JP2001228231A - ゴルフコースサービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴルフ場管理者に負担をかけずに、各プレーヤ
ーの位置情報を取得可能とする。さらに各プレーヤーに
対してはプレーする上での有効なサービス情報（例え
ば、ピンまでの距離等）を低コストで提供可能なゴルフ
コースサービスシステムを提供する。 【解決手段】固有の識別情報をもった送受信機能付き携
帯型情報表示手段を各プレーヤーに持たせ、あらかじめ
ゴルフコースの各位置に設置しておいた送受信基地局に
より前記携帯型情報表示手段からの電波を受信してその
受信強度情報と識別情報を収集し、本収集した受信強度
情報と識別情報を解析して各プレーヤーの位置を算出
し、ゴルフコース見取り図上に表示可能とする。さら
に、前記算出した位置情報を前記携帯型情報表示手段上
にもゴルフコース見取り図と重ねて表示可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフコースにお
ける移動体の位置情報算出手段を備えたゴルフコースサ
ービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、移動体の位置情報取得方法として
は、ＧＰＳ(Global Positioning System）が着目されて
いる。ＧＰＳを利用して移動体の位置情報を取得する場
合、まず移動体に持たせるＧＰＳ受信装置が現段階では
非常に大きな装置になっている。

【０００３】また、位置情報を取得するシステムとして
は、特開平9−138268 号がある。これは、ＰＨＳ(Perso
nal Handy System）を利用して、徘徊老人なとの移動体
の位置を自動教示するシステムである。このＰＨＳを利
用したシステムの場合、一般に受信可能な位置精度は１
００ｍ程度であるといわれている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ＰＨＳは、ゴルフ場と
いう限られたスペース内において数ｍ以下の位置精度を
持った位置情報取得は困難であると言える。また、ＰＨ
Ｓの持つ表示部に表示可能な情報としては現状では文字
情報程度であり、ゴルフコース等の図形情報の表示は困
難であると言える。

【０００５】ゴルフ状という限られたスペース内で高精
度に各プレーヤーの位置情報を取得可能とし、さらに各
プレーヤーにゴルフコース等の図形情報を含めた位置情
報サービスを提供するには、すぐれた受信位置精度およ
び携帯性が必要である。また、すぐれた表示性能が要求
される。よって、システム構築においては、おおがかり
なシステムとなってしまうＧＰＳ等の利用は適しておら
ず、ＰＨＳ等の利用も位置精度および表示可能な情報量
という表示性能の面で適していない。

【０００６】本発明は、かかる点に鑑みて携帯性のよい
小型の通信器を使用して情報通信を行い、各プレーヤー
のゴルフコース内での位置を精度よく求めることによっ
てプレーの進行状況を容易に把握することのできるゴル
フコースサービスシステムを提供することを目的とす
る。また、各プレーヤー位置を精確に画面に伝えてサー
ビスを提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の課題は、単純な
送受信機能を持ちゴルフコース等の図形情報を表示可能
な携帯型の情報表示装置などの情報通信器を各プレーヤ
ーに配布し、ゴルフコース内にあらかじめ複数の送受信
装置を設置しておくことにより、比較的低コストで精度
良くプレーヤーの位置情報を取得可能とし、その取得し
た位置情報をゴルブ場の管理室等に設置したプレーヤー
管理装置や前記各プレーヤーに持たせておいた携帯型の
情報表示装置上にゴルフコースの見取り図とともに表示
可能とすることによって解決される。

【０００８】本発明においては、各プレーヤーに持たせ
る携帯型の情報表示装置は、送受信機能を持たせたＰＤ
Ａ（Personal Digital Assistant）等の小型のパーソナ
ルコンピュータ等で構築可能である。また、ゴルフコー
ス内に設置する送受信装置は、必要な位置精度を確保可
能な間隔でゴルフコース内の外灯等の既設のものに付加
すれば良い。このような構成によれば、受信精度，情報
表示性能，携帯性の３つにすぐれたゴルフコースサービ
スシステムを比較的低コストで実現可能である。

