JP6865549B2 - ホッパ躯体の施工方法およびサイロホッパ部 - Google Patents

ホッパ躯体の施工方法およびサイロホッパ部 Download PDF

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Description

本発明は、ホッパ躯体の施工方法およびサイロホッパ部に関する。
石炭、骨材や穀物等のサイロでは、底部に形成された払出空間に内容物(石炭等)を誘導し、この払出空間内に配設されたベルトコンベヤによって内容物を搬送するのが一般的である。払出空間への内容物の誘導は、サイロの底部において払出空間の直上に形成されたサイロホッパ部において、サイロホッパ部内に配設された払出装置を利用して行う。
サイロホッパ部は、払出空間を挟むように形成されたホッパ躯体により形成されている。ホッパ躯体は、サイロホッパ部の傾斜面を形成する上部躯体と、上部躯体を支持するとともに払出空間の側壁を形成する下部躯体とを備えているのが一般的である。
上部躯体の傾斜面の表面には、石炭等の落下時の衝撃に対する耐久性や耐摩耗性を確保するためのライニング板が設けられている。ライニング板は、コンクリート製の上部躯体の本体部分の表面に、後施工により貼り付けるのが一般的である。ところが、ライニング板を後施工により貼り付けると、本体部分とライニング板との間に空隙ができることや、施工に手間がかかること等が懸念されていた。
そのため、特許文献1や特許文献2には、コンクリートとライニング板とが一体化されたホッパ躯体を形成するホッパ躯体の構築方法が開示されている。このホッパ躯体の構築方法では、傾斜面を形成するライニング板を裏側型枠板から間隔をあけて配設するとともに裏側型枠板とライニング板とを緊結具で緊結した後、ライニング板と裏側型枠板との間にコンクリートを打設する。
特開平08−135243号公報 特開平08−135247号公報
サイロホッパ部では、ホッパ躯体とホッパ躯体に直交する大梁との一体性を確保するために、ホッパ躯体の上部躯体のコンクリートと大梁のコンクリートとを同時に打設するのが望ましい。一方、上部躯体と大梁とを同時に施工する場合は、コンクリート量が多く、手間がかかる。また、上部躯体の全高に対してコンクリート打設を行う場合、ライニング板がコンクリート圧により変形するおそれがあるため、ライニング板の断面寸法を大きくする必要があった。ライニング板の断面寸法を大きくすると、施工に手間がかかるとともに、材料費が高価になる。
このような観点から、本発明は、施工時の省力化および工期短縮化を図るとともに、施工費の低減化を図ることを可能としたホッパ躯体の施工方法およびサイロホッパ部を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のホッパ躯体の施工方法は、仕切壁を形成する仕切壁形成工程と、下部躯体を形成する下部躯体形成工程と、斜め壁部を形成する第一斜め壁部形成工程と、前記下斜め壁部の上に上斜め壁部を形成する第二斜め壁部形成工程とを備えている。前記仕切壁形成工程では、複数のプレキャスト製の壁部材を組み合わせることにより、前記仕切壁を形成し、前記下部躯体形成工程では、前記仕切壁に前記下部躯体を接続し、前記第一斜め壁部形成工程は、前記下部躯体の上にプレキャストコンクリート板を配設するPCa板配設作業と、前記プレキャストコンクリート板から隙間をあけて第一ライニング板を配置する第一ライニング板配置作業と、前記プレキャストコンクリート板と前記第一ライニング板との間にコンクリートを打設する第一打設作業とを有している。また、前記第二斜め壁部形成工程は、前記プレキャストコンクリート板から隙間をあけて第二ライニング板を配置するとともに、前記第一ライニング板の上端に第二ライニング板の下端を固定する第二ライニング板配置作業と、前記プレキャストコンクリート板と前記第二ライニング板との間にコンクリートを打設する第二打設作業とを有している。
