JP6863145B2 - 栽培支援プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

栽培支援プログラム、装置、及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、栽培支援プログラム、栽培支援装置、及び栽培支援方法に関する。
植物の栽培時における発芽、開花、収穫可能状態などの植物の発育状況や、植替え、追肥、害虫駆除、収穫などの栽培に必要な作業の目安となる情報として、栽培暦というものがある。植物を栽培する際には、この栽培暦が参考にされる。
また、植物の栽培を支援する技術として、複数の品種及び作型の作物を対象とし、作付作物の品種及び作型とその作付面積に応じ、農業経営に伴う労力の繁閑や資金繰りなどを事前にシミュレーションする農業経営支援システムが提案されている。このシステムは、農作物別に投入した作業内容、作業量、作業発生日時を含む農作業日誌データと、投入した経費及び経費発生日時を含む農業経費データと、回収した売上及び売上発生日時を含む農業売上データ等の農業経営データの入力を受け付ける。そして、このシステムは、それら農業経営データをデータベース化して農業経営データベースを構築する。さらに、このシステムは、農業経営データベースを参照し、農作物別に作業労力を算出したり経費を算出したり売上を算出する各種シミュレーションを行い、可視化する。
また、圃場に作付けする作物の作付計画を立案する段階から作物を栽培するための材料費を算出する農業支援システムが提案されている。このシステムは、圃場に作付けする作物の作付計画を行い、作付計画に示された作物を栽培するための材料費を算出する。また、このシステムは、材料の使用量を圃場毎に設定すると共に、圃場毎に設定された各使用量に基づいて全使用量を集計し、集計された全使用量と材料の単価に基づいて、作物を栽培するための材料費を算出する。
特開2010−257353号公報 特開2015−191476号公報
一般的に公開されている栽培歴は、対象の植物の栽培実績のある土地の気象条件を前提とする情報である。そのため、初めての土地でその植物を栽培する場合には、その土地において、その植物がどの時期にどのような状況になるか、また、植物の状況に応じて栽培に必要な作業をいつ行うべきかなどの作業スケジュールは未知である。
また、栽培暦には、おおまかに寒冷地、寒地、温暖地、暖地などの区分分けで栽培暦の読み替えを提示しているものもある。しかし、実際に栽培を行う土地では、土地特有の気象条件(降雨量、日照量、気温 など)が異なり、植物の発育状況に違いが出てくると考えられる。その発育状況の違いに応じて栽培に必要な作業を行うという対応の多くは、植物を栽培している方の経験や勘によるところが多く、初心者や初めて栽培する植物の場合には、栽培に失敗する危険性が高い。
上記のように作業スケジュールが未知の場合には、どの時期にどの程度の資材が必要となるかを把握することも困難となる。
一つの側面として、植物の栽培を行う場所に適した栽培暦に基づく作業において、指定された日付又は期間で必要となる資材を提示することを目的とする。
一つの態様として、植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付ける。そして、植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定する。さらに、前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、補正した栽培暦情報を出力する。そして、植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する。
一つの側面として、植物の栽培を行う場所に適した栽培暦に基づく作業において、指定された日付又は期間で必要となる資材を提示することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る栽培支援システムの概略構成を示すブロック図である。 栽培暦データベース(DB)の一例を示す図である。 気象データDBの一例を示す図である。 気象データのパラメータを説明するための図である。 補正ルールDBの一例を示す図である。 栽培暦画面の一例を示す図である。 作業詳細DBの一例を示す図である。 費用画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る栽培支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における栽培支援処理の一例を示すフローチャートである。 期間の指定を説明するための図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る栽培支援システム100は、栽培支援装置10と、ユーザ端末30とを含む。栽培支援装置10とユーザ端末30とは、インターネット等のネットワークを介して接続される。なお、図1には、ユーザ端末30を1台のみ図示しているが、ユーザ端末30の数は複数であってもよい。
