JP2002203002A - 農園芸品種情報の供給方法および該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体 - Google Patents

農園芸品種情報の供給方法および該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体

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JP2002203002A
JP2002203002A JP2001329343A JP2001329343A JP2002203002A JP 2002203002 A JP2002203002 A JP 2002203002A JP 2001329343 A JP2001329343 A JP 2001329343A JP 2001329343 A JP2001329343 A JP 2001329343A JP 2002203002 A JP2002203002 A JP 2002203002A
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agricultural
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Tomojiro Matsuyama
友次郎 松山
Ryuta Takada
竜太 高田
Toshiro Hirata
敏郎 平田
Kazunari Kawamata
一成 河俣
Misato Wada
実里 和田
Hidetoshi Suzuki
秀敏 鈴木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Takii Shubyo KK
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Takii Shubyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農園芸品の栽培に必要な情報を適切且つ簡便
に受給者に提供する。 【解決手段】 コンピュータシステム10,11,12
により農園芸品種情報の供給を行う方法。コンピュータ
システムに、各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の
栽培地別栽培開始時期情報および栽培地別栽培目的達成
時期情報とを記憶しておく。農園芸品種情報の受給者に
対して、栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階
と、各種農園芸品目を一覧表示し、栽培を希望する農園
芸品目の選択を促す段階と、希望する栽培開始時期の情
報または希望する栽培目的達成時期の情報の入力を促す
段階と、入力された地域情報と、選択された農園芸品目
と、入力された栽培開始時期情報または栽培目的達成時
期情報とに基づいて、該当する農園芸品目に含まれて栽
培可能な品種名を表示する段階とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムを用いた農園芸品種情報の供給方法に係り、特に、
個々の栽培地毎に適した品種に関する栽培情報を供給
し、栽培者毎の個別の栽培計画を支援する情報、及び特
定品目または品種に対する栽培目的達成時期情報(又は
栽培開始時期情報)により収穫(又は栽培開始)可能な
地域を知らせる地域情報を提供する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種苗販売会社が自社商品の栽培のための
情報(栽培地の気候条件に応じた播種時期や収穫時期、
あるいは開花時期、その他、生育のための諸注意事項な
ど)を顧客に提供するために、従来は商品カタログが利
用されていた。しかしながら、顧客にとってそのような
商品カタログは、栽培しようとする作物や草花の品目な
いし品種が決まっている場合には利用しやすいが、農園
芸に関する品目は多岐に渡っており、非常にその種類が
多い上に、栽培においては、地域・気候や時期等の多く
の条件が関係するものであり、実際には、その全てを1
冊の商品カタログには表現しきれず、大まかにまとめら
れているものが多く、熟練していない者にとっては、自
分の栽培条件(顧客の意図する栽培地や希望の播種時
期、収穫時期あるいは開花時期)に適した作物等の品目
または品種をカタログから選び出すことは非常に困難な
ものであった。
【0003】さらには、一般の農園芸家にとっては、例
えば年間を通して栽培計画を立てようとしても、どの時
期に何の種を播いて何時収穫し、次の作物は何を植えた
らよいのか、といった具体的な計画を商品カタログの情
報から立てることは、非常に手間のかかることである。
そして、そのような用途に利用できる商品情報が顧客に
提供できれば、顧客のニーズに対してよりよく対応でき
るものと思われる。
【0004】また、種苗販売会社にとっても、顧客が草
花や野菜の栽培に関する情報を簡単に入手できれば、顧
客の栽培意欲を高揚させる効果が得られ、種苗の販売促
進にもつながることになる。
【0005】さらには、例えば、大根や白菜等の野菜を
代表とする農産物や、草花等の各種農園芸品の取引き等
にその商品情報を利用する受益者(青果市場、花卉市
場、その他流通業者を通じ供給を受ける仲買業者や仲買
人、スーパーや量販店、コンビニエンスストア等の流通
・販売業者、大手レストラン・飲食チェーン店、その他
農産物等の利用により飲食物を提供する者等)が、必要
な農産物等の農園芸品目を希望する時期に、できれば希
望する品種がどこで収穫されるかがわかるようにできれ
ば、そのような情報は受益者の仕入れの参考とすること
ができ、或いは仕入れ計画の立案に資することができ、
非常に便利な対応が可能になるものと思われる。ひいて
は、日本の国土が南北に長く、高低差にも富んでいるこ
とにより、特定の品種、或いはそれに類する品種を一年
中に渡って調達することが可能であり、それらを簡便に
調達するための調達計画を立てることができるようにな
る。また、このようにして特定の品目または品種の農産
物が一年を通して、常に店頭に並ぶことになれば、消費
者(生活者)としても、通年に渡ってその農産物を購入
できるという恩恵を受けることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上述のような種苗市場における状況に鑑みて創案された
ものであり、その目的は、農園芸品種の栽培に必要な情
報を適切且つ簡便に受給者に供給する方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る農園芸品種
情報の供給方法は、上述の目的を達成するために以下の
ように構成されている。すなわち、コンピュータシステ
ムにより農園芸品種情報の供給を行う方法であって、上
記コンピュータシステムに、各種農園芸品目に対応する
農園芸品種毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽培地
別栽培目的達成時期情報とを記憶しておき、上記農園芸
品種情報の受給者に対して、栽培地を特定する地域情報
の入力を促す段階と、各種農園芸品目を表示し、栽培を
希望する農園芸品目の選択を促す段階と、希望する栽培
開始時期の情報または希望する栽培目的達成時期の情報
の入力を促す段階と、入力された地域情報と、選択され
た農園芸品目と、入力された栽培開始時期情報または栽
培目的達成時期情報とに基づいて、該当する農園芸品目
に含まれて栽培可能な品種名を表示する段階とを備えて
いる。
【0008】また、本発明に係る農園芸品種情報の別の
供給方法は、以下のように構成することができる。すな
わち、コンピュータシステムにより農園芸品種情報の供
給を行う方法であって、上記コンピュータシステムに、
各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培
開始時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報とを
記憶しておき、上記農園芸品種情報の受給者に対して、
栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、希望す
る栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達成時期
の情報の入力を促す段階と、入力された地域情報と、入
力された栽培開始時期情報または栽培目的達成時期情報
とに基づいて、該当する栽培可能な農園芸品目名を表示
し、栽培を希望する農園芸品目名の選択を促す段階と、
