JP6864481B2 - パターン形成方法および物品製造方法 - Google Patents

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本発明は、パターン形成方法および物品製造方法に関する。
半導体デバイスやMEMSなど物品を製造するためのリソグラフィー技術の1つとしてインプリント技術が注目されている。インプリント技術は、基板の上にインプリント材を配置し、インプリント材に型を接触させた状態でインプリント材を硬化させることによってパターンを形成する技術である。インプリント技術は、物品の製造において、投影露光装置を用いたフォトリソグラフィー技術と併用されうる。例えば、ある層を投影露光装置で形成し、その層の上にインプリント装置で他の層を形成するような方法が採用されうる。
特許文献1には、投影露光装置を用いて第1のパターンを形成した後にインプリント装置を用いて第2のパターンを形成する方法が記載されている。この方法では、インプリント装置を用いて形成される第2のパターンの形状に合うように投影露光装置を用いて形成される第1のパターンの形状が補正される。
特開2015−29070号公報
現在のところ、インプリント装置を用いてパターンを形成するために要する時間は、投影露光装置を用いてパターンを形成するために要する時間よりも格段に長い。そこで、1つの投影露光装置に対して複数のインプリント装置を割り当てた設備(所謂クラスタ)において、1つの投影露光装置を用いてパターンが形成される複数の基板に対して複数のインプリント装置を用いて並行してパターンを形成することが考えられている。複数のインプリント装置を用いる場合において、それらの間に存在する個体差が問題となりうる。例えば、型の保持機構および基板の保持機構の保持面の平坦性は、複数のインプリント装置において互いに異なりうる。
1つの投影露光装置に対して複数のインプリント装置を割り当てて物品を製造する方法に対して特許文献1に記載された方法を適用する場合、複数のインプリント装置のそれぞれに応じて投影露光装置における補正量を変更することになりうる。しかしながら、例えば、1つのロットにおいて、それを後に処理する複数のインプリント装置のそれぞれに応じた補正量に従って投影露光装置によって露光を行うことは煩雑であり、非効率である。また、この方法では、あるインプリント装置のために投影露光装置によってパターンが形成された基板には、当該インプリント装置でしか次のパターンを形成することができない。例えば、インプリント装置が故障等により停止した場合、当該インプリント装置のために投影露光装置によってパターンが形成された基板に次のパターンを形成することはできず、これによってロットの処理が遅延するため、非効率である。
本発明は、上記の課題認識を契機としてなされたものであり、1つの投影露光装置に対して複数のインプリント装置を割り当てた設備においてパターンを効率的に形成するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、投影露光装置を用いて第1領域を規定するように第1パターン群が形成された複数の基板のうち互いに異なる基板の前記第1領域の上に複数のインプリント装置をそれぞれ用いて第2領域を規定するように第2パターン群を形成するパターン形成方法に係り、前記パターン形成方法は、前記複数のインプリント装置によりそれぞれ規定される複数の前記第2領域の形状における共通の変形成分である共通成分を決定する決定工程と、前記投影露光装置を用いて複数の基板のそれぞれの上に、前記決定工程で決定された前記共通成分に応じて変形させた前記第1領域を規定するように前記第1パターン群を形成する第1工程と、前記複数のインプリント装置のそれぞれを用いて、前記第1工程で前記第1パターン群が形成された前記複数の基板のうちの互いに異なる基板の前記第1領域の上に前記第2領域を規定するように前記第2パターン群を形成する第2工程と、を含む。
本発明によれば、1つの投影露光装置に対して複数のインプリント装置を割り当てた設備においてパターンを効率的に形成するために有利な技術が提供される。
本発明の第1実施形態が適用されうるインプリント装置の構成を示す図。 図1に示されたインプリント装置の形状補正機構の構成を示す図。 図1に示されたインプリント装置の動作を示す図。 本発明の第1実施形態が提供されうる投影露光装置の構成を示す図。 投影露光装置によって規定されうる第1領域(ショット領域)の形状を例示する図。 投影露光装置を用いてテスト基板に形成される第1マークを例示する図。 本発明の第1実施形態のパターン形成方法を示す図。 本発明の第1実施形態のパターン形成方法における付加的な工程を示す図。 本発明の第2実施形態のパターン形成方法における付加的な工程を示す図。 型のパターン部が複数のチップ領域を含む例を示す図。 図10に示された型を用いて形成されるテスト基板を例示する図。 本発明の第1および第2実施形態が適用されうるインプリント装置の構成を示す図。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態が適用されうるインプリント装置1の構成が示されている。インプリント装置1は、半導体デバイスやMEMSなどの物品の製造のために使用されうる。インプリント装置1は、基板10の上に未硬化樹脂14を配置し、未硬化樹脂14を型8によって成形し、該成形された未硬化樹脂14を硬化させることによって樹脂のパターンを形成する。未硬化樹脂および硬化によって形成された樹脂は、インプリント材と呼ばれうる。
