JP6865803B2 - 平坦化装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置に関する。
近年、3Dプリンティング等の三次元造形技術が急速に普及している。三次元造形により得られる造形物は、例えば、工業製品の試作品、展示品、医療用模型などに利用される。三次元造形の方式としては、光造形方式、粉末方式、インクジェット方式などが知られている。従来の三次元造形技術については、例えば、特許文献1に記載されている。
インクジェット方式の三次元造形装置は、ノズルから造形材料を吐出することによって造形材料層を形成し、当該造形材料層を積み重ねることで、指定された立体形状の造形物を製造する。しかしながら、インクジェット方式により形成される造形材料層の表面は、微細な凹凸を有する。このため、造形材料の硬化前または硬化後に、造形材料層の表面に対して平坦化処理が行われる。具体的には、造形材料層の表面に、ローラを接触させつつ回転させることで、造形材料層の表面が平坦化される。
特表2014−514193号公報
しかしながら、上述した平坦化処理の際には、造形材料層の表面から削り取られた余分な造形材料が、ローラの表面に接触する。このような余分な造形材料が、ローラの表面に蓄積すると、ローラによる平坦化処理の精度が低下する場合がある。このため、ローラの表面に付着した造形材料を、適時に回収することが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ローラの外周面から造形材料を回収できる平坦化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、前記ローラを回転させる回転機構と、前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、を備え、前記吸引機構は、前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、前記吸引孔に繋がる第1配管と、前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、を有し、前記負圧により、前記ローラの表面から前記吸引口へ造形材料が吸引される
本願の第2発明は、インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、前記ローラを回転させる回転機構と、前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、を備え、前記吸引機構は、前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、前記吸引口に一端が繋がる第1配管と、前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、を有し、前記第1配管の他端は、造形材料を回収するための貯留槽を介することなく、前記負圧発生部に接続されている。
本願の第発明は、インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、前記ローラを回転させる回転機構と、前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、を備え、前記吸引機構は、前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、前記吸引口に繋がる第1配管と、前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、を有し、前記負圧発生部は、アスピレータの吸引力により負圧を発生させる。
本願の第発明は、第発明の平坦化装置であって、前記アスピレータは、前記第1配管に接続された第2配管における液体の流れによって、前記第1配管内に負圧を発生させ、前記造形材料は、前記液体に溶解可能な物質であり、前記ローラの前記外周面から前記第1配管に吸引された前記造形材料が、前記第2配管内の前記液体に捕集される。
本願の第発明は、第発明の平坦化装置であって、前記負圧発生部よりも前記第2配管の下流側において、前記液体を貯留する貯留槽をさらに有する。
本願の第発明は、第発明の平坦化装置であって、前記液体に対する前記造形材料の溶解度は、温度が高いほど大きくなり、前記負圧発生部よりも前記第2配管の上流側において、前記液体を加熱するヒータと、前記貯留槽内において前記液体を冷却するクーラと、をさらに有する。
本願の第発明は、第発明の平坦化装置であって、前記貯留槽内の前記液体を前記第2配管へ送るポンプをさらに有する。
