JP6864832B2 - レイアウト処理システム、レイアウト画像形成装置及びプログラム - Google Patents

レイアウト処理システム、レイアウト画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明はレイアウト処理システム、レイアウト画像形成装置及びプログラムに関する。
スコアアップを目指すゴルファーは、詳細なデータが記述されたヤーデージブックを見ながらコースマネジメントするのを理想としている。しかし、ヤーデージブックを扱うゴルフ場は少ないのが現実であり、かつ、ヤーデージブックを扱っているゴルフ場であってもその価格は相対的に高価であることから気軽に利用できる状況ではない。また、ヤーデージブックを使用し、事前にコース戦略を立案したとしても、ティやピンポジションは当日コースに出てみないとわからないので、距離の再測定や再計算が必要となり、クラブの選択も含め時間を要する問題もある。
特許文献1には、使用したゴルフクラブのクラブ情報が自動的に収集できないというプレイ情報として欠落する部分をなくし、かつ、ホールアウト後、各プレイヤーのスコアシートを、ホストコンピュータが自動的に作成するゴルフプレイ情報記録システムが記載されている。ゴルフクラブのグリップ部分に無線ICタグによるクラブ情報記憶具を備え、コースの地面にタグ情報読取装置を高密度に埋め込み配置し、無線ICタグを有するゴルフボールを用いてこれを複数のタグ情報読取装置が検出する。これら情報をデータサーバが収集してゴルフボールの静止位置を演算すると共にクラブ情報記憶具から握り圧の情報を得てスイングの開始を判断する。ゴルフボールが移動して次の静止位置が確定することにより、データサーバがホール番号とそのコースでの打球数とを演算して、自動的にスコアシートをプリントアウトする。
特開2005−102902号公報
しかし、ゴルフクラブやゴルフボールに無線ICタグを取り付ける、あるいはコースに多数のタグ情報読取装置を設置するのは、コストやメンテナンス面で実現性に乏しい。また、ティやピンポジション等が変化した場合に、これに適応的に対応することが困難である。
上記は、ゴルフコースの例であるが、これに限らず、一般にレイアウトを構成する要素の位置が任意に変化し得る場合に、これに適応的に対応して常に最新のレイアウトを利用者に迅速かつ簡易に提供できるシステムが望まれている。
本発明の目的は、レイアウトを構成する要素の位置が任意に変化し得る場合に、これに対応して最新のレイアウトを利用者に供し得る技術を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出する検出手段と、前記位置情報が変化した場合に前記位置情報を送信する送信手段と、前記送信手段からの前記位置情報を受信し、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを作成して利用者に提供する作成手段と、を備え、前記レイアウトは、ゴルフコースであり、前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、前記送信手段は、さらに、前記利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを送信し、前記作成手段は、前記利用者の情報を用いて、攻略ルートを含む前記ヤーデージブックデータを作成し、前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、レイアウト処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記送信手段は、さらに、前記利用者の実際の打点の位置情報及び使用クラブ情報を送信し、前記作成手段は、前記実際の打点の位置情報及び使用クラブ情報を用いてプレイ記録付きのヤーデージブックデータを作成する請求項に記載のレイアウト処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記プレイ記録付きのヤーデージブックデータは、前記攻略コースと前記利用者の実際の打点とを差を示すデータである請求項2に記載のレイアウト処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記送信手段は、ゴルフ場に設置された複合機であり、前記作成手段は、前記複合機に接続されたサーバである請求項のいずれかに記載のレイアウト処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記作成手段は、前記ゴルフ場に設置された複合機、または前記ゴルフ場以外に設置された複合機に前記ヤーデージブックデータを送信することで前記利用者に提供する請求項に記載のレイアウト処理システムである。
請求項に記載の発明は、レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出する検出手段から送信された前記位置情報を受信する受信手段と、前記位置情報が変化した場合に前記位置情報をサーバに転送する転送手段と、前記サーバで作成された、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを前記サーバから受信して出力する出力手段と、を備え、前記レイアウトは、ゴルフコースであり、前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、前記転送手段は、さらに、利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを前記サーバに転送し、前記ヤーデージブックデータは、前記利用者の情報を用いて作成された