JP6865603B2 - 回転電機のロータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータに関する。
最近時、駆動源としての内燃機関に加えて又は代えて、回転電機を搭載した車両が普及している。ハイブリッド自動車(Hybrid Electric Vehicle)や電気自動車(Electric Vehicle)と呼ばれる車両がそれである。
本願出願人は、ステータと、ステータの内径側に回転自在に設けられるロータとを備える回転電機の発明を開示している(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に係る回転電機のロータは、ロータコアと、回転軸に固定されると共にロータコアを保持する保持部材とを備える。保持部材は、外周部にロータコアが固定される筒状部と、筒状部と回転軸とを連結する連結部と、ロータコアに発生するトルクを伝達するトルク伝達部と、を備える。これら筒状部、連結部、及びトルク伝達部を備える保持部材は、樹脂によって一体に形成される。
詳しく述べると、特許文献1に係る回転電機のロータでは、ロータコアは、円周方向に沿って形成された複数の磁石収容部を有する。磁石収容部には、永久磁石が収容される。前記トルク伝達部は、永久磁石と磁石収容部との空隙に充填された樹脂が、前記筒状部と一体に形成されることで構成されている。
特許文献1に係る回転電機のロータによれば、ロータコアを保持部材に対して圧入することなく、ロータコア及び回転軸間のトルク伝達を実現することができる。
特開2016−201870号公報
特許文献1に係る回転電機のロータでは、ロータコアを回転軸に保持部材を介して固定している。この保持部材は、筒状部、連結部、及びトルク伝達部を兼ねる多機能の樹脂部品である。このため、相反しがちな各部の機能要件を全て実現するための設計(成形型の設計を含む)が煩雑であるという課題があった。
本発明は、前記の実情に鑑みてなされたものであり、比較的簡易な設計をもってロータ及び回転軸部材間の確実なトルク伝達を実現可能な回転電機のロータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、円筒状の回転軸部材に設けられ、前記回転軸部材が有する係合部に係合される円環状のロータコアを有する回転電機のロータであって、前記ロータコアは、周方向に沿って複数設けられる磁石収容孔と、当該磁石収容孔を前記回転軸部材の係合部に連通させるように径方向に沿って複数設けられるキー連通孔とを有し、前記磁石収容孔には永久磁石が収容されており、前記磁石収容孔及び前記永久磁石の隙間、前記キー連通孔、並びに、前記ロータコア及び前記回転軸部材の係合部の隙間には、これらを埋めるように樹脂体キーが設けられ、前記ロータコアの内径部は、前記回転軸部材を囲むように設けられ、前記ロータコアは、複数の単位コアを周方向に沿って配列して構成され、前記磁石収容孔及び前記キー連通孔は、複数の前記単位コアのそれぞれに設けられ、前記キー連通孔は、前記単位コアにおける周方向中央に設けられ、前記係合部は、前記回転軸部材の周方向に沿う凹部により構成され、複数の前記単位コアのうち、前記キー連通孔に連通すると共に前記係合部の凹部に対向する部分には、前記樹脂体キーの一部を収容する収容凹部が設けられ、前記収容凹部の周方向寸法は、前記キー連通孔の周方向寸法と比べて大きく設定されていることを最も主要な特徴とする。
請求項1に係る発明では、磁石収容孔及び永久磁石の隙間、キー連通孔、並びに、ロータコア及び回転軸部材の係合部の隙間には、これらを埋めるように樹脂体キーが設けられているため、比較的簡易な設計をもってロータ及び回転軸部材間の確実なトルク伝達を実現することができる。
本発明によれば、比較的簡易な設計をもってロータ及び回転軸部材間の確実なトルク伝達を実現することができる。
本発明の実施形態に係る回転電機の正面図である。 本発明の実施形態に係るロータが有するロータコアの回転軸への取り付け状態を表す正面図である。 ロータコアの回転軸への取り付け状態を、各種機能部材の横断面を分解して表す斜視図である。 ロータコアの回転軸への取り付け状態を表す斜視図である。 ロータコアの回転軸への取り付け状態を表す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る回転電機のロータ製造方法の手順を表す工程図である。 本発明の実施形態の変形例に係るロータコアの回転軸への取り付け状態を表す斜視図である。 本発明の実施形態の変形例に係るロータコアの回転軸への取り付け状態を表す分解斜視図である。
〔本発明の実施形態に係る回転電機11の概要〕
はじめに、本発明の実施形態に係る回転電機11の概要について、図面を参照して説明する。
なお、以下に示す図面において、同一の部材又は対応する部材間には同一の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズ及び形状は、説明の便宜のため、変形または誇張して模式的に表す場合がある。
さらに、以下の説明において、「軸方向」とはロータ15の回転軸21(図1参照)に沿う方向、「周方向」とはロータ15(図1参照)の外周面に沿う方向、「径方向」とはロータ15の半径方向を、それぞれ意味するものとする。