選択された農園芸品目に含まれる品種名を表示する段階
とを備える。
【0009】さらに別の供給方法として次のように構成
することもできる。すなわち、コンピュータシステムに
より農園芸品種情報の供給を行う方法であって、上記コ
ンピュータシステムに、各種農園芸品種毎の栽培地別栽
培開始時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報と
を記憶しておき、上記農園芸品種情報の受給者に対し
て、栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、希
望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達成
時期の情報の入力を促す段階と、入力された地域情報
と、入力された栽培開始時期情報または栽培目的達成時
期情報とに基づいて、該当する栽培可能な農園芸品種名
を表示する段階とを備える。
【0010】あるいは、本発明の別の形態として、コン
ピュータネットワークを介して農園芸品種情報の供給を
行う方法とすることもでき、この場合、上記農園芸品種
情報の供給者側のコンピュータ資源に、各種農園芸品目
に対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培開始時期情報お
よび栽培地別栽培目的達成時期情報とを記憶しておき、
上記農園芸品種情報を受給する側の端末を通じ、受給者
に対して、栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階
と、各種農園芸品目を表示し、栽培を希望する農園芸品
目の選択を促す段階と、希望する栽培開始時期の情報ま
たは希望する栽培目的達成時期の情報の入力を促す段階
と、入力された地域情報と、選択された農園芸品目と、
入力された栽培開始時期情報または栽培目的達成時期情
報とに基づいて、該当する農園芸品目に含まれて栽培可
能な品種名を表示する段階とを備えている。ここで供給
者側のコンピュータ資源と称しているのは、最も一般的
な手法としてインターネットにおけるホームページと考
えることができ、また、使用者が限定された特定コンピ
ュータネットワークにおける情報供給者側のホストコン
ピュータないしコンピュータ端末機を指す場合もあり得
る。
【0011】また、コンピュータネットワークを介する
別の方法として、農園芸品種情報の供給者側のコンピュ
ータ資源に、各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の
栽培地別栽培開始時期情報および栽培地別栽培目的達成
時期情報とを記憶しておき、上記農園芸品種情報を受給
する側の端末を通じ、受給者に対して、栽培地を特定す
る地域情報の入力を促す段階と、希望する栽培開始時期
の情報または希望する栽培目的達成時期の情報の入力を
促す段階と、入力された地域情報と、入力された栽培開
始時期情報または栽培目的達成時期情報とに基づいて、
該当する栽培可能な農園芸品目名を表示し、栽培を希望
する農園芸品目の選択を促す段階と、選択された農園芸
品目に含まれる品種名を表示する段階とを備えこともで
きる。あるいは、上記農園芸品種情報の供給者側のコン
ピュータ資源に、各種農園芸品種毎の栽培地別栽培開始
時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報とを記憶
しておき、上記農園芸品種情報を受給する側の端末を通
じ、受給者に対して、栽培地を特定する地域情報の入力
を促す段階と、希望する栽培開始時期の情報または希望
する栽培目的達成時期の情報の入力を促す段階と、入力
された地域情報と、入力された栽培開始時期情報または
栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培可能
な農園芸品種名を表示する段階とを備えてもよい。
【0012】上述した農園芸品種情報の各供給方法にお
いて、上記コンピュータシステムまたは上記農園芸品種
情報の供給者側のコンピュータ資源には、上記農園芸品
種毎に該品種の特性を含む詳細な栽培情報をさらに記憶
しておき、上記品種名を表示する段階は、該品種の上記
詳細な栽培情報を読み出して該情報と共に表示するのが
好ましい。農園芸品種情報の各供給方法において、さら
に上記詳細な栽培情報は、該当する品種の播種時期、定
植時期および収穫時期を示す栽培適期表を少なくとも掲
載したデータシートを含んでおり、上記表示された品種
名の中から希望する品種の選択を行うことにより、該デ
ータシートを表示する段階をさらに備えているのが好ま
しい。
【0013】また、上記品種名を表示する段階はさら
に、表示された品種名の中から栽培を希望する品種の選
択を促し、選択された品種の上記栽培目的達成時期情報
に基づいて、次に継続して栽培開始できる品種に該当す
る品種名をさらに表示する段階を備えることもできる。
この場合、上記コンピュータシステムまたは上記農園芸
品種情報の供給者側のコンピュータ資源には、上記農園
芸品種毎に該品種の特性を含む詳細な栽培情報をさらに
記憶しておき、上記品種名をさらに表示する段階はさら
に、表示された品種名の中から栽培を希望する品種の選
択を促し、選択された品種の上記詳細な栽培情報を読み
出して該情報と共に表示するのが好ましい。また、上記
詳細な栽培情報には、早晩性と、耐病性と、収量性と、
品質のうち少なくとも1つが含まれているのが好まし
い。
【0014】上述した農園芸品種情報の各供給方法にお
いて、上記地域情報は、郵便番号あるいは住所で入力で
きるようにすることができる。また、画面表示された地
図上の地域を選択することによって上記地域情報を入力
できるようにすることもできる。さらには、上記農園芸
品種情報の受給者は住所と共に会員登録されるようにし
ておき、登録された会員固有情報によって上記地域情報
を入力できるようにすることもできる。また、住所で入
力する場合には、階層(例えば、地方の階層、都道府県
の階層、市区町村の階層)毎に該当地域を一覧表示する
ようにしておき、その中から選択して入力するようにも
できる。
【0015】さらに本発明の別の形態として、上述した
農園芸品種情報の各供給方法をそれぞれコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録媒体に記録した、コ
ンピュータ読み取り可能な媒体の形態とすることもでき
る。
【0016】また、本発明に係る農園芸品種情報の別の
供給方法として、以下のように構成することもできる。
すなわち、コンピュータシステムにより農園芸品種情報
の供給を行う方法であって、上記コンピュータシステム
に、各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地別
栽培目的達成時期情報または栽培地別栽培開始時期情報
の少なくともいずれか一方を記憶しておき、上記農園芸
品種情報の受給者に対して、各種農園芸品目を表示し、
収穫ないし入手を希望する農園芸品目の選択を、または
播種ないし定植を希望する農園芸品目の選択を促す段階
と、希望する栽培目的達成時期の情報または希望する栽
培開始時期の情報の入力を促す段階と、選択された農園
芸品目と、入力された栽培目的達成時期または栽培開始
時期の情報とに基づいて、該当する品目が該当する時期
に収穫可能な地域または栽培開始可能な地域を示す地域
情報を表示する段階とを備える。
【0017】この場合、上記地域情報を表示する段階
は、気候区分に基づいて栽培地別に表示された地域の中
から所望の地域を選択することを促し、さらに、選択さ
れた所望の地域で該当する時期に収穫可能な又は栽培開
始可能な品種名を表示する段階を備えるのが好ましい。
また、上記選択された所望の地域で該当する時期に収穫
可能な又は栽培開始可能な品種名を表示する段階では、
表示された品種名と共に、該当する所望の地域における
栽培目的達成時期情報または栽培開始時期情報、および
作型が表示されるのが好ましい。
【0018】本発明に係る農園芸品種情報のさらに別の
供給方法は、コンピュータシステムにより農園芸品種情
報の供給を行う方法であって、上記コンピュータシステ
ムに、各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地
別栽培目的達成時期情報または栽培地別栽培開始時期情
報の少なくともいずれか一方を記憶しておき、上記農園
芸品種情報の受給者に対して、各種農園芸品目を表示
し、収穫ないし入手を希望する農園芸品目の選択を、ま
たは播種ないし定植を希望する農園芸品目の選択を促す
段階と、選択された農園芸品目に含まれる品種名を表示
する段階と、表示された品種名から収穫または入手を希
望する品種名の選択を、または播種ないし定植を希望す