【０００９】本発明では、各プレーヤーに持たせる固有
のＩＤ番号等の識別情報を求めた情報を送信したり、さ
らにゴルフコースの各所に設置されている送受信基地局
から送信されてくる情報を受信するという送受信機能を
持った携帯型情報通信器、特に携帯型情報表示手段と、
ゴルフコースの各所に分散して設置した前記複数の携帯
型情報通信器から送信される情報を受信して、その受信
強度情報と識別情報を取得したり、逆に前記携帯型情報
通信器に対して情報を送信する送受信基地局と、前記各
地点に配置された複数の送受信基地局にて取得された受
信強度情報と識別情報を解析して、ゴルフコース内の各
プレーヤーの位置情報を算出する位置情報算出手段とを
具備する。更に前記算出した各プレーヤーの位置をゴル
フ場の管理室等に設置したプレーヤー管理装置や前記各
プレーヤーが持つ携帯型情報表示手段上にゴルフコース
の見取り図とともに算出した位置情報を表示する情報表
示手段とを具備する。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。

【００１１】図１は、本発明の実施に関するシステム概
略図を示したものである。図１において、Ａ１，Ａ２，
Ａ３…，Ａｎは、ゴルフコース５を移動する各プレーヤ
ー４が持つ携帯型情報通信器としての携帯型情報表示手
段である。以下、帯型情報表示手段を例を取り説明す
る。各携帯型情報表示手段は、それぞれ固有の識別情報
として例えば０００１，０００２，…等の番号を記憶し
ており、本固有の識別情報を含めた一定強度の電波を後
述する送受信基地局に対して発信する。本携帯型情報表
示手段は、各プレーヤーが入場手続きを行った際にゴル
フコース管理者より配布されるか、もしくはサービス窓
口等で希望するプレーヤーにサービス窓口担当者より配
布されるものである。当然、本配布された携帯型情報表
示手段は、本ゴルフコースを退場する際に返却するもの
とする。

【００１２】図１中のＢ１，Ｂ２，Ｂ３,…,Ｂｎは、あ
らかじめ施設内に複数設置されている送受信基地局であ
り、前記携帯型情報表示手段が発信している固有の識別
情報が含まれた電波を受信し、各プレーヤーの固有の識
別情報および電波受信の強度情報を取得する。本送受信
基地局は、施設内の各外灯等の既設のものに設置するよ
うにすればよく電力供給についての問題は発生しない。
また、本送受信基地局も前記携帯型送信手段と同様に、
それぞれ固有の識別情報としては例えば００１，００
２，…等の番号を記憶しており、あらかじめ設置してお
いた通信ケーブルもしくは無線回線等により、ゴルフコ
ースの管理室１に設置したプレーヤー管理装置２に接続
されるようにする。本送受信基地局は、一定時間間隔
（たとえば２分間隔等）で受信基地局周辺にいる各プレ
ーヤーが持つ携帯型情報表示手段の発信する情報を取得
し、ネットワーク３を介してそれを前記プレーヤー管理
装置に送信する。

【００１３】プレーヤー管理装置２は、例えば汎用のパ
ーソナルコンピュータ等にて構築され、前記各送受信基
地局にて収集された各携帯型情報表示手段の識別情報お
よび受信強度情報と受信した送受信基地局の識別情報を
収集し管理する。

【００１４】図２に本プレーヤー管理装置の構成図を示
す。プレーヤー管理装置２は、前記収集された携帯型情
報表示手段の識別情報および受信強度情報とその受信し
た送受信基地局の識別情報より、各携帯型情報表示手段
の識別情報ごとのプレーヤーがゴルフコース内のどこに
いるかの位置情報を算出する等の処理を行う制御部１０
と、ゴルフコースの見取り図データや前記各送受信基地
局がゴルフコース内のどこに設置されているかの位置情
報等を格納するためのデータ格納部２０と、各送受信基
地局から送信されてくる情報を受信したり、前記算出し
た各携帯型情報表示手段の位置情報を送受信基地局に送
信する通信部３０と、指定識別ＩＤのプレーヤーを検索
するために、その検索する識別ＩＤ等の入力を行うキー
ボード等の入力部４０と、前記算出した各プレーヤーの
位置情報を前記ゴルフコースの見取り図上に重ねて表示
する表示部５０を持つ。