図1は、本発明の実施形態に係る回転電機11の正面図である。
本発明の実施形態に係る回転電機11は、図1に示すように、円環状のステータコア13を有するステータ14と、ステータ14の内径側に回転自在に設けられるロータ15とを備えて構成されている。ステータコア13は、鋼板を軸方向に積層させて構成される。回転電機11は、例えば、車両に搭載されて電動機や発電機として用いられる。
ステータコア13は、図1に示すように、それぞれにコイル13bが巻き回される複数のティース13aを周方向に沿って配列して構成されている。
〔本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ15〕
次に、本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ15について、図2〜図5を参照して説明する。
図2は、回転電機11のロータ15が有するロータコア17の回転軸21への取り付け状態を表す正面図である。図3は、ロータコア17の回転軸21への取り付け状態を、各種機能部材の横断面を分解して表す斜視図である。図4は、ロータコア17の回転軸21への取り付け状態を表す斜視図である。図5は、ロータコア17の回転軸21への取り付け状態を表す分解斜視図である。
回転電機11のロータ15は、図1に示すように、円環状のロータコア17を有する。ロータコア17は、図1及び図2に示すように、それぞれが共通の構成部材を備える複数の単位コア19を周方向に沿って配列して構成されている。ここで、単位コア19とは、それぞれが共通の構成部材を備える構成要素を説明する際の便宜上、用いる用語である。実際には、ロータコア17は単位コア19毎に分割されることなく、周方向に一体に構成されている。ロータコア17は、回転軸21を囲うように設けられる。ロータコア17の内径部17aは、回転軸21が有する係合部22に係合される。これについて、詳しくは後記する。なお、ロータコア17は、薄板状の鋼板を軸方向に積層させて構成されている(図3の符号17参照)。
複数の単位コア19の各々は、図2〜図5に示すように、磁石収容孔23と、キー連通孔27と、収容凹部29と、をそれぞれ有する。
磁石収容孔23は、図2及び図3に示すように、単位コア19を正面から視てロータコア17の外径部17bに向かって鈍角な略V字形状に形成されている。単位コア19の周方向中央を基準としたとき、磁石収容孔23における一方の室は他方の室と線対称に形成されている。磁石収容孔23は、図4及び図5に示すように、軸方向に沿って延在するように設けられている。磁石収容孔23には、図4及び図5に示すように、略四角棒状の永久磁石25が、単位コア19の軸方向に沿って、都合4本収容されている。
磁石収容孔23の内壁と、永久磁石25の外壁との間には、図2〜図5に示すように、適宜設定される所定形状の隙間が設けられている。後記の樹脂注入工程(図6のステップS13参照)において、この隙間に樹脂体キー31となる樹脂が注入される。磁石収容孔23に充填された樹脂体キー31の磁石固定部31cの働きにより、永久磁石25を所定の位置に固定することができる。
キー連通孔27は、図2〜図5に示すように、磁石収容孔23を回転軸21の係合部22に連通させるように径方向に沿って設けられている。キー連通孔27は、図2〜図5に示すように、単位コア19における周方向中央に位置するように設けられている。キー連通孔27は、図4及び図5に示すように、軸方向に沿って延在するように設けられている。キー連通孔27は、後記の樹脂注入工程(図6のステップS13参照)において、樹脂体キー31となる樹脂を、磁石収容孔23と回転軸21の係合部22(収容凹部29)との間で流通させる機能を有する。
収容凹部29は、図2〜図5に示すように、単位コア19のうち、キー連通孔31に連通すると共に回転軸21の係合部22に対向する部分に設けられている。収容凹部29は、図4及び図5に示すように、軸方向に沿って延在するように設けられている。収容凹部29は、回転軸21の係合部22と協働して、樹脂体キー31の一部をなす基端部31aを収容することにより、ロータ15及び回転軸21間の確実なトルク伝達を実現する機能を有する。
収容凹部29の周方向寸法L1は、図2に示すように、キー連通孔27の周方向寸法L2と比べて大きく設定されている。これにより、収容凹部29に収容された樹脂体キー31の基端部31aと、キー連通孔27に充填された樹脂体キー31の連通部31bとが協働し、ロータ15及び回転軸21の境界面(ロータコア17の内径部17a)で生じるせん断力をしっかりと受け止めることができる。
〔本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ製造方法〕
次に、本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ製造方法について、主として図6を参照して説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ製造方法の手順を表す工程図である。