本願の第発明は、第発明から第発明までのいずれか1発明の平坦化装置であって、前記第2配管から前記第1配管を通って前記ローラへ前記液体が送られるように、流路を切り替える切替部をさらに有する。
本願の第発明は、第発明から第発明までのいずれか1発明の平坦化装置であって、前記液体は、水または有機溶剤である。
本願の第10発明は、第発明の平坦化装置であって、前記液体は、アセトン、アルコール、ヘキサン、ベンゼン、キシレン、トルエン、またはフロリナート(登録商標)である。
本願の第1発明〜第10発明によれば、ローラの外周面から造形材料を回収できる。これにより、平坦化処理の精度が低下することを抑制できる。
特に、本願の第発明によれば、ローラの外周面から吸引された造形材料を、液体中に溶解させて、効率よく運搬できる。
特に、本願の第発明によれば、造形材料を液体中に溶解させた後、貯留槽内において造形材料を析出させることができる。これにより、液体と造形材料とを分離できる。
特に、本願の第発明によれば、貯留槽内に貯留された液体を再利用できる。
特に、本願の第発明によれば、液体を利用して、ローラを洗浄できる。
インクジェット方式の三次元造形の過程を示したフローチャートである。 平坦化装置の構成を示した図である。 平坦化ローラおよび回転機構の斜視図である。 制御部と平坦化装置内の各部との接続を示したブロック図である。 造形材料の回収処理の手順を示したフローチャートである。 液体による洗浄処理の手順を示したフローチャートである。 洗浄処理中における平坦化ローラの側面図である。 変形例に係る平坦化装置の構成を示した図である。 変形例に係る吸引ヘッド付近の拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.三次元造形の概要>
図1は、インクジェット方式の三次元造形の過程を示したフローチャートである。インクジェット方式で三次元造形を行うときには、まず、製造したい造形物の設計データを、高さ位置ごとに分割する。そして、分割されたデータに基づいて、ノズルから造形材料の液滴を吐出する(ステップS1)。これにより、設計データの各高さ位置の形状に応じた造形材料層が形成される。造形材料には、モデル材とサポート材とが含まれる。モデル材は、目的とする造形物を構成する材料である。サポート材は、造形物の製造中にモデル材が崩れたり撓んだりすることを防止するために、モデル材を支持する材料である。
造形材料層には、1層ごとに硬化処理が施される(ステップS2)。例えば、造形材料が紫外線硬化性樹脂である場合には、造形材料層に対して紫外線が照射される。ただし、紫外線の照射に限らず、加熱などの他の方法で、造形材料層を硬化させてもよい。また、硬化処理の前または後に、造形材料層の表面を平坦化する処理が行われる(ステップS3)。平坦化処理は、造形材料層の表面にローラを接触させ、当該ローラを回転させつつ、ローラと造形材料層とを相対移動させることにより行われる。平坦化処理の詳細については、後述する。
そして、これらのステップS1〜S3の処理を繰り返すことにより、造形材料層を積み重ねて、造形材料の多層体を形成する。その後、造形材料の多層体を洗浄液中に浸漬するなどして、多層体からサポート材を除去する(ステップS4)。その結果、モデル材の部分のみが残り、設計データに応じた形状の造形物が得られる。
<2.平坦化装置の構成>
図2は、本発明の一実施形態に係る平坦化装置1の構成を示した図である。この平坦化装置1は、上述したステップS3の平坦化処理に用いられる。ただし、平坦化装置1は、上述した複数の工程を連続して実行する三次元造形装置の一部であってもよい。図2に示すように、本実施形態の平坦化装置1は、ステージ10、ステージ移動機構20、平坦化ローラ30、回転機構40、第1配管50、負圧発生部60、液体循環部70、および制御部80を備えている。
ステージ10は、造形材料層9を支持する支持台である。ステージ10は、水平に広がる上面を有する。造形材料層9は、ステージ10の当該上面において、順次に積層形成される。ステージ移動機構20は、ステージ10を水平方向に移動させる機構である。ステージ移動機構20には、例えば、モータの回転運動をボールねじを介して直進運動に変換する機構が用いられる。ただし、ステージ移動機構20に、リニアモータ等の他の機構を用いてもよい。ステージ移動機構20を駆動させると、ステージ10とともに、ステージ10上の造形材料層9も、水平方向に移動する。これにより、造形材料層9と平坦化ローラ30とが、水平方向に相対移動する。