インプリント材は、硬化性組成物であり、典型的には、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。これらのうち光により硬化する光硬化性組成物は、少なくとも重合性化合物および光重合開始剤を含有しうる。また、光硬化性組成物は、付加的に非重合性化合物または溶剤を含有しうる。非重合性化合物は、例えば、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種でありうる。以下では、未硬化樹脂14の硬化のために光を使う例を説明するが、これは一例に過ぎないことを理解されたい。
以下では、基板10の表面に平行な方向をXY平面とするXYZ座標系において方向を示す。インプリント装置1は、露光照明系(硬化部)2と、型操作機構3と、基板操作機構4と、塗布部(供給部)5と、形状補正機構38と、制御部7とを備えうる。露光照明系2は、インプリント処理の際に、型8を介して基板10の上に未硬化樹脂14に対して紫外線等の光9を照射する。露光照明系2は、例えば、光源と、光源から放射された光9をインプリントに適切な光に調整する光学素子とを含みうる。光9は、ダイクロイックミラー36で反射され、型8および基板10へ導かれうる。
図2に例示されるように、型8は、外周形状が長方形(例えば正方形)であり、基板10に対向する面には、回路パターンなどの転写すべき凹凸パターンが3次元状に形成されたパターン部8aが配置されている。また、型8は、光9を透過させることが可能な材料、例えば石英で構成されうる。また、型8は、形状補正機構38によるパターン部8aの変形を容易にするために、光9が照射される面に、平面形状が円形で、かつ、ある程度の深さを有するキャビティ(凹部)を有しうる。
型操作機構3は、型8を保持する型保持機構11と、型保持機構11を保持し型8の姿勢制御やZ方向の移動を行う型駆動機構12とを含みうる。型保持機構11は、型8における光9の照射面の外周領域を真空吸着力や静電力により引き付けることで型8を保持しうる。例えば、型保持機構11が真空吸着力により型8を保持する場合には、型保持機構11は、外部に設置された不図示の真空ポンプに接続され、真空ポンプのON/OFFにより型8の脱着が切り替えられうる。
型保持機構11および型駆動機構12は、露光照明系2から放射された光9が基板10に照射されるように、中心部(内側)に開口領域13を有しうる。開口領域13には、開口領域13の一部と型8とで囲まれる空間を密閉空間とする光透過部材41(例えば石英板)が設置され、加圧源などを含む不図示の圧力調整装置により開口領域13内の空間の圧力が調整されうる。圧力調整装置は、例えば、型8を基板10の上の未硬化樹脂14に押し付ける際に、開口領域13内の空間の圧力をその外部よりも高く設定することによってパターン部8aを基板10に向かって凸形にたわませるように構成されうる。これにより、未硬化樹脂14に対してパターン部8aをその中心部から接触させうる。このような方法により、パターン部8aと未硬化樹脂14との間に気体が残留することを抑え、パターン部8aの凹凸部に未硬化樹脂14を充填させることができる。また、パターン部8aを基板10に向かって凸形にたわませるのではなく、基板10をパターン部8aに向かって、凸形にたわませて、型8と基板10上の未硬化樹脂14とを接触させてもよい。
型駆動機構12は、基板10上の未硬化樹脂14への型8の押し付け、および、硬化した樹脂からの型8の引き離しを行う。型駆動機構12は、アクチュエータとして、例えば、ボイスコイルモータおよび/またはエアシリンダを含みうる。また、型8の高精度な位置決めに可能にするために、型駆動機構12は、粗動駆動系および微動駆動系などの複数の駆動系から構成されていてもよい。また、型駆動機構12は、Z軸方向だけでなく、X軸方向やY軸方向、またはωz軸(Z軸周りの回転)方向の位置調整機能や、型8の傾きを補正するためのチルト機能などを有してもよい。インプリント装置1における未硬化樹脂14への型8(パターン部8a)の押し付け、硬化した樹脂からの型8の引き離し動作は、型8をZ軸方向に移動させることで実現してもよいが、基板10をZ軸方向に移動させることで実現されてもよい。あるいは、該押し付けおよび引き離し動作は、型8および基板10の双方を移動させることによって実現されてもよい。
基板操作機構4は、基板10を保持する基板保持機構16と、型8と基板10との位置合わせを実施する基板駆動機構17とを含みうる。基板保持機構16は、基板10を真空吸着力や静電力により保持しうる。基板駆動機構17は、アクチュエータとして、例えば、リニアモータまたは平面パルスモータを含みうる。基板駆動機構17は、X軸およびY軸の各方向に対して、粗動駆動系や微動駆動系などの複数の駆動系から構成されていてもよい。基板駆動機構17は、更に、基板10のZ軸方向の位置調整のための駆動系、基板10のωz方向の位置調整機能、および、基板10の傾きを補正するためのチルト機能の少なくとも1つを含みうる。