図6に示すステップS11のロータコア組立工程において、周方向に沿って設けられる磁石収容孔23と、磁石収容孔23を回転軸21の係合部22に連通させるように径方向に沿って設けられるキー連通孔27とをそれぞれ複数有するロータコア17を、磁石収容孔23に永久磁石25を収容することで組み立てる。
ステップS12において、単位コア19の周方向中央と、回転軸21の係合部22の周方向中央とがほぼ重なるように位置決めした状態で、ステップS11で組み立てたロータコア17の内径部17aに対し、回転軸21を圧入嵌合する。
ステップS13の樹脂注入工程において、例えば図4に示すように、磁石収容孔23及び永久磁石25の隙間、キー連通孔27、並びに、ロータコア17の内径部17a及び回転軸21の係合部22の隙間に、電気絶縁性を有する樹脂を加圧注入する。
樹脂の素材としては、特に限定されないが、例えば、熱硬化性を有する樹脂を好適に採用することができる。樹脂の注入量は、磁石収容孔23及び永久磁石25の隙間、キー連通孔27、並びに、ロータコア17の内径部17a及び回転軸21の係合部22の隙間をもれなく埋め得ることを考慮して、適宜の値に設定すればよい。
樹脂の注入ポイントは、特に限定されないが、基端部31a、連通部31b、及び磁石固定部31cからなる樹脂体キー31の中央付近が好ましい。前記各機能部への樹脂の流れを均一化することができるからである。
ステップS14の熱硬化処理工程において、ステップS13の樹脂注入工程後のロータコア17を、恒温槽(不図示)において所定の温度下で所定の時間置くことにより、ステップS13で注入した樹脂を硬化させる。これにより、基端部31a、連通部31b、及び磁石固定部31cからなる樹脂体キー31が一体に形成されたロータ15の完成品を得ることができる。
〔本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ15、回転電機11のロータ製造方法の作用効果〕
次に、本発明の実施形態に係る回転電機11のロータ15、回転電機11のロータ製造方法の作用効果について説明する。
第1の観点に基づく発明は、回転軸(回転軸部材)21に設けられ、回転軸21が有する係合部22に係合される円環状のロータコア17を有する回転電機11のロータ15である。ロータコア17は、周方向に沿って複数設けられる磁石収容孔23と、磁石収容孔23を回転軸21の係合部22に連通させるように径方向に沿って複数設けられるキー連通孔27とを有する。磁石収容孔23には永久磁石25が収容されている。磁石収容孔23及び永久磁石25の隙間、キー連通孔27、並びに、ロータコア17の内径部17a及び回転軸21の係合部22の隙間には、これらを埋めるように樹脂体キー31が一体に設けられている。
なお、「回転軸部材」とは、回転軸21それ自体の他、回転軸21と同期して動作する物体(例えば、特許文献1の保持部材等)をも、回転軸21と同等に扱う趣旨である。
第1の観点に基づく回転電機11のロータ15の発明によれば、比較的簡易な設計をもって、ロータ15及び回転軸21間の確実なトルク伝達を実現することができる。
第2の観点に基づく発明は、第1の観点に基づく回転電機11のロータ15であって、ロータコア17の内径部17aは、回転軸21に対して加圧状態で接している。
第2の観点に基づく回転電機11のロータ15の発明によれば、ロータコア17及び回転軸21間の境界面(ロータコア17の内径部17a)において、圧入による嵌合力、及び樹脂体キー31による耐せん断力が相乗的に作用するため、第1の観点に基づく発明と比べて、ロータ15及び回転軸21間の確実なトルク伝達をより高い水準で実現することができる。
また、樹脂体キー31による耐せん断力の作用を考慮して、圧入による嵌合力を弱める(圧入締め代の低減する)調整を可能とする効果を期待することができる。
第3の観点に基づく発明は、第1又は第2の観点に基づく回転電機11のロータ15であって、ロータコア17の内径部17aは、回転軸21を囲むように設けられている。
第3の観点に基づく発明によれば、コンパクト、かつ高効率のIPM(Interior Permanent Magnet Motor)式の回転電機11を得ることができる。
第4の観点に基づく発明は、第3の観点に基づく回転電機11のロータ15であって、ロータコア17は、複数の単位コア19を周方向に沿って配列して構成される。磁石収容孔23及びキー連通孔27は、複数の単位コア19のそれぞれに設けられる。キー連通孔27は、単位コア19における周方向中央に設けられている。
第4の観点に基づく発明によれば、基端部31a、連通部31b、及び磁石固定部31cからなる樹脂体キー31が、単位コア19における周方向中央を基準として略線対称に形成されるため、ステップS13の樹脂注入工程における樹脂の流れが均一化する結果として、ロータ15製品の歩留まり向上(不良率の低減)を期待することができる。
第5の観点に基づく発明は、第4の観点に基づく回転電機11のロータ15であって、複数の単位コア19のうち、キー連通孔27に連通すると共に回転軸21の係合部22に対向する部分には、樹脂体キー31の一部をなす基端部31aが収容される収容凹部29が設けられている。収容凹部29の周方向寸法L1は、図2に示すように、キー連通孔27の周方向寸法L2と比べて大きく設定されている。