ユーザ端末30は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置で実現することができる。ユーザ端末30上にインストールされたアプリケーション、又はウェブブラウザを介してアクセスされるアプリケーション(ウェブサイト)により、栽培支援装置10が提供するサービスが利用される。
ユーザ端末30は、情報を入力するためのマウス、キーボード、タッチパネル等の入力部、栽培支援装置10との間で情報を送受信するための通信部、情報を表示するための液晶ディスプレイ等の表示部を含む。アプリケーションが起動又はアプリケーションにアクセスされたユーザ端末30上で、ユーザ(ユーザ端末30の操作者)により、入力部を介して植物情報及び場所情報が入力される。また、入力部を介して栽培地の面積及び各作業に当たる人員の情報、費用を算出する期間の指定が入力される。以下、この指定される期間を「指定期間」という。
植物情報は、例えば、栽培する植物の名前や植物毎に予め付与された識別番号等である。植物情報は、テキストデータで入力されてもよいし、プルダウンメニューやチェックボックスを利用して、植物名の一覧から選択されて入力されてもよい。場所情報は、例えば、植物を栽培する場所の住所、地名、位置情報(緯度、経度、及び標高)等である。場所情報は、テキストデータで入力されてもよいし、実際にその場所においてGPSなどで取得された現在位置情報で入力されてもよいし、地図上から指定された位置に対応する位置情報で入力されてもよい。なお、本実施形態では、いずれの方法で入力されるとしても、場所情報として、緯度、経度、及び標高で示される位置情報を用いる場合について説明する。指定期間は、後述する栽培暦画面上で指定される。指定期間の指定方法についての詳細は後述する。
また、ユーザ端末30は、入力された植物情報及び場所情報を、通信部により栽培支援装置10へ送信する。また、ユーザ端末30は、栽培支援装置10から通信部により受信した画面情報に基づいて、栽培暦画面(詳細は後述)を表示部に表示し、費用情報に基づいて、費用画面(詳細は後述)を表示部に表示する。
栽培支援装置10は、機能的には、受付部11と、特定部12と、補正部13と、出力部14と、算出部15とを含む。また、栽培支援装置10の所定の記憶領域には、栽培暦データベース(DB)21と、気象データDB23と、補正ルールDB24と、作業詳細DB26とが記憶される。なお、出力部14及び算出部15は、開示の技術の出力部の一例である。
受付部11は、ユーザ端末30から送信された植物情報、場所情報、栽培地の面積、各作業にあたる人員の情報、及び指定期間を受け付ける。
特定部12は、栽培暦DB21を参照して、受付部11で受け付けた植物情報に対応する栽培暦情報を特定する。また、特定部12は、気象データDB23を参照して、受付部11で受け付けた場所情報に対応する地域の気象データを特定する。
栽培暦DB21には、植物毎の標準の栽培暦を示す標準栽培暦情報が格納される。栽培暦とは、植物の栽培時における発芽、開花、収穫可能状態などの植物の発育状況や、植替え、追肥、害虫駆除、収穫などの栽培に必要な作業についての目安となる情報である。標準の栽培暦とは、その植物を予め定めた特定の栽培場所(地域)で栽培する場合に、その栽培場所の気象条件に応じた発育状況や必要な作業を定めたものである。また、栽培暦情報とは、栽培暦をデータ化したものである。
図2に、栽培暦DB21の一例を示す。栽培暦DB21は、植物毎の標準栽培暦情報を示す複数の標準栽培暦テーブルを含む。図2では、植物Aの標準栽培暦テーブル22A、植物Bの標準栽培暦テーブル22B、植物Cの標準栽培暦テーブル22C、・・・が含まれる例を示している。以下では、標準栽培暦テーブル22A、22B、22C、・・・を区別なく説明する場合には、単に「標準栽培暦テーブル22」と表記する。
標準栽培暦テーブル22は、植物の発育状況に応じて分類される栽培段階の情報と、作業スケジュールの情報とを含む。栽培段階の情報は、「段階名」で示される段階毎に、その段階の開始日及び終了日で特定される「期間」の情報を含む。作業スケジュールの情報は、「作業名」で示される作業毎に、その作業の開始日及び終了日で特定される、その作業を行う「期間」の情報を含む。本実施形態では、作業スケジュールの「期間」を特定する開始日及び終了日は、各段階の「期間」を基準に定めるものとする。例えば、図2の例では、植物Aの作業スケジュールに含まれる「播種トレイ準備」は、植物Aの段階「播種」の開始日の1週間前が開始日となることを表している。
標準栽培暦テーブル22には、その標準栽培暦テーブル22が示す標準の栽培暦が、どの地域で栽培されることを前提とした栽培暦かを示す栽培場所の情報(ここでは、緯度、経度、及び標高)が対応付けて格納される。
なお、栽培暦DB21に格納される情報は、各植物についてウェブサイトや文献等に公開されている標準の栽培暦の情報を、標準栽培暦テーブル22のフォーマットに沿って栽培支援装置10に入力したものである。