基板保持機構16は、X、Y、Z、ωx、ωy、ωzの各方向に対応した複数の参照ミラー18を備えうる。インプリント装置1は、参照ミラー18にそれぞれビームを照射することで基板保持機構16の位置を測定する複数のレーザ干渉計(測長器)19を備える。レーザ干渉計19は、基板保持機構16の位置を計測し、制御部7は、その計測値に基づいて基板10の位置決め制御を実行する。
塗布部5は、型保持機構11の近傍に設置され、基板10上に未硬化樹脂14を塗布(供給)する。塗布部5から吐出される未硬化樹脂14の量は、基板10上に形成すべきパターンの厚さおよび密度などに応じて決定されうる。
インプリント装置1は、インプリント処理に際し、基板10のパターン形成領域(ショット領域)27の位置情報を得るためのアライメント計測部6を備える(図1、図2参照)。アライメント計測部6から射出されるアライメント光35は、ダイクロイックミラー36を透過し、型8のアライメントマーク23aおよび基板10のアライメントマーク23bに照射される。アライメントマーク23a、23bで反射したアライメント光35は、アライメント計測部6で入射し、アライメント計測部6は、入射したアライメント光35に基づいて型8aとパターン形成領域27との相対位置を示す情報を得る。
制御部7は、インプリント装置1の各構成要素の動作および調整などを制御するように構成されうる。制御部7は、例えば、コンピュータなどで構成され、インプリント装置1の各構成要素と通信する。制御部7は、それに組み込まれたプログラムに従って各構成要素の制御するように構成されうる。制御部7は、例えば、型操作機構3、基板操作機構4、形状補正機構38、露光照明系2、アライメント計測部6の動作を制御する。制御部7は、インプリント装置1の他の部分と一体(共通の筐体内に)で構成してもよいし、インプリント装置1の他の部分とは別体(別の筐体内に)で構成してもよい。
また、インプリント装置1は、基板操作機構4を支持するベース定盤51と、型操作機構3を支持するブリッジ定盤28と、ベース定盤51から延設され、除振器29を介してブリッジ定盤28を支持するための支柱30とを備えうる。除振器29は、床面の振動がブリッジ定盤28へ伝わらないように遮断する。さらに、インプリント装置1は、型8をインプリント装置1の外部から型操作機構3へ搬送する型搬送機構や、基板10をインプリント装置1の外部から基板操作機構4へ搬送する基板搬送機構などを含みうる。
次に、図3を参照しながらインプリント装置1の動作を説明する。工程S101では、制御部7は、インプリント装置1内に基板10が搬入されて基板操作機構4の基板保持機構16の上に基板10が載置されるように基板搬送機構を制御し、基板10を保持するように基板保持機構16を制御する。その後、工程S102では、制御部7は、基板10のパターン形成領域27が塗布部5の直下に位置決めされるように基板駆動機構17を制御し、未硬化樹脂14をパターン形成領域27に塗布(供給)するように塗布部5を制御する。
その後、工程S103では、制御部7は、基板10のパターン形成領域27が型8の直下へ位置決めされるように基板駆動機構17を制御する。その後、制御部7は、型8のパターン部8aが基板10のパターン形成領域27の上の未硬化樹脂14に押し付けられるように型駆動機構12を制御する。この際に、パターン部8aが基板10に向かって凸形にたわむように型8の形状が制御されうる。この押し付けにより未硬化樹脂14が型8のパターン部8aの凹凸部に充填される。
その後、工程S105では、制御部7は、型8のアライメントマーク23aと基板10のアライメントマーク23bとの相対位置を検出するようにアライメント計測部6を制御する。また、工程S105では、制御部7は、アライメント計測部6による検出結果に基づいて基板10のパターン形成領域27と型8のパターン部8aとの間の相対的なシフト(X、Y軸方向)および回転(ωz軸)を計算する。そして、制御部7は、相対的なシフトおよび回転が許容範囲に収まるように基板駆動機構17を制御する。更に、工程S105では、制御部7は、基板10のパターン形成領域27と型8のパターン部8aとの形状差が小さくなるように、形状補正機構38にパターン部8aの形状を補正させる。ここで、基板10のパターン形成領域27は、投影露光装置を用いて基板10の上に規定されたショット領域(第1領域)であり、投影露光装置を用いて形成されたパターン群(第1パターン群)を含む。換言すると、パターン形成領域27は、投影露光装置を用いて形成されたパターン群(第1パターン群)によって規定される領域である。該パターン群は、アライメントマーク23bを含む。ショット領域は、1回の露光動作(ショット)によってパターン群が形成される領域である。
その後、工程S106では、制御部7は、光9が未硬化樹脂14に照射されるように露光照明系2を制御する。未硬化樹脂14は、光9が照射されることによって硬化し、これにより、基板10のパターン形成領域27(第1領域)の上に新たなパターン形成領域(第2領域)が規定されるように樹脂のパターン群(第2パターン群)が形成される。その後、工程S107では、制御部7は、硬化した樹脂から型8が引き離されるように基板駆動機構17を制御する。ここで、工程S102〜S107は、パターン形成領域27(第1領域)の上に新たなパターン形成領域(第2領域)が規定されるように樹脂のパターン群(第2パターン群)を形成する第2工程(インプリント工程)である。