かかるホッパ躯体の施工方法によれば、ホッパ躯体の傾斜面を形成する上部躯体を、下斜め壁部と上斜め壁部とに分割して施工を行うため、分割しない場合に比べて1回の打設工程(第一打設作業または第二打設作業)において打設するコンクリート量を減らすことができる。そのため、効率的な施工が可能となる。また、施工時にライニング板に作用するコンクリート圧を抑制できるので、ライニング板の小断面化を図ることができる。また、ホッパ躯体のライニング板は、コンクリートと一体性が確保されているため、高品質なホッパ躯体が形成される。
前記第二ライニング板配置作業では、前記第一ライニング板の上端に前記第二ライニング板の下端を重ねた状態で、前記第一ライニング板と前記第二ライニング板とを固定するのが望ましい。こうすることで、第一ライニング板と第二ライニング板との一体性を確保することができる。また、打設コンクリートの圧力により、第二ライニング板の下端部が広がることを防止することができる。
また、前記プレキャストコンクリート板にトラス筋が植設されており、かつ、前記第一ライニング板の裏面および前記第二ライニング板の裏面にそれぞれ補強鋼材が固定されている場合には、前記第一ライニング板配置作業および前記第二ライニング板配置作業において、一端が前記トラス筋に固定され、他端が前記補強鋼材に固定されたセパレータを配設する。こうすることで、プレキャストコンクリート板とライニング板との間隔を保持することができるので高品質に施工することができる。また、セパレータの設置が容易なため、施工性に優れている。
さらに、前記ホッパ躯体の施工方法が、前記上斜め壁部の上に頂部用プレキャスト部材を固定することによりホッパ躯体の頂部を形成する頂部形成工程をさらに備えていれば、頂部を現場施工により形成する場合に比べて、工期短縮化が可能となる。なお、前記頂部用プレキャスト部材には、逆V字状の第三ライニング板と、前記第三ライニング板の内側空間に打設されたコンクリート硬化体とを備えているものを使用すればよい。前記頂部形成工程において、前記第二ライニング板の上端に前記第三ライニング板の下端を固定するとともに、前記第二斜め壁部の上面と前記頂部用プレキャスト部材の下面との間に充填材を充填することにより簡易に頂部を形成することができる。
また、本発明のサイロホッパ部は、傾斜面を有する上部躯体と、前記上部躯体を支持する下部躯体と、前記上部躯体および前記下部躯体を背面から支持する仕切壁とを備えている。前記仕切壁は複数のプレキャスト製の壁部材を組み合わせることにより形成されており、前記上部躯体は、コンクリート部と、前記コンクリート部の表面に固定されたライニング板とを備えており、前記ライニング板の下端は、前記下部躯体の上部に形成された固定部に溶接されていることを特徴としている。
かかるサイロホッパ部は、ライニング板の下端が下部躯体の固定部に溶接されているため、下部躯体と傾斜面との一体性が確保されている。
本発明のホッパ躯体の施工方法およびサイロホッパ部によれば、施工時の省力化および工期短縮化を図るとともに、施工費の低減化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る石炭サイロを示す断面図である。 サイロホッパ部の一部を示す拡大断面図である。 (a)は頂部用プレキャスト部材を示す断面図、(b)頂部用プレキャスト部材の一例を示す斜視図である。 (a)はハウジングを示す断面図、(b)は(a)の一部を示す拡大図である。 (a)はプレキャストハウジング部材を示す斜視図、(b)は壁部材を示す斜視図である。 本実施形態のサイロホッパ部の構築方法の施工手順を示す斜視図であって、(a)は仕切壁形成工程、(b)は側壁部形成工程である。 (a)は第一斜め壁部形成工程を示す断面図、(b)は第二斜め壁部形成工程を示す断面図である。 (a)は第一斜め壁部形成工程の上部躯体用PCa板架設作業を示す斜視図、(b)は同第一ライニング板配置作業を示す斜視図である。 (a)はプレキャストコンクリート板を示す斜視図、(b)はセパレータを示す側面図である。 (a)はライニング板を背面から望む立面図、(b)はライニング板の断面図である。 (a)は図8(b)に続く第一斜め壁部形成工程を示す斜視図、(b)は第二斜め壁部形成工程を示す斜視図である。 頂部形成工程を示す斜視図である。