また、気象データDB23には、例えば、気象庁のウェブサイトで公開されている過去の地域別気象データなどから取得される情報が格納される。公開されている地域別気象データが更新された場合には、気象データDB23に既に格納されている情報との差分を追加で格納する。また、栽培が行われている場所や、栽培の予定地に実際に温度計等のセンサを設置して、そのセンサにより観測されたデータを取得して気象データDB23に格納してもよい。
図3に、気象データDB23の一例を示す。図3の例では、地域毎に、その地域における気象データの観測地点の地名などの識別情報を示す「地点」、その地点の位置情報(緯度、経度、及び標高)、並びに、日照時間等の「気象データ」が格納されている。気象データとしては、例えば、図4に示すようなパラメータを格納することができる。なお、図4に示すパラメータは一例であり、少なくとも、後述する補正部13で用いる補正ルールで必要なパラメータが気象データDB23に格納されていればよい。また、積算日照時間、積算雨量、積算地温などは、栽培に伴う特定の作業を開始してからの積算値である。この場合、気象庁のウェブサイトなどから取得した気象データを、栽培暦DB21の栽培段階や作業スケジュールの情報に基づいて集計した値が、気象データDB23に格納される。
特定部12は、具体的には、受付部11で受け付けた植物情報が示す植物の標準栽培暦テーブル22を栽培暦DB21から特定する。また、特定部12は、気象データDB23において、受付部11で受け付けた場所情報と最も近い位置情報(緯度、経度、及び標高)に対応する地点(以下、「予定地点」という)の気象データを特定する。また、特定部12は、特定した標準栽培暦テーブル22に対応付けられている栽培場所と最も近い位置情報(緯度、経度、及び標高)に対応する地点(以下、「標準地点」という)の気象データも特定する。
補正部13は、特定部12により特定された気象データに基づいて、特定部12により特定された標準栽培暦テーブル22が示す標準栽培暦情報を、受付部11が受け付けた場所情報が示す地域における栽培に対応する栽培暦情報に補正する。
具体的には、補正部13は、補正ルールDB24を参照して、標準地点の気象データと予定地点の気象データとの差分に応じて、標準栽培暦テーブル22に格納された各「段階」の「期間」を補正する。
図5に、補正ルールDB24の一例を示す。補正ルールDB24は、植物毎の補正ルールを示す複数の補正ルールテーブルを含む。図5では、植物Aの補正ルールテーブル25A、植物Bの補正ルールテーブル25B、植物Cの補正ルールテーブル25C、・・・が含まれる例を示している。以下では、補正ルールテーブル25A、25B、25C、・・・を区別なく説明する場合には、単に「補正ルールテーブル25」と表記する。
補正ルールテーブル25には、標準栽培暦に影響を与える気象データのパラメータ、及び補正ルールが格納される。図5の例では、例えば、段階「播種」の期間に影響を与える気象データのパラメータとして、段階「播種」の開始日における「最低気温」及び「平均地温」が定められている。そのうち、例えば、「最低気温」については、標準地点の気象データの「最低気温」に対する予定地点の気象データの「最低気温」の差+0.5℃毎に、段階「播種」の開始日を0.5日早めることが、補正ルールとして定められている。
補正部13は、より具体的には、受付部11で受け付けられた植物情報が示す植物の補正ルールテーブル25で定められた気象データのパラメータについて、標準地点の気象データに対する予定地点の気象データの差分を算出する。そして、補正部13は、補正ルールテーブル25において、該当の気象データに対応して定められた補正ルールに、算出した差分を適用して、各段階の補正後の開始日又は終了日を導出する。補正部13は、導出した各段階の補正後の開始日又は終了日にしたがって、標準栽培暦テーブル22を補正した予定地栽培暦テーブルを作成する。
なお、本実施形態では、標準栽培暦テーブル22において、「作業スケジュール」の期間を特定する開始日及び終了日を、各段階の開始日又は終了日を基準に定めているため、各段階の期間が補正されることで、自動的に作業スケジュールの期間も補正される。
出力部14は、予定地栽培暦テーブルが示す予定地栽培暦と標準栽培暦テーブル22が示す標準栽培暦とを比較可能に画像化して表示するための画面情報を生成する。例えば、出力部14は、図6に示すような、標準栽培暦及び予定地栽培暦の各々の各段階の期間と各作業の期間とを、同一の時間軸に対応付けて図示した栽培暦画面32を示す画面情報を生成する。出力部14は、生成した画面情報をユーザ端末30へ送信する。これにより、ユーザ端末30の表示部に、栽培暦画面32が表示される。
算出部15は、受付部11で受け付けられた栽培地の面積、人員、及び指定期間と、作業詳細DB26とに基づいて、指定期間において必要な費用を算出して出力する。