その後、工程S108では、制御部7は、基板10の全てのパターン形成領域27(ショット領域)の上に新たなパターン(第2パターン)が形成されたかどうかを判断する。そして、未処理のパターン形成領域27が残っている場合には、その未処理のパターン形成領域27に対して工程S102〜S107の第2処理を行い、未処理のパターン形成領域27が残っていない場合には、基板10の処理が終了する。次いで、工程S109では、制御部7は、基板10がインプリント装置1の外に排出されるように基板操作機構4および基板搬送機構を制御する。
工程S110、S111、S112は、例えば、物品の製造のための条件出しのために付加的に実施されうる工程である。工程S110では、基板10の上に形成された樹脂のパターン(第2パターン)とその下のパターン形成領域27のパターン(第1パターン)との重ね合わせ精度の検査が実施されうる。そして、工程S111では、重ね合わせ精度が基準を満たしているかどうかが判定され、基準を満たしている場合は、現在のインプリント条件で、物品の生産が開始ないし続行される。基準を満たしていない場合は、工程S112において、工程S110における検査結果に基づいて、形状補正機構38による補正量、および/または、インプリント条件が修正され、新たな基板10について、工程S101からの処理が行われる。
図4には、本発明の第1実施形態が提供されうる投影露光装置EXの構成が例示的に示されている。投影露光装置EXは、照明系102によってレチクル129を照明し、レチクル129のパターン群を投影光学系130によって基板10に投影することによって基板10にショット領域を規定する潜像パターン群を形成する。より具体的には、基板10には、予めフォトレジスト膜が形成され、潜像パターン群は、該フォトレジスト膜が形成される。潜像パターン群が形成されたフォトレジスト膜を現像することによってレジストパターン群が形成される。レジストパターン群が形成された基板を処理(例えば、エッチング、酸化、イオン注入等)することによって基板10にレジストパターン群に対応するパターン群が形成され、該パターン群は、ショット領域を規定する。
投影光学系130は、複数の光学素子131を含む。基板10は、基板操作機構104によって保持され位置決めされうる。基板操作機構104は、基板10を保持する基板保持機構、および、基板保持機構を駆動する基板駆動機構を含みうる。基板10の位置は、基板保持機構に設けられた参照ミラー118を使ってレーザ干渉計(計測器)119によって計測されうる。レチクル129と基板10との相対的な位置および姿勢、ならびに、複数の光学素子131の少なくとも1つの位置および姿勢、の少なくとも1つを調整することによって基板10に規定されるショット領域の形状を補正することができる。投影露光装置EXが走査露光装置として構成される場合、レチクル129と基板10との相対速度が制御されてもよい。
以下、図12および図7を参照しながら、1つの投影露光装置に複数のインプリント装置(いわゆるクラスターインプリント装置)を割り当てた設備において基板の上にパターンを形成するパターン形成方法を例示的に説明する。図12には、1つの投影露光装置EXに対して4台のインプリント装置を構成したクラスターインプリント装置1A−1Dが例示されている。図7には、本発明の第1実施形態のパターン形成方法が示されている。パターン形成方法は、第1工程S210と、第1工程S210の後に行われる第2工程S220とを含む。
第1工程S210では、投影露光装置EXを用いて複数の基板10のそれぞれの上に第1領域(第1ショット領域)が規定されるように第1パターン群が形成される。第1パターン群は、回路パターン群などのデバイスパターン群の他、アライメントパターンを含みうる。デバイスパターン群は、例えば、複数の活性領域を規定するパターン、複数の配線パターン、または、複数のコンタクトホールパターンでありうる。第1工程S210では、第2工程において複数のインプリント装置1のそれぞれによって規定される第2領域の変形における共通成分に応じた形状を有するように第1領域が規定される。
第2工程S220では、複数のインプリント装置1のそれぞれを用いて、第1工程S210を経た複数の基板10のうちの互いに異なる基板10の第1領域の上に第2領域が規定されるように第2パターン群が形成される。ここで、前述のように、各インプリント装置1は、基板10の上に供給された未硬化樹脂14に型8を押し付けた状態で未硬化樹脂14を硬化させることによって第2パターン群を形成する。複数のインプリント装置1によってそれぞれ規定される複数の第2領域の形状は、互いに異なるが、共通の変形成分(共通成分)を有する。ここで、共通成分は、基板10の上に供給された未硬化樹脂14に型8を押し付けたことによって型8が変形することに起因する成分でありうる。第2パターン群は、回路パターン群などのデバイスパターン群の他、アライメントパターンを含みうる。