る品種名の選択を促す段階と、希望する栽培目的達成時
期の情報または希望する栽培開始時期の情報の入力を促
す段階と、選択された品種名と、入力された栽培目的達
成時期または栽培開始時期の情報とに基づいて、該当す
る品種が該当する時期に収穫可能な地域または栽培開始
可能な地域を示す地域情報を表示する段階とを備える。
【0019】この場合、上記地域情報を表示する段階
は、気候区分に基づいて栽培地別に表示された地域の中
から所望の地域を選択することを促し、さらに、選択さ
れた所望の地域で該当する時期に収穫可能な又は栽培開
始可能な品種名を表示すると共に、選択された所望の地
域における栽培目的達成時期情報または栽培開始時期情
報、および作型を表示する段階を備えるのが好ましい。
【0020】特に、上記地域情報は地図表示されるのが
好ましい。また、上記収穫可能な地域または栽培開始可
能な地域を示す地域情報が画面表示され、該表示された
画面と同一の画面内に、該当品目または該当品種の栽培
目的達成時期または栽培開始時期について入力されてい
る時期以外の時期を選択することを可能にする時期選択
表示部分が含まれているのが好ましい。
【0021】本発明に係る農園芸品種情報のさらに別の
供給方法は、コンピュータネットワークを介して農園芸
品種情報の供給を行う方法であって、上記農園芸品種情
報の供給者側のコンピュータ資源に、各種農園芸品目に
対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培目的達成時期情報
または栽培地別栽培開始時期情報の少なくともいずれか
一方を記憶しておき、上記農園芸品種情報の受給者に対
して、各種農園芸品目を表示し、収穫ないし入手を希望
する農園芸品目の選択を、または播種ないし定植を希望
する農園芸品目の選択を促す段階と、希望する栽培目的
達成時期の情報または希望する栽培開始時期の情報の入
力を促す段階と、選択された農園芸品目と、入力された
栽培目的達成時期または栽培開始時期の情報とに基づい
て、該当する品目が該当する時期に収穫可能な地域また
は栽培開始可能な地域を示す地域情報を表示する段階と
を備える。
【0022】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施形態を説明す
るにあたって用語の意味を説明しておく。本明細書にお
いて「農園芸品目名」とは、果樹や野菜、あるいは草花
等の作物の品目名を示し、例えばリンゴやミカン、ほう
れん草や白菜、あるいはバラやチューリップ、米、大
豆、じゃがいも、芝といった品目名を示す。また「品種
名」とは、例えばリンゴの「ふじ」や「つがる」、米の
「コシヒカリ」や「ささにしき」のような品種名を示
す。「栽培開始時期」とは、種を播く「播種時期」また
は苗を植え付ける「定植時期」等を言う。さらに「栽培
目的達成時期」とは、例えば果樹や野菜の場合には「収
穫時期」を示し、草花の場合は「開花時期」または出荷
のための「収穫時期」等を示す。
【0023】図1は、本発明に係る農園芸品種情報の供
給方法を実施するための構成を示すブロック図である。
図中10は、インターネット等のコンピュータネットワ
ークであり、目的の農園芸品種情報を供給する側のホス
トコンピュータ11と、受給する側の複数のパソコンや
携帯電話、携帯端末などの端末装置12とが接続されて
いる。端末装置12は、ユーザとのインターフェースと
してそれぞれCRTやLCD等の表示部(音声案内等も
含む)と、キーボードやマウス等の入力部を備えてい
る。
【0024】図2は、ホストコンピュータ11の概略構
成を示すブロック図である。図中13はCPU等の制御
手段であり、各部の制御や種々の演算、データの転送、
データの一時的格納等を行う。14は、ネットワーク1
0を介して端末装置12から入力されるデータを制御す
るための入力制御手段である。15は、端末装置12へ
出力されるデータを制御する出力制御手段である。16
から20は、いずれもメモリであり、端末装置12の表
示部に各種画面を表示させたり、端末装置12からの入
力信号に応じて一定のプロセスを実行させるためのメイ
ンプログラムやサブプログラム、また、日本国内を品目
毎に対応する気候別に区分した地域を示す地域データ、
各種農園芸品目に関する品目データ、各種農園芸品種に
関する品種データ、さらには、登録されたクライアント
の個人情報を示す顧客データを格納している。
【0025】地域データは、住所に基づいて全国地方公
共団体コード(JIS X0201、5桁)が設定されるものと
する。この5桁のコードは、北海道、東北、関東、中
部、近畿、中国・四国、九州の7ブロックに分割された
「ブロック」と、気候区分による「地帯」(例えば、暖
地とか冷涼地、あるいは中間地等)とにそれぞれ対応さ
せている。国内の全ての住所について、また全ての品目
について栽培に関する気候区分が付与されている。ただ
し、品目によっては同一住所であっても地帯区分が異な
る場合がある。例えば、東京都江戸川区が、ほうれん草
に関しては「関東・暖地」であっても、大根に関しては
「関東・中間地」となる場合がある。すなわち地域デー
タは、品目毎に、地帯区分が当てはめられている。ま
た、一つの地方公共団体コードの中には、複数の気候区
分地帯が存在する場合がある。したがって、全国地方公
共団体コードを設定する前に、例外フラグが設定される
ようにしておき、例外とされる場合に「1」となるよう
にし、「ブロック」と「地帯」とを直接セットするもの
とする。
【0026】上述の品目データには、各品目毎に、気候
区分された地域毎に、また、ハウス栽培や露地栽培のよ
うな栽培方法毎に、播種時期や定植時期等の栽培開始時
期、また、それら播種時期や定植時期に応じた収穫時期
や開花時期を示す栽培時期データがそれぞれ含まれてお
り、かつ、その栽培時期データが該当する品種名を推奨
品種として示すデータが含まれている。
【0027】また品種データには、各品種毎に、その品
種に適した播種時期や定植時期、また、それら播種時期
や定植時期に応じた収穫時期や開花時期を示す栽培適期
データ、その他、適作型や耐病性、栽培上の諸注意事項
等の栽培情報を示す特性データが含まれている。
【0028】次に、品種情報の供給者側のホストコンピ
ュータ11と受給者側の端末装置12との間で行われる
実際の通信について説明する。
【0029】農園芸品の品種を検索しようとする情報受
給者側の端末装置12から情報供給者側のホストコンピ
ュータ11内の「農園芸品種情報供給ファイル」にアク
セスすると、図3に示すような第1画面が端末装置12
の表示部に表示される。第1画面は、栽培地を指定入力
させるための画面であるが、栽培地の入力方法として
は、地図から指定する方法と、郵便番号から指定する方
法と、会員登録により既に登録されている住所を指定す
る方法と、住所から選択入力する方法と、予め住所登録
している住所を指定する方法等がある。
【0030】地図から指定する方法は、地方ブロックの
選択、都道府県の選択、市区町村の選択というように3
段階の指定を地図上で行う。例えば東京都国立市在住の
情報受給者が栽培地を指定する場合について述べる。第
1画面に表示されている「地図から地域を選ぶ」の欄に
表示された地図から関東地方をポインターで指してクリ
ックすると、図4に示すように、関東地方の地図を示す
第2画面に表示が切り替わり、さらに東京都をクリック
すると、図5の東京都の拡大地図を示す第3画面に表示
が切り替わる。さらに、国立市が該当する中部地区をク
リックすると中部地区の拡大図を示す図6の第4画面に
切り替わり、ここで国立市をクリックして栽培地を指定
することができる。そして、指定された栽培地に基づ
き、上述した5桁の全国地方公共団体コードが特定され
る。さらには、例外地域として1つの団体コード内にお
いて、細分化されている地域もある。その場合において
は、地図上で区分や色分けされていても良いし、町名等
で選択させる画面に切替わることにより選択させること
としてもよいものである。
【0031】郵便番号から指定する方法は、第1画面に
表示されている「郵便番号で探す」の欄の郵便番号入力
テキストボックスにXXX-XXXXの形式で半角数字入力を行
うことで、対応する地域の5桁の全国地方公共団体コー
ドが特定される。入力された郵便番号が存在しない場
合、あるいは該当する栽培地が複数存在する場合は、
「住所で探す」の欄に住所の一覧をポップアップ表示
し、その一覧から一つの住所を選択して指定するように
する。住所の一覧表示も、都道府県名から市区町村名へ
と段階的に下の階層へ落とされていく。また、一つの地
方公共団体コードの中には、通常、複数の郵便番号が対
応しており、そのうちの一部が、他の郵便番号の地域と
異なる気候区分地帯となる場合がある。しかし、その場