、攻略ルートを含むデータであり、前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、レイアウト画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、コンピュータに、レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出するセンサから送信された前記位置情報を受信するステップと、前記位置情報が変化した場合に前記位置情報をサーバに転送するステップと、前記サーバで作成された、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを前記サーバから受信して出力するステップと、を実行させ、前記レイアウトは、ゴルフコースであり、前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、前記転送するステップでは、さらに、利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを前記サーバに転送し、前記ヤーデージブックデータは、前記利用者の情報を用いて作成された、攻略ルートを含むデータであり、前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、プログラムである。
請求項1,に記載の発明によれば、レイアウトを構成する対象物の位置が任意に変化し得る場合に、これに対応して最新のレイアウトを利用者に供し得る。
請求項6,7に記載の発明によれば、さらに、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかの位置が変化した場合に、これに対応した最新のヤーデージブックを迅速に利用者に供し得る。特に、ホールカップの位置は毎日変化し得るところ、利用者は当日のホールカップの位置が反映された正確なヤーデージブックを取得することができるので、利用者(ゴルファー)はこれを用いた正確なコースマネジメントが可能である。
請求項1,6,7に記載の発明によれば、さらに、利用者(ゴルファー)の情報を用いたヤーデージブック、すなわち利用者毎にカスタマイズされたヤーデージブックを取得し得る。
請求項2,3に記載の発明によれば、さらに、プレイ記録付きのヤーデージブックを取得し得る。
請求項に記載の発明によれば、さらに、利用者は、ゴルフ場に設置された複合機からヤーデージブックを取得し得る。
請求項に記載の発明によれば、さらに、利用者は、ゴルフ場に設置された複合機、またはゴルフ場以外(例えばコンビニエンスストア)に設置された複合機からヤーデージブックを取得し得る。
実施形態の構成ブロック図である。 ヤーデージブックの一例を示す説明図である。 ホールデータの説明図である。 ホールカップ位置の変化を示す説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態のシステム構成図である。 ゴルファー情報の説明図である。 攻略ルートの説明図(その1)である。 攻略ルートの説明図(その2)である。 打点の記録を示す説明図である。 ゴルフプレイ記録付きヤーデージブックの説明図(その1)である。 ゴルフプレイ記録付きヤーデージブックの説明図(その2)である。 ゴルフプレイ記録付きヤーデージブックの説明図(その3)である。 変形例のレイアウト変化を示す説明図である。 変形例のシーケンス図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、レイアウトとしてゴルフコースを例にとり説明する。
<構成>
図1は、実施形態におけるレイアウト処理システムの構成ブロック図を示す。レイアウト処理システムは、受信手段、送信手段あるいは転送手段としての複合機10、検出手段としてのセンサ40、及び作成手段としてのクラウドサーバ50を備える。
複合機10は、コピーや、プリント、ファクス、スキャン等の複数の機能を備え、ゴルフ場の所定位置、例えばクラブハウス内や事務室内に設置される。複合機10は、ICカード読み取り装置12、システム制御部14、記憶部16、スキャナ18、プリンタ20、操作部/表示部22、通信インターフェイス(I/F)24、通信制御部26、メモリ28、画像処理部30、及びアンテナ32を備える。
ICカード読み取り装置12は、利用者であるゴルファー情報を読み取るための装置である。ゴルファー情報は、具体的にはゴルファーの識別情報とゴルファーの使用ティ、使用クラブ、飛距離、得意距離、プレイスタイル等である。これらは、予めゴルファーがPC等を用いてICカードに記憶しておく。ICカード読み取り装置12に代えて、ゴルファーが操作部/表示部22を操作して入力してもよい。また、ICカード読み取り装置12は、電子マネーで料金、つまりヤーデージブックの対価を支払う場合の支払い情報を入力する。
システム制御部14は、複合機10全体の動作を制御し、ROMやHDD(ハードディスクドライブ)、あるいはSSD(ソリッドステートドライブ)等のプログラムメモリに記憶された処理プログラムを読み出して実行することで各種機能を実現する。具体的には、ゴルフコースの所定位置に設置されたセンサ40から送信されたデータの受信、受信したデータの処理、クラウドサーバ50へのデータ送信、クラウドサーバ50で作成されたヤーデージブックデータの受信、受信したヤーデージブックデータの出力等である。システム制御部14は、1又は複数のプロセッサで構成される。
記憶部16は、HDDやSSD等で構成され、ICカード読み取り装置12、スキャナ、操作部/表示部22,アンテナ32,クラウドサーバ50から入力した各種データ/情報を記憶する。
