JP2007014487A - ゴルフコースデータ提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】 プレイヤーがボールとカップ、またはボールとグリーン中央との間の距離をその場で表示できる手段を提供する
【解決手段】 位置情報があらかじめ把握されている対象物と、ＧＰＳ機能付き携帯端末２との間の距離を含むゴルフコースデータを携帯端末２の表示手段１３に表示するゴルフコースデータ提供システム１であり、携帯端末２は、ＧＰＳ衛星５の電波を受信するＧＰＳ受信手段７と、携帯端末２の位置情報を演算する位置情報算出手段８と、対象物の位置情報を含むコース情報を提供するサーバー３と送受信する送受信手段１０と、受信したコース情報を記録する情報記録手段１１と、情報を入力する入力手段１５と、対象物と携帯端末２との間の距離を演算し、少なくとも前記演算された距離を含むゴルフコースデータを表示手段１３に表示させる演算制御手段１２とを備えている。
【選択図】 図１

Description

本発明は、ゴルフプレイヤーに対して当該ゴルフプレイヤーがプレイしているその場で、ゴルフボールとカップとの距離等を含むゴルフコースデータを提供するシステムに関するものである。

従来ゴルフ場におけるゴルフプレイには、数名で構成した１組のパーティーにキャディがついて、ゴルフ道具の運搬、コース情報の提供及び安全管理を行っていた。

しかし、自走式ゴルフカートの普及とゴルフ場の人員削減化によりキャディを伴わないゴルフプレイへと移行しつつある。そしてキャディに代わるものとして、ゴルフカートに送受信機や表示画面を設置し、ゴルフコースの情報表示、安全管理を行う技術が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
特開平０６−３３５５４６

上記の特許文献１によると、ゴルフカートを介してゴルフコースの情報を提供したり、他のパーティとの接近による注意を喚起したりすることが可能となる。そして、ゴルフカートを単なる運搬装置としてでなく、情報提供の装置として利用することが可能となった。

しかしながら、ゴルフカートに設置した表示画面にゴルフコースの状況や、ピンとの距離を表示することが可能であっても、各プレイヤーのボールとカップとの距離、方向等の個別情報を得ることはできない。また各プレイヤーがその都度ゴルフカートまでコース状況等の情報を見に行くのは面倒であり、その利用には難点がある。

本発明は、プレイヤーがボールとカップ、またはボールとグリーン中央との間の距離、という個別情報を、プレイするその場で表示できる手段を提供することを目的としている。

前記課題を解決するため、この発明が提案するゴルフコースデータ提供システムは、位置情報が予め把握されている対象物と、ＧＰＳ機能付き携帯端末との間の距離を含むゴルフコースデータを前記携帯端末の表示手段に表示するゴルフコースデータ提供システムである。そして、前記携帯端末は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するＧＰＳ受信手段と、前記ＧＰＳ受信手段により受信した電波から前記携帯端末の位置情報を演算する位置情報演算手段と、前記対象物の位置情報を含むコース情報を提供するサーバーと送受信する送受信手段と、前記送受信手段により前記サーバーから受信したコース情報を記録する情報記録手段と、情報を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された前記情報により指定された対象物と前記携帯端末との間の距離を演算し、少なくとも前記演算された距離を含むゴルフコースデータを前記表示手段に表示させる演算制御手段と、を備えてなることを特徴とする。

本発明のゴルフコースデータ提供システムにおいては、コース情報を通信ネットワークを介してサーバーから携帯端末にダウンロードする処理が行われる。ここで、サーバーのデータベースには、各ゴルフ場毎にコース情報が記録されている。

本発明のゴルフコースデータ提供システムを利用するユーザー（ゴルフプレイヤー）は、本発明のゴルフコースデータ提供システムを利用する際に所持している携帯電話などの携帯端末において、プレイするゴルフ場を検索し、特定する。これは、たとえば、携帯端末に備えられている入力手段を介して行われる。

