JP6866741B2 - ユーザ関係抽出装置、ユーザ関係抽出方法及びプログラム - Google Patents

ユーザ関係抽出装置、ユーザ関係抽出方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ関係抽出装置、ユーザ関係抽出方法及びプログラムに関する。
特許文献1では、予め設定されたゲートを通過したユーザの携帯電話端末の通過台数に基づき、複数のユーザをグルーピングし、グルーピングした集団を電子地図上に表示する表示データを作成する携帯電話機情報視覚化装置等が開示されている。
特許第5787367号公報
しかしながら、特許文献1では、複数のユーザをグルーピングすることはできるが、集団内における各ユーザの関係性を把握することができない。
一つの側面では、複数のユーザの関係性を把握することができるユーザ関係抽出装置等を提供することにある。
一つの案では、ユーザ関係抽出装置は、各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する取得部と、取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する抽出部と、抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが同時に入場若しくは退場した同時入場若しくは退場回数と、前記複数のユーザ夫々の個別入場若しくは退場回数とを集計する集計部と、集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが入場又は退場した前記個別入場又は退場回数の論理和で前記同時入場又は退場回数を除算した第1同時入場率又は退場率と、前記個別入場又は退場回数で前記同時入場又は退場回数を除算した第2同時入場率又は退場率とを計算し、計算した前記第1及び第2同時入場率、又は第1及び第2同時退場率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する推定部とを備える。
一つの側面では、複数のユーザの関係性を把握することができる。
ユーザ関係抽出システムの構成例を示す模式図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 入退場DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 関係テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 知人関係抽出処理について説明するための説明図である。 関係性推定処理について説明するための説明図である。 推定結果を可視化した一例を示す説明図である。 サーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る属性DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る関係テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る関係テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態3に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るサーバのハードウェア群を示すブロック図である。 上述した形態のサーバの動作を示す機能ブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、ユーザ関係抽出システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、デジタルマーケティングを実施する形態を一例として挙げ、マーケティングの調査対象である指定区域に来訪するユーザの関係性を抽出するユーザ関係抽出システムについて説明する。ユーザ関係抽出システムは、ユーザ関係抽出装置1、携帯端末2、無線装置3を含む。各装置は、インターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
携帯端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末等のように、ユーザが携帯する端末機器である。図1では、携帯端末2がスマートフォンであるものとして図示してある。無線装置3は、マーケティングの調査対象である指定区域への出入りを許容するゲートG付近に設置された通信装置であり、例えば無線ルータである。指定区域は、例えばショッピングモール、スーパーマーケット等の商業施設、あるいは遊園地、動物園等の娯楽施設などのように、不特定多数のユーザが出入りする場所であり、ユーザはゲートGを通って入退場する。なお、指定区域は建造物内部の区域に限定されず、例えば駐車場のように、野外の一定区域であってもよい。また、ゲートGは複数でもよく、入口と出口とは異なっていてもよい。無線装置3はゲートG付近に設置されており、ゲートGを通過するユーザの携帯端末2を検知する。具体的には、無線装置3は所定範囲内に位置する携帯端末2と通信を行い、携帯端末2に固有の識別情報を取得する。これにより無線装置3は、携帯端末2を所有するユーザの入退場を検知する。