平坦化ローラ30は、円筒状の外周面を有する回転体である。平坦化ローラ30の材料には、例えば、造形材料層9よりも硬度の高いSUS等の金属が用いられる。図3は、平坦化ローラ30および回転機構40の斜視図である。図3に示すように、平坦化ローラ30は、水平に延びる回転軸31を中心として、回転可能に支持される。また、図2に示すように、平坦化ローラ30は、その外周面の最下部が、造形材料層9の上面と略同一の高さとなるように、配置される。したがって、ステージ移動機構20を駆動させると、ステージ10上の造形材料層9の上面に、平坦化ローラ30の外周面が接触する。
図3に示すように、平坦化ローラ30の外周面には、造形材料層9の上面から削り取られた造形材料Mを吸引するための複数の吸引孔32が設けられている。複数の吸引孔32は、例えば、回転軸31と平行な方向および回転軸31を中心とする周方向に、等間隔に配列される。各吸引孔32は、平坦化ローラ30の内部に形成された流路を介して、後述する第1配管50に連通する。なお、吸引孔32は、図3のような円形の孔であってもよく、矩形や溝状などの他の形状の孔であってもよい。
回転機構40は、平坦化ローラ30を回転させる機構である。回転機構40には、例えばモータが用いられる。モータを駆動させると、モータの出力軸とともに平坦化ローラ30が回転する。図2中に矢印で示したように、平坦化ローラ30の回転の向きは、ステージ移動機構20によるステージ10の移動の向きに逆らう向きとなる。平坦化処理を行うときには、ステージ10を水平方向に移動させて、造形材料層9の上面に平坦化ローラ30を接触させつつ、平坦化ローラ30を回転させる。これにより、造形材料層9の上面の微細な凹凸を低減させる。
第1配管50は、平坦化ローラ30と負圧発生部60とを繋ぐ配管である。上述の通り、第1配管50の一方の端部は、平坦化ローラ30の内部に形成された流路を介して、複数の吸引孔32に連通する。負圧発生部60には、いわゆるアスピレータが用いられる。第1配管50の他方の端部と、後述する第2配管71とは、負圧発生部60においてT字状に接続される。第2配管71に液体Lを流すと、負圧発生部60に流れる液体Lによって、第1配管50内に負圧が発生する。その結果、第1配管50と連通する複数の吸引孔32にも、負圧が発生する。すなわち、第1配管50および吸引孔32の内部の気圧が、大気圧よりも低くなる。造形材料層9の上面から削り取られた造形材料Mは、当該負圧によって、吸引孔32内へ吸引される。
すなわち、本実施形態では、平坦化ローラ30に形成された複数の吸引孔32と、第1配管50と、負圧発生部60と、液体循環部70とにより、平坦化ローラ30の外周面から造形材料Mを吸引する吸引機構が構成されている。
なお、造形材料Mとして熱可塑性の材料を用いる場合には、図2に示すように、平坦化ローラ30の内部に、埋込ヒータ36が設けられるとともに、第1配管50の周りに第1ヒータ51が設けられる。埋込ヒータ36には、例えば、通電により発熱するニクロム線またはセラミックヒータが用いられる。第1ヒータ51には、例えば、第1配管50を被覆する筒状のジャケットヒータが用いられる。平坦化ローラ30の表面に付着した造形材料Mおよび平坦化ローラ30の内部へ吸引された造形材料Mは、埋込ヒータ36によって温調される。また、第1配管50内を流れる造形材料Mは、第1ヒータ51によって温調される。
図2に示すように、液体循環部70は、第2配管71と貯留槽72とを有する。貯留槽72には、造形材料Mを溶解可能な液体Lが貯留される。液体Lは、除去すべき造形材料Mに応じて選択すればよいが、典型的には水または有機溶剤が用いられる。有機溶剤の具体例としては、アセトン、アルコール、ヘキサン、ベンゼン、キシレン、トルエン、またはフロリナート(登録商標)を挙げることができる。第2配管71の両端部は、それぞれ、貯留槽72内に配置される。
第2配管71には、上流側から順に、ポンプ73、第2ヒータ74、上述した負圧発生部60、および開閉弁75が設けられている。開閉弁75を開放した状態でポンプ73を駆動させると、貯留槽72内の液体Lが、第2配管71の上流側の端部から汲み上げられる。そして、当該液体Lは、図2中の矢印A1,A2のように、第2配管71内を流れた後、第2配管71の下流側の端部から貯留槽72内に、再供給される。その際、負圧発生部60を液体Lが流れることによって、第1配管50内に負圧が発生する。
第2ヒータ74には、例えば、通電により発熱するニクロム線を用いた電熱ヒータが用いられる。第2ヒータ74を動作させると、第2配管71内を流れる液体Lが加熱される。したがって、第2ヒータ74を通過した液体Lの温度は、通過前の温度よりも高くなる。加熱後の液体Lの温度は、例えば70〜90℃とされる。なお、第2ヒータ74の出力は、任意に調節可能であることが好ましい。また、第2配管71の第2ヒータ74よりも下流側の位置に温度センサを設け、当該温度センサの検出値に基づいて、後述する制御部80が、第2ヒータ74の出力をフィードバック制御してもよい。