合には全国地方公共団体コードを設定する前に例外フラ
グが設定されるようになっており、例外気候区分地帯と
なる郵便番号の地域には例外フラグ「1」が設定されて
いるので、その地域には「ブロック」と「地帯」とが直
接セットされている。
【0032】会員登録により登録されている栽培地を指
定する方法および、予め栽培地登録している住所を指定
する方法は、第1画面の「登録住所から選ぶ」の欄で、
それぞれに表示されている登録住所を選択する。それぞ
れ登録されている住所に基づいて5桁の全国地方公共団
体コードが特定されており、そのコードに対応して「ブ
ロック」と「地帯」とがセットされている。
【0033】栽培地の登録方法については、地図から指
定する方法か、あるいは郵便番号から指定する方法に基
づいて登録することができる。
【0034】栽培地住所が入力されて次の段階へ移る
と、図7に示す第5画面に表示が切り替わる。第5画面
は、希望する播種時期または収穫時期を指定させる画面
である。情報受給者は播種時期または収穫時期のどちら
を指定するのか選択し、各月毎に表示された「上旬」ボ
タンか「中旬」ボタン、あるいは「下旬」ボタンのいず
れかをクリックして希望の時期を選択することができ
る。時期が指定されると図8の第6画面に表示が切り替
わる。
【0035】第6画面は、栽培しようとする農園芸品の
品目を指定させる画面である。この画面ではデータのあ
る全品目を品目名表示したボタンが表示される。但し既
に指定した栽培地と栽培時期(播種時期または収穫時
期)に該当する品種が存在しない品目についても表示さ
れている可能性を有するものである。また、第6画面で
は、「何も指定しない」ボタンが設けられており、この
ボタンをクリックすることで画面の表示は切り替わり
(図9、第7画面)、既に指定した栽培地と栽培時期
(播種時期または収穫時期)に該当する品種が存在する
品目名を示すボタンのみが表示され、そのボタンをクリ
ックすることでその品目を選択指定することができる。
ボタンの横には、該当品種の数が括弧内に表示されてい
る。なお、該当品種がない品目については、「該当無
し」としてボタンは表示されず、その品目は選択指定す
ることができないようになっている。
【0036】情報受給者は、第6画面もしくは第7画面
で、栽培しようと思う品目名のボタンをクリックする
と、図10に示すような第8画面で、その品目に含まれ
る品種名と、それら品種毎の概略の特性が一覧表示され
る。すなわち、この一覧表示された品種が、情報受給者
の希望した栽培地で、希望した時期に栽培できる品種で
ある。図10の例は、希望栽培地を東京都国立市に指定
し、希望播種時期を3月下旬と指定し、希望品目で「ほ
うれん草」を選択した場合を示している。そして、第8
画面で品種名をクリックすることで、図11の第9画面
のように、その品種に関する詳細な情報が表示される。
図13および14に、上述した農園芸品種情報の検索手
順をフローチャートにして示す。なお、品種毎の詳細な
情報としては、早晩性、耐病性、収量性、品質等に関す
る情報、さらには栄養価、効能、市況関連情報、包装形
態の情報などの種々の情報を含めることができる。図1
1の例は、第8画面で「アンナ」という品種が選択され
た場合を示している。
【0037】品種に関する詳細な情報には、その品種の
特徴や栽培の要点が作物の写真と共に表示されており、
さらに、選択されたブロック(この例では関東地方)の
栽培適期表が含まれている。この表(図12の拡大図参
照)には、該当する品種の播種時期、定植時期および収
穫時期が作型毎のタイムチャートで表されている。図示
例の表からは、その品種(ほうれん草のアンナ)に対す
る気候区分として、関東地方には冷涼地、中間地、暖地
の区分が与えられていることが分かる。栽培地の東京都
国立市は、この場合は中間地に該当するので、その該当
欄の横に★印が付与されている。あるいは、その該当欄
を着色表示して示すことも可能である。
【0038】さらには、栽培適期表で、例えば中間地の
3月下旬にハウス・トンネル栽培で播種が可能と判断さ
れると、5月上旬が収穫期と判断できるので、5月中旬
以降は、他の作物を栽培できることが判断できる。した
がって、第9画面以降は、例えば「ほうれん草のアン
ナ」を3月下旬に播種して栽培した場合、その栽培地で
次に栽培可能な品目や品種を検索することは、栽培地と
栽培時期が特定されるので、「ほうれん草のアンナ」を
検索したプロセスと同じプロセスで続行することができ
る。すなわち、図11の第9画面で次の画面表示へ進む
のを促すように例えば「次へ」ボタンがあり、これをク
リックすることで、栽培地が東京都国立市で播種時期が
5月中旬のほうれん草で、栽培可能な品種の一覧を表示
するような第8画面(図10)と同様の画面に切り替わ
るようにすることもできる。あるいは、同じ品目ではな
く別の品目の栽培が希望される場合もあるので、継続し
て栽培できる品種を含む品目を一覧表示するような第7
画面(図9)と同様の画面に切り替わるようにすること
もできる。この場合、第7画面と同様の画面で品目を新
たに選択した後に第8画面と同様の画面に切り替わるの
で、この画面で最終的な希望品種を決定することができ
るようになる。この検索を繰り返すことで、情報受給者
は、例えば1年間を通した栽培計画を立てることもでき
る。
【0039】上述の実施形態では、希望する栽培の時期
を指定してから品目を選択しているが、先に、栽培しよ
うとする品目が決まっていることもあり、そのような場
合には、品目を指定してから栽培時期を指定するように
してもよい。そのためには、栽培地を指定した後、次の
ステップへ移行するときに、例えば「品目を指定します
か?」というチェックボックスと、「栽培時期を指定し
ますか?」というチェックボックスとが設けられている
のが好ましい。品目を先に指定する場合は、図8の第6
画面が先に表示されて品目の指定を終えてから図7の第
5画面へ移り、ここで時期が指定されると、情報受給者
の希望した栽培地で、希望の品目で希望の時期に栽培で
きる品種が第8画面(図10)で一覧表示される。
【0040】また、上述の実施形態では、栽培に適した
品種を検索するに先だって、各種品目の中から栽培した
い品目を選び、その品目内で適切な品種を検索するよう
にしているが、品目の区分をすることなく、全ての品目
を含めて栽培に適した品種を表示するようにしてもよ
い。いずれにしても、その中から適当な品種を選択して
クリックすれば第9画面の詳細な情報が表示されるの
で、情報の受給者は、そこから品目を確認することがで
きる。
【0041】また、供給しようとする農園芸品種情報自
体が、最初から品目毎に分かれており、検索を開始する
時点でどの品目に関する品種検索であるかが決まってい
てもよい。例えば、CD等の記録媒体に格納されたソフ
トウェアの形式をとる場合には、データの大きさによっ
て最初から特定の品目用としておくことが考えられる。
【0042】上述のように、栽培地を指定した後、希望
する栽培時期(播種・定植・収穫等)、及び品目を指定
することにより品種が一覧表示(図10の第8画面)さ
れる一連の実施形態を第1実施形態とし、これとは別の
実施形態として次のような第2実施形態を考えることも
可能である。すなわち、農作物の卸売り業者等が、ある
時期に収穫される特定の品目或いは特定の品種につい
て、その作物の仕入れ等の調達を行いたいというような
要望を持つ場合、或いは、例えば数ヶ月といった一定期
間にわたって、または一年中を通して同様の収穫による
調達を行いたいというような要望を持つ場合、それらの
要望を考慮すると、その時期や一定期間中に、目的とす
る品目或いは品種がどの地域において収穫されるか、さ
らには、どのような作型で収穫されるかといった情報を
得るということが有用である。つまり、第1の実施形態
とは反対の機能として、所謂「逆引き機能」を持たせる
ことも可能である。
【0043】この「逆引き機能」について、以下に第2
実施形態として具体的に説明する。まず、この場合、初
期画面として、例えば前記第1実施形態の第1画面(図
3)において、「逆引き」を行いたい場合に対応するボ
タンを表示(不図示)しておき、そのボタンがクリック
されることにより、まず前述した第5画面(図7)とほ
ぼ同様の画面が、第10画面として図15のように表示
される。次に、情報受給者は表示された収穫時期のうち
希望する時期を、各月毎に「上旬」「中旬」「下旬」に
て表示されたボタンのいずれかをクリックすることによ
り選択し、時期が指定されることで図16の第11画面
に表示が切り替わる。
【0044】第11画面は、調達しようとする農園芸品
の品目を指定させる画面である。第11画面では、第1
実施形態における第6画面(図8)での操作と同様に希