ユーザ関係抽出装置1は、種々の情報処理、情報の送受信を行う情報処理装置であり、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態においてユーザ関係抽出装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。サーバ1は、無線装置3から携帯端末2の検知結果を取得し、ユーザの入退場履歴に係るログデータを蓄積する。サーバ1はログデータを参照し、指定区域に入場した複数のユーザの関係性を推定する処理を行う。
なお、上記では携帯端末2と無線装置3との通信処理によりユーザの入退場を検知することにしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばゲートGとして、ICカード等を読み取って出入りを許容するセキュリティゲートを設置しておき、サーバ1はセキュリティゲートでの入退場履歴を取得するようにしてもよい。また、例えば携帯電話の基地局と携帯端末2との間の電波強度からユーザの来場を検知してもよい。このように、ユーザの入退場を検知する手段は無線装置3による無線通信に限定されず、ユーザの入退場を適切に検知可能であればよい。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサとして図示してあるが、制御部11はマルチプロセッサであってもよい。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して情報の送受信を行う。
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、入退場DB141、関係テーブル142を含む。入退場DB141は、各ユーザが施設に入退場した時刻を示す入退場履歴を記憶している。関係テーブル142は、ユーザ間の関係性を推定する処理を行う際に用いるテーブルである。
なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部等を含んでもよい。
図3は、入退場DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。入退場DB141は、ユーザID列、入場日時列、退場日時列を含む。ユーザID列は、各ユーザを識別するためのIDを記憶している。入場日時列及び退場日時列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの入場日時及び退場日時を記憶している。
図4は、関係テーブル142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。関係テーブル142は、ユーザID列、個別入場回数列、同時入場回数列、関係度列を含む。ユーザID列は、複数のユーザのIDを記憶している。具体的には、後述する知人関係抽出処理によって抽出されたユーザのペアに係る各ユーザのIDを記憶している。個別入場回数列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザが所定期間に入場した回数を記憶している。同時入場回数列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザのペアが同時に入場した回数を記憶している。関係度列は、ユーザIDと対応付けて、後述する関係性推定処理によって計算される、ユーザペアの関係度を記憶している。具体的には、関係度列には、各ユーザの少なくともいずれかが入場した個別入場回数の論理和で同時入場回数を除算した第1同時入場率(図4では「W(A,B)」)と、各ユーザの個別入場回数で同時入場回数を除算した第2同時入場率(図4では「R(A)」及び「R(B)」)を記憶している。
図5は、知人関係抽出処理について説明するための説明図である。以下ではサーバ1が実行する処理の概要について説明する。
上述の如く、サーバ1は無線装置3から、各ユーザが入場、又は退場した時刻を示す入退場履歴を取得する。サーバ1は、取得した入退場履歴に係るログデータを入退場DB141に記憶する。サーバ1は、当該ログデータを参照し、指定区域に入場した各ユーザのうち、知人関係を有すると考えられる複数のユーザを抽出する。
具体的にサーバ1は、知人関係にあるユーザは同時に入場する場合が多いことを利用し、入場時刻が近接するユーザのペアを、仮の知人関係を有するペアとして抽出する。図5Aに、当該処理の説明図を示す。サーバ1は、1日単位でログデータを参照し、1日に入場した各ユーザのうち、短時間の間に同時入場した2名のユーザを抽出する。当該時間は、例えば3分間である。サーバ1は、3分間という短時間に指定区域へ入場した2名のユーザを抽出する。例えば図5Aでは、ユーザA及びBのペアと、ユーザB及びCのペアとが抽出される。一方、ユーザAの入場時刻とユーザCの入場時刻とは3分以上離れているため、ユーザA及びCのペアは抽出されない。このようにサーバ1は、所定時間内に入場した2名のユーザを、知人関係を有するペアとして仮に抽出する。
なお、上記でサーバ1は、入場時刻を基準にユーザのペアを抽出したが、退場時刻を基準としてもよい。すなわちサーバ1は、各ユーザの退場時刻が所定時間内であるか否かに応じてユーザのペアを抽出してもよい。