平坦化ローラ30の複数の吸引孔32へ吸引された造形材料Mは、図2中の矢印A3のように、負圧となった第1配管50内を通って、負圧発生部60へ運搬される。そして、負圧発生部60において、造形材料Mが液体L中に捕集される。捕集された造形材料Mは、液体Lとともに第2配管71内へ流れ込む。ここで、第2ヒータ74を動作させている場合、負圧発生部60を流れる液体Lの温度は、貯留槽72内の液体Lの温度よりも高くなっている。また、液体Lに対する造形材料Mの溶解度は、温度が高いほど大きくなる。このため、造形材料Mは、液体L中に捕集された後、液体L中に溶解する。そして、造形材料Mの成分を含む液体Lが、図2中の矢印A2のように、負圧発生部60から貯留槽72へ流れる。これにより、造形材料Mが、効率よく貯留槽72まで運搬される。また、負圧発生部60や第2配管71の内壁に、造形材料Mが蓄積して詰まりが生じることを抑制できる。
図2に示すように、貯留槽72はクーラ76を有する。クーラ76には、例えば、チラーから供給される冷却水により熱を吸収する水冷式の冷却装置が用いられる。クーラ76を動作させると、貯留槽72内に貯留された液体Lが冷却される。これにより、貯留槽72に供給される液体Lの温度が、環境温度と同等または環境温度よりも低い温度まで冷却される。液体L中に溶解した造形材料Mは、液体Lの温度が低下することによって、貯留槽72の底部に析出する。これにより、液体Lと造形材料Mとが分離される。貯留槽72内の上澄み部分の液体Lは、再び第2配管71へ汲み上げられて、再利用される。
開閉弁75は、負圧発生部60へ流れ込む液体Lが、そのまま第2配管71を通って貯留槽72側へ流れる状態(以下、「第1状態」と称する)と、負圧発生部60へ流れ込む液体Lが、第1配管50を通って平坦化ローラ30へ流れる状態(以下、「第2状態」と称する)との間で、流路を切り替える切替部となる。開閉弁75を閉鎖した状態でポンプ73を駆動させると、貯留槽72から第2配管71へ汲み上げられた液体Lが、図2中の矢印A4のように、負圧発生部60から第1配管50へ流れる。そして、当該液体Lは、第1配管50から、平坦化ローラ30内の流路および複数の吸引孔32を通って、平坦化ローラ30の外周面に流れ出す。これにより、第1配管50、平坦化ローラ30内の流路、複数の吸引孔32、および平坦化ローラ30の外周面を洗浄することができる。
制御部80は、平坦化装置1内の各部を動作制御するための手段である。図4は、制御部80と、平坦化装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図4中に概念的に示したように、制御部80は、CPU等の演算処理部81、RAM等のメモリ82、およびハードディスクドライブ等の記憶部83を有するコンピュータにより構成される。記憶部83内には、上述した平坦化処理、造形材料Mの回収処理、および液体Lによる洗浄処理を実行するためのコンピュータプログラムPが、インストールされている。
また、図4に示すように、制御部80は、上述したステージ移動機構20、埋込ヒータ36、回転機構40、第1ヒータ51、ポンプ73、第2ヒータ74、開閉弁75、およびクーラ76と、それぞれ通信可能に接続されている。制御部80は、記憶部83に記憶されたコンピュータプログラムPやデータをメモリ82に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムPに基づいて、演算処理部81が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、平坦化処理、造形材料Mの回収処理、および液体Lによる洗浄処理が進行する。
<3.造形材料の回収処理について>
図5は、上述した平坦化装置1において、造形材料Mの回収処理を行うときの手順を示したフローチャートである。この処理は、上述したステップS3の平坦化処理と同時に行ってもよく、平坦化処理の合間に行ってもよい。なお、本実施形態では、埋込ヒータ36および第1ヒータ51による温調は、常に行われているものとする。
図5に示すように、造形材料Mを回収したいときには、まず、制御部80が、開閉弁75を開放する(ステップS11)。これにより、液体Lの流路を、上述した第1状態とする。続いて、制御部80が、ポンプ73、第2ヒータ74、およびクーラ76の動作を開始させる(ステップS12)。これにより、貯留槽72内の液体Lが、第2配管71へ汲み上げられる。そして、第2配管71と貯留槽72との間で、液体Lが循環する。