第5の観点に基づく発明によれば、収容凹部29に収容された樹脂体キー31の基端部31aと、キー連通孔27に充填された樹脂体キー31の連通部31bとが協働し、ロータ15及び回転軸21の境界面(ロータコア17の内径部17a)で生じるせん断力をしっかりと受け止めることができる。
第6の観点に基づく発明は、回転軸(回転軸部材)21を囲うように設けられ、回転軸21が有する係合部22に係合される円環状のロータコア17を有する回転電機11のロータ15を製造するための回転電機11のロータ製造方法である。周方向に沿って設けられる磁石収容孔23と、磁石収容孔23を回転軸21の係合部22に連通させるように径方向に沿って設けられるキー連通孔27とをそれぞれ複数有するロータコア17を、磁石収容孔23に永久磁石25を収容することで組み立てる工程と、ロータコア17の内径部17aに回転軸21を圧入(嵌合)する工程と、磁石収容孔23及び永久磁石25の隙間、キー連通孔27、並びに、ロータコア17の内径部17a及び回転軸21の係合部22の隙間に、これらを埋めるように樹脂を注入することで樹脂体キー31を一体形成する工程と、を有する。
第6の観点に基づく回転電機11のロータ製造方法の発明によれば、磁石収容孔23及び永久磁石25の隙間、キー連通孔27、並びに、ロータコア17の内径部17a及び回転軸21の係合部22の隙間に、これらを埋めるように樹脂を注入することで樹脂体キー31を一体形成することにより、永久磁石25を所定の位置に固定する機能と、ロータ15及び回転軸21間の確実なトルク伝達を得る機能とを、簡易な手順をもって適確に実現することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した複数の実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の実施形態に係る発明の説明において、磁石収容孔23に、都合4本の永久磁石25を設ける例(図4及び図5参照)をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。永久磁石25の数量、形状、向き等は、回転電機11の要求仕様に応じて適宜の改変を行ってもよい。
例えば図7及び図8に示す本発明の実施形態の変形例に係る発明のように、磁石収容孔23にひとつの永久磁石25を設け、この磁石収容孔23とは独立した一対の磁石収容孔33を、磁石収容孔23の両脇にそれぞれ設け(つまり、独立した磁石収容孔が3つある)、これら一対の磁石収容孔33のそれぞれにひとつの永久磁石25を設け、都合3本の永久磁石25を設ける構成を採用しても構わない。
また、本発明の実施形態に係る発明の説明において、ロータコア17の内径部17aを、回転軸21を囲むように設ける形態を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。ロータコア17の外径部が回転軸21の内径部に接する形態の回転電機に、本発明を適用しても構わない。
11 回転電機
15 ロータ
17 ロータコア
17a ロータコアの内径部
19 複数の単位コア
21 回転軸(回転軸部材)
22 回転軸の係合部
23 磁石収容孔
25 永久磁石
27 キー連通孔
29 収容凹部
31 樹脂体キー
31a 樹脂体キーの基端部
31b 樹脂体キーの連通部
31c 樹脂体キーの磁石固定部

Claims (2)

  1. 円筒状の回転軸部材に設けられ、前記回転軸部材が有する係合部に係合される円環状のロータコアを有する回転電機のロータであって、
    前記ロータコアは、周方向に沿って複数設けられる磁石収容孔と、当該磁石収容孔を前記回転軸部材の係合部に連通させるように径方向に沿って複数設けられるキー連通孔とを有し、
    前記磁石収容孔には永久磁石が収容されており、
    前記磁石収容孔及び前記永久磁石の隙間、前記キー連通孔、並びに、前記ロータコア及び前記回転軸部材の係合部の隙間には、これらを埋めるように樹脂体キーが設けられ
    前記ロータコアの内径部は、前記回転軸部材を囲むように設けられ、
    前記ロータコアは、複数の単位コアを周方向に沿って配列して構成され、
    前記磁石収容孔及び前記キー連通孔は、複数の前記単位コアのそれぞれに設けられ、
    前記キー連通孔は、前記単位コアにおける周方向中央に設けられ、
    前記係合部は、前記回転軸部材の周方向に沿う凹部により構成され、
    複数の前記単位コアのうち、前記キー連通孔に連通すると共に前記係合部の凹部に対向する部分には、前記樹脂体キーの一部を収容する収容凹部が設けられ、
    前記収容凹部の周方向寸法は、前記キー連通孔の周方向寸法と比べて大きく設定されている
    ことを特徴とする回転電機のロータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のロータであって、
    前記ロータコアは、前記回転軸部材に対して加圧状態で接している
    ことを特徴とする回転電機のロータ。
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