また、例えばサーバ1は、知人関係にあるユーザは一緒に居る時間が長い場合が多いことを利用し、指定区域に滞在していた滞在時間が長時間重複するユーザのペアを、仮の知人関係を有するペアとして抽出する。図5Bに、当該処理の説明図を示す。サーバ1は、重複して滞在していた時間長が所定時間長以上であるユーザのペアを抽出する。所定時間は、例えば3時間である。例えば図5Bでは、ユーザA及びBの滞在時間は一定時間重複するものの、重複していた時間は3時間未満であるため、ユーザA及びBのペアは抽出されない。一方、ユーザB及びCの滞在時間は3時間以上重複するため、ユーザB及びCのペアは抽出される。このように、サーバ1は、滞在時間が所定時間長以上重複する2名のユーザを、仮の知人関係を有するペアとして抽出する。
上記のように、サーバ1は、各ユーザの入場時刻の近接性、又は各ユーザの滞在時間の重複性に基づいてユーザのペアを抽出する。サーバ1は、上記の2つの処理のうち、いずれか一方の処理でユーザのペアを抽出してもよいし、双方の処理を組み合わせてユーザのペアを抽出してもよい。サーバ1は、抽出したペアに係る各ユーザのユーザIDを関係テーブル142に格納する。
サーバ1は、仮の知人関係を有するものとして抽出したユーザのペアについて、当該ユーザのペアが実際に知人関係であるか否か、どのような知人関係であるか等、ユーザ同士の関係性を推定する処理を行う。具体的にサーバ1は、ユーザが指定区域に入場した入場回数に基づき、ユーザ同士の関係度を計算する。
まずサーバ1は、ログデータを回収した所定期間において、ユーザが指定区域に入場した入場回数を集計する。所定期間は、例えばログデータの回収を行った全期間である。なお、例えばサーバ1は、全期間ではなく、全期間に準ずる長期間(例えば過去の1年間、3ヶ月間等)の入場回数を集計してもよい。
サーバ1は、上記の期間に回収したログデータを参照し、各ユーザが指定区域に入場した個別入場回数と、ユーザがペアで指定区域に入場した同時入場回数とを集計する。同時入場回数は、ユーザのペアが指定区域へ同時に入場した延べ回数であり、例えば3分以内に両方のユーザが入場した回数である。個別入場回数は、各ユーザが指定区域へ入場した延べ回数であり、同時入場回数を含む入場回数である。つまり個別入場回数は、ペアで入場したか否かを問わない、ユーザ個々の入場回数である。サーバ1は入退場DB141を参照し、個別入場回数及び同時入場回数をカウントする。サーバ1は、カウントした回数を関係テーブル142に格納する。
図6は、関係性推定処理について説明するための説明図である。サーバ1は、上記で計算した個別入場回数及び同時入場回数に基づき、ユーザ同士の関係度を計算する。
ここで説明の便宜上、ユーザのペアを構成する各ユーザをA、Bで表す。また、各ユーザA、Bの個別入場回数を|A|、|B|で表す。
まずサーバ1は、ユーザA、B夫々の個別入場回数|A|、|B|の論理和|A∪B|で同時入場回数|A∩B|を除算した第1同時入場率W(A,B)を計算する。すなわちサーバ1は、図6右に示すベン図において、ハッチングにより示す共通部分|A∩B|を論理和|A∪B|で除算した値を計算する。論理和|A∪B|=|A|+|B|−|A∩B|であることから、サーバ1は、次式(1)により第1同時入場率W(A,B)を計算する。
W(A,B) = |A∩B|÷(|A|+|B|−|A∩B|) … (1)
サーバ1は、計算した第1同時入場率W(A,B)を関係テーブル142に格納する。
次にサーバ1は、ユーザA、Bのいずれかの個別入場回数|A|又は|B|で同時入場回数|A∩B|を除算した第2同時入場率R(A)又はR(B)を計算する。例えばサーバ1はユーザAについて計算を行う場合、図6右に示すベン図において、集合|A|において共通部分|A∩B|が占める割合を計算する。すなわちサーバ1は、次式(2)により第2同時入場率R(A)を計算する
R(A) = |A∩B|÷|A| … (2)
サーバ1は、ユーザBについても同様に第2同時入場率R(B)を計算する。サーバ1は、計算した第2同時入場率R(A)、R(B)を関係テーブル142に格納する。
上記の第1及び第2同時入場率について説明する。第1同時入場率W(A,B)は、ペアであるユーザA、Bの双方にとっての同時入場率であり、ペアの関係性の深さを表す。一方で、第2同時入場率R(A)、R(B)はユーザA、Bの片方にとっての同時入場率であり、ユーザA又はBから見た相手方との関係性の深さを表す。例えばR(A)が大きいほど、ユーザAにとってユーザBとの関係性が深いことがわかる。一方で、例えばR(A)は大きいがR(B)は小さい場合、ユーザAにとってユーザBは重要な入場要因となっているが、ユーザBにとってユーザAは重要な入場要因となっていないことがわかる。この場合、ユーザBが主導的な役割を果たし、ユーザAと共に入場したものと考えられる。このように、サーバ1は第1同時入場率W(A,B)だけでなく、第2同時入場率R(A)、R(B)を計算することで、単純なユーザ同士の繋がりの強さだけでなく、いわばユーザ間の主従関係を含めて分析を行うことができる。
例えばサーバ1は、第1同時入場率W(A,B)及び第2同時入場率R(A)、R(B)を所定の基準値と比較し、関係性を推定する。基準値は例えば0.30であるが、この数値に限定されるものではない。図6右側に、推定結果の例を示す。図6右上に示す例の場合、第1同時入場率W(A,B)及び第2同時入場率R(A)、R(B)がいずれも基準値以上であることから、サーバ1は、当該ユーザのペアが知人関係であるものと推定する。また、図6右中央に示す例の場合、第1同時入場率W(A,B)及び第2同時入場率R(A)、R(B)がいずれも基準値未満であるため、サーバ1は、当該ユーザのペアが知人関係でないものと推定する。