こうして特定されたゴルフ場のゴルフコースの各ホールの地形、グリーン、カップの位置情報などを含む各種の情報がコース情報として、前記のサーバーから携帯端末にダウンロードされる。携帯端末にはこのコース情報をもとに、演算、表示、入力処理を行うアプリケーションプログラムがインストールされている。

本発明のゴルフコースデータ提供システムを利用するユーザー（ゴルフプレイヤー）が本発明のゴルフコースデータ提供システムを利用する際に所持している携帯電話などの携帯端末におけるＧＰＳ機能により、ＧＰＳ衛星からの電波を受信して、携帯端末の位置情報（緯度及び経度）を演算する処理が行われる。

すなわち、前記の携帯端末を所持してボールの近傍に立ち、ボールの近傍でＧＰＳ衛星からの電波を受信して携帯端末の位置情報を演算することによって、ボールの位置情報を得るものである。

そしてサーバーからダウンロードしたコース情報に記録されている対象物の位置情報、例えばカップ又はグリーンの位置情報と、演算された携帯端末の位置情報より、カップ又はグリーンとボールとの距離を演算し、携帯端末の表示手段であるディスプレイに表示する処理が行われる。

ここで、あらかじめ位置情報が把握されている対象物としては、上記したようにカップ、グリーンの他にバンカー、池等のコースに配置されているものが含まれる。

また、ダウンロードしたコース情報を活用することで、バンカー、池等との距離、さらにはコース全体の地図表示等をゴルフコースデータとして演算、表示すれば、距離情報に加えてコース全体の配置、概略の情報も得ることができる。

前述した本発明のゴルフコースデータ提供システムは、前記対象物の移動後に位置する地点において、前記携帯端末の前記位置情報演算手段により演算した携帯端末の位置情報を、前記対象物の位置情報として前記送受信手段より前記サーバーへ送信することにより前記対象物の位置情報を更新する更新手段を、更に、前記携帯端末が備えてなる構成にすることができる。

対象物の位置情報、例えば、各コースのカップの位置は、通常、日々位置変更される。そこで、変更後のカップが位置する場所において、携帯端末のＧＰＳ機能によりその位置情報を演算し、変更後の位置情報としてサーバーへ送信し、対象物であるカップの位置情報を更新することができる。こうして、本発明のゴルフコースデータ提供システムのＧＰＳ機能付きの携帯端末により、サーバーに記録されるコース情報が更新されるものである。

さらに、前述した本発明のいずれのゴルフコースデータ提供システムにおいても、前記演算制御手段は、前記コース情報と共にユーザーのゴルフクラブ毎の飛距離情報を含むユーザー情報を受信し、前記情報記録手段に記録すると共に、前記演算された距離に対応するゴルフクラブ番号を前記情報記録手段に記録された前記ユーザー情報より抽出して前記ゴルフコースデータに含ませる処理を行う構成にすることができる。

対象物との距離、例えばカップとの距離を表示したときに、この距離に対応する飛距離を有するゴルフクラブ番号を情報記録手段に記録したユーザー情報から抽出して表示させることができる。

この発明によれば、プレイヤーがボールとカップ又はグリーンとの間の距離等の個別情報を携帯電話、等の携帯端末により、ゴルフプレイを行っているその場において表示できる。そのため従来のように、表示装置を搭載したカートまで移動する必要がなくなった。

また、日々変更されるカップの位置に関する情報を、ＧＰＳ機能を有する携帯電話等の携帯端末によって把握し、サーバーに送信できる。そこで、カップの位置情報の更新をリアルタイムに行うことができる。

さらに、ボールが存在している位置からカップまでの距離表示だけでなく、その距離に対応するゴルフクラブ番号をユーザ情報に基づいて表示することができる。

以下本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。図１は本発明のゴルフコースデータ提供システムに係る本実施形態のブロック構成図、図２は携帯端末としてのＧＰＳ機能付き携帯電話の操作パネルの平面図、図３はＧＰＳ機能付き携帯電話のカップ位置情報の更新入力画面、図４はＧＰＳ機能付き携帯電話に表示されるゴルフコースデータの提供画面、図５は本実施形態の概略動作流れ図、図６はスコア表の表示画面である。