スキャナ18は、所定の解像度や所定のカラーモードで原稿をスキャンする。原稿には、ゴルファーが持参したヤーデージブックも含まれる。
プリンタ20は、ゴルファーあるいはその他の操作者からの指示に応じて、クラウドサーバ50で作成されクラウドサーバ50から受信したヤーデージブックデータを印刷出力する。プリンタ20は、公知のインクジェット方式の構成を備え、描画データを用紙に印刷する。ノズル等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、フィルム等に記録を行う。インクを吐出する方法には、静電誘引力を利用してインクを吐出させるドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、高熱により気泡を形成・成長させることで生じる圧力を利用してインクを吐出させる熱インクジェット方式等がある。記録ヘッドは、例えば、シアンインクを吐出するヘッド、マゼンタインクを吐出するヘッド、イエローインクを吐出するヘッド、ブラックインクを吐出するヘッドを備え、各ヘッドが用紙の幅と少なくとも同等の幅を有するラインヘッドが用いられる。記録ヘッドにより各色のインク滴を中間転写体に吐出して記録し、その後に用紙に転写して印刷する。
操作部/表示部22は、タッチパネル等で構成され、ゴルファーあるいはその他の操作者が操作して必要なデータ/指示を入力する。
通信I/F24は、インターネットやLAN等を介してクラウドサーバ(インターネットサーバ)50と複合機10をデータ送受可能に接続する。
通信制御部26は、通信I/F24の動作を制御し、複合機10とクラウドサーバ50の通信、及び複合機10とセンサ40の通信を制御する。通信制御部26は、1又は複数のプロセッサで構成される。システム制御部14が通信制御部26の機能を実現してもよい。
メモリ28は、ROM等のプログラムメモリ及びRAM等のワーキングメモリを含み、システム制御部14はメモリ28にアクセスして各種処理を実行する。
画像処理部30は、用紙給紙モジュール、原稿給紙モジュール、及び画像処理アクセラレータを備える。用紙給紙モジュールは、用紙トレイからプリンタ20に用紙を搬送するモジュールである。原稿給紙モジュールは、原稿トレイからスキャナ18に用紙を搬送するモジュールである。画像処理アクセラレータは、スキャナ18等と連動して圧縮/伸長処理を行うモジュールである。この画像処理アクセラレータは必須ではなく、付加的モジュールとしてもよい。
アンテナ32は、センサ40からのデータを受信する。センサ40は、図では2個示されているが、その個数は限定されない。但し、あまりに多くのセンサ40を設置するのはコストやメンテナンスの面から現実的でなく、ヤーデージブックを作成するために必要最小限でよい。具体的には、後述するように、ティ位置、FW(フェアウェイ)旗位置、及びホールカップ位置に設置するのが望ましい。センサ40は、それぞれ設置された位置のデータ、すなわちティ位置データ、FW旗位置データ、ホールカップ位置データ(これらの位置データを適宜、「ホールデータ」と称する)を無線送信する。アンテナ32は、これらのセンサからのホールデータを受信する。なお、10年程度の電池寿命、最大伝送距離が約15kmと長いIoT広域無線もLoRa等で規格化されており、このような規格に準拠したセンサ40を用いることができる。LoRaでは、少ない出力で長い距離での通信ができるため、ゲートウェイを介してIoT機器をスター型に無線接続しネットワークを構築するのに適している。実施形態では、複合機10がIoT機器のゲートウェイとして機能する。但し、本発明はその適用に際して特定の規格に限定されるものではない。
システム制御部14は、アンテナ32から受信したセンサ40のホールデータに基づき、ゴルフコースのレイアウトに変化が生じたか否かを判定する。変化が生じた、すなわちティ位置データ、FW旗位置データ、ホールカップ位置データの少なくともいずれかに変化が生じた場合に、変化後の位置データを通信I/F24を介してクラウドサーバ50に送信する。他方、システム制御部14は、ゴルフコースのレイアウトに変化が生じていない、すなわちティ位置データ、FW旗位置データ、ホールカップ位置データのいずれにも変化が生じていない場合は、センサ40から受信したホールデータをクラウドサーバ50に送信しない。ホールデータに変化が生じた場合のみクラウドサーバ50にデータを送信することで、無駄なデータ送信を排除して通信トラフィックを低減し得る。また、システム制御部14は、ゴルファー情報を入力した場合に、当該ゴルファー情報もクラウドサーバ50に送信する。
クラウドサーバ50は、複合機10から受信した変化後の位置データ及びゴルファー情報を用いて、ヤーデージブックデータを作成する。ヤーデージブックは、ゴルフコースについての左右のティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置、OB域、各種ハザード(バンカー、池、木、石)、グリーンの傾斜、残距離表示等、ゴルファーが正しいクラブを選択し、 完璧なショットを打てるように必要な情報を記載した書類である。ヤーデージブックは、「ゴルフメモ」と称する場合もある。クラウドサーバ50は、予めヤーデージブックテンプレートを作成してメモリに記憶しておき、このヤーデージブックテンプレートを編集することで変化後の位置データ及びゴルファー情報を反映したヤーデージブックデータを作成する。クラウドサーバ50は、作成したヤーデージブックをメモリに記憶し、複合機10に送信する。クラウドサーバ50は、複合機10からの要求に応じて当該ヤーデージブックを複合機10に送信する。
<ヤーデージブック>