また、図6右下に示す例の場合、第1同時入場率W(A,B)は基準値未満であり、ユーザAにとっての第2同時入場率R(A)も基準値未満である。一方で、ユーザBにとっての第2同時入場率R(B)=1.00、すなわち100%である。従ってサーバ1は、ユーザBは必ずユーザAとペアで来ることから、ユーザAがユーザBにとっての入場要因となっているものと推定する。すなわちサーバ1は、ユーザA、Bのペアのうち、ユーザAが中心人物であるものと推定する。このようにサーバ1は、ユーザ同士の関係性の深さだけでなく、ユーザ間での主従関係を含めて分析を行う。
図7は、推定結果を可視化した一例を示す説明図である。サーバ1は、上記の処理を各ユーザのペアについて繰り返し、入場した全ユーザについて関係性を推定する。図7では、推定結果をグラフ化したデータ構造の一例を示している。図7において、各ノードが各ユーザを示し、各ノードを結ぶエッジがユーザ同士の関係性を示す。ノードの大きさがユーザの入場回数の多少を示し、エッジの太さ及び線種は関係性の深さ(同時入場率の大小)を示す。さらに、矢印で示すエッジは、ユーザ間の主従関係を示す。
例えば図7上に示す推定結果において、サーバ1は、実線で結ばれた3名のユーザの集団を家族連れと推定し、実線で結ばれた2名の集団を知人と推定する。そしてサーバ1は、関係性の数、深さ、主従関係等から、符号Xで示すユーザが中心人物であると推定する。また、図7下に示す推定結果において、サーバ1は、親しいユーザの集団が3組入場したものと推定し、当該3組の集団を中心として複数の仕事仲間が入場したものと推定する。そしてサーバ1は、上記と同様に、関係性の数、深さ、主従関係等から、符号Yで示すユーザが中心人物であると推定する。このようにして、サーバ1は、単にユーザ同士をグルーピングするだけでなく、集団内でのユーザ同士の関係性を推定する。
例えば指定区域が商業施設である場合、サーバ1は推定結果を商業施設の運営者に通知する。運営者は推定結果を元にマーケティングを行う。上記の推定処理により、ユーザの集団が可視化され、知人が多いユーザ、結びつきが強いユーザ、中心的な役割を担っているユーザ等を特定可能である。従って、例えば運営者は、集団内で中心的な役割を担っているユーザに集中してクーポンを配布するなど、効果的なマーケティングが可能となる。
図8は、サーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に基づき、サーバ1の制御部11が実行する処理内容について説明する。
制御部11は、各ユーザが指定区域へ入場、及び指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する(ステップS11)。制御部11は、取得した入退場履歴に係るログデータを入退場DB141に記憶する。
制御部11は、入退場DB141を参照し、所定時間内に入場を示す時刻が対応付けて記録されている、又は指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する(ステップS12)。例えば制御部11は、1日単位の入退場履歴を参照して、ユーザのペアを抽出する。具体的に制御部11は、各ユーザの入場時刻を参照して、所定時間内(例えば3分以内)に入場したユーザのペアを抽出する。また、例えば制御部11は、各ユーザの入場時刻及び退場時刻を参照して、滞在時間が所定時間長以上(例えば3時間以上)重複するユーザのペアを抽出する。制御部11は、抽出したペアのユーザIDを、仮の知人関係を有するペアとして関係テーブル142に格納する。
制御部11は、抽出した複数のユーザ夫々の入退場履歴から、所定期間において各ユーザが入場した個別入場回数を集計する(ステップS13)。所定期間は、例えばログデータを収集した全期間、又は全期間に準ずる期間である。制御部11は入退場DB141を参照し、各ユーザが入場した回数を集計する。また、制御部11は、ステップS12で抽出した複数のユーザが、所定期間において同時に入場した同時入場回数を集計する(ステップS14)。例えば制御部11は、ステップS12で抽出したペアの各ユーザが、3分以内に入場した回数を同時入場回数として集計する。制御部11は、ステップS13及びS14で集計した個別入場回数及び同時入場回数を関係テーブル142に格納する。
制御部11は、複数のユーザの少なくともいずれかが入場した個別入場回数の論理和で同時入場回数を除算し、第1同時入場率を計算する(ステップS15)。すなわち制御部11は、ユーザのペアに係る2名のユーザ夫々の個別入場回数を合算し、合算値から同時入場回数を減算することで、個別入場回数の論理和を計算する。制御部11は、計算した論理和で同時入場回数を除算することで、2名のユーザがペアで入場した割合を計算する。制御部11は、計算した第1同時入場率を関係テーブル142に格納する。
制御部11は、複数のユーザのいずれかの個別入場回数で同時入場回数を除算し、第2同時入場率を計算する(ステップS16)。すなわち制御部11は、ユーザのペアに係る一方のユーザの個別入場回数で同時入場回数を除算することで、当該一方のユーザにとっての同時入場率を計算する。制御部11は、ユーザペアに係る双方のユーザについて同時入場率を計算する。制御部11は、計算した第2同時入場率を関係テーブル142に格納する。