図7に、作業詳細DB26の一例を示す。作業詳細DB26は、植物毎に、各作業の費用算出の基礎となる情報を示す複数の作業詳細テーブルを含む。図7では、植物Aの作業詳細テーブル27A、植物Bの作業詳細テーブル27B、植物Cの作業詳細テーブル27C、・・・が含まれる例を示している。以下では、作業詳細テーブル27A、27B、27C、・・・を区別なく説明する場合には、単に「作業詳細テーブル27」と表記する。
作業詳細テーブル27には、「作業名」で示される作業毎に、その作業で必要となる資材を示す「必要資材」、その資材の所定単位当たりの「必要量」、及びその資材の「単金」が格納される。図7の例では、植物Aの作業「播種トレイ準備」について、トレイ、培土、肥料、及び人件費が必要資材として定められている。また、例えば、必要資材のうちのトレイの「必要量」は、栽培地1アール当たり1,000トレイであり、その単金は、50円/トレイであることを表している。また、「必要量」が指定期間で定められている必要資材は、指定期間に応じて費用が異なることを表している。なお、図7の例では、「必要量」として「指定期間」が定められている必要資材として、「人件費」の例を示しているが、他の必要資材でも、作業期間の長さに応じて費用が異なる場合には、「必要量」を指定期間として定めておく。例えば、所定期間継続的に空調制御や照明制御を行う作業についての電気代や、トラクタなどの機材を使用する作業について、その機材をレンタル期間に応じた料金でレンタルする場合などが該当する。
算出部15は、具体的には、「必要量」が指定期間以外で定められている必要資材(図7の例では、トレイ、培土、及び肥料)については、「必要量」を用いて、実際の栽培地の面積に対する必要量を算出し、「単金」を乗算して、必要資材毎の費用を算出する。また、算出部15は、「必要量」が指定期間で定められている必要資材(図7の例では、人件費)は、受付部11で受け付けた指定期間に「単金」を乗算して、必要資材毎の費用を算出する。さらに、人件費などの人員に関係する必要資材については、受付部11で受け付けた人員を乗算する。算出部15は、必要資材毎の費用を合計して、指定期間全体の費用を算出する。
なお、「必要量」が指定期間以外で定められている必要資材の費用は、指定期間に該当の作業の期間の一部でも含まれる場合に、合計の費用に含めるようにしてもよいし、指定期間に該当の作業の開始日が含まれる場合に、合計の費用に含めるようにしてもよい。
算出部15は、算出した各必要資材の費用、及び各必要資材の費用の合計を含む費用情報を、ユーザ端末30へ送信する。これにより、ユーザ端末30の表示部に、費用情報が表示される。例えば、費用情報は、図8に示すように、費用情報を示すリストを含む費用画面34として、栽培暦画面32に重畳して表示することができる。
栽培支援装置10は、例えば図9に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、Central Processing Unit(CPU)41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、入力装置、表示装置等の入出力装置44と、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部45と、インターネット等のネットワークに接続される通信Interface(I/F)46とを備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力装置44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を、栽培支援装置10として機能させるための栽培支援プログラム50が記憶される。栽培支援プログラム50は、受付プロセス51と、特定プロセス52と、補正プロセス53と、出力プロセス54と、算出プロセス55とを有する。また、記憶部43は、栽培暦DB21、気象データDB23、補正ルールDB24、及び作業詳細DB26の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域60を有する。
CPU41は、栽培支援プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、栽培支援プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、受付プロセス51を実行することで、図1に示す受付部11として動作する。また、CPU41は、特定プロセス52を実行することで、図1に示す特定部12として動作する。また、CPU41は、補正プロセス53を実行することで、図1に示す補正部13として動作する。また、CPU41は、出力プロセス54を実行することで、図1に示す出力部14として動作する。また、CPU41は、算出プロセス55を実行することで、図1に示す算出部15として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、メモリ42に栽培暦DB21、気象データDB23、補正ルールDB24、及び作業詳細DB26の各々を展開する。これにより、栽培支援プログラム50を実行したコンピュータ40が、栽培支援装置10として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