図2は、ヤーデージブックの一例を示す。ゴルフコースの左ティ位置60、右ティ位置62、FW旗位置64、ホールカップ位置66が示されており、グリーンの拡大図67にはホールカップ位置66が詳細に示されている。また、ティ位置からFW旗位置までの距離(図では230ヤード)、FW旗位置からグリーンまでの距離(図では120ヤード)及びホールカップ位置までの距離(図では135ヤード)、グリーン端からホールカップ位置までの距離(図では10ヤード及び15ヤード)が示されている。なお、ティ位置にはバックティ、レギュラーティ、レディースティがあるが、図ではレギュラーティのみを代表して示す。また、図ではOB域、各種ハザード、グリーンの傾斜、ヤーデージマーカ等は省略されている、これらの情報も必要に応じて示される。ゴルファーはこのようなヤーデージブックを参照しつつ、コースの戦略プランを練る。
<ホールデータ>
図3は、センサ40から送信されるホールデータの一例を示す。ホールカップ位置に設けられたセンサ40から送信される、ホールカップ位置のデータである。センサ40は、識別子、コース名、ホール番号、及び位置情報をセットとして送信する。具体的には、
識別子=ホールカップ
コース名=○○カントリー△△コース
ホール番号=1
位置情報=緯度、経度、高度、測地精度、測位時間
である。センサ40は、所定間隔でこれらのデータを複合機10に送信し、複合機10のアンテナ32で受信する。
図4は、ホールカップ位置変化の一例を示す。ホールカップ位置は、基本的には芝生の痛むところが片寄らないように、前日とできるだけ遠く離れたところに規則的に切り替えられる。例えば、前日のホール位置が図4(a)に示されるように、
位置情報=(x1,y1,z1,t1)
であるところ、本日のホール位置が図4(b)に示されるように、
位置情報=(x2,y2,z2,t2)
と変化する。ここで、x1,x2は経度、y1,y2は緯度、z1,z2は高度、t1,t2は測位時間である。測位時間は、年月日及び時刻から構成される。複合機10のシステム制御部14は、アンテナ32から受信したこれらのデータを比較し、ホールカップ位置に変化があるか否かを判定する。上記の例では、(x1,y1,z1)≠(x2,y2,z2)であるため変化があると判定し、変化後のホールカップ位置データをクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、複合機10から受信したホールカップ位置データ及びゴルファー情報を用いてヤーデージブックを作成する。
<処理フローチャート>
図5は、複合機10及びクラウドサーバ50の処理フローチャートを示す。
複合機10は、所定間隔でセンサ40から送信されるホールデータをアンテナ32で受信する(S101)。受信したホールデータは、記憶部16に記憶される。具体的には、ティ位置に設けられたセンサ40,FW旗位置に設けられたセンサ40,及びホールカップ位置に設けられたセンサ40からのホールデータを、識別子毎及びホール番号毎に分類して時系列に記憶部16に記憶する。例えば、識別子=ホールカップ、ホール番号=1に関しては、
p1=(x1,y1,z1,σ1,t1)
p2=(x1,y1,z1,σ1,t2)
p3=(x1,y1,z1,σ1,t3)
p4=(x2,y2,z2,σ1,t4)
・・・
等である。ここで、t1〜t3は同じ日の異なる時刻であり、t4は異なる日の時刻である。ホールカップ位置が毎日変更されることに対応し、異なる日の時刻であるt4において経度及び緯度の値が異なっている。σ1は測地精度である。
複合機10のシステム制御部14は、記憶部16に記憶されたホールデータを読み出し、位置情報が変化したか否かを判定する(S102)。例えば、ホールカップ位置データに関し、最新の受信データとその一つ前の過去の受信データとを比較し、位置情報に変化があるか否かを判定する。所定の許容値を設定し、位置情報の差分が許容値を超える場合に位置情報に変化があると判定し、位置情報の差分が許容値以下であれば位置情報に変化がないと判定してもよい。
位置情報に変化がある場合、例えば最新のホールデータをp4、その一つ前のホールデータをp3とすると、x1≠x2、y1≠y2、z1≠z2であり、位置情報に変化があるから、複合機10のシステム制御部14は、通信制御部26及び通信I/F24を介してクラウドサーバ50にホールデータを送信(転送)する(S103)。ティ位置データ及びFW旗位置データについても同様であり、位置情報に変化があればクラウドサーバ50に送信する。位置情報に変化がなければ、ホールデータを送信(転送)しない。
クラウドサーバ50のプロセッサは、複合機10から送信されたホールデータを受信し、受信したホールデータを用いてコースレイアウトデータとしてのヤーデージブックデータを作成し、メモリに記憶する(S104)。具体的には、クラウドサーバ50のプロセッサは、当該ゴルフコースの標準的ティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置に基づいてヤーデージブックテンプレートを予め作成してメモリに記憶しておき、複合機10から受信したホールデータを用いて当該ヤーデージブックテンプレートを編集することでヤーデージブックを作成する。ヤーデージブックテンプレートではなく、既に作成されメモリに記憶されたヤーデージブックを変化後のホールデータで編集することで新たにヤーデージブックを作成してもよい。例えば、プロセッサは、既作成のヤーデージブックにおけるホールカップ位置が(x1,y1,z1)であり、変化後のホールカップ位置が(x2,y2,z2)であれば、両者の位置の相違を用いてFW旗位置からホールカップ位置までの距離を再計算し、既作成のヤーデージブックのFW旗位置からホールカップ位置までの残距離を書き換えることで編集する。ヤーデージブックにグリーンの傾斜についての情報が含まれている場合、変化後のホールカップ位置に応じてグリーンの傾斜についての情報を書き換えてもよい。例えば「グリーンの端から上り傾斜」を「グリーンの端から下り傾斜」等である。