制御部11は、計算した第1及び第2同時入場率に基づき、複数のユーザの関係性を推定する(ステップS17)。例えば制御部11は、計算した第1及び第2同時入場率を所定の基準値と比較し、ユーザペアの関係性を推定する。例えば第1及び第2同時入場率の双方が基準値以上である場合、制御部11は、2名のユーザが知人関係を有するものと推定する。また、例えば第1同時入場率が基準値未満であるが、第2同時入場率が基準値以上である場合、制御部11は、2名のユーザのうち一方が主体的であり、他方が従属的な関係であるものと推定する。また、例えば第1及び第2同時入場率が基準値未満である場合、制御部11は、2名のユーザが知人関係を有しないものと推定する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記でサーバ1は、ユーザの入場回数に基づきユーザ同士の関係性を推定したが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、ユーザの退場回数を基準として処理を行ってもよい。
また、上記でサーバ1は、2名のユーザのペア毎に関係性を推定したが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、例えば3名以上のユーザの集団毎に同時入場回数を集計し、同時入場率を計算して関係性を推定してもよい。
また、上記ではマーケティングを想定して説明を行ったが、本システムはマーケティングに係るシステムに限定されず、例えば交通、物流、セキュリティ等についても適用可能である。すなわちサーバ1は、不特定多数のユーザが利用する指定区域への入退場のログデータからユーザ同士の関係性を推定することができればよく、指定区域は商業施設、娯楽施設等に限定されない。
以上より、本実施の形態1によれば、複数のユーザの関係性を把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、同時入場又は退場回数に基づき、複数のユーザの関係性を適切に分析することができる。
また、本実施の形態1によれば、第1及び第2同時入場率を計算することで、複数のユーザの関係性をより詳細に分析することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、各ユーザの属性情報を組み合わせて関係性を推定する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係るサーバ1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ1は、属性DB143を大容量記憶装置14に記憶している。属性DB143は、各ユーザの属性情報を記憶している。
図10は、実施の形態2に係る属性DB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。属性DB143は、ID列、年齢列、性別列を含む。ID列は、各ユーザを識別するための識別情報を記憶している。年齢列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの年齢層を記憶している。性別列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの性別を記憶している。このように、属性DB143は、各ユーザの年齢、性別等の属性情報を記憶している。なお、属性情報は年齢、性別に限定されるものではなく、例えば職業等を含んでもよい。本実施の形態に係るサーバ1は、複数のユーザの同時入場率に、属性DB143に記憶されている各ユーザの属性情報を組み合わせて、当該複数のユーザの関係性を推定する。
図11は、実施の形態2に係る関係テーブル142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。本実施の形態に係る関係テーブル142は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの年齢及び性別を記憶している。サーバ1は、実施の形態1で説明した同時入場率に、ユーザの年齢及び性別を加えて推定を行う。例えば図11においてユーザIDが「1」及び「2」のペアを考えた場合、サーバ1は、第1同時入場率及び第2同時入場率が基準値(例えば0.30)以上であることから、両ユーザが知人関係にあるものと推定する。さらにサーバ1は、各ユーザの年齢が近く、性別が同一であることから、両ユーザが友人関係であるものと推定する。また、ユーザIDが「2」及び「5」のペアを考えた場合、サーバ1は、第1同時入場率及び第2同時入場率が基準値以上であるが、両ユーザの年齢が離れていることから、両ユーザが家族であるものと推定する。このように、サーバ1は、複数のユーザ夫々の属性情報を組み合わせて、ユーザ同士の関係性を詳細に推定する。
図12は、実施の形態2に係るサーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。第2同時入場率を計算する処理を実行後(ステップS16)、サーバ1の制御部11は、以下の処理を実行する。