本実施形態では、石炭貯蔵用のサイロ(以下、単に「石炭サイロ1」という。)を構築する場合について説明する。本実施形態の石炭サイロ1は、図1に示すように、基礎スラブ11と、基礎スラブ11上に立設されたサイロ本体12と、サイロ本体12の上端に形成された屋根部13とを備えている。
基礎スラブ11は、鉄筋コンクリート製の底版である。基礎スラブ11の厚さ(高さ)は限定されるものではなく、適宜決定すればよい。
サイロ本体12は、円筒状に形成されている。なお、サイロ本体12の形状は限定されるものではなく、例えば、角筒状であってもよい。サイロ本体12の内部には、サイロホッパ部2が形成されている。また、サイロ本体12の下部には内周面に沿って内壁14が形成されている。内壁14は、下側に向うに従って縮径する円錐台状を呈している。
屋根部13は、図1に示すように、上端に向うに従って縮径する円錐台状を呈している。なお、屋根部13の形状は限定されるものではない。
サイロホッパ部2は、石炭サイロ1の内容物である石炭を払出空間3に誘導し、石炭サイロ1外に排出する。本実施形態のサイロホッパ部2には、3列の払出空間3,3,3が並設されている。払出空間3は、直線状に形成された空間である。払出空間3の端部は、石炭サイロ1の外面に面している。払出空間3は、ベルトコンベヤ等の輸送手段(図示せず)を配設することが可能な断面形状を有している。
サイロホッパ部2は、ホッパ躯体4と梁5とハウジング6とを備えている。
ホッパ躯体4は、払出空間3と平行に形成されている。本実施形態では、払出空間3同士の間に形成された第一ホッパ躯体41,41と、サイロ本体12の外壁と払出空間3との間に形成された第二ホッパ躯体42とを備えている。なお、本実施形態では、2列の第一ホッパ躯体41,41が形成されているが、第一ホッパ躯体41の数は限定されるものではなく、払出空間3の数に応じて適宜形成すればよい。
ホッパ躯体4(第一ホッパ躯体41および第二ホッパ躯体42)は、図2に示すように、サイロホッパ部2の傾斜面を形成する上部躯体7と、上部躯体7を支持するとともに払出空間3の側壁を形成する下部躯体8とを備えている。また、ホッパ躯体4には、上部躯体7および下部躯体8を背面(払出空間3と反対側の面)から支持する仕切壁43が配設されている。
本実施形態の上部躯体7は、下斜め壁部71と、上斜め壁部72とを備えている。なお、第一ホッパ躯体41の上部躯体7は、上斜め壁部72の上端に形成された頂部73を備えている。一方、第二ホッパ躯体42の上斜め壁部72の上端は、内壁14の下端に接続されている(図1参照)。なお、上部躯体7の構成は限定さえるものではなく、適宜決定すればよい。下斜め壁部71は、下部躯体8の上端から斜め上方に向けて延びており、上方に向うに従って払出空間3から離れるように傾斜している。上斜め壁部72は、下斜め壁部71の上端から斜め上方に向けて延びている。また、上下に連続する下斜め壁部71と上斜め壁部72は、同じ角度で傾斜している。同様に、上下に連続する内壁14と上斜め壁部72および上斜め壁部72と頂部73も同じ角度で傾斜している。
頂部73は、上斜め壁部72の上端に固定された頂部用プレキャスト部材9により形成されている。頂部用プレキャスト部材9は、図3(a)に示すように、断面視三角形状のコンクリート部91と、コンクリート部91の表面を覆う頂部用ライニング板92とにより構成されている。なお、コンクリート部91の下面と、上斜め壁部72の上面との間には、充填材93が充填されている。本実施形態では、頂部用ライニング板92として、ステンレス板を使用する。なお、頂部用ライニング板92を構成する材料はステンレス鋼板に限定されるものではない。