次に、本実施形態に係る栽培支援システム100の作用について説明する。
アプリケーションが起動又はアプリケーションにアクセスされたユーザ端末30上で、ユーザ端末30の入力部を介して植物情報及び場所情報が入力され、通信部により植物情報及び場所情報が栽培支援装置10へ送信される。そして、植物情報及び場所情報を受信した栽培支援装置10において、図10に示す栽培支援処理が実行される。なお、栽培支援装置10により実行される栽培支援処理は、開示の技術の栽培支援方法の一例である。
ステップS12で、受付部11が、ユーザ端末30から送信された植物情報及び場所情報を受け付ける。
次に、ステップS14で、特定部12が、受付部11で受け付けた植物情報が示す植物の標準栽培暦テーブル22を栽培暦DB21から特定する。例えば、植物情報が示す植物が植物Aの場合、特定部12は、図2に示す栽培暦DB21から標準栽培暦テーブル22Aを特定する。
次に、ステップS16で、特定部12が、気象データDB23において、受付部11で受け付けた場所情報と最も近い位置情報(緯度、経度、及び標高)に対応する地点の気象データを、予定地点の気象データとして特定する。また、特定部12は、特定した標準栽培暦テーブル22に対応付けられている栽培場所と最も近い位置情報(緯度、経度、及び標高)に対応する地点の気象データを、標準地点の気象データとして特定する。
次に、ステップS18で、補正部13が、図5に示すような補正ルールDB24を参照して、標準地点の気象データと予定地点の気象データとの差分に応じて、標準栽培暦テーブル22に格納された各「段階」の「期間」を補正する。例えば、標準栽培暦テーブル22Aに格納された段階「播種」の開始日における標準地点の気象データの「最低気温」が5℃、予定地点の気象データの「最低気温」が10℃であるとする。この場合、補正部13は、図5に示す補正ルールテーブル25Aにしたがって、段階「播種」の開始日を、標準栽培暦テーブル22Aで定められている開始日より5日早める。補正部13は、補正ルールテーブル25に定められた全ての補正ルールを適用して、標準栽培暦テーブル22を補正し、予定地栽培暦テーブルを作成する。
次に、ステップS20で、出力部14が、例えば、図6に示すような、標準栽培暦及び予定地栽培暦の各々の各段階の期間と各作業の期間とを、同一の時間軸に対応付けて図示した栽培暦画面32を示す画面情報を生成する。そして、出力部14は、生成した画面情報をユーザ端末30へ送信する。
栽培支援装置10から送信された画面情報を受信したユーザ端末30では、表示部に画面情報に基づく栽培暦画面32が表示される。
次に、ステップS22で、受付部11が、栽培地の面積及び作業毎の人員の情報を受け付ける。例えば、受付部12は、ユーザ端末30に、栽培地の面積及び作業毎の人員の入力を促す画面を表示するなどして、これらの情報を受け付ける。なお、栽培地の面積及び作業毎の人員の情報の受け付けのタイミングは、本ステップのタイミングに限定されない。例えば、栽培地の面積は、植物情報及び場所情報を受け付ける際に共に受け付けてもよい。また、作業毎の人員は、指定期間を受け付けたタイミング(後述するステップS24)など、予定地栽培暦テーブルが作成されてから費用の算出を開始するまでのいずれかのタイミングで受け付けることができる。
次に、ステップS24で、受付部11が、ユーザ端末30から指定期間の情報を受け付けたか否かを判定する。ユーザ端末30における期間の指定は、図11に示すように、栽培暦画面32上で行うことができる。例えば、図11のAに示すように、所望の期間をドラッグで指定してもよいし、図11のBに示すように、月単位で指定してもよい。また、別画面でカレンダーを表示して、カレンダー上の日付を選択することで期間を指定してもよいし、テキストボックスに日付を入力することで指定してもよい。本実施形態では、いずれの方法によって指定されたかにかかわらず、ユーザ端末30上で期間が指定されると、指定期間の開始日及び終了日の情報が、ユーザ端末30から栽培支援装置10へ送信される。この指定期間の情報を受付部11が受け付けると、本ステップの判定は肯定され、処理はステップS26へ移行する。指定期間の情報を受け付けていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS26では、算出部15が、受付部11で受け付けられた栽培地の面積、人員、及び指定期間と、作業詳細DB26とに基づいて、指定期間において必要な費用を算出して出力する。
例えば、図11のAに示すように、作業「播種トレイ準備」の開始日から終了日までの期間が指定され、栽培地の面積として2アール、作業「播種トレイ準備」の人員として2人という情報が受け付けられている場合の費用の算出方法の一例を説明する。
算出部15は、作業詳細テーブル27Aに定められている作業「播種トレイ準備」の各必要資材の「必要量」を用いて、栽培地の面積2アールに対する必要量を以下に示すように算出する。