【００１５】これによって、ゴルフコースに分散して設
置された送受信基地局と、各プレーヤーの固有の識別情
報および各プレーヤーの前記送受信基地局に対する相対
位置情報を含むプレーヤー情報を前記送受信基地局に送
信する機能と送受信基地局から送信されてくる情報を受
信する機能の送受信機能を持った携帯型情報通信器と、
該携帯型情報通信器と情報の送受信を行って前記送受信
基地局が受信したプレーヤー情報を収集し、ゴルフコー
ス内での各プレーヤーの位置情報を算出する位置算出手
段とを具備し、算出した各プレーヤーの位置をゴルフコ
ースの全体見取り図と共に画面表示するプレーヤー管理
装置を有するゴルフコースサービスシステムが提供され
る。

【００１６】図３に各プレーヤーの位置をゴルフコース
５上に表示する処理フローを示す。本処理フローは、前
記入力部４０にて指定された識別ＩＤのプレーヤーのみ
を強調表示し、それ以外の識別ＩＤのプレーヤーは通常
表示する場合の処理フローである。

【００１７】まず、探索したいプレーヤーの持つ携帯型
情報表示手段の識別ＩＤ（例えば、０００１等のＩＤ番
号）をキーボード等の入力部４０より入力する（ステッ
プＳ１）。ここで、制御部１０には、前記一定時間間隔
で各送受信基地局より送信されてくる各携帯型情報表示
装置の受信情報を受信し、データ格納部２０に蓄積して
おくものとする。

【００１８】ここで、図４を用いて前記データ格納部２
０に格納されている収集した受信情報の例を示す。ひと
つの受信情報は、受信した送受信基地局の識別番号（本
例では、００１，００２，００３，…等）とその送受信
基地局が受信した携帯型情報表示手段の識別番号（本例
では、０００１，０００２，０００３，…等）および相
対位置情報、例えばその受信強度（本例では、０.８３
５，０.４５９，…等の０〜１の範囲の浮動小数点形式
で表現している）等より構成される。ひとつの送受信基
地局が複数の著帯型情報表示手段を受信した場合は、本
例（データ番号１，２，３等）に示すように同じ送受信
基地局の受信情報として複数格納される。

【００１９】これら前記データ格納部２０に格納されて
いる全受信情報に対して、各携帯型情報表示手段の全Ｉ
Ｄ番号ごとにループ終了判断処理を行う（ステップＳ
２）。

【００２０】まず、現在着目している携帯型情報表示手
段の識別ＩＤに該当する受信情報をデータ格納部２０よ
り選出する（ステップＳ３）。図４を例とすると、現在
着目している携帯型情報表示手段の識別ＩＤを０００１
とした場合は、データ番号１，４，６の３つの受信情報
が選出されることとなる。

【００２１】次に、前記選出した受信情報（受信強度情
報と送受信基地局の位置情報を用いる）から現在着目し
ている携帯型情報表示手段の位置を算出する(ステップ
Ｓ４)。一般に、受信強度情報と各送受信基地局の位置
情報からの位置算出方法については、受信強度情報の高
い順に３つを選出し、その３つの受信強度情報と対応す
る各送受信基地局の位置情報を用いて三角法により位置
を算出する等の方法が考えられる。ここで、各送受信基
地局の位置情報は、図５に示すような送受信基地局の識
別ＩＤに対応してあらかじめ設置した時にその設置場所
の座標を前記データ格納部２０に記憶しておく等の方法
が考えられる。