図2に示すように、下部躯体8は、側壁部81と、側壁部81の上部に形成された張出部82とを備えていて、断面視逆L字状を呈している。側壁部81は、払出空間3の側面に沿って連続している。張出部82は、側壁部81の上部から払出空間3の上方に向けて張り出している。払出空間3を挟んで隣り合う下部躯体8の張出部82同士の間には、石炭(内容物)を払出空間3に誘導するための隙間が形成されている。なお、張出部82同士の間の隙間の大きさは限定されるものではないが、本実施形態では700mm程度とする。
仕切壁43は、ホッパ躯体4の軸方向(払出空間3の長手方向)と交差するように形成されており、ホッパ躯体4の軸方向に対して間隔をあけて複数形成されている。本実施形態の仕切壁43は、複数の壁部材44,44,…を組み合わせることにより形成されている。また、仕切壁43の中央部には、開口45が形成されている。なお、仕切壁43の開口45は必ずしも形成する必要はない。すなわち、ホッパ躯体4の内部が仕切壁43によって完全に遮蔽されていてもよい。
梁5は、払出空間3およびホッパ躯体4と直交している。梁5の両端は、サイロ本体12の外壁の内面に接続している。本実施形態では、複数の梁5,5,…が並設されている。すなわち、本実施形態のサイロホッパ部2は、ホッパ躯体4と梁5により、平面視格子状を呈している。本実施形態の梁5は、鉄骨鉄筋コンクリート構造からなる。なお、梁5の構成は限定されるものではなく、例えば鉄筋コンクリート構造であってもよい。また、梁5は、ホッパ躯体4と交差していればよく、必ずしも直交している必要はない。
ハウジング6は、払出空間3の直上において、払出空間3と平行に形成されている。ハウジング6は、図4(a)に示すように、門型に形成されたハウジング本体(下部躯体)61と、ハウジング本体61の上部に一体に形成された支持部(上部躯体)62と、支持部の上端に形成された頂部と63を備えている。
ハウジング本体61は、断面視門型のコンクリート部材であって、下端が開口している。ハウジング本体61の内部は、払出装置を収納可能である。支持部62は、梁5と交差するように形成された鉄骨鉄筋コンクリート製の梁部材である。
支持部62は、コンクリート部64と、コンクリート部64の表面に固定された支持部用ライニング板65とを備えている。本実施形態では、支持部用ライニング板65として、ステンレス板を使用する。なお、支持部用ライニング板65を構成する材料はステンレス鋼板に限定されるものではない。
コンクリート部64には、芯材66としてI形鋼が埋め込まれている。なお、芯材66を構成する材料はI形鋼に限定されるものではなく、例えば、H形鋼であってもよい。本実施形態の支持部62は、断面視台形状を呈している。なお、支持部62の断面形状は限定されるものではなく、例えば、矩形状であってもよい。
本実施形態のハウジング6は、プレキャスト部材(以下「プレキャストハウジング部材60」という)を利用して形成されている。プレキャストハウジング部材60は、図5(a)に示すように、ハウジング本体61と芯材66とが一体に形成されており、現場内に設けられた製作ヤードにおいて製作する。芯材66は、ハウジング本体61の上面に植設されたアンカー(図示せず)の頭部に固定することにより、ハウジング本体61に固定する。なお、ハウジング本体61と芯材66との固定方法は限定されるものではない。また、プレキャストハウジング部材60は、現場外の工場等において製作されたものを搬入してもよい。
製作ヤードは、多数の型枠が常備された制作場所、製作後のプレキャスト部材(プレキャストハウジング部材60等)を保管するストック場所、鉄筋等の資材の保管および加工を行う資材置き場等を有している。製作ヤードには、仮設の土間コンクリートを打設し、型枠設置時の精度確保および施工性向上を図っている。プレキャスト部材は、型枠を転用することで経済的に製作する。本実施形態では、複数台(例えば30台)の型枠の3つのグループ(10台ずつのグループ)に分割し、各グループ毎に日にちをずらしてコンクリートを打設することで、毎日所定の数(例えば10個)のプレキャスト部材を製作するものとする。なお、プレキャスト部材の製作は、2日間風乾養生を行うものとし、プレキャスト部材の形状に応じて3〜5日/台とする。なお、製作ヤードを設ける位置は限定されるものではない。例えば、供用中の発電所内に石炭サイロ1を増築する場合には、発電所内の石炭灰等の処分場を製作ヤードの用地として利用してもよい。