望の品目名を示すボタンをクリックする。希望品目名を
指定することにより、該当品目に含まれる品種で、且つ
指定された時期に収穫可能である品種のデータから得ら
れる収穫可能な地域が地図情報にて表示される。図17
は、その一例を示す第12画面の図であり、日本地図上
で気候区分に基づいて複数の地域に分割されている。例
えば、図15の収穫時期を選択する第10画面で「5月
上旬」を指定し、続いて図16の第11画面にて「カボ
チャ」の品目を選択すると、図17の第12画面によ
り、その指定時期にその該当品目の収穫が可能な地域が
日本地図上で示される。第12画面では、斜線を施した
部分として表示されている。表示の仕方としては、斜線
表示に限定されるものではなく、例えば色分けするな
ど、他の視覚的に判別可能なものであってもよい。或い
は、該当する地域名等を文字情報により一覧表形式で表
示することなども可能である。なお、品種選択の第11
画面(図16)は、第1実施形態における第7画面(図
9)のように、指定された収穫時期での該当品種の数が
括弧内に表示し、該当品目がない品目については、「該
当無し」としてボタンを表示しないように表す第13画
面(図18)のように構成することも可能である。
【0045】図示例の第12画面では、四国地域と九州
地域とに斜線が施されており、気候区分として二つの地
域で該当品目について該当時期に収穫可能な、或いは栽
培開始が可能な品種が存在することが示されている。そ
の中で、例えば四国地域についてそのような品種情報が
ほしい場合には、四国地域を選択すべくその斜線部分を
クリックすると、画面表示は図19に示されるような第
14画面に切り替わる。第14画面では、その選択され
た所望の地域において収穫可能な品種の一覧表示等の表
示がなされ、品種名とともに、その品種に関連する情報
である作型や特徴が同時に表示されるようになってい
る。所望の地域であることの認識は、画面上でポインタ
ーを地図上の適当な箇所に持っていくと、その地域の位
置でポインターが例えば矢印マークから手型マークに変
わることで、ユーザーはその近辺が品種情報の表示が可
能な地域の一つであることを知ることができる。勿論、
第12画面(図17)で斜線を施した部分が気候区分と
して一つの地域である場合や三つ以上となる場合、さら
には日本全国となる場合もあり得るし、或いは、地域的
にも時期的にも該当する品種がない場合には、斜線を施
した部分は現れない。
【0046】第2実施形態でも、第1実施形態と同様、
第14画面(図19)で品種名をクリックすることで、
図11の第9画面のように、その品種に関する詳細な情
報が表示される。また、図17の画面表示の左側上方に
ある「全地域表示」ボタンをクリックすることにより、
図20〜22(第15画面)に示すように、全地域(第
12画面で斜線表示された全地域)に対する収穫可能な
品種表示を行うことも可能である。なお、第15画面は
図20〜22に分けて示しているが、画面スクロールに
よって連続する一画面である。図23、図24に、上述
した農園芸品目或いは品種に対する地域情報の提供に対
する検索手順をフローチャートにして示す。
【0047】また、品目にて検索を行うのと同様、品種
にて検索を行うことも可能である。その場合、表示され
る地域は狭くなるかもしれないが、農作物の卸売り業者
等の受益者にとっては、最も希望する品種のみについて
の収穫地域情報を即座に得ることができるので、非常に
便利なものとなる。さらには、この場合、図17に示さ
れる地域情報でその検索を終了するものとしても良い
し、また作型等のどうしても必要な情報については、上
述のように次画面(ここに説明した実施形態では図19
の第14画面)にて該当品種に対する関連情報として表
示するようにしても良い。また、図17の収穫可能地域
を示す画面にて同時に、その用途にとって必要最低限の
情報を表示することとしてもよいものである。
【0048】また、この品種での検索の場合には、上記
で説明を行ったように図16の第11画面にて品目名を
クリックした後、該当品種を一覧表示等で表示し、その
表示画面の中から1つの品種を選択させるようにしても
よい。或いは、第6画面(図8)で品種名の直接入力を
可能にしたように、第11画面(図16)でも同様に品
種名を直接入力させるようにしてもよい。さらには、第
11画面の左側に表示されている「品種名一覧表示」ボ
タンにより、図25〜27(第16画面)に示すよう
に、収穫可能な全品種を表示し、その中から1つを選択
させるようにしても構わないものである(品目を選択さ
せるのではなく)。図25〜27は、画面スクロールに
よって連続する一画面を示している。
【0049】さらには、図17の地図を表示する第12
画面においては、図28に示すように、画面の下段に1
年分の各月を示すボタン表示をしておき、所望の月のボ
タンをポインターで指し示すと、「上旬」「中旬」「下
旬」の区分がプルダウン表示されて選択できるようにし
てもよい。図28では、6月のボタンをポインターで指
し示した場合の状態を例示している。また、「次の時
期」「前の時期」という、「中旬」であれば、それぞれ
「下旬」「上旬」に対応するボタンを設けて、該当品目
或いは品種についての収穫可能地域を指定される時期に
応じて画面変化させていくことも可能である。また1年
分の月表示に替わって、指定した収穫時期の前後数ヶ月
のみの表示としたり、上記の各種ボタン表示のうち一部
だけを利用する等、使用者や設置箇所等の環境に応じて
随時設定すれば良いものである。さらには、図28の画
面右側に示すように、現在検索中の品目以外の品目につ
いても検索可能なように品目名を列挙しておき、その品
目名をクリックすることにより、指定されている時期で
収穫可能地域表示を画面変化させていくことも可能であ
る。
【0050】また上述の説明では、収穫時期を指定した
場合に目的の作物を調達できる地域を表示して種々の情
報提供を行う場合のみを例に挙げて述べているが、播種
時期を指定して同様の地域情報や、その該当品目或いは
品種に関する情報を提供することも勿論可能である。そ
の場合、提供される情報は、播種時期を代表とする栽培
開始時期に関する情報に基づくものである。農産物の生
産者に対して若しくは一般消費者(生活者)に対して、
種苗等の農園芸品を提供する業者(種苗店、農業協同組
合、ホームセンター等)は、このようにして通年に渡る
特定品目や品種毎の播種可能な地域を示す情報が事前に
把握できることで、それら種苗等の農園芸品の提供を通
年に渡って安定して行うことができる。さらに言及すれ
ば、上述した第2の実施形態は、収穫時期データとその
他の各種データによる栽培目的達成時期情報がコンピュ
ータ内に格納されていなくとも、播種時期データとその
他の各種データとによる栽培開始時期情報のみがコンピ
ュータ内に格納されていれば有効な場合もある。
【0051】また上述の説明では、品種情報を供給する
だけの場合を例に挙げて述べているが、品種情報の受給
者側で検索した品種について、希望する品種を指定する
ことによりその品種の購入を可能とする受発注システム
にまで発展させることも勿論可能である。
【0052】また、以上の説明は、コンピュータネット
ワークを利用してホストコンピュータ11から各クライ
アントの端末装置12へ農園芸品種情報を供給する方法
について述べたが、それらのプログラムおよびデータを
メモリに格納した単一のコンピュータ端末装置を、例え
ば園芸品取り扱い店等の店頭に設置しておき、個別の顧
客が店頭で自由に利用できるようにすることも可能であ
る。また、同様のプログラムおよびデータをアプリケー
ションソフトとして格納したCD等の記録媒体の形で顧
客に提供することも可能である。
【0053】さらに、栽培地の入力や登録の方法とし
て、電話番号と住所情報とを予め関連付けて登録してお
き、電話番号を入力するだけで栽培地を特定するように
もできる。あるいは、情報受給者が所持している携帯端
末装置(PDAやPHS等)の位置情報(経度、緯度
等)を送信・受信して栽培地を特定する方法も利用でき
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によって農園芸品
種の情報を顧客に供給することができれば、農家のみな
らず一般の方が家庭菜園などで農園芸品種を栽培するの
に必要な且つ適切な情報を簡便に得ることができ、栽培
に必要な細かい知識を持たない一般人であっても、容易
に栽培を楽しむことができるようになる。そして、この
ような広範な且つ適切なデータによる簡便な情報の供給
は、顧客の拡大を図るうえで非常に有効な手段となり得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る農園芸品種情報の供給方法を実
