211のストッパ部411aに上支持台410が当接したところで決められる。一方、上支持台410の下死点は、下凹凸部材401と上凹凸部材202が当接したところで決められる。
図42に示すように、一対の凹凸部材401、402は、所定の位置に固定された固定凹凸部材と、前記固定凹凸部材に対してシート束の厚さ方向に移動可能な移動凹凸部材とからなる。ここでは、一対の凹凸部材401、402のうち、下凹凸部材401は、下支持台409がフレーム414に取り付けられており、所定の位置に固定された固定凹凸部材となっている。一方、上凹凸部材402は、上支持台410がガイドピン411に沿ってシート束の厚さ方向に移動可能となっており、下凹凸部材401に対してシート束の厚さ方向に移動可能な移動凹凸部材となっている。一対の凹凸部材401、402、下支持台409、上支持台410、移動アーム412、及びフレーム414からシート綴じ手段が構成される。上凹凸部材401を支持している上支持台410の上面には、フレーム414に対して軸212aを中心に回動可能に支持された移動アーム412の一方の端部が当接している。この移動アーム412は、圧縮バネ421とガイドピン411の作用により凹凸部材401、402間の間隔Hが最大距離だけ開いた状態の退避位置にある上支持台410を、ガイドピン211に沿って、凹凸部材401、402が噛み合う綴じ位置まで移動させる移動手段である。ここで、綴じ位置とは一対の凹凸部材401、402でシート束を挟持して綴じる第1の位置であり、退避位置とは上凹凸部材402が下凹凸部材401に対して前記第1の位置よりシート束の厚さ方向に退避した第2の位置である。
前述したように、上支持台410及び移動アーム412は、通常、圧縮バネ421とガイドピン411の作用により、一対の凹凸部材401、402間の間隔Hが最大距離だけ開いた状態に設置されている。移動アーム412の他方の端部には、図41に示すように、フレーム414に対して軸413aを中心に回動可能に支持された連結アーム413を加圧するための加圧ピン412bが設けられている。連結アーム413の上部には弾性部材であるアーム板415が取り付けられている。アーム板415の自由端側の端部の上面にはカム416が当接されている。このカム416の位相によってアーム板415の上下方向の位置が決まる。
図41において、カム416はカム駆動モータ420を駆動源にして、モータギア419、駆動伝達ギア418、カム駆動軸417を介して駆動が伝達されて回動される。
従って、カム416を回動させると、アーム板415が取り付けられた連結アーム41
3及び移動アーム412が回動し、下凹凸部材401を有する下支持台409に対して、上凹凸部材402を有する上支持台410がガイドピン411に沿ってシート束の厚さ方向に移動する。すなわち、カム416を図41に示す状態から図43に示す状態まで回動させると、圧縮バネ421の力に抗して移動アーム412が回動され、上凹凸部材402と下凹凸部材201が噛み合う綴じ位置まで、上支持台210が移動される。
この時、凹凸部材401、402間にかかる押圧力は一定の押圧力(ここでは約100kg)である。更に、カム416を図43に示す状態から図41に示す状態まで継続して回動させると、上凹凸部材402を有する上支持台410が、圧縮バネ421の付勢力によりガイドピン411のストッパ部411aに突き当たる退避位置まで移動される。このようにカム416の1回転駆動により、一対の凹凸部材401、402による綴じ処理が行われる。
100 画像形成システム
101 画像形成装置
201 用紙処理装置
261 歯型
261A 歯部
261A1 水平方向の面
261A2 曲面
R大 丸みの曲率半径が大きい部分
R小 丸みの曲率半径が小さい部分
S 用紙束
S’ 用紙
X 歯スジに沿ってできたシワ
Y 歯が無いところに発生したシワ
特開2010−208854号公報 特表2007−536141号公報

Claims (7)