そして、複合機10からの要求に応じ、作成したコースレイアウトデータとしてのヤーデージブックデータをメモリから読み出して複合機10に送信する(S105)。複合機10からの要求にはゴルファー情報が含まれており、クラウドサーバ50は、ゴルファー情報をヤーデージブックデータに反映させた上で複合機10に送信する。ゴルファー情報を考慮したヤーデージブックデータの作成についてはさらに後述する。複合機10は、クラウドサーバ50から受信したヤーデージブックデータを印刷し、ヤーデージブックとして出力する。ゴルファーは、当該ヤーデージブックを取得する。このヤーデージブックは、変化後の位置情報が反映された最新のヤーデージブックであり、ゴルファーは、例えばゴルフの当日にゴルフ場の複合機10を操作することで、当日のティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置が反映されたヤーデージブックを容易に取得できる。
他方、位置情報に変化がない場合、クラウドサーバ50は、以前のホールデータを用いて作成されたヤーデージブックデータをメモリに記憶しているから、複合機10から要求された場合に当該ヤーデージブックデータをメモリから読み出して複合機10に送信する。
このように、複合機10は、センサ40からの位置データを受信し、必要な位置データ(位置に変化がある位置データ)をクラウドサーバ50に転送する機能を有しているから、Iotゲートウェイ機能を備えた複合機10といえる。Iotゲートウェイ機能を備えた複合機10の基本的な動作を列挙すると以下の通りである。
・センサ40から送信されたホールデータを受信する
・受信したホールデータをフィルタリングし、所定の条件(実施形態では位置変化)を満たすホールデータのみをクラウドサーバ50に送信する
・ゴルファーからのヤーデージブック取得要求をクラウドサーバ50に送信する
・ゴルファー情報を入力してクラウドサーバ50に送信する
・クラウドサーバ50で作成されたヤーデージブックを受信する
・受信したヤーデージブックを出力する
図5の処理では、ゴルファーがゴルフ場内の複合機10を操作することでヤーデージブックをクラウドサーバ50に要求し、クラウドサーバ50は当該要求に応じて複合機10にヤーデージブックを送信しているが、ゴルフ場とは別の場所、例えばコンビニエンスストアに設置された複合機を操作することでヤーデージブックをクラウドサーバ50に要求してもよい。
<他のシステム構成>
図6は、ゴルフ場に設置された複合機10、ゴルフ場以外、例えばコンビニエンスストア等に設置された複合機11、及びクラウドサーバ50で構成されるシステムの一例を示す。
ホールデータは、複合機10からクラウドサーバ50に送信され、クラウドサーバ50は受信したホールデータを用いてヤーデージブックデータを作成してメモリに記憶する。ゴルファーが、複合機11を操作してクラウドサーバ50に対してゴルフコースを特定した上でヤーデージブックを要求すると、クラウドサーバ50はメモリからヤーデージブックデータを読み出して複合機11に対して送信する。複合機11は、クラウドサーバ50から受信したヤーデージブックデータを印刷してヤーデージブック70として出力する。ゴルファーがスマートフォン72等へのダウンロードを希望する場合、複合機11は、クラウドサーバ50から受信したヤーデージブックデータをスマートフォン72に送信する。
あるいは、複合機11は、複合機10に対してヤーデージブックを要求すると、複合機10はクラウドサーバ50に対してヤーデージブックを要求する。複合機10は、クラウドサーバ50からヤーデージブックデータを受信すると、当該ヤーデージブックデータを複合機11に送信する。複合機11は、複合機10から受信したヤーデージブックデータを印刷してヤーデージブック70として出力し、またはスマートフォン72に送信する。複合機10が既にクラウドサーバ50からヤーデージブックデータを受信して記憶部16に記憶している場合、複合機10は、複合機11からの要求に応じて記憶部16からヤーデージブックデータを読み出して複合機11に送信してもよい。
あるいは、複合機11は、クラウドサーバ50に対してヤーデージブックを要求すると、クラウドサーバ50は複合機10にヤーデージブックデータを送信し、ヤーデージブックデータを受信した複合機10は、受信したヤーデージブックデータを複合機11に送信してもよい。
<ゴルファー情報>
図7は、ゴルファーが複合機10に入力するゴルファー情報の一例を示す。ゴルファー情報は、ゴルファーの識別子、使用ティ、ゴルフクラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルを含む。使用ティは、バックティ、レギュラーティ、レディースティ、シルバーティ等であり、プレイスタイルはマネージメント重視型、攻め型等である。ゴルファーは、これらの情報を入力しつつ、複合機10からクラウドサーバ50に対してヤーデージブックを要求する。クラウドサーバ50は、記述したようにティ位置データ、FW旗位置データ、ホールカップ位置データ等を用いてヤーデージブックデータを作成するとともに、受信したゴルファー情報を反映させたヤーデージブックデータを作成する。具体的には、使用ティ及びゴルフクラブの飛距離、並びに得意距離から選択すべきゴルフクラブを自動的に選択するとともに、1打目、2打目、3打目、・・・等の目標飛距離及び目標コースを自動的に選択した攻略ルートデータを作成する。基本アルゴリズムは、可能な限り得意距離を用いるとともに、プレイスタイルがマネージメント重視型であれば安全なコース採り、攻め型であれば最短経路のコース採りを行うことであるが、これに限定されない。