第2配管71に液体Lが流れると、負圧発生部60における液体Lの流れによって、第1配管50内に負圧が生じる。このため、造形材料層9の上面から削り取られた造形材料Mや、平坦化ローラ30の外周面に付着した造形材料Mは、吸引孔32へ吸い込まれる。そして、吸引孔32へ吸い込まれた造形材料Mは、平坦化ローラ30内の流路および第1配管50を通って、負圧発生部60まで運搬される。
負圧発生部60へ運搬された造形材料Mは、負圧発生部60を流れる液体L中に捕集される。このとき、負圧発生部60には、第2ヒータ74により加熱されて、造形材料Mを溶解させるために十分な温度となった液体Lが流れている。このため、造形材料Mは、液体L中に溶解する。その後、造形材料Mの成分を含む液体Lは、第2配管71を通って貯留槽72へ流れ込む。
貯留槽72内に供給された液体Lは、クーラ76によって冷却される。そうすると、液体L中に溶解した造形材料Mが、貯留槽72の底部に析出する。これにより、液体Lと造形材料Mとが分離される。その後、貯留槽72内の上澄み部分の液体Lは、ポンプ73の圧力によって、再び第2配管71へ汲み上げられる。このように、この平坦化装置1では、第2配管71と貯留槽72との間で液体Lを循環させつつ、造形材料Mの吸引、溶解、析出を連続して行う。液体Lを循環させることによって、同じ液体Lを再利用しつつ、造形材料Mの回収を行うことができる。これにより、液体Lの使用量を低減できる。
ポンプ73、第2ヒータ74、およびクーラ76の動作開始から、予め設定された時間が経過すると、制御部80は、ポンプ73、第2ヒータ74、およびクーラ76の動作を停止させる(ステップS13)。その後、貯留槽72内に貯留された液体Lを濾過するなどして、析出した造形材料Mを貯留槽72から取り出す。そして、取り出された造形材料Mを、廃棄または再生処理する(ステップS14)。以上をもって、造形材料Mの回収処理が完了する。
このように、この平坦化装置1では、造形材料層9の上面から削り取られた造形材料Mを、吸引して回収することができる。このため、平坦化ローラ30の外周面に造形材料Mが蓄積して、平坦化処理の精度が低下することを抑制できる。
<4.液体による洗浄処理について>
図6は、上述した平坦化装置1において、第1配管50、平坦化ローラ30内の流路、複数の吸引孔32、および平坦化ローラ30の外周面を、液体Lを用いて洗浄するときの手順を示したフローチャートである。この洗浄処理は、上述したステップS3の平坦化処理および造形材料Mの回収処理のいずれもが実行されていないときに、実行される。
図6に示すように、液体Lによる洗浄処理を行うときには、まず、制御部80が、開閉弁75を閉鎖する(ステップS21)。これにより、液体Lの流路を、上述した第2状態とする。続いて、制御部80が、ポンプ73および第2ヒータ74の動作を開始させる(ステップS22)。そうすると、貯留槽72内の液体Lが、第2配管71へ汲み上げられる。そして、汲み上げられた液体Lは、第2ヒータ74により加熱されて、造形材料Mを溶解させるために十分な温度となる。その後、液体Lは、負圧発生部60から第1配管50側へ流れ、平坦化ローラ30内の流路および複数の吸引孔32を通って、平坦化ローラ30の外周面に流れ出す。
第1配管50、平坦化ローラ30内の流路、複数の吸引孔32、および平坦化ローラ30の外周面に付着した造形材料Mは、加熱された液体L中に溶解する。これにより、第1配管50、平坦化ローラ30内の流路、複数の吸引孔32、および平坦化ローラ30の外周面が洗浄される。
図7は、ステップS22とステップS23との間における平坦化ローラ30の側面図である。液体Lによる洗浄処理を実行するときには、平坦化ローラ30を回転軸31と平行な方向に移動させて、図7のように、待機ポート33の上方に平坦化ローラ30を配置する。平坦化ローラ30の吸引孔32から噴出した液体Lは、平坦化ローラ30の外周面を洗浄した後、待機ポート33内へ流れ落ちる。したがって、造形材料Mは、液体L中に溶解して、液体Lとともに待機ポート33内に回収される。なお、平坦化ローラ30の位置を固定して、平坦化ローラ30の下方へ待機ポート33を移動させるようにしてもよい。
ポンプ73および第2ヒータ74の動作開始から、予め設定された時間が経過すると、制御部80は、ポンプ73および第2ヒータ74の動作を停止させる(ステップS23)。待機ポート33内に回収された液体Lは、その後、貯留槽72へ運搬されて、造形材料Mと分離された後、再利用されてもよい。