  1. 複数の凸部を有する一対の圧着歯の間でシート束を圧着して綴じる綴じ処理装置において、
    前記一対の圧着歯の各々は、前記凸部の並び方向と直交する方向に沿って形成されるとともに、前記凸部の並び方向に傾斜する歯面と、前記凸部の並び方向に沿って形成された側面と、前記歯面と前記側面とが交わる稜と、を有し、
    前記稜が丸み形状を有するとともに、
    前記一対の圧着歯を噛み合わせた状態で前記凸部の並び方向から見たときに、前記一対の圧着歯の一方の前記稜と、前記一対の圧着歯の他方の前記稜とが交差し、
    前記稜において、前記凸部の頂部側に前記凸部の底部側よりも大きな曲率半径を有することを特徴とする綴じ処理装置。
  2. 前記一対の圧着歯の前記凸部の並び方向から見たときの形状は、互いに同一であることを特徴とする請求項1に記載の綴じ処理装置。
  3. 前記一対の圧着歯の少なくとも一方の圧着歯の前記側面は、前記凸部の並び方向から見たとき左右対称に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の綴じ処理装置。
  4. 前記一対の圧着歯の前記歯面同士が接触している状態で前記凸部の並び方向から前記一対の圧着歯を見たとき、前記一対の圧着歯の一方と他方とが重なる範囲の形状は、六角形であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の綴じ処理装置。
  5. 前記一対の圧着歯のどちらか一方または両方をシート束の厚み方向に移動させる移動手段を備え、
    前記移動手段によって前記一対の圧着歯のどちらか一方または両方をシート束の厚み方向に移動させてシート束を圧着して綴じることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の綴じ処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の綴じ処理装置と、
    シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送されたシートを集積する集積手段と、を備え、
    前記綴じ処理装置によって前記集積手段に集積されたシート束を綴じることを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項6に記載のシート処理装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
JP2019181496A 2012-11-19 2019-10-01 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム Active JP6866911B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012253773 2012-11-19
JP2012253773 2012-11-19
JP2012256380 2012-11-22
JP2012256380 2012-11-22

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018110429A Division JP6597839B2 (ja) 2012-11-19 2018-06-08 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020040403A JP2020040403A (ja) 2020-03-19
JP6866911B2 true JP6866911B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=64108178

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018110429A Active JP6597839B2 (ja) 2012-11-19 2018-06-08 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム
JP2019181496A Active JP6866911B2 (ja) 2012-11-19 2019-10-01 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018110429A Active JP6597839B2 (ja) 2012-11-19 2018-06-08 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6597839B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7401772B2 (ja) 2019-06-03 2023-12-20 株式会社湯山製作所 薬包綴じ機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1954965A (en) * 1931-12-31 1934-04-17 Seiders Mather Corp Paper crimping device
US8261518B2 (en) * 2005-07-22 2012-09-11 Pitney Bowes Inc. In-line deformation binding apparatus
JP5361858B2 (ja) * 2008-02-17 2013-12-04 昭平 森 紙を綴じ込むための綴じ部材及び綴じ部材を用いた紙製品
US8845258B2 (en) * 2009-08-12 2014-09-30 Shohei Mori Mold set for paper binding
JP5565026B2 (ja) * 2010-03-25 2014-08-06 富士ゼロックス株式会社 記録材処理装置および画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018172220A (ja) 2018-11-08
JP6597839B2 (ja) 2019-10-30
JP2020040403A (ja) 2020-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014121865A (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP6238111B2 (ja) 圧着部材の組み付け方法、用紙綴じ装置および画像形成装置
JP6232704B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP6288543B2 (ja) シート処理装置、画像形成システム及び画像形成装置
JP6308418B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム
US8500122B2 (en) Sheet conveying apparatus, sheet processing apparatus, and image forming apparatus
US7802779B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming device having the same
US9381658B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
JP6360368B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置並びにシート増し折り方法
JP6003165B2 (ja) 用紙後処理装置および画像形成装置
JP2013180883A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP6866911B2 (ja) 綴じ処理装置、シート処理装置および画像形成システム
JP6102335B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP2010208766A (ja) シート折り処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP6890949B2 (ja) シート排出装置及び画像形成装置
JP2016026972A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
US8505900B2 (en) Sheet post-processing apparatus and image forming apparatus
JP6737362B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP6183011B2 (ja) シート処理装置、画像形成システム及びシート綴じ方法
JP6536979B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム
JP6761607B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム
JP6558657B2 (ja) シート処理装置、画像形成システム及び画像形成装置
JP2014058383A (ja) シート処理装置、画像形成システムおよびシート綴じ方法
JP2014105066A (ja) 画像形成システム
JP5546652B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210322

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6866911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151