共通成分以外の成分は、複数のインプリント装置1の間における個体差を含みうる。該個体差は、例えば、型保持機構11の型保持面(型8を保持するための面)の平坦性、あるいは、基板保持機構16の基板保持面(基板10を保持するための面)の平坦性によって生じうる。また、共通成分以外の成分は、複数のインプリント装置1においてそれぞれ使用される複数の型8の間の個体差、即ち製造誤差によって生じうる。製造誤差は、例えば、数nmのオーダでありうる。第2工程S220は、第2パターン群を形成する前に基板10の上に絶縁層または導電層等の層を形成する工程を含みうる。当該層は、第2パターン群をエッチングマスクとして利用してエッチングによってパターニングされうる。
共通成分以外の成分(複数のインプリント装置1の個体差、複数の型8の個体差)は、複数のインプリント装置1の各々に起因する第2領域の形状の個別成分である。個別成分については、第2工程S220において、複数のインプリント装置1により個別に補正されうる。
図5(a)〜(d)には、第1工程S210で使用される投影露光装置EXによって規定されうる第1領域(ショット領域)の形状の例が模式的に示されている。例えば、レチクル129および複数の光学素子131の少なくとも1つを投影光学系130の光軸132に垂直な平面に対して傾斜させた場合、図5(a)に示されるように、破線で示される矩形の第1領域を実線で示される台形の第1領域に変形されることができる。また、レチクル129および複数の光学素子131の少なくとも1つの位置および姿勢を変化させることによって、図5(b)〜(d)に示されるように、破線で示される矩形の第1領域を実線で示される糸巻形、樽形、弓形等の第1領域に変形させることができる。
一方、インプリント装置1は、第2パターン群が形成される第2領域(ショット領域)の形状を変形させるために形状補正機構38を備えている。インプリント装置1におけるショット領域は、1回のインプリント処理によって基板10の上にパターン群が形成される領域である。形状補正機構38は、図2に例示されているように、型8の側面に力を加えることができるように配置された複数のアクチュエータ60を有する。複数のアクチュエータ60によって型8の側面に力を加えることによって、型8のパターン部8aの形状を物理的に変形させることができる。しかし、石英等で製作されうる型8は正のポアソン比を有するため、例えば、圧縮力を加えた場合、圧縮方向と直交する方向に膨張が生じる。この膨張による変形は、型8を弓形、糸巻形、樽形等の形状、もしくはそれ以上の次数を有する形状に変形させる場合には、重ね合わせ精度を悪化させる原因となる。
形状補正機構38による型8のパターン部8aの変形は意図的になされるが、インプリント装置1では、型8のパターン部8aの意図しない変形も起こりうる。意図しない変形は、工程S104において未硬化樹脂14にパターン部8aを押し付けることによって起こりうる。一例において、この押し付けによってパターン部8aは、nmオーダで変形しうる。これにより、第2パターン群が形成される第2領域(ショット領域)が変形しうる。未硬化樹脂14にパターン部8aを押し付けることによるパターン部8aの変形には、例えば図5(a)〜(d)に示す台形、弓形、糸巻形、樽形等の形状などの2次以上の多項式で表現される形状等が含まれうる。下記式(1)〜式(4)に各変形成分の多項式(x方向のみ)を示す。
台形:dx=K9(ppm/mm)・X・Y −(式1)
弓形:dx=K11(ppm/mm)・Y −(式2)
糸巻形:dx=K17(ppm/mm)・X・Y −(式3)
樽形:dx=-K17(ppm/mm)・X・Y −(式4)
2次以上の変形は、形状補正機構38により十分な補正効果を得ることは難しい。ここで、第2領域の変形のうち基板10の未硬化樹脂14に型8を押し付けたことによって型8が変形することに起因する成分は、複数のインプリント装置1においてそれぞれ使用される複数の型8において概ね共通することが実験によって確かめられている。つまり、基板10の未硬化樹脂14に型8を押し付けたことによって型8が変形することに起因する成分を共通成分として、第1工程S210において、投影露光装置EXにより該共通成分に応じた形状を有するように第1領域が規定することが有効である。
図8には、複数のインプリント装置1によってそれぞれ規定される第2領域の変形における共通成分を決定する方法が例示されている。図8に例示される方法によって決定された共通成分に基づいて図7に例示される方法によって第1パターン群および第2パターン群が形成されうる。第3工程S310では、投影露光装置EXを用いて複数のテスト基板25に第1マーク24が形成される。図6には、第3工程S310において形成される各テスト基板25に形成される第1マーク24が模式的に示されている。第1マーク24は、例えば、ショット領域に対応する矩形形状を有する領域20を規定するように、例えば領域20の4つの頂点を規定するように形成されうる。
その後、第4工程S320では、複数のインプリント装置のそれぞれを用いて第3工程S310を経た複数のテスト基板25のうち互いに異なるテスト基板25に第1マーク24を基準として複数の第2マーク330が形成される。ここで、第1マーク24を基準として複数の第2マーク330を形成するとは、例えば、第1マーク24を基準として、複数の第2マーク330を形成するための凹凸パターンを有する評価用の型を位置決めしながらインプリント処理を行うことを意味する。第4工程S320は、評価用の型を用いて図3の工程S102〜S107を複数の領域20に対して繰り返して行う工程でありうる。これにより、各領域20の上に新たな領域33が規定されるように第2マーク330が形成されうる。