このように、この平坦化装置1では、造形材料Mを溶解可能な液体Lで、平坦化ローラ30を洗浄できる。このような洗浄処理を定期的にまたは必要に応じて実行すれば、平坦化ローラ30の外周面に造形材料Mが蓄積することを、より抑制できる。したがって、平坦化処理の精度が低下することを、より抑制できる。
特に、この平坦化装置1では、開閉弁75の切り替えによって、液体Lの流路を変更できる。このため、同一の貯留槽72から汲み上げられた液体Lを、上述したステップS11〜S14の回収処理と、ステップS21〜S23の洗浄処理との双方に、選択的に使用できる。したがって、回収処理のための液体Lを貯留する貯留槽と、洗浄処理のための液体Lを貯留する貯留槽とを、別々に設ける必要はない。
<5.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図8は、一変形例に係る平坦化装置1の構成を示した図である。図9は、図8の平坦化装置1の平坦化ローラ30付近の拡大図である。図8および図9の例では、平坦化ローラ30自体には、吸引孔が設けられておらず、平坦化ローラ30の外周面の近傍に、造形材料Mを吸引する吸引ヘッド34が設けられている。吸引ヘッド34は、平坦化ローラ30の外周面に対向する吸引口341を有する。また、吸引ヘッド34には、第1配管50の端部が接続されている。
開閉弁75を開放した状態で、第2配管71に液体Lを流すと、負圧発生部60に流れる液体Lによって、第1配管50内に負圧が発生する。その結果、第1配管50と連通する吸引ヘッド34内にも、負圧が発生する。すなわち、第1配管50および吸引ヘッド34の内部の気圧が、大気圧よりも低くなる。したがって、平坦化ローラ30を回転させつつ、平坦化ローラ30の外周面から吸引口341へ、造形材料Mを吸引させることが可能となる。
すなわち、図8の例では、吸引ヘッド34と、第1配管50と、負圧発生部60と、液体循環部70とにより、平坦化ローラ30の外周面から造形材料Mを吸引する吸引機構が構成されている。このような構造でも、造形材料層9の上面から削り取られた造形材料Mを、吸引して回収することができる。このため、平坦化ローラ30の外周面に造形材料Mが蓄積して、平坦化処理の精度が低下することを抑制できる。
図9は、図8の吸引ヘッド34付近の拡大図である。図9に示すように、吸引ヘッド34は、平坦化ローラ30の外周面から造形材料Mを削ぎ取るブレード35をさらに有していてもよい。ブレード35には、例えば、金属製の板状部材を用いることができる。また、ブレード35は、平坦化ローラ30の外周面と僅かな隙間を空けて対向し、かつ、外周面の回転方向上流側を向くように、斜めに配置されることが好ましい。このようにすれば、平坦化ローラ30の外周面から造形材料Mを効率よく遊離させて、遊離した造形材料Mを、吸引口341へ効率よく回収できる。
また、上記の実施形態では、負圧発生部60にアスピレータを用いていた。しかしながら、負圧発生部60は、ポンプ等の他の機構により構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、平坦化処理を行う際に、造形材料層9を載置したステージ10を移動させていた。しかしながら、造形材料層9を載置したステージ10の位置を固定して、平坦化ローラ30を移動させてもよい。すなわち、平坦化処理を行う際には、造形材料層9と平坦化ローラ30とが、相対的に移動すればよい。
また、平坦化装置1の細部の形状および構造については、本願の各図に示された形状および構造と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 平坦化装置
9 造形材料層
10 ステージ
20 ステージ移動機構
30 平坦化ローラ
31 回転軸
32 吸引孔
33 待機ポート
34 吸引ヘッド
35 ブレード
36 埋込ヒータ
40 回転機構
50 第1配管
51 第1ヒータ
60 負圧発生部
70 液体循環部
71 第2配管
72 貯留槽
73 ポンプ
74 第2ヒータ
75 開閉弁
76 クーラ
80 制御部
341 吸引口
L 液体
M 造形材料

Claims (10)

  1. インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、
    前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、
    前記ローラを回転させる回転機構と、
    前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、