【００２２】次に、現在着目している携帯型情報表示手
段の識別ＩＤが、前記ステップＳ１で入力された強調表
示したい識別ＩＤかどうかをチェックし（ステップＳ
５）、強調表示したい識別ＩＤだった場合は、強調表示
図形（本例では、▼マーク）をあらかじめデータ格納部
２０中に格納されていて表示部５０に表示されているゴ
ルフコースの見取り図上に表示する（ステップＳ６）。
強調表示したい識別ＩＤでない場合は、通常表示図形
（本例では、▽マーク）を表示部５０に表示されている
ゴルフコースの見取り図上に表示する（ステップＳ
７）。

【００２３】ここで、表示する際に背景として用いるゴ
ルフコースの見取り図は、例えばゴルフコース全体の見
取り図をイメージスキャナ等にて入力するか、もしくは
ゴルフコース全体を飛行体から撮影した航空写真等の画
像情報を用いるなどが考えられる。

【００２４】以上の方式により携帯型情報表示手段を持
つ各プレーヤーの位置を、ゴルフコースの見取り図上に
表示することが可能となる。図６は、その表示例であ
る。図６中央の▼マークが強調表示したい識別ＩＤの携
帯型情報表示手段を持つプレーヤーである。▽マーク
は、その他のプレーヤーを表している。

【００２５】次に、各プレーヤーが持つ携帯型情報表示
手段の表示例について説明する。

【００２６】これまで説明した方式により、プレーヤー
管理装置中にて携帯型情報表示手段を持つ各プレーヤー
の位置情報は算出できている。この算出された位置情報
をプレーヤー管理装置２からネットワークを利用して各
所に設置された送受信基地局Ｂ１〜Ｂｎに送信する。携
帯型情報表示手段は、定期的（例えば２分間隔等の一定
時間ごと）もしくは携帯型情報表示手段中に用意した位
置取得用メニュー等を指定することにより、近隣の送受
信基地局より自分の携帯型情報表示手段の識別ＩＤに該
当する位置情報を取得する。ここで、携帯型情報表示手
段中には、プレーヤー管理装置中のデータ格納部２０に
格納されているゴルフコースの全見取り図を各ホールご
とに切り出した見取り図があらかじめ格納されているも
のとする。

【００２７】図７は、携帯型情報表示手段での表示例で
ある。表示画面はメニュー部７とコース表示部８を有す
る。

【００２８】携帯型情報表示手段中のコース表示部８に
は、前記あらかじめ格納しておいたゴルフコースの各ホ
ールごとの見取り図より現在の位置情報から該当するホ
ールの見取り図を選出して表示し、その見取り図上に前
記取得した現在位置を表示（本図７の例では、▼マーク
を現在位置として表示している）する。また、携帯型情
報表示手段中のメニュー部７には、前記取得した位置情
報から該当するホールのピンやグリーンエッジまでの距
離等の情報（本図７中の右下部の距離表示部分）と、プ
レーヤーが操作する様々な機能のメニューを表示する。
ここで、前記ピンまでの距離表示にて必要なピンの位置
は、ピン位置を切り直したタイミングでプレーヤー管理
装置中にピン位置情報として更新・格納しておくものと
する。また、表示するメニューとしては、例えばゴルフ
コースの見取り図を拡大および縮小表示するメニュー
や、前記送受信基地局より位置情報を取得するトリガー
となる位置取得メニュー，スタイラスペン６等のポイン
ティングデバイスにより表示されているゴルフコースの
見取り図上をクリックすることにより指定点間の距離を
算出し、表示可能とする距離測定メニューがある。