図１に示すように、本発明のゴルフコースデータ提供システム１は、例えば、ＧＰＳ機能付き携帯端末としてのＧＰＳ携帯電話２と、ＧＰＳ携帯電話２と情報の送受信を行うサーバー３と、ＧＰＳシステムの計測用の電波を発する４つの衛星からなるＧＰＳ衛星５とが利用されて機能するものである。

ＧＰＳ携帯電話２は、ＧＰＳ受信手段７、位置情報演算手段８、送受信手段１０、情報記録手段１１、演算制御手段１２、表示手段１３、入力手段１５、更新手段１６を備えている。

ＧＰＳ受信手段７は、ＧＰＳ衛星５からの電波を受信する処理動作を行う。

位置情報演算手段８は、ＧＰＳ受信手段７が受信した電波によりＧＰＳ携帯電話２の位置情報を演算する処理動作を行う。

送受信手段１０は、サーバー３と通信ネットワークを介して情報を送受信する処理動作を行う。

情報記録手段１１は、送受信手段１０を通じてサーバー３からダウンロードするコース情報やユーザー情報を記録する処理動作を行う。

演算制御手段１２は、ダウンロードしたコース情報に記録されている対象物の位置情報と、ＧＰＳ携帯電話２の位置情報とから両者の間の距離を演算する処理動作を行う。

表示手段１３は、演算制御手段１２が演算した距離を含むゴルフコースデータを表示する処理動作を行う。

入力手段１５は、ユーザー（例えば、ゴルフプレーヤー）による数値入力、選択等のための情報を入力する際に用いられる。

更新手段１６は、カップ等の対象物が移動したことによる変更された対象物の位置情報をサーバーに送り、更新する処理動作を行う。

サーバー３は、送受信手段２１、コース情報記録手段２３、ユーザー情報記録手段２４、サーバー制御手段２２を備えている。

送受信手段２１は、ＧＰＳ携帯電話２と通信ネットワークを介して情報を送受信する処理動作を行う。

コース情報記録手段２３は、各ゴルフ場毎のコースの形状配置等の情報、対象物であるカップ又はグリーン等のカップ位置情報、グリーン中心位置情報等を記録するために用いられる。

ユーザー情報記録手段２４は、各ユーザー毎のスコアデータ及び各ゴルフクラブ番号ごとの飛距離データ等を記録するために用いられる。

サーバー制御手段２２は、上記の情報を受信して記録し、又は上記の情報を抽出して送信する処理動作を行う。

ＧＰＳシステムは、例えば、４個のＧＰＳ衛星５からの電波を受信することで受信した位置の位置情報を得ることができるものである。このうちの１個の衛星からの電波は時刻補正用であり、他の３個の衛星からの電波を同時に受信することで緯度及び経度からなる位置情報を算出することができる。

次にＧＰＳ携帯電話２の操作パネル３０のボタン操作について図２を参照して説明する。操作パネル３０の上部中央に位置する十字キー３１は、その中心部にある操作キーを決定キー３２とし、決定キー３２の上下に位置する２つの操作キーを上下方向のカーソルキー３３、３４とし、左右の操作キーを左右方向のカーソルキー３５、３６として使用するものである。

十字キー３１の向かって左に位置する操作キーは、左ソフトキー３７としてカップの位置情報を前回登録時の位置情報に戻す等、以前の状態に戻す機能を有するものである。たとえば、カップの位置情報を更新する際に誤って他のコースのカップに入力したときに元の位置情報に戻すため等に使用する。十字キー３１の向かって右に位置する操作キーは、右ソフトキー３８として情報の一括送信やオプション等の各機能の選択に使用する。各数字キー４０は、距離を求めるコースの番号を入力する場合等、数値情報の入力に使用される。