その後、第5工程S330では、第3工程S310および第4工程S320を経たテスト基板25を評価することによって、複数のインプリント装置1によってそれぞれ規定される第2領域の変形における共通成分が決定される。共通成分は、例えば、複数のテスト基板25に形成された複数の第2マーク330の配列を評価することによって取得することができる。
ここで、共通成分は、例えば、複数の基板10の上に規定された第2領域の形状を示す複数の変形成分のうち2次以上の多項式で表現される各変形成分を変形成分ごとに平均した値でありうる。これをより具体的に説明するために、第2領域の形状を示す複数の変形成分のうち2次以上の多項式で表現される複数(L個)の変形成分を識別子iで識別する。また、基板10の複数(M個)のパターン形成領域27を識別子jで識別し、複数の基板(N個)を識別子kで識別する。この場合において、第i成分に関する共通成分は、複数(k=1〜N)の基板10のそれぞれの複数(j=1〜M)のパターン形成領域27の第i変形成分を平均することによって求められうる。つまり、第i変形成分に関する共通成分は、N×L個の第i変形成分を平均することによって求められうる。
あるいは、第i変形成分に関する共通成分は、複数の基板10のそれぞれにおける第jパターン形成領域27(同じ位置に存在するパターン形成領域)の第i変形成分を平均することによって求められうる。つまり、第i変形成分に関する共通成分は、N個の第jパターン形成領域27の第i変形成分を平均することによって求められうる。
あるいは、第i変形成分に関する共通成分は、複数の基板10のそれぞれにおけるグループを構成するパターン形成領域27の第i成分を平均することによって求められうる。
この評価は、例えば、インプリント装置1においてアライメント計測部6を用いて行うことができる。テスト基板に形成された第1マークと第2マークを検出することで、投影露光装置で規定される領域20とインプリント装置で規定される領域33の形状差(倍率差など)を求めることができる。この場合、共通成分を決定する処理は、評価結果に基づいて制御部7によって行われうる。あるいは、この評価は、他の評価装置を使って行うことができる。共通成分を決定する処理は、評価結果が制御部7に提供されて制御部7によって行われてもよいし、外部のコンピュータによって行われてもよい。共通成分は、例えば、各テスト基板25の領域33の変形を示す2次以上の次数の項を抽出することによって得られうる。あるいは、共通成分は、複数のテスト基板25の評価から得られた領域33の変形量のうち最小値としてもよい。工程S330において得られた共通成分に基づいて、図7に例示される方法によって第1パターン群および第2パターン群が形成されうる。
第6工程S340および第7工程S350は、任意的に実施されうる。第6工程S340および第7工程S350は、投影露光装置EXが評価用の基準基板を評価することによって共通成分を決定する機能を有するインプリント装置である場合に有用である。
第6工程S340では、第3工程S310、第4工程S320を経た複数のテスト基板25のうち第2マーク330によって規定される領域33の形状が第5工程S330で決定された共通成分に近いテスト基板25が基準基板として決定されうる。第6工程S340は、複数のインプリント装置1のいずれかの制御部7または外部のコンピュータによって実行されうる。
第7工程S350では、投影露光装置EXにおいて、第6工程S340で決定された基準基板を用いて共通成分が決定される。より具体的な例を挙げれば、投影露光装置EXには、基準基板が搬入され、計測器106を使って複数の第2マーク330の位置が検出され、その検出結果に基づいて、共通成分が決定され、前述の第1工程S210に提供されうる。計測器106は、例えば、オフアクシススコープおよび/またはアライメントスコープでありうる。
第1工程S210では、製造用の基板10に第1領域を規定するために補正量が共通成分に基づいて決定されうる。この補正量は、例えば、レチクル129および複数の光学素子131の少なくとも1つの位置および姿勢を制御するためのパラメータを補正するために使用される。より簡単に説明するために、図8に例示された領域33の形状が共通成分によるものと仮定する。この仮定の下では、補正量は、投影露光装置EXによって領域33と同じ形状の領域が露光されるようにレチクル129および複数の光学素子131の少なくとも1つの位置および姿勢を制御するためのパラメータを補正するために使用されうる。
上記の共通成分の評価において、テスト基板25の全ての領域33において同一の共通成分が決定されてもよいし、1又は複数の領域33からなるグループごとに共通成分が決定されてもよい。つまり、全てのショット領域において同一の共通成分が決定されてもよいし、1又は複数の領域からなるグループごとに共通成分が決定されてもよい。