図8は、攻略ルートの一例を示す。1打目はゴルフクラブとして1Wを選択し、2打目にはゴルフクラブとしてAWを選択する。
図9は、攻略ルートとともに作成されるヤーデージブックの一例を示す。目標とすべきコースを破線74で示す。1打目は1Wで250ヤードを狙い、2打目はAWで100ヤードを狙って2オンするパターンである。ゴルファー情報には得意距離として100ヤードという情報が含まれているため、この得意距離を含むようにルートが選択されている。
<ゴルフプレイ記録付きヤーデージブック>
ゴルファーは、このようなヤーデージブックを参照しつつ実際にプレイするが、ゴルファーはこのヤーデージブックに実際の自己の打点及び使用クラブをヤーデージブックに記録していく場合もある。このような場合、本実施形態のシステムは、実際の打点や使用クラブを反映したゴルフプレイ記録付きのヤーデージブックを作成してゴルファーに提供し得る。
図10は、ヤーデージブックに記録されたゴルファーの実際の打点の一例を示す。図において、黒丸76a〜76cが実際の打点を示す。1打目の打点76a、2打目の打点76b、3打目の打点76cである。ゴルファーは、実際の打点や使用クラブを記録したヤーデージブックを複合機10のスキャナ18で電子データに変換し、システム制御部14に供給する。システム制御部14は、スキャナ18で読み込んだ打点及び使用クラブ付きのヤーデージブックデータをクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、打点及び使用クラブ付きのヤーデージブックデータを用いてゴルフプレイ記録付きヤーデージブックデータを作成してメモリに記憶する。そして、複合機10に対して当該ゴルフプレイ記録付きヤーデージブックデータを送信する。複合機10は、受信したデータを印刷してゴルフプレイ記録付きヤーデージブックとして出力する。
図11、図12及び図13は、ゴルフプレイ記録付きヤーデージブックの一例を示す。図11は、攻略コースとともに実際の打点を重畳して示すヤーデージブックである。打点76a〜76cの間を太線で示し、攻略コースにおける破線74と対比できるようになっている。
図12は、プレイ記録の一覧表の一例である。1打目に1Wで240ヤード、2打目にPWで110ヤード、3打目にSWで30ヤード、4打目にPTで5メートルを打っている。打数は4、パット数は1である。この表を視認することで、攻略コースとの対比においてどこが悪かったのか、あるいはどこが良かったのかを知り得る。
図13は、ゴルフ記録の分析結果の一例を示す。スコア数やパット数、平均飛距離等が記載される。ゴルファーは、図11〜図13に示されたデータを参照することで、ゴルファーは、ヤーデージブックを参照しつつプレイするという標準的なスタイルを維持しつつ、記録ルートやスコアを自動で出力してくれるので、より詳細な分析が可能となり、後日のプレイに生かすことができる。
なお、図13にはプレイ時間についても記載されているが、例えばゴルフカートのGPSログデータを複合機10のアンテナ32で受信し、クラウドサーバ50に送信することで算出し得る。ゴルファーの識別子とゴルフカートの識別情報は互いに関連付けられていることは言うまでもない。
このように、実施形態では、ティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置の少なくともいずれかに変化が生じた場合に、これを反映したヤーデージブックを作成してゴルファーに提供できるので、より正確なコースマネジメントが可能となる。また、ゴルフ場に設置された複合機10のみならず、他の場所、例えばコンビニエンスストア等を用いて最新のヤーデージブックを取得できるため、当該ゴルフ場に向かう途中のコンビニエンスストア等で容易に最新のヤーデージブックを取得でき、ゴルフ場に到着する途中においてもコースマネジメントし得る。また、ゴルファー情報を反映させた戦略ルート付きのヤーデージブックを作成してゴルファーに提供できるので、ゴルファーは安心してクラブ選択ができるとともにターゲットも明確となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変形が可能であり、以下に変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、レイアウトデータとしてゴルフのヤーデージブックを例示したが、これ以外にもオフィス等のレイアウトデータにも適用し得る。
図14は、オフィスのレイアウトデータの一例を示す。各種デスクや事務機器が配置されており、その中に複合機10及びFAX機80が配置されており、FAX機80が何らかの都合によりその位置が変化したとする。例えば、図14(a)に示すように当初は右上の位置にFAX機80が設置されていたところ、図14(b)に示すように右下の位置にFAX機80が移動されたものとする。FAX機80に設置されたセンサ40は、その位置データを複合機10に送信する。複合機10のアンテナ32は、センサ40からの位置データを受信し、位置情報に変化があるか否かを判定する。位置情報に変化がある場合、複合機10はクラウドサーバ50に変化後の位置データを送信する。
クラウドサーバ50は、変化後の位置データを用いてオフィスレイアウトデータを作成し、メモリに記憶する。そして、複合機10あるいは任意のネットワーク端末からの要求に応じ、作成されたオフィスレイアウトデータを要求元に送信する。これによれば、オフィスのユーザは、最新のオフィスレイアウトを容易に取得することができる。この変形例ではFAX機80の移動について説明したが、コピー機、プリンタその他の任意の事務機器に適当し得る。