次に、本発明のゴルフコースデータ提供システム１の動作の一例を図面を参照して説明する。まず前段階として対象物であるゴルフコースのカップの位置情報の更新について説明する。

ゴルフ場では、各ホールのカップの位置を毎日、あるいは所定期間ごとに変更している。そのためサーバー３のコース情報記録手段２３に記録されているコース情報に含まれるカップ位置情報を更新する必要がある。

以下更新手順について図３を参照して説明する。図３に示すようにＧＰＳ携帯端末２の画面に、該当するゴルフ場のカップ位置情報の一覧画面を表示する。該当するゴルフ場の検索、選択の手順は後述するボールとカップとの距離演算で説明する該当ゴルフ場の検索、選択の手順と同様であるため、省略する。また該当するゴルフ場を選択したら、カップ位置情報の更新のための場面表示への移行は、画面下の更新の欄を選択することによって行われる。

カップ位置情報の一覧画面が表示されたとき、例えば第３ホールのカップの位置を変更したときの位置情報の更新の手順を説明する。変更されたカップの位置においてＧＰＳ衛星５からの電波をＧＰＳ受信手段７で受信し、位置情報算出手段８により緯度及び経度からなる位置情報を算出する。そして画面上のホール数を操作パネル３０の上下方向のカーソルキー３３、３４を操作して第３ホールを選択すると、図３に示す表示画面となる。

図３に示す表示画面の左上に示す数字３は更新対象であるコースの番号であり、その右に上記した変更後のカップ位置で計測したＧＰＳ携帯電話２の位置情報が「現在のカップ位置」として表示される。「現在のカップ位置」は厳密にはＧＰＳ携帯電話２の位置情報であるが、移動後のカップ位置で計測することにより「現在のカップ位置」の位置情報とするものである。この「現在のカップ位置」の下に表示される緯度及び経度の位置情報を新たな位置情報として更新登録するためには、表示画面の更新の欄を選択する。選択は操作パネルの決定キー３２により行う。ホール番号を誤ってしまい別の位置情報で更新したときは、左のソフトキー３７により画面下「前回復帰」が選択され、元の位置情報に戻される。また位置情報を各ホールごとに更新することで毎回サーバー３に送信されるが、データを一括送信しまとめて更新することも可能である。このときは右ソフトキー３８により画面下「メニュー」が選択され一括送信の画面に移行する。各ホールの位置情報を更新することにより、サーバー３のコース情報記録手段２３に記録されているコース情報が更新される。

次に、コース上のボールとカップとの距離、あるいはボールとグリーン中央との距離を演算し、これら演算距離を含むゴルフコースデータの提供について図４及び図５を参照して説明する。

ゴルフ場のコース上において、自己のボールとカップとの距離を演算、表示させたいときに、ゴルフコースデータ提供システム１により距離等の表示が可能である。プレイヤーが所有するＧＰＳ携帯電話１の電源を入れ、所定のコード番号、パスワードを入力することでプログラムが起動する（Ｓ１）。

プログラムが起動し、サーバー３と送受信可能になるとサーバーから対応可能な最新ゴルフ場リストがダウンロードされ、プレイヤーはＧＰＳ携帯電話２の画面に表示された検索画面で現在プレイしているゴルフ場を検索する（Ｓ２）。ゴルフ場の検索は、所定のキーワード入力によるキーワード検索、都道府県や市町村の地域別リストによる地域別検索、５０音順に配置されたリストによる５０音順検索等により行う。

該当するゴルフ場を検索し、表示画面に現れたゴルフ場で間違いなきときは、決定キー３２により当該ゴルフ場を選択する（Ｓ３）。検索されたゴルフ場は、その名称、住所、電話番号、ホール数、コース面積等が画面に表示される。表示されたゴルフ場が相違したときは左ソフトキー３７を押して前の一覧に戻ることができる。そこで再度検索する。

該当するゴルフ場が見つかり、選択が完了すると、最新のコース情報とユーザー情報がサーバー３よりダウンロードされ、ＧＰＳ携帯電話２の情報記録手段１１に記録され、サーバーとの通信は完了する（Ｓ４）。