施するための構成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるホストコンピュータの概略構成
を示すブロック図である。
【図3】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第1画面を示す図である。
【図4】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第2画面を示す図である。
【図5】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第3画面を示す図である。
【図6】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第4画面を示す図である。
【図7】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第5画面を示す図である。
【図8】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第6画面を示す図である。
【図9】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータの
表示部に表示される第7画面を示す図である。
【図10】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第8画面を示す図である。
【図11】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第9画面を示す図である。
【図12】 図11の第9画面における栽培適期表の拡
大図である。
【図13】 農園芸品種情報の検索手順を示すフローチ
ャート図である。
【図14】 農園芸品種情報の検索手順を示す、図13
に続くフローチャート図である。
【図15】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第10画面を示す図である。
【図16】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第11画面を示す図である。
【図17】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第12画面を示す図である。
【図18】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第13画面を示す図である。
【図19】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第14画面を示す図である。
【図20】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第15画面を示す図である。
【図21】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第15画面を示す図である。
【図22】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第15画面を示す図である。
【図23】 農園芸品種情報の検索手順を示すフローチ
ャート図である。
【図24】 農園芸品種情報の検索手順を示す、図23
に続くフローチャート図である。
【図25】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第16画面を示す図である。
【図26】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第16画面を示す図である。
【図27】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第16画面を示す図である。
【図28】 農園芸品種情報の検索中に、コンピュータ
の表示部に表示される第12画面の変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ネットワーク 11 情報供給者側のホストコンピュータ 12 情報受給者側の端末装置 13 制御手段 14 入力制御手段 15 出力制御手段 16 メモリ 17 メモリ 18 メモリ 19 メモリ 20 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 友次郎 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷 町180 タキイ種苗株式会社内 (72)発明者 高田 竜太 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷 町180 タキイ種苗株式会社内 (72)発明者 平田 敏郎 京都府京都市下京区西木屋町通松原上ル三 丁目市之町250番地3 ティエス商事株式 会社内 (72)発明者 河俣 一成 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 和田 実里 大阪府大阪市東成区玉津3丁目12番32号 株式会社ディー・エヌ・ピー・メディアク リエイト関西内 (72)発明者 鈴木 秀敏 東京都新宿区原町3丁目87番4号エヌティ ービル 株式会社ディー・エヌ・ピー・デ ジタルコム内 Fターム(参考) 5B075 ND02 ND06 PP13 PQ46 UU13

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにより農園芸品種
    情報の供給を行う方法であって、 上記コンピュータシステムに、各種農園芸品目に対応す
    る農園芸品種毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽培
    地別栽培目的達成時期情報とを記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 各種農園芸品目を表示し、栽培を希望する農園芸品目の
    選択を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、選択された農園芸品目と、入力
    された栽培開始時期情報または栽培目的達成時期情報と
    に基づいて、該当する農園芸品目に含まれて栽培可能な
    品種名を表示する段階とを備えたことを特徴とする、農
    園芸品種情報の供給方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータシステムにより農園芸品種
    情報の供給を行う方法であって、 上記コンピュータシステムに、各種農園芸品目に対応す
    る農園芸品種毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽培
    地別栽培目的達成時期情報とを記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品目名を表示し、栽培を希望する農園芸品
    目名の選択を促す段階と、 選択された農園芸品目に含まれる品種名を表示する段階
    とを備えたことを特徴とする、農園芸品種情報の供給方
    法。
  3. 【請求項3】 コンピュータシステムにより農園芸品種
    情報の供給を行う方法であって、 上記コンピュータシステムに、各種農園芸品種毎の栽培
    地別栽培開始時期情報および栽培地別栽培目的達成時期
    情報とを記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品種名を表示する段階とを備えたことを特
    徴とする、農園芸品種情報の供給方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータネットワークを介して農園
    芸品種情報の供給を行う方法であって、 上記農園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源に、
    各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培
    開始時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報とを
    記憶しておき、 上記農園芸品種情報を受給する側の端末を通じ、受給者
    に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 各種農園芸品目を表示し、栽培を希望する農園芸品目の