    前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、
    を備え、
    前記吸引機構は、
    前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、
    前記吸引口に繋がる第1配管と、
    前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、
    を有し、
    前記負圧により、前記ローラの表面から前記吸引口へ造形材料が吸引される平坦化装置。
  2. インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、
    前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、
    前記ローラを回転させる回転機構と、
    前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、
    前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、
    を備え、
    前記吸引機構は、
    前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、
    前記吸引口に一端が繋がる第1配管と、
    前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、
    を有し、
    前記第1配管の他端は、造形材料を回収するための貯留槽を介することなく、前記負圧発生部に接続されている平坦化装置。
  3. インクジェット方式により形成された造形材料層を積み重ねて造形物を製造する過程において、前記造形材料層の表面を平坦化する平坦化装置であって、
    前記造形材料層の表面に接触する円筒状の外周面を有するローラと、
    前記ローラを回転させる回転機構と、
    前記造形材料層と前記ローラとを相対的に移動させる移動機構と、
    前記ローラの表面から造形材料を吸引する吸引機構と、
    を備え、
    前記吸引機構は、
    前記ローラの前記外周面に対向する吸引口と、前記ローラの前記外周面から前記造形材料を削ぎ取るブレードと、を有する吸引ヘッドと、
    前記吸引口に繋がる第1配管と、
    前記第1配管内に負圧を発生させる負圧発生部と、
    を有し、
    前記負圧発生部は、アスピレータの吸引力により負圧を発生させる平坦化装置。
  4. 請求項3に記載の平坦化装置であって、
    前記アスピレータは、前記第1配管に接続された第2配管における液体の流れによって、前記第1配管内に負圧を発生させ、
    前記造形材料は、前記液体に溶解可能な物質であり、
    前記ローラの前記外周面から前記第1配管に吸引された前記造形材料が、前記第2配管内の前記液体に捕集される平坦化装置。
  5. 請求項4に記載の平坦化装置であって、
    前記負圧発生部よりも前記第2配管の下流側において、前記液体を貯留する貯留槽
    をさらに有する平坦化装置。
  6. 請求項5に記載の平坦化装置であって、
    前記液体に対する前記造形材料の溶解度は、温度が高いほど大きくなり、
    前記負圧発生部よりも前記第2配管の上流側において、前記液体を加熱するヒータと、
    前記貯留槽内において前記液体を冷却するクーラと、
    をさらに有する平坦化装置。
  7. 請求項6に記載の平坦化装置であって、
    前記貯留槽内の前記液体を前記第2配管へ送るポンプ
    をさらに有する平坦化装置。
  8. 請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載の平坦化装置であって、
    前記第2配管から前記第1配管を通って前記ローラへ前記液体が送られるように、流路を切り替える切替部
    をさらに有する平坦化装置。
  9. 請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載の平坦化装置であって、
    前記液体は、水または有機溶剤である平坦化装置。
  10. 請求項9に記載の平坦化装置であって、
    前記液体は、アセトン、アルコール、ヘキサン、ベンゼン、キシレン、トルエン、またはフロリナート(登録商標)である平坦化装置。
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