・トレイの必要量
2a×1,000トレイ=2,000トレイ
・培土の必要量
0.8kg×2,000トレイ=1,600kg
・肥料の必要量
0.2kg×2,000トレイ=400kg
また、算出部15は、指定期間の日数を算出し、人件費の必要量とする。ここでは、指定期間の日数は30日であったとする。そして、算出部15は、各必要資材の栽培地の面積又は指定期間に対する必要量に「単金」を乗算して、以下に示すように必要資材毎の費用を算出する。なお、人件費については、人員も乗算する。
・トレイの費用
2,000トレイ×50円=100,000円
・培土の費用
1,600kg×150円=240,000円
・肥料の費用
400kg×300円=120,000円。
・人件費
2人×30日×3,000円=180,000円
そして、算出部15は、合計の費用を540,000円と算出する。算出部15は、算出した各必要資材の費用、及び各必要資材の費用の合計を含む費用情報を、ユーザ端末30へ送信し、栽培支援処理は終了する。
ユーザ端末30では、栽培支援装置10から受信した費用情報に基づいて、例えば、図8に示すような費用画面34が表示される。
以上説明したように、本実施形態に係る栽培支援装置10は、栽培する植物の標準の栽培暦を、栽培予定地の気象データに基づいて補正して出力し、補正された栽培暦において指定された期間で必要な資材毎の費用を算出して出力する。これにより、本実施形態に係る栽培支援装置10によれば、植物の栽培を行う場所に適した栽培暦に基づく作業において、指定された日付又は期間で必要となる資材及びその費用を提示することができる。
例えば、図11の栽培暦画面32において、指定期間として1月を指定した場合、標準栽培暦では、指定期間に含まれる作業は「播種トレイ準備」のみである。一方、補正後の予定地栽培暦では、「播種トレイ準備」に加え、「播種」及び「水やり・日照管理」の各作業の一部も指定期間に含まれる。これにより、実際の栽培地に応じて、必要な資材及び費用を適切に把握することができる。
また、各作業について、必要な資材毎に費用の算出の基礎となる情報を定めておくことで、指定期間を変更する都度、費用の算出に必要な情報を入力し直す必要がない。
なお、上記実施形態では、指定期間で必要となる費用を算出して出力する場合について説明したが、指定期間で必要となる資材の情報のみを出力するようにしてもよい。この場合、期間が指定される場合に限定されず、特定の日付が指定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、指定期間に1つの作業の開始日から終了日までの期間のみが含まれる場合について説明したが、これに限定されず、指定期間に複数の作業が含まれていてもよい。この場合、指定期間に含まれる作業毎に、上記実施形態と同様に、費用を算出すればよい。また、指定期間に各作業の開始日から終了日までの全てが含まれている必要はなく、作業の期間の一部を指定するようにしてもよい。この場合、作業の期間の一部を指定された場合における、各必要資材の費用の算出方法を予め定めておけばよい。例えば、上述したように、「必要量」が指定期間で定められている必要資材については、指定期間に応じた費用が算出されるため問題ない。また、「必要量」が指定期間以外で定められている必要資材については、指定期間にその作業の開始日が含まれている場合に費用を算出する、該当の作業の期間が一部でも指定期間に含まれる場合には費用を算出する、などのように定めておけばよい。
なお、上記実施形態では、栽培暦DB21の各標準栽培暦テーブル22に栽培場所の情報を対応付けておき、気象データDB23から栽培場所に対応する地点(標準地点)の気象データを特定する場合について説明したが、これに限定されない。標準栽培暦テーブル22に標準地点の気象データを直接対応付けておいてもよい。
また、上記実施形態では、各標準栽培暦テーブル22に格納された作業スケジュールにおいて、各作業の期間を特定する開始日及び終了日を、各段階の開始日又は終了日を基準に定める場合について説明したがこれに限定されない。各段階の開始日又は終了日とは独立して定めてもよい。この場合、各作業をいずれかの段階に対応付けておき、各作業の開始日及び終了日を、その作業に対応付けられた段階の開始日及び終了日が補正された日数と同じ日数分補正するようにするとよい。また、各段階の補正ルールとは別に、作業スケジュールについての補正ルールを定めておいてもよい。また、この場合、各作業の開始日及び終了日を補正する補正ルールだけでなく、その作業自体を削除したり、回数を増やしたりする補正ルールを定めてもよい。
また、上記実施形態では、栽培支援プログラム50が記憶部43に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付け、
植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定し、
前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、