制御部11は、第1及び第2同時入場率に加えて、複数のユーザ夫々の属性情報を参照し、当該複数のユーザの関係性を推定する(ステップS201)。例えば制御部11は、第1及び第2同時入場率に基づいてユーザ同士が知人関係を有するか否かを推定した後、さらに属性情報を組み合わせて、詳細な関係性を推定する。例えば制御部11は、ユーザ同士の年齢の相違、性別の相違等に基づき、複数のユーザが友人関係であるか、家族関係であるか等を推定する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記では年齢、性別等の属性情報を用いて関係性を推定したが、属性情報よりも詳細な各ユーザの個人情報を用いて関係性を推定してもよい。個人情報は、例えば各ユーザの所得水準、商品又はサービスの購買状況、趣味、嗜好等の情報である。上記の個人情報を組み合わせることで、ユーザの集団をさらに特徴づけ、効果的なマーケティングを行うことができる。
以上より、本実施の形態2によれば、ユーザの属性情報、個人情報を組み合わせることで、より詳細なユーザ間の関係性を把握することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、同時入場回数に代えて、複数のユーザが共に指定区域に滞在していた重複滞在時間に応じて関係性を推定する形態について述べる。
図13は、実施の形態3に係る関係テーブル142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。本実施の形態に係る関係テーブル142は、個別入場回数及び同時入場回数に代えて、個別滞在時間及び重複滞在時間を記憶している。個別滞在時間は、所定期間(例えばログデータを収集した全期間)において各ペアのユーザが指定区域に滞在していた延べ滞在時間である。重複滞在時間は、当該期間において、各ペアのユーザが指定区域に重複して滞在していた延べ滞在時間である。
本実施の形態に係るサーバ1は、個別滞在時間及び重複滞在時間に基づき、ユーザのペアが重複して指定区域に滞在していた割合を示す重複滞在率(図13では「関係度」)を計算する。例えばサーバ1は、実施の形態1に係る第1及び第2同時入場率の計算処理と同様に、第1及び第2重複滞在率を計算する。第1重複滞在率は、各ユーザの個別滞在時間の論理和で重複滞在時間を除算した値であり、両ユーザの少なくとも一方が指定区域に滞在していた時間のうち、両ユーザが重複して滞在していた時間の割合を示す。第2重複滞在率は、一方のユーザの個別滞在時間で重複滞在時間を除算した値であり、一方のユーザにとって他方のユーザと共に滞在していた時間割合を示す。サーバ1は、計算した第1及び第2重複滞在率を所定の基準値と比較し、ユーザ同士の関係性を推定する。このようにサーバ1は、入場回数ではなく、滞在時間を基準としてユーザ同士の関係性を推定する。
図14は、実施の形態3に係るサーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。仮の知人関係を有する複数のユーザを抽出した後(ステップS12)、サーバ1の制御部11は、以下の処理を実行する。
制御部11は、抽出した複数のユーザの入退場履歴を参照し、所定期間において、各ユーザが指定区域に滞在していた個別滞在時間を集計する(ステップS301)。所定期間は、例えば入退場履歴に係るログデータの回収を行った全期間である。制御部11は、各ユーザについて、指定区域に滞在していた延べ滞在時間を計算する。さらに制御部11は、当該複数のユーザが指定区域に重複して滞在していた重複滞在時間を計算する(ステップS302)。すなわち制御部11は、各ユーザの滞在時間が重複していた延べ時間を計算する。
制御部11は、複数のユーザ夫々の個別滞在時間の論理和で重複滞在時間を除算した第1重複滞在率を計算する(ステップS303)。すなわち制御部11は、ペアを構成する各ユーザの個別滞在時間を合算し、合算値から重複滞在時間を減算して、少なくとも一方のユーザが滞在していた滞在時間の論理和を計算する。制御部11は、計算した値で重複滞在時間を除算し、第1重複滞在率を計算する。
制御部11は、複数のユーザのいずれかの個別滞在時間で重複滞在時間を除算した第2重複滞在率を計算する(ステップS304)。すなわち制御部11は、ペアを構成する2名のユーザのうち、いずれかのユーザの個別滞在時間で重複滞在時間を除算し、第2重複滞在率を計算する。制御部11は、2名のユーザ夫々について第2重複滞在率を計算する。
制御部11は、ステップS303で計算した第1重複滞在率、及びステップS304で計算した第2重複滞在率に基づき、複数のユーザの関係性を推定する(ステップS305)。例えば制御部11は、第1及び第2重複滞在率夫々を基準値と比較し、関係性を推定する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記では入場回数に代えて滞在時間を基準に推定処理を行ったが、入場回数及び滞在時間の双方を用いて推定処理を行ってもよい。
以上より、本実施の形態3によれば、入場回数だけでなく、滞在時間を基準としてユーザ同士の関係性を推定することができる。
(実施の形態4)
図15は、実施の形態4に係るサーバ1のハードウェア群を示すブロック図である。読取部15はディスクドライブ、メモリーカードスロット等であり、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、メモリーカード、又はUSB(Universal Serial Bus)等の可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11はプログラムPを可搬型記憶媒体1aより読み取り、記憶部12に記憶しても良い。また、制御部11はネットワークNを介して他のコンピュータからプログラムPをダウンロードし、記憶部12に記憶しても良い。さらにまた制御部11は、半導体メモリ1bからプログラムPを読み込んでも良い。