    選択を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、選択された農園芸品目と、入力
    された栽培開始時期情報または栽培目的達成時期情報と
    に基づいて、該当する農園芸品目に含まれて栽培可能な
    品種名を表示する段階とを備えたことを特徴とする、農
    園芸品種情報の供給方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータネットワークを介して農園
    芸品種情報の供給を行う方法であって、 上記農園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源に、
    各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培
    開始時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報とを
    記憶しておき、 上記農園芸品種情報を受給する側の端末を通じ、受給者
    に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品目名を表示し、栽培を希望する農園芸品
    目の選択を促す段階と、 選択された農園芸品目に含まれる品種名を表示する段階
    とを備えたことを特徴とする、農園芸品種情報の供給方
    法。
  6. 【請求項6】 コンピュータネットワークを介して農園
    芸品種情報の供給を行う方法であって、 上記農園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源に、
    各種農園芸品種毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽
    培地別栽培目的達成時期情報とを記憶しておき、 上記農園芸品種情報を受給する側の端末を通じ、受給者
    に対して、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品種名を表示する段階とを備えたことを特
    徴とする、農園芸品種情報の供給方法。
  7. 【請求項7】 上記コンピュータシステムまたは上記農
    園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源には、上記
    農園芸品種毎に該品種の特性を含む詳細な栽培情報をさ
    らに記憶しておき、 上記品種名を表示する段階は、該品種の上記詳細な栽培
    情報を読み出して該情報と共に表示する、請求項1ない
    し6のいずれかに記載の農園芸品種情報の供給方法。
  8. 【請求項8】 上記詳細な栽培情報は、該当する品種の
    播種時期、定植時期および収穫時期を示す栽培適期表を
    少なくとも掲載したデータシートを含んでおり、 上記表示された品種名の中から希望する品種の選択を行
    うことにより、該データシートを表示する段階をさらに
    備える、請求項7記載の農園芸品種情報の供給方法。
  9. 【請求項9】 上記品種名を表示する段階はさらに、表
    示された品種名の中から栽培を希望する品種の選択を促
    し、 選択された品種の上記栽培目的達成時期情報に基づい
    て、次に継続して栽培開始できる品種に該当する品種名
    をさらに表示する段階を備える、請求項1ないし8のい
    ずれかに記載の農園芸品種情報の供給方法。
  10. 【請求項10】 上記コンピュータシステムまたは上記
    農園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源には、上
    記農園芸品種毎に該品種の特性を含む詳細な栽培情報を
    さらに記憶しておき、 上記品種名をさらに表示する段階はさらに、表示された
    品種名の中から栽培を希望する品種の選択を促し、 選択された品種の上記詳細な栽培情報を読み出して該情
    報と共に表示する、請求項9記載の農園芸品種情報の供
    給方法。
  11. 【請求項11】 上記詳細な栽培情報には、早晩性と、
    耐病性と、収量性と、品質のうち少なくとも1つが含ま
    れる、請求項7ないし10のいずれかに記載の農園芸品
    種情報の供給方法。
  12. 【請求項12】 上記地域情報は郵便番号で入力でき
    る、請求項1ないし11のいずれかに記載の農園芸品種
    情報の供給方法。
  13. 【請求項13】 上記地域情報は住所で入力できる、請
    求項1ないし12のいずれかに記載の農園芸品種情報の
    供給方法。
  14. 【請求項14】 上記地域情報は、画面表示された地図
    上の地域を選択することによって入力できる、請求項1
    ないし13のいずれかに記載の農園芸品種情報の供給方
    法。
  15. 【請求項15】 上記農園芸品種情報の受給者は住所と
    共に会員登録され、上記地域情報は、登録された会員固
    有情報で入力できる、請求項1ないし11のいずれかに
    記載の農園芸品種情報の供給方法。
  16. 【請求項16】 各種農園芸品目に対応する農園芸品種
    毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽培地別栽培目的
    達成時期情報が格納されており、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 各種農園芸品目を表示し、栽培を希望する農園芸品目の
    選択を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、選択された農園芸品目と、入力
    された栽培開始時期情報または栽培目的達成時期情報と
    に基づいて、該当する農園芸品目に含まれて栽培可能な
    品種名を表示する段階とを有する、農園芸品種情報の供
    給方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  17. 【請求項17】 各種農園芸品目に対応する農園芸品種
    毎の栽培地別栽培開始時期情報および栽培地別栽培目的
    達成時期情報が格納されており、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品目名を表示し、栽培を希望する農園芸品
    目名の選択を促す段階と、 選択された農園芸品目に含まれる品種名を表示する段階
    とを有する、農園芸品種情報の供給方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な媒体。
  18. 【請求項18】 各種農園芸品種毎の栽培地別栽培開始
    時期情報および栽培地別栽培目的達成時期情報が格納さ
    れており、 栽培地を特定する地域情報の入力を促す段階と、 希望する栽培開始時期の情報または希望する栽培目的達
    成時期の情報の入力を促す段階と、 入力された地域情報と、入力された栽培開始時期情報ま
    たは栽培目的達成時期情報とに基づいて、該当する栽培
    可能な農園芸品種名を表示する段階とを有する、農園芸
    品種情報の供給方法をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒
    体。
  19. 【請求項19】 上記農園芸品種毎に該品種の特性を含
    む詳細な栽培情報がさらに格納されており、 上記品種名を表示する段階は、該品種の上記詳細な栽培
    情報を読み出して該情報と共に表示する、請求項16な
    いし18のいずれかに記載の農園芸品種情報の供給方法
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な媒体。
  20. 【請求項20】 上記詳細な栽培情報は、該当する品種
    の播種時期、定植時期および収穫時期を示す栽培適期表
    を少なくとも掲載したデータシートを含んでおり、 上記表示された品種名の中から希望する品種の選択を行
    うことにより、該データシートを表示する段階をさらに
    備える、請求項19記載の農園芸品種情報の供給方法を
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な媒体。
  21. 【請求項21】 上記品種名を表示する段階はさらに、
    表示された品種名の中から栽培を希望する品種の選択を
    促し、 選択された品種の上記栽培目的達成時期情報に基づい
    て、次に継続して栽培開始できる品種に該当する品種名
    をさらに表示する段階を、さらに備える上記農園芸品種