【００２９】これによって、ゴルフコースに分散して設
置された送受信基地局と、各プレーヤーの固有の識別情
報および各プレーヤーの前記送受信基地局に対する相対
位置情報を含むプレーヤー情報を前記送受信基地局に送
信する機能と送受信基地局から送信されてくる情報を受
信する機能の送受信機能を持った携帯型情報表示手段
と、該携帯型情報表示手段と情報の送受信を行って前記
送受信基地局が受信したプレーヤー情報を収集し、ゴル
フコース内での各プレーヤーの位置情報を算出する位置
算出手段とを具備しており、前記携帯型情報表示手段
は、現在プレー中のゴルフコースホールの見取り図と共
に、現在のプレーヤーの位置およびピンまでの目標距離
を表示するゴルフコースサービスシステムが提供され
る。更に、プレーヤーの属するパーティ全員のスコアも
しくはプレーヤーの属するコンペ参加者全員のスコアを
表示可能とするスコア表示メニュー、またゴルフ場会員
向けの特別サービスとして、プレーヤーの過去のスコア
履歴を表示可能とするスコア履歴表示メニュー等が考え
られる。以下に、各々のメニューの動作について説明す
る。

【００３０】拡大，縮小メニューをクリックした場合
は、現在携帯型情報表示手段に表示しているゴルフコー
スのホールの見取り図を拡大表示・縮小表示可能とす
る。

【００３１】位置取得メニューをクリックした場合は、
近隣の送受信基地局より自分の携帯型情報表示手段の識
別ＩＤに該当する位置情報を取得し、携帯型情報表示手
段に表示しているゴルフコース見取り図上の現在位置
（本図７の例では、▼マーク）を更新可能とする。

【００３２】距離測定メニューをクリックした場合は、
携帯型情報表示手段に付属するスタイラスペン等のポイ
ンティングデバイスを用いて、ゴルフコース見取り図上
のある２点をクリックすることにより、その２点間の距
離を表示可能とする。

【００３３】スコア表示メニューをクリックした場合
は、プレーヤーが属するパーティの各メンバもしくはプ
レーヤーが属するコンペの各メンバのスコアを表示可能
とする。ここで、スコア表示の方式について説明する。
まず、図８に、携帯型情報表示手段中のスコア表示例を
示す。本スコア表示例は、プレーヤーは“鈴木”であ
り、プレーヤーの属するパーティ（通常は１パーティ４
名である）に、“田中”，“山田”，“佐藤”の３名が
いる場合で、現在５ホール目途中の状態のスコア表示例
である。本例中の表形式の下部に横スクロールバー９を
配置することにより、プレーヤーが属するコンペ内の他
メンバのスコアもスクロールして表示可能とする。次
に、このスコア表示に用いる各プレーヤーのスコア入力
について説明する。スコア入力は、各プレーヤーが持つ
携帯型情報表示手段の前記図８のスコア表示画面より行
う。例えば図８においては、５ホールが終了した段階で
各プレーヤーは自分の欄の５ホール目にスタイラスペン
等を用いてスコア数値を入力する。スコア数値が更新さ
れた場合は、携帯型情報表示手段より、識別ＩＤとホー
ル番号とスコア数値を１セット（この３つの情報をスコ
ア情報と呼ぶ）として、近隣の送受信基地局に送信す
る。送受信基地局は、受信した前記携帯型情報表示手段
の識別ＩＤとホール番号とスコア数値をプレーヤー管理
装置２にネットワーク３を介して送信する。プレーヤー
管理装置２は、受信した前記スコア情報をデータ格納部
２０内にあらかじめ用意したスコア管理テーブル中に保
存する。

【００３４】図１１に、前記スコア管理テーブルの例を
示す。スコア管理テーブルは、その１日のプレーヤー全
員の携帯型情報表示手段の識別ＩＤとパーティＩＤ番号
とコンペＩＤ番号および各ホールのスコア数値を管理す
る。例えば、プレーヤー“鈴木”の識別ＩＤを０００１
と仮定すると、本スコア管理テーブルにアクセスするこ
とにより、容易に同じパーティのメンバ（図１１の場合
は、パーティ番号が００１の識別ＩＤが０００２，００
０３，０００４の３名）、もしくは同じコンペのメンバ
(図１１の場合は、コンペ番号が０１の識別ＩＤが００
０２，０００３，０００４，０００５，…等）のスコア
情報を検索可能であり、この検索した同じパーティのメ
ンバのスコアもしくは同じコンペのメンバのスコアを、
前記位置情報をプレーヤー管理装置から送受信基地局を
経由して携帯型情報表示手段に送信したのと同じ方法
で、プレーヤー管理装置→送受信基地局→携帯型情報表
示手段というルートを介して携帯型情報表示手段に送信
し、前記スコア表示を可能とする。