図4(b)に示すように、本実施形態のハウジング本体61の側面上端には、固定用鋼板(固定部)67が固定されている。支持部用ライニング板65の下端は、固定用鋼板67の表面に重ねた状態で溶接されている。固定用鋼板67の裏面にはスタッド68が固定されていて、当該スタッド68がハウジング本体61に埋め込まれていることで、固定用鋼板67がハウジング本体61に一体に固定されている。
頂部63は、図4(a)に示すように、支持部62の上端に固定された頂部用プレキャスト部材9により形成されている。なお、頂部用プレキャスト部材9(コンクリート部91)の下面と、支持部62の上面との間には、充填材93が充填されている(図3(a)参照)。
ホッパ躯体の構築方法は、仕切壁形成工程と、下部躯体形成工程と、第一斜め壁部形成工程と、第二斜め壁部形成工程とを備えている。
仕切壁形成工程は、図6(a)に示すように、仕切壁43を形成する工程である。仕切壁43は、複数のプレキャスト製の壁部材44,44を組み合わせることにより形成する。仕切壁43は、ホッパ躯体4の軸方向に対して間隔をあけて形成する。なお、仕切壁43は、必ずしもプレキャスト部材により形成する必要はない。また、仕切壁43同士の間隔や仕切壁の壁厚等は限定されるものではなく、適宜決定する。
壁部材44には、現場内に設けられた製作ヤードにおいて製作したプレキャスト部材(いわゆるサイトPCa)を使用する。本実施形態の壁部材44は、矩形状の下部分に台形状の上部分が上載された形状を呈している。壁部材44の下部分の側面(下部躯体8側の面)には、図5(b)に示すように、下部躯体8と接続するための複数の接続鉄筋46,46,…が植設されている。また、壁部材44の下部には、基礎スラブ11の上面に植設された接続鉄筋(図示せず)を挿入するためのスリーブ(図示せず)が埋め込まれている。さらに、壁部材44の上面には、必要に応じてスリーブを埋め込んでおく。なお、壁部材44は、現場外の工場等において製作されたものを搬入してもよい。また、接続鉄筋46の本数、配置および鉄筋径等は限定されるものではなく、適宜決定すればよい。また、壁部材44の形状は限定されるものではない。
下部躯体形成工程は、図6(b)に示すように、ホッパ躯体4の下部躯体8を形成する工程である。下部躯体8は、所定の位置に型枠を組み立てるとともに、必要な配筋を行い、当該型枠内にコンクリートを打設することにより形成する。なお、下部躯体8は、プレキャスト部材により形成してもよい。また、下部躯体8は、ハーフプレキャスト構造であってもよいし、オムニア板等のいわゆる捨て型枠を利用して施工してもよい。
第一斜め壁部形成工程は、図7(a)に示すように、下部躯体8の上に下斜め壁部71を形成する工程である。本実施形態の第一斜め壁部形成工程は、上部躯体用PCa板架設作業と、第一ライニング板配置作業と、第一打設作業とを備えている。
上部躯体用PCa板架設作業では、図8(a)に示すように、下部躯体8の上に上部躯体7用のプレキャストコンクリート板74を架設する。このとき、プレキャストコンクリート板74は、仮設支保工Sにより下面から支持する。また、本実施形態では、プレキャストコンクリート板74の端部を仕切壁43に上載させておく。
プレキャストコンクリート板74は、上部躯体7の下斜め壁部71および上斜め壁部72の一部を構成するハーフプレキャスト部材である。図7(a)に示すように、左右のプレキャストコンクリート板74は、正面視逆V字状に組み合わされている。本実施形態では、プレキャストコンクリート板74として、図9(a)に示すように、表面にトラス筋75が植設されたいわゆるオムニア板を使用する。なお、プレキャストコンクリート板74の構成は限定されるものではない。例えば、プレキャストコンクリート板74は、正面視逆V字状に形成されていてもよい。