型8のパターン部8aは、1つのチップのためのパターン群のみで構成されてもよいが、図10、図11に例示されるように、複数のチップ領域のためのパターン群で構成されてもよい。図10、図11に示された例では、パターン部8aは、それぞれ1つのチップ領域に対応する複数の隣接した部分領域81、82、83、84を有し、各部分領域にパターン群が配置されている。ここで、チップ領域は、最終的に基板10から切り出される領域である。このような型8を使用すると、1回のインプリント処理で複数のパターン形成領域27に対してパターン群を形成することができる。図10、図11において、領域33a、33b、33c、33dは、1回のインプリント処理で基板10またはテスト基板25の上に規定される領域を模式的に示している。図10に示された例では、領域33a、33b、33c、33dは、X軸に平行な辺が湾曲した糸巻形の変形を有する。
共通成分を算出するためには、まず、各基板10について、投影露光装置EXで第1パターン群が形成された第1領域とインプリント装置で第2パターン群が形成された第2領域との形状差から変形成分を算出する。その後、上述したように複数の基板10から得た変形成分において、2次以上の次数で表される変形成分ごとに得た平均値を共通成分とする。または別の方法として、基板10のパターン形成領域の位置ごとに共通成分を求めてもよい。
更に、複数の第1領域上に一度に前記第2パターン群を形成することによって前記第2領域を規定する場合には、一度に前記第2パターン群を形成した第2領域ごとに基板間に共通な共通成分を算出してもよい。求めた共通成分を第1工程S210で使用する投影露光装置EXの補正量とすることで、第1領域の第1パターン群と第2領域の第2パターン群との重ね合わせ精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態を変形したものである。第2実施形態として言及しない事項は、第1実施形態に従う。第2実施形態では、基準基板25の上に投影露光装置EXを用いて検査パターン群を形成し、基準基板25の第2マーク330(インプリント装置1によって形成されたマーク)と検査パターン群との重ね合わせ誤差を計測することによって共通成分を決定する。
図9には、第2実施形態の手順が示されている。工程S341では、図8の第6工程S340で決定した基準基板25の上に投影露光装置EXを用いて検査パターン群が形成される。より具体的な例を挙げると、まず、基準基板25の上に絶縁材料または導電材料の層が形成され、その上にフォトレジスト膜が形成される。次いで、投影露光装置EXによってフォトレスト膜を露光することによってフォトレジスト膜に潜像パターン群が形成される。次いで、潜像パターン群が形成されたフォトレジスト膜を現像することによってレジストパターン群が形成される。次いで、レジストパターン群が形成された基準基板25の層をエッチングすることによって検査パターン群が形成されうる。この検査パターン群は、複数のマークを含みうる。
工程S342では、重ね合わせ検査装置を用いて、工程341を経た基準基板25の第2マーク330(インプリント装置1によって形成されたマーク)と検査パターン群との重ね合わせ誤差が計測される。工程S343では、工程S342の計測結果に基づいて共通成分が決定され、前述の第1工程S210に提供されうる。
以下、本発明の1つの実施形態の物品製造方法を説明する。物品製造方法は、第1工程S210および第2工程S220を経た基板を処理する処理工程を含む。処理工程は、例えば、第2工程220が絶縁層または導電層などの層を形成する工程を含む場合、当該層を、第2パターン群をエッチングマスクとして利用してエッチングによってパターニングする工程を含みうる。あるいは、処理工程は、第2パターン群をイオン注入マスクとして基板10にイオンを注入する工程を含みうる。あるいは、処理工程は、第2パターン群をマスクとして基板を酸化する工程を含みうる。
1:インプリント装置、8:型、8a:パターン部、10:基板、23a:基板のアライメントマーク、23b:型のアライメントマーク、27:基板のパターン形成領域、EX:露光装置、20:露光によって基板に規定された領域、24:露光によって基板に形成された第1マーク、25:テスト基板、27:パターン形成領域(第1領域)33:インプリント処理によって基板に規定された領域、330:インプリント処理によって基板に形成された第2マーク

Claims (14)

  1. 投影露光装置を用いて第1領域を規定するように第1パターン群が形成された複数の基板のうち互いに異なる基板の前記第1領域の上に複数のインプリント装置をそれぞれ用いて第2領域を規定するように第2パターン群を形成するパターン形成方法であって、
    前記複数のインプリント装置によりそれぞれ規定される複数の前記第2領域の形状における共通の変形成分である共通成分を決定する決定工程と、
    前記投影露光装置を用いて複数の基板のそれぞれの上に、前記決定工程で決定された前記共通成分に応じて変形させた前記第1領域を規定するように前記第1パターン群を形成する第1工程と、
    前記複数のインプリント装置のそれぞれを用いて、前記第1工程で前記第1パターン群が形成された前記複数の基板のうちの互いに異なる基板の前記第1領域の上に前記第2領域を規定するように前記第2パターン群を形成する第2工程と、を含む、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記複数のインプリント装置は、基板の上に供給されたインプリント材に型を押し付けた状態で該インプリント材を硬化させることによって前記第2パターン群を形成し、