図16は、上述した形態のサーバ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11がプログラムPを実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。取得部161は、各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する。抽出部162は、取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する。集計部163は、抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間における前記複数のユーザの入場若しくは退場回数又は滞在時間を集計する。推定部164は、集計結果に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1から3と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の実施の形態1から実施の形態4を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する取得部と、
取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する抽出部と、
抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間における前記複数のユーザの入場若しくは退場回数又は滞在時間を集計する集計部と、
集計結果に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する推定部と
を備えるユーザ関係抽出装置。
(付記2)
前記集計部は、前記複数のユーザが同時に入場若しくは退場した同時入場若しくは退場回数、又は前記複数のユーザが前記指定区域に重複して滞在していた重複滞在時間を集計し、
前記推定部は、前記同時入場若しくは退場回数、又は重複滞在時間に基づき関係性を推定する
付記1に記載のユーザ関係抽出装置。
(付記3)
前記集計部はさらに、前記複数のユーザ夫々の個別入場若しくは退場回数、又は個別滞在時間を集計し、
前記推定部は、
集計結果に基づき、前記複数のユーザの同時入場率若しくは退場率、又は重複滞在率を計算し、
計算した前記同時入場率若しくは退場率、又は重複滞在率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
付記2に記載のユーザ関係抽出装置。
(付記4)
前記推定部は、
前記複数のユーザの少なくともいずれかが入場又は退場した前記個別入場又は退場回数の論理和で前記同時入場又は退場回数を除算した第1同時入場率又は退場率と、前記個別入場又は退場回数で前記同時入場又は退場回数を除算した第2同時入場率又は退場率とを計算し、
計算した前記第1及び第2同時入場率、又は第1及び第2同時退場率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
付記3に記載のユーザ関係抽出装置。
(付記5)
前記推定部は、
前記複数のユーザの少なくともいずれかが滞在していた前記個別滞在時間の論理和で前記重複滞在時間を除算した第1重複滞在率と、前記個別滞在時間で前記重複滞在時間を除算した第2重複滞在率とを計算し、
計算した前記第1及び第2重複滞在率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
付記3に記載のユーザ関係抽出装置。
(付記6)
前記複数のユーザ夫々の属性情報又は個人情報を取得する第2取得部を備え、
前記推定部はさらに、前記属性情報又は個人情報を参照して前記複数のユーザの関係性を推定する
付記1〜5のいずれか一に記載のユーザ関係抽出装置。
(付記7)
各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間における前記複数のユーザの入場若しくは退場回数又は滞在時間を集計し、
集計結果に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
処理をコンピュータに実行させるユーザ関係抽出方法。
(付記8)
各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間における前記複数のユーザの入場若しくは退場回数又は滞在時間を集計し、
集計結果に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(ユーザ関係抽出装置)
11 制御部
12 記憶部
P プログラム
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 入退場DB
142 関係テーブル
2 携帯端末
3 無線装置

Claims (7)