次に測定ホールの選択を行う。これからプレイをするホール、あるいは現在プレイ中のホール番号を上下方向のカーソルキー３３、３４を押してホール番号を選択する（Ｓ５）。すなわち図示しない画面にはすでにホール番号の表示がなされているが、表示されたホール番号が異なるときは、上下のカーソルキー３３、３４により該当コース番号にそろえ、該当する番号表示のときに決定キー３２を押すことでコース選択が決定される。

上記の決定キー３２を押すことで、ゴルフコースデータ表示への一連の動作が開始する。ＧＰＳ受信手段７によりＧＰＳ衛星からの電波を受信し、位置情報算出手段８がＧＰＳ携帯電話２の緯度及び経度からなる位置情報を算出する。この算出した位置情報は次の演算のデータとして使用し、ＧＰＳ携帯電話２の画面上には表示されない。演算制御手段１２は、上記の算出されたＧＰＳ携帯電話２の位置情報と、情報記録手段１１に記録されたコース情報の該当するコース番号のカップ位置情報、グリーン位置情報とから相互間の距離を演算する。また演算制御手段１２は情報記録手段に記録されているユーザ情報から演算された距離に対応するゴルフクラブの番号を抽出する。そして図４に示すように、演算制御手段１２は、表示手段１３であるＧＰＳ携帯電話２の表示画面にプレイ中のホール番号、演算したＧＰＳ携帯電話２とカップ又はグリーン中央との距離、最適ゴルフクラブ番号を、ゴルフコースデータとして表示する（Ｓ６）。

図４の画面上ではホール数が４、即ち第４ホールを示し、ＧＰＳ携帯電話２の位置をボールの位置としてカップとの距離が１２８ヤードあることを表示している。またこの１２８ヤードに対して最適クラブは７番アイアンであることも同時に表示している。なお左右方向のカーソルキー３５、３６を操作することでカップとの距離、あるいはグリーン中央との距離の何れかを表示できるように選択できる。

本実施形態ではＧＰＳ携帯電話２をボールの近傍で操作することで、ＧＰＳ携帯電話２とカップとの距離をボールとカップとの距離として表示するものである。ＧＰＳ携帯電話２の位置をよりボールに接近させて再度距離を演算表示させたいときは、表示画面下の更新欄を選択することにより、再度ＧＰＳシステムによりＧＰＳ携帯２の位置情報を算出し、カップとの距離を演算表示する。更新欄は操作パネル３０の決定キー３２を押すことで選択できる。画面下のメニュー欄は、操作パネル３０の右ソフトキー３８を押すことでメニュー機能に移行でき、スコアー表の確認、前回スコアー表の表示、ヘルプ表示、スポンサー表示、終了等の場面を選択できる。終了を選択したときはこのプログラムの終了となり、画面は消えることになる。

画面下の次のホールを選択したときは、自動的にホール数が変わる。すなわち現在のホール番号１２から１３へと変わることになるが、その前に１２番ホールでの打数の入力が求められる（Ｓ８）。これはスコア表の作成のためである。

打数入力後は、次のホール数の表示になり、同様にカップ、グリーン中央との距離を演算表示することになる。最後のホールのときは「次のホール」の欄は表示されず、打数を入力する。

スコア表は、図４に示すメニュー欄を開くことで表示できる。図２の操作パネル３０の右ソフトキー３８を押すことでメニュー機能に移行でき、スコアー表の確認、前回スコアー表の表示、ヘルプ表示、スポンサー表示、終了等の場面を選択できる。ここでスコア表の確認を選択することで図６に示すスコア表が表示される。入力された打数等と、コース情報から集計して表示される。表示画面に全てが表示しきれないときは、上下方向のカーソルキー３３、３４を操作して所定部分を表示することができる。表示内容は各ホールごとのパー数、パット数、ＯＢ数、ＦＷＫ（フェアウェイキープ率）等である。画面下の調整欄は、データの変更・調整に用いられもので、上下方向のカーソルキー３３、３４及び左右方向のカーソルキー３５、３６により所定の数値欄を選択して変更後の数値を入力することができる。