【００３５】さらに、前記スコア管理テーブル中に各プ
レーヤーのスコアがコンペ番号とリンクした形で入力さ
れているので、コンペ集計等の自動化も可能になる。

【００３６】スコア履歴メニューをクリックした場合
は、プレーヤーが過去にプレーした時のスコアを表示可
能とする。ただし、本スコア管理テーブルは、ゴルフ場
会員専用機能とし、会員以外は本スコア履歴メニューを
指定できないものとする。ここで、スコア履歴表示の方
式について説明する。まず、図９に、携帯型情報表示手
段中のスコア履歴表示例を示す。本スコア履歴表示は、
プレー当日のスコアと、今までに過去にプレーした時の
スコア（本図９の例は、プレー当日と過去３回分（２／
２４，８／１，１１／２６の３日分）を表示した例であ
る）を表示可能とする。

【００３７】ここでスコア履歴表示に必要となるスコア
履歴情報は、前記スコア管理テーブルと同様に、プレー
ヤー管理装置のデータ格納部２０内にあらかじめ用意し
たスコア履歴テーブル中に保存されているものとする。
図１２に本スコア履歴テーブルの例を示す。スコア履歴
テーブルは、会員番号とプレー日付，スコア（これら３
つをまとめてスコア履歴情報と呼ぶ）により構成され
る。本スコア履歴テーブルへの前記スコア履歴情報の入
力は、前記スコア管理テーブルの１日分のスコア情報を
ゴルフ場の営業終了時に、会員のみ選出してスコア履歴
テーブルに登録することにより行われる。スコア履歴表
示メニューをクリックすると、前記プレー当日の自分の
スコアをスコア管理テーブルより検索し、さらにスコア
履歴テーブルより過去のスコア履歴を検索する。この検
索したスコア履歴情報は、前記スコア表示の場合と同じ
プレーヤー管理装置→送受信基地局→携帯型情報表示手
段というルートを介して携帯型情報表示手段に送信し、
前記スコア履歴表示を可能とする。

【００３８】図７の携帯型情報表示手段の表示例中に
は、風向きと風速の表示（図７中右上の矢印マークのと
ころ）も可能としている。本風向きと風速情報の取得方
法について次に説明する。図１０に、ゴルフコース各所
の送受信基地局の設置例を示す。本図に示すように、送
受信基地局を設置したポールの上部に、風向きおよび風
速を算出可能な装置を付加させ、そこで算出された風向
きおよび風速をその送受信基地局に保持するようにし、
携帯型情報表示手段の位置取得のタイミングで、近隣の
送受信基地局より風向きと風速を前記位置情報取得とあ
わせて受信することにより表示が可能となる。

【００３９】

【発明の効果】以上のように本発明のゴルフコースサー
ビスシステムによれば、各プレーヤーに送受信機能を保
持する携帯型情報通信器、例えば携帯型情報表示手段を
持たせ、あらかじめゴルフコース内に前記携帯型情報通
信器やプレーヤー管理装置とサービス情報の送受信を可
能とする送受信基地局を複数設置し、その各送受信基地
局が受信した情報を元に各プレーヤーの位置情報を算出
することによって、比較的低コストで各プレーヤーにサ
ービス情報を提供することが可能になる。算出した各位
置情報をゴルフコースの見取り図と重ねてプレーヤー管
理装置に表示することができる。また、前記携帯型情報
表示手段にプレーヤーの位置およびピンまでの距離を表
示することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム概略図である。