また、オフィスレイアウト以外にも、建築設計図面にも適用し得る。建築物の任意の部品に設けられたセンサ40が位置データを送信する。建築現場に設置された複合機10のアンテナ32が位置データを受信し、当初の建築設計図面における当該センサ40の基準位置と比較する。基準位置と受信した位置データに差異があり位置が変化している場合、複合機10は、受信した位置データをクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、変化後の位置データを用いて新たな建築設計図面を再作成してメモリに記憶し、適宜、複合機10その他のネットワーク端末に配信する。
さらに、各種スポーツのコースレイアウト、例えばマラソンのコースレイアウト等にも適用し得る。例えば給水所に設けられたセンサ40が位置データを送信する。事務局に設置された複合機10のアンテナ32が位置データを受信し、当初のマラソンコースにおける当該センサ40の基準位置と比較する。基準位置と受信した位置データに差異があり位置が変化している場合、複合機10は、受信した位置データをクラウドサーバ50に送信する。クラウドサーバ50は、変化後の位置データを用いて新たなマラソンのコースレイアウトデータを再作成してメモリに記憶し、適宜、複合機10その他のネットワーク端末に配信する。
<変形例2>
実施形態では、センサ40によりティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置を検出して複合機10に送信し、これらの位置データの少なくともいずれかに変化があった場合にクラウドサーバ50に送信し、クラウドサーバ50でヤーデージブックデータを作成しているが、ユーザであるゴルファーが複合機10を操作してティ位置、FW旗位置、ホールカップ位置のうち、ヤーデージブックを作成する際に考慮すべき位置データを選択し、選択された位置データに変化があった場合のみクラウドサーバ50でヤーデージブックを作成してもよい。例えば、ゴルファーがホールカップ位置を選択した場合、ホールカップ位置に変化があった場合のみクラウドサーバ50がヤーデージブックを作成する等である。ユーザであるゴルファーがヤーデージブックの作成処理をカスタマイズし得る。
<変形例3>
実施形態では、複合機10から変化後の位置データをクラウドサーバ50に送信し、クラウドサーバ50でヤーデージブックを作成して複合機10に提供しているが、複合機10において変化後の位置データを用いてヤーデージブックを作成してもよい。この場合、クラウドサーバ50の機能が複合機10に組み込まれており、複合機10は送信手段及び作成手段として機能する。複合機10は、ヤーデージブックを印刷出力するレイアウト画像形成装置と解釈し得る。
<変形例4>
実施形態では、スマートフォン72等の携帯端末にヤーデージブックデータを配信する場合についても説明したが、センサ40でリアルタイムに風向き等を検出して複合機10に送信し、複合機10からスマートフォン72に風向きのデータを送信してもよい。ゴルファーは、ヤーデージブックとともに風向きデータを参照することで、さらに正確なコースマネジメントが可能となる。この場合、複合機10は、ゴルフカートを経由して風向きのデータをスマートフォン72に送信してもよい。
<変形例5>
実施形態では、スマートフォン72等の携帯端末にヤーデージブックデータを配信する場合についても説明したが、この場合、所定の画面遷移でヤーデージブックデータを順次表示してもよい。例えば、メイン画面では現在地の場所とコースレイアウトを表示するとともにグリーンに近づくにつれて自動的に画面が拡大、スクロールされてホールカップ位置までの距離を表示するように遷移する等である。画面下部に推奨のゴルフクラブと目標飛距離を表示してもよい。また、実際の打点情報をスマートフォンのタッチパネルを操作することで入力可能とし、実際の打点情報を複合機10にアップロードすることでゴルフプレイ記録付きヤーデージブックを作成してもよい。使用クラブについても同様であり、実際に使用したクラブ情報をスマートフォンのタッチパネルを操作することで入力可能とし、使用クラブ情報を複合機10にアップロードすることでゴルフプレイ記録付きヤーデージブックを作成してもよい。なお、攻略コースと実際の打点及び使用クラブとを対比し、攻略コースに一致していればアップロードせず、一致しておらず差分が存在する場合にアップロードしてもよい。
<変形例6>
実施形態では、クラウドサーバ50は、作成したヤーデージブックデータをメモリに記憶しておき、ゴルファーが複合機10を操作することで複合機10からクラウドサーバ50に要求を送信し、この要求に応じてクラウドサーバ50から複合機10にヤーデージブックデータを送信しているが、クラウドサーバ50はヤーデージブックデータを作成すると複合機10に送信し、複合機10においてゴルファーからの要求に応じて当該ヤーデージブックデータを出力、すなわち印刷してヤーデージブック70として出力あるいはスマートフォン72にダウンロードして出力してもよい。
図15は、この場合のセンサ40、複合機10及びクラウドサーバ50のシーケンス図ある。