上記のスコア表は、通信ネットワークを介してサーバー３へ送信し、ユーザー情報記録手段２４に記録することができる。記録は日付、ゴルフ場名、メンバー等とともに関連つけて記録することができる。

このように本実施形態のゴルフコースデータ提供システムによれば、ＧＰＳ携帯電話を利用することで、その場でボールとカップ、あるいはボールとグリーン中央との距離を演算表示することができる。またカップ位置の変更があったときもＧＰＳ携帯電話により変更後のカップ位置情報の更新が迅速に行え、本実施形態で利用するサーバーに記録されているコース情報も迅速、容易に更新できる。またプレイヤーのスコア表もＧＰＳ携帯電話の画面にその場で提供することができる。

本実施形態ではＧＰＳ携帯電話の位置情報の算出、カップ又はグリーン中央とＧＰＳ携帯電話との距離演算はＧＰＳ携帯電話のもつ機能で行っているが、サーバーで算出、演算してもよい。またＧＰＳ携帯電話の画面上に各ホール毎の形状を表示した画像にボールの位置を示して表示するようにしてもよい。さらにＧＰＳ携帯電話の表示画面に、登録されているスポンサーのリストをその広告と共に表示したり、本システムのヘルプ事項や免責事項を表示することもできる。

本実施形態のブロック構成図。 携帯端末であるＧＰＳ機能付き携帯電話の操作パネルの平面図。 ＧＰＳ機能付き携帯電話のカップ位置情報の更新入力画面。 ＧＰＳ機能付き携帯電話に表示されるゴルフコースデータの提供画面。 本実施形態の概略動作流れ図。 スコア表の表示画面。

符号の説明

１ ゴルフコースデータ提供システム
２ ＧＰＳ携帯電話
３ サーバー
５ ＧＰＳ衛星
７ ＧＰＳ受信手段
８ 位置情報算出手段
１０ 送受信手段
１１ 情報記録手段
１２ 演算制御手段
１３ 表示手段
１５ 入力手段
１６ 更新手段
２１ 送受信手段
２２ サーバー制御手段
２３ コース情報記録手段
２４ ユーザー情報記録手段

Claims (3)

1. 位置情報が予め把握されている対象物と、ＧＰＳ機能付き携帯端末との間の距離を含むゴルフコースデータを前記携帯端末の表示手段に表示するゴルフコースデータ提供システムであって、
   前記携帯端末は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するＧＰＳ受信手段と、
   前記ＧＰＳ受信手段により受信した電波から前記携帯端末の位置情報を演算する位置情報演算手段と、
   前記対象物の位置情報を含むコース情報を提供するサーバーと送受信する送受信手段と、
   前記送受信手段により前記サーバーから受信したコース情報を記録する情報記録手段と、
   情報を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された前記情報により指定された対象物と前記携帯端末との間の距離を演算し、少なくとも前記演算された距離を含むゴルフコースデータを前記表示手段に表示させる演算制御手段と、
   を備えてなることを特徴とするゴルフコースデータ提供システム。
2. 前記対象物の移動後に位置する地点において、前記携帯端末の前記位置情報演算手段により演算した携帯端末の位置情報を、前記対象物の位置情報として前記送受信手段より前記サーバーへ送信することにより前記対象物の位置情報を更新する更新手段を、前記携帯端末が備えてなることを特徴とする請求項１記載のゴルフコースデータ提供システム。
3. 前記演算制御手段は、前記コース情報と共にユーザーのゴルフクラブ毎の飛距離情報を含むユーザー情報を受信し、前記情報記録手段に記録すると共に、前記演算された距離に対応するゴルフクラブ番号を前記情報記録手段に記録された前記ユーザー情報より抽出して前記ゴルフコースデータに含ませることを特徴とする請求項１又は２に記載のゴルフコースデータ提供システム。

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