補正した栽培暦情報を出力し、
植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする栽培支援プログラム。
(付記2)
前記農業資材情報は、各農業資材の必要量及び単金の情報を含み、
前記補正した栽培暦情報から期間の入力を受け付けた場合に、該期間に含まれる作業に対応する農業資材情報に基づいて、該期間において必要な費用を算出して出力する
ことをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の栽培支援プログラム。
(付記3)
前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報が前提とする栽培地の気象データと、前記場所情報に対応する地域の気象データとの差分に応じて、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付を補正することを含む付記1又は付記2に記載の栽培支援プログラム。
(付記4)
前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付の補正に対応して、各段階に応じて行われる作業のスケジュールを補正することを含む付記3に記載の栽培支援プログラム。
(付記5)
前記記憶部から特定した栽培暦情報と、前記補正した栽培暦情報とを比較可能に画像化して表示する付記1〜付記4のいずれか1項に記載の栽培支援プログラム。
(付記6)
植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付ける受付部と、
植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定する特定部と、
前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正する補正部と、
補正した栽培暦情報を出力し、
植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する出力部と、
を含むことを特徴とする栽培支援装置。
(付記7)
前記農業資材情報は、各農業資材の必要量及び単金の情報を含み、
前記出力部は、前記補正した栽培暦情報から期間の入力を受け付けた場合に、該期間に含まれる作業に対応する農業資材情報に基づいて、該期間において必要な費用を算出して出力する
ことを特徴とする付記6に記載の栽培支援装置。
(付記8)
前記補正部は、前記栽培暦情報が前提とする栽培地の気象データと、前記場所情報に対応する地域の気象データとの差分に応じて、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付を補正することを含む付記6又は付記7に記載の栽培支援装置。
(付記9)
前記補正部は、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付の補正に対応して、各段階に応じて行われる作業のスケジュールを補正する付記8に記載の栽培支援装置。
(付記10)
前記出力部は、前記記憶部から特定した栽培暦情報と、前記補正した栽培暦情報とを比較可能に画像化して表示する付記6〜付記9のいずれか1項に記載の栽培支援装置。
(付記11)
植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付け、
植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定し、
前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、
補正した栽培暦情報を出力し、
植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする栽培支援方法。
(付記12)
前記農業資材情報は、各農業資材の必要量及び単金の情報を含み、
前記補正した栽培暦情報から期間の入力を受け付けた場合に、該期間に含まれる作業に対応する農業資材情報に基づいて、該期間において必要な費用を算出して出力する
ことをさらに含む処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする付記11に記載の栽培支援方法。
(付記13)
前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報が前提とする栽培地の気象データと、前記場所情報に対応する地域の気象データとの差分に応じて、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付を補正することを含む付記11又は付記12に記載の栽培支援方法。
(付記14)
前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付の補正に対応して、各段階に応じて行われる作業のスケジュールを補正することを含む付記13に記載の栽培支援方法。
(付記15)