センサ40からは所定間隔でホールデータが送信される。複合機10のアンテナ32は、センサ40から送信されたホールデータを順次受信し、システム制御部14は、位置データに変化があるか否かを判定する。位置データに変化がなければクラウドサーバ50にホールデータを送信(転送)しない。位置データに変化があれば、ホールデータをクラウドサーバ50に送信(転送)する。クラウドサーバ50は複合機10からのホールデータを受信し、受信したホールデータを用いてヤーデージブックデータを作成する。図には示していないが、複合機10からゴルファー情報が送信された場合にはこれを受信し、受信したゴルファー情報も用いてヤーデージブックデータを作成する。クラウドサーバ50は、作成したヤーデージブックデータを速やかに複合機10に送信する。複合機10は、受信したヤーデージブックデータを記憶部16に記憶する。そして、ゴルファーが複合機10を操作してヤーデージブックを要求すると、システム制御部14は、この要求に応じて記憶部16から該当するヤーデージブックデータを読み出し、ヤーデージブック70として印刷出力し、あるいはスマートフォン72にダウンロードする。ゴルファーがゴルファー情報を入力している場合、ゴルファーの識別子(図7参照)を用いて該当するヤーデージブックデータを読み出すことは言うまでもない。
10,11 複合機、40 センサ、50 クラウドサーバ、60 ティ位置(左)、62 ティ位置(右)、64 FW旗位置、66 ホールカップ位置、67 グリーン、70 ヤーデージブック、72 スマートフォン。

Claims (7)

  1. レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出する検出手段と、
    前記位置情報が変化した場合に前記位置情報を送信する送信手段と、
    前記送信手段からの前記位置情報を受信し、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを作成して利用者に提供する作成手段と、
    を備え、
    前記レイアウトは、ゴルフコースであり、
    前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、
    前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、
    前記送信手段は、さらに、前記利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを送信し、
    前記作成手段は、前記利用者の情報を用いて、攻略ルートを含む前記ヤーデージブックデータを作成し、
    前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、
    レイアウト処理システム。
  2. 前記送信手段は、さらに、前記利用者の実際の打点の位置情報及び使用クラブ情報を送信し、
    前記作成手段は、前記実際の打点の位置情報及び使用クラブ情報を用いてプレイ記録付きのヤーデージブックデータを作成する
    請求項に記載のレイアウト処理システム。
  3. 前記プレイ記録付きのヤーデージブックデータは、前記攻略コースと前記利用者の実際の打点とを差を示すデータである
    請求項2に記載のレイアウト処理システム。
  4. 前記送信手段は、ゴルフ場に設置された複合機であり、
    前記作成手段は、前記複合機に接続されたサーバである
    請求項のいずれかに記載のレイアウト処理システム。
  5. 前記作成手段は、前記ゴルフ場に設置された複合機、または前記ゴルフ場以外に設置された複合機に前記ヤーデージブックデータを送信することで前記利用者に提供する
    請求項に記載のレイアウト処理システム。
  6. レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出する検出手段から送信された前記位置情報を受信する受信手段と、
    前記位置情報が変化した場合に前記位置情報をサーバに転送する転送手段と、
    前記サーバで作成された、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを前記サーバから受信して出力する出力手段と、
    を備え、
    前記レイアウトは、ゴルフコースであり、
    前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、
    前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、
    前記転送手段は、さらに、利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを前記サーバに転送し、
    前記ヤーデージブックデータは、前記利用者の情報を用いて作成された、攻略ルートを含むデータであり、
    前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、
    レイアウト画像形成装置。
  7. コンピュータに、
    レイアウトを構成する対象物の位置情報を検出するセンサから送信された前記位置情報を受信するステップと、
    前記位置情報が変化した場合に前記位置情報をサーバに転送するステップと、
    前記サーバで作成された、変化後の前記対象物の位置情報を含むレイアウトデータを前記サーバから受信して出力するステップと、
    を実行させ
    前記レイアウトは、ゴルフコースであり、
    前記対象物は、ティ、FW旗、ホールカップの少なくともいずれかであり、
    前記レイアウトデータは、ヤーデージブックデータであり、
    前記転送するステップでは、さらに、利用者の情報として、使用ティ、クラブの飛距離、得意距離、プレイスタイルの少なくともいずれかを前記サーバに転送し、
    前記ヤーデージブックデータは、前記利用者の情報を用いて作成された、攻略ルートを含むデータであり、
    前記攻略ルートは、前記利用者の各打点の目標距離と前記利用者が目標とすべきコースとを含む、
    プログラム。
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