第一ライニング板配置作業では、図7(a)および図8(b)に示すように、第一ライニング板76を配置する。第一ライニング板76は、プレキャストコンクリート板74と平行になるように、プレキャストコンクリート板74から隙間をあけて配置する。第一ライニング板76は、下斜め壁部71の表面を覆う形状を有している。なお、第一ライニング板76の下端は、下部躯体8の上部に固定するのが望ましい。下部躯体8への第一ライニング板76の固定方法としては、例えば、下部躯体8の上部に固定された固定用鋼板(図示せず)に第一ライニング板76の下端を重ねた状態で溶接すればよい。本実施形態では、第一ライニング板76として、ステンレス板を使用する。なお、第一ライニング板76を構成する材料はステンレス鋼板に限定されるものではない。
図10(a)および(b)に示すように、第一ライニング板76の背面(プレキャストコンクリート板74側の面)には、補強鋼材78が固定されている。本実施形態では、補強鋼材78として、アングル材を使用する。補強鋼材78は、縦横に配置する。なお、補強鋼材78は、必ずしもアングル材である必要はなく、溝形鋼やH形鋼等の他の鋼材であってもよい。
図9(b)に示すように、プレキャストコンクリート板74と第一ライニング材76との間には、セパレータ79を介設する。セパレータ79は、プレキャストコンクリート板74のトラス筋75に一端を固定するとともに、第一ライニング材76の補強鋼材78に他端を固定する。セパレータ79の一端には、コ字状の係止部79aが形成されている。セパレータ79は、係止部79aをトラス筋75に係止した状態で、抜け止めボルト79bを螺合することで、トラス筋75に固定する。一方、セパレータ79の他端は、補強鋼材78に溶接する。なお、セパレータ79は、補強鋼材78に固定されたナットに他端を螺合することにより固定してもよく、セパレータ79の固定方法は限定されるものではない。
第一打設作業では、プレキャストコンクリート板74と第一ライニング板76との間にコンクリートを打設する。これにより、図11(a)に示すように、プレキャストコンクリート板74、第一ライニング板76およびコンクリートが一体となった下斜め壁部71が形成される。
第二斜め壁部形成工程は、下斜め壁部71の上に上斜め壁部72を形成する工程である(図11(b)参照)。第二斜め壁部形成工程は、第二ライニング板設置作業と、第二打設作業とを備えている。
第二ライニング板設置作業では、図7(b)に示すように、プレキャストコンクリート板74と平行になるように、プレキャストコンクリート板74から隙間をあけて第二ライニング板77を設置する。第二ライニング板77の下端部は、第一ライニング板76の上端部に重ねた状態で、第一ライニング板76に溶接する。なお、第一ライニング板76と第二ライニング板77との重ね代の大きさは限定されるものではないが、例えば2cm程度とすればよい。
図10(a)および(b)に示すように、第二ライニング板77の背面(プレキャストコンクリート板74側の面)には、補強鋼材78が固定されている。本実施形態では、補強鋼材78として、アングル材を使用する。補強鋼材78は、縦横に配置する。
図9(b)に示すように、プレキャストコンクリート板74と第二ライニング材77との間には、セパレータ79を介設する。
第二打設作業では、プレキャストコンクリート板74と第二ライニング板77との間にコンクリートを打設する。本実施形態では、上斜め壁部72のコンクリート打設とともに、梁5のコンクリートおよびハウジング6の支持部62のコンクリートも打設する。こうすることで、図11(b)に示すように、ホッパ躯体4、梁5およびハウジング6も一体に形成される。
頂部形成工程は、図12に示すように、ホッパ躯体4の上端、ハウジング6の上端および梁5の上端に頂部73,63,51を形成する工程である。