  1. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する取得部と、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する抽出部と、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが同時に入場若しくは退場した同時入場若しくは退場回数と、前記複数のユーザ夫々の個別入場若しくは退場回数とを集計する集計部と、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが入場又は退場した前記個別入場又は退場回数の論理和で前記同時入場又は退場回数を除算した第1同時入場率又は退場率と、前記個別入場又は退場回数で前記同時入場又は退場回数を除算した第2同時入場率又は退場率とを計算し、計算した前記第1及び第2同時入場率、又は第1及び第2同時退場率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する推定部と
    を備えるユーザ関係抽出装置。
  2. 前記複数のユーザ夫々の属性情報又は個人情報を取得する第2取得部を備え、
    前記推定部はさらに、前記属性情報又は個人情報を参照して前記複数のユーザの関係性を推定する
    請求項1に記載のユーザ関係抽出装置。
  3. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが同時に入場若しくは退場した同時入場若しくは退場回数と、前記複数のユーザ夫々の個別入場若しくは退場回数とを集計し、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが入場又は退場した前記個別入場又は退場回数の論理和で前記同時入場又は退場回数を除算した第1同時入場率又は退場率と、前記個別入場又は退場回数で前記同時入場又は退場回数を除算した第2同時入場率又は退場率とを計算し、計算した前記第1及び第2同時入場率、又は第1及び第2同時退場率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
    処理をコンピュータが実行するユーザ関係抽出方法。
  4. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが同時に入場若しくは退場した同時入場若しくは退場回数と、前記複数のユーザ夫々の個別入場若しくは退場回数とを集計し、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが入場又は退場した前記個別入場又は退場回数の論理和で前記同時入場又は退場回数を除算した第1同時入場率又は退場率と、前記個別入場又は退場回数で前記同時入場又は退場回数を除算した第2同時入場率又は退場率とを計算し、計算した前記第1及び第2同時入場率、又は第1及び第2同時退場率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得する取得部と、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出する抽出部と、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが前記指定区域に重複して滞在していた重複滞在時間と、前記複数のユーザ夫々の個別滞在時間とを集計する集計部と、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが滞在していた前記個別滞在時間の論理和で前記重複滞在時間を除算した第1重複滞在率と、前記個別滞在時間で前記重複滞在時間を除算した第2重複滞在率とを計算し、計算した前記第1及び第2重複滞在率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する推定部と
    を備えるユーザ関係抽出装置。
  6. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが前記指定区域に重複して滞在していた重複滞在時間と、前記複数のユーザ夫々の個別滞在時間とを集計し、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが滞在していた前記個別滞在時間の論理和で前記重複滞在時間を除算した第1重複滞在率と、前記個別滞在時間で前記重複滞在時間を除算した第2重複滞在率とを計算し、計算した前記第1及び第2重複滞在率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
    処理をコンピュータが実行するユーザ関係抽出方法。
  7. 各ユーザが指定区域へ入場、又は該指定区域から退場した時刻を示す入退場履歴を取得し、
    取得した前記入退場履歴を参照して、所定時間内に入場を示す時刻若しくは退場を示す時刻が対応づけて記録されている、又は前記指定区域に重複して滞在していた時間長が所定時間長以上である複数のユーザを抽出し、
    抽出した前記複数のユーザの前記入退場履歴から、所定期間において前記複数のユーザが前記指定区域に重複して滞在していた重複滞在時間と、前記複数のユーザ夫々の個別滞在時間とを集計し、
    集計結果に基づき、前記複数のユーザの少なくともいずれかが滞在していた前記個別滞在時間の論理和で前記重複滞在時間を除算した第1重複滞在率と、前記個別滞在時間で前記重複滞在時間を除算した第2重複滞在率とを計算し、計算した前記第1及び第2重複滞在率に基づき、前記複数のユーザの関係性を推定する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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