    情報の供給方法を、コンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録した、請求項16ないし20のいずれか
    に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  22. 【請求項22】 上記農園芸品種毎に該品種の特性を含
    む詳細な栽培情報がさらに格納されており、 上記品種名をさらに表示する段階はさらに、表示された
    品種名の中から栽培を希望する品種の選択を促し、 選択された品種の上記詳細な栽培情報を読み出して該情
    報と共に表示する上記農園芸品種情報の供給方法を、コ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、
    請求項21に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  23. 【請求項23】 上記詳細な栽培情報には、早晩性と、
    耐病性と、収量性と、品質のうち少なくとも1つが含ま
    れる、請求項19ないし22のいずれかに記載の農園芸
    品種情報の供給方法をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒
    体。
  24. 【請求項24】 上記地域情報は郵便番号で入力でき
    る、請求項16ないし23のいずれかに記載の農園芸品
    種情報の供給方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  25. 【請求項25】 上記地域情報は住所で入力できる、請
    求項16ないし24のいずれかに記載の農園芸品種情報
    の供給方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  26. 【請求項26】 上記地域情報は、画面表示された地図
    上の地域を選択することによって入力できる、請求項1
    6ないし25のいずれかに記載の農園芸品種情報の供給
    方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  27. 【請求項27】 上記農園芸品種情報の受給者は住所と
    共に会員登録され、上記地域情報は、登録された会員固
    有情報で入力できる、請求項16ないし23のいずれか
    に記載の農園芸品種情報の供給方法をコンピュータに実
    行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な媒体。
  28. 【請求項28】 コンピュータシステムにより農園芸品
    種情報の供給を行う方法であって、 上記コンピュータシステムに、各種農園芸品目に対応す
    る農園芸品種毎の栽培地別栽培目的達成時期情報または
    栽培地別栽培開始時期情報の少なくともいずれか一方を
    記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 各種農園芸品目を表示し、収穫ないし入手を希望する農
    園芸品目の選択を、または播種ないし定植を希望する農
    園芸品目の選択を促す段階と、 希望する栽培目的達成時期の情報または希望する栽培開
    始時期の情報の入力を促す段階と、 選択された農園芸品目と、入力された栽培目的達成時期
    または栽培開始時期の情報とに基づいて、該当する品目
    が該当する時期に収穫可能な地域または栽培開始可能な
    地域を示す地域情報を表示する段階とを備えたことを特
    徴とする、農園芸品種情報の供給方法。
  29. 【請求項29】 上記地域情報を表示する段階は、気候
    区分に基づいて栽培地別に表示された地域の中から所望
    の地域を選択することを促し、 さらに、選択された所望の地域で該当する時期に収穫可
    能な又は栽培開始可能な品種名を表示する段階を備え
    る、請求項28記載の農園芸品種情報の供給方法。
  30. 【請求項30】 上記選択された所望の地域で該当する
    時期に収穫可能な又は栽培開始可能な品種名を表示する
    段階では、表示された品種名と共に、該当する所望の地
    域における栽培目的達成時期情報または栽培開始時期情
    報、および作型が表示される、請求項29記載の農園芸
    品種情報の供給方法。
  31. 【請求項31】 コンピュータシステムにより農園芸品
    種情報の供給を行う方法であって、 上記コンピュータシステムに、各種農園芸品目に対応す
    る農園芸品種毎の栽培地別栽培目的達成時期情報または
    栽培地別栽培開始時期情報の少なくともいずれか一方を
    記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 各種農園芸品目を表示し、収穫ないし入手を希望する農
    園芸品目の選択を、または播種ないし定植を希望する農
    園芸品目の選択を促す段階と、選択された農園芸品目に
    含まれる品種名を表示する段階と、表示された品種名か
    ら収穫または入手を希望する品種名の選択を、または播
    種ないし定植を希望する品種名の選択を促す段階と、 希望する栽培目的達成時期の情報または希望する栽培開
    始時期の情報の入力を促す段階と、 選択された品種名と、入力された栽培目的達成時期また
    は栽培開始時期の情報とに基づいて、該当する品種が該
    当する時期に収穫可能な地域または栽培開始可能な地域
    を示す地域情報を表示する段階とを備えたことを特徴と
    する、農園芸品種情報の供給方法。
  32. 【請求項32】 上記地域情報を表示する段階は、気候
    区分に基づいて栽培地別に表示された地域の中から所望
    の地域を選択することを促し、 さらに、選択された所望の地域で該当する時期に収穫可
    能な又は栽培開始可能な品種名を表示すると共に、選択
    された所望の地域における栽培目的達成時期情報または
    栽培開始時期情報、および作型を表示する段階を備え
    る、請求項31記載の農園芸品種情報の供給方法。
  33. 【請求項33】 上記地域情報が地図表示される、請求
    項28ないし32のいずれかに記載の農園芸品種情報の
    供給方法。
  34. 【請求項34】 上記収穫可能な地域または栽培開始可
    能な地域を示す地域情報が画面表示され、該表示された
    画面と同一の画面内に、該当品目または該当品種の栽培
    目的達成時期または栽培開始時期について入力されてい
    る時期以外の時期を選択することを可能にする時期選択
    表示部分が含まれている、請求項28ないし33のいず
    れかに記載の農園芸品種情報の供給方法。
  35. 【請求項35】 コンピュータネットワークを介して農
    園芸品種情報の供給を行う方法であって、 上記農園芸品種情報の供給者側のコンピュータ資源に、
    各種農園芸品目に対応する農園芸品種毎の栽培地別栽培
    目的達成時期情報または栽培地別栽培開始時期情報の少
    なくともいずれか一方を記憶しておき、 上記農園芸品種情報の受給者に対して、 各種農園芸品目を表示し、収穫ないし入手を希望する農
    園芸品目の選択を、または播種ないし定植を希望する農
    園芸品目の選択を促す段階と、 希望する栽培目的達成時期の情報または希望する栽培開
    始時期の情報の入力を促す段階と、 選択された農園芸品目と、入力された栽培目的達成時期
    または栽培開始時期の情報とに基づいて、該当する品目
    が該当する時期に収穫可能な地域または栽培開始可能な
    地域を示す地域情報を表示する段階とを備えたことを特
    徴とする、農園芸品種情報の供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014007109A1 (ja) * 2012-07-04 2016-06-02 ソニー株式会社 農作業支援装置および方法、プログラム、記録媒体、並びに農作業支援システム
JP2019020922A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 富士通株式会社 栽培支援プログラム、装置、及び方法
JP2019020923A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 富士通株式会社 栽培支援プログラム、装置、及び方法

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