頂部73,63,51は、断面視三角形状の頂部用プレキャスト部材9(図3(a)参照)を上斜め壁部72の上端、支持部62の上端および梁5の上端に固定することにより形成する。頂部用プレキャスト部材9は、図3(a)に示すように、逆V字状の頂部用ライニング板92と、頂部用ライニング板92の内側空間に打設されたコンクリートの硬化体(コンクリート部91)とを備えている。頂部用プレキャスト部材9は、現場内に設けられた製作ヤードにおいて製作してもよいし、現場外の工場等で製作されたものを搬入してもよい。
ホッパ躯体4の上端への頂部用プレキャスト部材9の固定は、第二ライニング板77の上端に頂部用ライニング板92の下端を重ねた状態で溶接するとともに、第二斜め壁部72の上面と頂部用プレキャスト部材9の下面との間に充填材93を充填することにより行う。なお、第二ライニング板77と頂部用ライニング板92との重ね代の大きさは限定されるものではないが、本実施形態では2cm程度とする。本実施形態では、第二斜め壁部72の上面と頂部用プレキャスト部材9の下面との間に高さ調整プレート96を介設して、頂部用プレキャスト部材9の高さ位置を調整する。なお、高さ調整プレート96に代えて高さ調整ボルトを配置してもよい。
同様に、ハウジング6の上端への頂部用プレキャスト部材9を固定する際には、支持部62の支持部用ライニング板65の上端に頂部用ライニング板92の下端を重ねた状態で溶接するとともに、支持部62の上面と頂部用プレキャスト部材9の下面との間に充填材93を充填する。
本実施形態の頂部用プレキャスト部材9の下面には、連結用鉄筋94が植設されている。頂部用プレキャスト部材2は、上斜め壁部72の上端、支持部62の上端および梁5の上部に埋め込まれたスリーブ95に連結用鉄筋94を挿入することにより固定する。
なお、ホッパ躯体4と梁5との交差部分では、頂部用プレキャスト部材9として、図3(b)に示す、平面視十字状に形成された交差部用プレキャスト部材90を使用する。
以上、本実施形態のホッパ躯体の施工方法によれば、ホッパ躯体の傾斜面を形成する上部躯体を、下斜め壁部と上斜め壁部とに分割して施工を行うため、分割しない場合に比べて1回の打設工程(第一打設作業または第二打設作業)において打設するコンクリート量を減らすことができる。そのため、効率的な施工が可能となる。また、コンクリートの打設量が減ることで、コンクリート打設時にライニング板に作用するコンクリート圧を抑制し、ひいては、ライニング板の小断面化を図ることができる。また、ホッパ躯体のライニング板は、コンクリートと一体性が確保されているため、高品質なホッパ躯体が形成される。
また、第一ライニング板と第二ライニング板との接合部では、端部同士を重ねた状態で溶接しているため、第一ライニング板と第二ライニング板との一体性を確保することができる。また、打設コンクリートの圧力により、第二ライニング板の下端部が広がることを防止することができる。
また、ライニング板は、セパレータを介して配置するため、プレキャストコンクリート板とライニング板との間隔が保持されて、高品質に施工することができる。また、セパレータの設置は容易なため、施工性に優れている。
また、ホッパ躯体の頂部は、頂部用プレキャスト部材を固定することにより形成するため、頂部を現場施工により形成する場合に比べて、工期短縮化が可能となる。
壁部材44やプレキャストハウジング部材60等のプレキャスト部材を現場内に設けられた製作ヤードにて製作するため、部材の搬入に要する手間や費用を削減することができる。多量に必要な壁部材44を現場外から搬入する場合には、壁部材44を保管するために広いストック場所が必要となるが、プレキャスト部材を現場内で製作することで、ストック場所は必要最小限に抑えることができる。また、現場外からプレキャスト部材を搬入するためには、運搬車両や製品の積み下ろし等に必要な揚重機等の建設機械が増加することによって建設コストが増加するとともに、車両通行の安全管理にも手間がかかる。一方、現場(製作ヤード)内でプレキャスト部材を製作すれば、必要最小限の台数の建設機械(運搬車両を含む)で施工を行うことができる。また、運搬時の制約により、工場製作では、部材の大きさや重量に制限があるが、現場内の製作ヤードで製作したプレキャスト部材を使用すれば、搬入することができない形状(重量)のプレキャスト部材を製作・使用することができる。