    前記決定工程では、基板の上に供給されたインプリント材に型を押し付けたことによって該型が変形することに起因する前記第2領域における変形に基づいて前記共通成分を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記共通成分は、前記複数の基板の上に規定された前記第2領域の形状を示す複数の変形成分のうち2次以上の多項式で表される各変形成分を変形成分ごとに平均した値であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記共通成分は、前記複数の基板の同じ位置に規定された前記第2領域の形状を示す複数の変形成分のうち2次以上の多項式で表される各変形成分を変形成分ごとに平均した値であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  5. 前記決定工程は、
    前記投影露光装置を用いて複数のテスト基板に第1マークを形成する第3工程と、
    前記複数のインプリント装置のそれぞれを用いて前記複数のテスト基板のうち互いに異なるテスト基板に、前記第1マークを基準として複数の第2マークを形成する第4工程と、
    前記複数のインプリント装置を用いてそれぞれ形成された前記複数の第2マークに基づいて前記共通成分を決定する第5工程と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  6. 前記決定工程は、
    前記投影露光装置を用いて複数のテスト基板に第1マークを形成する第3工程と、
    前記複数のインプリント装置のそれぞれを用いて前記複数のテスト基板のうち互いに異なるテスト基板に、前記第1マークを基準として複数の第2マークを形成する第4工程と、
    前記複数のインプリント装置を用いてそれぞれ形成された前記複数の第2マークに基づいて前記共通成分を決定する第5工程と、
    前記第3工程および前記第4工程を経た前記複数のテスト基板のうち前記第2マークによって規定される領域の形状が前記共通成分に近いテスト基板を基準基板として決定する第6工程と、
    前記投影露光装置により前記基準基板における前記複数の第2マークに基づいて前記共通成分を決定する第7工程と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  7. 前記第2工程では、基板の上の隣接した複数の前記第1領域の上に一度に前記第2パターン群を形成することによって前記第2領域を規定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のパターン形成方法。
  8. 前記第5工程では、前記第2工程で一度に前記第2パターン群を形成した前記第2領域ごとに前記共通成分を決定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のパターン形成方法。
  9. 前記第2工程では、前記複数のインプリント装置の各々に起因する前記第2領域の形状の個別成分を前記複数のインプリント装置により個別に補正する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  10. 前記複数のインプリント装置の各々は、型の形状を補正する形状補正機構を備え、前記第2工程では、前記形状補正機構によって前記個別成分を補正する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のパターン形成方法。
  11. 前記第1パターン群は、アライメントマークを含み、前記第2工程では、前記第1工程で形成された前記アライメントマークを用いて、前記形状補正機構による型の変形を制御する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のパターン形成方法。
  12. 前記投影露光装置は、レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系を備え、
    前記第1工程では、前記共通成分に応じて前記第1領域を変形させるために、該レチクルと該基板との相対的な位置および姿勢、ならびに、前記投影光学系の光学素子の位置および姿勢、の少なくとも1つを制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  13. 前記第1工程では、前記共通成分によって規定される前記第2領域の形状に前記第1領域の形状が近づくように前記第1領域を変形させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のパターン形成方法に従って基板の上に前記第1パターン群および前記第2パターン群を形成する工程と、
    前記第2パターン群が形成された前記基板を処理する工程と、
    を含むことを特徴とする物品製造方法。
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