前記記憶部から特定した栽培暦情報と、前記補正した栽培暦情報とを比較可能に画像化して表示する付記11〜付記14のいずれか1項に記載の栽培支援方法。
(付記16)
植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付け、
植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定し、
前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、
補正した栽培暦情報を出力し、
植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする栽培支援プログラムを記憶した記憶媒体。
10 栽培支援装置
11 受付部
12 特定部
13 補正部
14 出力部
15 算出部
21 栽培暦データベース(DB)
22 標準栽培暦テーブル
23 気象データDB
24 補正ルールDB
25 補正ルールテーブル
26 作業詳細DB
27 作業詳細テーブル
30 ユーザ端末
32 栽培暦画面
34 費用画面
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
49 記憶媒体
50 栽培支援プログラム
100 栽培支援システム

Claims (7)

  1. 植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付け、
    植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定し、
    前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、
    補正した栽培暦情報を出力し、
    植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする栽培支援プログラム。
  2. 前記農業資材情報は、各農業資材の必要量及び単金の情報を含み、
    前記補正した栽培暦情報から期間の入力を受け付けた場合に、該期間に含まれる作業に対応する農業資材情報に基づいて、該期間において必要な費用を算出して出力する
    ことをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の栽培支援プログラム。
  3. 前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報が前提とする栽培地の気象データと、前記場所情報に対応する地域の気象データとの差分に応じて、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付を補正することを含む請求項1又は請求項2に記載の栽培支援プログラム。
  4. 前記栽培暦情報の補正は、前記栽培暦情報の各段階に対応付けられた日付の補正に対応して、各段階に応じて行われる作業のスケジュールを補正することを含む請求項3に記載の栽培支援プログラム。
  5. 前記記憶部から特定した栽培暦情報と、前記補正した栽培暦情報とを比較可能に画像化して表示する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の栽培支援プログラム。
  6. 植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付ける受付部と、
    植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定する特定部と、
    前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正する補正部と、
    補正した栽培暦情報を出力し、
    植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する出力部と、
    を含むことを特徴とする栽培支援装置。
  7. 植物に関する植物情報の入力を受け付けるとともに、前記植物を栽培する場所に関する場所情報の入力を受け付け、
    植物毎の栽培暦情報、及び地域毎の気象データを記憶する記憶部を参照して、入力を受け付けた前記植物情報に対応する栽培暦情報、及び前記場所情報に対応する地域の気象データを特定し、
    前記気象データに基づいて、前記栽培暦情報を、前記植物の前記場所における栽培に対応する栽培暦情報に補正し、
    補正した栽培暦情報を出力し、
    植物毎の栽培暦情報と、植物を栽培するために行う作業において使用する農業資材情報を対応付けて記憶しておき、前記補正した栽培暦情報から入力を受け付けた日付又は期間で使用する農業資材情報を出力する
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする栽培支援方法。
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