また、複雑な形状や収まり部分に使用するプレキャスト部材の検証については、モックアップによる検証が有効である。現場内の製作ヤードを利用すれば、本格的なプレキャスト部材の製作の前に、製作ヤードにおいて製造した試作品による検証を行うことができる。また、製作ヤードにおいてプレキャスト部材を製作すれば、試作品を利用した施工性等の確認も可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記実施形態では、石炭貯蔵用のサイロについて説明したが、サイロに収容される内容物の種類は石炭に限定されるものではない。例えば、コンクリートやアスファルト等に使用する骨材、セメント等の粉体、穀物等であってもよい。
前記実施形態では、ライニング板同士の接合部において、ライニング板の端部同士を重ねた状態で溶接したが、ライニング板は、端部同士を付き合わせた状態で溶接してもよく、その固定方法は限定されるものではない。
また、前記実施形態では、上部躯体を二段に分けて形成する場合について説明したが、上部躯体の施工は、三段以上に分けて行ってもよい。
1 石炭サイロ
2 サイロホッパ部
3 払出空間
4 ホッパ躯体
5 梁
51 頂部
6 ハウジング
61 ハウジング本体(下部躯体)
62 支持部(上部躯体)
63 頂部
64 コンクリート部
65 支持部用ライニング板
67 固定用鋼板(固定部)
7 上部躯体
71 下斜め壁部
72 上斜め壁部
73 頂部
74 プレキャストコンクリート板
75 トラス筋
76 第一ライニング板
77 第二ライニング板
78 補強鋼材
79 セパレータ
8 下部躯体
9 頂部用プレキャスト部材
91 コンクリート部
92 頂部用ライニング板(第三ライニング板)
93 充填材
94 連結用鉄筋
95 スリーブ

Claims (2)

  1. 仕切壁を形成する仕切壁形成工程と、
    下部躯体を形成する下部躯体形成工程と、
    下斜め壁部を形成する第一斜め壁部形成工程と、
    前記下斜め壁部の上に上斜め壁部を形成する第二斜め壁部形成工程と、を備えるホッパ躯体の施工方法であって、
    前記仕切壁形成工程では、複数のプレキャスト製の壁部材を組み合わせることにより、前記仕切壁を形成し、
    前記下部躯体形成工程では、前記仕切壁に前記下部躯体を接続し、
    前記第一斜め壁部形成工程は、
    前記下部躯体の上にプレキャストコンクリート板を配設するPCa板配設作業と、
    前記プレキャストコンクリート板から隙間をあけて第一ライニング板を配置する第一ライニング板配置作業と、
    前記プレキャストコンクリート板と前記第一ライニング板との間にコンクリートを打設する第一打設作業とを有し、
    前記第二斜め壁部形成工程は、
    前記プレキャストコンクリート板から隙間をあけて第二ライニング板を配置するとともに、前記第一ライニング板の上端に第二ライニング板の下端を固定する第二ライニング板配置作業と、
    前記プレキャストコンクリート板と前記第二ライニング板との間にコンクリートを打設する第二打設作業とを有していることを特徴とする、ホッパ躯体の施工方法。
  2. 傾斜面を有する上部躯体と、前記上部躯体を支持する下部躯体と、前記上部躯体および前記下部躯体を背面から支持する仕切壁と、を備えるサイロホッパ部であって、
    前記仕切壁は複数のプレキャスト製の壁部材を組み合わせることにより形成されており、
    前記上部躯体は、コンクリート部と、前記コンクリート部の表面に固定されたライニング板と、を備えており、
    前記ライニング板の下端は、前記下部躯体の上端部に形成された固定部に溶接されていることを特徴とする、サイロホッパ部。
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