【図２】本発明のプレーヤー管理装置の構成図である。

【図３】本発明のプレーヤー管理装置での各プレーヤー
の位置表示の処理フローである。

【図４】各送受信基地局より受信した位置情報の例であ
る。

【図５】各送受信基地局の位置情報データの例である。

【図６】本発明のプレーヤー管理装置でのゴルフコース
の見取り図と算出した各プレーヤーの位置情報を重ねて
表示した例である。

【図７】本発明の携帯型情報表示装置での位置情報表示
例である。

【図８】本発明の携帯型情報表示装置でのスコア表示例
である。

【図９】本発明の携帯型情報表示装置でのスコア履歴表
示例である。

【図１０】本発明の送受信基地局の設置例である。

【図１１】本発明のスコア管理テーブル例である。

【図１２】本発明のスコア履歴管理テーブル例である。

【符号の説明】

Ａ１〜Ａｎ…携帯型情報表示手段、Ｂ１〜Ｂｎ…送受信
基地局、１…ゴルフコースの管理室、２…プレーヤー管
理装置、１０…プレーヤー管理装置の制御部、２０…プ
レーヤー管理装置のデータ格納部、３０…プレーヤー管
理装置の通信部、４０…プレーヤー管理装置の入力部、
５０…プレーヤー管理装置の表示部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ゴルフコースに分散して設置された送受信
   基地局と、各プレーヤーの固有の識別情報および各プレ
   ーヤーの前記送受信基地局に対する相対位置情報を含む
   プレーヤー情報を前記送受信基地局に送信する機能と送
   受信基地局から送信されてくる情報を受信する機能の送
   受信機能を持った携帯型情報通信器と、該携帯型情報通
   信器と情報の送受信を行って前記送受信基地局が受信し
   たプレーヤー情報を収集し、ゴルフコース内での各プレ
   ーヤーの位置情報を算出する位置算出手段とを具備し、 算出した各プレーヤーの位置をゴルフコースの全体見取
   り図と共に画面表示するプレーヤー管理装置を有するこ
   とを特徴とするゴルフコースサービスシステム。
2. 【請求項２】ゴルフコースに分散して設置された送受信
   基地局と、各プレーヤーの固有の識別情報および各プレ
   ーヤーの前記送受信基地局に対する相対位置情報を含む
   プレーヤー情報を前記送受信基地局に送信する機能と送
   受信基地局から送信されてくる情報を受信する機能の送
   受信機能を持った携帯型情報表示手段と、該携帯型情報
   表示手段と情報の送受信を行って前記送受信基地局が受
   信したプレーヤー情報を収集し、ゴルフコース内での各
   プレーヤーの位置情報を算出する位置算出手段とを具備
   し、 前記携帯型情報表示手段は、現在プレー中のゴルフコー
   スホールの見取り図と共に、現在のプレーヤーの位置お
   よびピンまでの目標距離を表示することを特徴とするゴ
   ルフコースサービスシステム。
3. 【請求項３】ゴルフコースに分散して設置された送受信
   基地局と、各プレーヤーの固有の識別情報および各プレ
   ーヤーの前記送受信基地局に対する相対位置情報を含む
   プレーヤー情報を前記送受信基地局に送信する機能と送
   受信基地局から送信されてくる情報を受信する機能の送
   受信機能を持った携帯型情報表示手段と、該携帯型情報
   表示手段と情報の送受信を行って前記送受信基地局が受
   信したプレーヤー情報を収集し、ゴルフコース内での各
   プレーヤーの位置情報を算出する位置算出手段とを具備
   し、 算出した各プレーヤーの位置をゴルフコースの全体見取
   り図と共に画面表示するプレーヤー管理装置を有し、 前記携帯型情報表示手段は、現在プレー中のゴルフコー
   スホールの見取り図と共に、現在のプレーヤーの位置お
   よびピンまでの目標距離を表示することを特徴とするゴ
   ルフコースサービスシステム。
4. 【請求項４】請求項１から３のいずれかにおいて、 相対位置情報は、送受信基地局が入力する受信強度であ
   ることを特徴とするゴルフコースサービスシステム。